JPH0930336A - 車両用物品支持具 - Google Patents

車両用物品支持具

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JPH0930336A
JPH0930336A JP20530995A JP20530995A JPH0930336A JP H0930336 A JPH0930336 A JP H0930336A JP 20530995 A JP20530995 A JP 20530995A JP 20530995 A JP20530995 A JP 20530995A JP H0930336 A JPH0930336 A JP H0930336A
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JP
Japan
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cam
sphere
pressing
socket cap
vehicle
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JP20530995A
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English (en)
Inventor
Katsuichiro Kiuchi
勝一郎 木内
Kenichi Kiuchi
健一 木内
Katsuya Kiuchi
勝也 木内
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DAIFURETSUKUSU KK
Original Assignee
DAIFURETSUKUSU KK
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】操作が簡便で物品の固定や固定解除操作を繰り
返しても車両への接着面が剥離する虞れのない車両用物
品支持具を開示する。 【構成】略円筒形のソケットキャップ2の小径部2bに
球体3aを押圧してその先端の物品取付部4にテレビ等
を固定する車両用物品支持具において、球体の押圧手段
が、球体に臨んで設けた球体押圧カム5aと、該カムと
球体との間に介装した摺接円板14と、該球体押圧カム
を一体回動するカム軸6と、該カム軸のソケットキャッ
プからの突出端に設けられたレバーハンドル11とによ
って構成されていることを特徴とする車両用物品支持具
で、レバーハンドルの操作方向が、ソケットキャップの
軸方向とほぼ同じであるため、車両への接着固定部をず
らして剥離するような力が働かない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のナビゲ
ーションシステムのディスプレイ装置やテレビジョンの
車載用受像機、或いはアマチュア無線機等の車両(車
載)用物品を、自動車内において、好みの位置に取り付
けるための支持具に関するものである。
【0002】
【従来技術】本発明者は、この種の支持具として、先
に、以下のような構成を有する車両用物品支持具を開示
した。即ち、図4〜5に示すように、下端に車両側への
取付部106を、上端にボールピン102の支承部10
5cを内蔵する頭部Hを備え、該頭部には、一部に切欠
103cを有する略円筒形の空隙部と該空隙部の上端開
口103b付近の内径を絞ることによって形成した小径
部103aとを有して成るソケットキャップ103と、
一端に車両用物品の取付部Fを備え他端に球体102a
を一体的に設けて成るボールピン102と、及び、支承
部105c上に載置した前記球体102aを前記ソケッ
トキャップ103によって被包し、前記ボールピンの軸
をソケットキャップの開口103bから突出させる。
【0003】このソケットキャップ103を球体102
aに押圧して、この球体を支承部105cと小径部10
3aとの間に挟圧固定する押圧手段として、支承軸10
5と、ソケットキャップ103の下端に設けた突縁10
3dに係合すると共に、雄ネジ部105aに螺合する締
付ネジリング104とが、設けられている。切欠103
cは、ソケットキャップ103の側壁部の中程に達する
ように設けた縦方向の切欠部で、上端開口103bにつ
ながっており、支承軸105の軸方向に対して、ボール
ピンの方向を、直角近くまで倒して物品を支持する際
の、ボールピンの進入路をなす。車両への取付部は、支
承軸105の下端から横方向に延在する取付固定板10
6から成り、該取付固定板106は、支承軸との結合部
106aと、該結合部から放射方向に一体的に延設した
