JPH09307070A - スイッチング電源用半導体集積回路 - Google Patents

スイッチング電源用半導体集積回路

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JPH09307070A
JPH09307070A JP8118729A JP11872996A JPH09307070A JP H09307070 A JPH09307070 A JP H09307070A JP 8118729 A JP8118729 A JP 8118729A JP 11872996 A JP11872996 A JP 11872996A JP H09307070 A JPH09307070 A JP H09307070A
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Hajime Tada
元 多田
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング制御回路の1次側電源から2次
側電源へ切替え過渡期の給電を確実に保証できるように
したスイッチング電源用ICを提供すること。 【解決手段】 スイッチング電源用ICのパワーFET
部50Aにおいて、中間口出し電極TAPは直列接続し
たJFET1のソース51sとIGFETのドレイン5
2dとの共通点ではなく、JFET1のドレインを共通
にするJFET2に直列接続したJFET3の専属ソー
ス55sに設けられている。IGFETがオンしても、
中間口出し電極TAPは接地されないため、電極TAP
から取り出される電流IS (スイッチング回路13の起
動電流)はIGFETのオン・オフを問わず断続せず、
継続給電が可能であり、スイッチング制御回路13の電
源の切替え期でも電源ダウンのおそれがなくなり、電源
動作の信頼性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチング電源用パ
ワーIC等に適用される高耐圧・大電流容量の電界効果
トランジスタ(FET)に関し、特に、接合形FET
(JFET)と絶縁ゲート形FET(IGFET又はM
ISFET)を直列接続した回路に係る中間口出し電極
付き複合型電界効果トランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源装置は、周波数及び振
幅電圧が様々なワールドワイドの交流電源(例えばAC
100〜220V)を直流(DC)出力に変換するAC
−DCコンバータである。近年、携帯用電子機器の普及
やOA機器の低消費電力化の要請から、スイッチング電
源装置は、より一層の小型化,軽量化,低消費電力化,
信頼性の向上及び低ノイズ化が要求されている。
【0003】図10は、従来のスイッチング電源用IC
(半導体集積回路)10を用いたスイッチング電源装置
の構成を示す概略図である。この従来例のスイッチング
電源装置100は、米国特許第5,285,369号に
開示されたものと略同様であり、交流入力端子1a,1
bに接続された全波整流回路のダイオード・ブリッジ2
と、その整流出力端子2a,2b間に接続されたフィル
タの平滑コンデンサC1 と、整流出力端子2aに1次側
巻線3aの始端が接続された降圧変圧器3と、1次側巻
線3aの終端にドレイン端子Tbが接続されており、1
次側巻線3aに流す電流を断続するためのスイッチング
電源用IC10と、降圧変圧器3の2次側巻線3bに誘
起する降圧交流を直流端子4a,4bに直流出力として
取り出す半波整流平滑回路4と、降圧変圧器3の2次側
補助巻線3cに誘起する降圧交流を端子5a,5bにス
イッチング電源用IC10のための直流電源Vcc(例え
ば15V以上)として出力する半波整流平滑回路5とを
備えている。半波整流平滑回路4は半波整流ダイオード
1 と平滑コンデンサC2 で構成されている。また、半
波整流平滑回路5も半波整流ダイオードD2 と平滑コン
デンサC3 で構成されている。
【0004】このスイッチング電源装置100に用いら
れるスイッチング電源用IC10は、1次側巻線3aに
流す電流を断続して断続波を形成する高耐圧・大電流容
量のパワーFET部10Aと、そのFET部10Aのス
イッチング制御や保護を行う制御・保護回路部10Bと
から成る。パワーFET部10Aは、接地されたP型接
合ゲート11gを持ち、ドレイン端子Tdに印加される
高電圧(100V以上)を降下させてソース11sに低
電圧Vs (例えば10〜20V程度)を現すNチャネル
の接合形電界効果トランジスタ(JFET)11と、そ
のソース11sをドレイン12dとして共用して直列接
続されており、スイッチング制御信号Sにより開閉する
Nチャネルの絶縁ゲート形電界効果トランジスタ(IG
FET)12とから成る。JFET11のソース11s
とIGFET12のドレイン12dとの共用(コモン)
部には、後述する起動電流として用いる流出電流Is
取り出すための中間口出し電極(タップ)TAPが設け
られている。なおスイッチング電源用IC10のアクテ
ィブ前ではIGFET12はオフ状態にある。
【0005】制御・保護回路部10Bは、中間口出し電
極TAPからの流出電流IS を高抵抗器R3の直前から
導入する電流路切り替え用NPN型トランジスタQ1
と、流出電流IS を通しVCC電源からの逆流電流を阻止
するダイオード接続のNPN型トランジスタQ2と、流
出電流IS を起動電流として用いるパルス幅変調(PW
M)回路13と、トランジスタQ2のコレクタ電圧を分
割する分圧抵抗器R1,R2と、その分圧を反転入力と
すると共に参照電圧Vref (例えば12V)を非反転入
力とし、出力がNPN型トランジスタQ1のベースに接
続された電圧比較器14とを有して成る。
【0006】交流入力端子1a,1bに交流電源が接続
されると、その接続直後では整流出力端子2aに現れる
直流電圧Vは交流電源の半波サイクルの度に段階的に上
昇し続ける。これにより、直流電流が降圧変圧器3の1
次側巻線3aからドレイン端子Td,JFET11のN
チャネルを流れ、中間口出し電極TAPから起動電流I
S として流出し、更にNPN型トランジスタQ1,Q2
を介してパルス幅変調回路13へ給電される。
【0007】そして、中間口出し電極TAPの電圧Vs
が10V程度に上昇すると、パルス幅変調回路13が起
動し、スイッチング制御信号(断続波形)Sの生成を開
始する。これにより、IGFET12の開閉動作が開始
されるので、1次側巻線3aに流れる電流が断続され、
2次側巻線3b及び2次側補助巻線3cにそれぞれ降圧
交流が誘起するため、出力端子4a,4b間に所定の直
流出力が現れると共に、端子5a,5b間に直流電源V
ccが現れる。
【0008】この直流電源Vccはスイッチング電源用I
