JPH09291924A - ロック付き締結機構 - Google Patents

ロック付き締結機構

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JPH09291924A
JPH09291924A JP10925596A JP10925596A JPH09291924A JP H09291924 A JPH09291924 A JP H09291924A JP 10925596 A JP10925596 A JP 10925596A JP 10925596 A JP10925596 A JP 10925596A JP H09291924 A JPH09291924 A JP H09291924A
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JP
Japan
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bolt
blank
hole
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protruding piece
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JP10925596A
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Taichi Maeda
多一 前田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造部材同士を締着するボルトの緩みや脱落
を防止するロック付き締結機構を得ることを目的とす
る。 【解決手段】 固定部材12、構造部材3、4を重ね合
わせ、ブランクボルト10のネジ部10cを構造部材4
のネジ穴4aに螺着して締着一体化している。このブラ
ンクボルト10のブランク部10bの外周面に軸方向に
係合溝1が設けられている。一方、固定部材12の貫通
孔12の内壁面には、突出片と突出片の逃げ穴が設けら
れている。さらに、固定部材12は構造部材3に溶接固
定されている。そこで、突出片が係合溝に係合し、ブラ
ンクボルト10の締結力を弱める方向の回転が阻止され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、振動などによる
ネジの緩みや脱落を防止もしくは抑制する機能を備えた
締結機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の締結機構の一例を示す構成
図である。図において、3は貫通孔3aが設けられた締
結される構造部材、4はボルト穴4aが設けられた構造
部材、6はボルト、7はスプリングワッシャ、8はワッ
シャである。
【0003】つぎに、上記従来の締結機構について説明
する。貫通孔3aとボルト穴4aとの穴位置を合わせて
構造部材3,4を重ね合わせる。ついで、スプリングワ
ッシャ7とワッシャ8とを装着したボルト6を、貫通孔
3aを通してボルト穴4aに螺着する。そして、ボルト
6を過荷重で締め付ける。この時、スプリングワッシャ
7に弾性エネルギが蓄積され、スプリングワッシャ7に
復元力が生じる。この復元力により、ボルト6と構造部
材4のボルト穴4aとのネジ山は、互いに他方のネジ山
に圧力を掛け合い、ネジ山接触面での摩擦力が増大す
る。そして、この摩擦力がボルト6の緩み方向への動き
を抑制している。
【0004】また、図8は従来の締結機構の他の例を示
す構成図である。この従来技術では、図8に示されるよ
うに、ワッシャ8を装着したボルト6を貫通孔3aを通
してボルト穴4aに螺着し、過荷重で締め付けた後、接
着剤9を塗布している。この接着剤9はボルト6とワッ
シャ8との隙間、ワッシャ8と構造部材3との隙間、ボ
ルト6と貫通孔3aおよびボルト穴4aとの隙間、さら
には構造部材3,4間の隙間に浸透し、硬化して、ボル
ト6の緩み方向への動きを抑制している。
【0005】なお、上記従来技術では、ボルト6とボル
ト穴4aとの締結について説明しているが、ネジとネジ
穴との締結についても同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の締結機構は以上