複数の可撓接着片106bとにより構成されている。
【0004】この取付固定板106は、図4〜5に示す
ように、アルミニウムや銅、これらの合金、プラスチッ
クなどから成る掌状の可撓性薄板の裏面に両面接着テー
プ106eを一体的に設けたもので、この可撓接着片1
06bを、自動車のダッシュボード等の表面に、その曲
率に合わせて自由に変形し、接着面によって固定するこ
とにより取付ける。接着固定は、支持すべき物品が軽量
である場合には、両面接着テープの代わりに、ダッシュ
ボード表面に、面ファスナー(固定面の一方が、弾性繊
維のループ群で構成され、他方が、これに係止可能なキ
ノコ状頭部若しくは鉤状頭部をもつ弾性繊維群が植立さ
れて成る面ファスナー)を介して、着脱自在に取り付け
固定することもできる。
【0005】
【解決すべき課題】上記のような車両用物品支持具は、
物品の位置や方向を変える場合、ネジリング104を回
すことによりゆるめて、ボールピンの位置を変え、再び
ネジリングを締め付けることにより、ボールピン102
の位置を固定することによって行われる。従って、ネジ
リングを締め付けたり、緩めたりする度毎に、可撓接着
片106bには、水平方向に時計回り方向と反時方向の
力が、交互に加わることになる。一般に、接着力の大半
は、大気圧に基づくものと言われており、従って、接着
力は、接着面と直角方向に働く力には、強い抵抗力を持
つが、水平方向の力に対する抵抗力は、その数分の1以
下になってしまう。
【0006】従って、接着すべきダッシュボードの面に
細かい凹凸があったり、大きなうねりあったりすると、
接着力は、かなり低下するので、ネジリングを締めたり
緩めたりする操作が繰り返されると、接着力が低下し、
車両の加速時やブレーキをかけたときに、物品の慣性力
により、接着面が剥離して、物品が飛んでしまう虞れが
ある。このような事態を避けるためには、ネジリング1
04を操作するときは、先ず、もう一方の手で、取付固
定板106をしっかりと押さえ、他方の手で、ネジリン
グを緩めたり、締め付けたりする必要があり、操作が面
倒で、手間がかかる欠点があった。
【0007】取付部の構造が、可撓接着片ではなく、数
本の鉄線を束ねて外周を蛇腹状筒体で囲った構造を有す
る可撓軸を介して、自動車の床面などに、座席と床パネ
ルとの結合ネジを利用してネジ留めするタイプの場合で
も、可撓軸を一方の手で掴んでしっかりと保持し、他方
の手でネジリングを回さない限り、ネジリング104を
緩めたり、締め付けたりすることは、困難で、先ず一方
の手で物品を保持して、その位置や方向をおおまかに定
めて、ネジリングで仮に固定し、次いで可撓接着片10
6bや前記可撓軸を押圧し或いは強固に保持してから、
ネジリングを締め付ける必要があり、操作が煩雑になる
欠点があった。
【0008】本発明の第1の目的は、このような従来技
術の欠点を解消し、締め付け固定操作や、固定状態を解
除する操作が、ワンタッチででき、操作が極めて簡便な
車両用物品の支持具を開示することにある。本発明の第
2の目的は、物品の固定や固定解除操作を繰り返して
も、接着固定面が剥離する虞れがない車両用物品の支持
具を開示することにある。
【0009】
【課題の解決手段】本発明の第一の要旨は、略円筒形の
空隙部を有し該空隙部の一端開口付近にはその内径を絞
ることにより形成された小径部と前記一端開口に連通す
る切欠部が形成されているソケットキャップと、前記空
隙部内に収納された球体と該球体から前記一端開口を通
過してソケットキャップ外に延設された支持ピンとを有
するボールピンと、該球体を前記小径部に押圧固定する
押圧手段とを備え、前記ソケットキャップの他端開口及
び前記支持ピン先端の何れか一方に物品支持部を他方に
車両側への取付部を夫々設けて成る車両用物品支持具に
おいて、前記押圧手段が、前記球体に臨んで前記空隙部
に収納された球体押圧カムと、該球体押圧カムと一体回
動し前記空隙部を直径方向に横断するように支持された
カム軸と、該カム軸のソケットキャップからの突出端に
設けられた操作ハンドルとによって構成されていること
を特徴とする車両用物品支持具にある。
【0010】上記第一要旨の支持具は、カム軸を回動す
ることにより、球体押圧カムが該カム軸と直角方向に働
く力で球体を小径部に押圧して固定する。カム軸を回動
する力は、ソケットキャップの軸方向に沿って作用する
ので、従来のように、ソケットキャップを軸方向と直交
する平面に沿って、ソケットキャップを回動させるよう
なトルクは作用せず、従って、取付部と車両側との接着
力を損ねるようなことがなく、又、操作性も操作ハンド
ルを、半回転させる程度で固定及び固定解除ができる。
