JPH09299825A - 骨材に混入した軽質物質の除去方法及び装置 - Google Patents

骨材に混入した軽質物質の除去方法及び装置

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JPH09299825A
JPH09299825A JP14114096A JP14114096A JPH09299825A JP H09299825 A JPH09299825 A JP H09299825A JP 14114096 A JP14114096 A JP 14114096A JP 14114096 A JP14114096 A JP 14114096A JP H09299825 A JPH09299825 A JP H09299825A
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JP
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water
conveyor
light
water surface
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JP14114096A
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Masao Nagai
正男 永井
Hirokazu Yamaguchi
寛和 山口
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KIKOSHA KK
KIKOUSHIYA KK
Original Assignee
KIKOSHA KK
KIKOUSHIYA KK
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Publication date
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  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 骨材生産プラントにおいて水洗・選別される
骨材中に混入する異物を、骨材より軽いが水に沈む軽質
物質まで効率良く除去する。 【解決手段】 一端の投入口1aから分級槽1内の水中に
投入して沈降してきた軽質物質12と骨材11とをテール部
を投入口1a直下の水中にまたトップ部を水面上に位置せ
しめた骨材搬出用コンベヤ5上に載置して分級槽1外に
排出するに際し、骨材搬出用コンベヤ5が水面に至る近
傍位置に第一ノズル列6から噴出させた圧力水で水カー
テン6aを作って軽質物質12を骨材11から分離させて水面
直下に滞留させ、第二ノズル列7から噴出させた圧力水
7aによりトップ部を水面上に位置せしめた断面コ状を成
しているトラフ9の水面下に位置するたテール部に追い
込んで、軽質物質排出用傾斜コンベヤ8のトラフ9の底
面を摺動してトップ部側へ移動するスクレーパ8aにより
分級槽1外に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、骨材生産プラント
において水洗・選別される骨材(粒径が主として5〜25
mmの砂利や再生骨材等)中に混入しており骨材としては
不適であるが主として水中では沈降するような異物であ
る軽質物質を効率良く除去することができる骨材に混入
した軽質物質の除去方法及びこの方法を実施するのに好
適な装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】土木,建築業界等でコンクリート用に使
用される骨材としては、その粒径が主として5〜25mmの
砂利や建造物を解体した際に生じる再生骨材等が広く使
用されている。このような骨材の中で、砂利の生産は、
山の岩石を破砕・選別して砕石を作る方法と、天然の砂
利・砂を採取して選別する方法と、ダム湖等への流入土
砂を掘削したものの中から選別する方法とに大別され
る。このうち天然の砂利・砂の原料は、従来ほとんど河
川から採取されてきたが、現在では河川保護の観点から
