JPH09299414A - 介護用人体吊上装置及びこの装置を用いた介護方法 - Google Patents

介護用人体吊上装置及びこの装置を用いた介護方法

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JPH09299414A
JPH09299414A JP8149893A JP14989396A JPH09299414A JP H09299414 A JPH09299414 A JP H09299414A JP 8149893 A JP8149893 A JP 8149893A JP 14989396 A JP14989396 A JP 14989396A JP H09299414 A JPH09299414 A JP H09299414A
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JP
Japan
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care
right main
rotatably connected
lifting device
main arm
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Application number
JP8149893A
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English (en)
Inventor
Toru Sato
徹 佐藤
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MEISHIN KOSAN KK
SAN LE MU KK
SAN LE-MU KK
Original Assignee
MEISHIN KOSAN KK
SAN LE MU KK
SAN LE-MU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の構成が複雑で大掛かりなものでる
ためにコスト高であり、また、容易に被介護者の下に運
んで介護することは極めて困難であり、運搬のために多
数の作業者が必要となる。 【解決手段】 床上に設置される左右のベースフレーム
2,3と、上記左右のベースフレームのそれぞれに下端
が回動可能に取り付けられてなる左右の主アーム4,5
と、上記左右の主アーム間に配設され昇降可能となされ
た昇降バー53と、一端は上記左の主アームの下端側中
途部に回動可能に連結され他端は上記左のベースフレー
ムに回動可能に連結されてなるとともに伸長操作により
伸長される第1の起立補助部材20と、一端は上記右の
主アームの下端側中途部に回動可能に連結され他端は上
記右のベースフレームに回動可能に連結されてなるとと
もに伸長操作により伸長される第2の起立補助部材34
と、を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寝たきり老人,病人或
いは身体障害者等の身体を吊り上げるために使用される
介護用身体吊上装置及びこの装置を用いた介護方法に関
するものであって、特に、上記寝たきり老人等をベッド
から浴槽等に移動する場合に使用されることにより便利
な介護用身体吊上装置及びこの装置を用いた介護方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】高齢化社会を迎えた近年、寝たきり老人
の数は日々増加し、その結果寝たきり老人等を介護する
必要性も高く、こうした介護に使用される装置、特に身
体を吊り上げるために使用される装置の普及は、介護者
の負担を大きく軽減し得ることから、病院等の医療機関
や福祉施設等の公的機関は勿論、家庭においても必要に
迫られている。一方、このような現状に伴い、寝たきり
老人や重度身体障害者を持つ家庭においては、日常生活
に支障があり、家族だけでは十分な介護ができない場合
に、所謂ホームヘルパー(老人家庭奉仕員)が派遣され
る制度がある。こうしたホームヘルパーの制度は、市町
村や社会福祉協議会等に派遣の要請があると、家庭まで
出張し、例えば入浴サービス等の介護を行うことが目的
とされており、現在では極めて重要な役割を果たしてい
るのが実情である。
【0003】ところで、こうしたホームヘルパーによる
入浴サービスは、専用車両に携帯用の浴槽を搭載して各
家庭や老人ホーム等の施設まで出張し、携帯用の浴槽を
被介護者の下まで運び、お湯を該浴槽内に給湯した上
で、被介護者を該浴槽内に移動させ入浴させるといった
一連の作業を行う。したがって、このサービスを行うた
めには、被介護者をベッドから浴槽内に移動させたり、
或いは入浴が完了した後には浴槽からベッドまで戻す作
業が必要不可欠となる。しかしながら、こうした作業を
介護者の人的作業に頼るとするならば、介護者に過酷な
労働を要求することとなるばかりか、被介護者にとって
も不快感を与えることとなる等不都合な点が多い。
【0004】そこで、こうした不都合を有効に解消する
ことを目的として、従来より、例えば、実開昭57−2
9221号公報,実公平3−44193号公報,実開平
3−5424号公報,実公平3−40281号公報,特
開平3−94752号公報等数多くの発明,考案が提案
されている。上記実開昭57−29221号公報に記載
された考案は、被介護者を昇降させるリフトに備えられ
た前輪及び前輪フレームがベッド等の下方に進入し得る
構成を採用することにより、移動作業を簡便にしたもの
