JPH09303444A - ブレーキスリット - Google Patents

ブレーキスリット

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Publication number
JPH09303444A
JPH09303444A JP19514496A JP19514496A JPH09303444A JP H09303444 A JPH09303444 A JP H09303444A JP 19514496 A JP19514496 A JP 19514496A JP 19514496 A JP19514496 A JP 19514496A JP H09303444 A JPH09303444 A JP H09303444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake pad
pad
groove
brake
base plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19514496A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzo Yanagisawa
雄造 柳澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YUUZOO M R D KK
Original Assignee
YUUZOO M R D KK
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Filing date
Publication date
Application filed by YUUZOO M R D KK filed Critical YUUZOO M R D KK
Priority to JP19514496A priority Critical patent/JPH09303444A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】車両用の油圧式ディスクブレーキシステムにお
いて、制動能力の向上と、ブレーキパッドの耐熱、耐久
性の向上及び偏摩耗の解消、ブレーキ鳴きの解消をはか
ることのできるディスクブレーキシステムを提供する。 【解決手段】ディスクブレーキパッドの台板に溝を入れ
ることで、ブレーキパッドに変形をもたせ、制動時にブ
レーキパッドプレートが湾曲し、パッドの中央部にも食
い込み効果を利用でき、大幅な制動能力の向上と、振動
抑制効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】制動装置
【従来の技術】 現在ブレーキキャリパーシステムに
は、2ピストン対向式、4ピストン対向式、6ピストン
対向式、8ピストン対向式などが有り、それぞれに一対
づつブレーキパッドを分割装着し、リーデング側の食い
込み効果により制動力の向上をめざしたものはある。
【発明が解決しようとする課題】
【0001】油圧式ディスクブレーキシステム、特に二
輪用のそれにおいても、重量などの問題でブレーキキャ
リパー本体やブレーキパッドをむやみに大きくできず制
動能力に問題があった。
【0002】ブレーキパッドのライニングの材質に、よ
り摩擦係数の大きなものを用いて制動能力の向上をねら
った物では、耐摩耗性に大きな課題が残り消耗部品とし
ては、経済的にも好ましくなく、また摩耗によるアスベ
スト等、粉塵の発生が多く環境的な問題も残っている。
【0003】油圧式ディスクブレーキシステムは、油圧
によりブレーキキャリパー内のピストンを押し出し、ブ
レーキディスクプレートに対しブレーキパッドを押し付
けその摩擦によって制動効果を得ている。そのとき、ブ
レーキパッドは、ディスクプレートの回転によって巻き
込みの力を受け、ブレーキパッドのリーディング側のヘ
リの部分から、ディスクプレートに対し食い込み効果を
発生する。この食い込み効果が制動能力に大きく貢献し
ているのだが、偏摩耗の原因にもなっている。
【0004】ブレーキパッドの偏摩耗を防ぐために、一
対のブレーキパッドを片側に二個以上の油圧ピストンで
押し、偏摩耗する側のピストン径を小さくしたものは食
い込み効果が弱く制動能力を十分に発揮しない。
【0005】ディスクブレーキシステムはブレーキパッ
ドの振動によりブレーキキャリパー内の油圧ピストンと
ブレーキパッドの接触部及びディスクプレートの振動か
ら不快な音を発するブレーキの鳴きと言う現象を起こす
場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0001】ディスクブレーキパットの台板に単溝や多
溝を入れることで、ブレーキパッドの台板が、油圧ピス
トンからの圧力で変形し、ブレーキパッドのリーディン
グ側に働く食い込み作用減らすことなく、中央部にも食
い込み作用を発生させ、制動能力を向上させ偏磨耗を解
消する。
【実施例】 図2.参照
【発明の効果】
【0001】制動能力の向上 制動時において、ブレーキパッドのリーディング側のヘ
リの部分の食い込み効果は、圧力を加えることによりブ
レーキパッドプレートが変形しパッドの中央部にも食い
込み効果を発揮でき、大幅な制動能力の向上が得られ
る。
【0002】耐久性の向上 制動能力の大幅な向上にともない、制動時間が短縮でき
