JPH09290534A - 多色画像記録装置 - Google Patents

多色画像記録装置

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JPH09290534A
JPH09290534A JP8105378A JP10537896A JPH09290534A JP H09290534 A JPH09290534 A JP H09290534A JP 8105378 A JP8105378 A JP 8105378A JP 10537896 A JP10537896 A JP 10537896A JP H09290534 A JPH09290534 A JP H09290534A
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JP
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signal
position signal
phase difference
driving
output
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JP8105378A
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Inventor
Hidekazu Tominaga
英和 富永
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラム駆動系とスキャナ駆動系とのタイミン
グを容易に同期させながら位置ずれのない画像を記録す
ることである。 【解決手段】 位相比較回路がビーム検知信号(BD)
発生回路(ビーム検出器)4が出力するBD信号とトッ
プ位置センサ9の出力に同期してカウンタ21が作成す
る目標BD信号との位相差を比較して位相差分情報を出
力すると、該位相差分情報に基づいてスキャナモータ制
御回路3−2がスキャナモータ(SM)3−3を減速ま
たは加速制御する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写体上の記録媒
体に各色画像を重ね転写してカラー画像を記録する多色
画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、入力した
情報に応じて変調されたレーザ光を用いて感光体を露光
走査することにより静電潜像を形成し、これを現像剤で
現像して記録紙に像転写するいわゆるレーザビームプリ
ンタが知られている。更にこれを、Y(イエロー),M
(マゼンタ),C(シアン),BK(ブラック)の4色
を印字することにより、カラー印字するカラーレーザプ
リンタが提供されている。
【0003】図9は、この種の多色画像形成装置の構成
を説明する概略斜視図であり、例えばカラーレーザビー
ムプリンタの場合を示す。
【0004】図9において、101は感光ドラムで、ハ
ウジングH内に回動可能に支持されたセレンもしくは硫
化カドミウム等の半導体層を表面に有し、矢印A方向に
回転している。102はレーザ光Lを射出する半導体レ
ーザであり、射出されたレーザ光Lはビームエキスパン
ダ103に入射されて所定のビーム径を持ったレーザ光
となる。このレーザ光は鏡面を複数個有する多面体ミラ
ー104に入射される。
【0005】多面体ミラー104はスキャナモータ部3
により所定速度で回転するので、ビームエキスパンダ1
03より射出されたレーザ光は、この所定回転する多面
体ミラー104で反射されて実質的に水平に走査され
る。そして、f−θ特性を有する結像レンズ105を通
り、折り返しミラー109を通り、帯電器111により
所定の極性に帯電されている感光ドラム101上にスポ
ット光として結像される。
【0006】4はビーム検出器で、ビーム検出用反射ミ
ラー106によって反射されたレーザ光を検知する。感
光ドラム101上に所望の光情報を得るための半導体レ
ーザ102の変調動作の開始タイミングは、前記ビーム
検出器4の検出信号により決定される。
【0007】一方、感光ドラム101上には、入力情報
に応じて結像走査されたレーザ光により、静電潜像が形
成される、この潜像は、イエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C),ブラック(BK)の各色現像器
を収めた回転現像器107において各色現像剤により顕
画化され、ドラム上に取り付けられたトップ位置センサ
9(検知部9−1と検知部材9−2より構成される)に
より各色の副走査方向の同期をとり、カセット108か
ら取り出され、転写ドラム112に巻き付けられた記録
紙113上に転写される。
【0008】また、ここでは図示していないが、中間転
