JPH09305424A - 二重化システム - Google Patents

二重化システム

Info

Publication number
JPH09305424A
JPH09305424A JP8121455A JP12145596A JPH09305424A JP H09305424 A JPH09305424 A JP H09305424A JP 8121455 A JP8121455 A JP 8121455A JP 12145596 A JP12145596 A JP 12145596A JP H09305424 A JPH09305424 A JP H09305424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shared
bus
address
area
processor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8121455A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3299115B2 (ja
Inventor
Eiji Kobayashi
英二 小林
Hisao Nagayama
久雄 長山
Kenichi Kurosawa
憲一 黒澤
Ryoichi Takamatsu
良一 高松
Akihiro Ohashi
章宏 大橋
Tadahiko Hashimoto
忠彦 橋本
Koji Masui
晃二 桝井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Process Computer Engineering Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Process Computer Engineering Inc filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP12145596A priority Critical patent/JP3299115B2/ja
Publication of JPH09305424A publication Critical patent/JPH09305424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3299115B2 publication Critical patent/JP3299115B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hardware Redundancy (AREA)
  • Multi Processors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】システム共有のグローバルメモリ(GM)を使
用せず、主メモリで共有データを管理する、簡素で高速
な二重化システムを提供する。 【解決手段】常用系プロセッサ010のMPU020が
主メモリ030にライトアクセスすると、CME040
のメモリアクセス情報取得回路046が主メモリバス0
21からこのアクセス情報を直接スヌープし、転送回路
比較回路042に転送する。比較回路042はアクセス
情報のアドレスを共有エリア範囲(上限レジスタ04
4、下限レジスタ055)と比べ、共有エリア033へ
のライトであれば共有データと判断し、送受信回路04
3から一致化バス060を経由して待機系プロセッサ1
10の送受信回路143に送信する。待機系のCME1
40は一致化バス060による受信情報のアドレスから
共有データと判断すると、メモリアクセス回路146か
ら主メモリ130にライトアクセスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二重化システムに係
り、特に、主メモリを利用した系間のデータ共有方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各プロセッサの持つ主記憶装置と
は別に、共有データ用の記憶装置(以下、GM:グロー
バルメモリ)をシステムに設け、各系のプロセッサから
I/Oバスを経由して共通に使用していた。
【0003】図11に、従来の二重化システムの構成を
示す。常用系はI/Oバス064で、主メモリ030を
内蔵するプロセッサ010と共有データ用の常用系GM
005が接続され、待機系はI/Oバス164で、主メ
モリ130を内蔵したプロセッサ110と待機系GM1
05が接続され、さらに、一致化バス060を介して常
用系GM005と待機系GM105間で共有データを一
致化している。この方式では、共有メモリエリアの大き
さは固定となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の二重系プロセッ
サ間のデータ共有方式では、主メモリとは別にGMを必
要とするため、システムの構成が複雑化するのみなら
ず、2つの記憶装置各々にある程度の余裕が必要となる
ためメモリ資源の有効な活用ができず、コストアップに
繋がるという問題があった。もちろん、GMの故障によ
り、共有データを使用しているシステム全体の処理が停
止してしまう。
【0005】また、データの種類によっては、主メモリ
とGMの両方にデータを格納する2度のメモリアクセス
が必要となり、シングルシステムに比べ二重化システム
の処理時間が増加するという問題があった。特に、マル
チプロセッサシステムにおいては、共通のI/Oバスを
経由してGMを使用するため、共有データ量が増加する
と各プロセッサのアクセス待ち時間が増加し、マルチプ
ロセッサによる処理性能向上の利点を減殺してしまう。
【0006】さらに、各プロセッサでマルチタスクによ
るソフトウェアを構築する際、タスク毎に使用する共有
データエリアをGM上の決められたエリアに割り当てる
必要があるため、システムの開発や変更が一層煩雑にな
るという問題があった。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑み、主メモリ上で共有データを扱うことで、GMを使
用しない簡素で処理性の高い二重化システムを提供する
ことにある。
【0008】また、各プロセッサの各タスク(ジョブ)
毎に、共有データのエリアを任意に且つ動的に切替える
ことで、マルチタスクプログラムによるソフトウェアを
構築する際、各タスク間での共有エリアの割り付けが不
要になり、ソフトウェアの開発や変更が簡単になる二重
化システムを提供することにある。
【0009】さらに、マルチプロセッサの場合に、系内
のプロセッサ間通信と系間の共有データ一致化を並行処
理できる高速な二重化システムを提供することにある。
また、系間のルートに異常のある場合、系内の他プロセ
ッサによる迂回ルートによる一致化処理を可能にする信
