JPH09303287A - ガス圧縮機 - Google Patents
ガス圧縮機Info
- Publication number
- JPH09303287A JPH09303287A JP12016496A JP12016496A JPH09303287A JP H09303287 A JPH09303287 A JP H09303287A JP 12016496 A JP12016496 A JP 12016496A JP 12016496 A JP12016496 A JP 12016496A JP H09303287 A JPH09303287 A JP H09303287A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coolant
- gas
- flows
- passage
- easing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外おきの中間冷却器を用いることなく被昇圧
ガスを冷却することができ、設備費が低廉で信頼性の高
いガス圧縮機を提供する。 【解決手段】 昇圧中のガスを冷却するガス冷却装置
(冷媒通路6a,6b,6c)を車室1A及び静翼3
a,3b,3cの少くともいずれかの内部に設けるよう
にした。
ガスを冷却することができ、設備費が低廉で信頼性の高
いガス圧縮機を提供する。 【解決手段】 昇圧中のガスを冷却するガス冷却装置
(冷媒通路6a,6b,6c)を車室1A及び静翼3
a,3b,3cの少くともいずれかの内部に設けるよう
にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所要動力を低減す
ることができるようにしたガス圧縮機に関する。
ることができるようにしたガス圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス圧縮機の所要動力は、入口ガス温度
に大きく依存している。従って、従来の多段ガス圧縮機
においては、図4に示すように、ガス圧縮機を低圧圧縮
機01aと高圧圧縮機01bで構成し、この両者間に昇
圧されるガスを冷却する中間冷却器011を併せ持った
設備が一部では実用化されている。なお、図4中02は
圧縮機を駆動するモータであり、白抜きの矢印は被昇圧
ガスの流れを示す。
に大きく依存している。従って、従来の多段ガス圧縮機
においては、図4に示すように、ガス圧縮機を低圧圧縮
機01aと高圧圧縮機01bで構成し、この両者間に昇
圧されるガスを冷却する中間冷却器011を併せ持った
設備が一部では実用化されている。なお、図4中02は
圧縮機を駆動するモータであり、白抜きの矢印は被昇圧
ガスの流れを示す。
【0003】しかし、コスト、信頼性及びスペース等の
点で、軸流ガス圧縮機ではこの方式のものは殆ど採用さ
れていない。
点で、軸流ガス圧縮機ではこの方式のものは殆ど採用さ
れていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の図4に示す従来
の技術では、中間冷却による所要動力の低減という長所
はあるが、次のような短所が長所を大きく上回ってい
た。即ち、中間冷却器の前後でガス圧縮機を分けること
となり、部品点数増による設備費の上昇、信頼性の低下
及び設置面積の増加という問題点が長所を大きく上回っ
ていた。
の技術では、中間冷却による所要動力の低減という長所
はあるが、次のような短所が長所を大きく上回ってい
た。即ち、中間冷却器の前後でガス圧縮機を分けること
となり、部品点数増による設備費の上昇、信頼性の低下
及び設置面積の増加という問題点が長所を大きく上回っ
ていた。
【0005】本発明は、以上の問題点を解決することが
できるガス圧縮機を提供しようとするものである。
できるガス圧縮機を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のガス圧縮機は、
昇圧途中のガスを冷却するガス冷却装置を車室及び静翼
の少くともいずれかの内部に設けたことを特徴とする。
昇圧途中のガスを冷却するガス冷却装置を車室及び静翼
の少くともいずれかの内部に設けたことを特徴とする。
【0007】本発明は、前記の構成を有しているので、
昇圧途中のガスはガス圧縮機外へ抽気することなく冷却
される。
昇圧途中のガスはガス圧縮機外へ抽気することなく冷却
される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第1の形態を、図
1によって説明する。1は、モータ2によって第1段な
いし第4段のその動翼13a,13b,13c,13d
が駆動される4段の軸流ガス圧縮機であり、車室1Aに
は、隣接する動翼の間に位置するように静翼3a,3
b,3c,3dが固定されている。
1によって説明する。1は、モータ2によって第1段な
いし第4段のその動翼13a,13b,13c,13d
が駆動される4段の軸流ガス圧縮機であり、車室1Aに
は、隣接する動翼の間に位置するように静翼3a,3
b,3c,3dが固定されている。
【0009】10は、軸流ガス圧縮機1外に設けられた
液体の冷媒溜めであり、同冷媒溜め10にはポンプ11
が接続されている。各静翼3a,3b,3c及び車室1
Aの各静翼が取付けられている部分の内部には、それぞ
れ冷媒通路6a,6b,6cが設けられている。ポンプ
11によって昇圧された冷媒は、管路12を経て第1段
と第2段の動翼13a,13bの間の車室1Aの部分と
静翼3aの内部に設けられた冷媒通路6a内を流れ、同
冷媒通路6aを出た冷媒は一旦車室1A外へ排出された
上管路14aを通って次の冷媒通路6b内に流入し、ま
た、同冷媒通路6bを出た冷媒は上と同様に車室1A外
に排出された上管路14bを通って次の冷媒通路6cを
流れた上管路12aに排出されるようになっている。
液体の冷媒溜めであり、同冷媒溜め10にはポンプ11
が接続されている。各静翼3a,3b,3c及び車室1
Aの各静翼が取付けられている部分の内部には、それぞ
れ冷媒通路6a,6b,6cが設けられている。ポンプ
11によって昇圧された冷媒は、管路12を経て第1段
と第2段の動翼13a,13bの間の車室1Aの部分と
静翼3aの内部に設けられた冷媒通路6a内を流れ、同
冷媒通路6aを出た冷媒は一旦車室1A外へ排出された
上管路14aを通って次の冷媒通路6b内に流入し、ま
た、同冷媒通路6bを出た冷媒は上と同様に車室1A外
に排出された上管路14bを通って次の冷媒通路6cを
流れた上管路12aに排出されるようになっている。
