JPH09306428A - 放電灯とその製造方法 - Google Patents

放電灯とその製造方法

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JPH09306428A
JPH09306428A JP14988296A JP14988296A JPH09306428A JP H09306428 A JPH09306428 A JP H09306428A JP 14988296 A JP14988296 A JP 14988296A JP 14988296 A JP14988296 A JP 14988296A JP H09306428 A JPH09306428 A JP H09306428A
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envelope
electrode
closed
sealed
sealing
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JP14988296A
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English (en)
Inventor
Susumu Kitagawa
進 北川
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HAKURON SEISAKUSHO KK
Original Assignee
HAKURON SEISAKUSHO KK
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Publication date
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  • Discharge Lamp (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、大量生産に適し、
しかもチップ管を必要とせず、外囲器の側壁にチップ管
の封切跡が生じない放電灯の開発にある。 【解決手段】 両端が封着され、その側壁にチップ
管(9')の封切跡(10')がなく側壁全面が平滑な円筒面と
なっている外囲器(1)と、前記封着部(4)(5)内に埋設さ
れている封着用箔(2c)(3c)と、前記封着用箔(2c)(3c)か
ら外囲器(1)内に突出しており、封着部(4)(5)に近接し
且つゲッタ(2d)(3d)が取着されている電極部(2イ)(3イ)
と、封着用箔(2c)(3c)から外部に突出している外部リー
ド(2d)(3d)とで構成されている事を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放電灯、特に、新規な小
型チップレス放電灯とその製造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の放電灯(B)は、図4(a)に示すよう
に、両端が開放した外囲器(1')の側壁にチップ管(9')を
直角に接続し、外囲器(1')の開口(8')から電極(2')(3')
をそれぞれ挿入して外囲器(1')に対する電極(2')(3')の
相対位置と電極(2')(3')同士の方向を定めてセットし、
続いて外囲器(1')の両端を非酸化性雰囲気内で同時に或
いは交互に加熱して軟化させ、外囲器(1')の両端をピン
チ封止して電極(2')の封着用箔(2c')及び電極(3')の封
着用箔(3c')を封着部(4')(5')にそれぞれ埋設し、外囲
器(1c')の両端の封着部(4')(5')に電極(2')(3')を固定
し、然る後チップ管(9')から外囲器(1c')内の気体を吸
引排気して略真空状態にし、続いて必要なガスを外囲器
(1c')内に充填し、最後にチップ管(9')を封切するとい
う方法が採用されていた。
【0003】この場合、電極(2')(3')の電極本体(2a')
(3a')には非蒸発性ゲッタ(2e')(3e')が設けてあるが、
このゲッタ(2e')(3e')はチップ管(9')の封切後、ゲッタ
(2e')(3e')の活性工程で初めて加熱されて活性化される
ものであり、封着段階では活性化すべきでないので、封
着時の熱によって活性化されないよう封着加熱部分から
出来るだけ遠くに離しておく必要がある。その結果、封
着部(4')(5')からゲッタ(2e')(3e')が取着されている電
