JPH09294951A - 基板処理装置 - Google Patents
基板処理装置Info
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- JPH09294951A JPH09294951A JP13588396A JP13588396A JPH09294951A JP H09294951 A JPH09294951 A JP H09294951A JP 13588396 A JP13588396 A JP 13588396A JP 13588396 A JP13588396 A JP 13588396A JP H09294951 A JPH09294951 A JP H09294951A
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Abstract
って、基板の処理面の状態にかかわらず均一に処理液を
塗布することができる。 【解決手段】 基板Wの処理面を下方に向けて基板Wを
保持する吸引チャック1と、吐出部21からフォトレジ
スト液を吐出する塗布ヘッド20と、供給配管24を介
してフォトレジスト液を供給するポンプ30とを備え、
基板Wの処理面と塗布ヘッド20の吐出部21とを近接
させた状態で基板Wを水平方向に移動することにより基
板Wに塗布処理を施す基板処理装置において、供給配管
24に配設された細管32と、細管32のフォトレジス
ト液の液面レベルを検出する液面レベルセンサ34と、
液面レベルセンサ34がオンするようにポンプ30を制
御する制御部40を備える。
Description
ォトマスク用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス基
板、光ディスク用の基板等の基板にフォトレジスト液、
ポリイミド樹脂、SOG(Spin On Glass,シリカ系被膜形成
材とも呼ばれる)液等の処理液を塗布する基板処理装置
に係り、特に、基板の処理面を下方に向けた状態で基板
に処理液を塗布する技術に関する。
えば、基板の処理面を下方に向けて基板を保持する基板
保持部と、この基板の処理面に対して開口した吐出部か
らフォトレジスト液を吐出する塗布ヘッドと、この塗布
ヘッドに連通接続された供給配管を介してフォトレジス
ト液を供給する処理液供給部とを備えているものが挙げ
られる。このように構成されている従来装置では、上記
基板の処理面と上記塗布ヘッドの吐出部とを近接させた
状態で、例えば、上記基板保持部を上記塗布ヘッドに対
して水平方向に移動することにより上記基板の処理面に
フォトレジスト液を塗布するようになっている。
に一定の速度(一定の流量)でフォトレジスト液が供給
されるようになっており、その流量は基板保持部の水平
方向の移動速度および所望膜厚に応じて設定されるよう
になっている。
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、同一の基板における処理面内には、大
部分がそうであるように複雑なパターンを有する製品素
子パターンの領域と、製品素子の評価を行うために処理
面内の特定部位にそれらと同時に形成される、上記の製
品素子パターンとは異なる〔一般的には製品素子パター
ンに比較して単純な〕パターンからなるテスト素子パタ
ーンの領域とがある。このような基板に対して上記のよ
うにフォトレジスト液を常に一定の流量で供給しつつ塗
布すると、多くのフォトレジスト液を要する凹部が多く
存在している領域ではフォトレジスト液が不足する一方
で、少ないフォトレジスト液でよい平坦部が多く存在し
ている領域ではフォトレジスト液が供給過剰となる不都
合が生じる。つまり、同一基板の処理面内において表面
状態が異なることに起因して消費するフォトレジスト液
の量が異なるので、処理面内のある領域ではフォトレジ
スト液が過度の供給不足となってかすれるなどの極端な
場合も生じ、同一基板の処理面内でフォトレジスト液を
均一に塗布することができないという問題がある。
ば、酸化処理を終えただけの平坦な状態や、数々のマス
ク形成処理およびエッチング処理などを経て凹凸を有す
る種々の状態があることに起因して、個々の基板によっ
て塗布時に消費するフォトレジスト液の量が異なるの
で、上記のように基板保持部の移動速度および所望膜厚
に応じてフォトレジスト液の流量を設定すると、上述し
たように基板によっては処理液の過不足が生じて均一に
フォトレジスト液を塗布することができないという問題
がある。
たものであって、処理液の吐出量を常に一定量に保つこ