【0011】球体押圧カムは、球体に当接してから、約
2ミリメートル程度球体をソケットキャップの軸方向に
移動させることができれば摩耗を考慮しても十分であ
り、従って、カム面の曲率は、円に極めて近く、操作ハ
ンドルは、わずかな力で、滑らかに動き、締付固定ある
いは固定解除ができる。カムと一体回動するカム軸は、
その両端をソケットキャップを貫通させて、その貫通部
において軸受支持されてもよい。
【0012】本発明の第二の要旨は、略円筒形の空隙部
を有し該空隙部の一端開口付近にはその内径を絞ること
により形成された小径部と前記一端開口に連通する切欠
部とが形成されているソケットキャップと、前記空隙部
に収納された球体と該球体から前記一端開口を通過して
ソケットキャップ外に延設された支持ピンとを有するボ
ールピンと、該球体を前記小径部に押圧固定する押圧手
段とを備え、前記ソケットキャップの他端開口及び前記
支持ピン先端の何れか一方に物品支持部を他方に車両側
への取付部を夫々設けた車両用物品支持具において、押
圧手段が、ソケットキャップの他端開口に固設されたカ
ム受け座と、該カム受け座と球体との間に収納された球
体押圧カムと、該球体押圧カムと一体回動し前記カム受
け座に立設された軸受部により空隙部を直径方向に横断
するように支持されると共に一端がソケットキャップの
周壁から突出しているカム軸と、該カム軸の突出端に設
けた操作ハンドルとによって構成され、該カム軸の回動
により、球体押圧カムの異径面が前記球体に摺接して球
体を前記小径部に押圧固定することを特徴とする車両用
物品支持具にある。
【0013】上記第二要旨にかかる物品支持具のカム受
け座には、カム軸を支持する軸受部が立設されているこ
とにより、該カム受け座は、球体押圧カムが球体と摺接
して押圧する際に受ける反力を支承する。カム浮け座
は、ソケットキャップ側に直接もしくは、他の固定部材
を介して固設される。カム受け座は、車両側への取付部
用部材を兼ねていてもよい。
【0014】本発明の第三の要旨は、略円筒形の空隙部
を有し該空隙部の一端開口付近にはその内径を絞ること
により形成された小径部と前記一端開口に連通する切欠
部とを有するソケットキャップと、前記空隙部に収納さ
れた球体と該球体から前記一端開口を通過してソケット
キャップ外に延設された支持ピンとを備えたボールピン
と、該球体を前記小径部に押圧固定する押圧手段とを備
え、前記ソケットキャップの他端開口及び前記支持軸先
端の何れか一方の側に物品支持部を他方の側に車両側へ
の取付部を夫々設けた車両用物品支持具において、押圧
手段が、ソケットキャップの他端開口に固設されたカム
受け座と、該カム受け座と球体との間に収納された球体
押圧カムと、前記球体押圧カムと一体回動し前記空隙部
を直径方向に横断して他端がソケットキャップ周壁を軸
方向に遊動間隙を保って貫通してソケットキャップ外に
突出しているカム軸と、該カム軸の突出端に設けた駆動
ハンドルとによって構成され、該カム軸の回動により、
球体押圧カムの異径面が前記カム受け座と球体とに同時
に摺接して該球体を前記小径部に押圧固定することを特
徴とする車両用物品支持具にある。
【0015】上記第三要旨にかかる車両用物品支持具
は、球体押圧カムが、カム受け座と球体とに同時に摺接
することにより、球体から受ける反力がカムを介してカ
ム受け座にかかるように構成されている。従って。カム
の回動に伴って、カム軸は、円筒状空隙部の軸方向に、
わずかに移動する。カム軸が、ソケットキャップを貫通
する貫通部には、このため、軸方向へ遊動する間隙が設
けられている。この間隙は、通常、1〜2mmあれば十
分である。又、カム軸は、球体からの反力を支承する必
要はないので、カム軸の、ハンドルが取り付けられてい
る側と反対側の端部は、軸受部によって支承される必要
がない。
【0016】上記第一〜三要旨によって規定される物品
支持具において、球体押圧カムと球体との間に、摺接板
を介装することにより、球体押圧カムが、該摺接板を介
して球体を押圧するように構成することができる。この
ように構成することにより、球体は、一点において摺接
板と接触し、円筒状空隙部の軸方向に正確に押圧され、
カムによるトルクを球体が受けることがなく、したがっ
て、球体の押圧固定力にむらが生じない。又、小径部と
球体との接触当接方向も常に正確になり、支持具の支持
固定力の安定化に貢献する。また、カムと球体との直接
接触は、カム面と点との接触となり、カム面の球体との
接触域が削られたりして、球体が変形したり、固定力が
低下したりする虞れがあるが、摺接円板を介在させれ
ば、それを防止することができる。
【0017】又、球体押圧カムの押圧面を、その回動中
