JPH09312924A - 地中電線管路 - Google Patents

地中電線管路

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JPH09312924A
JPH09312924A JP12737396A JP12737396A JPH09312924A JP H09312924 A JPH09312924 A JP H09312924A JP 12737396 A JP12737396 A JP 12737396A JP 12737396 A JP12737396 A JP 12737396A JP H09312924 A JPH09312924 A JP H09312924A
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JP
Japan
Prior art keywords
concrete
pipe
resin
joint portion
concrete pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP12737396A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiichi Yamashita
昭市 山下
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NIHON KAI CONCRETE IND
NIHONKAI CONCRETE KOGYO KK
Original Assignee
NIHON KAI CONCRETE IND
NIHONKAI CONCRETE KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地中電線管路を、様々な外力に耐え得る強度
を持ち、不等沈下や地震による変位への追従性も高く、
電線格納部の対外水密・気密性の高い安価なものとする
こと。 【解決手段】 円筒状を呈するコンクリート管の中空部
12に、電線30を配した樹脂管を挿通し、コンクリー
ト管及び樹脂管を、各々の継手部50,60に、シール
材70を介在して連結し、コンクリート管の雌の継手部
51の内面側に、相接合するコンクリート管の雄の継手
部52が該コンクリート管の長手方向に沿って摺動し得
る可動領域90を設けて成る地中電線管路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に配した電線
を保護する地中電線管路に関する。
【0002】
【従来の技術】高度情報通信社会の構築が図られている
今日、その主体的構造物である地中電線管路の構築にあ
たり種々の構造方式が提案されている。例えば、図4の
如く樹脂系の単管100を多条寄せ集めて配設する単管
路方式や、図3や図5の如く蓮根状に中空部を有するコ
ンクリート製の多孔ブロック110を連結して配設する
多孔管方式等がそれである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の方式のう
ち、単管路方式にあっては、気密・水密性や変位追従性
が高いという利点はあるものの、主に樹脂で成形されて
いることもあって強度が不足する場合が多く、車輪荷
重、土圧、地下水圧、地震荷重等の外力に耐え得る強度
をもった管は極めて高価格であるという問題がある。
又、多孔管方式にあっては、コンクリートといった単一
素材をもって構築された中空部に電線を挿通する方式で
あることから、車輪荷重、土圧、地下水圧、地震荷重等
の外力に耐え得る強度は備えているものの、管の長手方
向継手の変位追従性や気密性の保持等において不具合な
面があるなど、選択する工法について個々の短所があ
る。又、いずれの方式にあっても、配設施工時における
掘削範囲が比較的広いために建設価格が高価につくとい
う問題もあった。一本の地中電線管路等に複数の電線管
路管理者が共存するこの種管路等の構築にあたり、挿入
される各種ケーブルの特性を考慮しつつ必要とする要求
品質を共に満足させることは誠に至難である。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みて成されたもの
であって、様々な外力に耐え得る強度を持ち、不等沈下
や地震による変位への追従性も高く、電線格納部の対外
水密・気密性の高い安価な地中電線管路の提供を目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明による地中電線管路は、円筒状を呈す
るコンクリート管の中空部に、電線を配した樹脂管を挿
通し、該コンクリート管及び樹脂管を各々の継手部にシ
ール材を介在して連結し、コンクリート管の雌の継手部
