JPH09299554A - 遊技機の基板収納ボックス - Google Patents

遊技機の基板収納ボックス

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JPH09299554A
JPH09299554A JP14109096A JP14109096A JPH09299554A JP H09299554 A JPH09299554 A JP H09299554A JP 14109096 A JP14109096 A JP 14109096A JP 14109096 A JP14109096 A JP 14109096A JP H09299554 A JPH09299554 A JP H09299554A
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circuit board
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詔八 鵜川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一旦被覆状態を解除した後にも再度被覆状態
を簡単に復元することができる遊技機の基板収納ボック
スを提供する。 【解決手段】 被覆状態が解除できないように構成され
た基板収納ボックス60に対して、切断用連結リブ91
をニッパー工具等で破壊して被覆状態を解除することが
でき、解除後に再度被覆する場合には、カバー体80の
予備ネジ収納板の内側に形成される予備ネジ取付部に収
納支持される予備ワンウェイ取付ネジ100を取り出し
て、再度被覆したカバー体80の凹部92の取付穴93
と箱体61の再閉塞用取付ボス68の止着穴69に予備
ワンウェイ取付ネジ100を螺合することにより、極め
て簡単に再閉塞することができるので、再閉塞作業に必
要な部品が予め基板収納ボックス60内に予備的に設け
られているので、特別な部品等を用意する必要がなく、
極めて簡単に再閉塞作業を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機、例えば、
パチンコ遊技機やスロットマシンに設けられる回路基板
を収納する基板収納ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機やスロットマシン
には、多くの回路基板が設けられている。特に、遊技動
作を制御する遊技制御回路基板には、マイクロコンピュ
ータを構成するMPU、ROM、RAM等の電子素子が
多数実装されている。そして、遊技動作を制御するプロ
グラムが格納されるROMを交換することにより、多く
の場合、異なる遊技内容を実現することが可能である。
しかし、このようなROM交換は、当初の認められた遊
技内容と異なるため、許可されておらず、これを防止す
るために、出願人は、先に、特開平6−269539号
に開示される技術を提案した。
【0003】上記した技術は、基板収納ボックスの箱体
の内周面に突設される係止突起に対して、箱体を被覆す
るカバー体に垂下される係止垂下片を係合させ、一旦、
係止突起と係止垂下片とを係合させた状態では、係止垂
下片の基部を切断しない限り、外部からその係合状態を
はずすことができないものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一旦、
係止垂下片の基部を切断した後には、再度カバー体を箱
体に係止することができず、例えば、監督官庁等の検査
によって係止垂下片の基部を切断した後には、再度被覆
状態を復元することができないという欠点があった。本
発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、一旦被覆状態を解除した後にも再度被
覆状態を簡単に復元することができる遊技機の基板収納
ボックスを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明が採用した手段を図面を参照して説明す
ると、図2に示すように、遊技機に設けられる回路基板
としての遊技制御回路基板110を収納する基板収納ボ
ックス60において、該基板収納ボックス60が遊技制
御回路基板110を含む箱体61、透明板76、及びカ
バー体80等の複数の構成部品によって組み付け構成さ
れると共に、遊技制御回路基板110を被覆するための
組付構成部品である箱体61及びカバー体80に係る切
断用連結リブ91を破壊しない限りその被覆状態を解除
することができない第1の固着手段としての取付突片7
4、取付部88、ワンウェイ取付ネジ99と、該第1の
固着手段としての取付突片74、取付部88、ワンウェ
イ取付ネジ99による被覆状態を破壊によって解除した
後に再度遊技制御回路基板110の被覆状態を復元し且
つそれ自体を破壊しない限りその被覆状態を解除するこ
とができない第2の固着手段としての再閉塞用取付ボス
68、凹部92、予備ワンウェイ取付ネジ100と、該
第2の固着手段としての再閉塞用取付ボス68、凹部9
2、予備ワンウェイ取付ネジ100において使用する固
着部品としての予備ワンウェイ取付ネジ100を予備ネ
ジ取付部95に装備したことを特徴とするものである。
【0006】上記のように構成することにより、図3に
示すように、箱体61とカバー体80とをワンウェイ取
付ネジ99で止着したことによって遊技制御回路基板1
10の被覆状態が解除できないように構成された基板収
納ボックス60に対して、図4に示すように、切断用連
結リブ91をニッパー工具104等で破壊して図5に示
すように被覆状態を解除することができ、解除後に遊技
制御回路基板110のROM111等を検査した後、再
度被覆する場合には、図2及び図9に示すように、カバ
ー体80の予備ネジ収納板94の内側に形成される予備
