JPH09290966A - エレベータの速度制御装置 - Google Patents

エレベータの速度制御装置

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Publication number
JPH09290966A
JPH09290966A JP8104940A JP10494096A JPH09290966A JP H09290966 A JPH09290966 A JP H09290966A JP 8104940 A JP8104940 A JP 8104940A JP 10494096 A JP10494096 A JP 10494096A JP H09290966 A JPH09290966 A JP H09290966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deceleration
speed
constant
mode
speed command
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8104940A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Sato
康一 佐藤
Shunsuke Mitsune
三根  俊介
Takashi Matsudo
貴司 松土
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP8104940A priority Critical patent/JPH09290966A/ja
Publication of JPH09290966A publication Critical patent/JPH09290966A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エレベータ減速時の乗り心地,停止時の着床精
度を向上する。 【解決手段】減速後半なまし時に、0でない所定の速度
に向かって減速する速度指令を生成し、減速後半なまし
から一定速度での走行に移行する際の速度パターンを滑
らかにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの速度
制御装置に係り、特に、エレベータ減速時、0でない所
定の速度に向かって減速することにより、減速,停止時
の乗り心地及び着床精度を向上させたエレベータの速度
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータの減速,停止時の乗り心地や
着床精度に関しては従来より様々な方法が提案されてい
る。一例は、特開平5−147841 号公報に示されるように
乗りかご内の負荷に応じて速度指令値を補正することに
より着床精度を向上させる技術が挙げられている。
【0003】一方、製造原価低減のために負荷検出装置
を不要とした例は特開平6−80326号公報に示されるよう
に、停止直前に一定速度で走行するモードを設けること
でかご内負荷による着床誤差を吸収する方法が挙げられ
ている。
【0004】図2に、従来のエレベータ減速,停止時の
速度パターンを実線にて示す。図2でモード5は定常走
行領域,モード6は減速前半なまし領域,モード7は一
定減速領域,モード8は減速後半なまし領域、モード9
は一定速度領域である。このモードで、モード6では加
加速度(ジャーク)が一定となるような速度指令を算出
しており、モード7では目標停止階床と現在のかご位置
の差、即ち残距離をもとに加速度一定で減速する速度指
令を算出している。モード8でも残距離をもとに速度指
令を算出しているが本領域では加加速度(ジャーク)一
定のままで速度が0になるように減速する速度指令を算
出している。モード7で“残距離減速距離”が成立す
るとモード8に切り替わり、モード8で“エレ実速度
一定速度(=v0)”が成立するとモード9に切り替わ
る。但し減速距離とは減速後半なまし開始から停止する
までの走行距離である。モード9では一定速度で走行
し、停止位置で停止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】速度パターンで乗りか
ごの速度を制御しようとすると次に示すような問題があ
った。すなわち、図2の実線で示す速度パターンで速度
指令を作成しても実際の乗りかごの速度は、図2の波線
で示すように応答の遅れやオーバーシュート(アンダー
シュート)が発生してしまう。このような運転では乗客
には減速が終了した後、再度加速するため不快に感じら
れたり、アンダーシュートの分だけ一定速度で走行する
距離が延びるため運転時間が長くなり、ドアの開くタイ
ミングが遅いと感じられてしまう。
【0006】一方、制御応答を早くすれば一般に遅れや
オーバーシュートは改善されるが、応答を早くするとモ
ード8と9の切り替わり点で不快な振動が発生し、乗り
心地が悪化するという問題があった。これは、従来技術
の項でも述べたようにもともとの速度パターンをモード
8で速度=0に向けて滑らかに減速するように算出して
いるにもかかわらず速度=v0 になったところで減速を
やめモード9の一定速度走行へ切り替えてしまうためで
ある。
【0007】本発明の目的は、従来の着床精度を維持し
つつ、乗り心地の向上を図ったエレベータの速度制御装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、減速時、0
でない所定の速度に向かって減速する速度指令を生成す
る、即ち減速後半なまし領域と一定速度領域の切り替わ
りを滑らかにすることにより達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
及び図3,図4,図5を用いて説明する。
【0010】図1は本発明の一実施形態を示す速度パタ
ーンである。図1でモード5は定常走行領域,モード6
は減速前半なまし領域,モード7は一定減速領域,モー
ド8は減速後半なまし領域,モード9は一定速度領域で
ある。このモードで、モード6では加加速度(ジャー
ク)が一定となるような速度指令を算出しており、モー
ド7では目標停止階床と現在のかご位置の差、即ち残距
離をもとに加速度一定で減速する速度指令を算出してい
る。モード8でも残距離をもとに加加速度(ジャーク)
一定で減速する速度指令を算出している。モード8では
所定の速度v0 、例えばv0=2m/minとすると速度が