写体を持ち一度中間転写体に各色現像剤を転写してから
記録紙113に再転写する装置においても同様に、ドラ
ム上に取り付けられたトップ位置センサ9により各色の
副走査方向の同期をとり、Y,M,C,BKの各色現像
剤が転写される。各色現像剤が転写された記録紙113
は定着器110を通過することにより定着され不図示の
排出器に排出される。
【0009】しかしながら、このような装置において、
各色の画像をトップ位置センサ9により副走査方向の同
期をとる方式では、ドラムモータ,スキャナモータが、
それぞれ非同期で制御されているため、各色の画像をト
ップ位置を通過する時のスキャナモータの位置が異なる
ため、その結果、各色の画像をトップ位置が最大副走査
方向に1ドットずれる場合がある。
【0010】この問題を解決するために、従来、ドラム
モータ,スキャナモータを制御するための基準クロック
を1つの基準発生器を用いて作成し、ドラムモータが1
周回転する間に、整数個の副走査ラインが存在するよう
な速度でスキャナモータを回転して解決していた。
【0011】図10は、図9に示した多色画像記録装置
の回転系駆動回路の一例を示す回路ブロック図であり、
図9と同一のものには同一の符号を付してある。図11
は、図10の動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【0012】図10において、1はCPUで、図示しな
いROMに記憶された制御プログラムを実行して多色画
像記録装置全般を制御するととともに、スキャナモータ
部3,ドラムモータ部10に対して画像形成制御回路で
印字動作に先立ちモータに回転の開始,停止等を指令す
る。
【0013】2は発振器で、ドラムモータ部10及びス
キャナモータ部3を駆動するための基準クロックを発生
する。8−1,8−2は分周器で、後述する所定の分周
比で基準クロックを分周する。スキャナモータ部3は、
多面体ミラー104を駆動するためのスキャナモータ制
御回路3−2,スキャナモータ(SM)3−3より構成
されている。転写ドラム112または中間転写ドラムを
設置したドラムモータ部10は、ドラムモータ制御回路
10−2、ドラムモータ(DM)10−3より構成され
ている。
【0014】4はビーム検知信号(BD)発生回路(ビ
ーム検出器)で、多面体ミラー104の回転に伴い、主
走査方向の開始基準信号、すなわち、主走査方向の同期
信号となるビーム検知信号(BD)を、例えば6面の多
面体ミラーを用いた場合、スキャナモータ1周につき6
個作成する。5は発振器で、副走査制御回路6−1及び
主走査制御回路6−2より構成される画像形成制御回路
6を動作させる基準クロックを作成する。
【0015】画像形成制御回路6は、不図示のコントロ
ーラとの通信により、ビデオデータ形成のためのタイミ
ングを作成し、トップ位置センサ9の出力信号であるト
ップ信号(TOP)とビーム検出器4の出力信号である
ビーム検知信号(BD)で副走査及び主走査の同期をと
り、ビデオ信号に応じたレーザ発光信号を作成する。
【0016】9はドラムの回転方向の1箇所に取り付け
られたトップ位置センサで、ドラムが1周する毎に検出
信号を送出するものである。つまり、副走査方向の同期
信号となり、このトップ信号(TOP)を基準に各色の
画像を描き出すことになる。このような従来構成例を用
いた時のトップ位置センサ9の出力信号であるトップ信
号(TOP)と、ビーム検出器4の出力信号であるビー
ム検知信号(BD)のタイミングを図11に示す。
【0017】図11によれば、トップ信号(TOP)を
発生させる転写ドラム112を駆動するドラムモータ1
0−3と、ビーム検知信号(BD)を発生させる多面体
ミラーを駆動するスキャナモータ3−3は同一の発振器
2を用い、しかも、ドラムモータ1周の周期Ttop
は、ビーム検知信号(BD)の周期Tbdの丁度整数倍
になるように分周器8−1,8−2の分周比を設定して
あり、ドラムモータ10−3及びスキャナモータ3−3
は、例えばPLL(Phase Locked Loop )制御で制御・
駆動されているので、基準周波数に忠実に回転し、トッ
プ信号(TOP)と、ビーム検知信号(BD)は完全に
同期がとれ、1色目と2色目以降の画像のトップ位置は
原理的にゼロに抑えられる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、トップ
信号(TOP)を生成するのに起因するドラムモータ1
0−3と、ビーム検知信号(BD)を生成するのに起因
するスキャナモータ3−3を同一の発振器2を用い、ト
ップ信号(TOP)1周の間に整数個のビーム検知信号
(BD)を発生させるべく分周器8−1,8−2の分周
比を決定するためには、転写ドラム112、または、中
間転写ドラムの周長,ドラムモータ10−3までの減速
比,モータ制御回路内での分周比,多面体ミラー104
