JPH09305495A - メモリチェック方法及びその装置 - Google Patents

メモリチェック方法及びその装置

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JPH09305495A
JPH09305495A JP8114929A JP11492996A JPH09305495A JP H09305495 A JPH09305495 A JP H09305495A JP 8114929 A JP8114929 A JP 8114929A JP 11492996 A JP11492996 A JP 11492996A JP H09305495 A JPH09305495 A JP H09305495A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ素子9の異常発生箇所を精度良く検出
する。 【解決手段】 メモリ素子9の各データ領域9aに複数
ビットデータからなるテストデータDWを書込み、この
書込んだテストデータを読出して、読出したテストデー
タDRと書込んだテストデータDWとを比較対照するこ
とによってメモリ素子の動作確認を行うメモリチェック
方法において、メモリ素子9の各データ領域9aに書込
む各テストデータを構成する各ビットデータD0〜D7
を、該当データ領域のアドレスを構成する所定数のアド
レスビットA0〜A15のうちの複数のアドレスビット
の値を論理処理して2値化したビットデータで構成して
いる。但し、各ビットデータを得るための各複数のアド
レスビットは、各ビットデータ毎に互いに異なる組合せ
のアドレスビットからなるグループ12aに所属するア
ドレスビットである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータシステ
ムに組込まれたDARM等のメモリ素子の動作確認を行
うメモリチェック方法およびメモリチェック装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムに組込まれる半導
体メモリ素子としては、ROM,SRAM,DRAM等
の複数種類ある。そして、これらのメモリ素子をコンピ
ュータシステムに組込む前には、このメモリ素子が正常
に動作するか否かを確認する必要がある。
【0003】このメモリ素子の一般的動作試験方法とし
ては、このメモリ素子の各アドレスで指定される各デー
タ領域にテストデータを書込んで、その後に同一データ
領域に書込んだテストデータを読出して、この読出され
たテストデータが書込んだテストデータに一致している
ことを確認していた。
【0004】なお、各データ領域へ書込むテストデータ
としては、全て同一データではなくて、ランダムデー
タ,インクリメントデータ,ビットシフトデータ等が一
般的に採用される。
【0005】そして、読出したテストデータが書込んだ
テストデータに一致しない場合は、このメモリ素子に何
等かの異常が存在するので、該当データ領域の前後のア
ドレスが指定するデータ領域に対するテスト結果等を参
照して、データ端子の接続状態に異常が存在するのか、
アドレス端子に異常が存在するのか、さらに内部の単位
記憶セル自体に異常が存在するのかを試験者が判断して
いた。
【0006】また、近年大容量のDRAMがコンピュー
タシステムに組込まれる。このようなDRAMにおいて
は、このDRAMの各データ領域を指定するアドレスは
例えばCPUから時分割して与えられる。したがって、
DRAMのアドレス端子が上位アドレスと下位アドレス
とで共有されている。
【0007】図7は、このようなDRAMの動作をチェ
ックするメモリチェック装置の概略構成図である。試験
対象のメモリ素子としてのDRAM1のデータ端子TD
0〜TD7にCPU2からデータD0〜D7がアクセス
される。また、DRAM1のアドレス端子TA0〜TA
7はセレクタ回路3を介してCPU2からアドレスA0
〜A15が印加される。
【0008】具体的には、CPU2は、最初に選択信号
SELでセレクタ回路3を下位アドレス側に設定して、
下位アドレスA0〜A7をDRAM1のアドレス端子T
A0〜TA7へ印加し、次に選択信号SELでセレクタ
回路3を上位アドレス側に設定して、上位アドレスA0
〜A7をDRAM1のアドレス端子TA0〜TA7へ印
加する。このようなメモリチェック装置においても、経
験豊かな試験者が、上述した試行錯誤手法で、異常発生
箇所を推定していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たメモリチェック方法においては、不一致データが発見
された場合、上述したように、経験者が、多くのテスト
に対する試行錯誤を繰返して、経験と勘とでメモリ素子
