JPH09311649A - カラー磁気表示装置 - Google Patents

カラー磁気表示装置

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JPH09311649A
JPH09311649A JP8125708A JP12570896A JPH09311649A JP H09311649 A JPH09311649 A JP H09311649A JP 8125708 A JP8125708 A JP 8125708A JP 12570896 A JP12570896 A JP 12570896A JP H09311649 A JPH09311649 A JP H09311649A
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JP
Japan
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magnetic
color
particles
color magnetic
display
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Pending
Application number
JP8125708A
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English (en)
Inventor
Makoto Watanabe
誠 渡邊
Kazuhiro Kimura
和浩 木村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電力消費で、多色表示ができる磁気表示装
置を得ること。 【解決手段】 本発明のカラー磁気表示装置10は、複
数の色の着色磁性粒子5R、5Y、5Bがそれぞれ封入
された単位セル4が支持基板2の表面に所定の配列で形
成されたカラー磁気表示板1と、そのカラー磁気表示板
の表面に配設され、X軸方向及びY軸方向に駆動される
記録ヘッド20と、前記カラー磁気表示板の裏面に配設
され、前記記録ヘッド装置で記録された表示を消去する
消去装置25とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー磁性粒子に
よって文字、記号、図形などを表示するカラー磁気表示
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より手軽に文字、記号、図形などを
表示できる媒体として書換え可能な表示装置が幅広い分
野で利用されている。そのような書換え可能な表示装置
としては、例えば、電球などの発光素子を利用した電光
表示装置、黒板、白板などを挙げることができる。電光
表示装置は動画が表示でき、戸外広告用に広く用いられ
ており、黒板はチョークと、白板はインクマーカーと併
用されて、かなり以前から会議や授業などに用いられて
いる。
【0003】また、近年開発されたものとして、磁性粒
子を用いた磁気表示装置がある。この磁気表示装置は磁
気筆記具を使用し、磁性粒子を表示板の表面側に移動さ
せることで、磁気白板に筆記文字、記号、図形などを表
示できるものである。即ち、この磁気表示装置では、磁
性粒子として、例えば、黒色のフェライト系粒子が使用
され、そして背景となる白色部分には二酸化チタニウム
粒子などの非磁性で塑性流動特性を備えた白色粒子が使
用されている。これら両粒子は所定の割合で偏りが生じ
ないように調合されている。磁気表示装置を構成してい
る磁気表示板は、その表面の所定範囲に前記混合粒子が
1mmから数mmの大きさの単位セルに封入された状態
で配列されて形成されている。
【0004】この磁気表示板の表示側から、先端部に磁
界を発生させることができる器具、いわゆる磁気筆記装
置で磁性粒子を表示面側に磁気吸引して移動させること
により、背景の白色部との明暗の違いを生じさせて、文
字、記号、図形などを表示するようにしている。
【0005】このような磁気表示装置は、前記電光表示
装置と対比して、表示を維持するための電力が不要であ
り、装置の価格が大幅に安いなどの利点がある。また、
前記白板と対比しても、この磁気表示装置はインクマー
カーなどの消耗品を使用せず、文字などを消した時に汚
れが発生しないなどの利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記磁気表示
装置においては、複数の色を同時に表示することができ
ないという問題点がある。複数の色に着色した磁性粒子
を混合し、表示用粒子として使用したとしても、磁気筆
記装置による磁気吸引力はそれぞれの磁性粒子に等しく
作用するために、特定の色を表示する磁性粒子にみを表
示面に磁気吸引することはできない。この理由により、
従来技術の磁気表示装置では、黒色の単色表示のみを行
うに留まっていた。本発明は、このような従来の問題点
を解決しようとするもので、安価かつ低電力消費で、多