頼性の高い二重化システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、主メモリ
バスで接続されたMPU及び主記憶装置と、相手系と共
有情報を送受する送受信回路を持つ共有データ一致化装
置(以下、CMEと略称)を備えるプロセッサの二重化
システムにおいて、主記憶装置は、前記共有データを記
憶する共有エリアを有し、前記CMEは、MPUから主
記憶装置へ書き込むアドレスとデータを含むアクセス情
報を主メモリバスからスヌープするメモリアクセス情報
取得手段、相手系からの受信情報が前記共有データの場
合に前記共有エリアに書き込むメモリアクセス手段、前
記共有エリアの範囲を指定する共有エリア設定手段、前
記アクセス情報または前記受信情報中のアドレスが前記
共有エリアの範囲内にあるとき、該情報を共有データと
判断する共有データ監視手段を備えることにより達成さ
れる。
【0011】前記CMEは、自系のプロセッサの送信/
受信状態に応じてCME内の情報の流れを送信側または
受信側に切り替える送受信状態管理手段を有しているこ
とを特徴とする。さらに、前記共有データを送受するた
めに自系と相手系のプロセッサを接続する一致化バスを
設け、MPUの処理と並行して一致化処理できるように
構成したことを特徴とする。
【0012】また、上記目的は、主記憶装置はマルチタ
スクを格納する場合、前記共有データを記憶するタスク
毎の共有エリアと、各共有エリア範囲の設定エリアと、
あるタスクの実行中に他のタスクを実行する場合に前記
あるタスクの共有エリア範囲を一時的に退避する保存エ
リアを有し、前記CMEはタスク切り替えに応じてその
共有エリア範囲を管理し、前記アクセス情報または前記
受信報中のアドレスが当該共有エリア範囲内にあると
き、該情報を共有データと判断する共有データ監視手段
を備えることにより達成される。
【0013】さらに、上記目的は、マルチプロセッサの
二重化システムにおいて、主記憶装置に前記共有データ
を記憶する共有エリアを有し、対応関係にある自系と相
手系のプロセッサ間で前記送受信回路を接続する一致化
バスを設け、前記IOバスによる系内のプロセッサ間通
信と並行して共有データ一致化処理を行なえるように構
成したことにより達成される。
【0014】前記CMEは、前記一致化バスを経由する
相手系からの応答信号を監視する異常監視手段と、他プ
ロセッサの転送エリアアドレスを指定する転送エリア設
定手段と、前記異常監視手段がバス異常(無応答)を検
知した場合に、前記転送エリアアドレスと前記アクセス
情報を前記I/Oバスインタフェースに出力するバスI
F手段を備え、系内の他プロセッサとその一致化バスを
経由する迂回ルートを通じて相手系へ共有データを送信
するように構成したことを特徴とする。
【0015】前記転送エリアアドレスは、前記他プロセ
ッサのCME内に設けられる転送データバッファのアド
レス範囲に設定される。あるいは、前記他プロセッサの
主記憶装置内に設けられる転送エリアのアドレス範囲に
設定される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による二重化システ
ムの実施形態、及び、マルチプロセッサの二重化システ
ムの実施形態を、図面にしたがって詳細に説明する。
【0017】〔実施形態1〕図1は、本実施形態による
二重化システムの概略の構成を示す。常用系のプロセッ
サ010は、主にデータ処理やメモリ制御あるいは入出
力制御を行うMPU020、プログラムとデータを記憶
する主メモリ030、共有データを記憶する共有エリア
033、一致化バス060を介して待機系プロセッサ1
10と共有データの一致化を行う共有データ一致化装置
(CME:Common Memory Equlizer)040から構成さ
れる。
【0018】MPU020と主メモリ030の間は、メ
モリアクセスを行うための主メモリバス021によって
結ばれ、CME040は主メモリバス021と接続され
ている。CME040内は、プロセッサ010から主メ
モリへのアクセス情報を主メモリバス021からスヌー
プによって直接取り込むメモリアクセス情報取得回路0
41と、常用系から受信した共有データを主メモリ03
0上にライトするためのメモリアクセス回路046、任
意に指定される転送範囲と主メモリアクセス情報のアド
レスがその転送範囲内に有るかチエックする転送範囲比
較回路042、待機系プロセッサ110との間で共有デ
ータを送受信する送受信回路043からなる。
【0019】転送範囲比較回路042は、共有エリアを
任意に設定するためのレジスタであり、共有エリア下限
レジスタ045と共有エリア上限レジスタ044を具備
する。また、送受信回路043には送信バッファ24
4、受信バッファ245が設けられている。なお、待機
系プロセッサ110のハードウェアも、常用系プロセッ
サ010のハードウェアと同じ構成となっている。常用
系/待機系は周知の切り替え機能によって、常用系に事
故の有る場合に待機系が常用系に切り替わる。
【0020】本システムにおいて、共有データの一致化
は以下のように行なわれる。図2に、常用系及び待機系
の主メモリマップを示す。常用系プロセッサ010側
は、初期立ち上げ時に共有エリア033のアドレス範囲
を、共有エリア下限レジスタ045及び共有エリア上限
レジスタ044に指定される。
【0021】MPU020が主メモリ030に対してア
クセスすると、CME040は主メモリバス021上の
主メモリアクセス情報をメモリアクセス情報取得回路0
41を介して転送範囲比較回路042に取り込み、主メ
モリアクセス情報中のアドレスが共有エリア033のア
ドレス範囲内(ここでは、共有エリア033を主メモリ
の500番地〜1000番地に設定)であれば、そのア
クセス情報は共有データと判断する。そして、アドレス
とデータからなる共有データを送受信回路043の送信
バッファ244に転送し、一致化バス060を介して待
機系プロセッサ110に送信する。
【0022】待機系プロセッサ110側の動作は常用系
側と同様、初期立ち上げ時に共有エリア133のアドレ
ス範囲を、共有エリア下限レジスタ145及び共有エリ
ア上限レジスタ144で設定してある。待機系のCME
140は常用系から受信し、受信バッファ345に格納
された受信情報のアドレスとデータを転送範囲比較回路
142に転送し、共有エリア133のアドレス範囲内の
データか否かチエックする。共有エリア133のアドレ
ス範囲内(ここでは、共有エリア133を500番地〜
1000番地に設定)であれば、そのデータはメモリア
クセス回路146及び主メモリバス121を経由して、
主メモリ130の共有エリア133へ書き込まれる。こ
れにより、常用系プロセッサ010と待機系プロセッサ
110の共有データ一致化(共有化)が終了する。
【0023】このように、本実施形態の二重化システム
は、主メモリへのアクセス情報(アドレス、データ)を
主メモリから直接スヌープし、予め設定された共有デー
タエリアとの比較を行なう機能と、共有データエリアの