大半の河川で採取が禁止され、ダム湖等への流入土砂を
掘削したものの中から選別する方法以外では、旧河川敷
の堆積層から採取される陸砂利と、旧河川や海底の***
からできた山の砂利層から採取される山砂利とが主流と
なっている。
【0003】これらの天然砂利の採取に当って、その採
取地の属性から流木の砕片,草木の根,軽石,プラスチ
ックやシートの細片等、その性状から骨材としては不適
な様々な異物が混入するのを避けることはできない。ま
た、建造物を解体した際に生じる再生骨材等にも木材や
プラスチックやシートの細片等、その性状から骨材とし
ては不適な様々な異物が混入するのを避けることはでき
ない。このような異物が混入したままの素材を骨材とし
て使用すると、コンクリートの品質,強度の低下を招く
ことになる。そこで近年、骨材生産プラントでは、骨材
の品質向上を図るためにこれらの異物を除去する塵芥除
去機を設置するようになってきたが、それらは何れも水
より軽くて水に浮く異物のみを水に対する浮力を利用し
て分離除去する方法によるものであり、その除去効率が
限界的であると共に、骨材より軽いが水中で沈降する軽
質物質の除去はできないという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の欠点を解消し、砂利や再生骨材等の中に混入する異
物であり骨材より軽いが水中で沈降する軽質物質の除去
効率が高く、水に浮く軽質物質も除去できる機能を備え
た骨材に混入した軽質物質の除去方法とこの方法を実施
するのに好適な装置とを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意研究の結果、軽質物質が混入した骨材を
一端の投入口から分級槽内の水中に投入し、沈降してき
た軽質物質と骨材とをテール部を該投入口直下の水中に
またトップ部を水面上に位置せしめた傾斜した骨材搬出
用コンベヤ上に載置して該分級槽外に排出するに際し、
該骨材搬出用コンベヤが水面に至る近傍位置に第一ノズ
ル列から噴出させた圧力水で水カーテンを作って軽質物
質を骨材から分離させて水面直下に滞留させ、該第一ノ
ズル列より前記投入口側に位置せしめた第二ノズル列か
ら噴出させた圧力水によりトップ部を水面上に位置せし
めた断面コ状を成している傾斜トラフの水面下に位置す
るテール部に追い込んで、前記骨材搬出用コンベヤの回
動方向と逆方向に回動する軽質物質排出用傾斜コンベヤ
の該傾斜トラフの底面を摺動してトップ部側へ移動する
スクレーパにより前記分級槽外に排出すれば、水に浮く
軽質物質のみならず水に沈む軽質物質も骨材中から効果
的に除去することができることを究明して本発明を完成
したのである。
【0006】そして、分級槽内に投入口に対向して仕切
板を設置して軽質物質が混入した骨材の沈降路を形成
し、この沈降路を形成する仕切板上部に隣接して溢流堰
を設け、この溢流堰から沈降路内に浮上してきた軽質物
質を溢流させて排出させれば、軽質物質の除去効率がよ
り向上することも究明したのである。
【0007】また、この本発明方法を実施するには、一
端に軽質物質の混入する骨材の投入口が設けられている
分級槽と、テール部が該投入口の直下の水中にまたトッ
プ部が水面上に位置せしめられており沈降してきた軽質
物質の混入する骨材をその上面に載置してトップ部へ移
送させて前記分級槽外へ排出せしめる傾斜した骨材搬出
用コンベヤと、該骨材搬出用コンベヤが水面に至る近傍
位置で圧力水を噴出させて該骨材搬出用コンベヤ面上に
水カーテンを形成する第一ノズル列と、該水カーテンで
骨材から分離して水面直下に滞留する軽質物質を前記投
入口側に押し戻す圧力水を噴出させる第二ノズル列と、
トップ部を水面上にまたテール部を前記骨材搬出用コン
ベヤより上方であって該骨材搬出用コンベヤが水面に至
る位置より前記投入口側の水面下に位置せしめられてお
り該骨材搬出用コンベヤの回動方向と逆方向に回動する
スクレーパを備えた軽質物質排出用傾斜コンベヤと、該
軽質物質排出用傾斜コンベヤのスクレーパがテール部か
らトップ部へ移動する際にその底面を摺動していく断面
コ状を成している傾斜トラフと、該傾斜トラフのテール
部と前記第二ノズル列からの圧力水噴出位置との間に設
