JPH09296494A - 中水システム - Google Patents

中水システム

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JPH09296494A
JPH09296494A JP13581296A JP13581296A JPH09296494A JP H09296494 A JPH09296494 A JP H09296494A JP 13581296 A JP13581296 A JP 13581296A JP 13581296 A JP13581296 A JP 13581296A JP H09296494 A JPH09296494 A JP H09296494A
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JP
Japan
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water
rainwater
tank
wastewater
sewage
Prior art date
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Pending
Application number
JP13581296A
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English (en)
Inventor
Junya Kaneko
順也 金子
Junichi Yamanaka
潤一 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置を簡略化させて節水効果を向上させるこ
とのできる中水システムの提供を目的とする。 【構成】 手洗器4,キッチン5からの雑排水を真空ス
テーション10を介し真空排水させ、雑排水処理槽12
を通し処理した後、中水タンク15に溜め、中水管路1
7を通し便器2,3の洗浄水として人体非接触場面へ供
給する雑排水経路と、雨水を雨水処理槽21を通し処理
した後、処理水タンク24に溜め、処理水管路26を通
し手洗器4,局部洗浄装置2a等の人体接触場面へ供給
する雨水経路とを別個に設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、効率的に排水の再利
用を行なえる中水システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、中水システムとし
て、例えば図2に示すようなシステムが存在し、図2に
おいて、建物50内の各階の風呂52,洗面所53,洗
濯機54,台所55から排出される雑排水を地下に設け
た浄化槽56内で浄化処理して、処理水を屋上に設けら
れた中水槽57に溜めて、中水槽57から処理水を各階
のトイレ51,51の洗浄水として供給し、トイレ5
1,51から排出される汚水は下水道58に放流するシ
ステムとなっているが、この従来のシステムでは、地下
等の水回り機器よりもかなり低い位置に浄化槽56を設
置する必要があり、また、この浄化槽56を設置するた
めのスペースが必要で、地下に浄化槽等の機械室を設置
する必要があり、また、処理水はトイレの洗浄水として
のみ再利用されるため用途が限られ、節水率が20%程
度しか望めないという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、地下等に大型の浄化槽
を設置する必要がなく、簡易な構成により節水率を極め
て向上させることのできる中水システムを提供せんこと
を目的とし、その第1の要旨は、手洗器,キッチン等か
ら排出される雑排水を真空ステーションを介し真空排水
させ雑排水処理槽を通し処理した後、中水タンクに溜
め、中水管路を通し大便器,小便器等の洗浄水として人
体非接触場面へ供給する雑排水経路と、雨水を雨水処理
槽を通し処理した後、処理水タンクに溜め、処理水管路
を通し手洗器,便器の局部洗浄装置等の人体接触場面へ
供給する雨水経路とを別個に設けたことである。また、
第2の要旨は、前記雨水を前記雑排水経路の中水タンク
内へ補給可能に構成したことである。
【0004】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本例の中水システムの概略配管構成図で
あり、建物1内には、真空排水式の真空便器2が設けら
れ、この真空便器2には使用者の局部に洗浄水を噴出さ
せて洗浄する局部洗浄装置2aが付設されたものとなっ
ている。また、建物1内には小便器3が設けられ、さら
に手洗器4及びキッチン5が設置されており、前記真空
便器2及び小便器3から排出される汚水は汚水管路6を
通し排出できるように構成されており、この汚水管路6
には汚水真空ステーション7が設置されており、汚水真
空ステーション7内のエジェクターを介し内部で真空状
態が生成されて前記汚水管路6内が真空に保持され、真
空を介し前記真空便器2及び小便器3からの汚水を強力
に汚水管路6内に吸引することができるように構成され
ている。なお、汚水真空ステーション7は真空下水ステ