色表示ができ、その多色表示により見栄えの良い表示が
可能な磁気表示装置を得ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明のカラー磁気表示板は、複数の色の着色磁性粒子
がそれぞれ封入された単位セルがそれぞれの単位セル毎
に所定の配列で基板の表面に形成されていることを特徴
とする。また、本発明のカラー磁気表示装置は、複数の
色の着色磁性粒子がそれぞれ封入された単位セルが基板
の表面に所定の配列で形成されたカラー磁気表示板と、
そのカラー磁気表示板の表面に配設され、X軸方向及び
Y軸方向に駆動される記録ヘッド装置と、前記カラー磁
気表示板の裏面に配設され、前記記録ヘッド装置で記録
された表示を消去する消去装置とから構成されているこ
とを特徴とする。
【0008】従って、本発明のカラー磁気表示装置によ
れば、文字、記号、図形などを所望の色彩で多色表示す
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図1乃至図4を参照しながら説明する。図1は本発
明のカラー磁気表示板の一部を示す斜視図であり、図2
は本発明のカラー磁気表示装置を示す平面図であり、図
3は図2に示したカラー磁気表示装置を用いて文字など
を表示する動作を説明するための原理図であり、図4は
図2に示したカラー磁気表示装置により或る文字などを
赤色で表示した場合を示している図1に示したカラー磁
気表示板の表面の状態を示す斜視図である。
【0010】図1において、符号1は本発明のカラー磁
気表示板を示す。このカラー磁気表示板1は支持基板2
の表面に形成されたカラー磁気表示層3とから構成され
ている。このカラー磁気表示層3は多数の単位セル4で
構成されている。各単位セル4は隔壁4wにより互いに
独立している。これら各セルの構造は立方体型であって
もハニカム型であってもよい。この実施例にはセルを立
方体型で示した。その単位セル4の一辺の長さは約3m
m程度である。
【0011】各単位セル4にはカラー磁性粒子5と非磁
性の背景粒子6とが封入されている。カラー磁性粒子5
は、例えば、平均粒子径が約20μmのマグネタイト粉
末などの磁性粒子を顔料で着色したものである。この実
施例では、多色を表現するために色の3原色を構成する
赤色磁性粒子5Rと黄色磁性粒子5Yと青色磁性粒子5
Bとのカラー磁性粒子5を用いる。赤色磁性粒子5Rは
磁性粒子を赤色の顔料で着色されており、黄色磁性粒子
5Yは黄色の顔料で着色されており、そして青色磁性粒
子5Bは青色の顔料で着色されている。磁性粒子として
は、マグネタイト粉末に限定されるものではなく、パー
マロイ粉末などの金属磁性粉末を用いることもできる。
また、背景粒子6としては、例えば、直径1μm以下の
白色の二酸化チタニウムを用いた。
【0012】前記単位セル4には、これらカラー磁性粒
子5が10%、背景粒子6が90%の比率で封入されて
いる。赤色単位セル4Rには背景粒子6と赤色磁性粒子
5Rが、黄色単位セル4Yには背景粒子6と黄色磁性粒
子5Yが、そして青色単位セル4Bには背景粒子6と青
色磁性粒子5Bが封入されている。
【0013】これのカラー磁性粒子5を封入するには、
例えば、スポイトのような注入装置を用い、その注入装
置に、例えば、赤色磁性粒子5Rと背景粒子6とを貯蔵
し、コンピュータ制御などの手段で赤色単位セル4Rが
形成されるべき所定位置へ注入装置を順次移動させて、
所定量の前記混合された赤色磁性粒子5Rを注入し、封
止する。
【0014】赤色磁性粒子5Rの注入、封止が完了する
と、次に、例えば、黄色磁性粒子5Yと背景粒子6との
前記混合粒子を、同様に、注入装置を黄色単位セル4Y
が形成されるべき所定位置へ順次移動させて、所定量の
前記混合された黄色磁性粒子5Yを注入、封止し、そし
て同様に、残る青色磁性粒子5Bを背景粒子6と共に所
定の位置にある青色単位セル4B内に注入、封止する。
かくして各色の単位セル4は互いに隔壁4wで仕切られ
ているため、各色は互いに混ざり合わない構造で配列
し、前記カラー磁気表示層3が形成されることになる。
【0015】図2に本発明のカラー磁気表示装置10を
基本的構成で示した。このカラー磁気表示装置10はキ
ャビネット11の表面の中央部に前記カラー磁気表示板
1が配設されている。カラー磁気表示板1の表示面1S
上には、磁気ヘッド20を表示面1SのY軸方向に駆動
する駆動軸12が配設されており、そして記録ヘッド2
0を表示面1SのX軸方向に移動するために、前記駆動
軸12をX軸方向に駆動する駆動軸13が配設されてい
る。磁気ヘッド20を移動させるこれら駆動軸12、1
3はステッピングモーター(不図示)で制御される。
【0016】前記磁気ヘッド20は、図3に示したよう
に、軟磁性磁芯21とこの軟磁性磁芯21に巻回されて
いるコイル22などとから構成されている。この実施例
では、前記軟磁性磁芯21には長さ約1cm、直径約2
mmのパーマロイ棒を使用し、前記コイル22には0.