である。また、上記実公平3−44193号公報に記載
された考案は、ベッドと移送装置を一体化したものであ
り、スライダを引き戻してベッドの直上に回転軸を位置
させ該回転軸にベッドを巻き付けながら被介護者を浮上
させる構成を採用したものである。また、上記実開平3
−5424号公報に記載された考案は、油圧又はエアー
シリンダの駆動力により被介護者を昇降させる構成を採
用したものである。また、上記実公平3−40281号
公報に記載された考案は、ベッドに固定された筒状体に
旋回アームを回動可能に取り付け、該旋回アームの先端
に昇降装置を設けることにより、被介護者を昇降し移送
させる構成を採用したものである。また、特開平3−9
4752号公報に記載された発明は、駆動手段に連動連
結した一方のクランクアームと、被介護者を吊る昇降ア
ームと、他方のクランクアームとによりリンクを構成
し、直線状に被介護者を昇降し得るようにしたものであ
る。上述した各発明又は考案によれば、確かに被介護者
を昇降し又は移送させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た各発明,考案は、何れも装置全体の構成が複雑で大掛
かりなものでるためにコスト高となることを避けること
ができず、或いはベッドと一体化されているために、被
介護者がそれぞれベッドと共に購入しなければならな
い。また、装置全体が大掛かりであることから、前述し
たホームヘルパーが、容易に被介護者の下に運んで介護
することは極めて困難であるために、運搬のために多数
の作業者が必要とならざるを得ない。特に、ホームヘル
パーの人員不足が叫ばれている今日、運搬に多数の人員
が必要となる装置は事実上使用することができず、さら
に、高齢化の増加が著しい地方の中には、家屋に隣接す
る道路の道幅が狭いために車両から被介護者の下まで運
搬するために長時間を要する場合がある。
【0006】そこで、本発明は上述した従来の介護用身
体吊上装置が有する課題を解決するために提案されたも
のであって、簡単な構成により安価に提供することがで
き、持ち運びも簡便なものであって、極めて少ない人員
により良好な操作性を備えた介護用身体吊上装置を提供
し、また、この介護用身体吊上装置を用いた介護方法を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであり、第1の発明(請求
項1記載の発明)は、介護用身体吊上装置に係るもので
あって、床上に設置される左右のベースフレームと、上
記左右のベースフレームのそれぞれに下端が回動可能に
取り付けられてなる左右の主アームと、上記左右の主ア
ーム間に配設され昇降可能となされた昇降バーと、一端
は上記左の主アームの下端側中途部に回動可能に連結さ
れ他端は上記左のベースフレームに回動可能に連結され
てなるとともに伸長操作により伸長される第1の起立補
助部材と、一端は上記右の主アームの下端側中途部に回
動可能に連結され他端は上記右のベースフレームに回動
可能に連結されてなるとともに伸長操作により伸長され
る第2の起立補助部材と、を備えてなることを特徴とす
るものである。
【0008】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
は、前記請求項1に記載した介護用身体吊上装置には、
前記第1及び第2の起立補助部材に加えて、該第1の起
立補助部材とは左の主アームを挟んで反対側に配設され
てなり一端は上記左の主アームの下端側中途部に回動可
能に連結され他端は上記左のベースフレームに回動可能
に連結されてなるとともに伸長操作により伸長される第
3の起立補助部材と、上記第2の起立補助部材とは右の
主アームを挟んで反対側に配設されてなり一端は上記右
の主アームの下端側中途部に回動可能に連結され他端は
上記右のベースフレームに回動可能に連結されてなると
ともに伸長操作により伸長される第4の起立補助部材
と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0009】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
は、前記各起立補助部材は、内部に流体が封入されてな
るシリンダと、このシリンダ内に配設されたロッドと、
このロッドに配設されたバルブとを備えてなるガススプ
リングにより構成されてなることを特徴とするものであ
る。
【0010】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
は、前記左右の主アームの下端側中途部の少なくとも一
側には、前記各起立補助部材又はガススプリングの一端
が該左右の主アームの長さ方向にスライドされる長孔が
設けられてなることを特徴とするものである。
【0011】また、第5の発明(請求項5記載の発明)
は、介護方法に係るものであって、床上に設置される左
右のベースフレームと、それぞれの下端が左右のベース
フレームに回動可能且つ着脱可能に取り付けられてなる
左右の主アームと、上記左右の主アーム間に着脱可能に
配設され昇降可能となされた昇降バーと、一端は上記左
の主アームの下端側中途部に回動可能に連結され他端は
上記左のベースフレームに回動可能且つ着脱可能に連結
されてなるとともに伸長操作により伸長される第1の起
立補助部材と、一端は上記右の主アームの下端側中途部
に回動可能且つ着脱可能に連結され他端は上記右のベー
スフレームに回動可能に連結されてなるとともに伸長操
作により伸長される第2の起立補助部材と、を備えてな
る介護用身体吊上装置を分解した状態で介護者の下へ運