の異常箇所を特定していた。
【0010】したがって、正しい異常箇所を発見するに
は多大の時間と労力とを必要とし、かつ、このメモリチ
ェック作業に不慣れな者は異常箇所を簡単に特定できな
い問題がある。
【0011】特に、図7に示すアドレスが時分割されて
アドレス端子TA0〜TA7に2回に亘って印加される
DRAM1に対するメモリチェック方法においては、例
えば、一つのアドレス端子に異常が発生すると、CPU
2側から見ると、2つのアドレスビット値が異常であ
る。そのため、CPU2側から2つのアドレスビット値
が異常であるアドレスが指定するデータ領域にテストデ
ータが書込まれるために、異常発生箇所を特定するの非
常に煩雑となり、実際問題として、正確に異常発生箇所
を特定できない問題が生じる。
【0012】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、メモリ素子の各データ領域に書込むテスト
データの各ビットデータを、該当データ領域のアドレス
を構成する各アドレスビットの各値に応じて設定するこ
とによって、読出テストデータと書込テストデータとの
間に不一致が発生した場合に、メモリ素子における異常
原因を簡単に特定できるメモリチェック方法及びメモリ
チェック装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、メモリ素子の
各データ領域に複数ビットデータからなるテストデータ
を書込み、この書込んだテストデータを読出して、読出
したテストデータと書込んだテストデータとを比較対照
することによってメモリ素子の動作確認を行うメモリチ
ェック方法に適用される。
【0014】そして、上記課題を解消するために本発明
のメモリチェック方法においては、メモリ素子の各デー
タ領域に書込む各テストデータを構成する各ビットデー
タを、該当データ領域のアドレスを構成する所定数のア
ドレスビットのうちの複数のアドレスビットの値を論理
処理して2値化したビットデータで構成している。但
し、各ビットデータを得るための各複数のアドレスビッ
トは、各ビットデータ毎に互いに異なる組合せのアドレ
スビットからなるグループに所属するアドレスビットで
ある。
【0015】また、別の本発明は、メモリ素子の各デー
タ領域に対して複数ビットデータからなるテストデータ
を書込み、かつ読出すことによってメモリ素子の動作確
認を行うメモリチェック装置に適用される。
【0016】そして、本発明のメモリチェック装置にお
いては、メモリ素子の各データ領域に書込む各テストデ
ータを構成する各ビットデータ毎に互いに異なるアドレ
スビットのグループを記憶するデータ生成テーブルと、
メモリ素子のアドレスを指定したテストデータの書込要
求に応じて、テストデータを構成する各ビットデータ
を、データ生成テーブル内の自己に対応するグループを
構成する各アドレスビットに対応する指定したアドレス
の各アドレスビットの値を論理処理して2値化して得る
ビットデータ算出手段と、このビットデータ算出手段で
算出されたビットデータを配列してなるテストデータを
アドレスが指定するデータ領域へ書込むテストデータ書
込手段と、データ領域から書込まれたテストデータを読
出すテストデータ読出手段と、少なくとも、読出された
テストデータと書込んだテストデータとが複数のビット
データで不一致の場合は、この各不一致ビットデータに
対応するデータ生成テーブルに記憶されている各グルー
プに所属する各アドレスビットからメモリ素子の異常発
生端子を特定する異常発生端子判定手段とを備えてい
る。
【0017】さらに、別の発明においては、上述した発
明のメモリチェック装置に対して、ビットデータ算出手
段で算出されたビットデータを配列してなるテストデー
タに対して異なるビット配列のテストデータを作成する
テストデータ変更手段と、このテストデータ変更手段に
て作成されたテストデータを用いて前記テストデータ書
込手段、テストデータ読出手段及び異常発生端子判定手
段を再実行させる再チェック手段とを付加している。
【0018】このように構成されたメモリチェック方法
においては、メモリ素子の各データ領域へ書込まれるテ
ストデータを構成する各ビットデータは、該当データ領
域を構成するアドレスを構成する所定数のアドレスビッ
トのうちの複数のアドレスビットの値を論理処理した2
値化したデータである。しかも、各複数のアドレスビッ
トは、各ビットデータ毎に異なるアドレスビットのグル
ープに所属するアドレスビットである。
【0019】今、メモリ素子の異常が1つのアドレス端
子又は1つのデータ端子等の只1つの端子に起因すると
仮定する。そして、例えば一つのアドレス端子に異常が
存在する場合、該当アドレス端子に異なる[0]又は