心からの距離を連続的に漸増する弧面をなすようしてよ
いが、前記回動中心からの距離を段階的に漸増する多数
の平面を連続させるように構成すれば、球体、あるい
は、摺接円板からカムが受けるトルク反力に対して、抵
抗力が増大し、振動等により、カムが変位して固定力が
緩んでしまうことを防止する。
【0018】
【発明の実施形態】図1は、本願車両用物品支持具の一
実施形態を示すものである。円筒状のソケットキャップ
2は、その上端開口2a付近の内径を絞ることにより形
成された小径部2bを備え、下端開口には、外方に突出
するフランジ部2cを有する。又上端開口2aには、該
開口2aに連通するように、ソケットキャップ2の軸方
向に伸長する切欠部2dが形成されている。ソケットキ
ャップ2の内部には、円筒内部の直径とほぼ等しい直径
を持つ球体3aが収納されており、この球体の曲率と、
前記小径部2bの曲率とが等しくなるように、小径部2
bが定められている。
【0019】この球体3aから一体的に円柱状の支持ピ
ン3bが延設されており、この支持ピン3bは、上端開
口2aからソケットキャップ外に突出して、その先端に
は、テレビジョン受像機などの物品の取付部4が設けら
れている。支持ピン3bは、又、切欠部2dに進入する
ことにより、物品取付部4の向きを真横に向けることが
できる。一方、ソケットキャップの下端開口にも、組み
立ての際に、後記カム受け座7と共にカム軸をソケット
キャップ内に挿入するための切欠溝2eが、フランジ部
2cから軸方向にかけて設けられている。ソケットキャ
ップ内部には、球体3aに当接して、ソケットキャップ
内周面に摺動自在な摺接板として、摺接円板14が収納
されている。
【0020】この円板14の下方に、球体押圧カム5が
収納されている。該カム5は、図2に示すように、回動
中心Cからの距離Lが、L1からLnに向かって連続的
に増加する弧面を有しており、示矢方向Yに回動すれ
ば、摺接円板14を上方に押し上げることができる。カ
ム5を貫通するカム軸6は、キー5bによってカムと一
体回動し、該軸6の一端は、切欠溝2eからソケットキ
ャップ2の側方に突出して、横断面を正多角形に形成し
た突出端6aになっている。この突出端6aには、レバ
ーハンドル11が嵌着している。このカム軸6の他端部
6bには、雄ネジ部が刻設されている。
【0021】このようなカム軸6を、ソケットキャップ
の下端開口付近に収納した円盤から成るカム受け座7
が、該カム受け座7に立設した軸受部7a、7bを介し
て回動自在に支持している。軸受部7aには、前記雄ネ
ジ部に螺合する雌ネジ部が形成されて、互いに螺合して
いる。もう一方の軸受部7bは、上半部がU字形をなし
て、カム軸を挟むようにして、回動自在に支持してい
る。このような構成を有するカム浮け座7の底面にベー
ス板8の中央部付近の突出部8bが当接している。上記
において、カム受け座7とベース板8とは、別部材とし
ているが、勿論、カム受け座7とベース板8とを一体に
構成ししても何ら差し支えない。
【0022】一方、ソケットキャップの突縁部2cに
は、押さえリング10が上から嵌着している。押さえリ
ング10には、図示を省略したが、ソケットキャップの
切欠溝2eと同様に、ソケットキャップに上から嵌着す
る際に、カム軸を通過するための切欠溝が設けられてい
る。前記ベース板と押さえリング8bとの間には、車両
側(例えば、自動車のダッシュボード面)への取付部9
として、可撓接着片9aが挟持されており、ベース板8
の周縁部付近と押さえリング10の周縁部付近とを、固
定ネジ12で締付固定すれば、可撓接着片9が、挟持さ
れて固定されると共に、カム受け座7は、ベース板8に
よって強固に上方に向けて支持される。
【0023】可撓接着片9aは、従来技術として図4〜
5において図示した可撓接着片106bと全く同じ構成
で、アルミニウム製薄板のような可撓板を略掌状に形成
し、ソケットキャップ下端付近の挟圧固定部から周辺方
向に向かって、放射状に細片が延設されるようにし、そ
の裏面には両面接着テープから成る接着層9bを設けた
ものから成る。
【0024】ボールピン3の先端には、物品取付部4が
設けられているが、これも、前記図5に示した取付固定
部Fと全く同じ構成で、支持ピン3bの先端外周面に刻
設された雄ネジ部3cに、挟圧リング4aが螺合してお
り、支持ピン先端の端面に穿設された雌ネジ孔3dに
は、挟圧片4cを一端に有するネジ棒4bが螺合するよ
うに構成されている。4dは、挟圧リング4aの上面に
添設されたゴムリングである。物品の取付は、例えば、
図5に示す場合のように、テレビジョン受像機などの物
品175に取付片176を固定し、その取付片176に