みを相手系に送信する機能及び、相手系からの受信情報
が共有データエリアの場合に自系の主メモリに書き込む
機能とからなる共有データ一致化装置を各プロセッサに
設けて、常用系プロセッサと待機系プロセッサの主メモ
リ間でデータ一の致化を行う。以下、本実施形態の構成
と動作を詳細に説明する。
【0024】図3は、第1の実施形態による共有データ
一致化装置(CME)の構成を示す。同図には、常用系
のCME040を示しているが、待機系のCME140
の構成も同様である。以下、CME040について、常
用系及び待機系における共有データ一致化機能を説明す
る。
【0025】まず、共有データ送信時の動作について説
明する。常用系において、メモリアクセス情報取得回路
041内のアクセス情報取得タイミング回路050は、
メモリライト信号252及びメモリ選択信号253より
タイミング信号を生成し、そのタイミング信号によって
メモリデータ250がメモリアクセス情報取得データレ
ジスタ241に、メモリアドレス251がメモリアクセ
ス情報取得アドレスレジスタ240に取り込む。
【0026】メモリアクセス情報取得アドレスレジスタ
240内のアドレスは、共有エリア範囲比較回路051
に転送され、共有エリア上限レジスタ044及び共有エ
リア下限レジスタ045のアドレスと比較される。な
お、共有エリア下限レジスタ045及び共有エリア上限
レジスタ044を複数有し、設定する共有エリア033
のアドレス範囲を、一箇所の範囲指定に限らず複数範囲
を指定することが可能である。
【0027】その結果、共有エリア内のアドレスと判断
されると、共有エリア範囲比較回路051は送信アドレ
スバッファ008と送信データバッファ009に一致化
信号256を送り、メモリアクセス情報取得アドレスレ
ジスタ240内のアドレス001とメモリアクセス情報
取得データレジスタ241内のデータ002を、それぞ
れ送信アドレスバッファ008と送信データバッファ0
09に取り込む。
【0028】送信アドレスバッファ008内のアドレス
001と送信データバッファ009内のデータ002
は、送信バッファ244に転送され共有データ003と
して、タイミング回路049が生成するタイミング信号
により待機系に送信される。
【0029】次に、共有データ受信時の動作について説
明する。待機系において、受信情報が、送受信回路04
3内の受信バッファ245内に取り込まれると、タイミ
ング回路049が起動されるとともに、送信/受信状態
管理回路047の状態が受信系に切り替わり、CME0
40内の信号方向は受信側へ切り替わる。
【0030】タイミング回路049のタイミング信号に
より、受信バッファ245のアドレス001とデータ0
02は、受信アドレスバッファ006と受信データバッ
ファ007に転送される。受信アドレスバッファ006
内のアドレス001は共有エリア範囲比較回路051に
転送され、共有エリア上限レジスタ044及び共有エリ
ア下限レジスタ045のアドレスと比較される。
【0031】その結果、共有エリア内のアドレスと判断
されると、共有エリア範囲比較回路051はメモリアク
セス回路046内のメモリアクセスデータレジスタ24
2とメモリアクセスアドレスレジスタ243に一致化信
号256を送り、受信アドレスバッファ006内のアド
レス001と受信データバッファ007内のデータ00
2がそれぞれ、メモリアクセスアドレスレジスタ243
とメモリアクセスデータレジスタ242に取り込まれ
る。
【0032】メモリアクセス回路046内のメモリアク
セス権取得回路052は、MPU020に対しメモリバ
ス使用権要求信号254を出し、MPU020からメモ
リバス使用許可信号255を受け取ると、メモリバスイ
ンターフェース051を起動し、主メモリ030にメモ
リライト信号252、メモリ選択信号253を送信す
る。そして、メモリアクセスアドレスレジスタ243内
のアドレス001及びメモリアクセスデータレジスタ2
42内のデータ002が、メモリバスインターフェース
051を経由して主メモリ030に転送され、共有デー
タの一致化が終了する。
【0033】以上、本実施形態の二重化システムでは、
各プロセッサの主メモリ内に共通の共有エリアを設定
し、常用系のMPUが主メモリへ情報を書き込む際に、
この情報を主メモリバスからスヌープし、そのアドレス
が共有エリア内であれば待機系へ転送し、一方、待機系
では常用系から受信情報のアドレスが自系の共有エリア
内であれば主メモリに書き込む、共有データ一致化方式
を実現している。
【0034】これによれば、従来のGMを使用する必要
がなく、システム構成の簡素化とコストダウンが可能に
なる。また、主メモリ上で共有エリアの設定を任意に行
えるので、シングル系/二重系の違いや共有データエリ
ア容量を意識することなく自由にプログラミングでき、
システムの開発や変更が容易になる。なお、本実施形態
は待機二重化システムの例により説明したが、並列二重
化システムにも適用可能である。
【0035】〔実施形態2〕図4に、本実施形態による
マルチプロセッサによる二重化システムの構成を示す。
各プロセッサの共有データ一致化装置CMEは、実施形
態1の構成と同様である。
【0036】本マルチプロセッサ二重化システムの常用
系は、基本プロセッサ(#1)010及び複数の拡張プ
ロセッサ(#2)011、(#3)012を有し、プロ
セッサ間通信を行うI/Oバス064により接続されて
いる。各プロセッサは個別に共有エリア033を有する
主メモリ030を内臓している、待機系も同様に、基本
プロセッサ(#1)110及び複数の拡張プロセッサ
(#2)111、(#3)112を有し、I/Oバス1
64によって接続されている。
【0037】常用系の基本プロセッサ010と待機系の
基本プロセッサ110は、常用系の主メモリ030内の
共有データを待機系の主メモリ130内に転送する一致
化バスA061により接続されている。同様に、常用系
の拡張プロセッサ011、112は、待機系の拡張プロ
セッサ111、112とそれぞれ、一致化バスB06
2、一致化バスC063により接続されている。各プロ
セッサはI/OバスIF090(図中、ハッチングのブ
ロック)を具備して、系毎にI/Oバス064またはI
/Oバス164と接続され、データの受け渡しを行う。
【0038】各プロセッサは、常用系と待機系間で個別
に設けられた一致化バスA061、一致化バスB06
2、一致化バスC063を介して、主メモリ030内共
有データ一致化処理を非同期に行う。この一致化処理と
は別に、I/Oバス064上でプロセッサ010と拡張
プロセッサ011間、プロセッサ010と拡張プロセッ
サ012間、あるいは拡張プロセッサ011と拡張プロ
セッサ012間で、プロセッサ間通信を並行して処理で
きる。待機系でも同様に、プロセッサ間通信を処理でき
る。
【0039】本実施形態によるマルチプロセッサの二重
化システムによれば、各プロセッサの主メモリの各々に
共有エリアを持つ構成としているので、GMのようなシ