[1]のアドレスビットの値を印加したとしても、メモ
リ素子にはいずれか一方の値のみしか印加されない。し
たがって、一つのデータ領域に対して見かけ上2つのア
ドレス値が存在することになり、先に第1のアドレス値
を指定して該当デーテ領域に書込まれたテストデータ
は、後に第2のアドレス値を指定して同一デーテ領域に
書込まれた別のテストデータによって書替えられてしま
う。
【0020】この場合、当然、第1のアドレスを指定し
たデータ領域の書込データと読出データとが不一致にな
る。不一致のテストデータのうちの誤ったビットデータ
が関係するアドレスビットのグループが特定される。そ
して、2個以上のビットデータが誤りである場合は、2
個以上の互いの異なるグループが特定される。したがっ
て、誤ったビットデータに関係する各グループに共通す
るアドレスビットに対応するアドレス端子が異常発生端
子と特定できる。
【0021】このように、各ビットデータに対応するグ
ループに所属する複数のアドレスビットの組合せは各グ
ルーブ毎に異なるので、多くのグループが特定される
と、異常発生端子が確実に特定される。
【0022】また、メモリ素子における各アドレス端子
において、一つのアドレス端子が下位アドレスビットと
上位アドレスビットとの2種類のアドレスビットのアド
レス端子を共用する場合、一つのアドレス端子に異常が
発生すると、このアドレス端子に割付けられた2つのア
ドレスビットがそれぞれ組込まれた各グループに対応す
る各ビットデータに異常が発生する。
【0023】したがって、読出したテストデータにおけ
る異常が発生した各ビットデータを作成するためのアド
レスビットが共通に所属する複数のグループが特定され
る。アドレス端子を共用する上位ビットと下位ビットと
の関係は既知であるので、特定された複数のグループに
それぞれ所属するアドレスビットから対となる上位ビッ
トと下位ビットが特定され、この一対のアドレスビット
から異常発生のアドレス端子が特定できる、なお、複数
のデータ領域から読出したテストデータにおける一つの
同一ビットデータに誤りが集中して発生した場合は、該
当ビットデータに対応するデータ端子が異常発生端子と
特定できる。
【0024】このように、各テータ領域に書込むテスト
データの各ビットデータを該当データ領域のアドレスを
構成する所定数のアドレスビットのうちの複数アドレス
ビットの値を論理処理して設定することによって、デー
タ端子及びアドレス端子を区別して簡単に異常端子を特
定できる。
【0025】さらに別の発明のメモリチェック装置にお
いては、前記メモリ素子の各データ領域に書込む各テス
トデータを構成する各ビットデータ毎に互いに異なるア
ドレスビットのグループをデータ生成テーブルに記憶保
持している。
【0026】そして、各データ領域にテストデータを書
込む場合は、このテストデータを構成する各ビットデー
タが前記データ生成テーブルに記憶されている各グルー
プを用いて作成される。
【0027】さらに、別の発明においては、メモリ素子
に対して互いにビット配列が異なる2種類のテストデー
タでもって動作チェックが実施されることになる。した
がって、メモリ素子を構成する1ビットの値を記憶する
各単位記憶セルに対して[1]と[0]との2種類のデ
ータで書込み・読出が実施される確率が高くなり、アド
レス端子,ダータ端子の異常検出以外にも、各単位記憶
セル自体の異常も検出できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図面を
用いて説明する。図1は実施形態のメモリチェック方法
を採用したメモリチェック装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0029】メモリチェック装置内のアドレスバス4及
びデータバス5に対して、各種処理業務を実行するMP
U(マイクロプロセッサ)6,各種固定データを記憶す
るROM7,各種可変データを記憶するRAM8、及び
チェック対象としてのDRAM9が接続されている。な
お、DRAM9の各データ端子TD0〜TD7は図示し
ないRAMソケットを介して直接データバス4に接続さ
れているが、DRAM9の各アドレス端子TA0〜TA
7は前記図示しないRAMソケット及びセレクタ回路1
0を介してアドレスバス5に接続されている。
【0030】データバス4はD0〜D7の8ビット構成
であり、アドレスバス5はA0〜A15の16ビット構
成である。MPU6は216個のアドレス領域を指定可能
であり、0〜28 までの各データ値を扱い可能できる。
【0031】チェック対象としてのDRAM9は、前述
したDRAM1と同様に、図4に示ように、内部にA0
〜A15の16ビットのアドレスADで指定可能な216
個のデータ領域9aが形成されている。各データ領域9