【0010】なお、図1中、1aはガス圧縮機1の被昇
圧ガスの低圧ガス入口1bはガス圧縮機1の被昇圧ガス
の高圧ガス出口であり、白抜き矢印は、被昇圧ガスの流
れを示している。
圧ガスの低圧ガス入口1bはガス圧縮機1の被昇圧ガス
の高圧ガス出口であり、白抜き矢印は、被昇圧ガスの流
れを示している。
【0011】本実施の形態では、動翼13a,13b,
13c,13dによって昇圧される途中のガスは、車室
1A及び静翼3a,3b,3c,3dの内部に設けられ
た冷媒通路6a,6b,6c内を流れる冷媒によって冷
却されることとなり、外おきの中間冷却器を設けること
なく、従って被昇圧ガスをガス圧縮機1外へ抽気するこ
となく、昇圧途中のガスを冷却してガス圧縮機1の所要
動力を低減させることができる。
13c,13dによって昇圧される途中のガスは、車室
1A及び静翼3a,3b,3c,3dの内部に設けられ
た冷媒通路6a,6b,6c内を流れる冷媒によって冷
却されることとなり、外おきの中間冷却器を設けること
なく、従って被昇圧ガスをガス圧縮機1外へ抽気するこ
となく、昇圧途中のガスを冷却してガス圧縮機1の所要
動力を低減させることができる。
【0012】なお、前記の液体の冷媒としては、低温ボ
イラ給水、脱気器給水等を用いることができる。また、
液体の冷媒に代えて、ガスの冷媒、例えば低温の被昇圧
ガス、低温の水素ガス等を用いることもできる。
イラ給水、脱気器給水等を用いることができる。また、
液体の冷媒に代えて、ガスの冷媒、例えば低温の被昇圧
ガス、低温の水素ガス等を用いることもできる。
【0013】本発明の実施の第2の形態を、図2及び図
3によって説明する。本実施の形態は、前記本発明の第
1の形態において、各静翼3a,3b,3cのシュラウ
ド4a,4b,4c,及び車室1Aの隣接する静翼間の
部分の内表面に多数の吸熱フィン5を設けている。ま
た、車室1Aと静翼3a,3b,3cの内部に連続した
冷媒通路6を設けており、各冷媒通路6は、図3(a)
に示すように冷却パイプにより構成し、又は図3(b)
に示すように車室1Aの内壁が冷媒通路6の一つの壁と
なるように構成されている。
3によって説明する。本実施の形態は、前記本発明の第
1の形態において、各静翼3a,3b,3cのシュラウ
ド4a,4b,4c,及び車室1Aの隣接する静翼間の
部分の内表面に多数の吸熱フィン5を設けている。ま
た、車室1Aと静翼3a,3b,3cの内部に連続した
冷媒通路6を設けており、各冷媒通路6は、図3(a)
に示すように冷却パイプにより構成し、又は図3(b)
に示すように車室1Aの内壁が冷媒通路6の一つの壁と
なるように構成されている。
【0014】本実施の形態においても、前記本発明の実
施の第1の形態におけると同様に昇圧途中のガスを冷却
してガス圧縮機の所要動力を低減させることができる
が、フィン5によって前記昇圧途中のガスの冷却を更に
効果的に行なうことが可能である。
施の第1の形態におけると同様に昇圧途中のガスを冷却
してガス圧縮機の所要動力を低減させることができる
が、フィン5によって前記昇圧途中のガスの冷却を更に
効果的に行なうことが可能である。
【0015】なお、前記の本発明の第1及び第2の形態
は、多段の軸流圧縮機に係るが、本発明は多段のガス圧
縮機に広く適用することができる。
は、多段の軸流圧縮機に係るが、本発明は多段のガス圧
縮機に広く適用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、ガス圧縮機の車室及び静翼の少くともいずれかの内
部に昇圧途中のガスを冷却する冷却装置を設けているの
で、外おきの中間冷却器を用いる方式に比べて設備費削
減、信頼性向上及び設置面積削減という効果が得られ、
経済的なガス圧縮機を提供することができる。
は、ガス圧縮機の車室及び静翼の少くともいずれかの内
部に昇圧途中のガスを冷却する冷却装置を設けているの
で、外おきの中間冷却器を用いる方式に比べて設備費削
減、信頼性向上及び設置面積削減という効果が得られ、
経済的なガス圧縮機を提供することができる。
【図1】本発明の実施の第1の形態の概略図である。
【図2】本発明の実施の第2の形態の概略図である。
【図3】図3(a)及び図3(b)は、前記本発明の実
施の第2の形態に用いられる冷媒通路を示す図2のA−
A矢視断面図である。
施の第2の形態に用いられる冷媒通路を示す図2のA−
A矢視断面図である。
【図4】従来のガス圧縮機の概念図である。
1 軸流ガス圧縮機 1a 低圧ガス入口 1b 高圧ガス出口 1A 車室 2 モータ 3a,3b,3c,3d 静翼 4a,4b,4c シュラウド 5 フィン 6,6a,6b,6c 冷媒通路 10 冷媒溜め 11 ポンプ 12,12a 管路 13a,13b,13c,13d 動翼 14a,14b 管路
Claims (1)
- 【請求項1】 昇圧途中のガスを冷却するガス冷却装置
を車室及び静翼の少くともいずれかの内部に設けたこと
を特徴とするガス圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12016496A JPH09303287A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | ガス圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12016496A JPH09303287A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | ガス圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09303287A true JPH09303287A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14779539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12016496A Pending JPH09303287A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | ガス圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09303287A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012033744A3 (en) * | 2010-09-09 | 2012-06-14 | Southwest Research Institute | Internally-cooled centrifugal compressor with cooling jacket formed in the diaphragm |