C10の電源として用いられているものであるが、直流
電源Vccの電圧値が参照電圧Vref (12V)以上にな
ると、これを電圧比較器14が検出し、その出力が接地
されるため、電流路切り替え用NPN型トランジスタQ
1がオン状態からオフ状態へ切り替わり、中間口出し電
極TAPからの流出電流IS は200Kオーム程度の高
抵抗器R3を介して接地側へ流れる。
【0009】PWM動作開始後はIGFET12がオン
・オフを繰り返すことになるが、IGFET12がオン
のときは中間口出し電極TAPの電圧VS が略接地電圧
(GND)となり、1次側巻線3aのインダクタンスで
大きな電圧降下が生じるので、整流出力端子2aの電圧
Vが高電圧でもドレイン端子Tdの電圧Vdはそれより
も低い。従って、パワーFET部10Aは大電流容量素
子として優れている。
【0010】他方、IGFET12がオフのときは、ド
レイン端子Tdには整流出力端子2aに現れる電圧Vが
略そのまま印加するので、JFET11のドレインにピ
ンチオフ電圧Vp 以上の電圧が印加されると、ピンチオ
フ状態となり、そのチャネルに飽和電流が流れるが、ド
レイン電圧Vdが高ければ高い程、JFET11のゲー
ト電圧(接地電圧)が相対的にそのソース電圧VS より
負に大きくなり、飽和ドレイン電流値は微小になる。そ
のため、IGFET11がオフのとき、中間口出し電極
TAPの電圧Vs はJFET11自身のピンチオフ電圧
p (約20V)で、ドレイン端子Tdに印加された高
電圧の大部分はチャネル中の空乏層の拡がりに消費され
る。従って、パワーFET部10Aは高耐圧素子として
優れている。なお、その際、高抵抗器R3には100μ
A程度の無効電流が流れることになるが、IGFET1
2のオン時に流れる電流値がアンペアオーダ(数アンペ
ア)であるため、微弱な無効電流は問題にならない。
【0011】図11は、上記のスイッチング電源用IC
10のパワーFET部10Aの平面構造を示す拡大平面
図である。このパワーFET部10Aにおいては、大電
流容量(数アンペア)を確保する目的でIGFET12
のチャネル幅が長大になるよう、帯状の長い多結晶シリ
コンのゲート電極12gが褶曲状に一巡周回で形成され
ており、その帯状のゲート電極12gに沿った内外周端
の近傍領域がIGFET12のDMOS(2重拡散型の
MOS)部12aに相当している。そして、DMOS部
12aの内周端の内側領域がJFET11の接合ゲート
部11aに相当している。ゲート電極12gの外周側に
はIGFET12のソース電極12sに繋がるソースパ
ッドPDsが設けられている。このソースパッドPDs
は接地される。また、ゲート電極12gの内周側にはJ
FET11のドレイン電極11dに繋がるドレインパッ
ドPDdが設けられている。このドレインパッドPDd
はドレイン端子Tdに接続される。そして、帯状のゲー
ト電極12gの1区画(図10に破線で囲む領域)にお
いては、窓明けした開口内に中間口出し電極TAPが設
けられている。
【0012】図12は図11中のa−a′線に沿って切
断した状態を示すパワーFET部10Aの半導体構造の
切断矢視図である。パワーFET部10Aの半導体構造
は、P- 型半導体基板15上に形成されたN型ウェル1
6と、N型ウェル16のウェル端寄りに沿ってその主面
側に形成された相隣なる内外一対のP型ウェル(Pベー
ス層)17I,17Oと、N型ウェル16の中心寄りの
主面側に形成されたN+ 型のドレイン領域18と、内周
のP型ウェル17I及び外周のP型ウェル17Oの主面
側にそれぞれ形成されたN+ 型のソース領域19(12
s)及びP+ 型のコンタクト領域20と、ソース領域1
9及びコンタクト領域20の双方にオーミック接触した
ソース電極21と、ドレイン領域18にオーミック接触
したドレイン電極22と、内外のソース領域19,19
の双方に亘ってゲート絶縁膜23を介して形成されたゲ
ート電極12gと、N型ウェル16のうち内外のP型ウ
ェル17I,17O(DMOS部)の狭間領域16aか
らドレイン領域18に到る横形ドレイン・ドリフト領域
(拡張ドレイン)16bの上において内周のP型ウェル
17Iに接続して形成されたP型接合ゲート領域24
(11g)と、このP型接合ゲート領域24上に厚く形
成されたフィールド酸化膜(LOCOS)25と、ゲー
ト電極12g及びフィールド酸化膜25の上に形成され
た層間絶縁膜26とを有している。なお、ソース電極2
1及びドレイン電極22はフィールドプレートを有して
いる。
【0013】ゲート電極12gに正のゲート電圧が加わ
ると、P型ウェル17I,17Oのうちゲート電極12
gの直下の表層の導電型が反転してN型チャネルが形成
され、電子電流がIGFET12のソース領域19から
そのN型チャネルを介してIGFET12のドレイン1
2dとJFET11のソース11sとしての共用領域た
る狭間領域16aへ流れ、その直下から横形ドレイン・
ドリフト領域(JFET11のNチャネル)16bを介
してJFET11のドレイン領域18に到達する。即
ち、IGFET12がオンのときはドリフト電流がN型
ウェル16を流れるため、N型ウェル16の不純物濃度
が高い程、複合FET10Aのオン抵抗を低減できる。
また、ドレイン・ドリフト領域16bの上にP型接合ゲ
ート領域24が形成されているので、ドレイン・ドリフ
ト領域16bを横方向に流れるキャリアがフィールド酸
化膜25へ注入し難く、信頼性の高い構造となってい
る。
【0014】ゲート電極12gに接地電位のゲート電圧
が加わると、反転層が消失し、電子電流の注入が止み、
IGFET12がオフとなるが、P- 型半導体基板15
やP型ウェル17I,17Oの接合面は勿論のこと、J
FET11のP型ゲート領域24の接合面からN型ウェ
ル16内へ空乏領域が拡がるため、P型ウェル17I,
17Oとドレイン領域18にかかる逆バイアスのソース
−ドレイン電圧(高電圧)は空乏領域の拡がりに使わ
れ、電界強度が緩和される。図10,図11においてJ
FET11の接合ゲート部11a(24)を横方向に長
く形成してあるのは、電界強度を低くし、高耐圧化を図
るためである。
【0015】図13は図11に示す破線囲み領域を拡大
して示す平面図、図14(A)は図13中のa−a′線
に沿って切断した状態を示す切断矢視図、図14(B)
は図13中のb−b′線に沿って切断した状態を示す切
断矢視図、図15は図13中のc−c′線に沿って切断
した状態を示す切断矢視図である。
【0016】前述したように、帯状のゲート電極12g
の1区画においては開口27が窓明けされており、ソー
ス領域19のセルフアラインによる形成工程と同時に、
開口27を介してN型ウェル16の狭間領域16aの主
面側にN+ 型コンタクト領域28が形成されている。そ