ネジ取付部95に収納支持される予備ワンウェイ取付ネ
ジ100を取り出して、図6に示すように再度被覆した
カバー体80の凹部92の取付穴93と箱体61の再閉
塞用取付ボス68の止着穴69に予備ワンウェイ取付ネ
ジ100を螺合することにより、極めて簡単に再閉塞す
ることができる。そして、この場合、再閉塞作業に必要
な部品が予め基板収納ボックス60内に予備的に設けら
れているので、特別な部品等を用意する必要がなく、極
めて簡単に再閉塞作業を行うことができる。
【0007】また、図2に示すように、基板収納ボック
ス60には、被覆状態を担保するために封印部材として
の封印シール98が貼付されると共に、前記第2の固着
手段としての凹部92と再閉塞用取付ボス68との予備
ワンウェイ取付ネジ100による固着時において使用す
る予備封印シール101を予備シール収納支持突起96
及び予備シール当接突起97をカバー体80の仕切片8
1の内側に装備することにより、再閉塞後の被覆状態を
担保することができる。そして、この場合、再閉塞後の
被覆状態を担保する封印シールが予め基板収納ボックス
60内に予備的に設けられているので、特別に封印シー
ルを用意する必要がなく、極めて簡単に再閉塞後の被覆
状態を担保することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図14及び図15を
参照して、実施形態に係る遊技機の一例としてのパチン
コ遊技機1の構成について説明する。図14は、パチン
コ遊技機1の正面図であり、図15は、パチンコ遊技機
1の背面図である。図14において、パチンコ遊技機1
の額縁状に形成された前面枠2の開口には、扉保持枠3
が周設され、該扉保持枠3にガラス扉枠4と前面扉板5
とが一側(左側)を軸として開閉自在に設けられてい
る。ガラス扉枠4の後方には、遊技盤11が配置され、
前面扉板5の前面には、打球供給皿6が取り付けられて
いる。この打球供給皿6は、払い出された景品玉を貯留
し且つ打玉として発射位置に1個ずつ供給するものであ
り、その上流側の内部空間に遊技に関連する効果音を発
生するスピーカ7が内蔵されている。また、前記前面枠
2の下方には、打玉を発射する際に操作する操作ハンド
ル9と、前記打球供給皿6に貯留し切れない余剰の景品
玉を貯留する余剰玉受皿8とが設けられている。また、
前面枠2には、その上部前面に特定遊技状態となったこ
とを報知する遊技効果ランプ装置10が設けられてい
る。
【0009】ところで、前記遊技盤11の表面には、発
射された打玉を誘導するための誘導レール12がほぼ円
状に植立され、該誘導レール12で区画された領域が遊
技領域13を構成している。遊技領域13のほぼ中央上
部には、複数(3つ)の回転ドラム15a〜15cを有
する可変表示装置14が配置されている。この可変表示
装置14の回転ドラム15a〜15cは、独立したドラ
ムモータ(図示しない)によって回転駆動され、その図
柄停止位置を検出するためにドラムセンサ(図示しな
い)が内蔵され、更に表示される図柄を照射装飾するた
めのドラムランプ(図示しない)を内蔵している。
【0010】また、可変表示装置14には、その上部に
飾りLED20が設けられ、該飾りLED20の下部に
始動記憶LED21が設けられている。飾りLED20
は、0〜9までの符号のついた10個のLEDから構成
され、後述する特定遊技状態となったときに所定のラン
ダム数から抽出される値に対応するLEDが点灯するよ
うになっている。そして、飾りLED20は、特定遊技
状態の発生に関連していずれか1つがランダムに点灯表
示されるもので、遊技内容には直接関係しないが、遊技
場が所定のサービス(例えば、特定遊技状態で獲得した
多量の景品玉を使用して継続して遊技を行うことを許可
するサービス)を提供する場合に使用できる。例えば、
「7」の飾りLED20で点灯停止したときに所定のサ
ービスを提供するようにすれば良い。また、始動記憶L
ED21は、後述する始動入賞口23に入賞した打玉の
うち記憶したものを表示するものである。更に、可変表
示装置14の両サイドには、回転ドラム15a〜15c
の縦横3つの図柄によって構成される5本の当りライン
を表示するライン表示LED22が設けられている。本
実施形態における当りラインは、図示するように、上段
水平の当りライン1と、右下がり対角線の当りライン2
と、中断水平の当りライン3と、右上り対角線の当りラ
イン4と、下段水平の当りライン5と、があり、いずれ
かの当りライン上に所定の図柄(大当り図柄という場合
がある)が並んだときに大当りとなって特定遊技状態を
生起せしめる。
【0011】上記のように構成される可変表示装置14
の下方には、前記回転ドラム15a〜15cの回転を許
容する始動入賞口23が設けられている。この始動入賞
口23に入賞した入賞玉は、遊技盤11の裏面に導かれ
て始動口スイッチ24によって検出される。なお、始動
入賞口23への入賞に基づく可変表示装置14の回転
は、所定回数(例えば、4回)記憶され、その旨が可変
表示装置14に設けられる始動記憶LED21によって
表示されるようになっている。
【0012】前記可変表示装置14の下方に入賞領域2
6を有する可変入賞球装置25が設けられている。可変
入賞球装置25の入賞領域26には、下端両サイドを軸
支して、遊技盤11面に対して垂直方向に開閉自在とさ
れる開閉板27によって塞がれている。この開閉板27
は、開閉板用ソレノイド28によって開閉制御され、開
成中には、遊技盤11の表面を落下する打玉を受止めて
入賞領域26に導き入賞玉とする。また、入賞領域26
の内部は、3つに区画され、その中央に特定領域29が
形成され、その左右に通常領域が形成されている。特定
領域29には、特定領域スイッチ30が設けられ、ま