設けた長溝に、ネジ棒3d(図5の108aに相当)を
挿通し、挟圧片4c(108に相当)と挟圧リング4a
(107に相当)とで、取付片176を挟圧固定すれば
よい。物品の高さの調節は、挟圧リング4aのネジを緩
めて、所望位置まで、物品を取付片176に沿ってスラ
イドさせ、再度挟圧リングを締め付ければよい。
【0025】
【作用】本願支持具1は、接着剤層9bを被覆している
紙を除去して接着剤層を露出し、自動車のダッシュボー
ド等の平面部に可撓接着片9aを張り付ければ、取付部
9は、強固に固定される。次に、物品取付部4に、前記
のようにして、物品を取付固定し、ボールピン3を操作
して、物品を所望の角度に保持し、レバーハンドル11
を回動すれば、球体3aは、円板14を介して球体押圧
カム5によって、小径部2bに押圧されて、物品の姿勢
は、そのまま固定される。レバーハンドル11がダッシ
ュボード面に当たってしまい回動することができない場
合も生じるが、レバーハンドル11とカム軸の突出端6
aとの嵌合部は、正多角形をなしているので、その場合
は、一旦、レバーハンドルを外して、取付け角度を変え
てもう一度嵌合するばよい。
【0026】カム5と円板14との最大透き間は、ほぼ
1mm程度であるため、図2で示したカムの場合なら
ば、レバーハンドルを90度〜150度回動すれば、強
固に締付固定ができ、したがって、一度、適正な取付角
度が得られれば、レバーハンドルの着脱の必要は、皆無
となる。カム軸6の雄ネジ部6bは、軸受部7aと螺合
することにより、球体からの反動トルクにより、万一、
カム軸が逆転して、締め付け力が損なわれるのを防止す
ることを目的としている。
【0027】上記実施形態例では、摺接円板14を介し
て、球体を押圧する例を示したが、図3に示すように、
円板を省略して、ソケットキャップの他端開口に固設さ
れたベース板38の、ソケットキャップ内に露出した面
をカム受け座37とし、該カム受け座37と球体33a
との間に、球体押圧カム35と、この球体押圧カムと一
体回動するように設けたカム軸36とを収納する。カム
軸36の一端は、ソケットキャップ周壁を軸方向に上下
に遊動できる遊び間隙を保って貫通させ、その突出端に
レバーハンドル31を取り付ける。カム軸の他端36b
は、何ら支持する必要はなく、自由端としておけばよい
が、若し、ソケットキャップに係合させる場合は、図示
のように、上下方向への遊動を許容する必要がある。
【0028】このような構成から成る支持具は、カム軸
36の回動により、球体押圧カム35の異径面35aが
カム受け座37と球体33aとに、同時に摺接して、該
球体を前記小径部に押圧固定する。この際、カム軸は、
軸方向に上下動することになる。このような実施形態例
では、部品点数が少なくてすみ、組み立ても容易であ
る。上述の二つの実施形態では、車両側への取付部とし
て、可撓接着片を採用したが、これは、ベース板の代わ
りに、可撓シャフトの頂部を固着して、該シャフト下部
を、車両の適所に(例えば、自動車の座席固定部)固定
するものでも何ら差し支えない。
【0029】
【効果】本願車両用部品支持具は、ソケットキャップの
軸方向と直交するカム軸により、カムが回動されるの
で、カム軸を操作する力は、主として、ソケットキャッ
プの軸方向に沿った方向に働き、従来のように、軸方向
と直交する平面に沿ったトルクは作用しないので、取付
部に悪影響を及ぼさない。又、ワンタッチで固定及び固
定解除ができるので、操作性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示す説明図である。
【図2】図1の球体押圧カムの押圧面の輪郭形状を示す
説明図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す説明図である。
【図4】本発明の先行技術を示す説明図である。
【図5】図5のA−A断面説明図である。
【符号の説明】
2 ソケットキャップ 3 ボールピン 4 物品取付部 5 球体押圧カム 6 カム軸 7 カム受け座 8 ベース板 9 車両側への取付部 14 摺接円板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略円筒形の空隙部を有し該空隙部の一端開
    口付近にはその内径を絞ることにより形成された小径部
    と前記一端開口に連通する切欠部が形成されているソケ
    ットキャップと、前記空隙部内に収納された球体と該球
    体から前記一端開口を通過してソケットキャップ外に延
    設された支持ピンとを有するボールピンと、該球体を前
