JPH09308942A - 鋳型積層形成用マスクの製作方法 - Google Patents

鋳型積層形成用マスクの製作方法

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JPH09308942A
JPH09308942A JP8123787A JP12378796A JPH09308942A JP H09308942 A JPH09308942 A JP H09308942A JP 8123787 A JP8123787 A JP 8123787A JP 12378796 A JP12378796 A JP 12378796A JP H09308942 A JPH09308942 A JP H09308942A
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mask
support
shape
mold
forming
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JP8123787A
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Motoaki Ozaki
元亮 尾崎
Yukio Otsuka
幸男 大塚
Hiromoto Sato
弘元 佐藤
Katsu Ogura
克 小倉
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Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスクにおけるサポートの配置を自動的に行
う。 【解決手段】 粗材3次元形状データが入力装置20を
介し処理部22に入力される。処理部22は、粗材3次
元形状データを2次元断面形状にスライスし、各層のマ
スク形状を得る。ここで、サポート作成部22cは、周
囲から島部については、斜め45゜方向のサポートを自
動発生し、これを付加する。また、内部の単なる空間に
付加されたサポートは、同一輪郭を接続するものとして
認識し排除する。このような手法によって、サポートを
自動的に設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層して形成され
る鋳造用鋳型の各層を形成する際に利用する鋳型積層形
成用マスクを製作する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳物は、溶融した金属を鋳型に流し込ん
で作るため、一般に鋳物を作るときには、まずその反転
型である鋳型を作ることから始める。この鋳型として
は、その材質から主に金型と砂鋳型(以下砂型という)
に分けられる。金型は、耐久性があるが、高価であり、
同一製品を多数製造する(量産する)場合に多く用いら
れる。一方、砂型は、試作品(プロトタイプ)など比較
的少量の生産や、複雑な形状や内部形状がある場合など
に用いられる。すなわち、砂型は安価であり、また鋳造
の後、砂型を壊して、製品を取り出すため、砂型から鋳
物がそのまま抜ける必要がなく、複雑な形状の鋳物も作
成できる。また、砂中子とよばれる内部形状作成用の型
を併用することによって、内部形状を持つ鋳物も作成で
きる。
【0003】従来、砂型を作成する場合には、まずその
反転型(主に、木、樹脂、金属)をNC(数値制御)加
工等により作成し、これに砂を流し込み、固化させるこ
とによって砂型を造形していた。しかし、この砂型の造
形方法では、砂型の反転型の設計の際に、抜き勾配を考
慮しなければならない。特に、砂型の反転型は、通常2
分割する必要があるため、その分割面(見切り面)をど
こにするかという見切りの設計や、2分割のそれぞれの
抜き方向に応じた抜き勾配の設計を行わなければならな
い。従って、型の構想、型の設計に多くの時間が必要と
なっていた。
【0004】また、型の形状を基にNCカッターパスを
作成し、型を削り出すため、このカッターパスの計算も
3次元形状の計算になり、その計算が膨大なものになっ
てしまうという問題があった。さらに、型分割、勾配形
状計算など設計者の判断にゆだねるもの多くあり、3次
元形状モデルの一元化ができないため、設計変更の反映
が難しいという問題点もあった。
【0005】ここで、プロトタイプの作成に際し、多大
の時間をかけるのは、得策ではない。そこで、3次元の
CAD(コンピュータ支援デザイン)データからプロト
タイプを直接造形するラピッドプロトタイピング方法が
提案されている。このラピッドプロトタイピングは、3
次元の物体を0.2mm程度の微細な板厚を持つ2次元
断面形状が積層されたものと考え、この断面形状を造形
し、これを積層していくことで、2次元物体を造形する
ものである。
【0006】例えば、USP4,247,508には、
ラピッドプロトタイピングの一手法であって、レーザ光
線を利用するものが示されている。すなわち、熱溶融す
るプラスチック粒子などを薄い層とし、この層の固めた
い部分にレーザビームを走査し、ビーム照射部分を溶融
凝固させ2次元構造を形成する。そして、この操作を繰
り返して3次元物体を造形する。この手法によれば、プ
ロトタイプを直接形成することができる。
【0007】また、この従来例には、反転型を直接作成
すること、プラスチックコート砂を利用して砂の造形物
を得ること等が記載されている。また、レーザビームの
走査の際にマスクを利用することを示唆する記載もあ
る。