とによって、基板の処理面の状態にかかわらず均一に処
理液を塗布することができる基板処理装置を提供するこ
とを目的とする。
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の基板処理装置は、基板の処理面を
下方に向けて基板を保持する基板保持手段と、前記基板
の処理面に対して開口した吐出部から処理液を吐出する
塗布手段と、前記塗布手段に連通接続された供給配管を
介して処理液を前記塗布手段へ供給する処理液供給手段
とを備え、前記基板の処理面と前記塗布手段の吐出部と
を近接させて、前記基板保持手段と前記塗布手段とを相
対移動させることにより前記基板の処理面に処理液を塗
布する基板処理装置において、前記塗布手段の吐出部か
ら吐出する処理液の吐出量に関連する物理量を検出する
検出手段と、前記基板保持手段と前記塗布手段とを相対
移動させる際に、前記検出手段により検出された物理量
に基づいて、前記処理液供給手段から前記塗布手段への
処理液の供給を制御する制御手段と、を備えていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の基板処理装置において、前記検出手段
は、前記供給配管に連通接続され、前記塗布手段の吐出
部の高さよりも高い位置に開口を有する細管と、前記細
管中の処理液の液面レベルを前記物理量として検出する
液面レベルセンサとを備えていることを特徴とするもの
である。
ある。基板の処理面を下方に向けて基板を保持する基板
保持手段と、処理液供給手段から供給配管を介して処理
液を供給される塗布手段とを近接させた状態で相対移動
させつつ基板の処理面に処理液を塗布する。このとき、
塗布手段の吐出部と基板の処理面とは近接された状態に
あるので、塗布手段の吐出部から表面張力により盛り上
がるように吐出する処理液は、基板の処理面に付着す
る。例えば、基板の処理面に凹部が多く形成されている
場合には、吐出した処理液が急激に減少するとともに、
検出手段が検出する処理液の吐出量に関連する物理量も
その消費量に応じて急激に減少する。この急激な消費に
応じてその物理量を一定に保持するように制御手段が処
理液供給手段を制御するので、処理液供給手段からは処
理液が多めに供給されることになる。その一方で、基板
の処理面に平坦部が多く形成されている場合には、吐出
した処理液が急激に減少することなく緩慢な減少を呈す
るとともに、検出手段が検出する物理量もその消費量に
応じて緩やかに減少する。この緩やかな減少に応じてそ
の物理量を一定に保持するように制御手段が処理液供給
手段を制御するので、処理液供給手段からは処理液が少
なめに供給されることになる。したがって、塗布手段の
吐出部における処理液の吐出量を常に一定量に保つこと
ができる。
とおりである。塗布手段へは処理液供給手段から供給配
管を介して処理液が供給されるので、その供給配管に連
通接続された、塗布手段の吐出部の高さよりも高い位置
に開口を有する細管の処理液の液面レベルは、吐出部か
ら吐出している処理液の吐出量に応じて昇降変位するこ
とになる。つまり、吐出している処理液が急激に消費さ
れる場合には、液面レベルも急激に下降する一方、緩慢
な消費を呈する場合には、液面レベルも緩やかに下降す
る。したがって、この液面レベルの変位を液面レベルセ
ンサにより物理量として検出し、液面レベルを一定に保
持するように制御手段が処理液供給手段を介して処理液
の供給量を制御することにより、塗布手段の吐出部にお
ける処理液の吐出量を常に一定量に保持することができ
る。ところで処理液の吐出量は、基板の処理面と塗布手
段の吐出部との間隔に存在する処理液の量であるが、そ
の間隔が微小間隔であることおよび基板と塗布手段とが
相対移動していることに起因してその吐出量を直接的に
検出することは困難である。そこで、上述したようにし
てその量に関連する液面レベルを検出することにより吐
出量を間接的に検出して制御することができる。
実施例を説明する。図1は、実施例に係る基板処理装置
の要部を示す一部破断縦断面図およびブロック図であ
る。なお、処理の対象である基板として半導体ウエハを
例に採って説明するが、以下、この半導体ウエハを単に
基板と称することにする。また、処理液としてはフォト
レジスト液を例に採って説明する。
向けて水平姿勢で吸着保持する吸引チャックである。こ
の吸引チャック1は、その上面中心部に立設された支持
部材3を介して昇降ブロック5により懸垂支持されてい
る。この昇降ブロック5は、水平移動部材7の一側面に
鉛直方向に沿って配設されたリニアガイド9に昇降自在
に嵌め込まれているとともに、リニアガイド9に並設さ
れた昇降モータ11の回転軸に連動連結されたボールネ
ジ13に螺合されている。基板Wは、昇降モータ11を
駆動することにより、吸引チャック1と、支持部材3
と、昇降ブロック5とともに一体的に昇降され、図1に
示す下降した処理高さと、この処理高さよりも上昇した
〔基板受け渡し時の〕搬送高さとにわたって昇降移動さ
れるようになっている。なお、吸引チャック1は、本発
明の基板保持手段に相当するものである。
搬送開口12よりも上方であって、その奥側から手前側
にわたって配設されているリニアガイド14に、その上
部を嵌め込まれている。さらに水平移動部材7は、リニ
アガイド14の下方に沿って並設されているボールネジ
16に螺合されている。ボールネジ16は、その奥側部
分が水平移動モータ18の回転軸に連動連結されてい
る。水平移動部材7は、水平移動モータ18を駆動する
ことにより水平移動し、この移動によって、図1中に実
線で示すような基板搬送開口12付近の待機位置と、図
1中に二点鎖線で示すようなフォトレジスト液の塗布処
理を開始する処理開始位置と、フォトレジスト液の塗布
処理を終える処理終了位置とにわたって基板Wを移動す
るようになっている。
板Wに対してフォトレジスト液を吐出して供給する塗布
ヘッド20が立設されている。その上面には、基板Wの
処理面に向けて開口し、供給されたフォトレジスト液が
表面張力により盛り上がるように吐出する吐出部21が
形成されており、塗布ヘッド20は、その吐出部21の
高さが装置容器10の底部に配設されているベース20
aによって高さH1となるように配設されている。塗布
ヘッド20は、図2の斜視図に示すような外観形状を呈
する。すなわち、その上面に形成されている吐出部21
は、少なくとも基板Wの直径(基板サイズ)に相当する
長さAを基板Wの水平移動方向と直交する方向(図1中
の紙面に向かう方向)に有し、その幅Bは長さAに比較
して極めて短く形成されている。つまり、吐出部21は
スリット状に形成されている。この吐出部21の具体的
な寸法の一例としては、処理対象の基板Wのサイズが8
インチである場合には、長さAは約200mmであり、
幅Bは約0.1mmである。なお、上記の吐出ヘッド2
0は、本発明における塗布手段に相当するものである。
また、吐出部21はスリット状の開口に代えて、複数個
の細孔で細長形状に形成するようにしてもよい。
すように、縦断面形状Lの字状の供給路22が吐出部2
1に連通するように形成されている。この供給路22
は、塗布ヘッド20の側面に配設された供給配管24を
介して、フォトレジスト液を一時的に貯留するためのリ
ザーバタンク26に連通接続されている。フォトレジス
ト液は、後述する制御部によって制御されるポンプ30
によって供給タンク28からリザーバタンク26に対し
て供給されるようになっている。なお、このポンプ30
は、ダイアフラム式のポンプであってもよいが、後述す
る理由によりステッピングモータによりピストンを駆動
してフォトレジスト液の供給量を微妙に調整可能な精密
ポンプであることが好ましい。
は、塗布ヘッド20の吐出部21の高さ位置H1よりも
上方に位置する高さ位置H2で開口した細管32が連通
接続されている。この細管32は、その内部に滞留する
フォトレジスト液の液面レベルが周囲から目視で確認で
きる程度の透明度を有するガラス管などから構成されて
おり、例えば、1.5mm程度の内径を有するものであ
る。細管32の外周面の上方には、内部に滞留するフォ
トレジスト液の液面レベルを検出する液面レベルセンサ
34が配設されている。この液面レベルセンサ34は、
細管32に滞留するフォトレジスト液の液面レベルを検
出して信号を出力するものであり、その信号は制御部4
0に与えられる。この液面レベルセンサ34の細管32
への配設位置は、後述する吐出高さ(h)に応じて予め
設定されているものであり、フォトレジスト液の液面レ
ベルが特定のレベル(これを設定液面レベルと称する)
になった場合にのみ液面レベルセンサ34が動作(オ
ン)し、それ以外のレベルにある場合には非動作(オ
フ)となるものである。制御部40は、図示しないCP
Uやメモリなどにより構成されており、上述した昇降モ
ータ11と、水平移動モータ18と、ポンプ30の各部
を後述するように統括制御する。なお、リザーバタンク
26と、供給タンク28と、ポンプ30とは、本発明に
おける処理液供給手段に相当するものである。
の出力信号がオンとなるようにポンプ30を制御するこ
とにより、図3に示すように塗布ヘッド20の吐出部2
1から表面張力により盛り上がるフォトレジスト液Rの
吐出高さh(例えば、0.5〜1.5mm)を一定に維
持する。この吐出高さhは、吐出部21から吐出してい
るフォトレジスト液Rの吐出量と密接な相関関係にある
ので、この吐出高さhを一定にすることにより、フォト
レジスト液Rの吐出量を、予め設定した特定の吐出量q
0 (これを設定吐出量q0 と称する)にすることができ
る。なお、このフォトレジスト液Rの設定吐出量q
0 は、塗布したフォトレジスト液の目標膜厚と、基板W
の水平移動速度などを勘案して予め設定されているもの
である。上述した細管32中の液面レベルは、その吐出
高さhと相関関係があるので、液面レベルを検出するこ
とによりその吐出高さhが判り、よってその吐出量が判
ることになる。なお、細管32と液面レベルセンサ34
とは、吐出部21から吐出するフォトレジスト液Rの吐
出量に関連する物理量を検出するものであるので、本発
明における検出手段に相当する。
Wを水平移動させることにより基板Wの処理面にフォト
レジスト液Rを塗布する際には、当然のことながら基板
Wの処理面と吐出部21との間が吐出高さhよりも狭い
間隔h0 に設定されるので、吐出しているフォトレジス
ト液Rの上部が基板Wの処理面に押されてその吐出高さ
hを確保することはできない。しかしながら、その吐出
高さhを保持するようにフォトレジスト液Rが供給され
ると、フォトレジスト液Rには吐出高さhとなるように
圧力が加わるので、図4(b)に示すように、吐出部2
1から吐出しているフォトレジスト液Rはその分横方向
に拡がって設定吐出量q0 となる。したがって、塗布処
理中におけるフォトレジスト液Rの吐出高さは、処理前
の吐出高さhよりも低い吐出高さh0 (=基板Wの処理
面と吐出部21との間隔)となるが、圧力は吐出高さh
となっている場合と同じだけ加わるので、細管32の液
面レベルは吐出高さhに相当する設定液面レベルにな
る。そこで細管32中のフォトレジスト液Rの液面レベ
ルが常に設定液面レベルとなるように制御することによ
り、吐出部21の吐出量を常に設定吐出量q0 にするこ
とができる。上述したように、フォトレジスト液Rの吐
出量は、基板Wの処理面と吐出部21との狭い間隔内に
存在しているフォトレジスト液の量であること、基板W
は吐出ヘッド20に対して水平移動することに起因し
て、フォトレジスト液の吐出量を直接的に検出すること
は困難であるが、このように細管32の液面レベルを検
出することにより間接的に吐出量を検出することができ
る。また、フォトレジスト液Rの吐出量を微調整する必
要があるので、上述したポンプ30としてはダイアフラ
ム式ポンプよりも精密ポンプが好ましい。
装置の動作について、図5および図6のフローチャート
を参照して説明する。なお、図5は処理を示すフローチ
ャートであり、図6はフォトレジスト液の吐出制御を示
すフローチャートである。
その処理面を下方に向けた状態で基板搬送開口12から
進入し、吸引チャック1にその基板Wを渡す。吸引チャ
ック1は、その基板Wの上面を吸引して吸着保持する。
そして、制御部40は、昇降モータ11を駆動して基板
Wを下降し、その下面である処理面と、現在奥側に位置
している塗布ヘッド20の吐出部21との上下方向の間
隔を、微小な間隔h0 に設定する(図4(a)参照)。
部材7を奥側に水平移動し、基板Wの奥側周縁部分が塗
布ヘッド20の上方に位置する処理開始位置へ移動す
る。この処理開始位置は、図1の二点鎖線で示す基板W
の位置および図4(a)で示す基板Wの位置である。
いてポンプ30の動作を制御し、吐出部21からの吐出
量を制御し始める。具体的には、図6のフローチャート
に示すように制御する。すなわち、ステップT1では、
液面レベルセンサ34が動作(オン)したか否か、つま
り細管32の液面レベルが設定液面レベルになっている
かを判断し、その判断結果によりポンプ30をオン(ス
テップT2)するかまたはオフ(ステップT3)する。
このようにポンプ30を制御して、細管32の液面レベ
ルを設定液面レベルに保持することにより吐出部21か
ら吐出するフォトレジスト液Rの吐出量を設定吐出量q
0 にする。この吐出制御は、これ以降のステップS6に
おいて停止されるまで常時実行され、常にフォトレジス
ト液Rの吐出量を設定吐出量q0 に調整する。
一定の速度で移動開始する。基板Wは、図1中に二点鎖
線で示す処理開始位置(図4(a)も同様)から奥側に
向けて一定の速度で移動される。したがって、基板Wが
移動するにつれて、吐出部21から吐出しているフォト
レジスト液は、図4(b)に示すように基板Wの処理面
に付着してゆく。このとき、例えば多くの凹部が形成さ
れている、処理面のある領域では多くのフォトレジスト
液Rが消費されて吐出部21から吐出するフォトレジス
ト液Rの吐出量が設定吐出量q0 より低下することにな
るが、図6のフローチャートに示すように細管32の液
面レベルが設定液面レベルになるようにポンプ30が制
御されているので、フォトレジスト液Rの吐出量は設定
吐出量q0 に一定化される。したがって、基板Wの処理
面の状態にかかわらず、フォトレジスト液Rの吐出量を
設定吐出量q0 に一定化することができるので、基板W
の処理面に均一にフォトレジスト液Rを塗布することが
できる。なお、基板Wの移動速度を一定速度としたが、
フォトレジスト液Rの吐出量を常に設定吐出量q0 にす
ることができるので、基板Wの移動速度を可変するよう
にしても同様の効果を得ることができる。
?) 図1中に点線で示す処理終了位置に基板Wが移動したか
否かによって処理を分岐する。すなわち、基板Wが処理
終了位置に到達していない場合には、ステップS4を繰
り返し実行して基板Wの等速度移動を継続することによ
り基板Wの処理面全体にフォトレジスト液Rを塗布し、
基板Wが処理終了位置に到達した場合にはステップS6
に移行する。
スト液Rを吐出量q0に保持する必要はないので、図6
のフローチャートに示した吐出制御を停止する。具体的
には、ポンプ30のオン/オフ制御を停止する。
とにより基板Wの等速水平移動を停止する。その後、制
御部40が昇降モータ11を駆動して基板Wの高さを現
在の処理高さ(図1および図4(a)に示す基板Wの高
さ)から搬送高さに上昇するとともに、水平移動モータ
18を駆動して、フォトレジスト液が塗布された基板W
を基板搬送開口12側の待機位置に向けて水平移動す
る。
て、処理面にフォトレジスト液が塗布された基板Wの上
面周辺部分を吸着した後、吸引チャック1の吸引動作を
解除することにより基板搬送機構がその基板Wを受け取
って装置容器10外に搬出する。
対するフォトレジスト液の塗布処理が完了し、新たな基
板Wを基板搬送機構が装置容器10内に搬入(ステップ
S1)して、上述した一連の処理を行うことにより順次
に複数枚の基板に対して処理を施してゆく。上述したよ
うに基板Wにフォトレジスト液Rを塗布する際に、吐出
部21から吐出するフォトレジスト液Rの吐出量を設定
吐出量q0 に一定化しているので、基板Wの処理面の状
態にかかわらずフォトレジスト液Rを均一に塗布するこ
とができる。
発明について比較を行う。図7(a)に示すように基板
Wの直径を長さlとし、その左端を基準点0として右端
を距離lとし、図7(b)に示すように基板Wの左端か
ら右端に向かって処理面の粗さが直線的に増大している
基板Wを仮定する。つまり、基板Wの処理面の左端から
右端に向かってフォトレジスト液の消費量が直線的に増
大するようなものを仮定する。
の流量でフォトレジスト液を供給している関係上、処理
面の粗さが増大するにつれて吐出しているフォトレジス
ト液が多く消費されることになるので、図中に点線で示
すようにフォトレジスト液の吐出量は直線的に低下して
ゆくことになる。一方、本発明では液面レベルを設定液
面レベルに保持することによりフォトレジスト液Rの吐
出量を図中に実線で示すように設定吐出量q0 に一定化
することができる。
ォトレジスト液の膜厚は、図7(d)に示すようにな
る。つまり、従来例では右端に向かうにつれてフォトレ
ジスト液の吐出量が低下して不足することに起因して、
図中に点線で示すように膜厚も目標膜厚t0 から次第に
低下(薄く)なってゆくが、本発明では図中に実線で示
すように基板Wの左端から右端まで均一に目標膜厚t0
を得ることができる。すなわち、本発明によると処理面
の状態にかかわらず均一にフォトレジスト液を塗布する
ことができる。
理面内における塗布フォトレジスト液の均一性について
説明したが、処理面の状態がそれぞれ異なる複数枚の基
板を処理する場合であっても、各基板の処理面内に均一
にフォトレジスト液を塗布することができるとともに、
それぞれの基板においても均一にフォトレジスト液を塗
布することができる。
18を駆動することにより基板Wを水平方向に移動しつ
つフォトレジスト液を塗布する装置について説明した
が、基板Wを位置固定として塗布ヘッド20を水平方向
に移動するように構成してもよい。また、上述した装置
では、水平に配設されたリニアガイド14に沿って水平
姿勢で基板Wを移動するように構成したが、処理面に塗
布されたフォトレジスト液Rが流動しない程度の傾斜を
もってリニアガイド14を配設し、傾斜姿勢で基板Wを
移動するようにしてもよい。
スト液の吐出量に関連する物理量を検出する検出手段と
して、細管32と液面レベルセンサ34を採用したが、
本発明はこのような構成に限定されるものではなく種々
の変形実施が可能である。例えば、供給配管24に圧力
センサを配設しておき、その内部圧力を一定に保持する
ようにしてもよい。これによっても吐出部21から吐出
するフォトレジスト液の吐出量を設定吐出量q0 に一定
化することができ、上述した構成と同様の効果を得るこ
とができる。
1に記載の発明によれば、処理液の吐出量に関連する物
理量を検出手段により検出し、制御手段がその物理量を
一定に保持するように処理液供給手段からの処理液の供
給量を制御することにより、塗布手段の吐出部における
処理液の吐出量を常に一定量に保つことができる。その
結果、基板の処理面の状態にかかわらず均一に処理液を
塗布することができる。
理液の吐出量は基板の処理面と塗布手段の吐出部との微
小間隔に存在する処理液の量であること、および基板と
塗布手段とは相対移動していることに起因して、直接的
にその吐出量を検出することは困難であるが、供給配管
に連通した細管の液面レベルを物理量として検出するこ
とにより吐出量を間接的に検出することができる。した
がって、制御手段がその液面レベルを一定に保持するよ
うに処理液供給手段からの処理液の供給量を制御するこ
とにより、塗布手段の吐出部における処理液の吐出量を
基板の処理面の状態にかかわらず常に一定量に保つこと
ができる。
よびブロック図である。
明に供する図である。
明に供する図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 基板の処理面を下方に向けて基板を保持
する基板保持手段と、前記基板の処理面に対して開口し
た吐出部から処理液を吐出する塗布手段と、前記塗布手
段に連通接続された供給配管を介して処理液を前記塗布
手段へ供給する処理液供給手段とを備え、前記基板の処
理面と前記塗布手段の吐出部とを近接させて、前記基板
保持手段と前記塗布手段とを相対移動させることにより
前記基板の処理面に処理液を塗布する基板処理装置にお
いて、 前記塗布手段の吐出部から吐出する処理液の吐出量に関
連する物理量を検出する検出手段と、 前記基板保持手段と前記塗布手段とを相対移動させる際
に、前記検出手段により検出された物理量に基づいて、
前記処理液供給手段から前記塗布手段への処理液の供給
を制御する制御手段と、 を備えていることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
て、前記検出手段は、前記供給配管に連通接続され、前
記塗布手段の吐出部の高さよりも高い位置に開口を有す
る細管と、前記細管中の処理液の液面レベルを前記物理
量として検出する液面レベルセンサとを備えていること
を特徴とする基板処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13588396A JP3672377B2 (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 基板処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002035666A (ja) * | 2000-07-28 | 2002-02-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗布装置および塗布方法 |
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-
1996
- 1996-05-02 JP JP13588396A patent/JP3672377B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002035666A (ja) * | 2000-07-28 | 2002-02-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗布装置および塗布方法 |
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