極本体(2a')(3a')までのそれだけ距離(K')が長くなり全
体形状が長大になるという欠点がある。しかも、封着工
程でゲッタ(2e')(3e')が活性化されないので、チップ管
(9')の封切後、改めてゲッタ(2e')(3e')を所定の温度ま
で加熱して活性化させねばならないので、製造工程が複
雑になるという問題がある。
【0004】また、チップ管(9')の封切跡である封切跡
(10')が外囲器(1c')の側壁に残り、外囲器(1c')に歪み
が残りやすく外囲器(1c')の破損の原因となり易いとい
う欠点や、封切跡(10')により、外囲器(1')から出光す
る光が散乱されて配光性能が低下するというような問題
があった。また、大量生産にあっては電極(2')(3')の先
端間の相対距離を合わせる事は困難であってセット時間
がかなり掛り、生産数量の抑制要因となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は大量生産にも
適し、しかもチップ管を必要とせず、外囲器の側壁にチ
ップ管の封切跡が生じない放電灯と、ゲッタの活性化工
程を省略する事の出来る該放電灯の新規な製造方法の開
発をその解決課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】『請求項1』の放電灯
(A)は「両端が封着され、その側壁にチップ管(9')の封
切跡(10')がなく側壁全面が平滑な円筒面となっている
外囲器(1)と、前記封着部(4)(5)内に埋設されている封
着用箔(2c)(3c)と、前記封着用箔(2c)(3c)から外囲器
(1)内に突出しており、封着部(4)(5)に近接し且つゲッ
タ(2e)(3e)が取着されている電極本体(2a)(3a)と、封着
用箔(2c)(3c)から外部に突出している外部リード(2d)(3
d)とで構成されている」事を特徴とする。
【0007】これによれば、ゲッタ(2e)(3e)を有する電
極本体(2a)(3a)が封着部(4)(5)に近接させて設けられて
いるので、放電灯(A)の全長を短くする事が出来る。ま
た、その側壁に封切跡(10')がないので、配光性能も優
れ、光学系など精密照明の分野にも適用出来、その応用
範囲が各段に向上するものである。
【0008】『請求項2』は本発明に係る放電灯(A)の
製造方法(図1(a)〜(f)参照)で「一端が開放され、他
端が閉塞されている外囲器(1)に、所定長さ(M)の一対の
電極(2)(3)を開口(8)側から挿入した後、前記外囲器(1)
内を略真空状態にしてから必要ガスを充填し、然る後前
記開口端(8)を閉塞して外囲器(1)の両閉塞端(6)(8a)間
の距離(S)を所定の長さにし、次いで外囲器(1)を立てて
一方の電極(3)を前記外囲器(1)の閉塞端(6)に当接さ
せ、この状態で下側の閉塞端(6)側を封着して下側の電
極(3)を封着部(5)に固定し、次に外囲器(1)を反転させ
て他の電極(2)を他の下側の閉塞端(8a)に移動させ、前
記電極(2)の端部を下側の閉塞端(8a)と一致させ、然る
後前記下側の閉塞端(8a)を封着して他の電極(2)を前記
封着部(8a)に固定し、次いで外囲器(1)の端部を切除す
る」事を特徴とする。
【0009】また『請求項3』は本発明に係る放電灯
(A)の製造方法の他の方法(図2(a)〜(g)参照)で「一
端が開放され、他端が閉塞されている外囲器(1)に、所
定長さ(M)の一対の電極(2)(3)の一方(2)を開口(8)側か
ら挿入して前記投入した一方の電極(3)を外囲器(1)の閉
塞端(6)に当接させると共に前記外囲器(1)内を略真空状
態或いは非酸化性雰囲気にし、然る後外囲器(1)の閉塞
端(6)を加熱・封止して投入した電極(3)を外囲器(1)の
閉塞端(6)側の封着部(4)に固定し、次いで残る他の電極
(2)を開口(8)側から外囲器(1)内に投入してから外囲器
(1)内を略真空状態或いは非酸化性雰囲気にし、続いて
必要ガスを充填した後前記開口端(8)を閉塞して外囲器
(1)の前記封着部(4)と閉塞端(8a)間の距離(R)を所定長
さにし、次いで外囲器(1)を反転させて残る未固着の他
の電極(2)を他の下側の閉塞端(8a)側に移動させて、前
記電極(2)の端部を下側の閉塞端(8a)に当接させ、然る
後前記下側の閉塞端(8a)側を封着して他の電極(2)を前
記封着部(5)に固定し、次いで外囲器(1)の端部を切除す
る』事を特徴とする。