【0008】この手法によれば、直接造形物が得られる
ため、上述の見切り、抜き勾配などは考える必要がな
い。そこで、造形物のCADデータから比較的容易に各
種形状の砂型を形成できる。
【0009】上記従来例は、基本的にプロトタイプを形
成するためのものであり、量産することについては、何
等考慮されていない。すなわち、一枚の2次元構造物を
作成する際に、レーザビームを固めたい部分全部に走査
させるため、かなりの時間を必要とする。従って、この
従来技術を用いて、量産用の砂型を多数製造しようとす
るのは、現実的でない。
【0010】一方、ラピッドプロトタイピングで、砂型
を形成すると、砂型作成時に見切り、抜き勾配などを考
えなくてよい。このため、砂型に無駄な部分がなくな
り、作成された鋳物における不要な鋳バリをなくすこと
ができる。従って、鋳物についての後処理も効率化で
き、砂型が効率的に作成できれば、これを利用して、効
率的な鋳物の量産を図ることができると考えられる。
【0011】「関連技術」そこで、本出願人は、特願平
7−290932号において、マスクを用いて、2次元
断面形状を高速に固化させることができる量産に適した
砂鋳型の積層造形方法を提案した。この方法によれば、
1枚のマスクを利用しているため、1つの断面形状の所
定範囲を高速に固化できる。そして、鋳物に対応する1
組の2次元断面形状についてのマスクを製作しておき、
このマスクを繰り返して利用することによって、砂型を
繰り返し製作でき、鋳物の量産用砂型を効率的に作成す
ることができる。なお、固化の手法は、レーザ照射に限
らず、液状バインダの風車なども適用できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記関連技術
において、マスクを製作する際に、そのマスクに砂中子
に対応する周囲から離隔した島部が必要になる。そし
て、この場合、島部をマスクに保持するためにサポート
が必要になる。このサポートは、鋳物の断面形状のスラ
イスによる2次元断面形状の計算などによっては得るこ
とができず、別途設計しなければならない。そこで、従
来は設計者が、島部の存在を判定し、サポートを設計し
ていた。
【0013】本発明は、このサポートも自動的に設定で
きるようにすることができるマスクの製作方法を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、積層して形成
される鋳造用鋳型の各層を形成する際に利用する鋳型積
層形成用マスクを製作する方法であって、鋳物形状の2
次元断面形状に基づいて、マスク形状を作成するマスク
形状作成工程と、作成されたマスク形状の中から空間部
に取り囲まれた島部を検出する島部検出工程と、所定間
隔の平行線に基づき検出された島部を取り囲む空間部に
サポートを所定間隔で配置するサポート配置工程と、サ
ポート配置後のマスク形状に基づきマスクを作成する工
程と、を有し、マスク形状にサポートを自動配置してマ
スクを製作することを特徴とする。
【0015】このように、本発明においては、所定間隔
の平行線で、サポートを配置する。そこで、このサポー
ト配置を容易に自動化することができる。なお、この平
行線のサポートの間隔は、島部を十分サポートできる間
隔に設定するとよい。また、島部の輪郭と平行なサポー
トを設けると両者が接したときに一体になってしまう。
一方、通常の島部は、XY座標系で表されており、X
軸、Y軸に平行なものが多い。そこで、このXY座標に
おいて、45゜方向を基本とする斜め方向のものが好ま
しい。
【0016】また、本発明は、積層形成される鋳造用鋳
型の各層を形成する際に利用する鋳型積層形成用マスク
を製作する方法であって、鋳物形状の2次元断面形状に
基づいて、マスク形状を作成するマスク形状作成工程
と、作成されたマスク形状の中から空間部に取り囲まれ
た島部を検出する島部検出工程と、所定間隔の格子に基
づき検出された島部を取り囲む空間部にサポートを配置
するサポート配置工程と、サポート配置後のマスク形状
に基づきマスクを作成する工程と、を有し、マスク形状
にサポートを自動配置してマスクを製作することを特徴
とする。
【0017】このように、サポートを格子状とすること
によって、これを容易に自動的に配置することができ
る。そして、所定間隔の配置で、サポートの強度を十分
なものにできる。
【0018】また、本発明は、積層形成される鋳造用鋳
型の各層を形成する際に利用する鋳型積層形成用マスク
を製作する方法であって、鋳物形状の2次元断面形状に
基づいて、マスク形状を作成するマスク形状作成工程
と、作成されたマスク形状の中から空間部に取り囲まれ
た島部を検出する島部検出工程と、所定のルールに従っ
て、島部を支持するためのサポートの配置位置を自動的
に決定するサポート位置自動設定工程と、自動設定され
たサポートを島部とサポートとの接続状態に応じて変更
する位置変更工程と、を有することを特徴とする。
【0019】このように、サポートを自動的に配置した
後、サポートの位置をその接続状態に応じて変更する。
例えば、枠型の形状の内部に単に配置される不要なサポ
ートを除去したり、所定間隔のサポートでは支持されな
い島部に対するサポートを付加したり、島部の端部のみ
支持するサポートの位置を変更したりする処理を自動的
に行う。これによって、マスク形状におけるサポートの
最適化配置が自動配置で達成できる。
【0020】また、他の発明は、上記自動設定工程にお
いて、サポートの配置位置を隣接する層に用いるマスク