搬する工程と、上記介護用身体吊上装置を介護者の近傍
にて組み立てる工程と、組み立てられた上記介護用身体
吊上装置を使用して介護者を介護する工程と、を有して
なることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の態様】以下、本発明に係る介護用身体吊
上装置の実施の態様について、図面を参照しながら詳細
に説明し、この説明の後に、該介護用身体吊上装置を使
用した介護方法について説明する。
【0013】この介護用身体吊上装置(以下、装置と言
う。)は、図1に示すように、左右のベースフレーム
2,3と、この左のベースフレーム2に下端側が回動可
能且つ着脱可能に取り付けられた左の主フレーム4と、
上記右のベースフレーム3に下端が回動可能且つ着脱可
能に取り付けられた右の主フレーム5と、を備えてい
る。上記左右のベースフレーム2,3は、それぞれ被介
護者が寝ている図示しないベッドと携帯用の浴槽または
これに類した浴槽との間であって、該ベッドの長さ方向
とは直交する方向に載置されるものであり、平面形状は
長尺な長方形状となされ内部には軽量化を図るために空
洞3aが形成されている。なお、これら左右のベースフ
レーム2,3の材質は、鉄又はアルミニウム等の金属か
らなるものを使用しても良いが、軽量化を図るために比
較的硬質の樹脂からなるものを使用しても良い。また、
図1では、左右のベースフレーム2,3は、それぞれ一
体とされているものが図示されているが、それぞれ複数
のパーツを直線状に連結することにより、それぞれ左右
のベースフレーム2,3として構成されているものであ
っても良い。そして、上記左のベースフレーム2と右の
ベースフレーム3とは、本実施の態様においては、本装
置1の強度を向上させるために、一方及び他方の連結フ
レーム6,7により連結されている。上記一方及び他方
の連結フレーム6,7は、両端にそれぞれ連結片6a,
6b,7a,7bが形成され、該連結片6a,6b,7
a,7bの下面を、上記左のベースフレーム2または右
のベースフレーム3の一端側中途部または他端側中途部
の上面に載置し、該一方及び他方のベースフレーム2,
3に対してそれぞれボルト(符号は省略する。)等の固
定手段を介して着脱可能に固定されており、左のベース
フレーム2と右のベースフレーム3とが平行となるよう
連結している。
【0014】また、上記左のベースフレーム2の中央上
面には、それぞれ互いに対向する第1及び第2の起立片
8,9が固定され、同様に上記右のベースフレーム3の
中央上面にも、それぞれ互いに対向する第3及び第4の
起立片10,11が固定されている。これら第1乃至第
4の起立片8,9,10,11は、何れも側面形状が略
台形状に成形されてなる板体であって、それぞれ中央に
は第1の透孔(符号は省略する。)と、この第1の透孔
を挟んだ左右両側には第2及び第3の透孔(符号は省略
する。)とが穿設されている。
【0015】そして、上記左のベースフレーム2の中央
には、下端側が上記第1の起立片8と第2の起立片9と
の間に挿入されるとともに該第1及び第2の起立片8,
9のそれぞれに穿設された第1の透孔に挿通される第1
の回動軸13により軸支され、該第1の回動軸13を中
心に回動可能となされた前記左の主フレーム4が連結さ
れている。この左の主フレーム4は、介護者の伸長と同
じ位の高さを有し内部は空洞となされた管体として成形
されてなるものであり、下端側には、上記第1の回動軸
13が挿通される図示しない挿通孔が穿設されている。
なお、この挿通孔内に挿通される上記第1の回動軸13
は、一端に差し込みまたは引き抜き操作のためのリング
13aが固定されている。そして、この左の主フレーム
4の下端側中途部の一側には、図1乃至図3に示すよう
に、平面形状がコ字状に成形された第1のスライドガイ
ド部材15が固定され、他側には同じ形状となされた第
2のスライドガイド部材16が固定されている。これら
第1及び第2のスライドガイド部材15,16は、図
1,図2または図3に示すように、(第1のスライドガ
イド部材15は、図2に図示されていない。)左の主フ
レーム4に固定される部位である細長い固定板部15
a,16aと、互いに対向してなる二つの起立部15
b,15c,16b,16cとから構成され、上記二つ
の起立部15b,15c,16b,16cには、それぞ
れ本発明を構成する長孔15d,15e,16d,16
eが該左の主フレーム4の長さ方向に穿設されている。
【0016】そして、上記左の主フレーム4と上記左の
ベースフレーム2とには、本発明を構成する起立補助部
材として第1及び第2の油圧ロック機構付ガススプリン
グ(以下、ガススプリングと言う。)19,20が取り
付けられている。本実施の態様におけるこれら第1及び
第2のガススプリング19,20は、内部に長さを無段
階で調節できるロック機構を内蔵したものであって、図
4に示すように、シリンダ19a(20a)内にロッド
19b(20b)と一体で該シリンダ19a(20a)
の軸方向に褶動するとともに該シリンダ19a(20
a)をA室とB室とに区画するピストン19c(20
c)が設けられている。このピストン19c(20c)
には、バルブ19d(20d)が内蔵され、上記シリン
ダ19a(20a)内にはオイル19e(20e)及び
圧縮ガス19f(20f)が封入されている。また、上
記ピストン19c(20c)の外周及び内周にはOリン
グ19g(20g)が装着されオイル漏れが防止されて
いる。また、ピストン19c(20c)には、上記バル
ブ19d(20d)により開閉されオイル19e(20