た、通常入賞領域にも10カウントスイッチ31a,3
1bが設けられている。
【0013】なお、入賞領域26の後面壁には、その中
央に打玉が特定領域29に入賞して特定領域スイッチ3
0をONしたときに、継続権が成立した旨を報知するV
表示LED32が設けられ、その一側に特定遊技状態に
おける開閉板27の開放回数を表示する開成回数表示器
33が設けられている。また、入賞領域26の下方のに
は、特定領域スイッチ30及び10カウントスイッチ3
1a,31bで検出された打玉数を表示する個数表示L
ED34が設けられている。更に、可変入賞球装置25
の取付基板7の左右部には、通常の入賞口(符号なし)
が一体的に形成され、入賞口の外側にアタッカーランプ
35が設けられている。
【0014】しかして、上記のように構成される可変入
賞球装置25は、以下のように作動する。即ち、打玉が
いずれかの始動入賞口23に入賞して始動口スイッチ2
4をONさせると、可変表示装置14の回転ドラム15
a〜15cが回転を開始し、一定時間(例えば、5秒)
が経過すると、左側の回転ドラム15aから順次停止さ
れ、すべての回転ドラム15a〜15cの停止時の図柄
の組み合せが大当り図柄の組合せとなったときに特定遊
技状態となる。そして、この特定遊技状態においては、
可変入賞球装置25の開閉板27が所定期間(例えば、
20秒経過するまで、あるいは10個の入賞玉が発生す
るまで)開放するように設定され、その開放している間
遊技盤11の表面を落下する打玉を受止めるようになっ
ている。そして、入賞領域26内に設けられた特定領域
29に入賞すると、再度上記した開放状態を繰り返し、
特定領域29に入賞玉が入賞する毎に継続権が成立して
開放状態を最高16回繰り返すことができるようになっ
ている。
【0015】更に、遊技盤11の表面には、前記可変表
示装置14の上部左右側方に風車ランプ37が設けら
れ、下部側方に入賞口(符号なし)が設けられている。
また、前記風車ランプ37は、前記特定遊技状態時や始
動入賞時等に点灯又は点滅してその旨を報知するもので
あり、同様な機能を有するものとして、遊技領域13の
左右にサイドランプ36が設けられている。また、遊技
盤11の表面の最下方には、上記したいずれの入賞領域
にも入賞しなかった打玉が遊技盤11の後方に導かれる
アウト口(図示しない)が設けられている。また、誘導
レール12の外周に沿ってレール飾りランプ38が設け
られている。
【0016】一方、パチンコ遊技機1の裏面構成におい
ては、図15に示すように、機構板41が開閉自在に設
けられている。この機構板41の中央には、窓開口42
が開設され、該窓開口42に対応する遊技盤11の裏面
には、入賞玉集合カバー体39が設けられている。入賞
玉集合カバー体39には、前記可変表示装置14の後面
突出部が貫通しており、その後面突出部の裏面に可変表
示装置14の表示動作を制御するドラム表示制御回路基
板を収納するドラム表示制御回路基板ボックス19が設
けられている。このドラム表示制御回路基板ボックス1
9に収納される回路基板には、前記ドラムモータ、ドラ
ムランプ、ドラムセンサ等からの配線がコネクタを介し
て接続される一方、後述する遊技制御回路基板110及
び中継基板ボックス40に収納される中継基板と接続さ
れる配線もコネクタ19bを介して接続されるようにな
っている。
【0017】また、入賞玉集合カバー体39の裏面に
は、可変表示装置14の一部の電気機器及び遊技盤11
に設けられる電気機器(例えば、始動口スイッチ24、
ソレノイド28、特定領域スイッチ30、10カウント
スイッチ31a,31b、各種の表示器及びランプ等)
からの配線がコネクタを介して接続される一方、遊技制
御回路基板110からの配線もコネクタ40bを介して
接続される中継基板を収納する中継基板ボックス40も
設けられている。
【0018】ところで、機構板41には、周知のように
発生した入賞玉に基づいて所定個数の景品玉を払い出す
ための景品玉タンク43、景品玉払出装置(詳細に図示
しないが景品玉払出装置ボックス44内にセット化され
て組み込まれている)、入賞玉処理装置(図示しない)
等の各種の機構が設けられるものであるが、更に、前記
した遊技盤11に設けられる可変表示装置14や可変入
賞球装置25等の遊技装置の遊技動作を制御する遊技制
御回路基板110を収納する基板収納ボックス60、景
品玉払出装置の動作を制御する景品玉払出制御基板を収
納する景品玉払出制御基板ボックス45、パチンコ遊技
機1に隣接して設置されるカードユニット47とパチン
コ遊技機1の各装置との配線を中継するユニット中継基
板が収納される中継基板ボックス46、遊技制御回路基
板110に電源を供給するターミナル基板を収納するタ
ーミナル基板ボックス51も機構板41の裏面に取り付
けられている。なお、機構板41ではないが、パチンコ
遊技機1の裏面には、遊技制御回路基板110からの指
令又はデータに基づいてパチンコ遊技機1の前面に設け
られる電気的装飾部品(ランプ等)の動作を制御する装
飾制御基板ボックスを収納する装飾制御基板ボックス4
8、打球の発射動作を制御する発射制御基板49を含む
打球発射装置50が取り付けられている。
【0019】上記した基板収納ボックス60を除く各基
板ボックス19,40,44,45,46,48,51
には、基板収納ボックス60の後述する封印シール98
とほぼ同じ構造を有する封印シール19a,40a,4
4a,45a,46a,48a,51aが貼付されてお
り、収納される各基板の被覆状態を担保している。この
ように構成することにより、各基板への不正な目的を持
った端子の接続や電子部品の交換等の不正行為を極めて
容易に見極めることができるようになっている。なお、
図示においては、各基板及び装置には、所定の配線を接
続するためのコネクタ19b,40b,44b,45