の内面側に、相接合するコンクリート管の雄の継手部が
該コンクリート管の長手方向に沿って摺動し得る可動領
域を設けて成ることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明による地中電線管路
の実施の形態を図面に基づき説明する。図1に示す地中
電線管路は、コンクリート管の中空部12に、電線30
が通る樹脂管を挿通し、該コンクリート管及び樹脂管を
各々の継手部50,60を介して連結したものである。
【0007】コンクリート管は、円筒状を呈し、文字通
り外力に耐え得る強度を持ったコンクリートを素材とす
る。コンクリート管同士は、両端の継手部をもって長く
連結されるが、一般的なストレート管10においては、
シール材70としてOリングを固定すべく外周面に定着
部を形成した雄の継手部52と、相接合する他管11の
雄の継手部52を覆うカブリ部80を設けた雌の継手部
51が、相反する側の端部にそれぞれ設けられている。
【0008】カブリ部80の内径は、雄の継手部52の
外形より僅かに大きく設定され、該カブリ部80の内面
側に、相接合するコンクリート管11の雄の継手部52
がコンクリート管10,11の長手方向に沿って一定長
摺動し得る可動領域90が設定されており、該可動領域
90を確保するに適した侵入量を確認するための標線2
0が雄の継手部52の外周面に記してある。場合によっ
ては、外力で継手部50に曲げ変位が生じた際にもに幾
らか追従できるよう、カブリ部80の内面に、例えばテ
ーパー状の遊び部を形成しても良く、遊び部を形成し更
にシール材70を一面に定着しておけば不等沈下で継手
部50に大きな力が加わったとしても、遊び部による逃
げと、シール材70の弾力性によって継手部50の破損
を防止することもできる。尚、継手部50におけるシー
ル材70として定着するOリングにはゴム等シール性の
高い頑丈な素材を使用し、相接合するコンクリート管が
外力によって多少ずれたとしてもシール性が確保できる
よう、素材自体の伸縮性を考慮しつつ定常時の厚みが圧
縮時における厚みより十分に大きくなるように形成す
る。
【0009】管路が屈曲する箇所においては、コンクリ
ートの曲管を使用してその電線格納部に樹脂管を挿通
し、配設方向の異なるコンクリート管は、コンクリート
製のハンドホール又はボックスカルバート等(以下、ボ
ックス類という。)を介して接続することとなるが、コ
ンクリート製の部材同士を直接接続したのでは、地震等
の強制変位にたいしての適応性に欠けるので、ボックス
類に対しては耐圧・可撓性のある特別仕様の樹脂管を介
して接続することが望ましい。又、相互に最も近接した
ハンドホールやボックスカルバート間に介在するコンク
リート管が比較的短ければ、コンクリート管の中空部の
空隙に樹脂間を容易に増設することができる。
【0010】コンクリート管内に挿通する樹脂管は円筒
状を呈し、例えば硬質塩化ビニル等の気密・水密性に優
れた樹脂を素材とする。該樹脂管40もコンクリート管
10と同様に、雄の継手部62と雌の継手部61を相反
する端部に備え、雌の継手部61には、他管41の雄の
継手部62を適当なクリアランスを介して覆うカブリ部
81が形成されている。この様な樹脂管40の雌の継手
部61は、例えばカブリ部81の内周面に、シール材7
0であるOリングを装填するための凹部が形成され、相
接合する管41の雄の継手部62が当該樹脂管40にお
ける雌の継手部61へ嵌合されると、他管41における
雄の継手部62の外周面と、当該管40における雌の継
手部61の凹部の内周面がOリングを介して密着し、樹
脂自体の水密・気密性とも相俟って当然に水密・気密性
が確保されることとなる。更に、樹脂管においてもコン
クリート管と同様に可動領域90を設定しておけば、O
リングを介した接合部において樹脂管の長手方向への遊
びが生じ、又、樹脂管自体も弾性を持っていることか
ら、地震等の強制変異に対しても継手部60において極
めて高い適応性を発揮することとなる。尚、コンクリー
ト管に使用するシール材70及び樹脂管に使用するシー
ル材(図示省略)は、雄の継手部52,62の外周面と
カブリ部80,81の内周面との間に介在していればよ
く、雄の継手部52,62とカブリ部80,81のいず
れに定着されていても良い。
【0011】コンクリート管には、複数の樹脂管が番線
や他の結束材で緩く束ねた状態で挿通され、断面的に見
るとコンクリート管の中空部12内で樹脂管が大小織り
混ぜて乱積み状態となる。樹脂系管を乱積み状態とする
ことでコンクリート管の断面積を合目的的に最小とする
ことができ、コンクリート管の継手部50に樹脂管の結
束部を多少ずれることができる程度に固定しておけば、
樹脂管の電線格納部へ電線30を挿入する際のともづれ
(ここでは、電線30と樹脂管内面との摩擦により当該