e)が流通する管部(符号は省略する。)が形成されて
なるとともに該管部とB室とを連通させるオリフィス1
9h(20h)が形成されている。また、前記バルブ1
9d(20d)は、上記ロッド19b(20b)内に形
成された挿通孔(符号は省略する。)に挿通されたピン
19i(20i)の先端に固定されており、該ピン19
i(20i)の操作によりロッド19b(20b)のロ
ック及びその解除が可能とされている。また、上記シリ
ンダ19a(20a)の一端には、ロッドガイド19j
(20j)及びシールガイド19k(20k)が取り付
けられている。なお、上記シリンダ19a(20a)の
他端には、リング状に成形された取付部19l(20
l)が固定されている。そして、上記第1及び第2のガ
ススプリング19,20を構成するロッド19b,20
bの先端には、図示しないワイヤの一端が固定され、こ
れらのワイヤの他端は、後述する操作ハンドルに固定さ
れている。なお、図1及び図3に示す19m,20m
は、それぞれ上記ワイヤが挿通されているチューブであ
る。また、上記ロッド19b,20bの先端には、上記
ワイヤが挿通されるとともに上記第1の起立片8と第2
の起立片9との間に配設され、該第1の起立片8と第2
の起立片9とにそれぞれ穿設された第2または第3の透
孔に挿通された第2又は第3の軸22,23に軸支され
回動可能となされた固定部24,25が固定されてい
る。また、上記第1及び第2のガススプリング19,2
0を構成するシリンダ19a,20aの他端に固定され
た取付部19l(20l)には第1又は第2の支軸2
6,27が挿通され、これら第1及び第2の支軸26,
27は、上記長孔15d,15e,16d,16e内に
挿通されている。
【0017】また、前記右のベースフレーム3の中央に
は、前記右の主フレーム5が回動可能且つ着脱可能に固
定されている。この右の主フレーム5は、下端側が上記
第3の起立片10と第4の起立片11との間に挿入され
るとともに該第3及び第4の起立片10,11のそれぞ
れに穿設された第4の透孔に挿通される第4の回動軸3
0により軸支されてなるものであり、該第4の回動軸3
0を中心に回動可能となされている。この右の主フレー
ム5は、前記左の主フレーム4と同一の形状に成形され
たものであり、下端側には、上記第4の回動軸30が挿
通される図示しない挿通孔が穿設されている。上記第4
の回動軸30は、前記第1の回動軸13と同じように、
リング30aが固定されている。そして、この右の主フ
レーム5の下端側中途部には、前記第1及び第2のスラ
イドガイド部材15,16と同じように、第3及び第4
のスライドガイド部材31,32が固定されている。こ
れら第3及び第4のスライドガイド部材31,32に
も、図1,図2または図3に示すように、右の主フレー
ム5に固定される固定板部31a,32aと、互いに対
向してなる二つの起立部31b,31c,32b,32
cとから構成され、上記二つの起立部31b,31b,
32b,32cには、それぞれ長孔31d,32dが、
該右の主フレーム5の長さ方向に穿設されている。そし
て、上記右の主フレーム5と上記右のベースフレーム3
とには、本発明を構成する起立補助部材として第3及び
第4のガススプリング33,34が取り付けられてい
る。なお、これら第3及び第4のガススプリング33,
34の構成は、前記第1及び第2のガススプリング1
5,16と同一であり、ロッド33b,34bの先端に
は、上記第3の起立片10と第4の起立片11との間に
配設されてなるとともに、前記第5又は第6の透孔(符
号は省略する。)に挿通された第5又は第6の軸36,
37に軸支され回動可能となされた固定部38,39
が、固定されている。また、上記第3及び第4のガスス
プリング33,34を構成するシリンダ33a,34a
の他端に固定された取付部(符号は省略する。)には第
3又は第4の支軸40,41が挿通され、これらの支軸
40,41は、上記長孔31d,32d内に挿通されて
いる。
【0018】そして、上記左の主フレーム4の中途部に
は、上記第1のガススプリング15を構成する前記図示
しないバルブを開放操作する第1のハンドル45と、第
2のガススプリング16を構成する図示しないバルブを
開放操作する第2のハンドル46とが固定されている。
また、同じように、上記右の主フレーム5の中途部に
は、第3のガススプリング33を構成するバルブを開閉
操作する第3のハンドル47と、第4のガススプリング
34のバルブを開放操作する第4のハンドル48が固定
されている。なお、これら第1乃至第4のハンドル4
5,46,47,48は、それぞれ前記ワイヤ19c,
20c(第3及び第4のガススプリング33,34に接
続されたワイヤの符号は省略する。)に接続され、これ
ら第1乃至第4のハンドル45,46,47,48が操
作されることにより、前記各バルブが開放され、該第1
乃至第4のガススプリング19,20,33,34が伸
長される。なお、後述するように、これら第1乃至第4
のガススプリング19,20,33,34の伸長によ
り、該被介護者の荷重がかかった左右の主アーム3,4
の起立作業が補助される。
【0019】そして、上記左の主フレーム4の上端側に
は、第1の昇降装置50が取り付けられ、右の主フレー
ム5の上端側には、第2の昇降装置51が取り付けられ
ている。これら第1及び第2の昇降装置50,51は、
左右の主フレーム4,5の長さ方向に穿設された多数の
透孔4a,5aに挿通される図示しない軸を介して取り
付けられているものであり、操作ハンドル50a,51