間で異ならせることを特徴とする。
【0021】隣接する層におけるサポート位置が同一で
あると、サポートによって生じる鋳型の空間部が連続
し、ここに鋳物の一部が形成されてしまう。隣接する層
間で、サポートの位置を異ならせることによって、サポ
ートに起因する鋳型の空間を所定のものにでき、ここに
湯(溶融金属)が侵入することを防止でき、鋳物の形状
が異なるものになることを防止できる。
【0022】また、他の発明は、上記自動設定工程にお
いて、サポートの配置位置を少なくとも隣接する3層に
用いるマスク間で異ならせることを特徴とする。
【0023】例えば、格子状のサポートを利用した場
合、2層間でサポートのパターンを異ならせただけであ
ると、共通部分が生じ、ここが鋳物用の空間になってし
まう。3層間で異ならせることによって、2層の共通部
分が3層目までは続かず、上述のような問題を回避でき
る。
【0024】また、他の発明は、上記自動設定工程にお
いて、閉じた輪郭により、島部を判定すると共に、同一
の輪郭間を接続するサポートは、不要として排除するこ
とを特徴とする。
【0025】これによって、ドーナツ状の島部の内部を
単に接続する不要なサポートを排除することができる。
【0026】また、他の発明は、上記最適変更工程にお
いて、島部の中心部位置とサポートの島部に対する接続
位置から島部の安定度を判断し、この安定度に応じて、
サポートの接続状態を変更することを特徴とする。
【0027】島部の端部のみがサポートで支持されてい
る場合、島部が不安定になる。そこで、サポートを島部
の中心部に変更して、マスクを安定なものにできる。
【0028】また、他の発明は、さらに、サポートが設
定されたマスク形状に基づき、板金にレーザ加工を施
し、マスクを製作する工程を備えることを特徴とする。
【0029】鉄板等の板金をレーザ加工して、マスクを
形成することで、所定のマスク形状を容易に実現でき
る。
【0030】そして、このようにして、作成されたマス
クを利用して、各層の砂の所定範囲を固化し、これを繰
り返して、砂型を作成することができる。さらに、作成
された砂型を使用して鋳物を鋳造することによって、3
次元の粗材形状データに基づく鋳物の製造が容易に行え
る。
【0031】特に、この製造方法によれば、粗材3次元
データから鋳物の形成までデータを一元化して持つこと
ができ、設計変更などにも容易に対処できる。また、砂
型を積層形成するため、この砂型形成のために扱うデー
タは、基本的に2次元形状データであり、データ処理が
容易になる。さらに、砂型形成の際に抜き勾配、見切り
などを考慮する必要がなく、その製造が容易になるとい
う効果も得られる。
【0032】このように、本発明により、効率的なマス
ク形成、砂型形成、鋳物の製造を行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面に基づいて説
明する。
【0034】「全体処理」処理の全体的手順を図1に基
づいて説明する。まず、鋳造で製作するもの(粗材)の
3次元形状に鋳物になるときに発生する収縮代を補正す
るための鋳物尺をいれ、粗材3次元形状を補正する。す
なわち、鋳物の製作は高温で行われるため、常温での粗
材3次元形状を高温製作時に得たい形状に補正する。こ
の補正処理は、従来の3次元ソリッドモデリングシステ
ムの鋳物尺機能により、自動で行われる。なお、この際
にソリの補正も考慮する。
【0035】次に、この補正された粗材3次元形状を基
に、これを鋳造するのに必要な砂外側形状を3次元シス
テムにより設計する。この設計は、粗材形状から一定以
上の肉厚を確保すればよく、容易に設計する(砂型形状
をモデリングする)ことができる。なお、この際、砂型
の砂つき代を考慮する。
【0036】次に、設計された砂外側形状に、補正済の
粗材形状を配置する。ここで、粗材形状の反転形状が砂
型形状、砂型形状の反転がマスク形状になる。このた
め、マスク形状=粗材形状になり、粗材形状をそのまま
配置するだけで処理が可能になる。
【0037】このようにして、マスク形状が形成される
ため、形成されたマスク形状を0.1〜0.3mmの砂
積層ピッチに合わせてスライスし、複数の2次元データ
(2次元断面データ)を得る。
【0038】このようにして、できあがった2次元デー
タを用いて、マスクを作成するが、ここで得られたマス
ク形状に砂中子に対応する島部形状が生じる場合があ
る。この島部形状は、その周囲が空間になっており、そ
のままでは落ちてしまう。そこで、島部形状を支えるサ
ポートが必要である。本実施形態においては、このサポ
ートを自動作成するが、これについては、後述する。
【0039】このような処理により、マスク形状が決定
され、このマスク形状の外側縁の形状データが自動で抽
出され、さらに自動でこの形状データをNCコードへ変
換する。そして、このNCコードに基づき鉄板のレーザ
加工が行われ、マスクが作成される。
【0040】なお、このようにして得られたマスクを用
いて、砂型が製作され、その砂型を用いて製品の鋳造が
行われる。
【0041】従来の鋳造型(砂型)の製作は、製品の3
次元形状が既にあるとしても、これの外型及び空洞形状
を形成するための中子型を作成する際に抜き勾配や型分
割に伴う見切り等の設計が必要であった。そこで、大変
複雑な3次元モデリングを必要とした。また、3次元形
状を一元的に持つことができず、設計を修正する際に
は、もう一度設計をやり直さなければならなかった。