b,46b,47b,48b,51bが設けられてお
り、特に、ターミナル基板ボックス51に収納されるタ
ーミナル基板は、遊技制御回路基板110に電源を供給
するだけでなく、パチンコ遊技機1に設けられる各種電
気的装置、例えば、上記した各基板及び打球発射装置5
0にも電源を供給すると共に、パチンコ遊技機1の内部
での信号線の中継、あるいはパチンコ遊技機1と外部と
の信号線の中継を行うための端子も設けられている。
【0020】次に、本実施形態の要部を構成する基板収
納ボックス60の構成について図1乃至図11を参照し
て説明する。図1は、第1実施形態に係る基板収納ボッ
クス60の平面図であり、図2は、基板収納ボックス6
0の分解斜視図であり、図3乃至図6は、図1のA−A
線で切断した断面図であって第1の固着手段及び第2の
固着手段の作用を説明するためのものであり、図7は、
第1の固着手段及び第2の固着手段で使用するワンウェ
イ取付ネジ99,102の平面図・側面図であり、図8
は、ワンウェイ取付ネジと同等の機能を有する破断取付
ネジ103の平面図・側面図であり、図9は、予備取付
ネジ100の収納構造の側面図であり、図10は、予備
封印シール101の収納構造を示す側面図であり、図1
1は、図1のB−B線で切断した断面図である。
【0021】しかして、基板収納ボックス60は、遊技
制御回路基板110を収納支持する箱体61と、該箱体
61の上面を閉塞するカバー体80とが組付構成され、
そのように組付構成された基板収納ボックス60は、前
記機構板41の裏面に突設される取付ボス(図示しな
い)に止着される取付台120に着脱自在に取り付け得
るようになっている。以下、基板収納ボックス60の各
組付構成部品毎に説明する。
【0022】まず、箱体61は、上面が開放した直方体
状に合成樹脂(金属でも良い)で形成され、その側壁の
ほぼ全域に内部で発生する熱を放熱するための放熱孔6
2が多数穿設されている。また、箱体61の底面には、
比較的大きな長方形状の底面開口63が開設され、該開
口63の長手方向開口縁には、取付台120の後述する
係合レール121に係合するL字状の係合片64が垂下
形成されている。
【0023】更に、箱体61の底面には、その前方部中
央に係止孔73が形成され、その一側長辺部左右に支持
位置決め突起65が突設され、その他側長辺部左右に止
め突起66が突設され、支持位置決め突起65の近傍に
再閉塞用取付ボス68が突設されている。係止孔73
は、基板収納ボックス60を取付台120に装着した際
に取付台120に形成される係止突起124と係合して
基板収納ボックス60全体を機構板41の裏面に支持固
定するものである。また、支持位置決め突起65は、遊
技制御回路基板110の一側長辺部両端をカバー体80
に設けられる後述する押え部材87と挟持して支持する
ものであり、止め突起66は、遊技制御回路基板110
の他側長辺部両端をネジ117で止着支持するものであ
る。なお、支持位置決め突起65及び止め突起66につ
いては、後に詳述する。また、再閉塞用取付ボス68に
は、止着穴69が穿設されており、後述するようにカバ
ー体80を再閉塞する際に、カバー体80の凹部92に
形成される取付穴93に一致させて予備ワンウェイ取付
ネジ100を螺着するものである。
【0024】また、箱体61の長手方向一側側壁の2カ
所及び短辺方向両側側壁の1カ所には、係合穴70が形
成されている。この係合穴70は、カバー体80を箱体
61に被覆したときにカバー体80の裏面に垂下形成さ
れる係止垂下片84と係合するようになっており、この
係合穴70と係止垂下片84との係合状態は、通常時
に、外部から操作してその係合状態を解除することがで
きるようになっているが、本実施形態においては、箱体
61の短辺側側壁に外側に向かって突設される取付突片
74の止着穴75とカバー体80の短辺側に外側に向か
って突設される取付部88の取付穴90にワンウェイ取
付ネジ99を螺着している。このため、ワンウェイ取付
ネジ99を緩める方向に回動させることができないの
で、箱体61とカバー体80とを分離することはできな
い。仮に、これらを分離しようとする場合には、後述す
るようにカバー体80の取付部88をカバー体80と連
結している切断用連結リブ91を破壊しなければならな
いので、その切断用連結リブ91部分が破壊されている
か否かを見ることにより、極めて容易に箱体61とカバ
ー体80とを分離したか否かが分かるようになってい
る。なお、取付突片74と取付部88との構成及び作用
については、後に詳述する。
【0025】更に、箱体61の長手方向一側側壁及び短
辺方向両側側壁の各1カ所には、被覆状態を担保するた
めの封印シール98,101が貼付されるようになって
おり、その貼付箇所に封印シール98の外形形状に沿っ
て凹部を形成するように剥離防止壁71が突設されてい
る。ただし、長手方向一側側壁に形成される剥離防止壁
71に貼付される封印シール101は、再閉塞後に貼付
される予備封印シール101である。また、箱体61の
長手方向の他側辺側壁は、高さが低く形成された配線引
き出し凹部72となっており、また、箱体61の底面開
口63の両側部には、複数の楕円形状の開口67が開設
されている。開口67は、次に説明する透明板76によ
って閉塞されてしまうので、放熱孔としての機能を有さ
ないが、箱体61を形成する原材料の軽減に寄与するも
のである。
【0026】また、箱体61の前記底面開口63を閉塞
するために透明板76が箱体61の内側から底面に当接
して設けられる。このため、透明板76の四隅には、間
隔保持筒部77が上面に形成され、この間隔保持筒部7
7に前記支持位置決め突起65及び止め突起66を貫通
させて所定の位置に保持され、また、間隔保持筒部77
の上面に遊技制御回路基板110の下面が当接して透明