るため、その結果耐久性が向上する。同種のライニング
材を使ったブレーキパッドと比較して3割から5割以上
の耐久性の向上が確認できた。
【0003】耐熱性の向上 制動能力の大幅な向上にともない、制動時間が短縮でき
るためパッドの温度上昇によるフェード現象や熱変性も
対処できた。
【0004】偏摩耗の解消 パッドの中央部にも食い込みが作用するため、パッドの
全面を有効に利用でき偏摩耗しなくなる。
【0005】ブレーキの鳴きの解消 従来のようにブレーキパッドに鳴き防止板を当てたり、
一時的な効果でしかないペースト状のグリスなどで対処
したものでなく、本発明では、パッドの振動を抑えるの
で、共振は発生せず、鳴きも発生しない。
【0006】現在ブレーキキャリパーシステムには、4
ピストン対向式、6ピストン対向式、8ピストン対向式
などが有りそれぞれに一枚ずつブレーキパッドを装着
し、キャリパーシステムに強力な制動力を持たせた物が
あるが経済性に問題がある。このような物にも本発明の
効果である1ピストンに対しても、溝によって分割パッ
ドの役割による効果を利用できる。
【0007】量産行程に溝を掘る行程を追加するのは生
産性の低下になるが、プレス加工等によって溝に等しい
段差や多孔や単溝、多溝など可能であり、生産時に一括
加工が可能なので量産性も問題ない。
【0008】溝の形状には影響されない。パッドピンの
本数及びパッドホルダー形状に影響されない。
【0009】二輪、四輪、航空機などディスクブレーキ
全般に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面図、本発明のブレーキパッド例。
【図2】断面図、本発明のブレーキパッド例。
【図3】断面図、従来の磨耗変形例。
【符号の説明】
1、ブレーキキャリパーピストン 2、ディスクブレーキバックプレート 3、ブレーキパッド 4、ディスクバックプレートの変形を示す 5、ブレーキパッドの変形を示す 6、従来の磨耗変形をしめす
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】 溝の形状及び数には影響されない。 パッドピンの本数及びパッドホルダー、キャリパー形
状に影響されない 図中の点線はブレーキパッド及びバックプレートの変形
を示す
【図1】平面図、本発明のブレーキパッド例。
【図2】断面図、本発明のブレーキパッド例。
【図3】断面図、従来のブレーキパッド摩耗変形例。
【符号の説明】 1、ブレーキキャリパーピストン。 2、ディスクブレーキバックプレート。 3、ブレーキパッド。 4、バックプレートの溝。 5、ディスクバックプレートの変形を示す(点線)。 6、ブレーキパッドの変形を示す(点線)。 7、従来の摩耗変形を示す(点線)。 図2の6と図3の7は、従来のものとパッドの摩耗変形
形状が逆になることを示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクブレーキ用パッドの台板に溝
    や多溝に等しい効果をもたらす加工をもうけることで、
    ディスクブレーキに求められる性能の向上を実現する。
JP19514496A 1996-05-09 1996-05-09 ブレーキスリット Pending JPH09303444A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19514496A JPH09303444A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 ブレーキスリット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19514496A JPH09303444A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 ブレーキスリット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09303444A true JPH09303444A (ja) 1997-11-25

Family

ID=16336180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19514496A Pending JPH09303444A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 ブレーキスリット

Country Status (1)

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JP (1) JPH09303444A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004023851C5 (de) * 2003-05-14 2014-04-03 Advics Co., Ltd. Scheibenbremsvorrichtungen

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004023851C5 (de) * 2003-05-14 2014-04-03 Advics Co., Ltd. Scheibenbremsvorrichtungen

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