の面数,プリンタの解像度(400dpi,600dp
i等),プリント速度等と密接に関係し、設計上の制約
があり、設計の自由度を奪ってしまうという問題点があ
った。
【0019】また、理論上はトップ信号(TOP)とビ
ーム検知信号(BD)が同期するように制御回路を組ん
であっても、機械的な動作が伴うので、例えばドラムモ
ータ10−3の回転動作中、PLL制御を外れるような
負荷変動があった場合、理論通りに同期がとれなくな
り、色ずれが起きるという問題点があった。
【0020】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明の目的は、個別の信号源からの
基準信号で独立して駆動されるドラム駆動系とスキャナ
駆動系との各位置信号を検出し、該検出されるドラム駆
動系からトップ信号(TOP)検出ごとに生成される目
標位置信号とスキャナ駆動系の位置信号との位相差がな
くなるように前記スキャナ駆動系を制御することによ
り、ドラム駆動系とスキャナ駆動系とを個別の信号源を
基準として回転駆動制御しても、ドラム駆動系とスキャ
ナ駆動系とのタイミングを容易に同期させながら位置ず
れのない画像を記録できる多色画像記録装置を提供する
ことである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、入力される画像情報に基づいて変調された光ビーム
を感光体に走査する走査ミラーを駆動する第1の駆動手
段と、前記感光体上で現像された画像を記録媒体に転写
させる転写ドラムを駆動する第2の駆動手段と、前記第
1の駆動手段の回転位置を検知して第1の位置信号を出
力する第1の信号出力手段と、前記第2の駆動手段によ
り駆動される前記転写ドラムの所定位置を検知して第2
の位置信号を出力する第2の信号出力手段と、前記第2
の位置信号に同期して前記感光体に対する目標位置を示
す第3の位置信号を出力する第3の信号出力手段と、前
記第3の位置信号と前記第1の位置信号とを比較して位
相差分情報を出力する比較手段と、前記比較手段から出
力される前記位相差分情報に基づいて前記第1の位置信
号と前記第3の位置信号との位相差を相殺するように前
記第1の駆動手段の駆動を制御する制御手段とを有する
ものである。
【0022】本発明に係る第2の発明は、前記第1の信
号出力手段は、前記第1の駆動手段により駆動される走
査ミラーに走査される光ビームを検知して前記第1の位
置信号を出力するものである。
【0023】本発明に係る第3の発明は、前記第1の信
号出力手段は、前記第1の駆動手段により駆動される回
転部材の位置を検知して前記第1の位置信号を出力する
ものである。
【0024】本発明に係る第4の発明は、前記比較手段
は、前記走査ミラーの鏡面数に応じた分周比で分周され
て入力される前記第3の位置信号と前記第1の位置信号
とを比較して位相差分情報を出力するものである。
【0025】本発明に係る第5の発明は、前記比較手段
は、前記走査ミラーの鏡面数と前記第1の駆動手段が1
回転毎に出力する前記第3の位置信号数とに応じた分周
比で分周されて入力される前記第3の位置信号と前記第
1の位置信号とを比較して位相差分情報を出力するもの
である。
【0026】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実施形態を示す
多色画像記録装置の回転系駆動回路の一例を示す回路ブ
ロック図であり、図10と同一のものには同一の符号を
付してある。
【0027】図において、11はスキャナモータ位相比
較回路で、トップ信号(TOP)を検出した直後に目標
となる目標BD信号を発生させ、実際のBD信号との位
相差をなくすべく、2つの信号の位相差をスキャナモー
タ制御回路3−2に出力する。
【0028】図2は、図1に示したスキャナモータ位相
比較回路11の第1構成例を説明する詳細ブロック図で
ある。
【0029】図2において、21はカウンタで、TOP
信号90を検出した直後に目標となる目標BD信号22
を発生させる。23は位相比較回路で、目標BD信号2
2と実際のBD信号40との位相を比較する。24はチ
ャージポンプ回路で、位相比較回路23の出力信号を受
けて、位相差を制御電圧に変換する。本実施形態の場合
は、位相差の時間がそのまま制御量として比例動作する
ので、電圧は一定で、位相差の進み、遅れに応じて、+
/−の制御電圧が発生する。
【0030】図3は、図1に示したスキャナモータ制御
回路3−2の詳細構成を説明するブロック図である。
【0031】図3において、31は分周器で、発振器1
0−1の基準クロックを所定の分周比で分周し、基準速
度となる周波数を作り出す。33は速度ディスクリメー
タで、スキャナモータ3−3に配設された速度を検出す
るホールセンサ等からなるFG(Frequency Generator