板76と遊技制御回路基板110との間隔を保持してい
る。しかして、箱体61の底面を透明板76で閉塞する
ことにより、遊技制御回路基板110の裏面(ハンダ
面)が外部から透視し得ることとなり、仮にハンダ面に
不正な工作(例えば、ジャンパー配線を接続したり、電
子部品を実装したりする不正工作)をした場合には、直
ちにわかるようになっている。この意味で、透明板76
によって閉塞される底面開口63の大きさは、基板収納
ボックス60を傾けながらハンダ面の全域が見える程度
の大きさがあれば十分である。なお、透明板76には、
その長手方向端縁中央部分に支持突起78が突設され、
後述するコネクタ113に配線を接続する際に加わる上
からの力によって遊技制御回路基板110が変形しない
ように遊技制御回路基板110の裏面を支持するように
なっている。更に、透明板76には、前記再閉塞用取付
ボス68を貫通させるための貫通穴79が穿設されてい
る。
【0027】一方、上記した箱体61の上面を閉塞する
カバー体80は、透明な合成樹脂によって一体的に成形
されるもので、その長手方向の他側辺部が下方向に曲折
された仕切片81となっている。この仕切片81の位置
は、カバー体80を箱体61に装着したときに図1に示
すように、遊技制御回路基板110のコネクタ実装領域
114が外部に現れて接続開口82を形成するような位
置で曲折される。これにより、箱体61にカバー体80
を組付構成した状態で接続開口82に臨むコネクタ11
3に外部からの配線を接続することができる。また、カ
バー体80の表面には、内部で発生した熱を外部に放出
するための放熱孔83(図1の二点鎖線で囲んだ範囲)
が多数形成されている。
【0028】更に、カバー体80の長辺方向端縁及び短
辺方向端縁には、箱体61の側壁上端縁と係合する掛止
部85が適宜間隔を置いて突設され、該掛止部85の間
のカバー体80には、下方に向かって垂下される係止垂
下片84が形成されている。係止垂下片84には、先端
に爪部が形成され、この爪部が箱体61の前記係合穴7
0に係合するようになっている。
【0029】また、カバー体80の一側辺部両側に押え
部材87が垂下されており、また、カバー体80を箱体
61に組み付けた状態で、カバー体80の上面と箱体6
1の側壁との間を差し渡すように封印シール98が貼付
される。そして、このカバー体80にも封印シール98
を貼付する箇所に封印シール98の外形形状に沿って凹
部を形成するように剥離防止壁86が突設されている。
【0030】上記した押え部材87の詳細な説明をする
前に、遊技制御回路基板110の構造について簡単に説
明すると、遊技制御回路基板110は、周知のようにプ
リント配線基板によって構成され、その上面がROM1
11を含む電子部品の実装面とされ、その実装面の大部
分が電子部品実装領域112として使用され、後方の一
部がコネクタ113が実装されるコネクタ実装領域11
4とされる。また、遊技制御回路基板110には、その
一側長辺左右に前記支持位置決め突起65に対応する係
止穴115が形成され、その他側長辺左右に前記止め突
起66に対応する止め穴116が形成され、前記再閉塞
用取付ボス68を貫通する貫通穴118も形成されてい
る。
【0031】上記のように構成されるカバー体80の押
え部材87の作用について以下説明する。透明板76が
装着された状態の箱体61において、遊技制御回路基板
110の一側長辺の係止穴115を支持位置決め突起6
5の先端突起部に差し込み、他側長辺の止め穴116を
止め突起66に載置する。この状態で止め穴116と止
め突起66の穴を一致させてネジ117を螺着すること
により、一応、遊技制御回路基板110を箱体61に止
着したこととなる。そして、その後、カバー体80を箱
体61の上方から装着する。この際、押え部材87の先
端部が遊技制御回路基板110の上面に当接すると共
に、係止穴115を貫通している支持位置決め突起65
の先端突起部が押え部材87の中心に形成された穴に係
合するので、遊技制御回路基板110の一側長辺部が支
持位置決め突起65と押え部材87とによって挟持止着
された状態となり、他側長辺部のネジ117による止着
とで完全に遊技制御回路基板110を基板収納ボックス
60内に止着した状態となるものである。
【0032】上記のように遊技制御回路基板110を箱
体61に固定し且つカバー体80で被覆した後に、箱体
61とカバー体80とを破壊しない限り分離できない構
成として、カバー体80の短辺側の手前側には、一対の
切断用連結リブ91を介して取付部88が一体的に形成
されている。取付部88には、底面が閉塞された凹部8
9が形成され、その凹部89の底面中心に取付穴90が
穿設され、その取付穴90が前記取付突片74の止着穴
75に対応している。一方、取付部88に対応する位置
のカバー体80のやや内側にも底面が閉塞される凹部9
2が形成され、その凹部92の底面中心にも取付穴93
が穿設され、その取付穴90が前記再閉塞用取付ボス6
8の止着穴69に対応している。上記した構成のうち、
箱体61の取付突片74の止着穴75とカバー体80の
取付部88の取付穴90とは、前述したように初期の段
階でカバー体80と箱体61との閉塞状態を保持するた
めのワンウェイ取付ネジ99を止着するものであり、箱
体61の再閉塞用取付ボス68の止着穴69と凹部92
の取付穴93とは、再閉塞(再被覆)時にカバー体80
と箱体61との閉塞状態を保持するための予備ワンウェ
イ取付ネジ100を止着するものである。
【0033】しかして、再閉塞時に使用する予備ワンウ
ェイ取付ネジ100は、仕切片81の対称位置にカバー
体80から垂下される予備ネジ収納板94の内側面に一
体的に形成される予備ネジ取付部95に着脱自在に収納
支持されるようになっている。この予備ネジ取付部95
は、図9及び図11に示すように、予備ワンウェイ取付