けられており該第二ノズル列から噴出された圧力水によ
り前記投入口側に押し戻された水面直下に滞留する軽質
物質を該傾斜トラフのテール部と軽質物質排出用傾斜コ
ンベヤのテール部との間に案内する逆流防止体及び両側
の案内板とを備えている装置を使用すれば、容易に実施
することができることも究明したのである。
【0008】そして、この骨材に混入した軽質物質の除
去装置において、分級槽内に投入口に対向して設置され
た仕切板により形成された沈降路内の該仕切板上部に隣
接して該沈降路内に浮上してきた軽質物質を溢流させる
溢流堰が溢流樋に連通して設けられていれば軽質物質の
除去効率をより向上させることができ、傾斜トラフの少
なくとも水面下に位置する底面が水を投入口側に通過さ
せることのできる網状体より成っていれば第二ノズル列
から噴出させた圧力水により軽質物質を傾斜トラフの水
面下に位置するテール部に追い込む水の流れを円滑にす
ることができて好ましく、骨材搬出用コンベヤとしては
ベルトコンベヤ,チェーンコンベヤ,ネットコンベヤの
いずれであっても良く、更に逆流防止体及び両側の案内
板が可撓性を有していると軽質物質の除去効率が向上
し、両側の案内板が網製であると第一ノズル列及び第二
ノズル列から噴出される圧力水の流れをより円滑にする
ことができることも究明したのである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明に係る骨
材に混入する軽質物質の除去方法及びこの方法を実施す
るのに好適な本発明装置について詳細に説明する。図1
は本発明方法を実施するのに好適な本発明装置の1実施
例を簡略に示す縦断面説明図、図2は図1の平面図、図
3は図1におけるA−A線断面説明図、図4は図1にお
けるB−B線断面説明図、図5は図1におけるC−C線
断面説明図である。
【0010】図面中、1は流木の砕片,草木の根,軽
石,プラスチックやシートの細片等の軽質物質12の混入
した砂利や再生骨材等から成る骨材11から軽質物質12を
除去せしめる分級槽1であり、この分級槽1内にはその
一端に軽質物質12の混入する骨材11を投入される投入口
1aが設けられている。そして、この投入口1aに対向して
仕切板1bが設置されて投入口1aから投入される軽質物質
12の混入する骨材11が沈降する沈降路2が形成されてい
て、この沈降路2内の仕切板1b上部に隣接して沈降路2
内に浮上してきた水より軽い軽質物質12を溢流させる溢
流堰3が溢流樋4に連通して設けられていることが好ま
しい。なお、この分級槽1の側壁の下部には、図示しな
いが分級槽1の底部に堆積する細粒や土砂等を排出させ
たり点検したりするためのハンドホールやドレン抜きバ
ルブ等が設けられている。
【0011】5はテール部が沈降路2の直下の水中に、
またトップ部が水面上に位置せしめられた傾斜した骨材
搬出用コンベヤであり、投入口1aから投入されて沈降し
てきた軽質物質12の混入する骨材11をその上面に載置し
てトップ部へ移送させて軽質物質12を除去された骨材11
を製品骨材として分級槽1外へ排出せしめるものであ
り、投入口1a直下の水中に存する部分における回転軸は
分級槽1に封水機構を介して装着されている。この骨材
搬出用コンベヤとしては、ベルトコンベヤ,チェーンコ
ンベヤ,ネットコンベヤのいずれであっても良い。
【0012】6は骨材搬出用コンベヤ5が水面に至る近
傍位置で圧力水を噴出させて骨材搬出用コンベヤ5の面
上に水カーテン6aを形成する第一ノズル列、7はこの第
一ノズル列6より噴出された圧力水により形成された水
カーテン6aで骨材11から分離して水面直下に滞留する軽
質物質12を前記投入口1a側に押し戻す圧力水7aを噴出さ
せる第二ノズル列である。従ってこの第二ノズル列7
は、第一ノズル列6より投入口1a側に位置せしめられて
いれば良く、図示した如く1本の給水管に設けられてい
ても、複数本の給水管にそれぞれ設けられていても良
い。
【0013】8は前記骨材搬出用コンベヤ5の回動方向
と逆方向に回動するトップ部を水面上に位置せしめられ
たスクレーパ8aを備えた軽質物質排出用傾斜コンベヤで
あり、そのテール部は骨材搬出用コンベヤ5より上方で