a内に対してD0〜D7の8ビットのデータDを書込可
能である。
【0032】そして、MPU6がDRAM9の一つのデ
ータ領域9aを指定する場合は、最初に選択信号SEL
でセレクタ回路10を下位アドレス側に設定して、下位
アドレスA0〜A7をDRAM9のアドレス端子TA0
〜TA7へ印加し、次に選択信号SELでセレクタ回路
10を上位アドレス側に設定して、上位アドレスA0〜
A7をDRAM9のアドレス端子TA0〜TA7へ印加
する。
【0033】RAM8内には、図2に示すように、チェ
ック対象のDRAM9における216個のデータ領域9a
の各アドレスAD毎に、該当データ領域9aへ書込んだ
D0〜D7の8ビットからなる書込テストデータDW
と、該当データ領域9aから読出した読出テストデータ
DRを記憶するデータメモリ13が形成されている。
【0034】ROM7内には、各種試験用のプログラム
を記憶するプログラムメモリ11及びチェック対象のD
RAM9の各領域9aに書込むテストデータ(書込テス
トデータDW)を作成するためのデータ生成テーブル1
2が形成されている。
【0035】図3はデータ生成テーブル12の記憶内容
を示す図である。テストデータDWを形成する8個の各
ビットデータD0〜D7毎に、このDRAM9に指定可
能なアドレスADを構成するA0〜A15の16個のア
ドレスビットのうちの○印で示す複数のアドレスビット
のグループ12aが記憶されている。このアドレスビッ
トの各グループ12aは、各ビットデータD0〜D7毎
に互いに異なる組合せのアドレスビットで構成されてい
る。
【0036】このように構成されたデータ生成テーブル
12において、各データ領域9aを指定するアドレスA
Dを構成するA0〜A15の各アドレスビット側から見
ると、各アドレスビットA0〜A15の各値が影響を与
えるビットデータが特定される。このデータ生成テーブ
ル12においては、各アドレスビットA0〜A15が影
響を与えるビットデータはそれぞれ○印で示す3個であ
り、この○印で示す3個の組合せパータンは各アドレス
ビットA0〜A15毎に、互いに異なるビットデータか
ら構成されている。
【0037】このように構成されたメモリチェック装置
におけるMPU6はROM7のプログラムメモリ11に
記憶された試験用プログラムに従って図5に示すDRA
M9に対するテストデータの書込・読出処理を実行す
る。
【0038】図5の流れ図が開始され、S(プログラム
・ステップ)1において、DRAM9の各データ領域9
aを特定する0〜216のアドレス・インデックスiを0
の初期に設定する。そして、S2にて、このアドレス・
インデックスiのアドレスADを構成する16個のアド
レスビットA0〜A15の各値を特定する。
【0039】次に、このアドレスAD(=i)に書込む
テストデータDWの各ビットデータD0〜D7を特定す
るデータ・インデックスjを0の初期値に設定する(S
3)。そして、データ生成テーブル12内の、j番目の
ビットデータの横一行の欄に所属する○印で示すグルー
プ12aに所属する各アドレスビットを抽出する。そし
て、前述したS2で特定した該当データ領域9aのアド
レスを示す16個のアドレスビットA0〜A15のうち
の前記グループ12aに所属する各アドレスビットの各
値を抽出する(S4)。
【0040】そして、この抽出した全部のビット値に対
する排他的論理輪(EXOR)値を算出して、この値を
該当ビットデータのデータ値Djとする(S5)。以上
で書込テストデータDWを構成する7つのビットデータ
D0〜D7のうちの一つのビットデータDjが決まった
ので、データ・インデックスjに1を加算して(S
7)、S4へ戻り、更新後のデータ・インデックスjが
指定するビットデータDjの算出処理を開始する。
【0041】S7にて、加算後のデータ・インデックス
jが7を越えると、一つの書込テストデータDWが特定
されたので、この書込テストデータDWi[D0,D
1,…,D7]をアドレスAD=iのデータ領域9aへ
書込む。同時に、データメモリ13の該当アドレスAD
=iの書込データ領域へ書込む(S10)。
【0042】以上でi番目のデータ領域9aに対するテ
ストデータDWiの書込処理が終了したので、アドレス
・インデックスiを更新して(S11)、S2へ戻り、
更新後のアドレス・インデックスiに対応するデータ領
域9aに書込むテストデータDWiの算出処理を開始す
る。
【0043】S12にて、更新後のアドレス・インデッ
クスiが最終アドレスADE に対応する最終アドレス・
インデックスiE を越えると、チェック対象のDRAM
9の全てのデータ領域9aに対するテストデータDWの
書込処理が終了したので、S13へ進み、アドレス・イ
ンデックスiを0の初期値に設定して、各データ領域9