【0042】本実施形態によれば、中層砂型を作成する
ための型は、レーザ照射光を必要部分だけに限定する2
次元断面形状の鉄板マスクになる。そこで、中子形状、
勾配形状、見切りなどを必要としない。従って、砂型を
固めるためのマスク形状は、作成しようとする粗材形状
に鋳物尺をかけただけの形状になり、大変簡単な処理で
作成できる。また、粗材形状と、マスク形状がリンクし
ているため、3次元形状を容易に一元化することがで
き、設計変更にも容易に対処できる。
【0043】「サポート形状自動作成アルゴリズム」サ
ポートの形状は、適当に配置すると鋳造時におけるガス
抜き形状になり、存在することが好ましいものになる。
ところが、その配置が不適当であると、鋳造しようとす
る粗材形状を損なうことになる。また、サポート形状が
多すぎると、マスク加工の際に、切断する輪郭が多くな
り、レーザ加工・切断に時間がかかりすぎ、マスク作成
のコストが高くなる。
【0044】このため、サポート作成は、次のようなこ
とが、条件になる。
【0045】(i)粗材形状を損なわないこと (ii)マスク強度が十分であること (iii)必要最小限の数に抑えること (iv)ガス抜き穴として、有効に機能すること。
【0046】そこで、本実施形態においては、図2に示
すように、次のようなステップで、サポート形状を作成
する。
【0047】まず、所定のアルゴリズムで、マスク形状
の中から島部形状を抽出し、この島部形状を取り囲む空
間部に予め定められたルールで発生させたサポートを自
動配置する。
【0048】この自動発生したサポートは、一定の条件
で発生されたものであり、必ずしも最適配置されていな
いため、自動最適化処理によって、所定の条件のサポー
トについて、再配置等の自動最適化処理を行う。
【0049】このようにして、サポートの自動最適化が
行われるが、最後に設計者によるマニュアルの確認修正
を行えるようにしてある。これは、特殊な条件などによ
り、サポートを助処したり、付加したりしたい場合もあ
り、これをマニュアルで可能とするものである。
【0050】このようにして、サポートを効率的に付加
して、マスク形状を生成することができる。特に、この
マスク形状の生成は、基本的に自動的に行えるため、設
計者の負担が大きく軽減される。また、一元化して持つ
粗材3次元形状から得た2次元断面形状からサポートを
自動発生できるため、設計変更に伴なう修正も容易に行
うことができる。
【0051】「サポート形状自動作成処理」ここで、サ
ポートが粗材形状に接すると、その形状を損なう。すな
わち、サポートが粗材形状と接すると、その部分で両者
が一体になってしまい、その部分の粗材形状が損なわれ
る。一方、通常の粗材は、x,y方向の輪郭が多くなっ
ている。そこで、サポートのパターンは、粗材形状の設
計座標系で、常に45゜の方向になる斜め平行線とす
る。このようにすることによって、サポートが、粗材の
端部に接し、サポートの幅だけ粗材が大きくなってしま
うことを防止できる。なお、サポートの断面は、それ単
独であれば、ここに湯が進入せず、ガス抜き穴として機
能するが、粗材形状に対する悪影響はない。
【0052】例えば、粗材形状における島部形状が、長
方形であれば、図3に示すように、サポートが、45゜
方向に自動発生され、空間部分のみが、サポートとして
抽出される。
【0053】なお、45゜という方向は、粗材によって
は、好ましくない場合もあり、この値をパラメータと
し、任意の値を入力できるようにしてある。さらに、サ
ポートの間隔(ピッチ)も変更可能にする。
【0054】ここで、各層のマスクにおいて、同一のサ
ポート配置にすると、サポートが連続して、ここの形状
がそのまま鋳物になってしまう。そこで、各層のサポー
ト形状を異ならせる(ずらす)必要がある。
【0055】例えば、図4に示すような一方向のパター
ンの場合には、パターン設定を各層で、ずらすことで、
同一パターンが続くことを防止できる。図において、実
線で示したパターンが当該層のパターンであり、点線で
示したパターンが隣接する層のパターンである。この手
法によれば、2つのパターンを交互に利用すればよく、
パターンの発生は、非常に簡単になる。ところが、この
手法であると、島部、空間部が大きいときに、マスク全
体の強度が不足する場合がある。
【0056】そこで、島部、空間部などの形状が大きい
ときには、パターンを格子状にするのが好ましい。そし
て、格子状のパターンを2パターン用意して交互に使用
すると、図5に示すように、共通部分が生じ、ここが鋳
物になってしまう。そこで、図6に示すように、異なる
パターンを3パターン(この場合a,b,cの3パター
ン)用意し、これをa→b→c→a→ ・・・というよ
うに順番に使用すればよい。これによって共通部分の発
生を防止できる。なお、図6において、パターンaは実
線、パターンbは点線、パターンcは一点鎖線で示して
ある。
【0057】<パターンの決定>このようなサポートの
配置方法は、鋳造しようとする部品の形状などにより異
なる。そこで、各層でのサポートの配置パターンは、様
々に変更できるようにすることが好ましい。本実施形態
では、以下に記述するようなパラメータの指示で、サポ
ートの配置を決定できるようにしている。
【0058】(i)サポートパターン 設定枚数 N このパラメータNにより、何種類のサポートパターンを
利用するかを決定する。上記例では、2または3が選択
される。
【0059】(ii)マスク繰り返し設定 M このパラメータMにより、同一パターンを何回繰り返し