aと、この操作ハンドル50a,51aの基端に固定さ
れてなる図示しない平歯車及びこの平歯車に噛合されて
なる図示しないウォームギアが内部に配設されてなるギ
アボックス50b,51bと、上記ウォームギアの回転
により回転するとともに外周には第1又は第2のベルト
50c,51cが巻回されてなる図示しない回転軸とか
ら構成されている。そして、上記第1及び第2のベルト
50c,51cの先端には、リング部(符号は省略す
る。)が形成され、これらのリング部には、以下に説明
する昇降バー53を構成する水平杆53aの一端及び他
端が挿通されている。この昇降バー53は、前記左の主
フレーム4から右の主フレーム5までの長さと略同じ長
さに成形されてなる水平杆53aと、この水平杆53a
に取り付けられてなる吊下ハンガー54,55,56と
から構成されている。上記各吊下ハンガー54,55,
56は、それぞれ円弧状に成形されたハンガー本体54
a,54b,55a,55b,56a,56bと、これ
らのハンガー本体54a,54b,55a,55b,5
6a,56bの基端に固定されてなり蝶番54c,55
c,56cを介して連結している連結金具54d,55
d,56dとから構成され、これら各吊下ハンガー5
4,55,56は、該連結金具54d,55d,56d
により挾持した状態で上記水平杆53aに固定されてい
る。なお、上記各ハンガー本体54a,54b,55
a,55b,56a,56bの先端側には、寝ている被
介護者の下側に敷かれる身体保持ネット60(図5参
照)に形成された開口部60a,60b,60cに挿通
され係止される係止突起54e,55e,56eが形成
されている。なお、上記身体保持ネット60は、図5に
示すように、本体シート部60dと、この本体シート部
60dの外端辺から放射状に延設されてなる全部で6つ
のベルト部60e,60f,60gと、これらのベルト
部60e,60f,60gに形成されている上記開口部
60a,60b,60cと、から概略構成されており、
図5中破線で示す被介護者Kは、後述するように、この
身体保持ネット60に保持された状態で、ベッド上から
吊り上げられるとともに浴槽等他所に移送される。
【0020】そして、この装置1には、上記第1の昇降
装置50を構成するギアボックス50bの上面から第2
の昇降装置51を構成するギアボックス51bの上面に
亘って、上記左の主アーム4と右の主アーム5とを連結
する連結バー61が固定されている。この連結バー61
と上記各ギアボックス50b,51bとは、該連結バー
61の両端側に挿通孔(符号は省略する。)が形成さ
れ、各ギアボックス50b,51bの上面には上記挿通
孔に挿通される図示しないボルトが形成されており、上
記挿通孔に挿通されたボルトにナット62,63(図1
及び図2参照)が螺着されることで固定されている。
【0021】そこで、以下、上述した実施の態様に係る
介護用身体吊上装置1を使用して、例えば二人のホーム
ヘルパーにより、ベッド上の被介護者を入浴させる方法
について詳細に説明する。先ず、上記左右のベースフレ
ーム2,3や左右の主フレーム4,5等上記装置1を構
成する各部品を、被介護者の下まで運搬する。そして、
介護者の近傍にて、図1に示すように、本装置1を組み
立てる。そして、この装置1が組み立てられた場合に
は、前記図5に示す身体保持ネット60を、図示しない
ベッド上に寝ている被介護者の下側に敷き、全部で6つ
のベルト部60e,60f,60gを、被介護者の周囲
に位置するようにする。そして、こうした準備が終了す
ると、次いで、上記装置1の操作を開始するが、先ず、
初期状態(組み立てられた直後の状態)では、前記第1
及び第3のガススプリング19,33は、各ロッド19
b,33bが、図1,図3又は図6に示すように、伸長
した状態となされ、したがって、各支軸26,40は、
各長孔15d,31dの上端近傍に位置している。一
方、前記第2及び第4のガススプリング20,34は、
圧縮され各ロッド20b,34bは各シリンダ20a,
34a内に没入された状態でロックされ、したがって、
各支軸27,41は、各長孔16d,32dの下端近傍
に位置している。
【0022】そして、この初期状態から、二人のホーム
ヘルパーにより、上記左右の主アーム4,5が、第1の
回動軸13及び第4の回動軸30を中心に、被介護者が
寝ているベッド方向(図6中矢印X方向)に傾斜される
よう手で、該左右の主アーム4,5に力を作用させる。
なお、以下に説明する本装置1の動作は、図1に示す右
の主アーム5側からこの装置1を図示した、図6乃至図
10を参照しながら説明する。したがって、以下に説明
する右の主アーム5,第3及び第4のガススプリング3
3,34の動作は、これらの部材に対応する左の主アー
ム4,第1及び第2のガススプリング19,20の動作
と同じである。このように左右の主アーム4,5を傾斜
させる力を作用させることにより、図6に示すように、
それまで第4の長孔32dの下端側に位置していた第4
の支軸41は、右の主アーム5が倒れて行くに従って該
第4の長孔32d内をスライドして、図7に示すよう
に、該長孔32dの上端方向に移動され該第4の支軸4
1が長孔32dの上端に当接することによりそれ以上傾
斜させることができない状態となる。また、初期状態で
は、第3の長孔31dの上端側に位置していた第3の支
軸40は、該長孔31dの中央よりもやや下端側にスラ
イドされる。このように、被介護者を支持していない状
態において、図6に示す状態から図7に示す状態となる
ように右の主アーム5を倒す場合には、単に上記第3及
び第4の支軸40,41が、第3又は第4の長孔31