あって、骨材搬出用コンベヤ5が水面に至る位置より前
記投入口1a側の水面下に位置している。
【0014】9は軽質物質排出用傾斜コンベヤ8のスク
レーパ8aがテール部からトップ部へ移動する際にその底
面を摺動していく断面コ状を成している傾斜トラフであ
り、テール部の少なくとも水面下に位置する底面は水を
投入口1a側に通過させることのできる網状体より成って
いることが好ましい。そしてこの傾斜トラフ9のテール
部と第二ノズル列7からの圧力水7a噴出位置との間に
は、第二ノズル列7から噴出された圧力水7aにより前記
投入口1a側に押し戻された水面直下に滞留する軽質物質
12を傾斜トラフ9のテール部と軽質物質排出用傾斜コン
ベヤ8のテール部との間に案内する逆流防止体9aと両側
の案内板9bとが設けられており、この逆流防止体9aと両
側の案内板9bとは可撓性を有していると逆流防止体9aの
端部を骨材搬出用コンベヤ5上にまた両側の案内板9bの
端部を分級槽1の側壁に当接されている後述するサイド
スカート13に当接させた状態で操業できるので第二ノズ
ル列7から噴出された圧力水7aにより前記投入口1a側に
押し戻された水面直下に滞留する軽質物質12が傾斜トラ
フ9のテール部と軽質物質排出用傾斜コンベヤ8のテー
ル部との間に案内されずに投入口1a側に押し戻される現
象が生じることがないので好ましく、また両側の案内板
9bは網製であることが第一ノズル列6及び第二ノズル列
7から噴出される圧力水の流れをより円滑にすることが
できて好ましい。なお、図示した実施例では軽質物質排
出用傾斜コンベヤ8のスクレーパ8aにより傾斜トラフ9
の底面上を水面上に移送された軽質物質12が沈降路2内
の仕切板1b上部に隣接して設けられた溢流堰3内に落下
するようになっているが、必ずしもこの分級槽1内に設
けられた溢流堰3内に落下する必要はなく、移送された
軽質物質12を分級槽1外の所定の位置まで移送されるよ
うになっていれば良い。
【0015】10は軽質物質12の混入した骨材11を分級槽
1の投入口1a内に投入せしめるために分級槽1の上方に
設置されている骨材投入装置であり、軽質物質12の混入
した骨材11を供給せしめる骨材搬入用コンベヤ10aと、
この骨材搬入用コンベヤ10aより供給された軽質物質12
の混入した骨材11を受けるホッパ10bと、このホッパ10b
から落下してきた軽質物質12の混入した骨材11を分級槽
1の端部の投入口1aに投入せしめるフィーダ10cとから
成り、このフィーダ10cとしてはバイブレータが設置さ
れていてこのバイブレータにより付与される振動によっ
て骨材11を幅方向に均等に均すことができる構造のもの
であることが好ましい。
【0016】13は分級槽1の側壁に固定されている固定
板13aと、骨材搬出用コンベヤ5の上面に下端が接触し
ている弾性材より成り固定板13aにその上端が固定され
ている当接片13bとより成るサイドスカートであり、骨
材搬出用コンベヤ5上に載置されて移送される骨材11と
軽質物質12とが骨材搬出用コンベヤ5の両側縁と分級槽
1の側壁との間から分級槽1の底部に落下するのを防止
するものである。
【0017】また、14は骨材搬出用コンベヤ5上に載置
されて分級槽1外に移送され排出される骨材11に付着し
て分級槽1外に持ち出される水量と溢流樋4に連通して
設けられている溢流堰3が設けられている場合にはこの
溢流堰3から溢流される水量との和が、第一ノズル列6
から噴出されて水カーテン6aを作る圧力水の水量と第二
ノズル列7から噴出させる圧力水7aの水量との和よりも
多い場合に、分級槽1内の水位を一定に保つために分級
槽1内に給水したり、分級槽1内の水が汚濁してきた場
合に汚濁した水をドレン抜きバルブから排出して清浄な
水を供給したりする給水管であり、この給水管14は分級
槽1内の水の流れを乱さないように投入口1aの近傍に設
置されていることが好ましい。
【0018】以下に、上述した構成の本発明装置により
本発明方法を実施する操作について詳細に説明する。先
ず、流木の砕片,草木の根,軽石,プラスチックやシー
トの細片等の種々の軽質物質12の混入した採取地から採
取した砂利や再生骨材等の骨材11を、骨材投入装置10の