て使用するかを設定する。これによって、同一位置のサ
ポートが何枚続くかを設定でき、ガス抜き穴の大きさを
制御できる。
【0060】パラメータN,Mについて、図7に示す。
このように、M枚が第1形状、次のM枚が第2の形状
で、N形状まで使用されることになる。
【0061】(iii)傾き G このGには、デフォルトで、45゜がセットされている
が、任意の値に変更できる。
【0062】(IV)ピッチ 図8に示すように、pich1(ピッチ1)は−45゜
方向のサポートのピッチを示し、pich2(ピッチ
2)は45゜方向のサポートのピッチを示す。なお、p
ich1,2の値を0にすることによって、その方向の
サポートは配置されないことになる。また、上述の傾き
Gによって、傾きが変更されるが、2つの方向のサポー
トは、必ず直交するため、G=60とし、pich1が
−60゜であれば、pich2は30゜になる。
【0063】(V)サポート幅 W このサポート幅Wによって、サポートの幅が、決定され
る。
【0064】このようにして、パラメータを決定するこ
とによって、第1のサポートパターンは、図9に示すよ
うに、−方向のサポートについては、左下端の点からp
ich1で、順にサポートを配置する。また、+方向の
サポートについては、右下の点からpich2で順にサ
ポートを配置する。そして、第2パターンでは、サポー
トをpich1/Nまたはpich2/Nだけ左下端、
右下端の点に近付ける。そこで、N番目のパターンで
は、図10に示すように、−方向のサポートが左下端の
点からpich1/N、+方向のサポートが右下端の点
からpich2/Nの位置に配置されることになる。
【0065】「サポート配置最適化処理」上述のような
パラメータを設けてサポートを配置するだけでは、有効
な配置ができない。そこで、不要な部分を削除し、また
必要な部分を追加作成する処理が必要になる。そこで、
本実施形態では、自動的な最適化処理を用意している。
また、通常の場合、このような処理によって、有効な配
置ができるが、特殊な条件などがある場合、これを変更
すべき場合もある。そこで、設計者が内容を確認、修正
できるようにしている。
【0066】<自動最適化処理> (i)不要部分の自動削除 上述の自動的にサポートを配置すると、内側に空間部分
があると、必ずサポートが配置されてしまう。そこで、
不要なサポートを削除する必要がある。図11に示すよ
うなマスク形状の場合において、45゜の方向のサポー
トを配置すると、同一の形状を接続する不要部分が生じ
る。図における白抜き部分が不要部、黒い部分が必要部
である。
【0067】そこで、図12に示すように、まず斜めの
直線状のサポート形状部分から、元々の断面(マスク)
形状部分を差し引いて、分割領域に分割する。そして、
各分割領域の必要不要を区別するため、分割領域の区分
がどのループ(各断面形状の輪郭をループとして認識す
る)との間でできたかのフラグを付ける。なお、ループ
には、各断面形状の輪郭に左外側から順次番号を付け
る。また、形状の外側輪郭は左回りのループ、内側の輪
郭は右回りのループにする。
【0068】これによって、図11の左上のサポート
は、交点が4つともループ2との間でできており、不要
である。また、ループ4、ループ7のみとの間でできた
サポートも不要である。このように、4交点とも同一の
ループとの間でできておれば、このサポートは不要であ
ると判断できる。そこで、フラグの値をチェックして、
サポートの要不要を判定する。
【0069】また、1つのサポートに対し、交点が5個
以上の時は、図13に示すように、形状の縁を通るサポ
ートになる。このようなサポートは好ましくないため、
不要とみなす。
【0070】(ii)サポートの自動追加 サポートの配置は、設定ピッチ毎に画一的に行われてい
る。そこで、サポートのぶつからなかった島部は、サポ
ートのないままである。そこで、このような島部に対
し、サポートを配置する必要がある。
【0071】そこで、まず、左右ループのペアを順にチ
ェックし、サポートとの交点が存在しないペアを抽出す
る。ここで、穴の開いていない形状では、対応する右ル
ープは存在しない。また、1つの形状の中に離れた穴が
複数あれば、1つの左ループに複数の右ループが存在す
ることになる。このようなループも上述のペアに含め
る。
【0072】このような処理によって、図14の左側部
分の形状内の島部が抽出され、これら島部において、破
線で示すサポートが必要であることが分かる。
【0073】このチェックによって、抽出されたペアに
ついて、min−maxボックスを作成する。すなわ
ち、図15に示すように、その島部の取り囲む四角形を
作成する。そして、この四角形の中心を通る45゜サポ
ート形状を作成する。
【0074】また、このようにして得たサポート形状か
ら断面形状を差演算して領域を分割し、同時に交点にど
のループとぶつかったかのフラグを付ける。
【0075】次に、抽出したペアの左回りループのフラ
グを持つもののみを取り出し、これを必要なサポート形
状とし、得られたサポートを和演算して、図16に示す
ように、必要なサポート形状を得る。
【0076】なお、左回りループのフラグのみを抽出し
た段階で、図17に示すようなコ字型の島部の内部のサ
ポートも選択されてしまう。そこで、交点が全て左回り
のループの場合には、これを採用しないようにする。
【0077】(iv)不安定部の検出・サポートの補強 サポートが接続されている島部でも、サポートの接続位
