JPH09309206A - インクジェット式記録装置 - Google Patents
インクジェット式記録装置Info
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- JPH09309206A JPH09309206A JP14868096A JP14868096A JPH09309206A JP H09309206 A JPH09309206 A JP H09309206A JP 14868096 A JP14868096 A JP 14868096A JP 14868096 A JP14868096 A JP 14868096A JP H09309206 A JPH09309206 A JP H09309206A
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
くインク滴のインク量と飛行速度を一定に維持するこ
と。 【解決手段】 温度により基準電位からの電圧が変化す
る中間電位と、中間電位から基準電位までの電位変化に
より圧力発生室を膨張させる第1の信号と、基準電位と
最高電圧との差分として発生され、インク滴を吐出させ
るために圧力発生室を収縮させる第2の信号と、インク
滴吐出後に収縮状態にある圧力発生室を元の状態に復帰
させる第3の信号とを発生させる信号発生手段30を備
え、中間電位を温度により変化させて、第2の信号によ
るインク吐出時のメニスカスの位置を調整して、ノズル
開口までの流路抵抗とインク粘度とを相殺させ、温度に
関わりなく、インク滴の重量と飛行速度とを一定に維持
する。
Description
動源に使用したインクジェット記録ヘッドの駆動技術に
関する。
口に連通する圧力発生室を、圧電振動子により膨張、収
縮させて、インクの吸引、インク滴の吐出を行うインク
ジェット式記録ヘッドは、圧力によりインク滴を吐出さ
せるため、印刷のための各インク滴のインク量が温度変
化に伴う粘度の変化に影響を大きく受け、図7に示した
ように温度が上昇するにつれてインク量が増加し、印字
品質が変動するという問題がある。このため、環境温度
に応じて圧力発生室を収縮させてインク滴を吐出させる
際の圧電振動子の信号の大きさや変化速度を温度に対応
して調整することにより、インク量を一定する駆動技術
が提案されている。
ッドに印加する信号のレベルを温度に応じて変化させる
ことにより、インク滴のインク量を温度に関わりなく一
定に維持することが可能となるものの、圧力発生室の収
縮速度や収縮量が変化するため、インク滴の飛行速度に
も変動を来し、信号の電圧レベルを下げた場合にはイン
ク滴の速度が低下して記録媒体への着弾位置に誤差を生
じて印字品質の低下を招くという問題がある。本発明は
このような問題に鑑みてなされたものであって、その目
的とするところは、インク滴の速度の変動を可及的に小
さく抑えて、温度変化に関わりなくインク滴のインク量
を一定に維持することができるインクジェット式記録装
置を提供することである。
るために本発明においては、ノズル開口、及びインク供
給口を介して共通のインク室に連通する圧力発生室と、
該圧力発生室を膨張、収縮させる圧電振動子とからなる
インクジェット式記録ヘッドと、温度により基準電位か
らの電圧が変化する中間電位と、前記中間電位から基準
電位までの電位変化により前記圧力発生室を膨張させる
第1の信号と、基準電位と最高電圧との差分として発生
され、インク滴を吐出させるために前記圧力発生室を収
縮させる第2の信号と、インク滴吐出後に収縮状態にあ
る圧力発生室を元の状態に復帰させる第3の信号とを発
生させる信号発生手段とを備えるようにした。
によるインク吐出時のメニスカスの位置を調整して、ノ
ズル開口までの流路抵抗とインク粘度とを相殺させ、温
度に関わりなく、インク滴の重量と飛行速度とを一定に
維持する。
した実施例に基づいて説明する。図1は、本発明が適用
されるインクジェット式記録ヘッドの一実施例を、1つ
のアクチュエータユニットの圧力発生室近傍の構造で示
すものであって、図中符号1は第1の蓋体で、厚さ9μ
m程度のジルコニアの薄板から構成され、その表面には
圧力発生室2、2に対向するように駆動電極3、3を形
成し、その表面にPZT等からなる圧電振動子4、4を
固定して構成されている。
成するのに適した厚さ、例えば150μmのジルコニア
(ZrO2)などのセラミックス板に通孔を穿設して構
成され、後述する第2の蓋体6と第1の蓋体1とにより
両面を封止されて圧力発生室2、2を形成している。
たわみ振動を受けて膨張、収縮してインク供給口7、7
を介して共通のインク室8、8のインクを吸引して、ノ
ズル開口9、9からインク滴を吐出する。
ニア等のセラミック板に、圧力発生室2、2の対向側の
端部でノズル開口9、9に連通するノズル連通孔10、
10と、また外側でインク供給口7、7と連通する連通
孔11、11を穿設して構成されている。
生室2、2の中央部側にノズル開口9、9と接続するノ
ズル連通孔13、13を、また外側には共通のインク室
8、8と圧力発生室2、2とを接続する前述のインク供