して、このN+ 型コンタクト領域28に中間口出し電極
TAPがオーミック接触している。この狭間領域16a
の主面に形成された中間口出し電極TAPを介して起動
電流Is が流出する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
パワーFET部10Aにあっては、次のような問題点が
あった。
【0018】 PWM回路13の起動開始後、IGF
ET12がオンする毎に、中間口出し電極TAPの電圧
s が接地電位に落ちる。このため、PWM回路13の
起動開始後、1次側電源からVcc電源(2次側電源)へ
の切替えまでの期間は、電流路切替え用NPN型トラン
ジスタQ1を流れる電流が消失することになる。この結
果、PWM回路13の能動を確保するため、早期に電源
切替えを行う必要があるが、PWM起動からVcc電源が
充分に上昇するまではどうしてもタイムラグを生じるの
で、PWM起動からVcc電源への切替えまでにはPWM
回路の電源ダウンの危険期間が紛れ込む。
【0019】 IGFET12のオフ時においては、
前述したように、中間口出し電極TAPの電圧Vs がJ
FET11のピンチオフ電圧Vp である20V程度まで
上昇するため、ゲート絶縁膜23のうち開口27の内周
端部分は、20V程度のN+ 型コンタクト領域28と0
V程度のゲート電極12gに挟まれており、絶縁膜破壊
を生じるおそれがある。この絶縁破壊を回避する一つの
策としては、ゲート絶縁膜23を20V耐圧以上の膜厚
にすることである。シリコン酸化膜の信頼性を確保した
限界強度は4MV/cmであるため、ゲート絶縁膜23の
膜厚は500Å以上が必要である。通常、250Å程度
までは可能であるが、ゲート絶縁膜の膜厚が厚くなる
と、IGFET12のしきい値及びオン抵抗の上昇を招
き、IGFET12の駆動能力が低下する。
【0020】他方、JFET11のピンチオフ電圧Vp
を20V程度から10V程度に下げることができるが、
ピンチオフ電圧を下げるには、JFET11のNチャン
ネルの濃度、即ちN型ウェル16の濃度を下げて低圧で
空乏領域が拡がるようにする必要があるため、チャネル
抵抗が大きくなり、オン抵抗の上昇を招き、大電流容量
化を害する。
【0021】 上記の半導体構造においては、双ウェ
ルのP型ウェル17I,17OのN型の狭間領域16a
の主面側に高濃度のN型コンタクト領域28が割り込み
形成されているため、IGFET12のオフ時において
は、コンタクト領域28が邪魔となり、両側のP型ウェ
ル17I,17Oの接合面から狭間領域16aへの空乏
領域が拡がり難い。つまり、図14(B)に示す如く、
P型ウェル17I,17Oの接合面から狭間領域16a
へ拡がる空乏領域Eの主面端が先に高濃度のN型のコン
タクト領域28に達するため、その主面端のN型のコン
タクト領域28での進行が急に鈍り、空乏端が全体とし
て発達し難くなる。その空乏層が狭間領域16aに充満
しても、特に○印で示すコンタクト領域28の直下領域
(双方の空乏層の会合が遅れる領域)では空乏電界が異
常に集中し、降伏の弱点箇所が発生し、耐圧の低下を招
く。
【0022】また、図12及び図14に示す如く、高濃
度のN型のコンタクト領域28の側端部(×印で示す)
でも、P型ウェル17I,17Oの接合面から進行する
空乏領域が回り込み難く、空乏電界が異常に集中し、降
伏耐圧の低下を招く。
【0023】そこで、上記の問題点に鑑み、本発明の第
1の課題は、中間口出し電極に関する回路的又は構造的
な形態を改善することにより、スイッチング制御回路の
1次側電源から2次側電源への切替え過渡期の給電を確
実に保証できるようにしたスイッチング電源用半導体集
積回路を提供することにある。
【0024】本発明の第2の課題は、IGFETのゲー
ト絶縁膜の厚膜化を招かずに、低オン抵抗化を実現する
スイッチング電源用半導体集積回路を提供することにあ
る。
【0025】本発明の第3の課題は、DMOS部の狭間
領域での電界集中を緩和でき、高耐圧化を実現するスイ
ッチング電源用半導体集積回路を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るために、本発明の第1の回路的手段では、第1導電型
チャネルの第1の接合形FETと、このソースをドレイ
ンとして直列接続されており、スイッチング制御信号に
より開閉する第1導電型チャネルの絶縁ゲート形FET
を備えたスイッチング電源用半導体集積回路において、
第1の接合形FETのソースと第1導電型の絶縁ゲート
形FETのドレインとの共通点から電流を取り出すので
はなく、第1の接合形FETとドレイン同士を接続した
第1導電型チャネルの第2の接合形FETの専属ソース
から電流を取り出す中間口出し電極を設けたことを特徴
とする。ここで、第2の接合形FETとは、唯一の接合
形FET素子に限らず、これに直列した別の接合形FE
T素子をも含み、等価回路的に唯一の接合形FETで代
表されるものである。
【0027】本発明の第1の回路的手段においては、第
1導電型チャネルの絶縁ゲート形FETがオンすると、
第1の接合形FETのソースと絶縁ゲート形FETのド
レインとの共通点の電圧が絶縁ゲート形FETのソース
電圧(接地電圧)に落ちるが、中間口出し電極はその共
通点に接続されておらず、第2の接合形FETの専属ソ
ースから電流を取り出すようになっているため、中間口
出し電極の電圧は絶縁ゲート形FETのソース電圧に落
ちない。このため、中間口出し電極から取り出される電
流は絶縁ゲート形FETのオン・オフを問わず断続しな
いので、継続給電が可能であり、スイッチング制御回路
の電源の切替え期でも電源ダウンのおそれがなくなり、
給電の信頼性を高めることができる。これを敷衍すれ
ば、スイッチング動作後、電源の切替えを行わなくて
も、スイッチング制御回路の電源を中間口出し電極から
の給電で恒常的に間に合わすことができる。極論すれ
ば、電源切替え回路,補助巻線及びその整流平滑回路が
不要となり、チップサイズの大幅化やチップの低コスト
化を達成することができる。
【0028】また、本発明の第2の回路的手段では、第
2の接合形FETのソースをドレインとして直列接続さ
れた第1導電型チャネルの第3の接合形FETを有して
おり、中間口出し電極が第3の接合形FETのソース及
びゲートに接続されて成ることを特徴とする。かかる第
2の回路的手段の中間口出し電極も、第1の接合形FE
Tのソースと絶縁ゲート形FETのドレインとの共通点
(コモン)には接続されておらず、第2の接合形FET
に直列接続した第3の接合形FETのソースに接続され
ているので、第1の回路的手段と同様、スイッチング制
御回路の電源の信頼性を高めることができる。
【0029】そしてまた、上記第1及び第2の課題を解