のように構成されているので、強い振動や連続的な衝撃
が加わることにより、ボルト6の緩みや脱落が発生して
しまうという課題があった。
【0007】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、ボルトやネジの緩み方向への回
転を抑制もしくは防止機構を備え、ボルトやネジの緩み
や脱落の発生を抑制できるロック付き締結機構を得るこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この第1の発明に係るロ
ック付き締結機構は、頭部、ブランク部およびネジ部を
有し、係合溝が該ブランク部の外周面に設けられたブラ
ンクボルトと、ブランク部が遊嵌される貫通孔を有し、
該貫通孔の内壁面に係合溝に係合する弾性部材からなる
突出片がブランクボルトの締め付け回転方向に突設さ
れ、かつ、該貫通孔の内壁面に該突出片を収容する逃げ
穴が形成された固定部材と、ブランクボルトのネジ部に
螺着する螺着部材とを備え、固定部材が少なくとも2つ
の構造部材の一側の構造部材に一体に連結され、ブラン
クボルトが固定部材の貫通孔を通って少なくとも2つの
構造部材を挿通され、螺着部材がブランクボルトのネジ
部に螺着されて構造部材同士が締結一体化され、かつ、
係合溝と突出片とが係合して締結解除方向のブランクボ
ルトの回転が阻止されているものである。
【0009】この第2の発明に係るロック付き締結機構
は、上記第1の発明において、ブランクボルトのネジ部
に螺着されるネジ穴が、少なくとも2つの構造部材のう
ちの他側の構造部材に設けられ、該構造部材が螺着部材
を兼ねているものである。
【0010】この第3の発明に係るロック付き締結機構
は、上記第1または第2の発明において、突出片挿入孔
が固定部材の外周面から貫通孔の内周面に貫通して設け
られ、突出片が該突出片挿入孔に挿入されて該貫通孔の
内周面からブランクボルトの締め付け回転方向に突設さ
れているものである。
【0011】この第4の発明に係るロック付き締結機構
は、頭部、ブランク部およびネジ部を有し、係合溝が該
ネジ部の外周面に設けられたブランクボルトと、ネジ部
が螺着されるボルト孔を有し、該ボルト孔の内壁面に係
合溝に係合する弾性部材からなる突出片がブランクボル
トの締め付け回転方向に突設され、かつ、該ボルト孔の
内壁面に該突出片を収容する逃げ穴が形成されたナット
とを備え、ブランクボルトが少なくとも2つの構造部材
を挿通され、ナットがブランクボルトのネジ部に螺着さ
れて構造部材同士が締結一体化され、かつ、係合溝と突
出片とが係合して締結解除方向のブランクボルトの回転
が阻止されているものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係るロ
ック付き締結機構を示す一部破断側面図、図2は図1の
II−II矢視断面図であり、図において図7および図
8に示した従来の締結機構と同一または相当部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。図において、10
は頭部10a、ブランク部10bおよびネジ部10cか
らなるブランクボルトであり、このブランクボルト10
のブランク部10bの外周面には周方向に等角ピッチで
3つの軸方向に延びる係合溝11が形成されている。1
2はブランクボルト10のブランク部10bに遊嵌され
る貫通孔12aが穿設された固定部材であり、この固定
部材12の貫通孔12aの内壁面には、周方向に等角ピ
ッチで3つの突出片13が形成され、さらに突出片13
の逃げ穴14が各突出片13に対応して形成されてい
る。5は固定部材12を構造部材3に固着する溶接部で
ある。なお、突出片13は弾性部材で作製されている。
また、ブランク部10bの外径がネジ部10cの外径よ
り大径に形成されている。
【0013】ここで、突出片13および係合溝11の形
状について説明する。突出片13はブランクボルト10
の締め付け回転方向(図2中Aで示す)に貫通孔12a
の内壁面から徐々に離反するように突出して設けられて
いる。また、係合溝11はブランクボルト10の締め付
け回転方向Aにブランク部10bの外壁面から徐々に食
い込むようなV字状に形成されている。
【0014】つぎに、この実施の形態1の動作について