2m/min になるように滑らかに減速する速度指令を算
出する。減速が終了すると2m/min の一定速度で走行
し、停止位置で停止する(モード9)。
【0011】モードの切り替わりを図3のフローチャー
トを用いて説明する。一定減速領域で速度指令装置は、
制御周期ごとに残距離を算出し(ステップ100)、残
距離が減速後半なましから停止するのに必要な距離であ
る減速距離より小さくなれば減速後半なまし領域に移行
する。残距離が減速距離より大きければ一定減速指令を
算出し(ステップ105)、一定減速を継続する。減速
後半なましに移行後は残距離と一定速度から停止するの
に必要な距離である停止距離を比較し停止位置かどうか
を判定する(ステップ102)。停止位置であれば停止処
理を行い(ステップ103)停止位置でなければ減速後
半なまし指令を算出し(ステップ104)、最後に速度
指令を制御装置に出力する(ステップ105)。
【0012】次に、図3のステップ105,106の速
度指令の算出法について一例を以下に示す。ステップ1
06の一定減速指令Vは、図4で残距離をL,減速度を
α,減速後半なまし及び停止を行わせるための走行距離
をLd ,一定速度をv0 とすると
【0013】
【数1】 L−Ld=(1/2)・αt2 …(数1) が成立する。(数1)にt=V/αを代入すると
【0014】
【数2】 L−Ld=V2/(2α) …(数2) が成立する。よって求める一定減速速度指令Vは
【0015】
【数3】 V=(2α(L−Ld))(1/2) …(数3) となる。
【0016】ステップ105の減速後半なまし時の速度
指令V′の算出については図5で残距離をL,減速後半
なまし時間をTd,一定速度をv0,減速後半なまし終了
後停止するまでの走行距離をLd′とすると、次式が成
り立つ。ここで、加加速度(α/Td)は一定である。
【0017】
【数4】 V′=1/2・(α/Td)・t2+v0 …(数4)
【0018】
【数5】 L−Ld′=∫∫∫(α/Td)・dt3+∫v0・dt =1/6・(α/Td)T3+v0t …(数5) 数5を整理すると、
【0019】
【数6】 t3+3・(2Td・v0/α)t−2{3Td/α・(L−Ld)}=0 …(数6) 数6を解くと解は2個の虚数解と数7に示す実数解が得
られる。
【0020】
【数7】 t={−q+(q2+p3(1/2)(1/3) +{−q+(q2+p3(1/2)(1/3) …(数7) 但し、p=2・Td・v0/α q=−3・Td・(L−Ld)/α ここで数7を数4に代入したものが減速後半なまし時の
速度指令である。
【0021】また、制御周期ごとに速度指令を算出せず
あらかじめ各残距離に対する速度指令値をデータテーブ
ルに登録しておくことも可能である。
【0022】上記で示した方法に基づき速度指令を算出
すれば減速後半なましから一定速度での走行に移行する
際の速度パターンが滑らかになるので、着床精度を維持
しつつ、制御応答を早め、乗り心地の向上を図ることが
可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、減速後半なましから一
定速度での走行に移行する際の速度パターンを滑らかに
することができるので、着床精度を維持しつつ、乗り心
地の良いエレベータを提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータ減速時の速度パターンの特
性図。
【図2】従来のエレベータ減速時の速度パターンと実速
度の比較の特性図。
【図3】本発明のエレベータ減速時の運転モード切り替
わりを示すフローチャート。
【図4】本発明のエレベータの一定減速時の速度指令算
出方法の説明図。
【図5】本発明のエレベータの減速後半なまし時の速度
指令算出方法の説明図。
【符号の説明】
モード5…定常走行領域、モード6…減速前半なまし領
域、モード7…一定減速領域、モード8…減速後半なま
し領域、モード9…一定速度領域。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗りかごの走行距離に対応したパルスを発
    生するパルス発生器と、前記乗りかごの位置を検出する
    位置検出器と、前記乗りかごの速度を検出する速度検出
    器と、前記位置検出器及び前記速度検出器の検出値から
    前記乗りかごの速度指令を演算,生成する速度指令装置
    とを備えたエレベータの制御装置において、 前記速度指令装置は、前記乗りかごの減速時の特に一定
    減速終了後に、0でない所定の速度に向かって減速する
    速度指令を生成し、さらに前記所定の速度への減速中、
    常に減速度の変化率が一定となるような速度指令を生成
    することを特徴とするエレベータの制御装置。
JP8104940A 1996-04-25 1996-04-25 エレベータの速度制御装置 Pending JPH09290966A (ja)

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JP8104940A JPH09290966A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 エレベータの速度制御装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007254050A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの着床制御装置
JP2012506352A (ja) * 2008-10-22 2012-03-15 シュネーデル、トウシバ、インベーター、ヨーロッパ、ソシエテ、パル、アクション、セプリフエ 吊り上げ荷重を制御するための方法および装置
CN109969881A (zh) * 2019-03-12 2019-07-05 武汉合康电驱动技术有限公司 控制建筑提升机停车距离的方法及设备

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JP2012506352A (ja) * 2008-10-22 2012-03-15 シュネーデル、トウシバ、インベーター、ヨーロッパ、ソシエテ、パル、アクション、セプリフエ 吊り上げ荷重を制御するための方法および装置
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