)センサ32と前述基準速度となる周波数を作り出す
分周器31の出力を比較し速度を判定する。
【0032】35は積分器で、速度ディスクリメータ3
3の制御信号を受け、抵抗器34と抵抗器R1,コンデ
ンサC1,C2からなる積分フィルタ36とから決定さ
れる所定のゲインと周波数を持った積分器として機能す
る。37は制御アンプで、積分器35の信号を受けスキ
ャナモータ3−3を駆動すべく所定のゲインに増幅す
る。38はトランジスタ等からなる駆動回路で、スキャ
ナモータ3−3を駆動する。
【0033】このように構成されたモータ制御回路にお
いて、スキャナモータ3−3に対して回転制御を行った
場合、速度ディスクリメータ33は、所定の速度になっ
ているか、FGセンサ32をモニタし、所定速度に達し
ていない場合は、速度をアップさせ、所定速度をオーバ
している場合は、速度をダウンさせるべく出力信号を発
生させるループによって回転制御される。ただし、この
制御ループの中にはFGセンサ32と前述基準速度とな
る周波数を作り出す分周器31の出力の位相を制御する
ものがないため、積分器35のオフセット電圧によって
所定速度からわずかにはずれて制御される。
【0034】そこで、目標とする所定速度に忠実に制御
するためには、PLL制御ループを抵抗器34と並列
に、積分器35に接続すれば良いが、本実施形態では、
PLLの制御のための比較回路を、図2に示したよう
に、カウンタ21によって得られる目標BDと実際のB
Dの位相差の出力を抵抗器39を介して接続する構成を
とった。
【0035】ここで、PLL制御ループのゲインは速度
ディスクリメータ33のゲインよりかなり低くてよく、
抵抗器39は抵抗器34に比較して、例えば10倍以上
に設定してよい。これは、PLL制御のゲインが高いと
目標位相との追従性が良くなる半面、ロックへの引き込
みが悪くなるからである。
【0036】このように回転駆動制御系に目標BDと実
際のBDの位相差のPLL制御系を組み込むことで、目
標とするBDの周期で実際のBDを発生させる速度でス
キャナモータ3−3を回転制御することが可能となる。
【0037】次に、図4および図5を用いて本発明のP
LL制御の実際の動作をタイミングチャートを用いて更
に詳細に説明する。
【0038】図4,図5は、図2に示した位相比較回路
23の動作を説明するタイミングチャートである。
【0039】図4において、TOP信号が入る前迄、速
度ディスクリ制御とPLL制御によって目標BD信号
(REFBD)とで実際のBD信号(BD)の位相が合
うようにスキャナモータ3−3がPLL速度制御されて
いる。
【0040】次に、TOP信号が入ると、TOP信号の
立ち下がりエッジ(タイミングT1)で、直ちに、目標
BD信号(REFBD)を作成しているカウンタ21に
クリアが入り、はじめからカウント動作をし直す。この
カウント動作のクリアと、TOP信号の入力によって、
新たに目標BD信号(REFBD)を作り直す。実際の
BD信号(BD)はスキャナモータ3−3の速度は急激
には変動できないのでそのままの周期で出力し続けるこ
とになる。
【0041】この時の位相比較回路23の出力は、実際
のBD信号(BD)の位相が目標BD信号(REFB
D)より遅れているため位相が遅れている時間だけLA
G信号がLowとして出力される。
【0042】一方、位相進みを示すLEAD信号はHi
ghのままである。チャージポンプ回路24の出力は位
相遅れを表すLAG信号と位相進みを表すLEAD信号
を合成し、CPUMP信号を作る。
【0043】ここで、位相が遅れている場合は、スキャ
ナモータ3−3を加速する必要があるので「+」の電圧
を出力し、位相が進んでいる場合は、スキャナモータ3
−3を減速する必要があるので「−」の電圧を出力する
ように構成されている。このような制御信号が図3に示
したスキャナモータ制御回路3−2にPLL制御として
組み込まれる結果、スキャナモータ3−3は今までの速
度より僅かに加速する制御が実行され、位相遅れは徐々
に少なくなっていき、所定時間経過した後には、実際の
BD信号(BD)は目標BD信号(REFBD)の位相
に忠実に合った速度で回転することになる。
【0044】実際のBD信号(BD)が目標BD信号
(REFBD)の位相に合う時刻(タイミングT2)に
なると、位相比較回路23の出力は、位相遅れを表すL
AG信号と位相進みを表すLEAD信号は共に、Hig
hを出力し、チャージポンプ回路24の出力はゼロとな
る。
【0045】そして、所定時間経過後、このタイミング
チャートではTOP2のLowになる時刻(タイミング
T3)から印字を開始すれば、各色の印字位置は正確に
一致させることができる。さらに、印字動作中も実際の
BD信号(BD)と目標BD信号(REFBD)との位