給口7、7を穿設して構成されている。
のインク室8、8を形成するに適した厚み、例えば15
0μmのステンレス鋼などの耐蝕性と剛性を備えた板材
に、共通のインク室8、8の形状に対応する通孔と、そ
の外側にノズル開口9、9と接続する連通孔15、15
を穿設して構成されている。
9、9を列状に、複数列、この実施例では2列形成して
構成されている。なお、図中符号17は外部回路からの
信号を圧電振動子4、4に供給するフレキシブルケーブ
ルを示す。
動装置の一実施例を示すものであって、図中符号30
は、信号発生回路で、図3に示したように外気温度が高
くなるほど高い電位となる中間電位Vcと、中間電位Vc
から基準電位Vsに降下する第1の信号と、基準電位Vs
と最高電位VHとの差分として発生され、インク滴を吐
出させるための第2の信号と、最高電圧VHと中間電位
Vcとの差分として発生され、収縮状態にある圧力発生
室2をもとの状態に戻すとともに、共通のインク室8か
ら圧力発生室2にインクを吸引するための第3の信号と
を発生させるように構成れている。そして中間電位Vc
は温度検出手段31からの温度により制御可能となって
いる。
合には、中間電位Vcは、1滴のインク滴が印刷に最適
な量となるように定められた値となる。この状態で、印
刷信号が入力すると、中間電位Vcに充電されていた圧
電振動子4が第1の信号で放電して、圧力発生室2が中
間電位Vcに相当する分だけ膨張する。これによりメニ
スカスMがノズル開口2からこの膨張量に相当する分だ
け引き込まれる(図5)。
と最高電位VHとの差分としての第2の信号が出力して
圧力発生室2を収縮させる。第2の信号が出力される時
点では、一旦圧力発生室2に引き込まれたメニスカスが
ノズル開口9に向かって移動して印刷に適した位置に到
達しているため、常温でのインクの粘度と、メニスカス
のノズル開口9までの距離ΔLに見合ったインク量のイ
ンク滴が吐出され、所定の速度で飛行する。
号により放電され、次の印刷に備えて圧力発生室が元の
容積に位置に復帰する。そして印刷信号にタイミングを
合わせて再び中間電位Vcに充電される。以下、このよ
うな工程を繰返して印刷を実行する。
常温に比較して低下している場合には、中間電位Vcが
常温時よりも上昇する。この状態で印刷信号が入力する
と、中間電位Vcに充電されていた圧電振動子4が第1
の信号で放電して、圧力発生室2が常温時よりも大きく
膨張する。
発生室側に大きく引き込まれる。所定時間が経過した段
階で、基準電位Vsと最高電位VHとの差分としての第2
の信号が出力して圧力発生室2を収縮させる。第2の信
号が出力される時点では、一旦圧力発生室2に引き込ま
れたメニスカスがノズル開口9に向かって移動している
が、圧力発生室2に大きく引き込まれているから、ノズ
ル開口9からの距離ΔLが長く、ここからノズル開口9
までの流体抵抗が大きくなる。
粘度が低下しているから、両者のファクタが相殺される
ことになり、インク量に変化を来すことなく、しかも吐
出時に受ける圧力が一定となるから、常温時と同一のイ
ンク量のインク滴が常温時と同一の飛行速度で飛翔す
る。
粘度が常温に比較して上昇している場合には、中間電位
VCが常温時よりも低下する。この状態で印刷信号が入
力すると、中間電位Vcに充電されていた圧電振動子4
が放電して、圧力発生室2が常温時よりも膨張量が少な
くなる。
ズル開口側に位置する。所定時間が経過した段階で、基
準電位Vsと最高電位VHとの差分としての第2の信号が
出力して圧力発生室2を収縮させる。第2の信号が出力
される時点では、メニスカスが既にノズル開口9の近傍
に位置していてノズル開口9までの流体抵抗が小さい
が、インクの粘度が上昇しているから、両者のファクタ
が相殺されることになり、インク量に変化を来すことな
く、しかも吐出時に受ける圧力が一定となるから、常温
時と同一のインク量のインク滴が常温時と同一の飛行速
度で飛翔する。
Vcを変化させることにより、インク吐出時点のメニス
カスとノズル開口との距離を調整してインクの粘度の変
化に起因する抵抗を相殺して、インク滴のインク量、及
び飛行速度を温度変化に関わりなく、一定に維持する。
号を一旦、基準電位Vsまで低下させてから、次の印刷
に備える中間電位Vcを印加するようにしているが、図
4に示したように放電終了時の電位を中間電位Vcをと
するようにしても同一の作用を奏することは明らかであ
る。すなわち、第3の信号は、インク滴吐出以後に次の
インク滴吐出に備えてインク滴吐出により収縮した圧力
発生室2を元の状態に復帰させる操作であるから、イン
ク滴吐出特性にかかわるようなメニスカスの運動を誘起
しない。
を、一定値に固定しているが、温度に対応させて変化、
例えば25°Cの常温時を1とすると、15°Cでは
1.2倍に、また40°Cでは0.9倍となるように変
化させると、インク滴のインク量、及び飛翔速度を一定
に保持しやすい。そして、中間電位Vcを第2の信号に
対する比率、例えば25°Cの常温時ではこの時の第1
の信号の0.2倍に、また15°Cではこの時の第1の
信号の0.1倍、さらに40°Cではこの時の第1の信