決するために、本発明の第1の構造的手段では、第1導
電型半導体基板上に形成された第2導電型層、第2導電
型層の一方部の主面側に形成された相隣なる双ウェルの
第1導電型領域、第2導電型層の他方部の主面側に形成
された第2導電型ドレイン領域、それぞれの第1導電型
領域の主面側に形成された第2導電型ソース領域、第1
導電型領域及び上記ソース領域の双方にオーミック接触
したソース電極、上記ドレイン領域にオーミック接触し
たドレイン電極、並びに、上記ソース領域の双方に亘っ
てゲート絶縁膜を介して形成された帯状ゲート電極を具
備する絶縁ゲート形FET部と、第2導電型層のうち第
1導電型領域の上記双ウェルの狭間領域から上記ドレイ
ン領域に到る第2導電型ドレイン・ドリフト領域の上に
おいて、上記双ウェルの片側に接続して形成された第1
導電型の第1接合ゲート領域を具備する接合形FET部
とを備えたスイッチング電源用半導体集積回路であっ
て、上記帯状ゲート電極の少なくとも1区間において開
いた開口の内周端に沿って上記ゲート絶縁膜に比して厚
く形成された反転防止用環状絶縁膜と、この反転防止用
環状絶縁膜の区画内において上記狭間領域にオーミック
接触した中間口出し電極とを有して成ることを特徴とす
る。
【0030】かかる第1の構造的手段においては、反転
防止用環状絶縁膜によって絶縁ゲート形FET部におけ
るDMOS部の一部のチャネルが抑圧されて非MOS化
されているので、第2導電型層の狭間領域のうち反転防
止用環状絶縁膜に囲まれた領域は実質上接合形FET部
の専属ソース領域となっている。この専属ソース領域に
中間口出し電極がオーミック接触している。このため、
第1の構造的手段の等価回路は第1の回路的手段に相当
している。第1の回路的手段と同様に、スイッチング制
御回路の電源の信頼性を高めることができる。
【0031】そして、絶縁ゲート形FET部がオフ状態
のとき、ゲート電極の電圧と中間口出し電極(専属ソー
ス領域)の電圧(ピンチオフ電圧)とで開口の内周端の
ゲート絶縁に比較的高い電圧が印加されることになる
が、中間口出し電極の周囲には厚い反転防止用環状絶縁
膜が形成されているため、その絶縁膜破壊を回避でき
る。従って、反転防止用環状絶縁膜以外のゲート絶縁膜
を厚く形成する必要がないので、絶縁ゲート形FET部
のしきい値及びオン抵抗の上昇を抑制できる。
【0032】従って、中間口出し電極の周りに反転防止
用環状絶縁膜を形成する意義は、第1の回路的手段の実
現することと、絶縁膜破壊の回避にある。
【0033】加えて、上記第2,第3及び第5の課題を
解決するために、本発明の第2の構造的手段では、上記
反転防止用環状絶縁膜の区画内において上記狭間領域の
主面側に形成されており、上記中間口出し電極にオーミ
ック接触した第1導電型の第2接合ゲート領域を具備す
る第2の接合形FET部を有して成ることを特徴とす
る。かかる第2の構造的手段の等価回路は第2の回路的
手段に相当している。
【0034】更に、狭間領域の略中央部分に第2接合ゲ
ート領域が形成されているため、絶縁ゲート形FET部
のオフ時には狭間領域全体に空乏領域を早く拡げること
ができ、狭間領域(中間口出し電極のコンタクト領域)
の直下での電界集中を緩和できる。このため、更なる高
耐圧化を実現できる。
【0035】そして、第2の構造的手段において、上記
第1導電型領域に接続しており、上記反転防止用環状絶
縁膜の直下で第2接合ゲート領域を取り囲む第1導電型
の第3接合ゲート領域を具備する第3の接合形FET部
を設けた構成では、第3接合ゲート領域が上記専属ソー
ス領域(狭間領域)を絶縁ゲート形FET部のDMOS
部から完全にPN接合分離されている。このため、絶縁
ゲート形FET部のオフ時には、第3接合ゲート領域の
内周から狭間領域(第3の接合形FET部のチャネル)
に対しガードリングとして空乏領域を早期に拡げてピン
チオフさせることができると共に、第3接合ゲート領域
の外周への空乏領域も発達するため、中間口出し電極の
コンタクト領域の側端部での電界集中を緩和できる。従
って、更なる高耐圧化を実現できる。
【0036】第3の接合形FET部を有する半導体構造
において、上記第1導電型の第2接合ゲート領域の主面
側にその領域規模よりはみ出し形成されており、上記中
間口出し電極が接触した第2導電型コンタクト領域と、
第2導電型コンタクト領域の一部を貫通して上記第2接
合ゲート領域に達しており、上記中間口出し電極が接触
した第1導電型コンタクト領域とを有して成るコンタク
トコンタクト構造を採用できる。かかるコンタクト構造
では、狭間領域の第2導電型コンクタク領域の下に第2
接合ゲート領域が形成されているので、第2接合ゲート
領域の底面から狭間領域の直下に早く空乏領域が達する
ため、狭間領域の直下での電界集中を確実に緩和でき、
高耐圧化を確保できる。また、第2導電型コンクタク領
域が第2接合ゲート領域よりもはみ出し形成されている
ので、狭間領域に確実なコンタクトを保証する。
【0037】
【実施形態】次に添付図面を参照して、本発明の実施形
態を説明する。
【0038】図1は、本発明の実施形態に係るスイッチ
ング電源用ICを用いたスイッチング電源装置の構成を
示す概略図である。本例のスイッチング電源装置200
は、交流入力端子1a,1bに接続された全波整流回路
のダイオード・ブリッジ2と、その整流出力端子2a,
2b間に接続されたフィルタの平滑コンデンサC1 と、
整流出力端子2aに1次側巻線3aの始端が接続された
降圧変圧器3と、1次側巻線3aの終端にドレイン端子
Tdが接続されおり、1次側巻線3aに流す電流を断続
するためのスイッチング電源用IC50と、降圧変圧器
3の2次側巻線3bに誘起する降圧交流を直流端子4
a,4bに直流出力として取り出す半波整流平滑回路4
と、降圧変圧器3の2次側補助巻線3cに誘起する降圧
交流を端子5a,5bにスイッチング電源用IC10の
ための直流電源Vcc(例えば15V以上)として出力す
る半波整流平滑回路5とを備えている。半波整流平滑回
路4は半波整流ダイオードD1 と平滑コンデンサC2
構成されている。また、半波整流平滑回路5も半波整流
ダイオードD2 と平滑コンデンサC3 で構成されてい
る。
【0039】このスイッチング電源装置200に用いら
れるスイッチング電源用IC50は、1次側巻線3aに
流す電流を断続して断続波を形成する高耐圧・大電流容
量のパワーFET部50Aと、そのFET部50Aのス
イッチング制御や保護を行う制御・保護回路部50Bと
から成る。
【0040】パワーFET部50Aは、接地されたP型
接合ゲート51gを持ち、ドレイン端子Tdに印加され
る高電圧(100V以上)を降下させてソース51sに
低電圧Vs (例えば10〜20V程度)を現す約700
V耐圧Nチャネルの第1の接合形電界効果トランジスタ