ネジ100を挟持するように断面C字状に形成されてい
る。なお、予備ネジ取付部95は、左右の再閉塞用取付
ボス68に対応するように2個形成されている。一方、
仕切片81の内側面には、再閉塞時に箱体61及びカバ
ー体80の長手方向に形成される剥離防止壁71,86
に貼付される予備封印シール101を収納する突起9
6,97が一体的に形成されている。この2種類の突起
96,97のうち、図10に示すように、突起96は、
長方形状の予備封印シール101の下部隅角部を下方か
ら支える予備シール収納支持突起96として機能し、突
起97は、予備シール収納支持突起96に支持されてい
る予備封印シール101が前方に向かって脱落しないよ
うに当接支持する予備シール収納当接突起97として機
能する。なお、予備シール収納支持突起96及び予備シ
ール収納当接突起97に収納される予備封印シール10
1は、1個である。
【0034】なお、予備ネジ取付部95に形成される予
備ネジ収納板94及び予備シール収納支持突起96及び
予備シール収納当接突起97が形成される仕切片81に
は、図9及び図10に示すように、予備のネジ及びシー
ルである旨を表示する表示部105,106が形成され
ている。また、予備ネジや予備シールを収納する構造
は、上記した図示のものに限定されるものではなく、脱
落しないような構造であればどのような構造であっても
良い。
【0035】ここで、ワンウェイ取付ネジ99の構造に
ついて図7を参照して説明する。図7(A)に示すワン
ウェイ取付ネジ99は、その頭部99aに形成される窪
みの形状が三点係止構造のドライバー工具を時計回転方
向(図示のa方向)に回転したときに係止する掛止部9
9bと、ドライバー工具を反時計回転方向(図示のb方
向)に回転したときにドライバー工具の先端が係合する
ことなく滑る傾斜部99cとを有し、しかもその傾斜部
99cがテーパー面99dとなっている。このため、a
方向の回転によりドライバー工具の先端が掛止部99b
と係合してネジを締着することができるが、逆に、b方
向の回転によりドライバー工具の先端が傾斜部99cと
テーパー面99dとによって外側に飛び出すようになっ
て緩めることができない。つまり、このワンウェイ取付
ネジ99は、締着することができるものの、一旦締着し
た後には、緩めることができないという機能を有するも
のである。
【0036】なお、図7(B)に示すように、ワンウェ
イ取付ネジ102の頭部102aに形成される窪みの形
状が通常のマイナスドライバー工具を使用したときに、
係止し得る掛止部102bと、滑る傾斜テーパー部10
2cとを有する構造としても良い。この場合にも、図示
のc方向の回転によりマイナスドライバー工具の先端が
掛止部102bと係合して締着することができ、逆に図
示のd方向の回転によりマイナスドライバー工具の先端
が傾斜テーパー部102cによって滑って外側に飛び出
しネジを緩めることができないという機能を有するもの
である。
【0037】上記したワンウェイ取付ネジ99,102
と同様な機能を有するネジとして、図8に示す破断取付
ネジ103と言われるものがある。この破断取付ネジ1
03は、その頭部103aに径の細い破断部103cを
介して係合部103bが一体的に形成され、その係合部
103bにボックスレンチ工具を差し込んで一方向(図
示のe方向)に回転せしめることにより締着でき、その
締着後にさらに同一方向に回転せしめて過剰なトルクを
掛けたときに破断部103cから工具が係合し得る係合
部103bが破断して分離し、その後、ネジを緩めるこ
とができないようになっている。
【0038】しかして、上記のように構成される基板収
納ボックス60においては、遊技制御回路基板110を
箱体61の支持位置決め突起65及び止め突起66に係
合及びネジ117で止着し、その後、カバー体80を上
方から覆うようにして係止垂下片84と係合穴70とを
係合させる。このとき、取付突片74の止着穴75と取
付部88の凹部89内の取付穴90とが一致しているの
で、その一致している止着穴75及び取付穴90に、図
3に示すように、ワンウェイ取付ネジ99を螺着し、そ
の後、短辺側の剥離防止壁86,71に封印シール98
を貼付して基板収納ボックス60を完成することができ
る。
【0039】上記のように完成された基板収納ボックス
60は、図2に示すような機構板41に止着される取付
台120に着脱自在に取り付けられるようになってい
る。ここで簡単に取付台120の構成について説明する
と、取付台120は、合成樹脂(金属でも良い)によっ
て一体的に形成され、その中央に前記係合片64と係合
する一対の係合レール121が逆L字状に形成され、そ
の上下端縁に基板収納ボックス60の側壁を案内するガ
イド片122(このガイド片122は必ずしも必要でな
い)が突設されている。一方、取付台120の一側端部
には、弾性変形する係止解除レバー123が形成され、
該係止解除レバー123の基部に前記係止孔73と係合
する係止突起124が突設されている。また、取付台1
20の底面には、止め穴125が形成され、該止め穴1
25にビスを螺着することにより機構板41の取付ボス
に取付台120が固着されるようになっている。
【0040】しかして、基板収納ボックス60を取付台
120に装着するときには、取付台120の側方から係
合片64が係合レール121に係合するように押し込
み、更に強く押し込むことにより係止突起124上面の
傾斜面に沿って係止解除レバー123が下方に弾性変形
し、遂には、係止突起124と係止孔73とが係合して
装着を完了する。一方、基板収納ボックス60を取り外
すには、係止解除レバー123を下方に押圧して係止孔
73と係止突起124との係合を解除した状態で基板収
納ボックス60を押し込み方向とは逆の方向に引き抜く
ことにより簡単に取り外すことができる。