【0010】『請求項4』は本発明に係る放電灯(A)の
製造方法の更に他の方法(図3(a)〜(g)参照)で『両端
が開放された筒状の外囲器(1A)の一端(6A)側に一対の電
極(2)(3)の一方(3)を挿入し、一方の電極(3)の挿入側端
部(6A)を加熱・封止して投入した電極(3)を外囲器(1)の
一端(6A)側に形成した封着部(4)に固定し、次いで残る
他の電極(2)を外囲器(1)の開口(8)側から外囲器(1)内に
投入してから外囲器(1)内を吸引して略真空状態にし、
次いで必要ガスを外囲器(1)内に充填した後前記開口端
(8)を閉塞して外囲器(1)の前記封着部(4)と閉塞端(8a)
間の距離(R)を所定長さにし、次いで外囲器(1)を反転さ
せて残る未固着の他の電極(2)を他の下側の閉塞側端部
(8a)に移動させて、前記電極(2)の端部を下側の閉塞端
(8a)に当接させ、然る後前記下側の閉塞端(8a)側を封着
して他の電極(2)を前記封着部(5)に固定し、次いで外囲
器(1)の端部を切除する』事を特徴とする。
【0011】これによれば、いずれの場合も外囲器(1)
の図1(d)のように閉塞端(6)(8a)間の長さ(S)が一定或
いは封着部(4)と閉塞端(8a)の間の長さ(R)が電極(2)(3)
の封着位置を定める基準となるものであるから、外囲器
(1)を反転させるだけで電極(2)(3)の封着位置と電極(2)
(3)間距離(P)を定める事が出来、電極(2)(3)の位置決め
がすこぶる簡単であって大量生産に好適である。又、本
発明方法は、チップ管(10')を使用しないので、側壁に
封切跡(10')が発生せず、外囲器(1d)に残留する歪みの
発生源を減ずる事が出来、外囲器(1d)の破裂原因の1つ
を解消する事が出来る。しかも、チップ管(9')の封切跡
(10')がなくなる事により、配光性能も各段に向上し、
光学系など精密照明の分野にも適用出来、その応用範囲
が各段に向上するものである。
【0012】『請求項4』は、「電極(2)(3)に非蒸発型
ゲッタ(2e)(3e)が取着されており、封着部(4)(5)の形成
時の熱でゲッタ(2e)(3e)を活性化させる」を特徴とする
もので、ゲッタ(2e)(3e)の活性化工程を特に必要とせ
ず、製造工程を簡略化する事ができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳述す
る。本発明の放電灯(A)は、一般照明の分野や精密照明
分野は勿論、例えば0.1W/H程度の小型チップレスタ
イプとすることで、例えば冷蔵庫や下駄箱など狭い閉空
間の脱臭・殺菌に使用する事も可能である。
【0014】本発明の放電灯(A)の主たる構成は、外囲
器(1)及び一対の電極(2)(3)である。外囲器(1)は所定寸
法に切断された円筒状のものが使用され、その一端が加
熱されて封着された試験管状のものが製造に供せられ
る。図1(a)の外囲器(1)は一端が開放され、他端が閉塞
されており、その材質は前記用途に使用される場合、オ
ゾンの放出量が多くなるように石英ガラスで構成され
る。勿論、別異の材質(例えばソーダガラスのような普
通ガラス、ハードガラスなど)で構成する事も可能であ
る。
【0015】電極(2)は電極本体(2a)、内部リード棒(2
b)、封着用箔(2c)並びに外部リード棒(2d)で構成されて
いる。電極本体(2a)は内部リード棒(2b)の先端に溶接さ
れており、内部リード棒(2b)の他端は封着用箔(2c)に溶
接されており、封着用箔(2c)の他端には外部リード棒(2
d)が溶接されていて、これら4点が一体化されている。
電極本体(2a)の表面にはゲッタ(2e)が取着されている。
本実施例で使用する不純物除去用ゲッタ(2e)は非蒸発型
で、ゲッタ(2e)を加熱する事によりゲッタ(2e)表面の保
護皮膜を除去し、真空系内に存在する極く微量の不純物
(例えば02、H20、N2、C0、H2)をゲッタ(2e)の
内部に拡散させ、これら不純物を永久的に固定し、再放
出しないという働きをなす。
【0016】電極(2)の全長は(M)で同種のものは略一定
寸法に揃えられる。電極本体(2a)の幅は(d)、電極本体
(2a)と封着用箔(2c)との間隔は(L)である。外囲器(1)の
内径(D)は、電極(2)の電極本体(2a)の幅(d)より若干大
きく、電極(2)を外囲器(1)に簡単に挿入する事ができ
る。電極(2)と電極(3)とは同一形状のものであるので、
電極(3)に付いての説明は電極(2)の説明に代えて省略す