相が合うように、僅かにスキャナモータ位相比較回路1
1が働くので、印字動作終了に至るまで、実際のBD信
号(BD)が目標BD信号(REFBD)の位相に合う
ようにスキャナモータ3−3を制御することができる。
【0046】一方、図5に示すように、BD信号(B
D)の位相が進んでいる場合は、TOP信号の立ち下が
りエッジ(タイミングTT1)で新たに目標BD信号
(REFBD)を作り直し、実際のBD信号(BD)と
の位相差を比較した結果、位相が進んでいる場合は、図
4の例とは逆に位相が進んでいる時間だけLEAD信号
はLowを出力する。
【0047】この信号は、僅かにスキャナモータ3−3
を減速する方向に制御が働き、所定時間経過後(タイミ
ングTT2)までには位相差がなくなる。その後、TO
P2のLowになる時刻(タイミングTT3)から印字
を開始すれば、各色の印字位置は正確に一致させること
ができる。
【0048】さらに、印字動作中も実際のBD信号(B
D)が目標BD信号(REFBD)の位相が合うよう
に、僅かにスキャナモータ位相比較回路11が働くの
で、印字動作終了に至る迄、実際のBD信号(BD)が
目標BD信号(REFBD)の位相に合うようにスキャ
ナモータ3−3を制御することができる。
【0049】なお、位相比較回路23を簡単にするため
に、比較する実際のBD信号(BD)と目標BD信号
(REFBD)との2つの信号のデューティーを50%
にするべく、比較器の前のそれぞれの信号を2分周回路
を通してから比較しても構わない。
【0050】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
スキャナモータ3−3により駆動されるポリゴンミラー
の鏡面が理想面に配置されることを前提としてBD同期
制御を実行させる場合について説明したが、例えば6面
で構成される図6に示すように多面体ミラー104は、
スキャナモータ3−3が1周回転する毎にBD信号が6
個発せられ、副走査方向に6ライン印字することにな
る。
【0051】この多面体ミラー104の各鏡面は、完全
に同一のラインを描くまでに仕上げはされておらず、た
とえ、第1実施形態で示したようにスキャナモータ3−
3に目標BDに追随する制御を施しても、多面体ミラー
104の面倒れ誤差や、分割誤差により、各面に個性が
発生し、6ライン毎の僅かなピッチむらが発生してしま
うので、各色の書き出しを同一面で行う制御を実行する
ように構成してもよい。以下、その実施形態について説
明する。
【0052】図6は、図1に示したスキャナモータ3−
3に駆動される回転体ミラーの走査状態を示す概略斜視
図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してあ
る。
【0053】図7は、本発明の第2実施形態を示す多色
画像記録装置の要部の構成を説明するブロック図であ
り、図1に示したスキャナモータ位相比較回路11の第
2構成例に対応する。
【0054】図7において、25−1,25−2は6分
周回路で、目標BD信号22と、実際のBD信号40を
多面体ミラー104の面数に合わせて6分周し、6分周
回路25−2により分周した後の分周信号25−2A
(不図示)には、実際のBD信号40を6分周すること
によりスキャナモータ3−3が1周する毎に1クロック
発生し、分周信号25−2A(不図示)の出力の立ち上
がり、または立ち下がりには所定の面に対応するスキャ
ナモータ3−3の位置の情報が含まれている。
【0055】そこで、該スキャナモータ3−3の位置の
情報が含まれている6分周した後の信号25−2A(不
図示)と、TOP信号の立ち下がり入力時に目標BD信
号を作成し直した目標BD信号22を6分周回路25−
1で6分周した信号25−1A(不図示)とに位相制御
をかけることにより、簡単に各色の書き出し時に回転体
ミラー104の面を同一にすることができる。
【0056】これにより、色づれをなくすと同時に、6
ライン毎の僅かなピッチむらに起因する色むらをも防止
することができる。
【0057】〔第3実施形態〕上記各実施形態では、ス
キャナモータ3−3を、TOP信号90の立ち下がり入
力時に基準となる位相信号を発生させて、該基準位相信
号にPLL制御する対象をBD信号40とする場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、BD
信号40と同等にスキャナモータ3−3の位置を反映す
るものであれば同等の効果が期待できるので、BD信号
40の代りにスキャナモータ3−3にFGを設け、FG
センサ32の出力を用いてPLL制御をかける構成とし
てもよい。
【0058】図8は、本発明の第3実施形態を示す多色
画像記録装置の要部の構成を説明するブロック図であ
り、図1に示したスキャナモータ位相比較回路11の第
3構成例に対応する。