aに書込んたテストデータDWの読出処理を開始する。
【0044】S14にて、アドレス・インデックスiが
指定するアドレスAD=iのデータ領域9aのテストデ
ータDWiを読出テストデータDRi[D0,D1,
…,D7]として読出して(S14)、この読出したテ
ストデータDRiをデータメモリ13の該当アドレスA
Diの読出データ領域へ書込む(S15)。そして、ア
ドレス・インデックスiに1を加算して(S16)、S
14へ戻り、加算後のアドレス・インデックスiが指定
するアドレスAD=iのデータ領域9aのテストデータ
の読出処理を開始する。
【0045】S17にて、更新後のアドレス・インデッ
クスiが最終アドレスADE に対応する最終アドレス・
インデックスiE を越えると、チェック対象のDRAM
9の全てのデータ領域9aのテストデータDWの読出処
理が終了したので、このテストデータの書込・読出処理
を終了する。
【0046】次に、データ生成テーブル2を用いたテス
トデータの具体的作成方法を例を用いて説明する。例え
ば、0番目(i=0)のデータ領域9aに書込むテスト
データDWを算出するとする。このデータ領域9aのア
ドレスADを構成する各アドレスビットA0〜A15の
各値は全て[0]である。
【0047】したがって、テストデータDWを構成する
8個のビットデータD0〜D8の先頭(j=0)のビッ
トデータD0は、該当ビットデータD0に対応するグル
ープ12aに所属する6つのアドレスビットA0,A
1.A2.A4,A5,A7の各値の排他的論理輪値で
ある。前述したように、各値は全て[0]値で等しいの
で、排他的論理輪値は[0]となる。したがって、ビッ
トデータD0は[0]となる。同様に、2番目(j=
1)のビットデータD0も[0]となる。このように全
てのビットデータD0〜D7は[0]となる。
【0048】よって、図4に示すように、アドレスAD
=[0,0,…,0]のデータ領域9aに書込まれるテ
ストデータDWは[0,0,…,0]となる。次に、1
番目(i=1)のデータ領域9aに書込むテストデータ
DWを算出するとする。このデータ領域9aのアドレス
を構成する各アドレスビットA0〜A15の各値におい
て、A0が[1]であるが、その他は全て[0]であ
る。
【0049】テストデータDWを構成する8個のビット
データD0〜D8の先頭(j=0)のビットデータD0
は、6つのアドレスビットA0,A1.A2.A4,A
5,A7の各値の排他的論理輪値である。この場合、A
0のみが[1]であるので、排他的論理輪値は[1]と
なる。2番目(j=1)のビットデータD1において
は、A0,A1.A3.A4,A6のうちA0のみが
[1]となる。したがって、排他的論理輪値は[1]と
なり、ビットデータD1は[1]となる。同様に、3番
目(j=2)のビットデータD2も[1]となる。
【0050】しかし、3番目(j=2)以降の各ビット
データD2〜D7は、このビットデータD2〜D7の値
を算出する過程で、アドレスビットA0の値を使用しな
いので、それぞれ[0]となる。
【0051】よって、図4に示すように、アドレスAD
=[0,0,….0,1]のデータ領域9aに書込まれ
るテストデータDWは[0,0,0,0,0.1,1,
1]となる。
【0052】次に、MPU6は、図6に示す流れ図に従
って、データ生成メモリ13に記憶されている各テータ
領域9aに対する書込テストデータDW及び読出テスト
データDRからDRAM9の異常発生端子の検出処理を
実行する。
【0053】Q1にて、データメモリ13に記憶された
各テータ領域9aの各書込テストデータDWiと各読出
テストデータDRiとをそれぞれ比較する。Q2にて書
込テストデータDWiに対して不一致の読出テストデー
タDRiが存在しない場合は、このDRAM9の全ての
アドレス端子TA0〜TA8及びデータ端子TD0〜T
D7は正常であると判断する。
【0054】Q2にて、不一致の読出テストデータDR
iが存在すると、Q3にて不一致データDRiを構成す
る各ビットデータD0〜D7のうち、どのビットデータ
に誤りが発生しているかを調べる。誤りビットデータ数
が1で、同一ビットデータの値が常に[1]または
[0]に固定されている場合は(Q4)、該当ビットデ
ータに対応するデータ端子を異常発生端子と判定する
(Q5)。
【0055】また、Q5にて複数のビットデータに書込
テストデータDWの対応するビットデータに一致しない
誤りが存在する場合は、Q6へ進み、該当ビットデータ
の生成に影響を与える各グループ12aをデータ生成テ
ーブル12から抽出する(Q6)。
【0056】次に抽出した各グルーブ12aに共通に含
まれるアドレスビットを特定する(Q7)。そして、こ
のアドレスビットに対応するアドレス端子を異常発生端