樹脂管が電線30に追従し、更にその樹脂管の外周面と
接する他の樹脂管がそれに追従し、コンクリート管の中
空部12においてずれ動く様を指す。)が防止できるの
みならず、地震等の強制変位が生じた際にも、緩めに束
ねられた樹脂管が他の樹脂管に対してスリップし、樹脂
管を破損する力を逃すことができる。又、管路が屈曲す
る箇所については、樹脂管へ電線30を挿入する際、特
に樹脂管へ大きな負荷がかかるので、樹脂管をコンクリ
ート管の中空部12にセメントモルタルで固着すること
で樹脂管の圧潰とともずれを防止する。以上は、主要部
材のコンクリート管と樹脂系管の使用を特定したもの
で、その他の施工上の細部は、一例を示したに過ぎず例
示に限定されるものではない。
【0012】本発明は以上の如く構成され、所望の広さ
の中空部をもったコンクリート管の埋設工事と同時に樹
脂管を挿通し、コンクリート管及び樹脂管を、コンクリ
ート等の固着材を用いることなく順次連結し、一定長の
埋設工事の後に、高圧電線、或いは通信回線等を樹脂管
の電線格納部に挿通する。一本のコンクリート管の大き
な中空部12へ乱積みされた樹脂管が電線30を抱き込
んでコンパクトに纏まる結果、その外形が円筒状である
ことも加わって掘削範囲が極めて小さくなり、掘削・埋
戻等の土木工事の規模が縮小され、電線30の分岐に際
してもコンクリートの異形管を使用して容易に対応する
ことができる。
【0013】
【発明の効果】以上の如く本発明による地中電線管路を
使用すれば、コンクリート管が車輪荷重、土圧、地下水
圧、地震荷重等の外力から樹脂管を保護し、コンクリー
ト管内へ浸透した水に対しても樹脂管自体と継手部に装
着されたシール材とで電線格納部内における対外水密・
気密性を確保することができる。又、不等沈下や地震に
よる変位に対しても、電線ケーブル類は、コンクリート
管とケーシングで二重に保護され、コンクリート管の継
手部におけるずれから派生するエッジ効果でケーブルが
損傷するといった懸念も排除できる。而して、本発明に
よる地中電線管路は、地震などの外力に対しても極めて
安定した電力や情報の供給が実現でき、掘削・埋戻等の
土木工事費用を削減することもできるので、今後におけ
る高度情報通信社会の構築に大きく寄与するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による地中電線管路の一例を示す縦断面
図である。
【図2】本発明による地中電線管路の一例を示す横断面
図である。
【図3】従来の地中電線管路の一例を示す横断面図であ
る。
【図4】従来の地中電線管路の一例を示す横断面図であ
る。
【図5】従来の地中電線管路の一例を示す横断面図であ
る。
【符号の説明】
12 中空部 30 電線 50 継手部 51 雌の継手部 52 雄の継手部 60 継手部 70 シール材 90 可動領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状を呈するコンクリート管の中空部
    (12)に、電線(30)を配した難燃性の樹脂管を断
    面的に乱積み状態で複数本挿通し、コンクリート管及び
    樹脂管を、各々の継手部(50,60)にシール材(7
    0)を介在して連結し、コンクリート管の雌の継手部
    (51)の内面側に、相接合するコンクリート管の雄の
    継手部(52)が該コンクリート管の長手方向に沿って
    摺動し得る可動領域(90)を設けて成ることを特徴と
    する地中電線管路。
JP12737396A 1996-05-22 1996-05-22 地中電線管路 Pending JPH09312924A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007049847A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Aron Kasei Co Ltd ハンドホールとケーブル保護管の接続構造及び管継手セット並びに管継手接続用短管
KR101637507B1 (ko) * 2015-12-11 2016-07-07 대실테크 주식회사 하천횡단 관로 매설구조물 및 이를 이용한 관로 매설방법
CN106602495A (zh) * 2017-03-07 2017-04-26 辽宁工程技术大学 一种煤矿用阻燃安全线管
CN106848956A (zh) * 2017-03-07 2017-06-13 辽宁工程技术大学 一种耐化工腐蚀的电线管束
CN114421407A (zh) * 2022-01-18 2022-04-29 梁创 一种架空绝缘电缆

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