説明する。貫通孔3a,12aを孔中心を合わせて構造
部材3上に固定部材12を重ね合わせ、両者を溶接して
一体化する。そして、貫通孔3aとボルト穴4aとの穴
位置を合わせて構造部材3,4を重ね合わせる。つい
で、ブランクボルト10のネジ部10cを貫通孔3a,
12aを通して構造部材4のボルト穴4aに螺着する。
そして、ブランクボルト10の頭部10aにスパナ(図
示せず)等を嵌合させて過荷重で締め付ける。このブラ
ンクボルト10の回転方向Aの回転に際し、突出片13
は、図3に示されるように、ブランク部10bの外周面
に押圧されて逃げ穴14内に退避している。そして、係
合溝11が突出片13と相対する位置に到達すると、突
出片13はブランク部10bの押圧が解除され、図2に
示されるように、弾性により突出し、係合溝11に係合
する。この突出片13の逃げ穴14への退避と係合溝1
1への突出とを繰り返し、ブランクボルト10による締
着が行われる。そして、最終的な締め付けにより突出片
13を係合溝11に係合させて、締着が完了する。この
時、ブランクボルト10の回転方向Aと逆方向の回転力
は、係合溝11と係合する突出片13に受けられ、突出
辺13が固定されている固定部材12を共回りさせるよ
うに作用する。一方、この固定部材12は構造部材3に
溶接されているので、ブランクボルト10の回転方向A
と逆方向の回転が阻止される。すなわち、ブランクボル
ト10の締着力を緩める方向への回転が阻止される。
【0015】このように、この実施の形態1によれば、
ブランクボルト10のブランク部10bの外周面に係合
溝11を軸方向に設け、ブランクボルト10のブランク
部10bに遊嵌される固定部材12の貫通孔12aの内
壁面に該係合溝11に係合する突出片13と突出片13
が退避する逃げ穴14とを設け、かつ、構造部材4にボ
ルト穴4aを設け、固定部材12を構造部材3に溶接し
て連結し、ブランクボルト10を固定部材12の貫通孔
12aを通って構造部材3,4に通し、ネジ部10cを
ボルト穴4aに螺着して構造部材3,4同士を締結一体
化している。そこで、締結解除方向のブランクボルト1
0の回転は係合溝11と突出片13との係合により阻止
される。従って、強い振動や連続的な衝撃が加わって
も、ブランクボルト10の緩みや脱落の発生を抑制でき
るロック付き締結機構が得られる。また、構造部材4に
ボルト穴4aが設けられているので、ブランクボルト1
0のネジ部10cがボルト穴4aに螺着して締結が行わ
れ、ナット等の螺着部材が不要となり、構成部品の簡素
化が図られる。
【0016】実施の形態2.上記実施の形態1では、ブ
ランクボルト10のネジ部10cが螺着されるボルト穴
4aを構造部材4に設けるものとしているが、構造部材
4のボルト穴4aを貫通孔とし、ネジ部10cにナット
を螺着して構造部材3,4同士を締結一体化してもよ
い。この場合、螺着部材としてナットが必要となる点を
除いて、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0017】実施の形態3.上記実施の形態1では、固
定部材12と構造部材3とを溶接にて一体化するものと
しているが、この実施の形態3では、図4に示すよう
に、固定部材12および構造部材3に連続する挿入孔1
5a,15bを設け、ピン16を挿入して固定部材12
と構造部材3とを一体化するものとしている。上記実施
の形態1では、一旦締結された構造部材3,4の締結を
解除する場合、溶接部5を除去する必要があり、締結解
除作業が煩雑となっていた。しかしながら、この実施の
形態3によれば、ピン16を引き抜くことにより固定部
材12と構造部材3との連結が解除され、簡易に構造部
材3,4同士の締結を解除することができる。
【0018】実施の形態4.この実施の形態4では、図
5に示すように、固定部材12の外周面から貫通孔12
aの内周面に貫通するように突出片挿入孔17が設けら
れ、突出片13が貫通孔12aの内周面からブランクボ
ルト10の締め付け回転方向に突出するように突出片挿
入孔17に挿入されている。なお、他の構成は上記実施
の形態1と同様に構成されている。ここで、係合溝11
と突出片13との係合によりブランクボルト10の締結
解除方向の回転を阻止している。そして、ブランクボル
ト10の締結解除の方向の回転力が突出片13の突出片