子と判定する(Q8)。
【0057】このように構成されたメモリチェック装置
において、例えば、アドレス端子TA0に異常が発生し
て、MPU6がアドレスビットA0を[1]に指定して
も、[0]に指定しても、[0]かDRAM9がへ入力
されるとする。
【0058】この場合、最初に0番目(i=0)のデー
タ領域9aへ前述したテストデータDWi[0,0,
…,0]が書込まれる。次に、2番目(i=1)の領域
9aに2番目のテストデータDWi[0,0,0,0,
0.1,1,1]が書込まれる筈であるが、誤って1番
目(i=0)のデータ領域9aこの2番目のテストデー
タが書込まれる。したがつて、1番目のデータ領域9a
の記憶内容が変化する。
【0059】その結果、アドレスAD=0を指定した読
出テストデータDRと書込テストデータDWとの間でビ
ットデータD0,D1,D3に同時に誤りが発生する。
ビットデータD0,D1,D3に対応する各グループ1
2aのうち全てに共通するアドレスビットはA0である
ので、このアドレスビットA0に対応するアドレス端子
TA0が異常発生端子であると特定できる。
【0060】また、DRAM9のように、一つのアドレ
ス端子で下位アドレスビットと上位アドレスビットとの
2種類のアドレスビットのアドレス端子を共用する場合
において、例えばアドレス端子TA0に異常が発生した
場合は、下位のアドレスビットA0と上位のアドレスビ
ットA8との2つのアドレスビットA0,A8に関係す
る各ビットデータD0,D1,D2,D5,D6,D7
に誤りが発生する。
【0061】このような6つのグルーブ12aに同時所
属する一つのアドレスビットは存在しないので、アドレ
ス端子の共用関係を有した8個のアドレスビット対を6
つのグルーブ12a内から探すとA0,A8のアドレス
ビット対が特定される。したがって、このアドレスビッ
トA0,A8に対応する一つのアドレス端子TA0が異
常端子と特定できる。
【0062】さらに、例えば一つのデータ端子TD0に
異常か発生した場合は、多数のデータ領域9aから読出
した各テストデータDRにおける一つの同一ビットデー
タDOに誤りが集中して発生するので、該当ビットデー
タD0に対応するデータ端子TD0が異常発生端子と特
定できる。
【0063】このように、DRAM9に異常が発生して
いる場合は、データ端子及びアドレス端子を区別して簡
単に異常端子を特定できる。なお、本発明は上述した実
施形態に限定されるものではない。
【0064】図3に示すデータ生成テーブル12でチェ
ック対象のメモリ素子としてのDRAM9の各データ領
域9aに書込むテストデータDWiは各アドレスAD毎
に固定値である。この場合、DRAM9の各データ領域
9a内の1ビットの値を記憶する単位記憶セル自体に異
常が発生した場合は、この単位記憶セル異常を検出でき
ない場合がある。
【0065】すなわち、各単位記憶セルに対して[1]
の値と[0]の値との両方の値を個別に書込んで、かつ
読出して両者を比較する必要があるが、固定値であると
いずれか一方のみのチェックとなる。
【0066】したがって、上述した実施形態の手法で作
成した各書込テストデータDWを書込んで一連のチエッ
ク処理を実行した後に、下記(1)(2)(3)のいず
れか一つの手法又は複数の手法で再度各データ領域9a
に対するチェック処理を実施することによって、各単位
記憶セル自体の異常を確実に検出できる。
【0067】(1) 先に実行した書込テストデータD
Wの[1]又は[0]の値を全て反転した状態の書込テ
ストデータDWaを作成して、この書込テストデータD
Waで再チェックを実施する。
【0068】(2) 先に実行した各アドレスADに対
応する各書込テストデータDWを1アドレス分シフト
(ローテート)させた書込テストデータDWbを作成し
て、この書込テストデータDWbで再チェックを実施す
る。
【0069】(3) 先に実行した各アドレスADに対
応する各書込テストデータDW内における8つのデータ
ビットD0〜D7の値をシフト(ローテート)させた書
込テストデータDWcを作成して、この書込テストデー
タDWcで再チェックを実施する。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のメモリチ
ェック方法およびメモリチェック装置においては、メモ
リ素子の各データ領域に書込むテストデータの各ビット
データを、該当データ領域のアドレスを構成する各アド
レスビットのうちの複数のアドレスビットの各値に応じ
て設定し、かつこの複数のアドレスビットは各ビットデ
ータ毎に互いに異なる組合せのアドレスビットからなる
グループに所属させている。したがって、読出テストデ
ータと書込テストテータとの間に不一致が発生した場合