ステム全体に共通のハードウェアが不要となり、システ
ム構成の構成と動作が簡素化され、コストダウンも可能
となる。また、プロセス間通信を行なうI/Oバスとは
別に、他系との共有データの一致可化を行なうための一
致化バスを設けているので、マルチプロセッサ間のタス
ク処理による通信と共有データの一致化処理の通信を並
行でき、マルチプロセッサシステムの処理性を確保でき
る。
【0040】〔実施形態3〕本実施形態によるマルチプ
ロセッサ二重化システムは、実施形態2のシステムと基
本構成は同じである。ここでは、一致化バスのルートに
故障のある場合、別ルートを使って一致化させる別ルー
ト一致化方式について説明する。
【0041】図5は、マルチプロセッサ二重化システム
において、別ルートによる一致化を示す説明図である。
常用系プロセッサ010と待機系プロセッサ110を結
ぶ一致化バスA061ルートに異常が発生した場合、図
示の一致化ルート〜〜が確立される。
【0042】図6に、本実施形態におけるCMEの構成
を示す。各プロセッサのCMEは、図3の構成を基本に
以下のように構成されている。プロセッサ010のCM
E040は、隣接するプロセッサ間で系内のI/Oバス
064を経由して共有データ003(アドレス001、
データ002)を迂回させるため、バスIF回路093
に他プロセッサ用転送バッファ036を設けている。ま
た、転送する共有データの転送エリアを設定するため、
転送範囲比較回路042に他プロセッサ転送エリア上限
レジスタ095、転送エリア下限レジスタ096を設け
ている。図示を省略しているが、拡張プロセッサ#2、
#3のCME040にも、他プロセッサの共有データを
バッファリングする転送バッファ036と、上下限レジ
スタを設けている。
【0043】本構成による通常時の共有データ一致化動
作は、送受信回路043が送信アドレスバッファ008
と送信データバッファ009内のデータを、一致化バス
060を経由して待機系に送信し、異常監視部098が
待機系から正常受信を示す応答信号を受け取ると、一致
化バス060は正常であると判断する。この場合の一致
化動作は、上記実施形態1または2と同じになる。次
に、一致化バス上で異常が生じた場合、別ルートを使っ
て一致化を行う時の各プロセッサの動作を詳細に説明す
る。
【0044】[常用系プロセッサ#1の動作]一致化バ
スA061に異常が生じた場合、待機系プロセッサ11
0は常用系プロセッサ010へ異常受信応答信号(断線
故障時は無応答)を返す。これにより、常用系プロセッ
サ010のCME内送受信回路043の異常監視部09
8が異常を検出し、送信データバッファ009内のデー
タ002(AAA)、送信アドレスバッファ008内の
アドレス001(500番地)を、バスIF回路093
へ転送する。
【0045】バスIF回路093はI/OバスIF09
0に対し、拡張プロセッサ011の他プロセッサ転送エ
リア上限レジスタ095と下限レジスタ096による転
送先エリア(ここでは、先頭番地=1000番地とす
る)をI/OバスIF090に出力し、さらにアドレス
001とデータ002を出力する。これにより、共有エ
リア情報のデータ002とそのアドレス001は、送受
信部092からI/Oバス064を経由して、拡張プロ
セッサ011のI/OバスIF090へと転送される。
【0046】[常用系拡張プロセッサ#2の動作]I/
OバスIF090を経由して、指定された先頭番地に対
応する転送バッファ036に、アドレス001、データ
002を受信した拡張プロセッサ011は、転送先エリ
アを転送範囲比較回路042に渡し、他プロセッサ転送
エリア上限レジスタ095と下限レジスタ095による
設定エリア(1000番地〜1200番地に設定)と比
較する。
【0047】この結果、指定された転送先エリアが設定
エリア内であれば、他プロセッサからの迂回による共有
データであると判断し、アドレス001を送信アドレス
バッファ008へ、データ002を送信データバッファ
009へ転送する。これらバッファ008、009の内
容は転送先エリア情報とともに、一致化バスB062を
経由して待機系拡張プロセッサ111(#2)の送受信
回路043へ転送される。
【0048】[待機系拡張プロセッサ#2の動作]常用
系拡張プロセッサ011からのアドレス001とデータ
002は、転送先エリア情報(1000番地)に従い、
受信アドレスバッファ006、受信データバッファ00
7へ格納される。その後、転送範囲比較回路042で、
転送先エリア情報と設定されている共有エリアまたは他
プロセッサ転送エリアと比較し、後者のエリア範囲のと
き他プロセッサからの迂回による共有データと判断し、
データ002とアドレス001をバスIF回路093へ
転送する。
【0049】バスIF回路093内のプロセッサ選定部
094は、他プロセッサ転送エリアアドレス(1000
番地)をアドレス001(500番地)のアドレスに変
換し、I/OバスIF090に対して出力する。その
後、データ002(AAA)をI/OバスIF090に
出力し、I/Oバス164を経由して待機系常用プロセ
ッサ110のI/OバスIF090へ転送する。
【0050】[待機系常用プロセッサ#1の動作]拡張
プロセッサ111からのアドレス情報=500番地は、
I/OバスIF090内の送受信部092を経由して、
主メモリ130上の500番地にデータ情報=AAAを
書き込み、一致化が終了する。
【0051】本実施形態によれば、各プロセッサのCM
E内に一致化のために、他プロセッサ対応に転送されて
くる共有情報(アドレス、データ)を格納する転送用格
納バッファを備え、一致化バスに故障が発生した場合
に、自系の隣接プロセッサを経由する迂回路により相手
系に共有データを転送して、共有データの一致化を可能
にするので、システムの信頼性を向上できる。
【0052】〔実施形態4〕実施形態3では、各プロセ
ッサのCMEに、他プロセッサの共有データの転送用納
バッファを設けている。これに対し、本実施形態のマル
チプロセッサシステムでは、各プロセッサの主メモリ内
に、他プロセッサの共有データの転送エリアを設けてい
る。CMEの構成は、他プロセッサ用転送バッファ03
6を持たない以外は、図6の構成と同様になる。
【0053】本実施形態のマルチプロセッサの構成、二
重化システム構成は基本的には上記の実施形態と同様で
あり、図5に示した別ルートを使用する例で、一致化方
式を説明する。即ち、常用系プロセッサ010と待機系
プロセッサ110の間を結ぶ一致化バスA061に、故
障または異常が発生した場合、プロセッサ010がプロ
セッサ110から異常受信応答信号(断線故障時は無応
答)を受け取ると、一致化バスA061による転送不能
と判断し、〜〜ルートによる一致化処理が行なわ
れる。
【0054】図8は、本実施形態における主メモリマッ
プを示す。常用系プロセッサ010(#1)の主メモリ
030の500〜1000番地に共有エリア033を割