置によっては、不安定な島部がある。例えば、図18に
示すように、細長い島部の一端部にのみサポートが接続
されていると、この島部の支持が不安定である。
【0078】この場合のサポートについて、図19に示
す。このように、まずmin−maxボックスを作成す
る。また、作成されたmin−maxボックス内に、若
干小さなそれぞれ小さなボックスを形成し、その2つの
ボックスで形成される4辺をそれぞれ1〜4のゾーンと
する。
【0079】そして、サポートとの交点がどのゾーンに
属するかを判定し、全てが同一のゾーンに属する場合
に、その島部に対する支持が不安定であると判定する。
なお、各ゾーンの重複分は、いずれか一方の重複部分と
すればよい。
【0080】このようにして、不安定島部と判定された
場合には、その島部に対し、上述と同様に、min−m
axボックスの中心を通るサポートを自動付加する。な
お、コ字上の島部に対する処理も同様である。
【0081】(v)サポート付加・補強時の隣接パター
ンとのダブリチェック 上述のようにして、サポートを付加・補強した場合に
は、当初のサポートパターンと異なるサポートができあ
がる。そこで、このサポートが、隣接する層のサポート
と重ならないようにする必要がある。
【0082】そこで、図20に示すように、XY座標を
45゜回転したX’Y’座標系において、サポート中心
線の位置を過去2枚分記憶しておく。
【0083】そして、新しくサポートを追加する際に
は、それが記憶されている隣接サポートと重ならないか
をチェックする。
【0084】例えば、図21に示すように、サポート幅
以内に記憶されているサポートがあるか否かを判定し、
あった場合には、そのサポートの位置をサポート幅+α
(例えば1〜2mm)だけ+または−方向にずらす処理
を重複がなくなるまで繰り返す。これによって、隣接す
るサポートと位置が重複するサポートの位置をずらすこ
とができる。
【0085】<サポート形状の確認・マニュアル修正機
能>上述のような自動最適化処理をした結果、ほとんど
最適なサポート形状ができ上がる。しかし、これを確認
し、必要であれば、マニュアルで修正できることが好適
である。このために、本実施形態では、確認・マニュア
ル修正機能を有している。
【0086】(i)マスク形状確認機能 (順めくり機能)まず、マスクの形状を1枚ずつ表示す
ることができる。そして、図22に示すように、これを
後送り、前送りによって、順次表示する。これによっ
て、設計者がマスクを順に確認することができる。な
お、表示の際に表示中のマスクが何枚目であるかの表示
(現在の枚数/全部の枚数)を表示する。
【0087】(枚数指定表示機能)また、枚数を指定し
て、該当するマスクの表示も行う。これによって、確認
の際に、修正が必要な形状を探し、見つかった場合に、
後でその形状を順次指定し、修正することができる。
【0088】(修正マスク形状確認機能)後述するマス
ク形状修正機能により修正作業を終了した段階で、その
修正を実行した場合には、もう一度マスク形状を計算し
直して、完了後その表示を行う。そこで、修正後のマス
ク形状を確認することができる。
【0089】(ii)サポート形状の修正機能 (サポート形状の除去機能)任意のサポートを除去する
ために、ロケート点でサポートを囲う。すなわち、図2
3に示すように、ロケート点によって、所定の範囲を囲
み、その内部に位置するサポートを除去する。この場
合、1〜7の7つのロケート点により、ほぼ円形の範囲
を規定している。
【0090】この処理は、任意のマスク形状を上述のよ
うにして、表示しているときに、ロケート点を順次入力
することによって行う。そして、所定の範囲が指定され
た後、除去を指示することによって、指定されたサポー
トが除去される。なお、サポートを1つずつ指定して、
指定されたサポートを除去できるようにしてもよい。こ
れらの指示は、マウスによるクリックなどによって行う
ことが好ましい。
【0091】(サポート形状の付加機能)任意の空間部
にサポートを付加する機能である。例えば、図24に示
すように、1〜4のロケート点を指定することによっ
て、これらで囲まれる範囲をサポートに設定する。この
場合、マスク形状部分との差演算は、自動的に行われ
る。なお、2点の指定によって、設定幅のサポートを付
加するようにしてもよい。
【0092】「システム全体構成」ここで、鋳物製品を
製造するシステムの全体構成を図25に示す。このよう
に、システムは、コンピュータ10と、レーザ加工機1
2、砂型製造装置14と、鋳造機16からなっている。
【0093】コンピュータ10は、粗材3次元形状から
この粗材形状を得るために必要な枚数分のマスク形状を
得る。レーザ加工機12は、得られたマスク形状に基づ
き、鉄板を加工して、対応するマスクを得る。砂型製造
装置14は、得られたマスクを利用して、プラスチック
コート砂の所定部分にレーザ光を照射し、1層分の砂型
形状を得、これを順次積層して繰り返し、砂型を得る。
得られた砂型は、鋳造機16に供給され、ここで溶融さ
れた金属(湯)が砂型に注入される。そして、冷却固化
後、砂型が除去され、鋳物製品が得られる。
【0094】「マスク形状の作成」上記コンピュータ1
0は、マスク形状を生成するものであり、図26の機能
ブロックに示すように、入力装置20、処理部22、出
力装置24からなっている。また、処理部22は、鋳物
尺・ソリ補正部22a、2次元断面形成部22b、サポ
ート作成部22cを有している。