に、メモリ素子における各アドレス端子及び各データ端
子さらに単位記憶セルを指定した異常原因を簡単に精度
良く特定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係わるメモリチェック
方法を適用したメモリチェック装置の概略構成を示すブ
ロック図
【図2】 同メモリチェック装置に組込まれたデータメ
モリの記憶内容を示す図
【図3】 同メモリチェック装置に組込まれたデータ生
成テーブルの記憶内容を示す図
【図4】 同メモリチェック装置のチェック対象のDR
AMの各データ領域を示す図
【図5】 同メモリチェック装置の動作を示す図
【図6】 同じく同メモリチェック装置の動作を示す図
【図7】 従来のメモリチェック装置の概略構成を示す
ブロック図
【符号の説明】
4…データバス、5…アドレスバス、6…MPU、7…
ROM、8…RAM、9…DRAM、9a…データ領
域、10…セレクタ回路、11…プログラムメモリ、1
2…データ生成テーブル、12a…グループ、13…デ
ータメモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリ素子の各データ領域に複数ビット
    データからなるテストデータを書込み、この書込んだテ
    ストデータを読出して、読出したテストデータと前記書
    込んだテストデータとを比較対照することによって前記
    メモリ素子の動作確認を行うメモリチェック方法におい
    て、 前記メモリ素子の各データ領域に書込む各テストデータ
    を構成する各ビットデータは、該当データ領域のアドレ
    スを構成する所定数のアドレスビットのうちの複数のア
    ドレスビットの値を論理処理して2値化したビットデー
    タであり、かつ前記複数のアドレスビットは前記各ビッ
    トデータ毎に互いに異なる組合せのアドレスビットから
    なるグループに所属することを特徴とするメモリチェッ
    ク方法。
  2. 【請求項2】 メモリ素子の各データ領域に対して複数
    ビットデータからなるテストデータを書込み、かつ読出
    すことによって前記メモリ素子の動作確認を行うメモリ
    チェック装置において、 前記メモリ素子の各データ領域に書込む各テストデータ
    を構成する各ビットデータ毎に互いに異なるアドレスビ
    ットのグループを記憶するデータ生成テーブルと、 前記メモリ素子のアドレスを指定したテストデータの書
    込要求に応じて、前記テストデータを構成する各ビット
    データを、前記データ生成テーブル内の自己に対応する
    グループを構成する各アドレスビットに対応する前記指
    定したアドレスの各アドレスビットの値を論理処理して
    2値化して得るビットデータ算出手段と、 このビットデータ算出手段で算出されたビットデータを
    配列してなるテストデータを前記アドレスが指定するデ
    ータ領域へ書込むテストデータ書込手段と、 前記データ領域から前記書込まれたテストデータを読出
    すテストデータ読出手段と、 少なくとも、前記読出されたテストデータと書込んだテ
    ストデータとが複数のビットデータで不一致の場合は、
    この各不一致ビットデータに対応する前記データ生成テ
    ーブルに記憶されている各グループに所属する各アドレ
    スビットから前記メモリ素子の異常発生端子を特定する
    異常発生端子判定手段とを備えたことを特徴とするメモ
    リチェック装置。
  3. 【請求項3】 前記ビットデータ算出手段で算出された
    ビットデータを配列してなるテストデータに対して異な
    るビット配列のテストデータを作成するテストデータ変
    更手段と、 このテストデータ変更手段にて作成されたテストデータ
    を用いて前記テストデータ書込手段、テストデータ読出
    手段及び異常発生端子判定手段を再実行させる再チェッ
    ク手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載のメモ
    リチェック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008033512A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Toppan Printing Co Ltd セキュリティチップ及びプラットフォーム
JP2016170679A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 株式会社デンソー 半導体装置

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