り付け、図示ではその500番地に共有データ=AAA
が格納されている。一致化バスA061故障時に、#1
の一致化処理を代行する常用系拡張プロセッサ011
(#2)の主メモリ030の1000〜1200番地に
は、#1のアドレス転送エリア034、データ転送エリ
ア035が割当てられる。
【0055】待機系拡張プロセッサ111(#2)の主
メモリ030は、常用系のプロセッサ#2と同じマッピ
ングとなり、1000〜1200番地にアドレス転送エ
リア134とデータ転送エリア135が割当てられる。
一致化先である待機系プロセッサ110(#1)の主メ
モリ030は、常用系プロセッサ#1と同じマッピング
となる。以下、本構成による動作を詳細に説明する。
【0056】[常用系プロセッサ#1の動作]一致化バ
スA061に異常が生じ、待機系プロセッサ110から
の異常受信応答信号(断線故障時は無応答)を受信する
と、常用系プロセッサ010はCME内の送受信回路0
43の異常監視部098が異常を検出し、送信データバ
ッファ009内のデータ002(=AAA)、送信アド
レスバッファ008内のアドレス001(=500番
地)をバスIF回路093へ転送する。
【0057】バスIF回路093は、拡張プロセッサ0
11における他プロセッサ転送エリア(上限レジスタ0
95、下限レジスタ096)のエリア情報(ここでは、
先頭番地である1000番地)をI/OバスIF090
に対して出力し、同時に共有データであるアドレス情報
=500番地とデータ情報=AAAをI/OバスIF0
90に出力する。これらの情報はI/Oバス064を経
由して拡張プロセッサ011のI/OバスIF090へ
転送される。
【0058】[常用系拡張プロセッサ#2の動作]常用
系プロセッサ010からの転送先エリア情報(=100
0番地)及び、共有データのアドレス情報とデータ情報
は、CME内バスIF回路093を経由して転送範囲比
較回路042へ取り込まれ、ここで他プロセッサ転送エ
リア上限レジスタ095、下限レジスタ095による転
送エリア範囲(ここでは、1000番地〜1200番
地)と比較され、共有データか否かをチエックする。共
有データの場合、アドレス情報を送信アドレスバッファ
008、データ情報を送信データバッファ009へ転送
する。以後、バッファ008、009の内容は、実施形
態3の場合と同様に一致化バスB062を経由し、待機
系拡張プロセッサ111の送受信回路043へ送信す
る。
【0059】[待機系拡張プロセッサ#2の動作]常用
系拡張プロセッサ011から受信した、他プロセッサの
アドレス情報(=500番地)は受信アドレスバッファ
006に、データ情報(=AAA)は受信データバッフ
ァ007に一旦、格納したの後、転送範囲比較回路04
2によって転送エリア範囲(1000〜1200番地)
と比較し、他プロセッサの共有データか判断する。他プ
ロセッサからの共有データの場合、バスIF回路093
へ転送する。
【0060】バスIF回路093のプロセッサ選定部0
94は、他プロセッサ転送先エリア(=1000番地)
をアドレス001(=500番地)に変換し、I/Oバ
スIF090に対して出力する。その後、データ002
(=AAA)をI/OバスIF090に出力し、I/O
バス064を経由して待機系常用プロセッサ110のI
/OバスIF090へと転送する。
【0061】[待機系常用プロセッサ#1の動作]拡張
プロセッサ111から転送されてきたアドレス001と
データ002は、I/OバスIF090の送受信部09
2を介して、主メモリ030のアドレス=500番地に
データ=AAAとして書き込まれ、一致化が終了する。
【0062】本実施形態によれば、一致化バスルートに
異常の発生した場合に、別ルートによる一致化が可能に
なるので、マルチプロセッサ二重化システムの信頼性を
向上できる。特に、別ルートの転送バッファとして主メ
モリの一部を利用するので、他プロセッサ共有情報(ア
ドレス、データ)の格納エリアは可変にできる。
【0063】なお、上記の実施形態において、常用系プ
ロセッサ010と待機系プロセッサ110間で迂回路に
よって共有データを一致化する場合に、常用系拡張プロ
セッサ011と待機系拡張プロセッサ111は、他プロ
セッサからの共有データを主メモリに書き込まずに、一
致化バス060、I/Oバス064に対して直接、共有
データを転送することができる。これによって、共有デ
ータ一致化処理中のメモリ書き込み時間が削減でき、一
致化処理を高速化できる。
【0064】〔実施形態5〕本実施形態では、マルチタ
スクの二重化システムにおける共有データ一致化方式を
説明する。本実施形態ではタスク切り替え時、共有エリ
アがタスク毎に可変設定される。ハードウェアは、図1
ないし図3の構成と同様である。
【0065】図8に、本実施形態の主メモリマップを示
す。各主メモリ030(130)には、各タスク#1〜
#3の領域可変となるタスク#1用共有エリア071、
タスク#2用共有エリア073、タスク#3用共有エリ
ア075と、タスク毎のプログラム格納領域072、0
74、076と、タスク設定エリア089が設けられ
る。
【0066】タスク設定エリア089は、タスク毎の共
有エリアのアドレス上限及び下限値を設定する、共有ア
ドレス上限エリア081,083,085及び共有アド
レス下限エリア082,084,086と、タスク切り
替え時に前回起動されたタスクの共有アドレス上限及び
下限値を退避する前タスク保存エリア087,088を
有している。タスク設定エリア089には初期立ち上げ
時に、各タスクの共有エリアのアドレス範囲を指定して
おく。
【0067】図9に、タスク切り替え動作のフローを示
す。タスク切り替えはOSのタスク管理機能099によ
って処理される。タスク#1の処理中にタスク#2が起
動されると、OSはCMEの上限レジスタ044及び下
限レジスタ045の示すタスク#1の共有アドレス範囲
を読み出し、主メモリ030上の前タスク退避用エリア
087、088に保存する(S1)。次に、OSは主メ
モリの共有上限エリア083及び下限エリア084の示
すタスク#2の共有アドレス範囲を、CME040内の
共有エリア上限レジスタ044及び下限レジスタ045
に書き込む(S2)。
【0068】図10に、タスク切り替えによる主メモリ
マップの一例を示す。同図(a)はタスク#1の実行時
で、タスク#1共有上限エリア081に100、下限エ
リア082に200が格納されているので、タスク#1
用共有エリア071は主メモリ上のアドレス100番地
〜200番地となる。同図(b)はタスク#2の実行時
で、タスク#2用共有エリア073は主メモリ上のアド
レス500番地〜600番地となる。
【0069】その後、タスク#2の処理が開始される
(S2)。タスク#2の処理が終了すると、OSは前タ
スク保存用エリア上限087,前タスク保存用エリア下
限088内のアドレス値をCME040の共有エリア上
限レジスタ044及び下限レジスタ045に書き戻し
(S4)、タスク#1の処理が再開される。