(JFET1)51と、そのソース51sをドレイン5
2dとして共用して直列接続されており、スイッチング
制御信号Sにより開閉するNチャネルの絶縁ゲート形電
界効果トランジスタ(IGFET)52と、JFET1
のドレイン51dをドレイン53dとして共通し、接地
されたP型接合ゲート53gを持つ約700V耐圧の第
2のNチャネルの接合形電界効果トランジスタ(JFE
T2)53と、JFET2のソース53sをドレイン5
4dとして共通し、接地されたP型接合ゲート54gを
持つ約40V耐圧の第4のNチャネルの接合形電界効果
トランジスタ(JFET4)53と、JFET4のソー
ス54sをドレイン55dとして直列接続されており、
ソース55sに中間口出し電極(タップ)TAPを備
え、ソース55sがP型接合ゲート55gに接続された
約40V耐圧Nチャネルの第3の接合形電界効果トラン
ジスタ(JFET3)55とから成る。なお、スイッチ
ング電源用IC50の起動前ではIGFETはオフ状態
にある。
【0041】制御・保護回路部50Bは、中間口出し電
極TAPからの流出電流IS を高抵抗器R3の直前から
導入する電流路切り替え用NPN型トランジスタQ1
と、流出電流IS を通しVcc電源からの逆流電流を阻止
するダイオード接続のNPN型トランジスタQ2と、流
出電流IS を起動電流として用いるパルス幅変調(PW
M)回路13と、トランジスタQ2のコレクタ電圧を分
割する分圧抵抗器R1,R2と、その分圧を反転入力と
すると共に参照電圧Vref (例えば12V)を非反転入
力とし、出力がNPN型トランジスタQ1のベースに接
続された電圧比較器14とを有して成る。
【0042】交流入力端子1a,1bに交流電源が接続
されると、その接続直後では整流出力端子2aに現れる
直流電圧Vは交流電源の半波サイクルの度に段階的に上
昇し続ける。これにより、直流電流が降圧変圧器3の1
次側巻線3aからドレイン端子Td,JFET2,JF
ET4を介してJFET3のソース55sの中間口出し
電極TAPから起動電流IS として流出し、更にNPN
型トランジスタQ1,Q2を介して半波整流平滑回路5
の平滑コンデンサC3 及びパルス幅変調回路13へ給電
される。
【0043】そして、中間口出し電極TAPの電圧Vs
が10V程度に上昇すると、パルス幅変調回路13が起
動し、スイッチング制御信号(断続波形)Sの生成を開
始する。これにより、IGFETの開閉動作が開始され
るので、1次側巻線3aに流れる電流が断続され、2次
側巻線3b及び2次側補助巻線3cにそれぞれ降圧交流
が誘起するため、出力端子4a,4b間に所定の直流出
力が現れると共に、端子5a,5b間に直流電源Vccが
現れる。この直流電源Vccはスイッチング電源用IC5
0の電源として用いられているが、直流電源Vccの電圧
値が参照電圧Vref (12V)以上になると、これを電
圧比較器14が検出し、その出力が接地されるため、電
流路切り替え用NPN型トランジスタQ1がオン状態か
らオフ状態へ切り替わり、中間口出し電極Pからの流出
電流IS は200Kオーム程度の高抵抗器R3を介して
接地側へ流れる。
【0044】PWM動作開始後はIGFETがオン・オ
フを繰り返すことになるが、IGFETがオンのとき
は、そのドレイン52dの電圧は略接地電圧(GND)
となるものの、中間口出し電極TAPの電圧VS は略接
地電圧にはならず、約5V程度になる。またJFET1
のドレイン電流がそのNチャネルで大きなドリフト電流
として急増するため、1次側巻線3aのインダクタンス
で大きな電圧降下が生じるので、整流出力端子2aの電
圧Vが高電圧でもドレイン端子Tdの電圧Vdはそれよ
りも低い。
【0045】他方、IGFETがオフのときは、ドレイ
ン端子Tdには整流出力端子2aに現れる電圧Vが略そ
のまま印加するので、JFET1のドレイン51dにピ
ンチオフ電圧Vp 以上の電圧が印加されると、ピンチオ
フ状態となり、ドレイン端子Tdに印加された高電圧は
チャネル中の空乏層の拡がりに消費される。
【0046】本実施形態では、中間口出し電極TAPが
JFET1のソース51sとIGFETのドレイン52
dとの共通点に設けられているのではなく、JFET3
の専属ソース55sに設けられている。なお、JFET
2とJFE54とは等価回路的には唯一のJFET(例
えばJFET2)でシンボル表現できる。IGFETが
オンすると、JFET1のソース51sとIGFETの
ドレイン52dとの共通点が接地されるが、中間口出し
電極TAPはその共通点に接続されておらず、JFET
3の専属ソース55sに接続されているため、中間口出
し電極TAPは接地されない。このため、中間口出し電
極TAPから取り出される電流IS はIGFETのオン
時で断続せず、継続給電が可能であり、スイッチング制
御回路13の電源の切替え期でも電源ダウンのおそれが
なくなり、電源動作の信頼性を高めることができる。こ
れを敷衍すれば、スイッチング動作後、電源の切替えを
行わなくても、スイッチング制御回路13の電源を中間
口出し電極TAPからの給電で恒常的に間に合わすこと
ができる。極論すれば、電源切替え回路58,補助巻線
3c,半波整流平滑回路5が不要となり、チップサイズ
の大幅化やチップの低コスト化を達成することができ
る。
【0047】図2(A)〜(D)は図1のFET部50
Aに採用可能な回路構成を示す。図2(D)は図1に示
すものと同一である。(A)の回路は、JFET1と共
通ドレインのJFET2(53)の専属ソース53sに
中間口出し電極(出力)TAPを設けたものである。J
FET2(53)は接地された固定バイアスである。
【0048】JFET2は高耐圧化をために必要であ
る。(B)の回路は、JFET2(53)にJFET4
(54)を直列接続し、JFET4の専属ソース54s
に中間口出し電極TAPを設けたものである。JFET
2及びJFET4は共に接地された固定バイアスであ
る。このため、(B)の回路は、等価回路的に(A)の
回路に還元できる。
【0049】(C)の回路は、(B)の回路においてJ
FET4に代えてソースとゲートが接続したJFET3
の専属ソース55sに中間口出し電極TAPを設けたも
のである。JFET3は自己バイアスである。(D)の
回路は、図1に示すものと同一であるが、JFET2と
JFET4は等価回路的には唯一のJFETに相当する
ので、(C)の回路に還元できる。
【0050】従って、本実施形態における基本的な回路
構成としては、(A)の回路と(C)の回路に帰結す
る。
【0051】図3は、図1に示すスイッチング電源用I
C50のパワーFET部50Aの平面構造を示す拡大平
面図である。このパワーFET部50Aにおいては、大
電流容量(数アンペア)を確保する目的でIGFETの