【0059】図8において、目標FG信号26を、例え
ばスキャナモータ3−3が1周に回転する間に4個を発
生する。FGセンサ32はFG信号28を出力する。
【0060】一方、多面体ミラー104は6面あり、ス
キャナモータ3−3が1周に回転する間に6個のBD信
号40を発生する。よって、「4」と「6」の最大公約
数は「2」であるので、スキャナモータ3−3が1/2
周する毎に、FG信号28とBD信号40の位相が合う
ことになる。よって、スキャナモータ3−3の1周にお
けるFDの個数4を前記最大公約数「2」で割った2分
周した信号を位相比較すれば1/2周毎、つまり、BD
信号40の3個毎の位相を合わせることが可能である。
【0061】27−1は2分周回路で、目標FG信号2
6を2分周する。27−2は2分周回路で、FGセンサ
32からのFG信号28を2分周する。
【0062】なお、本実施形態では1/2周毎に位相合
わせする場合について説明したが、第2実施形態をさら
に応用して、多面体ミラー104の面を同一の面にすべ
く、更に2分周回路27−1,27−2により2分周し
て、1周毎の位相合わせを行うように構成してもよい。
【0063】以下、各実施形態と第1〜第5の発明の各
手段との対応及びその作用について図1等を参照して説
明する。
【0064】第1の発明は、入力される画像情報に基づ
いて変調された光ビームを感光体に走査する走査ミラー
を駆動する第1の駆動手段(スキャナモータ(SM)3
−3)と、前記感光体上で現像された画像を記録媒体に
転写させる転写ドラムを駆動する第2の駆動手段(ドラ
ムモータ(DM)10−3)と、前記第1の駆動手段の
回転位置を検知して第1の位置信号を出力する第1の信
号出力手段(第1実施形態ではビーム検知信号(BD)
発生回路(ビーム検出器)4)と、前記第2の駆動手段
により駆動される前記転写ドラムの所定位置を検知して
第2の位置信号を出力する第2の信号出力手段(トップ
位置センサ9)と、前記第2の位置信号に同期して前記
感光体に対する目標位置を示す第3の位置信号を出力す
る第3の信号出力手段(トップ位置センサ9の出力に同
期してカウンタ21が作成する)と、前記第3の位置信
号と前記第1の位置信号とを比較して位相差分情報を出
力する比較手段(位相比較回路23)と、前記比較手段
から出力される前記位相差分情報に基づいて前記第1の
位置信号と前記第3の位置信号との位相差を相殺するよ
うに前記第1の駆動手段の駆動を制御する制御手段(ス
キャナモータ制御回路3−2)とを有し、位相比較回路
23がビーム検知信号(BD)発生回路(ビーム検出
器)4が出力するBD信号40とトップ位置センサ9の
出力に同期してカウンタ21が作成する目標BD信号2
2との位相差を比較して位相差分情報を出力すると、該
位相差分情報に基づいてスキャナモータ制御回路3−2
がスキャナモータ3−3を減速または加速制御して、ス
キャナモータ3−3とドラムモータ10−3との同期を
とる。
【0065】第2の発明は、第1実施形態において、前
記第1の信号出力手段は、スキャナモータ(SM)3−
3により駆動される走査ミラーに走査される光ビームを
検知して前記第1の位置信号(BD信号)を間接的に出
力して、画像書込み基準信号として検知されるBD信号
40をスキャナモータ3−3の位置信号として処理する
ことを可能とする。
【0066】第3の発明は、第3実施形態において、前
記第1の信号出力手段は、スキャナモータ(SM)3−
3により駆動される回転部材の位置を検知して前記第1
の位置信号(FGセンサ32からの出力信号)を直接的
に出力して、スキャナモータ3−3の位置信号として処
理することを可能とする。
【0067】第4の発明は、第2実施形態において、位
相比較回路23は、前記走査ミラーの鏡面数(本実施形
態では6面とする)に応じた分周比で分周されて入力さ
れる前記第3の位置信号と前記第1の位置信号とを比較
して位相差分情報を出力して、面数による僅かなピッチ
むらの影響を除去した同期合わせを行い、上記ピッチむ
らから生ずる色むらをも抑えた画像記録を可能とする。
【0068】第5の発明は、位相比較回路23は、前記
走査ミラーの鏡面数と前記第1の駆動手段が1回転毎に
出力する前記第3の位置信号数とに応じた分周比で分周
されて入力される前記第3の位置信号と前記第1の位置
信号とを比較して位相差分情報を出力して、面数による
僅かなピッチむらの影響を除去した同期合わせを行い、
上記ピッチむらから生ずる色むらをも抑えた画像記録を
可能とする。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
個別の信号源からの基準信号で独立して駆動されるドラ
ム駆動系とスキャナ駆動系との各位置信号を検出し、該
検出されるドラム駆動系から生成される目標位置信号と