【0095】入力装置20は、粗材3次元形状データを
受け入れると共に、上述したパラメータやマニュアル操
作の指示の入力を受け付ける。また、出力装置24は、
得られたマスク形状をデータとして出力する。なお、出
力装置24には、表示、プリント出力などを含んでもよ
い。
【0096】そして、処理部22は、上述したような、
鋳物尺、ソリ補正処理、2次元断面データの形成、サポ
ートの作成などの処理を行う。
【0097】「マスクの加工」図27に示すように、レ
ーザ加工装置12は、まずマスク形状のデータを取り込
み、取り込んだデータに基づき、マスクを1枚ずつ加工
する。すなわち、鉄板のマスク形状の輪郭部分にレーザ
を照射し、鉄板を切断する。そして、各マスクについて
のデータを順次取り込み、順次加工を行い、1セット
(1つの砂型分)のマスクを作成する。
【0098】「砂型・鋳物の製造」砂型製造装置14
は、砂を1層分ずつ積層する砂積層装置と、ここにマス
クを順次設置するマスク設置機構と、各層の砂にレーザ
を照射するレーザ照射装置からなっている。
【0099】そして、図28に示すように、まず砂積層
装置に一層分の砂を載置する(S11)。この砂は、熱
硬化性等のプラスチックが周囲にコーティングされた所
定径のプラスチックコート砂である。次に、その砂の上
方にマスクをセットする(S12)。マスクがセットで
きた場合には、マスクの上方からレーザを照射する(S
13)。これによって、マスクの開口部の下方にある砂
にレーザ光が照射され、この部分の砂が固化(一体化)
する。
【0100】次に、マスクが終了か(次のマスクがある
か)を判定し(S14)、次のマスクがあれば、S11
に戻り、次の砂層の処理に移る。そして、S14におい
て終了であれば、処理を終了する。このようにして、砂
型が製造される。
【0101】最後に、このようにして、製造された砂型
を用いて鋳物を製造する(S15)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 マスク製作の手順を示す説明図である。
【図2】 サポート形状作成の手順を示すフローチャー
トである。
【図3】 斜めのサポート形状の構成を示す図である。
【図4】 2種類の斜めのサポートパターンを用いる場
合の構成を示す図である。
【図5】 2種類の格子状のサポートパターンを用いる
場合の構成を示す図である。
【図6】 3種類の格子状のサポートパターンを用いる
場合の構成を示す図である。
【図7】 マスク繰り返し設定回数M、サポートパター
ンNを説明する図である。
【図8】 サポートのピッチ、幅を説明する図である。
【図9】 第1パターンにおけるサポートの配置を示す
図である。
【図10】 第Nパターンのサポートの配置を示す図で
ある。
【図11】 サポート不要部分を説明する図である。
【図12】 サポートの分割を説明する図である。
【図13】 不要なサポートの例を示す図である。
【図14】 サポートの付加が必要な場所を示す図であ
る。
【図15】 サポートの付加の状況(部分)を示す図で
ある。
【図16】 サポートの付加の状況(全体)を示す図で
ある。
【図17】 コ字状の島部についてのサポートについて
の説明図である。
【図18】 不安定な島部の説明図である。
【図19】 不安定な島部の判定の説明図である。
【図20】 サポート位置の記憶についての説明図であ
る。
【図21】 サポートの隣接パターンとのダブリチェッ
クの手順を示すフローチャートである。
【図22】 マスク形状の表示の順めくり機能を説明す
る図である。
【図23】 サポート形状の除去機能を説明する図であ
る。
【図24】 サポート形状の付加機能を説明する図であ
る。
【図25】 システムの全体構成を示す図である。
【図26】 コンピュータの機能を説明する図である。
【図27】 レーザ加工の処理を示す図である。
【図28】 砂型製造から鋳造までの工程を説明する図
である。
【符号の説明】
10 コンピュータ、12 レーザ加工機、14 砂型
製造装置、16 鋳造機、20 入力装置、22 処理
部、24 出力装置。
フロントページの続き (72)発明者 小倉 克 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層して形成される鋳造用鋳型の各層を
    形成する際に利用する鋳型積層形成用マスクを製作する
    方法であって、 鋳物形状の2次元断面形状に基づいて、マスク形状を作
    成するマスク形状作成工程と、 作成されたマスク形状の中から空間部に取り囲まれた島
    部を検出する島部検出工程と、 所定間隔の平行線に基づき検出された島部を取り囲む空
    間部にサポートを所定間隔で配置するサポート配置工程
    と、 サポート配置後のマスク形状に基づきマスクを作成する
    工程と、 を有し、 マスク形状にサポートを自動配置してマスクを製作する
    ことを特徴とする鋳型形成用マスクの製作方法。
  2. 【請求項2】 積層形成される鋳造用鋳型の各層を形成
    する際に利用する鋳型積層形成用マスクを製作する方法
    であって、 鋳物形状の2次元断面形状に基づいて、マスク形状を作
    成するマスク形状作成工程と、 作成されたマスク形状の中から空間部に取り囲まれた島
    部を検出する島部検出工程と、 所定間隔の格子に基づき検出された島部を取り囲む空間
    部にサポートを配置するサポート配置工程と、 サポート配置後のマスク形状に基づきマスクを作成する