チャネル幅が長くなるよう、帯状の長い多結晶シリコン
のゲート電極52gが褶曲状に一巡周回で形成されてお
り、その帯状のゲート電極52gに沿った内外周端の近
傍領域がIGFETのDMOS(2重拡散構造のMO
S)部52aに相当している。そして、DMOS部52
aの内周端の内側領域がJFET1の接合ゲート部51
aに相当している。ゲート電極52gの外周側にはIG
FETのソース52sに繋がるソースパッドPDsが設
けられている。このソースパッドPDsは接地される。
また、ゲート電極52gの内周側にはJFET1のドレ
イン51dに繋がるドレインパッドPDdが設けられて
いる。このドレインパッドPDdはドレイン端子Tdに
接続される。そして、帯状のゲート電極52gの1区画
(図3に破線で囲む領域)においては窓明けした開口内
に中間口出し電極TAPが設けられている。中間口出し
電極TAPの内周側はJFET2の接合ゲート部53a
に相当している。
【0052】図4は図3中のa−a′線に沿って切断し
た状態を示すパワーFET部50Aの半導体構造の切断
矢視図である。パワーFET部50Aの半導体構造は、
-型半導体基板15上に形成されたN型ウェル16
と、N型ウェル16のウェル端寄りに沿ってその主面側
に形成された相隣なる内外一対のP型ウェル(Pベース
層)17I,17Oと、N型ウェル16の中心寄りの主
面側に形成されたN+ 型のドレイン領域18と、内周の
P型ウェル17I及び外周のP型ウェル17Oの主面側
にそれぞれ形成されたN+ 型のソース領域19及びP+
型のコンタクト領域20と、ソース領域19及びコンタ
クト領域20の双方にオーミック接触したソース電極2
1と、ドレイン領域18にオーミック接触したドレイン
電極22と、内外のソース領域19,19の双方に亘っ
てゲート絶縁膜23を介して形成されたゲート電極52
gと、N型ウェル16のうち内外のP型ウェル17I,
17O(DMOS構造)の狭間領域16aからドレイン
領域18に到る横形ドレイン・ドリフト領域(拡張ドレ
イン)16bの上において内周のP型ウェル17Iに接
続して形成された第1のP型接合ゲート領域24と、こ
のP型接合ゲート領域24上に厚く形成されたフィール
ド酸化膜(LOCOS)25と、ゲート電極52g及び
フィールド酸化膜25の上に形成された層間絶縁膜26
とを有している。なお、ソース電極21及びドレイン電
極22はフィールドプレートを有している。また、DM
OS部52aは広義の二重拡散構造であり、P型ウェル
(Pベース層)17I,17Oはゲート電極52gの形
成前に拡散形成され、ゲート電極52gをマスクとして
用いたセルフアラインとなっていないが、ソース領域1
9はセルフアラインで形成される。
【0053】このようなDMOS部を持つパワーFET
部50Aにおいて、ゲート電極52gに正のゲート電圧
が加わると、P型ウェル17I,17Oのうちゲート電
極52gの直下の表層の導電型が反転してN型チャネル
が形成され、電子電流がIGFETのソース領域19か
らそのN型チャネルを介してそのドレイン52dとJF
ET1のソース51sとしての共用領域たる狭間領域1
6aへ流れ、その直下からドレイン・ドリフト領域(J
FET1のNチャネル)16bを介してJFET1のド
レイン領域18に到達する。即ち、IGFETがオンの
ときはドリフト電流がN型ウェル16を流れるため、N
型ウェル16の不純物濃度が高い程、複合FETのオン
抵抗を低減できる。また、ドレイン・ドリフト領域(拡
張ドレイン)16bの上にJFET1の接合ゲート領域
24が形成されているので、ドレイン・ドリフト領域1
6bを横方向に流れるキャリアがフィールド酸化膜25
へ注入し難く、信頼性の高い構造となっている。
【0054】ゲート電極52gに接地電位のゲート電圧
が加わると、反転層が消失し、電子電流の注入が止み、
IGFETがオフするが、P- 型半導体基板15やP型
ウェル17I,17Oの接合面は勿論のこと、JFET
1のP型ゲート領域24の接合面からN型ウェル16内
へ空乏領域が拡がるため、P型ウェル17I,17Oと
ドレイン領域18にかかる逆バイアスのソース−ドレイ
ン電圧(高電圧)は空乏領域の拡がりに使われ、電界強
度が緩和される。従って、高耐圧化が実現している。
【0055】図5は図3中のb−b′線に沿って切断し
た状態を示すパワーFET部50Aの半導体構造の切断
矢視図、図6は図3に示す破線囲み領域を拡大して示す
平面図、図7(A)は図6中のA−A′線に沿って切断
した状態を示す切断矢視図、図7(B)は図6中のB−
B′線に沿って切断した状態を示す切断矢視図、図7
(C)は図6中のC−C′線に沿って切断した状態を示
す切断矢視図、図8(D)は図6中のD−D′線に沿っ
て切断した状態を示す切断矢視図、図8(E)は図6中
のE−E′線に沿って切断した状態を示す切断矢視図、
図9は図6中のF−F′線に沿って切断した状態を示す
切断矢視図である。
【0056】従来の構造と同様に、帯状のゲート電極5
2gの1区画において、矩形の開口67が窓明けされて
いる。この開口67の内周端直下に沿ってゲート絶縁膜
23の膜厚に比して厚い膜厚(例えば6000Å)の反
転防止用環状絶縁膜(フィールド酸化膜)23aが巡ら
されている。また、この反転防止用環状絶縁膜23aの
直下でウェルの内周端が合うように、P型ウェル17
I,17Oが形成されていると共に、図9に示すよう
に、P型ウェル17Iと17Oとを接続するP型連結領
域17Sが形成されている。反転防止用環状絶縁膜(フ
ィールド酸化膜)23aを囲むP型ウェル17I,17
O及びP型連結領域17Sは第4のJFET4の第4の
接合ゲート54gに相当している。
【0057】この反転防止用環状絶縁膜23aの区画内
において、N型ウェル16の隔絶された狭間領域16c
の主面側中央にはウェル状のP型領域61が形成されて
おり、このP型領域61は第3のJFET3の第3の接
合ゲート55gに相当している。P型領域61の主面側
にはこれよりも横方向にはみ出したN+ 型コンタクト領
域62が形成されており、このN+ 型コンタクト領域6
2に中間口出し電極TAPがオーミック接触している。
+ 型コンタクト領域62の一部にはP型領域61に達
するP+ 型コンタクト領域63が貫通しており、このP
+ 型コンタクト領域63にも中間口出し電極TAPがオ
ーミック接触している。第3のJFET3のNチャネル
及び第4のJFET4のNチャネルは、隔絶された狭間
領域16cのうち中央のP型領域61とP型ウェル17
I,17Oで挟まれた部分で共通している。
【0058】IGFETがオフ状態のとき、ゲート電極
52gの電圧と中間口出し電極TAPの電圧(ピンチオ
フ電圧)とで開口67の内周端のゲート絶縁膜23に比
較的高い電圧が印加されることになるが、中間口出し電