【0041】ところで、箱体61とカバー体80とによ
る被覆状態は、前述したワンウェイ取付ネジ99による
止着により簡単に解除することができないので、関係官
庁等による検査の必要性が生じたときには、図4に示す
ように、ニッパー工具104等で切断用連結リブ91部
分を破断することにより、図5に示すように、カバー体
80を開放することができる。この開放した状態では、
封印シール98が破損されることとなる。カバー体80
を開放した状態で遊技制御回路基板110上のROM1
11を抜き出して検査した後、ROM111を差し込
み、それと同時にカバー体80の予備ネジ収納板94の
予備ネジ取付部95から予備ワンウェイ取付ネジ100
を取り出し、また、仕切片81の予備シール収納突起9
6及び予備シール当接突起97から予備封印シール10
1を抜き出す。その後、図6に示すように、再度カバー
体80を被覆し、その被覆した状態で一致している凹部
92の取付穴93と再閉塞用取付ボス68の止着穴69
とに抜き出した予備ワンウェイ取付ネジ100を螺着
し、長辺側の剥離防止壁86,71に抜き出した予備封
印シール101を貼付する。これによって簡単に且つ確
実に再閉塞することができる。
【0042】つまり、本実施形態においては、箱体61
とカバー体80とをワンウェイ取付ネジ99で止着した
ことによって遊技制御回路基板100の被覆状態が解除
できないように構成された基板収納ボックス60に対し
て、切断用連結リブ91をニッパー工具104等で破壊
して被覆状態を解除することができ、解除後に遊技制御
回路基板110のROM116等を検査した後、再度被
覆する場合には、カバー体80の予備ネジ収納板94の
内側に形成される予備ネジ取付部95に収納支持される
予備ワンウェイ取付ネジ100を取り出して、再度被覆
したカバー体80の凹部92の取付穴93と箱体61の
再閉塞用取付ボス68の止着穴69に予備ワンウェイ取
付ネジ100を螺合することにより、極めて簡単に再閉
塞することができる。そして、この場合、再閉塞作業に
必要な部品が予め基板収納ボックス60内に予備的に設
けられているので、特別な部品等を用意する必要がな
く、極めて簡単に再閉塞作業を行うことができる。
【0043】また、本実施形態に係る基板収納ボックス
60には、再閉塞後の被覆状態を担保する予備封印シー
ル101が予め基板収納ボックス60内に予備的に設け
られているので、特別に封印シールを用意する必要がな
く、極めて簡単に再閉塞後の被覆状態を担保することが
できる。
【0044】上記した第1実施形態に係る基板収納ボッ
クス60の固着手段に使用する部品としては、締着する
方向にだけ回転し得るワンウェイ取付ネジ99,10
2,103を示したが、これ以外の部品を使用した固着
手段でも良い。そのような部品を使用した実施形態(以
下、第2実施形態という)に係る基板収納ボックス60
Aについて図12及び図13を参照して簡単に説明す
る。図12は、第2実施形態に係る基板収納ボックス6
0Aの断面図であり、図13は、要部の断面図である。
なお、この第2実施形態に係る基板収納ボックス60A
は、箱体とカバー体とによって遊技制御回路基板を収納
する構成であるので、第1実施形態の基板収納ボックス
60と同じ構成要素には、同一の符号であってその末尾
に「a」を付した符号を使用した。
【0045】図12において、第2実施形態に係る基板
収納ボックス60Aにおいては、遊技制御回路基板11
0aを箱体61aの側壁に形成される係合穴70aとカ
バー体80aの係止垂下片84aとの係合により取り外
しできないように被覆するものであり、係合穴70aと
係止垂下片84aとの係合を外せないように箱体61a
の外側からロックピン130を係合させている。ロック
ピン130は、図示するように係合穴70aの全域を閉
塞する平板の中心に矢印状の係止部131が突設された
ものであり、ロックピン130を係合穴70aに係合さ
せた状態では、係止部131が係止垂下片84aの後方
を押圧した状態となっている。ところで、カバー体80
aの仕切片81aの内側には、収納突部133が一体的
に形成され、その収納突部133に予備のロックピン1
32が着脱自在に装着されている。なお、予備ロックピ
ン132の数は、係合穴70aの数と同じ数だけ予備的
に設けられるものである。
【0046】しかして、係止垂下片84aと係合穴70
aとの係合状態を解除しようとするには、図13(A)
に示すように、ドライバー工具134等でロックピン1
30を破損し且つ係止垂下片84aを係合穴70aから
外すことにより、カバー体80aによる遊技制御回路基
板110aの被覆状態を解除することができる。そし
て、検査後に再度カバー体80aを被覆するためには、
図13(B)に示すように、カバー体80aを箱体61
aの上方から被覆して係止垂下片84aを係合穴70a
に係合させ、その後、収納突部133から取り外してお
いた予備ロックピン132を箱体61aの外側から係合
穴70aに差し込み、係止垂下片84aと係合穴70a
との係合を解除できないようにする。
【0047】このように第2実施形態に係る基板収納ボ
ックス60Aにおいても、再閉塞作業に必要な部品であ
る予備ロックピン132が予め基板収納ボックス60A
内に予備的に設けられているので、特別な部品等を用意
する必要がなく、極めて簡単に再閉塞作業を行うことが
できる。なお、この第2実施形態においては、予備封印
シールを基板収納ボックス60A内に収納した点につい
て詳細に示さなかったが、当然のことながら予備封印シ
ールを収納する収納部を基板収納ボックス60A内に形
成しても良い。
【0048】なお、上記した各実施形態では、基板収納
ボックス60の組付構成部品として、箱体61とカバー
体80と遊技制御回路基板110とからなるものを示し
たが、遊技制御回路基板110を収納するものであれ