る。
【0017】《作 用》次に、本第1発明方法の製造手
順を図1に従って説明する。まず、一端開口、他端閉塞
の試験管状外囲器(1)と電極(2)(3)を用意し、外囲器(1)
の閉塞端(6)を下にし、電極本体(3a)(2a)とを対向させ
て電極(3)(2)を挿入する。『図1(a)』電極(3)(2)は外
囲器(1)内を閉塞端(6)に向かって落下し、先に挿入した
電極(3)の外部リード棒(3d)が閉塞端(6)に当接する。一
緒に投入した電極(2)の電極本体(2a)は電極(3)の電極本
体(3a)に当接している。『図1(b)参照』
【0018】この状態で外囲器(1)内の空気を吸引して
略真空状態にし、然る後不活性ガスでウォッシングした
後、必要ガスを外囲器(1)内に充填し、続いて開口(8)側
を加熱して軟化させ、開口(8)を封止する。この封着端
を(8a)とする。この場合、加熱されている開口(8)と電
極(2)(3)とは図1(b)から分かるように、十分な距離が
あるので、開口(8)の加熱によって電極(2)(3)のゲッタ
(2e)(3e)は活性化される事がない。この開口(8)の封止
時に、外囲器(1)の閉塞端(6)(8a)間の寸法(S)は所定寸
法に揃えられる。
【0019】次に、外囲器(1)を立てた状態で、閉塞端
(6)側の電極(3)の封着用箔(3c)に一致する部分を加熱し
て軟化させ、加熱部分をピンチングして閉塞端(6)側に
封着部(4)を形成する。この封着で形成された封着部(4)
内には封着用箔(3c)が埋設され、封着部(4)から外囲器
(1)内に向けて内部リード棒(3b)が突出し反対側にて中
空閉空間である閉塞空間部(7)側に外部リード棒(3d)が
突出する。『図1(c)』
【0020】次に、外囲器(1)を反転させて閉塞端(8a)
を下にすると、フリーの電極(2)が閉塞端(8a)側に落下
し、閉塞端(8a)に電極(2)の外部リード棒(2d)が当接す
る。この状態で閉塞端(8a)側の電極(2)の封着用箔(2c)
に一致する部分を加熱して軟化させ、加熱部分をピンチ
ングして閉塞端(8a)側に封着部(5)を形成する。この封
着で形成された封着部(5)内には封着用箔(2c)が埋設さ
れ、封着部(5)から外囲器(1)内に向けて内部リード棒(2
b)が突出し、反対側にて中空閉空間である閉塞空間部(1
1)側に外部リード棒(2d)が突出する。『図1(d)(e)』
【0021】このように、外囲器(1)の封着部(4)(5)の
形成が終了すると、封着部(4)(5)の端部に一致する所で
外囲器(1)の端部(即ち、閉塞空間部(7)(11))を切除し
て封着部(4)(5)から外部リード棒(2d)(3d)が外部に突出
するようにする。その後、必要に応じて外囲器(1)全体
をアニールする。
【0022】ここで、外囲器(1)と電極(2)(3)との関係
を詳述する。外囲器(1)の両閉塞端(6)(8a)の間の距離
(S)は一定であり、電極(2)(3)の全長(M)も一定である。
この状態で外囲器(1)を立てると閉塞端(6)に当接する電
極(3)の封着用箔(3c)の位置は常に一定であり、所定の
位置を加熱してピンチングを行えば、自動的に封着部
(4)内に封着用箔(3c)が埋設されることになる。同様
に、外囲器(1)を反転させる事により、電極(2)と封着部
(5)も所定の位置にピンチングされる事になる。その結
果、電極本体(2a)(3b)の間隔(P)は自動的に常に一定と
なる。
【0023】次にゲッタ(2e)(3e)の作用について説明す
ると、封着部(4)(5)の形成時に略真空状態の外囲器(1)
の端部が加熱される。この熱は放射或いは熱伝導で電極
本体(2a)(3a)を数百度(600〜950℃)にするが、
この熱で電極本体(2a)(3a)上に取着されたゲッタ(2e)(3
e)の保護薄膜が除去されて内部の活性部材が露出し、外
囲器(1)内部に残留している極く微量の不純物ガスや、
外囲器(1)或いは電極(2)(3)から放出された極く微量の
不純物ガスが活性部材に吸着され、放電灯(A)の寿命を
縮たり黒化の原因となる外囲器(1)内の不純物が除去さ
れる。
【0024】次に、本第2発明方法を図2に従って説明
する。本第1発明方法と同一部分は簡単に説明し、異な
る部分のみを主として説明する。用意するものは第1例
と同様で、一端開口、他端閉塞の試験管状外囲器(1)と
電極(2)(3)である。この場合は、まず、外囲器(1)の閉
塞端(6)を下にし、一対の電極(2)(3)の内の一方の電極