極TAPの周囲には6000Å程度の厚い反転防止用環
状絶縁膜23aが形成されているため、その絶縁膜破壊
を回避できる。従って、反転防止用環状絶縁膜23a以
外のゲート絶縁膜23を厚く形成する必要がないので、
IGFETのしきい値及びオン抵抗の上昇を抑制でき
る。
【0059】隔絶された狭間領域16cの略中央部分に
は第3のJFET3の接合ゲート55gとしてP型領域
61が形成されているため、中間口出し電極TAPのN
+ 型コンタクト領域62の存在にも拘わらず、IGFE
Tのオフ時にはP型ウェル17I,17O及びP型連結
領域17Sからの空乏層がコンタクト領域62に達する
前に、P型領域61から狭間領域16c全体に空乏領域
を早く拡げることができ、狭間領域16cの直下での電
界集中を緩和できる。このため、更なる高耐圧化を実現
できる。N+ 型コンタクト領域62はP型領域61より
も横方向にはみ出し形成されているため、狭間領域6c
での確実なコンタクトが保証される。
【0060】またP型領域61は、P型ウェル17I,
17Oの外にP型連結領域17Sを含めた第4のJFE
T4の接合ゲート54gで取り囲まれており、DMOS
部52aと非DMOS部52bとをPN接合分離してい
る。従って、DMOS部52a側の狭間領域16aと非
DMOS部52b側の狭間領域16cとは実質的に電気
的絶縁されている。
【0061】そして、IGFET52のオフ時には、P
型連結領域17Sの内側から狭間領域16cに対し空乏
領域を早期に拡げてピンチオフさせることができると共
に、P型連結領域17Sの外側への空乏領域も発達する
ため、中間口出し電極TAPのN+ 型コンタクト領域6
2の側端部での電界集中を緩和できる。従って、更なる
高耐圧化を実現できる。P型ウェル17I,17O及び
P型連結領域17Sは一種のガードリングを構成してい
る。
【0062】なお、上記の実施態様では、Nチャネル型
のJFET,IGFETを用いて正の高電圧をJFET
のドレインに加えるようにしてあるが、負の高電圧を断
続する場合はPチャネル型のJFET,IGFETを用
いることになる。
【0063】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、第1のJFETとIGFETの直列回路において、
IGFETには実質的に接続されない第2のJFETを
設け、IGFETがオンした際はそのソース電圧(接地
電圧)にならない第2のJFETのソースから電流を取
り出す中間口出し電極を設けたことを特徴としているた
め、次のような効果を奏する。
【0064】(1) 中間口出し電極から取り出される
電流はIGFETのオン・オフを問わず断続せず、継続
給電が可能であり、スイッチング制御回路の電源の切替
え期でも電源ダウンのおそれがなくなり、給電の信頼性
を高めることができる。これを敷衍すれば、IGFET
のスイッチング動作後、電源の切替えを行わなくても、
スイッチング制御回路の電源を中間口出し電極からの給
電で恒常的に間に合わすことができる。更に極論すれ
ば、電源切替え回路,補助巻線及びその整流平滑回路が
不要となり、チップサイズの大幅化やスイッチング電源
装置の低コスト化を実現できる。
【0065】(2) 第1の構造的手段においては、反
転防止用環状絶縁膜によって絶縁ゲート形FET部のD
MOS部の一部がチャネルが抑圧されて非MOS化され
ているので、第2導電型層の狭間領域のうち反転防止用
環状絶縁膜に囲まれた領域は第1の接合形FET部の実
質的な専属ソース領域となり、この専属ソース領域に中
間口出し電極がオーミック接触している。このため、第
1の構造的手段の等価回路は(1)の回路的構成に相当
しており、それと同等の効果を奏する。
【0066】そして、厚い反転防止用環状絶縁膜が形成
されているため、その絶縁膜破壊を回避できる。従っ
て、反転防止用環状絶縁膜以外のゲート絶縁膜を厚く形
成する必要がないので、絶縁ゲート形FET部のしきい
値及びオン抵抗の上昇を抑制できる。
【0067】(3) 第2接合ゲート領域を具備する構
造は上記(2)の回路的構成に相当しており、それと同
等の効果を奏する。更に、狭間領域の略中央部分に第2
接合ゲート領域が形成されているため、絶縁ゲート形F
ET部のオフ時には狭間領域全体に空乏領域を早く拡げ
ることができ、狭間領域の直下での電界集中を緩和でき
る。このため、更なる高耐圧化を実現できる。
【0068】(4) そして、第3接合ゲート領域を具
備する構造では、IGFET部のDMOS部から非DM
OS部を完全に分離している。このため、IGFET部
のオフ時には、第3接合ゲート領域の内周から狭間領域
に対し空乏領域を早期に拡げてピンチオフさせることが
できると共に、第3接合ゲート領域の外周への空乏領域
が発達するため、中間口出し電極のコンタクト領域の側
端部での電界集中を緩和できる。従って、更なる高耐圧
化を実現できる。
【0069】(5) 中間口出し電極が接触した第2導
電型コンタクト領域が第2接合ゲート領域の主面側にそ
の領域規模よりはみ出し形成されており、中間口出し電
極の接触した第1導電型コンタクト領域が第2導電型コ
ンタクト領域の一部を貫通して第2接合ゲート領域に達
しているコンタクト構造においては、第2接合ゲート領
域の底面から狭間領域の直下に早く空乏領域が達するた
め、狭間領域の直下での電界集中を確実に緩和でき、高
耐圧化を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るスイッチング電源用I
Cを用いたスイッチング電源装置の構成を示す概略図で
ある。
【図2】(A)〜(D)はそれぞれ図1のFET部に採
用可能な回路構成を示す回路図である。
【図3】図1に示すスイッチング電源用ICのパワーF
ET部の平面構造を示す拡大平面図である。
【図4】図3中のa−a′線に沿って切断した状態を示
すパワーFET部の半導体構造の切断矢視図である。
【図5】図3中のb−b′線に沿って切断した状態を示
すパワーFET部の半導体構造の切断矢視図である。
【図6】図3に示す破線囲み領域を拡大して示す平面図
である。
【図7】(A)は図6中のA−A′線に沿って切断した
状態を示す切断矢視図、(B)は図6中のB−B′線に
沿って切断した状態を示す切断矢視図、(C)は図6中
のC−C′線に沿って切断した状態を示す切断矢視図で
ある。
【図8】(D)は図6中のD−D′線に沿って切断した
状態を示す切断矢視図、(E)は図6中のE−E′線に
沿って切断した状態を示す切断矢視図である。
【図9】図6中のF−F′線に沿って切断した状態を示
す切断矢視図である。
【図10】従来のスイッチング電源用ICを用いたスイ
ッチング電源装置の構成を示す概略図である。
【図11】図10に示すスイッチング電源用ICのパワ