【0070】以上のように、タスク切り替え時に共有エ
リア上限レジスタ044及び下限レジスタ045のダイ
ナミックな書き換えができるので、タスク毎の共有デー
タのアドレス管理が可能となる。なお、タスク切り替え
後のCMEによる共有データの一致化動作は、実施形態
1の場合と同様に行なわれる。
【0071】本実施形態によって、タスク毎の共有エリ
アが動的に可変設定できるので、タスクの増設分を考慮
した共有エリアの確保が不要となり、メモリ資源の有効
活用が可能となる。また、プログラム設計時において、
他のタスクを意識せずプログラミングできることから、
ソフト開発が容易になる。
【0072】
【発明の効果】本発明の二重化システムによれば、主メ
モリバスを直接スヌープして、主メモリ上の共有データ
エリアへアクセスするデータを検知し、相手系に送信し
て一致化処理を行なう機能を各プロセッサに設けている
ので、従来のシステム共通のGMが不要になり、メモリ
資源の有効活用とメモリ管理の簡素化が可能になる効果
がある。
【0073】また、主メモリ上の共有データエリアを任
意に指定するとともに、該共有エリアにアクセスするデ
ータのみを一致化処理するように一元管理するので、共
有データを意識することなくソフトウェア開発ができ
る。
【0074】本発明のマルチタスクの二重化システムに
よれば、タスク切り替えと同時に、主メモリ上のタスク
毎の共有エリアが動的に切り替わるので、マルチタスク
のソフトウェア構築に際して、各タスク間での共有エリ
アの割付けが不要になり、システムの開発や変更が容易
になる。
【0075】本発明のマルチプロセッサの二重化システ
ムによれば、システム共通のバス(I/Oバス)とは別
に、系間に一致化バスを設けて共有データを転送するの
で、主メモリアクセスと同時に共有データの転送処理が
開始され、マルチプロセッサにより共有データが増加し
ても一致化処理を高速化でき、マルチプロセッサの処理
性を維持できる効果がある。あるいは、シングルシステ
ムに比べた二重化システムでの処理能力低下を防止でき
る。
【0076】また、所定の一致化バスルートの故障時
に、隣接プロセッサとその一致化バスを経由する別ルー
ト一致化処理の機能を有しているので、システムの信頼
性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な実施形態による二重化システ
ムの構成図。
【図2】図1の実施形態における主メモリマップ。
【図3】実施形態1による共有データ一致化装置(CM
E)の構成図。
【図4】実施形態2によるマルチプロセッサの二重化シ
ステムの構成図。
【図5】実施形態3による別ルート一致化方式のルート
説明図。
【図6】実施形態3による別ルート一致化方式のCME
の構成図。
【図7】実施形態4における主メモリマップ。
【図8】実施形態5における主メモリマップ。
【図9】実施形態5におけるタスク切替のフロー図。
【図10】実施形態5における一動作例の主メモリマッ
プ。
【図11】GMを使用する従来の二重化システムの構成
図。
【符号の説明】
001…アドレス、002…データ、003…共有デー
タ、006…受信アドレスバッファ、007…受信デー
タバッファ、008…送信アドレスバッファ、009…
送信データバッファ、010…常用系プロセッサ、01
1〜012…常用系拡張プロセッサ、020…MPU、
021…主メモリバス、030…主メモリ、033…共
有エリア、036…他プロセッサ用転送バッファ、04
0…CME、041…メモリアクセス情報取得回路、0
42…転送範囲比較回路、043…送受信回路、044
…共有エリア上限レジスタ、045…共有エリア下限レ
ジスタ、046…メモリアクセス回路、047…送信/
受信状態管理回路、049…タイミング回路、050…
アクセス情報取得タイミング回路、051…メモリバス
インターフェース、052…メモリアクセス権取得回
路、060…常用系一致化バス、061…常用系一致化
バスA、062…常用系一致化バスB、063…常用系
一致化バスC、064…常用系I/Oバス、070…共
有エリア、071…タスク#1用共有エリア、073…
タスク#2用共有エリア、075…タスク#3用共有エ
リア、081…タスク#1共有エリア上限、082…タ
スク#1共有エリア下限、083…タスク#3共有エリ
ア上限、084…タスク#3共有エリア下限、085…
タスク#3共有エリア上限、086…タスク#3共有エ
リア下限、087…前タスク保存エリア上限、088…
前タスク保存エリア下限、089…タスク設定エリア、
090…I/OバスIF、091…他プロセッサ転送エ
リア報告レジスタ、092…送受信部、093…バスI
F回路、094…プロセッサ選定部、095…他プロセ
ッサ転送エリア上限レジスタ、096…他プロセッサ転
送エリア下限レジスタ、097…バッファ制御部、09
8…異常監視部、099…OS、110…待機系プロセ
ッサ、111,112…待機系拡張プロセッサ、120
…MPU、121…主メモリバス、130…主メモリ、
133…共有エリア、134…プロセッサ010用アド
レス転送エリア、135…プロセッサ010用データ転
送エリア、136…プロセッサ010用転送バッファ、
137…プロセッサ011用転送バッファ、138…ア
ドレスバッファ、139…データバッファ、140…C
ME、141…メモリアクセス情報取得回路、142…
転送範囲比較回路、143…送受信回路、144…共有
エリア上限レジスタ、145…共有エリア下限レジス
タ、146…メモリアクセス回路、164…常用系I/
Oバス、240…メモリアクセス情報取得アドレスレジ
スタ、241…メモリアクセス情報取得データレジス
タ、242…メモリアクセスデータレジスタ、243…
メモリアクセスアドレスレジスタ、244…送信バッフ
ァ、245…受信バッファ、250…メモリデータ、2
51…メモリアドレス、252…メモリライト信号、2
53…メモリ選択信号、254…メモリバス使用権要求
信号、255…メモリバス使用許可信号、255,25
6…一致化信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長山 久雄 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 黒澤 憲一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 高松 良一 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 大橋 章宏 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 橋本 忠彦 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 桝井 晃二 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主メモリバスで接続されたMPU及び主