(3)だけを挿入する。電極(3)は外囲器(1)内を閉塞端(6)
に向かって落下し、電極(3)の外部リード棒(3d)が閉塞
端(6)に当接する。『図2(b)参照』
【0025】この状態で外囲器(1)内の空気を吸引して
略真空状態或いは不活性ガス充填による非酸化性状態に
し、この状態で外囲器(1)の閉塞端(6)を加熱・封止して
投入した電極(3)を外囲器(1)の閉塞端(6)側の封着部(4)
に固定する。『図2(d)』次いで残る他の電極(2)の電極
本体(2a)を先に固定した電極(3)の電極本体(3a)に対向
させて挿入する。電極(2)は外囲器(1)内を電極(3)に向
かって落下し、電極本体(2a)(3a)同士が当接する。この
状態でを開口(8)側から外囲器(1)内を吸引して略真空状
態にし、次いで必要ガスを充填してから開口(8)側を加
熱して軟化させ、開口(8)を封止する。この開口(8)の封
止時に、外囲器(1)の封着部(4)と閉塞端(8a)間の寸法
(R)は所定寸法に揃えられる。『図2(d)参照』
【0026】次いで外囲器(1)を反転させて残る未固着
の他の電極(2)を他の下側の閉塞端(8a)側に移動させ
て、前記電極(2)の外部リード棒(2d)を下側の閉塞端(8
a)に当接させ、然る後前記下側の閉塞端(8a)側を封着し
て他の電極(2)を前記封着部(5)に固定し、次いで外囲器
(1)の端部を切除する。その後、必要に応じて外囲器(1)
全体をアニールする。
【0027】次に、本第3発明方法を図3に従って説明
する。本第3発明方法の第1又は2例と同一部分は簡単
に説明し、異なる部分のみを主として説明する。用意す
るものは第1例と異なり、両端開口の外囲器(1)と電極
(2)(3)である。この場合は、まず、外囲器(1)を立てて
設置し、一方の電極(3)を挿入する。『図3(a)(b)』
【0028】この状態で外囲器(1)内に非酸化性ガスを
供給して投入電極(3)の酸化を防ぎつつ、外囲器(1)の投
入側端(6A)の必要部分を加熱して封止して投入した電極
(3)を外囲器(1)の閉塞端(6)側の封着部(4)に固定する。
『図3(c)』
【0029】次いで残る他の電極(2)の電極本体(2a)を
先に固定した電極(3)の電極本体(3a)に対向させて挿入
する。電極(2)は外囲器(1)内を電極(3)に向かって落下
し、電極本体(2a)(3a)同士が当接する。この状態でを開
口(8)側から外囲器(1)内を吸引して略真空状態にし、次
いでウォッシングを経てから必要ガスを充填し、然る後
開口(8)側を加熱して軟化させ、開口(8)を封止する。こ
の開口(8)の封止時に、外囲器(1)の封着部(4)と閉塞端
(8a)間の寸法(R)は所定寸法に揃えられる。『図1(d)参
照』
【0030】次いで外囲器(1)を反転させて残る未固着
の他の電極(2)を他の下側の閉塞端(8a)側に移動させ
て、前記電極(2)の外部リード棒(2d)を下側の閉塞端(8
a)に当接させ、然る後前記下側の閉塞端(8a)側を封着し
て他の電極(2)を前記封着部(5)に固定し、次いで外囲器
(1)の端部を切除する。その後、必要に応じて外囲器(1)
全体をアニールする。
【0031】
【発明の効果】本発明の放電灯には、チップ管の封切跡
がないので、配光性能に優れ、一般照明の分野は当然の
こと、光学系など精密照明の分野にも十分適用出来る。
また、小型化出来、且つ外囲器に石英ガラスを使用する
事により、例えば冷蔵庫や下駄箱など狭い閉空間の脱臭
・殺菌に使用する事も可能である。また、外囲器の閉塞
端間の長さ電極の全長を一定にする事により、外囲器を
反転させるだけで電極の封着位置並びに電極間距離を定
める事が出来、量産に好適である。また、チップレスタ
イプとすることで、外囲器に残留する歪みの発生源を減
ずる事が出来、外囲器の破裂原因の1つを解消する事が
出来る。更に、封着時にゲッタを活性化させる事が出来
るので、活性化工程を特に必要とせず、製造工程を簡略
化する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(f) 本発明方法の工程手順を示す断面図
【図2】(a)〜(g) 本発明方法の他の工程手順を示す断
面図
【図3】(a)〜(g) 本発明方法の更に他の工程手順を示
す断面図
【図4】(a)〜(e) 従来例の工程手順を示す断面図
【符号の説明】
(1)…外囲器 (S)…外囲器(1)の長さ (D)…開口内径 (1a)…閉塞側端部が封着された状態の外囲器 (1b)…両端が封着された状態の外囲器 (1c)…両端封着外囲器の一端に封着部が形成されている