挿入孔17への圧入力を超える場合には、突出片13の
後端を固定部材12の外周面に沿わせ、外側から締結バ
ンド(図示せず)を装着して、突出片13の突出片挿入
孔17からの飛び出しを阻止するようにすればよい。こ
の実施の形態4によれば、突出片13を突出片挿入孔1
7から引き抜くことにより、係合溝11と突出片13と
の係合が解除され、簡易に構造部材3,4同士の締結を
解除することができる。
【0019】実施の形態5.上記実施の形態1では、突
出片13を固定部材12に一体に成形するものとしてい
るが、この実施の形態5では、図6に示されるように、
固定部材12の内壁面12aに逃げ穴14につなげて突
出片設置溝18を設け、くの字状に折り曲げられた突出
片13を該突出片設置溝18に設置するものとし、同様
の効果が得られる。
【0020】実施の形態6.上記実施の形態2では、固
定部材12に突出片13を設け、ブランクボルト10の
ブランク部10bに係合溝11を設けるものとしている
が、この実施の形態6では、ナットに突出片を設け、ブ
ランクボルト10のネジ部10cに係合溝を設けるもの
としている。なお、突出片および係合溝の形状は上記実
施の形態2と同様に形成されている。この場合、ブラン
クボルト10とナットとにより構造部材3、4の締着が
行われ、突出片と係合溝との係合によりブランクボルト
10とナットとの締着の緩みが阻止される。そこで、固
定部材12が不要となるとともに、固定部材12と構造
部材3との溶接作業も不要となる。
【0021】なお、上記各実施の形態では、係合溝11
と突出片13とが同数設けられるものとしているが、係
合溝11と突出片13とは必ずしも同数設ける必要はな
く、例えば係合溝11をブランク部10bの外周面に周
方向に多数設け、固定部材12に1つの突出片13を設
けてもよい。また、上記実施の形態では、突出片13と
して弾性部材を用いるものとしているが、突出片13と
逃げ穴14との間にバネ部材を縮設し、突出片13を突
出と逃げ穴14内への退避とを行わせるようにしてもよ
い。
【0022】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0023】この第1の発明によれば、頭部、ブランク
部およびネジ部を有し、係合溝が該ブランク部の外周面
に設けられたブランクボルトと、ブランク部が遊嵌され
る貫通孔を有し、該貫通孔の内壁面に係合溝に係合する
弾性部材からなる突出片がブランクボルトの締め付け回
転方向に突設され、かつ、該貫通孔の内壁面に該突出片
を収容する逃げ穴が形成された固定部材と、ブランクボ
ルトのネジ部に螺着する螺着部材とを備え、固定部材が
少なくとも2つの構造部材の一側の構造部材に一体に連
結され、ブランクボルトが固定部材の貫通孔を通って少
なくとも2つの構造部材を挿通され、螺着部材がブラン
クボルトのネジ部に螺着されて構造部材同士が締結一体
化され、かつ、係合溝と突出片とが係合して締結解除方
向のブランクボルトの回転が阻止されているので、強い
振動や連続的な衝撃が加わっても、ブランクボルト10
の緩みや脱落の発生を抑制できるロック付き締結機構が
得られる。
【0024】この第2の発明によれば、上記第1の発明
において、ブランクボルトのネジ部に螺着されるネジ穴
が、少なくとも2つの構造部材のうちの他側の構造部材
に設けられ、該構造部材が螺着部材を兼ねているので、
構成の簡素化が図られる。
【0025】この第3の発明によれば、上記第1または
第2の発明において、突出片挿入孔が固定部材の外周面
から貫通孔の内周面に貫通して設けられ、突出片が該突
出片挿入孔に挿入されて該貫通孔の内周面からブランク
ボルトの締め付け回転方向に突設されているので、構造
部材同士の締結を簡易に解除することができる。
【0026】この第4の発明によれば、頭部、ブランク
部およびネジ部を有し、係合溝が該ネジ部の外周面に設
けられたブランクボルトと、ネジ部が螺着されるボルト
孔を有し、該ボルト孔の内壁面に係合溝に係合する弾性
部材からなる突出片がブランクボルトの締め付け回転方
向に突設され、かつ、該ボルト孔の内壁面に該突出片を
収容する逃げ穴が形成されたナットとを備え、ブランク
ボルトが少なくとも2つの構造部材を挿通され、ナット
がブランクボルトのネジ部に螺着されて構造部材同士が
締結一体化され、かつ、係合溝と突出片とが係合して締