d,32d内をスライド移動するのみであり、第3及び
第4のガススプリング33,34が伸縮されることはな
い。したがって、例えば第4のガススプリング34を圧
縮させるような大きな力が、ホームヘルパーに要求され
ることがない。
【0023】そして、図7に示すように、右の主アーム
5が傾斜されると、前記第1及び第2の昇降装置50,
51を構成する操作ハンドル50a,51aを回動さ
せ、第1及び第2のベルト50c,51cに支持されて
いる昇降バー53を、被介護者が寝ている方向に下降さ
せ、次いで、この昇降バー53を構成する各係止突起5
4e,55e,56eに、前述した身体保持ネット60
を、該身体保持ネット60に形成された開口部60a,
60b,60cを介して係止させる。そして、この係止
作業が終了すると、再度前記操作ハンドル50a,51
aを、前回とは逆方向に回動させ各ベルト50c,51
cを巻き上げ、ベッド上の被介護者を徐々に上昇させ
る。そして、所定の高さまで被介護者を上昇させる作業
が終了すると、次いで、それまで傾斜していた前記右の
主フレーム5が起立するよう力を該右の主フレーム5に
作用させるが、このとき、第4のハンドル48を握り、
起立保持部材としての第4のガススプリング34を構成
するバルブを開放し、それまでシリンダ34a内に没入
されてたロッド34bを出没(第4のガススプリング3
4を伸長)させる。これによって、被介護者の荷重がか
かった右の主フレーム5は、ホームヘルパーにより大き
な力を作用させることなく簡単に起立される。なお、こ
のように右の主フレーム5が起立されると、図8に示す
ように、第4の支軸41は、それまでと同様に第4の長
孔32dの上端に位置し、一方、第3の支軸40も、そ
れまで第3の長孔31dの中途部の位置からスライドす
ることにより該第3の長孔31dの状態に移動される。
【0024】そして、図8に示す状態からさらに、第4
の回動軸30を中心に右の主アーム5を、同図中矢印Y
方向に、僅かな力により回動させる。すると、被介護者
の荷重により、第3のガススプリング33は、シリンダ
33a内の圧縮ガス及びオイルが強制的に圧縮され、最
終的には、図9に示すように、シリンダ33a内にロッ
ド33bが完全に没入される。なお、被介護者を支持し
ている昇降バー53は、第1又は第2のベルト50c,
51cに取り付けられていることから、前述のように、
右の主アーム5をベッド方向に傾斜させ、またこのよう
に図示しない浴槽方向に傾斜させた場合であっても、常
に上下方向は変化することがない。そして、図9に示す
ように、右の主アーム5が傾斜させられると、図示しな
い浴槽の上方に、昇降バー53に前記身体保持ネット6
0を介して吊り下げられた被介護者が位置することとな
る。したがって、再び操作ハンドル50a,51aを回
動させ、徐々に被介護者を下降させ、浴槽内に被介護者
を入れ、この作業が終了した後に、各係止突起54e,
55e,56eから、身体保持ネット60を取り外す。
この作業によって、被介護者の入浴が可能となる。そし
て、ホームヘルパーによる介護により入浴が終了する
と、再び、上記身体保持ネット60を昇降バー53を構
成する前記各係止突起54e,55e,56eに係止さ
せ、図9に示す状態から再び、右の主アーム5が起立す
るよう力を作用させる。このとき、前記第3のハンドル
47を握り、起立補助部材としての第3のガススプリン
グ33を構成するバルブを開放し、それまでシリンダ3
3a内に没入されていたロッド33bを出没(第3のガ
ススプリング33を伸長)させる。これによって、被介
護者の荷重がかかった右の主フレーム5は、ホームヘル
パーが大きな力を作用させなくとも簡単に起立される。
なお、このように右の主フレーム5が起立されると、図
8に示すように、第3及び第4のガススプリング33,
34は伸長され、これによって、第4の支軸41と第3
の支軸40とは、それぞれ第4又は第3の長孔32d,
31dの上端に位置する。
【0025】そして、上述のように、起立された右の主
フレーム5を、ホームヘルパーによりベッド方向に傾斜
するよう力を作用させると、今度は、それまで伸長させ
られていた第4のガススプリング34に内蔵された圧縮
ガスやオイルが、被介護者の荷重により圧縮させられ、
図7に示すように、シリンダ34a内にロッド34bが
没入する。そして、このように右の主アーム5を傾斜さ
せる作業が終了すると、身体保持ネット60を昇降バー
53から取り外し、該身体保持ネット60を回収し、再
び、初期状態である図6に示す状態に戻す。以上説明し
た一連の方法に基づく作業により、ベッド上での寝たき
り老人等被介護者を、二人のホームヘルパーにより簡単
に入浴させることができる。
【0026】このように、上述した身体吊上用介護装置
1は、左右のベースフレーム2,3や左右の主フレーム
4,5その他の前述した部材により構成されていること
から、安価に提供することができるばかりではなく、分
解可能であることから、容易に被介護者の下に運んで介
護することができ、運搬も二人のホームヘルパーで十分
である。特に、被介護者が居住する家屋に隣接する道路
の道幅が狭い場合であっても、介護者の下まで短時間で
運搬することができる。また、この身体吊上用介護装置
1によれば、二人のホームヘルパーにより、単に、左右
の主アーム4,5を第1及び第4の回動軸13,30を
中心に回動させ傾斜させることにより、ベッド上の被介
護者を吊り上げ浴槽方向に移送させることができる。特
に、昇降バー53に被介護者の荷重がかかっている場合
に左右の主フレーム4,5を起立させる場合であって