場合 (1d)…封着された両端の不要部分が切除された状態の外
囲器 (2)…電極 (M)…電極長さ (d)…箔の幅 (L)…電極と
箔の間の距離 (2a)…電極本体 (2b)…内部リード棒 (2c)…封着用箔
(2d)…外部リード棒 (2e)…ゲッタ (3)…電極 (3a)…電極本体 (3b)…内部リード棒 (3c)…封着用箔
(3d)…外部リード棒 (3e)…ゲッタ (4)…封着部 (5)…封着部 (6)…閉塞端 (7)…閉塞空間部 (8)…開口端 (8a)…閉塞端 (9)…チップ管 (10)…封切跡 (11)…閉塞空間部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が封着され、その側壁にチッ
    プ管の封切跡がなく、封着部間の側壁全面が平滑な円筒
    面となっている外囲器と、前記封着部内に埋設されてい
    る封着用箔と、前記封着用箔から外囲器内に封着部に近
    接して突出しており且つゲッタが取着されている電極本
    体と、封着用箔に接続し封着部から外部に突出している
    外部リードとで構成されている事を特徴とする放電灯。
  2. 【請求項2】 一端が開放され、他端が閉塞され
    ている外囲器に、電極を開口側から挿入すると共に前記
    外囲器内を略真空状態にした後必要ガスを充填し、前記
    開口端を閉塞して外囲器の両閉塞端間の距離を所定長さ
    にし、次いで外囲器を立てて一方の電極を前記外囲器の
    一方の閉塞端に当接させ、この状態で下側の閉塞端側を
    封着して下側の電極を封着部に固定し、次に外囲器を反
    転させて残る他の電極を他の下側の閉塞側端部に移動さ
    せて、前記電極の端部を下側の閉塞端に当接させ、然る
    後前記下側の閉塞側を封着して他の電極を前記封着部に
    固定し、次いで外囲器の端部を切除する事を特徴とする
    放電灯の製造方法。
  3. 【請求項3】 一端が開放され、他端が閉塞され
    ている外囲器に、所定長さの一対の電極の一方を開口側
    から挿入して前記投入した一方の電極を外囲器の閉塞端
    に当接させると共に前記外囲器内を略真空状態或いは非
    酸化性雰囲気にし、然る後外囲器の閉塞端を加熱・封止
    して投入した電極を外囲器の閉塞端側の封着部に固定
    し、次いで残る他の電極を開口側から外囲器内に投入し
    てから外囲器内を略真空状態或いは非酸化性雰囲気に
    し、次いで必要ガスを外囲器内に充填した後前記開口端
    を閉塞して外囲器の前記封着部と閉塞端間の距離を所定
    長さにし、次いで外囲器を反転させて残る未固着の他の
    電極を他の下側の閉塞側端部に移動させて、前記電極の
    端部を下側の閉塞端に当接させ、然る後前記下側の閉塞
    側を封着して他の電極を前記封着部に固定し、次いで外
    囲器の端部を切除する事を特徴とする放電灯の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 両端が開放された筒状の外囲器の
    一端側に所定長さの一対の電極の一方を挿入し、一方の
    電極の挿入側端部を加熱・封止して投入した電極を外囲
    器の一端側に形成した封着部に固定し、次いで残る他の
    電極を外囲器の開口側から外囲器内に投入してから外囲
    器内を吸引して略真空状態にし、次いで必要ガスを外囲
    器内に充填した後前記開口端を閉塞して外囲器の前記封
    着部と閉塞端部間の距離を所定長さにし、次いで外囲器
    を反転させて残る未固着の他の電極を他の下側の閉塞側
    端部に移動させて、前記電極の端部を下側の閉塞端に当
    接させ、然る後前記下側の閉塞側を封着して他の電極を
    前記封着部に固定し、次いで外囲器の端部を切除する事
    を特徴とする放電灯の製造方法。
  5. 【請求項5】 電極にゲッタが取着されており、
    封着部形成時の熱でゲッタを活性化させる事を特徴とす
    る請求項2〜4のいずれかに記載の放電灯の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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