WO2014134266A1 (en) * | 2013-02-27 | 2014-09-04 | Dresser-Rand Company | Method of construction for internally cooled diaphragms for centrifugal compressor |
CN106989066A (zh) * | 2017-05-25 | 2017-07-28 | 华能国际电力股份有限公司 | 一种间冷式多级轴流压气机及其工作方法 |
US10012107B2 (en) | 2011-05-11 | 2018-07-03 | Dresser-Rand Company | Compact compression system with integral heat exchangers |
US11519426B2 (en) | 2020-02-14 | 2022-12-06 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Pressurizing device, carbon dioxide cycle plant, and combined cycle plant |
-
1996
- 1996-05-15 JP JP12016496A patent/JPH09303287A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012033744A3 (en) * | 2010-09-09 | 2012-06-14 | Southwest Research Institute | Internally-cooled centrifugal compressor with cooling jacket formed in the diaphragm |
US10012107B2 (en) | 2011-05-11 | 2018-07-03 | Dresser-Rand Company | Compact compression system with integral heat exchangers |
WO2014134266A1 (en) * | 2013-02-27 | 2014-09-04 | Dresser-Rand Company | Method of construction for internally cooled diaphragms for centrifugal compressor |
CN106989066A (zh) * | 2017-05-25 | 2017-07-28 | 华能国际电力股份有限公司 | 一种间冷式多级轴流压气机及其工作方法 |
US11519426B2 (en) | 2020-02-14 | 2022-12-06 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Pressurizing device, carbon dioxide cycle plant, and combined cycle plant |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7819634B2 (en) | Air cooled packaged multi-stage centrifugal compressor method | |
US6374612B1 (en) | Interstage cooling of a multi-compressor turbocharger | |
US7704056B2 (en) | Two-stage vapor cycle compressor | |
EP4336129A2 (en) | Integrated expander-motor compressor | |
JP4671844B2 (ja) | ブロワ | |
US20080199326A1 (en) | Two-stage vapor cycle compressor | |
CN105041685A (zh) | 具有双向液态冷却剂通路的电马达驱动压缩机 | |
US11686249B2 (en) | Turbine engine comprising a heat exchanger in the secondary path | |
JP6523970B2 (ja) | 遠心コンプレッサ用の内的冷却ダイアフラムの構築方法 | |
JP2007525616A (ja) | スクリュー圧縮機を可変速度で作動させるためのシステムと方法 | |
JP6263172B2 (ja) | 遠心圧縮機のインペラの冷却 | |
US20140321971A1 (en) | Internally-cooled centrifugal compressor with cooling jacket formed in the diaphragm | |
JPH05223090A (ja) | ターボ圧縮機 | |
JPH09303287A (ja) | ガス圧縮機 | |
JP2002138962A (ja) | 圧縮機駆動用高速モータとその冷却方法 | |
JP6607960B2 (ja) | 気体圧縮機 | |
CN1869449B (zh) | 鼓风机 | |
US11519425B2 (en) | Compression device and method | |
RU2673650C1 (ru) | Диафрагма центробежного компрессора | |
US11384768B2 (en) | Compression device and method and refrigeration machine | |
JPH06159280A (ja) | 空冷式二段無給油形スクリュー圧縮機 | |
JP2000046000A (ja) | ターボ圧縮機 | |
JPH07217579A (ja) | スクリュー圧縮機の冷却システム | |
CN218235601U (zh) | 一种离心式压缩机 | |
WO2023151862A1 (en) | Multistage turbo machine system and method of operating |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031021 |