ーション8に連通接続されて、汚水は真空下水ステーシ
ョン8から下水に放流されるように構成されている。
【0005】また、前記手洗器4及びキッチン5から排
出される雑排水は雑排水管路9内に吸引されるものであ
り、雑排水管路9にも雑排水真空ステーション10が接
続されており、雑排水真空ステーション10内のエジェ
クターで真空が生成されて、雑排水を前記雑排水管路9
内に強力に吸引することができるように構成されてい
る。また、雑排水真空ステーション10に溜められた雑
排水はポンプ11を介し雑排水処理槽12内に流入され
て、この雑排水処理槽12内のフィルター12aを通し
て処理され、ポンプ14を介し中水タンク15内に溜め
られるように構成されており、中水タンク15内に溜め
られた中水は、中水管路17を通り前記真空便器2及び
小便器3へ洗浄水として供給されるように構成されてい
る。
【0006】従って、手洗器4及びキッチン5から排出
される少し汚れた雑排水は、雑排水管路9,雑排水真空
ステーション10,雑排水処理槽12,中水タンク1
5,中水管路17を経由する雑排水経路を通って真空便
器2及び小便器3の洗浄水として再利用されるものであ
る。なお、前記ポンプ11と雑排水処理槽12を繋ぐ管
路内にはバルブ13,13が設けられており、このバル
ブ13,13は雑排水処理槽12内で雑排水が溢れた時
に開き、溢れた雑排水を前記真空下水ステーション8側
へ排出できるように構成されている。
【0007】また、建物1には雨水を集める雨水流入管
18が垂設されており、建物1の地下等には雨水を溜め
る雨水貯留槽19が設けられており、この雨水貯留槽1
9に溜められた雨水は、雨水貯留槽19内に内装されて
いる水中ポンプの作動により雨水管路20内に流されて
雨水処理槽21に流入されるように構成されており、こ
の雨水処理槽21内には濾過膜21aが設けられてお
り、この濾過膜21aを通して雨水を浄化した後、ポン
プ22を作動させて連絡管路23を通し処理した雨水を
処理水タンク24内に溜めるように構成されており、処
理水タンク24内に溜められた処理水は、ポンプ25を
作動させて処理水管路26を通し前記真空便器2の局部
洗浄装置2a及び前記手洗器4に供給されるように構成
されており、比較的きれいな雨水は、雨水貯留槽19,
雨水管路20,雨水処理槽21,連絡管路23,処理水
タンク24,処理水管路26で構成される雨水経路を通
して局部洗浄装置2a及び手洗器4に供給されるもので
あり、この雨水経路を通る雨水は局部洗浄装置2aとか
手洗器4等の水が直接人体に接触する人体接触場面へ供
給されて利用されるものである。即ち、前述した雑排水
経路を通る雑排水は人体に対し非接触で使用される便器
2,3の洗浄水として再利用されるが、この雨水経路を
通る雨水は飲み水以外の人体接触場面で使用されるもの
である。
【0008】なお、本例のシステムでは前記雑排水処理
槽12,雑排水真空ステーション10,汚水真空ステー
ション7,雨水処理槽21は別棟Pに設置することがで
き、従来の浄化槽のように建物の地下に設ける必要がな
く、また、手洗器4,便器2,3よりも低い位置に設け
る必要はなく、それよりも高い建物1の上階部に設置す
ることも可能である。しかも、従来のような大型の浄化
槽を用いることなく、本例では小型の真空ステーション
7,10及び処理槽12,21を用いることができるた
め、全体の装置を小型簡略化させることができるもので
ある。しかも本例では、再利用する水を人体接触場面と
人体非接触場面に完全に分けて供給するものであり、比
較的きれいな雨水は、人体に接触しても構わない手洗器
とか局部洗浄装置の人体接触場面へ供給し、雑排水等の
汚れた水は、人体に直接触れることのない便器2,3の
洗浄水として有効に利用するものであり、これらの雑排
水と雨水を別々に処理して効率的に処理及び再利用を図
ることができ、節水率を80%程度に上昇させることが
できるものとなる。
【0009】なお、本例では図1に示すように、前記雨
水管路20を通る雨水を、前述した如く雨水処理槽21
に流入させるとともに、フィルター30を通し補給水管
路31にも流入させることができるように構成されてお
り、補給水管路31は前記雑排水経路中の中水タンク1
5に接続されており、雨水の一部を中水タンク15に補
給して便器2,3への洗浄水量を適宜増加させることが
できるように構成されている。
【0010】なお、さらに本例では、前記汚水管路6の
上流端にバルブ28を介し洗浄タンク27が設けられて
おり、この洗浄タンク27は例えば5〜10リットル程
度の容量で、この洗浄タンク27内に、内蔵したボール
タップを介し、雨水の処理水が前記処理水管路26から
流入されるように構成されており、ボールタップにより
常には洗浄タンク27内に処理水がほぼ満たん状態で溜
められるように構成されている。
【0011】なお、前記バルブ28はタイマー29に接
続されて、タイマー29を介し一定時間毎に開閉できる
ように構成されており、例えば1日に1回、11時にタ
イマー29を介し前記バルブ28が開かれるように構成
しておくことができ、バルブ28が開かれると洗浄タン