2mm径のエナメル被覆銅線を50回巻き上げたものを
使用した。磁気ヘッド20の移動速度は毎秒約8mmと
した。また、図3に示したように、カラー磁気表示板1
の裏面には、その裏面に近接、離間させる機構とか掃引
させる機構(不図示)で支持された、例えば、板状のゴ
ム磁石などで構成されている消去装置25が配設されて
いる。
【0017】次に、図2及び図3を参照しながら、本発
明のカラー磁気表示装置10による文字、記号、図形な
どのカラー表示方法を説明する。先ず、消去装置25を
カラー磁気表示板1の裏面に近接させ、赤色単位セル4
R、黄色単位セル4Y、青色単位セル4Bに封入されて
いる全てのカラー磁性粒子5を各単位セル4の底面に吸
引させておく。
【0018】そして、入力された色信号に応じて発生し
た制御信号でステッピングモーター(不図示)を作動さ
せ、そして前記駆動軸12、13を駆動して磁気ヘッド
20を発色させるべき単位セル4の所定位置に移動さ
せ、その単位セル4上で磁気ヘッド20のコイル22に
前記入力された色信号に応じて約500ミリアンペアの
電流を流し、磁界を発生させる。そうすると、その単位
セル4中のカラー磁性粒子5が磁気吸引されて背景粒子
6を押し退け、上方の表示面1Sへ移動する。そうする
と、その単位セル4がその色で発色した状態になる。図
3には、符号a、b、c、d、e、f、g、h、iを付
した単位セルの内、符号b、d、eの単位セル上で磁界
を発生させて、それらの単位セル内に封止されているカ
ラー磁性粒子5が表示面1S側に磁気吸引された状態を
示している。その他の符号a、c、f、g、h、iで示
した単位セル内のカラー磁性粒子5は各単位セル内の底
面に滞留したままであり、それらの各単位セルの表示面
1S側には背景粒子6が存在し、白色を呈している。
【0019】以上のように、入力された色信号に応じて
磁気ヘッド20を所定の単位セル4上に順次移動させて
行き、それらの単位セル4に磁界を掛ければ、それらの
カラー磁性粒子5が表示面1S側に吸引されて、それら
カラー磁性粒子5の点の集合で表現される色で文字、記
号、図形などを表示することができる。
【0020】図4は、カラー磁気表示板1の赤色単位セ
ル4Rのみに磁界を掛けて、青色磁性粒子5Bを表示面
1Sへ磁気吸引し、各赤色単位セル4Rを赤色に発色さ
せた状態を示している。同様に、黄色単位セル4Yのみ
に磁界を掛ければ、それらの黄色単位セル4Yが黄色に
発色した状態になり、青色単位セル4Bのみに磁界を掛
ければ、それらの青色単位セル4Bが青色に発色した状
態になる。
【0021】また、或る位置に、例えば、緑色の点を描
きたい場合には、磁気ヘッド20がその位置の青色単位
セル4Bと黄色単位セル4Yとに位置した時点で、磁気
ヘッド20で磁界を発生させれば、混色の原理により、
その位置を緑色に発色させることができる。同様に他の
混色に発色させることができる。
【0022】このような磁気ヘッド20の動きは入力さ
れた色信号に基づき、コンピュータ制御を行うことで所
定の色に発色させることができる。
【0023】更にまた、他の文字、記号、図形などを表
示する場合には、前記消去装置25をカラー磁気表示板
1の裏面に近接させることにより、前の表示を行ってい
る単位セル4中のカラー磁性粒子5を、各単位セル4の
底面に磁気吸引する。そうすると各単位セル4の上方に
は背景粒子6が浮きだし、表示面1Sは白色になり、次
の表示したい文字、記号、図形などを描ける状態にな
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラー磁
気表示装置によれば、任意の文字、記号、図形などを様
々な色彩でカラー表示でき、しかも書換え(表示換え)
できる。そしてカラー磁気表示装置の電力消費は少な
く、安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカラー磁気表示板の一部を示す斜視
図である。
【図2】 本発明のカラー磁気表示装置を示す平面図で
ある。
【図3】 図2に示したカラー磁気表示装置を用いて文
字などを表示する動作を説明するための原理図である。
【図4】 図2に示したカラー磁気表示装置により或る
文字などを赤色で表示した場合を示している図1に示し
たカラー磁気表示板の表面の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…本発明のカラー磁気表示板、1S…カラー磁気表示
板の表示面、2…支持基板、3…カラー磁気表示層、4
…単位セル、4w…隔壁、4R…赤色単位セル、4Y…
黄色単位セル、4B…青色単位セル、5…カラー磁性粒
子、5R…赤色磁性粒子、5Y…黄色磁性粒子、5B…
青色磁性粒子、6…背景粒子、10…本発明のカラー磁
気表示装置、11…キャビネット、12,13…駆動
軸、20…磁気ヘッド、21…軟磁性磁芯、22…コイ
ル、25…消去装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色の着色磁性粒子がそれぞれ封入さ
    れた単位セルがそれぞれの単位セル毎に所定の配列で基
    板の表面に形成されていることを特徴とするカラー磁気
    表示板。
  2. 【請求項2】 複数色の着色磁性粒子がそれぞれ封入さ
    れた単位セルが基板の表面に所定の配列で形成されたカ
    ラー磁気表示板と、該カラー磁気表示板の表面に配設さ
    れ、X軸方向及びY軸方向に駆動される記録ヘッド装置
    と、前記カラー磁気表示板の裏面に配設され、前記記録
    ヘッド装置で記録された表示を消去する消去装置とから
    構成されていることを特徴とするカラー磁気表示装置。
JP8125708A 1996-05-21 1996-05-21 カラー磁気表示装置 Pending JPH09311649A (ja)

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