骨材搬入用コンベヤ10aより分級槽1の上方に設置され
ているホッパ10bに供給せしめ、このホッパ10bからフィ
ーダ10cを経て分級槽1の端部の投入口1aより分級槽1
内の水中に投入せしめる。
【0019】この投入口1aより分級槽1内に投入せしめ
られた軽質物質12の混入した骨材11は、図示した実施例
の如く沈降路2が形成されている場合には仕切板1bから
離れた位置で沈降路2内を徐々に仕切板1bに接近する方
向に沈降し、テール部を投入口1a直下の水中にまたトッ
プ部を水面上に位置せしめた傾斜した骨材搬出用コンベ
ヤ5上に載置されて分級槽1外に移送されるのである
が、この骨材搬出用コンベヤ5が水中から水面上へ移動
する際に、骨材11と共に水面上へ移動した多量の水によ
り水面付近では流下水流ができて骨材11の表面に載った
軽質物質12はこの流れによって水中に流下するものが多
いが、骨材搬出用コンベヤ5の移動による上昇流と空中
から流れ落ちてくる下降水流とにより軽質物質12の滞留
ができ、その一部は骨材11の上に載ったまま製品骨材と
して排出される現象が発生してしまうのである。
【0020】そこで、本発明においてはこの現象を解消
するために、骨材搬出用コンベヤ5が水面に至る近傍位
置に第一ノズル列6から噴出させた圧力水で骨材搬出用
コンベヤ5の面上に水カーテン6aを作って軽質物質12が
骨材11に同伴することを遮断して軽質物質12を骨材11か
ら分離させて水面直下に滞留させ、この滞留させた軽質
物質12を第二ノズル列7から噴出させた圧力水7aにより
トップ部を水面上に位置せしめた断面コ状を成している
傾斜トラフ9の水面下に位置するたテール部に追い込む
流れを強制的に作って、前記骨材搬出用コンベヤ5の回
動方向と逆方向に回動する軽質物質排出用傾斜コンベヤ
8の傾斜トラフ9の底面を摺動してトップ部側へ移動す
るスクレーパ8aにより分級槽1外に排出することによ
り、骨材11に混入した軽質物質12を除去するのである。
【0021】この際、分級槽1内に図示した実施例の如
く投入口1aに対向して設置された仕切板1bにより沈降路
2が形成されていてこの沈降路2内の仕切板1b上部に隣
接して溢流堰3が溢流樋4に連通して設けられている
と、沈降路2内において浮上してきた水より軽い軽質物
質12は溢流堰3を経て溢流樋4に溢流されるので、骨材
搬出用コンベヤ5によって移送され第一ノズル列6から
噴出される圧力水で作られる水カーテン6aによって水面
直下に滞留させられるものは大部分が水より重い軽質物
質12のみとなる。一方、投入口1aに対向して設置された
仕切板1bにより沈降路2が形成されていない場合には投
入口1aから投入されて骨材搬出用コンベヤ5のテール部
に至る前に浮上してきた水より軽い軽質物質12は、人手
によって掬い取って排出すれば良い。
【0022】かくして軽質物質12を除去されて骨材搬出
用コンベヤ5によって水面上に移送された骨材11は、分
級槽1外の所定位置に落下して製品骨材として堆積され
るのである。
【0023】このような操業において、投入口1aから投
入される軽質物質12の混入する骨材11の大きさが変わっ
たり、混入している軽質物質12の種類に応じて、第一ノ
ズル列6から噴出される圧力水の圧力や流量,第二ノズ
ル列7から噴出される圧力水7aの圧力や流量を調節すれ
ば、より有効に軽質物質12を除去することができること
は言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上に詳述した如く、本発明に係る骨材
に混入する軽質物質の除去方法及び装置は、軽質物質が
混入した骨材を一端の投入口から分級槽内の水中に投入
し、沈降してきた軽質物質と骨材とをテール部を該投入
口直下の水中にまたトップ部を水面上に位置せしめた傾
斜した骨材搬出用コンベヤ上に載置して該分級槽外に排
出するに際し、該骨材搬出用コンベヤが水面に至る近傍
位置に第一ノズル列から噴出させた圧力水で水カーテン
を作って軽質物質を骨材から分離させて水面直下に滞留
させ、該軽質物質を第二ノズル列から噴出させた圧力水
によりトップ部を水面上に位置せしめた断面コ状を成し
ている傾斜トラフの水面下に位置するたテール部に追い