ク27内に溜められた水は、前記汚水管路6内が真空状
態となっているため一気に流れ込み、汚水管路6の内壁
面に衝突を繰り返しながら汚水管路6の内壁面を強力に
洗浄して真空ステーション7に吸い込まれるものであ
り、この洗浄タンク27内に溜めた水により定期的に汚
水管路6内の掃除を自動的に行ない、汚水管路6の詰ま
りを防ぐように構成されている。即ち、本例では、前記
汚水管路6及び雑排水管路9内は常に真空状態となる真
空排水管となっているため、強力な吸引力により小水量
で固形物を良好に吸い込ませることができるのである
が、排水の濃度が濃いので、配管内にスケール等が固着
し易いという欠点もあるため、このように定期的に自動
的に管内の掃除を行なえるようにして、その詰まりを防
ぐように構成したものである。
【0012】なお、本例では、洗浄タンク27は汚水管
路6の掃除用のものを例示したが、洗浄タンク27を雑
排水管路9の上流端にも設けて、定期的に洗浄タンク2
7から雑排水管路9内に洗浄水を流して雑排水管9内部
の掃除を自動的に行なえるように構成することもでき
る。なお、洗浄タンク27内には本例では雨水の処理水
を導入するように構成したが、洗浄タンク27内には水
の他、洗浄液を溜めるように構成しても良い。また、本
例ではタイマー29を用いて定期的に流すように構成し
たが、タイマー29に代えて、積算機能付き制御装置等
を設け、制御装置等を介し定期的にバルブ28を開ける
ように構成しても良い。
【0013】
【発明の効果】本発明の中水システムは、手洗器,キッ
チン等から排出される雑排水を真空ステーションを介し
真空排水させ雑排水処理槽を通し処理した後、中水タン
クに溜め、中水管路を通し大便器,小便器等の洗浄水と
して人体非接触場面へ供給する雑排水経路と、雨水を雨
水処理槽を通し処理した後、処理水タンクに溜め、処理
水管路を通し手洗器,便器の局部洗浄装置等の人体接触
場面へ供給する雨水経路とを別個に設けたことにより、
雑排水を処理する雑排水経路と、雨水を処理する雨水経
路を別個に設け、しかも雑排水経路で処理した雑排水
は、人体に非接触である大便器とか小便器の洗浄水とし
て用途を限定して再利用することとし、また、雨水経路
では比較的きれいな雨水を人体に接触しても良い手洗器
とか局部洗浄装置で利用できるように構成して、人体接
触場面と人体非接触場面に分けて効率的に処理,再利用
をすることができ、装置を簡略化できて節水効果を向上
させることができる効果を有する。
【0014】また、前記雨水を前記雑排水経路の中水タ
ンク内へ補給可能に構成したことにより、雨水を適宜中
水タンク内に補給することができ、便器の洗浄水が不足
することがなく、システム機能を向上させることができ
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】中水システムの概略配管構成図である。
【図2】従来の中水システムの概略構成図である。
【符号の説明】
1 建物 2 真空便器 2a 局部洗浄装置 3 小便器 4 手洗器 5 キッチン 6 汚水管路 7 汚水真空ステーション 8 真空下水ステーション 9 雑排水管路 10 雑排水真空ステーション 12 雑排水処理槽 13 バルブ 15 中水タンク 17 中水管路 19 雨水貯留槽 20 雨水管路 21 雨水処理槽 24 処理水タンク 26 処理水管路 27 洗浄タンク 28 バルブ 29 タイマー 30 フィルター 31 補給水管路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手洗器,キッチン等から排出される雑排
    水を真空ステーションを介し真空排水させ雑排水処理槽
    を通し処理した後、中水タンクに溜め、中水管路を通し
    大便器,小便器等の洗浄水として人体非接触場面へ供給
    する雑排水経路と、 雨水を雨水処理槽を通し処理した後、処理水タンクに溜
    め、処理水管路を通し手洗器,便器の局部洗浄装置等の
    人体接触場面へ供給する雨水経路とを別個に設けたこと
    を特徴とする中水システム。
  2. 【請求項2】 前記雨水を前記雑排水経路の中水タンク
    内へ補給可能に構成したことを特徴とする請求項1に記
    載の中水システム。
JP13581296A 1996-05-03 1996-05-03 中水システム Pending JPH09296494A (ja)

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JP13581296A JPH09296494A (ja) 1996-05-03 1996-05-03 中水システム

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JP13581296A JPH09296494A (ja) 1996-05-03 1996-05-03 中水システム

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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