    記憶装置と、相手系と共有情報を送受する送受信回路を
    持つ共有データ一致化装置(以下、CMEと略称)を備
    えるプロセッサの二重化システムにおいて、 主記憶装置は、前記共有データを記憶する共有エリアを
    有し、 前記CMEは、MPUから主記憶装置へ書き込むアドレ
    スとデータを含むアクセス情報を主メモリバスからスヌ
    ープするメモリアクセス情報取得手段、相手系からの受
    信情報が前記共有データの場合に前記共有エリアに書き
    込むメモリアクセス手段、前記共有エリアの範囲を指定
    する共有エリア設定手段、前記アクセス情報または前記
    受信情報中のアドレスが前記共有エリアの範囲内にある
    とき、該情報を共有データと判断する共有データ監視手
    段を有することを特徴とする二重化システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記CMEは、自系のプロセッサの送信/受信状態に応
    じてCME内の情報の流れを送信側または受信側に切り
    替える送受信状態管理手段を有していることを特徴とす
    る二重化システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記共有データを送受するために自系と相手系のプロセ
    ッサを接続する一致化バスを設け、MPUの処理と並行
    して一致化処理できるように構成したことを特徴とする
    二重化システム。
  4. 【請求項4】 マルチタスクのプログラムを記憶する主
    記憶装置と、タスクを切り替えながら前記プログラムを
    実行するMPUと、主記憶装置とMPUを接続する主メ
    モリバスと、相手系と共有情報を送受する送受信回路を
    持つ共有データ一致化装置(以下、CMEと略称)を備
    えるプロセッサの二重化システムにおいて、 主記憶装置は、前記共有データを記憶するタスク毎の共
    有エリアと、各共有エリア範囲の設定エリアと、あるタ
    スクの実行中に他のタスクを実行する場合に前記あるタ
    スクの共有エリア範囲を一時的に退避する保存エリアを
    有し、 前記CMEは、MPUから主記憶装置へ書き込むアドレ
    スとデータを含むアクセス情報を主メモリバスからスヌ
    ープするメモリアクセス情報取得手段、相手系からの受
    信情報が前記共有データの場合に前記共有エリアに書き
    込むメモリアクセス手段、タスク切り替えに応じてその
    共有エリア範囲を管理し、前記アクセス情報または前記
    受信報中のアドレスが当該共有エリア範囲内にあると
    き、該情報を共有データと判断する共有データ監視手段
    を有していることを特徴とする二重化システム。
  5. 【請求項5】 MPUと主記憶装置とI/Oバスインタ
    ーフェースを持つ複数のプロセッサをI/Oバス(また
    はシステムバス)で接続するマルチプロセッサと、相手
    系と共有情報を送受する送受信回路を持つ共有データ一
    致化装置(以下、CMEと略称)を各プロセッサに備え
    るマルチプロセッサの二重化システムにおいて、 主記憶装置に前記共有データを記憶する共有エリアを有
    し、対応関係にある自系と相手系のプロセッサ間で前記
    送受信回路を接続する一致化バスを設け、前記CMEが
    前記IOバスによる系内のプロセッサ間通信と並行して
    共有データ一致化処理を行なえるように前記CMEを構
    成したことを特徴とするマルチプロセッサの二重化シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記CMEは、MPUから主記憶装置へ書き込むアドレ
    スとデータを含むアクセス情報を主メモリバスからスヌ
    ープするメモリアクセス情報取得手段、相手系からの受
    信情報が前記共有データの場合に前記共有エリアに書き
    込むメモリアクセス手段、前記共有エリアの範囲を指定
    する共有エリア設定手段、前記アクセス情報または前記
    受信情報中のアドレスが前記共有エリアの範囲内にある
    とき、該情報を共有データと判断する共有データ監視手
    段を有していることを特徴とするマルチプロセッサの二
    重化システム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記CMEは、前記一致化バスを経由する相手系からの
    応答信号を監視する異常監視手段と、他プロセッサの転
    送エリアアドレスを指定する転送エリア設定手段と、前
    記異常監視手段がバス異常(無応答)を検知した場合
    に、前記転送エリアアドレスと前記アクセス情報を前記
    I/Oバスインタフェースに出力するバスIF手段を備
    え、系内の他プロセッサとその一致化バスを経由する迂
    回ルートを通じて相手系へ共有データを送信するように
    構成したことを特徴とするマルチプロセッサの二重化シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記転送エリアアドレスは、前記他プロセッサのCME
    内に設けられる転送データバッファのアドレス範囲に設
    定されることを特徴とするマルチプロセッサの二重化シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 前記転送エリアアドレスは、前記他プロセッサの主記憶
    装置内に設けられる転送エリアのアドレス範囲に設定さ
    れることを特徴とするマルチプロセッサの二重化システ
    ム。
JP12145596A 1996-05-16 1996-05-16 二重化システム Expired - Fee Related JP3299115B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12145596A JP3299115B2 (ja) 1996-05-16 1996-05-16 二重化システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12145596A JP3299115B2 (ja) 1996-05-16 1996-05-16 二重化システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09305424A true JPH09305424A (ja) 1997-11-28
JP3299115B2 JP3299115B2 (ja) 2002-07-08

Family