も、上記第1乃至第4のガススプリング19,20,3
3,34の伸長により、ホームヘルパーには大きな力が
要求されることがない。したがって、この身体吊上用介
護装置1によれば、それまで大変な労力であった入浴等
の介護が極めて楽になり、短時間で多数人の介護を行う
ことができる。
【0027】なお、前述した実施の態様に係る身体吊上
用介護装置1は、本発明を構成する昇降バーを昇降させ
る手段として、第1及び第2の操作ハンドル50a,5
1aを構成要素とする昇降装置50,51を図示して説
明したが、上記昇降バーの昇降機構は、図示しないモー
タと、このモータを正回転及び逆回転させるスイッチ
と、上記モータと共に回転し前記ベルト50c,51c
が巻回されてなる図示しない回転軸とから構成されてな
るものであっても良い。また、上述した説明では、本発
明を構成する起立補助部材として、ガススプリングを使
用したが、該起立補助部材は、少なくとも傾斜された左
右の主フレームを起立させる場合に補助となり介護者の
力を軽減し得るものであれば、上記ガススプリングに限
定されることなく、他の構成要素からなるものであって
も良い。また、上記ガススプリングを構成要素とする場
合であっても、前述した実施の態様に係る身体吊上用介
護装置1のように、左右の主フレーム4,5の両側にそ
れぞれ上記ガススプリング19,20,33,34を配
設することなく、左右の主フレームのそれぞれに一つず
つ配設したものであっても良い。さらに、本発明を構成
する左右の主フレームの形状についても、前記実施の態
様に係る身体吊上用介護装置1では、直線状に成形され
たものを図示したが、本発明に係る左右の主フレーム
は、このように必ずしも直線状に成形されたものばかり
ではなく、先端側がL字状に折曲され、この折曲された
左右の主フレームの先端側に前記昇降可能となされた昇
降バーが取り付けられてなるものであっても良い。
【0028】
【発明の効果】上述した発明の実施の態様の説明からも
明らかなように、本発明、特に、第1の発明(請求項1
記載の発明)に係る発明は、一端は上記左の主アームの
下端側中途部に回動可能に連結され他端は上記左のベー
スフレームに回動可能に連結されてなるとともに伸長操
作により伸長される第1の起立補助部材と、一端は上記
右の主アームの下端側中途部に回動可能に連結され他端
は上記右のベースフレームに回動可能に連結されてなる
とともに伸長操作により伸長される第2の起立補助部材
と、を備えてなることから、これら第1及び第2の起立
補助部材により、被介護者の荷重がかかった左右の主フ
レームを大きな力を作用させることなく簡単に起立させ
ることができる。
【0029】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
は、前記発明に記載した介護用身体吊上装置には、前記
第1及び第2の起立補助部材に加えて、該第1の起立補
助部材とは左の主アームを挟んで反対側に配設されてな
り一端は上記左の主アームの下端側中途部に回動可能に
連結され他端は上記左のベースフレームに回動可能に連
結されてなるとともに伸長操作により伸長される第3の
起立補助部材と、一端は上記右の主アームの下端側中途
部に回動可能に連結され他端は上記右のベースフレーム
に回動可能に連結されてなるとともに伸長操作により伸
長される第4の起立補助部材と、を備えてなることか
ら、上記第1の発明に比べて一層簡単に左右の主アーム
を起立させることができる。また、上記各起立補助部材
として、ガススプリングを使用した第3の発明(請求項
3記載の発明)によれば、油圧又はエアーシリンダ等の
ような他の構成要素を作用した場合に比べて、装置全体
の軽量化を一層図ることができるとともに、運搬は勿論
組み立ても簡単とすることができる。
【0030】さらに、第4の発明(請求項4記載の発
明)は、前記左右の主アームの下端側中途部の少なくと
も一側には、前記各起立補助部材又はガススプリングの
一端が該左右の主アームの長さ方向にスライドされる長
孔が設けられていることから、被介護者の荷重がかかっ
ていない状態において、左右の主アームを傾斜させる場
合に、該起立補助部材又はガススプリングの反力に抗す
る力を作用させる必要がないことから、さらに一層操作
性の良好な介護用身体吊上装置とすることができる。
【0031】また、第5の発明(請求項5記載の発明)
に係る介護方法は、前述した構成に係る分解可能な介護
用身体吊上装置を使用するものであることから、運搬作
業も簡単且つ迅速に行うことができ、これによって、家
屋に隣接する道路の道幅が狭く、車両から被介護者まで
の道のりが多少長い場合であっても介護が十分可能とな
る。換言すれば、従来では装置が大掛かりであったため
に、介護が受けられなかった被介護者にも、この方法に
より、十分な介護が受けられるようになる。また、従来
より過酷な作業であった被介護者を吊り上げる作業が伴
う入浴等の介護は、上記装置を使用することにより、極
めて簡単に行うことができるので、従来より叫ばれてい
た人手不足も有効に解消させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施の態様に係る介護用人体吊上装置
の全体の構成を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す介護用人体吊上装置を一部
省略した正面図である。
【図3】図3は、図1に示す介護用人体吊上装置を示す
側面図である。
【図4】図4は、ガススプリングの構成を模式的に示す
断面図である。