    工程と、 を有し、 マスク形状にサポートを自動配置してマスクを製作する
    ことを特徴とする鋳型形成用マスクの製作方法。
  3. 【請求項3】 積層形成される鋳造用鋳型の各層を形成
    する際に利用する鋳型積層形成用マスクを製作する方法
    であって、 鋳物形状の2次元断面形状に基づいて、マスク形状を作
    成するマスク形状作成工程と、 作成されたマスク形状の中から空間部に取り囲まれた島
    部を検出する島部検出工程と、 所定のルールに従って、島部を支持するためのサポート
    の配置位置を自動的に決定するサポート位置自動設定工
    程と、 自動設定されたサポートを島部とサポートとの接続状態
    に応じて変更する位置変更工程と、 を有することを特徴とする鋳型積層形成用マスクの製作
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の方
    法において、 上記自動設定工程において、サポートの配置位置を隣接
    する層に用いるのマスク間で異ならせることを特徴とす
    る鋳型積層形成用マスクの製作方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の方
    法において、 上記自動設定工程において、サポートの配置位置を少な
    くとも隣接する3層に用いるマスク間で異ならせること
    を特徴とする鋳型積層形成用マスクの製作方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1つに記載の方
    法において、 上記自動設定工程において、閉じた輪郭により、島部を
    判定すると共に、同一の輪郭間を接続するサポートは不
    要として排除することを特徴とする鋳型積層形成用マス
    クの製作方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1つに記載の方
    法において、 上記最適変更工程において、島部の中心部位置とサポー
    トの島部に対する接続位置から島部の安定度を判断し、
    この安定度に応じて、サポートの接続状態を変更するこ
    とを特徴とする鋳型積層形成用マスクの製作方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1つに記載の方
    法において、 さらに、サポートが設定されたマスク形状に基づき、板
    金にレーザ加工を施し、マスクを製作する工程を備える
    ことを特徴とするマスク製作方法。
JP8123787A 1995-11-09 1996-05-17 鋳型積層形成用マスクの製作方法 Pending JPH09308942A (ja)

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JP8123787A JPH09308942A (ja) 1996-05-17 1996-05-17 鋳型積層形成用マスクの製作方法
DE69604043T DE69604043T2 (de) 1995-11-09 1996-10-29 Verfahren zur Herstellung einer Form aus Schichten und damit hergestelltes Gussstück
EP98124848A EP0906801B1 (en) 1995-11-09 1996-10-29 Method and apparatus for producing a 3-D sand mould with core by laminate forming
DE69633143T DE69633143T2 (de) 1995-11-09 1996-10-29 Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung einer 3-D Sandform mit Kern durch Ausbildung von Sandschichten
EP96117352A EP0776713B1 (en) 1995-11-09 1996-10-29 A method for laminate forming a sand mould and a method for producing a casting using the same
US08/739,728 US5718279A (en) 1995-11-09 1996-11-07 Method for laminate forming a sand mould and a method for producing a casting using the same
CN96122900A CN1088415C (zh) 1995-11-09 1996-11-07 形成三维形状砂模的方法及其制造装置
KR1019960052904A KR100205677B1 (ko) 1995-11-09 1996-11-08 사형의 적층형성 방법 및 장치

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001269990A (ja) * 2000-03-28 2001-10-02 Teijin Ltd クッション材成形金型の製造方法

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