スキャナ駆動系の位置信号との位相差がなくなるように
前記スキャナ駆動系を制御するので、ドラム駆動系とス
キャナ駆動系とを個別の信号源を基準として回転駆動制
御しても、ドラム駆動系とスキャナ駆動系とのタイミン
グを容易に同期させながら位置ずれのない画像を記録で
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す多色画像記録装置
の回転系駆動回路の一例を示す回路ブロック図である。
【図2】図1に示したスキャナモータ位相比較回路の第
1構成例を説明する詳細ブロック図である。
【図3】図1に示したスキャナモータ制御回路の詳細構
成を説明するブロック図である。
【図4】図2に示した位相比較回路の動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図5】図2に示した位相比較回路の動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図6】図1に示したスキャナモータに駆動される回転
体ミラーの走査状態を示す概略斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示す多色画像記録装置
の要部の構成を説明するブロック図である。
【図8】本発明の第3実施形態を示す多色画像記録装置
の要部の構成を説明するブロック図である。
【図9】この種の多色画像形成装置の構成を説明する概
略斜視図である。
【図10】図9に示した多色画像記録装置の回転系駆動
回路の一例を示す回路ブロック図である。
【図11】図10の動作を説明するタイミングチャート
である。
【符号の説明】
1 CPU 3 スキャナモータ部 3−1 発振器 3−2 スキャナモータ制御回路 3−3 スキャナモータ 5 発振器 9 トップ位置センサ 10 ドラムモータ部 10−1 発振器 10−2 ドラムモータ制御回路 10−3 ドラムモータ 11 スキャナモータ位相比較回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/14 G03G 21/00 372

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される画像情報に基づいて変調され
    た光ビームを感光体に走査する走査ミラーを駆動する第
    1の駆動手段と、前記感光体上で現像された画像を記録
    媒体に転写させる転写ドラムを駆動する第2の駆動手段
    と、前記第1の駆動手段の回転位置を検知して第1の位
    置信号を出力する第1の信号出力手段と、前記第2の駆
    動手段により駆動される前記転写ドラムの所定位置を検
    知して第2の位置信号を出力する第2の信号出力手段
    と、前記第2の位置信号に同期して前記感光体に対する
    目標位置を示す第3の位置信号を出力する第3の信号出
    力手段と、前記第3の位置信号と前記第1の位置信号と
    を比較して位相差分情報を出力する比較手段と、前記比
    較手段から出力される前記位相差分情報に基づいて前記
    第1の位置信号と前記第3の位置信号との位相差を相殺
    するように前記第1の駆動手段の駆動を制御する制御手
    段とを有することを特徴とする多色画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の信号出力手段は、前記第1の
    駆動手段により駆動される走査ミラーに走査される光ビ
    ームを検知して前記第1の位置信号を出力することを特
    徴とする請求項1記載の多色画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の信号出力手段は、前記第1の
    駆動手段により駆動される回転部材の位置を検知して前
    記第1の位置信号を出力することを特徴とする請求項1
    記載の多色画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記比較手段は、前記走査ミラーの鏡面
    数に応じた分周比で分周されて入力される前記第3の位
    置信号と前記第1の位置信号とを比較して位相差分情報
    を出力することを特徴とする請求項1記載の多色画像記
    録装置。
  5. 【請求項5】 前記比較手段は、前記走査ミラーの鏡面
    数と前記第1の駆動手段が1回転毎に出力する前記第3
    の位置信号数とに応じた分周比で分周されて入力される
    前記第3の位置信号と前記第1の位置信号とを比較して
    位相差分情報を出力することを特徴とする請求項1記載
    の多色画像記録装置。
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