込んで、前記骨材搬出用コンベヤの回動方向と逆方向に
回動する軽質物質排出用傾斜コンベヤの該傾斜トラフの
底面を摺動してトップ部側へ移動するスクレーパにより
分級槽外に排出させるものであるので、従来から行われ
ている浮力のみを利用した軽質物質の除去方法に比べ
て、水より軽い軽質物質のみならず、骨材としては不適
な例えば充分に水を含んだ流木の細片,草木の根,軽
石,プラスチックやシートの細片等の水に沈む軽質物質
も効率良く除去することができ、且つ水中に投入して軽
質物質を除去するので骨材は再洗いされているから、非
常に品質に優れた骨材を得ることができる。
【0025】そして、分級槽内に投入口に対向して仕切
板を設置して沈降路を形成し、この仕切板上部に隣接し
て設けた溢流堰から、沈降路内に浮上してきた軽質物質
を溢流させて排出させる場合には、軽質物質の除去を水
より軽い軽質物質の除去と水より重い軽質物質の除去と
に分けて行うことになるから、軽質物質の除去効率が非
常に高くなる利点もある。
【0026】更に本発明に係る骨材に混入する軽質物質
の除去装置は、その構造が簡単であるので安価且つ容易
に製作できるのみならず、請求項4〜8に記載したよう
な構成を加えることによって種々な優れた効果を付加す
ることもできるのである。
【0027】このような種々の効果を奏する本発明に係
る骨材に混入する軽質物質の除去方法及び装置の工業的
価値は非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するのに好適な本発明装置の
1実施例を簡略に示す縦断面説明図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1におけるA−A線断面説明図である。
【図4】図1におけるB−B線断面説明図である。
【図5】図1におけるC−C線断面説明図である。
【符号の説明】
1 分級槽 1a 投入口 1b 仕切板 2 沈降路 3 溢流堰 4 溢流樋 5 骨材搬出用コンベヤ 6 第一ノズル列 6a 水カーテン 7 第二ノズル列 7a 圧力水 8 軽質物質排出用傾斜コンベヤ 8a スクレーパ 9 傾斜トラフ 9a 逆流防止体 9b 案内板 10 骨材投入装置 10a 骨材搬入用コンベヤ 10b ホッパ 10c フィーダ 11 骨材 12 軽質物質 13 サイドスカート 13a 固定板 13b 当接片 14 給水管

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軽質物質(12)が混入した骨材(11)を一端
    の投入口(1a)から分級槽(1)内の水中に投入し、沈降し
    てきた軽質物質(12)と骨材(11)とをテール部を該投入口
    (1a)直下の水中にまたトップ部を水面上に位置せしめた
    傾斜した骨材搬出用コンベヤ(5)上に載置して該分級槽
    (1)外に排出するに際し、該骨材搬出用コンベヤ(5)が
    水面に至る近傍位置に第一ノズル列(6)から噴出させた
    圧力水で水カーテン(6a)を作って軽質物質(12)を骨材(1
    1)から分離させて水面直下に滞留させ、該第一ノズル列
    (6)より前記投入口(1a)側に位置せしめた第二ノズル列
    (7)から噴出させた圧力水(7a)によりトップ部を水面上
    に位置せしめた断面コ状を成している傾斜トラフ(9)の
    水面下に位置するテール部に軽質物質(12)を追い込ん
    で、前記骨材搬出用コンベヤ(5)の回動方向と逆方向に
    回動する軽質物質排出用傾斜コンベヤ(8)の該傾斜トラ
    フ(9)の底面を摺動してトップ部側へ移動するスクレー
    パ(8a)により分級槽(1)外に排出することを特徴とする
    骨材に混入した軽質物質の除去方法。
  2. 【請求項2】 分級槽(1)内に投入口(1a)に対向して仕
    切板(1b)を設置して沈降路(2)を形成し、該仕切板(1b)
    上部に隣接して設けた溢流堰(3)から、沈降路(2)内に
    浮上してきた軽質物質(12)を溢流させて排出させる請求
    項1に記載の骨材に混入した軽質物質の除去方法。