【図5】図5は、図1に示す介護用人体吊上装置の昇降
バーに、被介護者が保持された状態で係止された身体保
持ネットを模式的に示す正面図である。
【図6】図6は、介護用人体吊上装置の要部を模式的に
示すものであって、初期状態を示す側面図である。
【図7】図7は、図6に示す状態から主アームが傾斜さ
れた後の状態を模式的に示す側面図である。
【図8】図8は、図7に示す状態から主アームが起立し
た後の状態を模式的に示す側面図である。
【図9】図9は、図8に示す状態から主アームが傾斜さ
れた後の状態を模式的に示す側面図である。
【図10】図10は、図9に示す状態から主アームが起
立した後の状態を模式的に示す側面図である。
【符号の説明】
1 介護用身体吊上装置 2 左のベースフレーム 3 右のベースフレーム 4 左の主アーム 5 右の主アーム 15 第1のスライドガイド部材 15d 長孔 16 第2のスライドガイド部材 16d 長孔 19 第1のガススプリング 20 第2のガススプリング 31 第3のスライドガイド部材 31d 長孔 32 第4のスライドガイド部材 32d 長孔 33 第3のガススプリング 34 第4のガススプリング 50 第1の昇降装置 51 第2の昇降装置 53 昇降バー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床上に設置される左右のベースフレ
    ームと、上記左右のベースフレームのそれぞれに下端が
    回動可能に取り付けられてなる左右の主アームと、上記
    左右の主アーム間に配設され昇降可能となされた昇降バ
    ーと、一端は上記左の主アームの下端側中途部に回動可
    能に連結され他端は上記左のベースフレームに回動可能
    に連結されてなるとともに伸長操作により伸長される第
    1の起立補助部材と、一端は上記右の主アームの下端側
    中途部に回動可能に連結され他端は上記右のベースフレ
    ームに回動可能に連結されてなるとともに伸長操作によ
    り伸長される第2の起立補助部材と、を備えてなること
    を特徴とする介護用身体吊上装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載した介護用身体
    吊上装置には、前記第1及び第2の起立補助部材に加え
    て、該第1の起立補助部材とは左の主アームを挟んで反
    対側に配設されてなり一端は上記左の主アームの下端側
    中途部に回動可能に連結され他端は上記左のベースフレ
    ームに回動可能に連結されてなるとともに伸長操作によ
    り伸長される第3の起立補助部材と、上記第2の起立補
    助部材とは右の主アームを挟んで反対側に配設されてな
    り一端は上記右の主アームの下端側中途部に回動可能に
    連結され他端は上記右のベースフレームに回動可能に連
    結されてなるとともに伸長操作により伸長される第4の
    起立補助部材と、を備えてなることを特徴とする介護用
    身体吊上装置。
  3. 【請求項3】 前記各起立補助部材は、内部に流体
    が封入されてなるシリンダと、このシリンダ内に配設さ
    れたロッドと、このロッドに配設されたバルブとを備え
    てなるガススプリングにより構成されてなることを特徴
    とする請求項1又は2記載の介護用身体吊上装置。
  4. 【請求項4】 前記左右の主アームの下端側中途部
    の少なくとも一側には、前記各起立補助部材又はガスス
    プリングの一端が該左右の主アームの長さ方向にスライ
    ドされる長孔が設けられてなることを特徴とする請求項
    1,2又は3記載の介護用身体吊上装置。
  5. 【請求項5】 床上に設置される左右のベースフレ
    ームと、それぞれの下端が左右のベースフレームに回動
    可能且つ着脱可能に取り付けられてなる左右の主アーム
    と、上記左右の主アーム間に着脱可能に配設され昇降可
    能となされた昇降バーと、一端は上記左の主アームの下
    端側中途部に回動可能に連結され他端は上記左のベース
    フレームに回動可能且つ着脱可能に連結されてなるとと
    もに伸長操作により伸長される第1の起立補助部材と、
    一端は上記右の主アームの下端側中途部に回動可能且つ
    着脱可能に連結され他端は上記右のベースフレームに回
    動可能に連結されてなるとともに伸長操作により伸長さ
    れる第2の起立補助部材と、を備えてなる介護用身体吊
    上装置を分解した状態で介護者の下へ運搬する工程と、
    上記介護用身体吊上装置を介護者の近傍にて組み立てる
    工程と、組み立てられた上記介護用身体吊上装置を使用
    して介護者を介護する工程と、を有してなることを特徴
    とする介護方法。
JP8149893A 1996-05-20 1996-05-20 介護用人体吊上装置及びこの装置を用いた介護方法 Pending JPH09299414A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11219568B2 (en) 2017-11-06 2022-01-11 Korea Institute Of Science And Technology Standing assistance apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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