ーFET部の平面構造を示す拡大平面図である。
【図12】図11中のa−a′線に沿って切断した状態
を示すパワーFET部の半導体構造の切断矢視図であ
る。
【図13】図11に示す破線囲み領域を拡大して示す平
面図である。
【図14】(A)は図13中のa−a′線に沿って切断
した状態を示す切断矢視図、(B)は図13中のb−
b′線に沿って切断した状態を示す切断矢視図である。
【図15】図13中のc−c′線に沿って切断した状態
を示す切断矢視図である。
【符号の説明】
200…スイッチング電源装置 1a,1b…交流入力端子 2…ダイオード・ブリッジ 2a,2b…整流出力端子 C1 ,C2 ,C3 …平滑コンデンサ D1 ,D2 …半波整流ダイオード 3…降圧変圧器 3a…1次側巻線 3b…2次側巻線 4,5…半波整流平滑回路 4a,4b…直流端子 5a,5b…端子 Td…ドレイン端子 13…パルス幅変調(PWM)回路 14…電圧比較器 15…P型半導体基板 16…N型ウェル 16a…N型ドレイン・ドリフト領域 16b…狭間領域 16c…隔絶された狭間領域 17I…内周のP型ウェル 17O…外周のP型ウェル 17S…P型連結領域 18…N+ 型ドレイン領域 19…N+ 型ソース領域 20…P+ 型コンタクト領域 21…ソース電極 22…ドレイン電極 23…ゲート絶縁膜 23a…反転防止用環状絶縁膜 50…スイッチング電源用IC 50A…パワーFET部 50B…制御・保護回路部 Vref …参照電圧 S…スイッチング制御信号 51…第1の接合形電界効果トンジスタ(JFET1) 52…絶縁ゲート形電界効果トンジスタ(IGFET) 53…第2の接合形電界効果トンジスタ(JFET2) 54…第4の接合形電界効果トンジスタ(JFET4) 55…第3の接合形電界効果トンジスタ(JFET3) 51g,53g,54g,55g…P型接合ゲート 51s,52s,53s,54s,55s…ソース 51d,52d,53d,54d,55d…ドレイン 51a,53a…接合ゲート部 52a…DMOS部 52b…非DMOS部 52g…絶縁ゲート 58…電源切替え回路 TAP…中間口出し電極(タップ) Is …流出電流(起動電流) Q1…電流路切り替え用NPN型トランジスタ Q2…ダイオード接続のNPN型トランジスタ R1,R2…分圧抵抗器 R3…高抵抗器 61…P型領域 62…N+ 型コンタクト領域 63…P+ 型コンタクト領域 67…開口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/808 9447−4M H01L 29/78 656B H02M 3/28 9447−4M 29/80 C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型チャネルの第1の接合形FE
    Tと、このソースをドレインとして直列接続されてお
    り、スイッチング制御信号により開閉する第1導電型チ
    ャネルの絶縁ゲート形FETを備えたスイッチング電源
    用半導体集積回路において、第1の接合形FETとドレ
    イン同士を接続した第1導電型チャネルの第2の接合形
    FETと、第2の接合形FETのソースから電流を取り
    出す中間口出し電極と、を備えて成ることを特徴とする
    スイッチング電源用半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2の接合形F
    ETの前記ソースをドレインとして直列接続された第1
    導電型チャネルの第3の接合形FETを有しており、前
    記中間口出し電極は第3の接合形FETのソース及びゲ
    ートに接続されて成ることを特徴とするスイッチング電
    源用半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 第1導電型半導体基板上に形成された第
    2導電型層、第2導電型層の一方部の主面側に形成され
    た相隣なる双ウェルの第1導電型領域、第2導電型層の
    他方部の主面側に形成された第2導電型ドレイン領域、
    それぞれの第1導電型領域の主面側に形成された第2導
    電型ソース領域、第1導電型領域及び前記ソース領域の
    双方にオーミック接触したソース電極、前記ドレイン領
    域にオーミック接触したドレイン電極、並びに、前記ソ
    ース領域の双方に亘ってゲート絶縁膜を介して形成され
    た帯状ゲート電極を具備する絶縁ゲート形FET部と、
    第2導電型層のうち第1導電型領域の前記双ウェルの狭
    間領域から前記ドレイン領域に到る第2導電型ドレイン
    ・ドリフト領域の上において、前記双ウェルの片側に接
    続して形成された第1導電型の第1接合ゲート領域を具
    備する接合形FET部とを備えたスイッチング電源用半
    導体集積回路であって、 前記帯状ゲート電極の少なくとも1区間において開いた
    開口の内周端に沿って前記ゲート絶縁膜に比して厚く形
    成された反転防止用環状絶縁膜と、この反転防止用環状
    絶縁膜の区画内において前記狭間領域にオーミック接触
    した中間口出し電極とを有して成ることを特徴とするス
    イッチング電源用半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記反転防止用環状
    絶縁膜の区画内において前記狭間領域の主面側に形成さ
    れており、前記中間口出し電極にオーミック接触した第
    1導電型の第2接合ゲート領域を具備することを特徴と
    するスイッチング電源用半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記第1導電型領域
    に接続しており、前記反転防止用環状絶縁膜の直下で第
    2接合ゲート領域を取り囲む第1導電型の第3接合ゲー
    ト領域を具備することを特徴とするスイッチング電源用
    半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記第1導電型の第
    2接合ゲート領域の主面側にその領域規模よりはみ出し
    形成されており、前記中間口出し電極がオーミック接触
    した第2導電型コンタクト領域と、第2導電型コンタク
    ト領域の一部を貫通して前記第2接合ゲート領域に達し
    ており、前記中間口出し電極がオーミック接触した第1
    導電型コンタクト領域とを有して成ることを特徴とする
    スイッチング電源用半導体集積回路。
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