  3. 【請求項3】 一端に軽質物質(12)の混入する骨材(11)
    の投入口(1a)が設けられている分級槽(1)と、テール部
    が該投入口(1a)の直下の水中にまたトップ部が水面上に
    位置せしめられており沈降してきた軽質物質(12)の混入
    する骨材(11)をその上面に載置してトップ部へ移送させ
    て前記分級槽(1)外へ排出せしめる傾斜した骨材搬出用
    コンベヤ(5)と、該骨材搬出用コンベヤ(5)が水面に至
    る近傍位置で圧力水を噴出させて該骨材搬出用コンベヤ
    (5)面上に水カーテン(6a)を形成する第一ノズル列(6)
    と、該水カーテン(6a)で骨材(11)から分離して水面直下
    に滞留する軽質物質(12)を前記投入口(1a)側に押し戻す
    圧力水(7a)を噴出させる第二ノズル列(7)と、トップ部
    を水面上にまたテール部を前記骨材搬出用コンベヤ(5)
    より上方であって該骨材搬出用コンベヤ(5)が水面に至
    る位置より前記投入口(1a)側の水面下に位置せしめられ
    ており該骨材搬出用コンベヤ(5)の回動方向と逆方向に
    回動するスクレーパ(8a)を備えた軽質物質排出用傾斜コ
    ンベヤ(8)と、該軽質物質排出用傾斜コンベヤ(8)のス
    クレーパ(8a)がテール部からトップ部へ移動する際にそ
    の底面を摺動していく断面コ状を成している傾斜トラフ
    (9)と、該傾斜トラフ(9)のテール部と前記第二ノズル
    列(7)からの圧力水(7a)噴出位置との間に設けられてお
    り該第二ノズル列(7)から噴出された圧力水(7a)により
    前記投入口(1a)側に押し戻された水面直下に滞留する軽
    質物質(12)を該傾斜トラフ(9)のテール部と軽質物質排
    出用傾斜コンベヤ(8)のテール部との間に案内する逆流
    防止体(9a)及び両側の案内板(9b)とを備えていることを
    特徴とする骨材に混入した軽質物質の除去装置。
  4. 【請求項4】 分級槽(1)内に投入口(1a)に対向して設
    置された仕切板(1b)により形成された沈降路(2)内の該
    仕切板(1b)の上部に隣接して、該沈降路(2)内に浮上し
    てきた軽質物質(12)を溢流させる溢流堰(3)が溢流樋
    (4)に連通して設けられている請求項3に記載の骨材に
    混入した軽質物質の除去装置。
  5. 【請求項5】 傾斜トラフ(9)のテール部の少なくとも
    水面下に位置する底面が、水を投入口(1a)側に通過させ
    ることのできる網状体より成っている請求項3又は4に
    記載の骨材に混入した軽質物質の除去装置。
  6. 【請求項6】 骨材搬出用コンベヤ(5)がベルトコンベ
    ヤ,チェーンコンベヤ,ネットコンベヤのいずれかであ
    る請求項3から5までのいずれか1項に記載の骨材に混
    入した軽質物質の除去装置。
  7. 【請求項7】 逆流防止体(9a)及び両側の案内板(9b)が
    可撓性を有する請求項3から6までのいずれか1項に記
    載の骨材に混入した軽質物質の除去装置。
  8. 【請求項8】 両側の案内板(9b)が網製である請求項3
    から7までのいずれか1項に記載の骨材に混入した軽質
    物質の除去装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100385899B1 (en) * 2002-08-19 2003-06-02 Seo Won Environ Ment Co Ltd Apparatus for sorting underwater construction waste
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CN110170369A (zh) * 2019-06-19 2019-08-27 福建海环海滨资源开发有限公司 建筑垃圾骨科中轻物质和泥粉的分离装置及其工作方法

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