結解除方向のブランクボルトの回転が阻止されているの
で、強い振動や連続的な衝撃が加わっても、ブランクボ
ルト10の緩みや脱落の発生を抑制でき、かつ、構成が
簡素化されたロック付き締結機構が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るロック付き締
結機構を示す一部破断側面図である。
【図2】 図1のII−II矢視断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係るロック付き締
結機構の締結動作を説明する断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係るロック付き締
結機構を示す一部破断側面図である。
【図5】 この発明の実施の形態4に係るロック付き締
結機構を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態5に係るロック付き締
結機構を示す断面図である。
【図7】 従来の締結機構の一例を示す構成図である。
【図8】 従来の締結機構の他の例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
3 構造部材、4 構造部材(螺着部材)、4a ネジ
穴、5 溶接部、10ブランクボルト、10a 頭部、
10b ブランク部、10c ネジ部、11係合溝、1
2 固定部材、12a 貫通孔、13 突出片、14
逃げ穴、17 突出片挿入孔。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部、ブランク部およびネジ部を有し、
    係合溝が該ブランク部の外周面に設けられたブランクボ
    ルトと、前記ブランク部が遊嵌される貫通孔を有し、該
    貫通孔の内壁面に前記係合溝に係合する弾性部材からな
    る突出片が前記ブランクボルトの締め付け回転方向に突
    設され、かつ、該貫通孔の内壁面に該突出片を収容する
    逃げ穴が形成された固定部材と、前記ブランクボルトの
    ネジ部に螺着する螺着部材とを備え、 前記固定部材が少なくとも2つの構造部材の一側の構造
    部材に一体に連結され、前記ブランクボルトが前記固定
    部材の貫通孔を通って前記少なくとも2つの構造部材を
    挿通され、前記螺着部材が前記ブランクボルトのネジ部
    に螺着されて前記構造部材同士が締結一体化され、か
    つ、前記係合溝と前記突出片とが係合して締結解除方向
    の前記ブランクボルトの回転が阻止されていることをこ
    とを特徴とするロック付き締結機構。
  2. 【請求項2】 ブランクボルトのネジ部に螺着されるネ
    ジ穴が、少なくとも2つの構造部材のうちの他側の構造
    部材に設けられ、該構造部材が螺着部材を兼ねているこ
    とを特徴とする請求項1記載のロック付き締結機構。
  3. 【請求項3】 突出片挿入孔が固定部材の外周面から貫
    通孔の内周面に貫通して設けられ、突出片が該突出片挿
    入孔に挿入されて該貫通孔の内周面からブランクボルト
    の締め付け回転方向に突設されていることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のロック付き締結機構。
  4. 【請求項4】 頭部、ブランク部およびネジ部を有し、
    係合溝が該ネジ部の外周面に設けられたブランクボルト
    と、前記ネジ部が螺着されるボルト孔を有し、該ボルト
    孔の内壁面に前記係合溝に係合する弾性部材からなる突
    出片が前記ブランクボルトの締め付け回転方向に突設さ
    れ、かつ、該ボルト孔の内壁面に該突出片を収容する逃
    げ穴が形成されたナットとを備え、 前記ブランクボルトが少なくとも2つの構造部材を挿通
    され、前記ナットが前記ブランクボルトのネジ部に螺着
    されて前記構造部材同士が締結一体化され、かつ、前記
    係合溝と前記突出片とが係合して締結解除方向の前記ブ
    ランクボルトの回転が阻止されていることをことを特徴
    とするロック付き締結機構。
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