号の0.3倍となるように変化させるのが望ましい。
圧力発生室を収縮させる時間tcを可及的に一定に維持
することにより、メニスカスが最適な位置に移動した時
点でインク滴を吐出させることができて、インク滴のイ
ンク量、及び飛行速度を温度変化に関わりなく一定に維
持することが可能となる。
は、ノズル開口、及びインク供給口を介して共通のイン
ク室に連通する圧力発生室と、該圧力発生室を膨張、収
縮させる圧電振動子とからなるインクジェット式記録ヘ
ッドと、前記圧力発生室を拡大させる第1の信号と、膨
張状態にある前記圧力発生室を収縮させて前記ノズル開
口からインク滴を吐出させる第2の信号と、前記インク
滴吐出後に第1の信号による拡大容積よりも小さい容積
で、かつ環境温度に依存して前記圧力発生室を拡大させ
る第3の信号を出力する信号発生手段とを備えるように
したので、圧力発生室を膨張させる第1の信号の振幅を
中間電位である第3の信号により調整してメニスカスの
引き込み量を変えることができ、インク滴吐出のための
第2の信号の振幅を一定としてインク滴の速度を変える
ことなく、メニスカスの位置によりヘッドのインク吐出
能力を調整してインク滴のインク量を一定に維持するこ
とができる。
ンクジェット式記録ヘッドの一実施例を示す断面図であ
る。
ロック図である。
である。
図である。
ある。
図である。
す線図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ノズル開口、及びインク供給口を介して
共通のインク室に連通する圧力発生室と、該圧力発生室
を膨張、収縮させる圧電振動子とからなるインクジェッ
ト式記録ヘッドと、 温度により基準電位からの電圧が変化する中間電位と、
前記中間電位から基準電位までの電位変化により前記圧
力発生室を膨張させる第1の信号と、基準電位と最高電
圧との差分として発生され、インク滴を吐出させるため
に前記圧力発生室を収縮させる第2の信号と、インク滴
吐出後に収縮状態にある圧力発生室を元の状態に復帰さ
せる第3の信号とを発生させる信号発生手段と、 からなるインクジェット式記録装置。 - 【請求項2】 第3の信号の終端電位が前記中間電位で
ある請求項1に記載のインクジェット式記録装置。 - 【請求項3】 第2の信号の最高電圧が温度により変化
し、また前記中間電位が前記最高電圧の比率により設定
される請求項1のインクジェット式記録装置。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
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US09/695,303 US6382754B1 (en) | 1995-04-21 | 2000-10-25 | Ink jet printing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007005090A Division JP4052349B2 (ja) | 2007-01-12 | 2007-01-12 | インクジェット式記録装置 |
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---|---|
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110271278A (zh) * | 2018-03-13 | 2019-09-24 | 佳能株式会社 | 液体喷射头和液体喷射装置 |
JPWO2018186140A1 (ja) * | 2017-04-07 | 2020-02-13 | コニカミノルタ株式会社 | インクジェット記録装置及び駆動方法 |
-
1996
- 1996-05-20 JP JP14868096A patent/JP3976817B2/ja not_active Expired - Fee Related
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EP0858892B1 (en) * | 1997-02-17 | 2002-05-15 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording apparatus |
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US10850513B2 (en) | 2018-03-13 | 2020-12-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid ejection head and liquid ejection apparatus |
CN110271278B (zh) * | 2018-03-13 | 2021-04-20 | 佳能株式会社 | 液体喷射头和液体喷射装置 |
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