ID=14811561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12145596A Expired - Fee Related JP3299115B2 (ja) 1996-05-16 1996-05-16 二重化システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3299115B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003131899A (ja) * 2001-10-19 2003-05-09 Toshiba Corp 二重化制御装置
JP2009211517A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Nec Corp 仮想計算機冗長化システム
US9208037B2 (en) 2008-06-19 2015-12-08 Hitachi, Ltd. Duplexed operation processor control system, and duplexed operation processor control method
USRE46712E1 (en) 1998-03-18 2018-02-13 Koninklijke Philips N.V. Data processing device and method of computing the cosine transform of a matrix

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE46712E1 (en) 1998-03-18 2018-02-13 Koninklijke Philips N.V. Data processing device and method of computing the cosine transform of a matrix
JP2003131899A (ja) * 2001-10-19 2003-05-09 Toshiba Corp 二重化制御装置
JP2009211517A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Nec Corp 仮想計算機冗長化システム
US9208037B2 (en) 2008-06-19 2015-12-08 Hitachi, Ltd. Duplexed operation processor control system, and duplexed operation processor control method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3299115B2 (ja) 2002-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5274789A (en) Multiprocessor system having distributed shared resources and dynamic and selective global data replication
JP3218773B2 (ja) キャッシュ・コントローラ
US5829052A (en) Method and apparatus for managing memory accesses in a multiple multiprocessor cluster system
US6219759B1 (en) Cache memory system
AU714681B2 (en) Parallel processor with redundancy of processor pairs
US4949241A (en) Microcomputer system including a master processor and a slave processor synchronized by three control lines
EP0431467A1 (en) Multiprocessor system having distributed shared resources and dynamic global data replication
KR20080104388A (ko) 멀티-포트 메모리 디바이스의 포트간 통신
US7117338B2 (en) Virtual memory address translation control by TLB purge monitoring
JPH0576060B2 (ja)
JP2002529810A (ja) 処理構成
EP0427023B1 (en) Data transmission control apparatus for parallel processing system
KR950010529B1 (ko) 프로세서간 통신을 위한 메모리 공유 장치
JP2001333137A (ja) 自主動作通信制御装置及び自主動作通信制御方法
JP3299115B2 (ja) 二重化システム
JPH04291660A (ja) プロセッサ間通信方法およびそのための並列プロセッサ
JP2813182B2 (ja) マルチプロセッサコンピュータ複合装置
JP3187446B2 (ja) キャッシュメモリ制御装置
JP3052460B2 (ja) 協調処理型情報処理装置
EP0117837B1 (en) User programmable bus configuration for microcomputers
JPH0827761B2 (ja) 二重化メモリの両系同時書込方法
JP3219422B2 (ja) キャッシュメモリ制御方式
CN115687195A (zh) 用于在小芯片片上***内实现主机操作***和实时操作***的混合***结构
JPH0344749A (ja) データ処理装置
JP2696899B2 (ja) マルチプロセッサシステム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080419

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100419

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110419

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120419

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120419

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130419

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140419

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees