JPH09292115A - 蓄糞等の燃焼装置及び燃焼方法 - Google Patents

蓄糞等の燃焼装置及び燃焼方法

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JPH09292115A
JPH09292115A JP13114496A JP13114496A JPH09292115A JP H09292115 A JPH09292115 A JP H09292115A JP 13114496 A JP13114496 A JP 13114496A JP 13114496 A JP13114496 A JP 13114496A JP H09292115 A JPH09292115 A JP H09292115A
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combustion
feeding
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】蓄糞等の燃焼装置として悪臭を発生することな
く、効率よく焼却出来る燃焼装置及び燃焼方法に関す
る。 【解決手段】蓄糞等の燃焼装置M は、送り出し手段であ
る回転羽根装置14を備えた貯留部1 と、回転羽根装置14
よって送られた被燃焼物を加熱して水分を蒸散させる予
備加熱装置2 と、被焼成物を燃焼させる燃焼部4 と、燃
焼部4 へ空気を送給する空気送給口45、74と、貯留部1
内のガスを燃焼部4 へ送るガス送給装置と、灰を外部へ
排出する灰排出装置7 とを備えている。予備加熱装置2
は被焼成物を燃焼部4 へ送り出す加熱搬送筒20と、燃焼
部4 において発生する高温ガスを加熱搬送筒20の内部へ
送る高温ガス送給装置6 とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蓄糞等の燃焼装置及
び燃焼方法に関する。更に詳しくは、鶏糞等の畜糞、活
性汚泥を脱水して得られるケーキ等の廃棄物、畜舎等の
敷設物あるいは生ゴミ等を、悪臭を発生することなく効
率よく焼却できる燃焼装置及び燃焼方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】例えば、鶏肉の供給源であるブロイラーの
飼育は近年では徐々に大規模になる傾向にあるが、これ
に伴い鶏糞の処理が大きな問題となっている。鶏糞の処
理方法としては、堆肥化、焼却などの方法がある。堆肥
化は鶏糞を有効利用するという点では最も望ましいが、
現実問題として需要が少なく売れないので、処理できる
量に限度がある。そこで最近では、鶏糞に限らず牛、豚
の畜糞も焼却による処理が一般化しているが、悪臭を発
生して社会問題となりやすいので、従来から再燃焼させ
て消臭する方式や薬品を使った消臭方式の燃焼装置が提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】けれども、上記した従
来の燃焼装置には次のような課題があった。すなわち、
再燃焼させる方式の燃焼装置の場合は、再燃焼のための
余分な燃料が必要になり、処理コストが高くなる。ま
た、薬品によって化学反応を起こさせて消臭する方式で
も、やはり薬品を使用する分だけ処理コストが高くな
る。更には上記いずれの場合も処理速度が遅く、大量の
鶏糞を処理するには機能的に不十分であるという課題が
あった。
【0004】本発明は上記課題を解決するもので、例え
ば鶏糞等の畜糞、活性汚泥を脱水して得られるケーキ等
の廃棄物、畜舎等の敷設物あるいは生ゴミ等を、悪臭を
発生することなく効率よく焼却できる燃焼装置及び燃焼
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、蓄糞等の燃焼装置であって、この装置は、
送り出し手段を備え蓄糞等の被燃焼物を貯留する貯留部
と、上記送り出し手段によって送られた被燃焼物を加熱
して水分を蒸散させる予備加熱手段と、点火手段と、上
記予備加熱手段によって処理された被焼成物を燃焼させ
る燃焼部と、当該燃焼部へ空気を送給する空気送給手段
と、灰を外部へ排出する灰排出手段と、を備えており、
上記予備加熱手段は、被焼成物を外周面で加熱しながら
上記燃焼部へ送り出す加熱搬送筒と、 上記燃焼部にお
いて発生する高温ガスを上記加熱搬送筒の内部へ送り上
記加熱搬送筒を加熱する高温ガス送給手段と、上記加熱
搬送筒に送給された高温ガスを外部へ排気する排気手段
と、を備えている、蓄糞等の燃焼装置である。
【0006】第2の手段にあっては、蓄糞等の燃焼装置
であって、この装置は、送り出し手段を備え蓄糞等の被
燃焼物を貯留する貯留部と、上記送り出し手段によって
送られた被燃焼物を加熱して水分を蒸散させる予備加熱
手段と、点火手段と、上記予備加熱手段によって処理さ
れた被焼成物を燃焼させる燃焼部と、当該燃焼部へ空気
を送給する空気送給手段と、上記貯留部内のガスを上記
燃焼部へ送るガス送給手段と、灰を外部へ排出する灰排
出手段と、を備えており、上記予備加熱手段は、被焼成
物を外周面で加熱しながら上記燃焼部へ送り出す加熱搬
送筒と、上記燃焼部において発生する高温ガスを上記加
熱搬送筒の内部へ送り上記加熱搬送筒を加熱する高温ガ
ス送給手段と、上記加熱搬送筒に送給された高温ガスを
外部へ排気する排気手段と、を備えている、蓄糞等の燃
焼装置である。
【0007】第3の発明にあっては、上記貯留部の下方
に上記予備加熱手段が設けてあり、上記予備加熱手段の
下方に上記燃焼部が設けてあり、上記燃焼部の下方に上
記灰排出手段が設けてある、第1または第2の発明に係
る蓄糞等の燃焼装置である。
【0008】第4の発明にあっては、蓄糞等の燃焼方法
であって、この方法は、蓄糞等の被燃焼物を加熱搬送筒
によって加熱して水分を蒸散させるステップ、水分を蒸
散させた被燃焼部物を燃焼させるステップ、燃焼によっ
て発生した高温ガスを上記加熱搬送筒の内部に送給して
上記加熱搬送筒を加熱するステップ、を含む、蓄糞等の
燃焼方法である。
【0009】第5の発明にあっては、蓄糞等の燃焼方法
であって、この方法は、蓄糞等の被燃焼物を加熱搬送筒
によって加熱して水分を蒸散させるステップ、水分を蒸
散させた被燃焼部物を燃焼部において燃焼させるステッ
プ、燃焼によって発生した高温ガスを上記加熱搬送筒の
内部に送給して上記加熱搬送筒を加熱するステップ、貯
留部内のガスをガス送給手段によって上記燃焼部へ送給
して燃焼させるステップ、を含む、蓄糞等の燃焼方法で
ある。
【0010】処理対象となる被燃焼物としては、例えば
鶏糞などの畜糞、活性汚泥を脱水して得られるケーキ等
の廃棄物、畜舎等の糞尿を含んだ藁やオガクズ等の敷設
物あるいは生ゴミ等であるが、これらに限定するもので
はない。
【0011】(作 用)蓄糞等の被燃焼物は貯留部に投
入され貯留される。貯留された被燃焼物は送り出し手段
によって予備加熱手段へ送られる。予備加熱手段の加熱
搬送筒には高温ガス送給手段によって燃焼部で発生する
高温ガスが送給され、加熱されている。被燃焼物は加熱
搬送筒の外周面で加熱されながら送られ、水分が蒸散さ
れる。処理された被燃焼物は燃焼部に送られる。なお、
運転開始時にはここで点火手段によって点火される。点
火手段は通常はバーナー装置であり、被燃焼物に点火す
る他に燃焼部における燃焼が十分でない場合に補助的に
運転することもできる。
【0012】空気送給手段によって燃焼部へ空気が送給
され、これにより被燃焼物は継続して自燃する。燃焼部
における被燃焼物の燃焼において発生する高温ガスは、
上記したように高温ガス送給手段によって加熱搬送筒の
内部へ送給され、加熱搬送筒を加熱した後、排気手段に
よって外部へ排出される。被燃焼物が燃焼した後の灰は
灰排出手段によって外部へ排出される。
【0013】このように、被燃焼物は燃焼部において発
生する高温ガスを利用して加熱される加熱搬送筒によっ
て、燃焼させる前にあらかじめ予備加熱を行い水分を蒸
散させるようにしているので、燃焼部における燃焼は、
通常は補助燃料等を要することなく、効率よく行うこと
ができる。
【0014】貯留部内のガスを燃焼部へ送るガス送給手
段を備えているものにあっては、被燃焼物から発生する
臭気ガスを燃焼部へ直接送給して燃焼させることがで
き、しかも、貯留部内のガスを引込むことによって貯留
部内のガス圧を負圧にすることができるので、臭気ガス
が外部に漏れることを防止できる。
【0015】貯留部の下方に予備加熱手段が設けてあ
り、予備加熱手段の下方に燃焼部が設けてあり、燃焼部
の下方に灰排出手段が設けてあるものにあっては、被燃
焼物を貯留する工程、被燃焼物を燃焼する工程、灰を排
出する工程がこの順序で上から下へ、設けてある。これ
によると、被燃焼物を次工程へ搬送するときにその重さ
を利用することができるので、搬送のための付帯装置を
小型化または簡易化あるいは省略することができる。従
って、装置全体を小型化でき、設置面積を小さくできる
と共に製造コストも安価に抑えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明を図面に示した実施の形態
に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る燃焼
装置の実施の形態を示す一部を省略した正面図、図2は
図1に示す燃焼装置の背面図、図3は図1に示す燃焼装
置の右側面図、図4は図1に示す燃焼装置の左側面図で
ある。図5は図1におけるA−A断面図、図6は加熱搬
送筒を図1におけるB−B部分で断面した説明図であ
る。
【0017】燃焼装置Mは、蓄糞等の被燃焼物を貯留す
る貯留部1と、被燃焼物を加熱して燃焼を容易にする予
備加熱装置2と、排気ダクト3と、被燃焼物を燃焼させ
る燃焼部4と、点火手段であるバーナー装置5と、高温
ガス送給装置6と、灰を外部へ排出する灰排出装置7及
び貯留部1内のガスを燃焼部4へ送るガス送給装置8を
備えている。
【0018】上記貯留部1は、金属製のケーシングC内
の上部に設けてある。なお、ケーシングCはほぼ四角筒
状の三台の部材を上下方向に連結したものである。貯留
部1の上部側は全面が開口されて投入口10が形成され
ている。投入口10には蓋11が開閉可能に被せてあ
る。ケーシングCの前壁18の内面側には内部側へ向け
下方へ傾斜した案内板12が設けてある。ケーシングC
の後壁19の内面側には案内板12より下方に案内板1
2とは反対方向へ傾斜した搬送傾斜板13が設けてあ
る。
【0019】搬送傾斜板13の上方には送り出し手段を
構成する五基の回転羽根装置14が幅方向へ軸支されて
設けてある。回転羽根装置14は搬送傾斜板13と平行
に等間隔で設けてある。回転羽根装置14は回転軸14
0に四枚の羽根板141をほぼ全長にわたり放射状に設
けたもので、チェーン142によって同じ方向(図5に
おいて矢印方向)へ回転するようにしてある。回転羽根
装置14はモーター143によって駆動される。搬送傾
斜板13と案内板12はケーシングC内に全幅にわたり
設けてある。搬送傾斜板13の先部と案内板12の先部
の間には導入口15が設けてある。
【0020】ケーシングCの前部内壁には搬送傾斜板1
3の下方に搬送傾斜板13と反対方向へ傾斜したロスト
ル板41が設けてある。ロストル板41は燃焼部4を構
成している。ロストル板41はケーシングC内に全幅に
わたり設けてあり、ロストル板41の先部分には多数の
通気孔42が設けてある。ロストル板41と搬送傾斜板
13の間の空間部は燃焼室40となっている。なお、符
号48はメンテナンス用の窓口で49は窓蓋である。
【0021】ロストル板41のやや上方の右壁16には
バーナー装置5が設けてある。なお燃焼室40の内壁部
はロストル板41のほとんどの部分を除き耐火煉瓦43
が張設してある。ロストル板41の下方には空気送給手
段を構成する通気空間部44が設けてある。通気空間部
44を封鎖する前部壁には空気送給口45が設けてあ
る。
【0022】上記導入口15の下方、ロストル板41の
基部上方には予備加熱装置2が設けてある。予備加熱装
置2は左右方向へ水平にかつ回転可能に軸支された加熱
搬送筒20を備えている。加熱搬送筒20はほぼ円筒状
で、右側端部は端板201によって封鎖してあり、左側
端部には端板202が設けてある。端板202には後述
する補助バーナー装置26の炎口260を導入するため
の導入口(図示省略)を有している。加熱搬送筒20の
両端部寄りには、それぞれ周方向へ等間隔で八箇所に長
円形の通気孔21、22が設けてある。
【0023】通気孔21、22が設けてある部分の加熱
搬送筒20の内周壁には補強用のリブ板203が周方向
へ八箇所に等間隔で設けてある(図6参照)。加熱搬送
筒20の外周壁のうち、燃焼室40内に収まる部分には
被燃焼物の搬送のための羽根板204が周方向へ八箇所
に等間隔で設けてある。なお、羽根板204は補強も兼
ねており、リブ板203と共に加熱搬送筒20が高温に
加熱されたとき曲ることを防止できるようにしている。
【0024】加熱搬送筒20の軸支部分の構造を次に説
明する。加熱搬送筒20はケーシングCの右壁16と左
壁17を貫通し両側へ突出させて配置してある。加熱搬
送筒20の右側には端板201を貫通し回転中心となる
回転軸200が端板201から突出して設けてある。回
転軸200は管状の支承部材23内に設けてある二基の
軸受230によって軸支してある。回転軸200は支承
部材23の上部に設けてあるモーター231によってチ
ェーン及びスプロケットを介し駆動される。
【0025】なお、支承部材23は基部管30の先端部
に固定してある。基部管30は加熱搬送筒20の右側の
通気孔21部分が収まるように設けてあり、上部には排
気ダクト3が垂直に連結してある。また、基部管30の
下部には有底筒状の灰溜り31が設けてある。灰溜り3
1の底板32は着脱可能で、溜った灰を外部へ取り出す
ことができる。
【0026】加熱搬送管20の左側は支承部材24の内
に設けてある四基のローラー240によって軸支してあ
る(図6を参照)。なお、支承部材24は高温ガス送給
装置6を構成する基部管60の先端部に固定してある。
基部管60は加熱搬送筒20の左側の通気孔22部分が
収まるように設けてあり、上部には送給ダクト61が連
結してある。送給ダクト61の上端部はケーシングCの
左壁17を貫通して燃焼室40の上部後壁19寄りに送
給口64が開口してある。基部管60の下部には有底筒
状の灰溜り62が設けてある。灰溜り62の底板63は
着脱可能で、溜った灰を外部へ取り出すことができる。
【0027】支承部材24の端板にはハッチ板25が開
閉可能に設けてある。ハッチ板25には補助バーナー装
置26が取り付けてある。補助バーナー装置26の炎口
260はハッチ板25を閉めたときには上記したように
端板202の導入口から加熱搬送管20内に導入される
ようにしてある。
【0028】上記灰排出装置7はケーシングCの後部壁
寄りに上記ロストル板41の先端部に下方へ続けて設け
てある。灰排出装置7は下部側が前後方向において窄ま
った下部がほぼ封鎖されたホッパー部70が設けてあ
る。ホッパー部70はケーシングC下部に設けてある作
業空間部79内に全幅にわたり設けてある。ホッパー部
70下部にはスクリューコンベア71が設けてある。ス
クリューコンベア71は排出方向へ灰を搬送できるよう
にモーター72によって回転駆動される。
【0029】ホッパー部70の左側はケーシングCの外
へ導出してあり、端部には排出口73が設けてある。ホ
ッパー部70の前壁には上記空気送給口と共に空気送給
手段を構成する空気送給口74が設けてある。各空気送
給口74にはブロアー(図示省略)からの空気管(図示
省略)が接続される。なお、上記ホッパー部70はケー
シングC下部に設けてある作業空間部79内に設けてあ
る。
【0030】上記ガス送給装置8は送給管80を備えて
いる。送給管80の上部はケーシングCの右壁16に沿
って水平に設けてある。送給管80の上端部は貯留部1
の右壁16を貫通して貯留部1に導入してあり、吸引口
89が設けてある。送給管80の垂直部の上部にはファ
ン装置81が設けてある。送給管80の下部は端管82
がケーシングCの後壁19に沿って水平に設けてある。
端管には等間隔で五箇所に上記燃焼室40下部と連通す
る導入管83が設けてある。この構造によれば、ファン
装置81を運転して貯留部1内のガスを燃焼部4へ送給
できる。
【0031】(作 用)図1ないし図6を参照して本実
施の形態の作用を説明する。 蓄糞9(図5に図示)は貯留部1に投入され貯留さ
れる。貯留された蓄糞9は回転羽根装置14によって搬
送傾斜板13に沿って導入口15から予備加熱装置2へ
送り出される。
【0032】 予備加熱装置2の加熱搬送筒20内に
は高温ガス送給装置6によって燃焼部4で発生する高温
ガスが送給され、加熱されている。なお、運転初期にお
いては補助バーナー装置26を運転して加熱搬送筒20
を加熱する。加熱搬送筒20はモーター231によって
僅かずつ間欠的に駆動される。蓄糞9は加熱搬送筒20
の外周面で加熱されながら羽根板204で僅かずつ送ら
れ、その間に水分が蒸散される。
【0033】 水分が蒸散されて燃えやすくなった蓄
糞9は燃焼部4のロストル板41の上に送られ、空気送
給口45、74から送給される空気によって蓄糞9は継
続して自燃する。運転開始時にはここでバーナー装置5
によって蓄糞9に点火される。なお、バーナー装置5は
被燃焼物に点火する他に燃焼部における燃焼が十分でな
い場合に補助的に運転することもできる。
【0034】 燃焼部4における蓄糞9の燃焼によっ
て発生する高温ガスは、高温ガス送給装置6の送給口6
4から送給ダクト61を通り、通気孔22から加熱搬送
筒20の内部へ送給され、加熱搬送筒20を加熱する。
なお、被燃焼物中の臭気成分は焼成部4においてほぼ完
全燃焼するが、燃焼部4における燃焼によっても継続的
に加熱されている加熱搬送筒20内を通ることによっ
て、臭気成分の燃焼がより確実に行われる。
【0035】 高温ガスはその後、通気孔21から排
気ダクト3を通り外部へ排出される。なお、装置外部に
臭気がまだ漏れるようであれば、補助バーナー装置26
を運転して高温ガス内の臭気成分を燃焼させることがで
きる。
【0036】 貯留部1に収容される蓄糞9から発生
する臭気ガスはガス送給装置8によって燃焼部4へ直接
送給され、燃焼させることができる。貯留部1内のガス
圧はファン装置81でガスを引込むことによって負圧に
なっているので、臭気ガスが外部に漏れることを防止で
きる。 蓄糞9が燃焼した後の灰は灰排出装置7によって外
部へ排出される。
【0037】このように、蓄糞9は燃焼部4において発
生する高温ガスを利用して加熱される加熱搬送筒20に
よって、燃焼させる前にあらかじめ予備加熱を行い水分
を蒸散させるようにしているので、燃焼部4における燃
焼は補助燃料等を要することなく、効率よく行うことが
できる。なお、本発明は図示の実施の形態に限定される
ものではなく、特許請求の範囲の記載内において種々の
変形が可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)蓄糞等の被燃焼物は燃焼部において発生する高温
ガスを利用して加熱される加熱搬送筒によって、燃焼さ
せる前にあらかじめ予備加熱を行い水分を蒸散させるよ
うにしているので、燃焼部における燃焼は補助燃料等を
要することなく、効率よく行うことができる。
【0039】(b)貯留部内のガスを燃焼部へ送るガス
送給手段を備えているものにあっては被燃焼物から発生
する臭気ガスを燃焼部へ直接送給して燃焼させることが
でき、しかも、貯留部内のガスを引込むことによって貯
留部内のガス圧を負圧にすることができるので、臭気ガ
スが外部に漏れることを防止できる。
【0040】(c)貯留部の下方に予備加熱手段が設け
てあり、予備加熱手段の下方に燃焼部が設けてあり、燃
焼部の下方に灰排出手段が設けてあるものにあっては、
被燃焼物を貯留する工程、被燃焼物を燃焼する工程、灰
を排出する工程がこの順序で上から下へ設けてある。こ
れによると、被燃焼物を次工程へ搬送するときにその重
さを利用することができるので、搬送のための付帯装置
を小型化または簡易化あるいは省略することができる。
従って、装置全体を小型化でき、設置面積を小さくでき
ると共に製造コストも安価に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃焼装置の実施の形態を示す一部
を省略した正面図。
【図2】図1に示す燃焼装置の背面図。
【図3】図1に示す燃焼装置の右側面図。
【図4】図1に示す燃焼装置の左側面図。
【図5】図1におけるA−A断面図。
【図6】加熱搬送筒を図1におけるB−B部分で断面し
た説明図。
【符号の説明】
M 燃焼装置 1 貯留部 C ケーシング 10 投入口 11 蓋 12 案内板 13 搬送傾斜板 14 回転羽根装置 140 回転軸 141 羽根板 142 チェーン 143 モーター 15 導入口 16 右壁 17 左壁 18 前壁 19 後壁 2 予備加熱装置 20 加熱搬送筒 201、202 端板 21、22 通気孔 203 リブ板 204 羽根板 200 回転軸 23 支承部材 230 軸受 231 モーター 24 支承部材 240 ローラー 25 ハッチ板 26 補助バーナー装置 260 炎口 3 排気ダクト 30 基部管 31 灰溜り 32 底板 4 燃焼部 40 燃焼室 41 ロストル板 42 通気孔 43 耐火煉瓦 44 通気空間部 45 空気送給口 46 底板 48 窓口 49 窓蓋 5 バーナー装置 6 高温ガス送給装置 60 基部管 61 送給ダクト 62 灰溜り 63 底板 64 送給口 7 灰排出装置 70 ホッパー部 71 スクリューコンベア 72 モーター 73 排出口 74 空気送給口 79 作業空間部 8 ガス送給装置 80 送給管 89 吸引口 81 ファン装置 82 端管 83 導入管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄糞等の燃焼装置であって、この装置
    は、 送り出し手段を備え蓄糞等の被燃焼物を貯留する貯留部
    (1) と、 上記送り出し手段によって送られた被燃焼物を加熱して
    水分を蒸散させる予備加熱手段と、 点火手段と、 上記予備加熱手段によって処理された被焼成物を燃焼さ
    せる燃焼部(4) と、 当該燃焼部(4) へ空気を送給する空気送給手段と、 灰を外部へ排出する灰排出手段と、を備えており、 上記予備加熱手段は、 被焼成物を外周面で加熱しながら上記燃焼部へ送り出す
    加熱搬送筒(20)と、 上記燃焼部(4) において発生する高温ガスを上記加熱搬
    送筒(20)の内部へ送り上記加熱搬送筒(20)を加熱する高
    温ガス送給手段と、 上記加熱搬送筒(20)に送給された高温ガスを外部へ排気
    する排気手段と、を備えていることを特徴とする、 蓄糞等の燃焼装置。
  2. 【請求項2】 蓄糞等の燃焼装置であって、この装置
    は、 送り出し手段を備え蓄糞等の被燃焼物を貯留する貯留部
    (1) と、 上記送り出し手段によって送られた被燃焼物を加熱して
    水分を蒸散させる予備加熱手段と、 点火手段と、 上記予備加熱手段によって処理された被焼成物を燃焼さ
    せる燃焼部(4) と、 当該燃焼部(4) へ空気を送給する空気送給手段と、 上記貯留部(1) 内のガスを上記燃焼部(4) へ送るガス送
    給手段と、 灰を外部へ排出する灰排出手段と、を備えており、 上記予備加熱手段は、 被焼成物を外周面で加熱しながら上記燃焼部へ送り出す
    加熱搬送筒(20)と、 上記燃焼部(4) において発生する高温ガスを上記加熱搬
    送筒(20)の内部へ送り上記加熱搬送筒(20)を加熱する高
    温ガス送給手段と、 上記加熱搬送筒(20)に送給された高温ガスを外部へ排気
    する排気手段と、を備えていることを特徴とする、 蓄糞等の燃焼装置。
  3. 【請求項3】 上記貯留部(1) の下方に上記予備加熱手
    段が設けてあり、上記予備加熱手段の下方に上記燃焼部
    (4) が設けてあり、上記燃焼部(4) の下方に上記灰排出
    手段が設けてあることを特徴とする、 請求項1または請求項2記載の蓄糞等の燃焼装置。
  4. 【請求項4】 蓄糞等の燃焼方法であって、この方法
    は、 蓄糞等の被燃焼物を加熱搬送筒(20)によって加熱して水
    分を蒸散させるステップ、 水分を蒸散させた被燃焼部物を燃焼させるステップ、 燃焼によって発生した高温ガスを上記加熱搬送筒(20)の
    内部に送給して上記加熱搬送筒(20)を加熱するステッ
    プ、を含むことを特徴とする、 蓄糞等の燃焼方法。
  5. 【請求項5】 蓄糞等の燃焼方法であって、この方法
    は、 蓄糞等の被燃焼物を加熱搬送筒(20)によって加熱して水
    分を蒸散させるステップ、 水分を蒸散させた被燃焼部物を燃焼部において燃焼させ
    るステップ、 燃焼によって発生した高温ガスを上記加熱搬送筒(20)の
    内部に送給して上記加熱搬送筒(20)を加熱するステッ
    プ、 貯留部(1) 内のガスをガス送給手段によって上記燃焼部
    (4) へ送給して燃焼させるステップ、を含むことを特徴
    とする、 蓄糞等の燃焼方法。
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