    記小径部に押圧固定する押圧手段とを備え、前記ソケッ
    トキャップの他端開口及び前記支持ピン先端の何れか一
    方に物品支持部を他方に車両側への取付部を夫々設けて
    成る車両用物品支持具において、前記押圧手段が、前記
    球体に臨んで前記空隙部に収納された球体押圧カムと、
    該球体押圧カムと一体回動し前記空隙部を直径方向に横
    断するように支持されたカム軸と、該カム軸のソケット
    キャップからの突出端に設けられた操作ハンドルとによ
    って構成されていることを特徴とする車両用物品支持
    具。
  2. 【請求項2】略円筒形の空隙部を有し該空隙部の一端開
    口付近にはその内径を絞ることにより形成された小径部
    と前記一端開口に連通する切欠部とが形成されているソ
    ケットキャップと、前記空隙部に収納された球体と該球
    体から前記一端開口を通過してソケットキャップ外に延
    設された支持ピンとを有するボールピンと、該球体を前
    記小径部に押圧固定する押圧手段とを備え、前記ソケッ
    トキャップの他端開口及び前記支持ピン先端の何れか一
    方に物品支持部を他方に車両側への取付部を夫々設けた
    車両用物品支持具において、押圧手段が、ソケットキャ
    ップの他端開口に固設されたカム受け座と、該カム受け
    座と球体との間に収納された球体押圧カムと、該球体押
    圧カムと一体回動し前記カム受け座に立設された軸受部
    により空隙部を直径方向に横断するように支持されると
    共に一端がソケットキャップの周壁から突出しているカ
    ム軸と、該カム軸の突出端に設けた操作ハンドルとによ
    って構成され、該カム軸の回動により、球体押圧カムの
    異径面が前記球体に摺接して球体を前記小径部に押圧固
    定することを特徴とする車両用物品支持具。
  3. 【請求項3】略円筒形の空隙部を有し該空隙部の一端開
    口付近にはその内径を絞ることにより形成された小径部
    と前記一端開口に連通する切欠部とを有するソケットキ
    ャップと、前記空隙部に収納された球体と該球体から前
    記一端開口を通過してソケットキャップ外に延設された
    支持ピンとを備えたボールピンと、該球体を前記小径部
    に押圧固定する押圧手段とを備え、前記ソケットキャッ
    プの他端開口及び前記支持軸先端の何れか一方の側に物
    品支持部を他方の側に車両側への取付部を夫々設けた車
    両用物品支持具において、押圧手段が、ソケットキャッ
    プの他端開口に固設されたカム受け座と、該カム受け座
    と球体との間に収納された球体押圧カムと、前記球体押
    圧カムと一体回動し前記空隙部を直径方向に横断して他
    端がソケットキャップ周壁を軸方向へ遊動可能に貫通し
    てソケットキャップ外に突出しているカム軸と、該カム
    軸の突出端に設けた駆動ハンドルとによって構成され、
    該カム軸の回動により、球体押圧カムの異径面が前記カ
    ム受け座と球体とに摺接して該球体を前記小径部に押圧
    固定することを特徴とする車両用物品支持具。
  4. 【請求項4】球体押圧カムと球体との間に、摺接板が介
    装されており、球体押圧カムが、該摺接板を介して球体
    を押圧するように構成されている請求項1〜3の何れか
    に記載の車両用物品支持具。
  5. 【請求項5】球体押圧カムの押圧面が、その回動中心か
    らの距離を漸増する弧面をなすか、若しくは、前記回動
    中心からの距離を漸増する多数の平面を連続して設けた
    ものから成る請求項1〜4の何れかに記載の車両用物品
    支持具。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100625699B1 (ko) * 2005-07-06 2006-09-20 이호상 핸드폰케이스 회전 거치대
KR100651416B1 (ko) * 2005-05-20 2006-11-29 삼성전자주식회사 휴대용 통신 장치의 거치대
KR100725630B1 (ko) * 2005-07-14 2007-06-11 황병화 차량용 거치대
CN107170358A (zh) * 2017-01-21 2017-09-15 石文洁 一种耐用广告显示屏装置
CN107170359A (zh) * 2017-01-21 2017-09-15 石文洁 一种改进式广告显示屏装置

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