ば、どのような構造のものでも良い。この場合、上記し
た実施形態では、カバー体80による箱体61の被覆構
造がコネクタ実装領域114を露出した状態としている
が、本実施形態を含めてカバー体80による被覆状態を
コネクタ実装領域114まで拡大して、簡単にコネクタ
113の脱着を行えないようにしても良い。また、基板
収納ボックス60に収納される基板も遊技動作を制御す
るものに限らず、不正行為が行われ易い回路基板(例え
ば、景品玉の払出動作を制御する景品玉払出制御回路基
板、表示器用の表示制御回路基板、発射動作を制御する
発射制御回路基板、配線を中継する中継端子回路基板、
電源端子や信号端子が設けられるターミナル回路基板
等)を収納する基板収納ボックスにも応用することがで
きる。更に、遊技機としては、パチンコ遊技機以外の遊
技機であっても良い。
【0049】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、箱体とカバー体とを第1の固着
手段で止着したことによって回路基板の被覆状態が解除
できないように構成された基板収納ボックスに対して、
第1の固着手段を破壊して被覆状態を解除することがで
き、解除後に回路基板を検査した後、再度被覆する場合
には、カバー体の収納部に収納される第2の固着手段で
使用する部品を取り出して、再度被覆したカバー体の第
2の固着手段でその取り出した部品を使用することによ
り、極めて簡単に再閉塞することができる。そして、こ
の場合、再閉塞作業に必要な部品が予め基板収納ボック
スに予備的に設けられているので、特別な部品等を用意
する必要がなく、極めて簡単に再閉塞作業を行うことが
できる。
【0050】また、本発明に係る基板収納ボックスに
は、再閉塞後の被覆状態を担保する予備封印部材が予め
基板収納ボックスに予備的に設けられているので、特別
に封印部材を用意する必要がなく、極めて簡単に再閉塞
後の被覆状態を担保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る基板収納ボックスの平面図
である。
【図2】基板収納ボックスの分解斜視図である。
【図3】図1のA−A線で切断した断面図であって第1
の固着手段及び第2の固着手段の作用を説明するための
ものである。
【図4】同じく図1のA−A線で切断した断面図であっ
て第1の固着手段及び第2の固着手段の作用を説明する
ためのものである。
【図5】同じく図1のA−A線で切断した断面図であっ
て第1の固着手段及び第2の固着手段の作用を説明する
ためのものである。
【図6】同じく図1のA−A線で切断した断面図であっ
て第1の固着手段及び第2の固着手段の作用を説明する
ためのものである。
【図7】第1の固着手段及び第2の固着手段で使用する
ワンウェイ取付ネジの平面図・側面図である。
【図8】ワンウェイ取付ネジと同等の機能を有する破断
取付ネジの平面図・側面図である。
【図9】予備取付ネジの収納構造の側面図である。
【図10】予備封印シールの収納構造を示す側面図であ
る。
【図11】図1のB−B線で切断した断面図である。
【図12】第2実施形態に係る基板収納ボックスの断面
図である。
【図13】その要部の断面図である。
【図14】パチンコ遊技機の正面図である。
【図15】パチンコ遊技機の背面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(遊技機) 60 基板収納ボックス 61 箱体 68 再閉塞用取付ボス(第2の固着手段) 69 止着穴(第2の固着手段) 71 剥離防止壁 74 取付突片(第1の固着手段) 75 止着穴(第1の固着手段) 76 透明板 80 カバー体 81 仕切片 84 係止垂下片 86 剥離防止壁 88 取付部(第1の固着手段) 89 凹部(第1の固着手段) 90 取付穴(第1の固着手段) 91 切断用連結リブ(第1の固着手段) 92 凹部(第2の固着手段) 93 取付穴(第2の固着手段) 94 予備ネジ収納板 95 予備ネジ取付部(収納部) 96 予備シール収納支持突起(収納部) 97 予備シール当接突起(収納部) 98 封印シール(封印部材) 99 ワンウェイ取付ネジ(固着部品) 100 予備ワンウェイ取付ネジ(固着部品) 101 予備封印シール(封印部材) 102 ワンウェイ取付ネジ 103 破断取付ネジ 110 遊技制御回路基板(回路基板) 111 ROM 120 取付台 130 ロックピン(第1の固着手段) 131 係止部 132 予備ロックピン(固着部品) 133 収納突部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機に設けられる回路基板を収納する
    基板収納ボックスにおいて、 該基板収納ボックスが前記回路基板を含む複数の構成部
    品によって組み付け構成されると共に、前記回路基板を
    被覆するための組付構成部品に係る所定の部位を破壊し
    ない限りその被覆状態を解除することができない第1の
    固着手段と、該第1の固着手段による被覆状態を解除し
    た後に再度前記回路基板の被覆状態を復元し且つそれ自
    体を破壊しない限りその被覆状態を解除することができ
    ない第2の固着手段と、を備え、 前記第2の固着手段において使用する固着部品を装備し
    たことを特徴とする遊技機の基板収納ボックス。
  2. 【請求項2】 前記基板収納ボックスには、被覆状態を
    担保するために封印部材が貼付されると共に、前記第2
    の固着手段による固着時において使用する封印部材を装
    備したことを特徴とする請求項1記載の遊技機の基板収
    納ボックス。
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