JPH09288612A - チップセレクト信号発生回路 - Google Patents

チップセレクト信号発生回路

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JPH09288612A
JPH09288612A JP9806396A JP9806396A JPH09288612A JP H09288612 A JPH09288612 A JP H09288612A JP 9806396 A JP9806396 A JP 9806396A JP 9806396 A JP9806396 A JP 9806396A JP H09288612 A JPH09288612 A JP H09288612A
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chip select
select signal
circuit
ram
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JP9806396A
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Hisanori Okamoto
久範 岡本
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる容量の複数のRAMを一体的に使用し
て任意の容量のメモリを構成した場合でも、アドレスを
連続的に割り当てることを可能とするチップセレクト信
号発生回路を提供する。 【解決手段】 複数のRAMに対応して設けられたウィ
ンドウコンパレータからなる比較回路1−4は、入力ア
ドレスを複数のRAMの境界を示す境界アドレス値SA
1 −SA5 と比較し、入力アドレスが上限値と下限値と
の中間にあるとき複数のRAMのうちの一を選択するチ
ップセレクト信号CS1 −CS4 を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RAM(Random a
ccess Memory)の制御回路に係り、より詳細には、複数
のRAMを一体的に使用する際のチップセレクト信号の
発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数のRAMを組み合わせて
必要な容量のメモリを構成することが行われている。必
要なメモリ容量は設計する回路によって異なってくる
が、例えば、4メガバイト(以下、「Mバイト」と記述
する。)のメモリが必要な場合、1MバイトのRAMを
4個使用したり、2MバイトのRAMを2個使用したり
して要求される4Mバイトのメモリを構成する。このよ
うに複数のRAMを一体的に使用してメモリを構成する
場合、CPUによるメモリ管理上、複数のRAMに渡っ
てアドレスを連続的に割り当てることが要求される。こ
のため、指定されるアドレスに応じてチップセレクト信
号を生成し、これにより複数のRAMのいずれかを指定
することにより連続的なアドレス管理が行われる。例え
ば、1MバイトのRAMを複数個使用する場合、1つ目
のRAM先頭アドレスから1Mバイト分以内のアドレス
が入力された場合には、1つ目のRAMを指定するチッ
プセレクト信号を生成し、さらに1Mバイト以内のアド
レス値が入力された場合には、2つ目のRAMを指定す
るチップセレクト信号を生成する。これにより、複数の
RAMにより構成されたメモリ空間に連続的なアドレス
を割り当ててメモリ管理を行うことが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】チップセレクト信号
は、通常、入力アドレス信号の上位数ビットをデコード
して使用する。即ち、チップセレクト信号は、同一容量
のRAMを複数使用することを前提に定められているの
が一般的である。例えば、1MバイトのRAMを複数使
用することを前提に設計されたシステムでは、1Mバイ
トに相当するアドレス(即ち、100000h )毎にチップセ
レクト信号を変える必要があるので、入力アドレスの6
桁目以上のデータをデコードしてチップセレクト信号と
して使用すれば、対応するRAMを選択することができ
る。
【0004】しかし、このように入力アドレス信号の上
位数ビットを単純にチップセレクト信号として使用する
方法では、容量の異なる複数のRAMを使用して任意の
容量のメモリを構成する場合にアドレスを連続的に割り
当てることができなくなる。例えば、前述の例のよう
に、1MバイトのRAMに対応して境界アドレス値が用
意されている場合では、仮に1MバイトのRAMの代わ
りに256キロバイト(以下、「Kバイト」と記述す
る。)のRAMを使用したとしても、次のRAMの記憶
領域は1Mバイト後のアドレスから割り当てられること
になる。よって、そのRAMの256Kバイト目から次
のRAMの開始アドレスまでの範囲のアドレスは対応す
る記憶領域が存在しない(このようなアドレスを指定し
た場合は、下位のアドレスが一致する記憶領域が誤って
アクセスされる)ことになり、アドレスの連続性を確保
することができない。このように、従来のチップセレク
ト信号の発生方法では、任意の容量のメモリを構成する
ために記憶容量の異なる複数のRAMを使用した場合に
は、アドレスが不連続となりメモリ管理が煩雑となると
いう問題がある。一方、任意の容量のメモリが必要な場
合でも、それを超える容量のメモリを用意して一部の領
域を使用しないこととする方法も考えられるが、必要な
容量以上のRAMを使用することは、経済的でなく、コ
スト面で問題がある。
【0005】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、異なる容量の複数のRAMを一体的に使用して
任意の容量のメモリを構成した場合でも、アドレスを連
続的に割り当てることを可能とするチップセレクト信号
発生回路を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、集合して記憶装置を構成す
る複数のRAMに供給されるチップセレクト信号の発生
回路において、個々の前記RAMに対応して設けられ、
入力アドレスが、対応するRAMの記憶容量及び配列に
応じて定められるアドレス範囲に存在する場合に、対応
するRAMを選択するチップセレクト信号を出力する複
数の比較回路を有するように構成する。
【0007】上記のように構成されたチップセレクト信
号発生回路によれば、個々のRAMに対応して比較回路
が設けられる。比較回路は、入力アドレスが、自己の対
応するRAMの記憶容量及び配列に応じて定められるア
ドレス範囲に存在する場合に、対応するRAMを選択す
るチップセレクト信号をRAMに供給する。
【0008】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載のチップセレクト信号発生回路において、前記
アドレス範囲は、当該比較回路に対応するRAMの前記
記憶装置における記憶領域の開始アドレスを始点とし、
前記開始アドレスに前記RAMの記憶容量分を加えたア
ドレスを終点とする範囲であるように構成する。
【0009】上記のように構成されたチップセレクト信
号発生回路によれば、入力アドレスが比較されるアドレ
ス範囲は、比較回路に対応するRAMの前記記憶装置に
おける記憶領域の開始アドレスを始点とし、開始アドレ
スにRAMの記憶容量分を加えたアドレスを終点とす
る。
【0010】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項2記載のチップセレクト信号発生回路において、前記
比較回路は、前記入力アドレスを前記始点及び前記終点
のアドレスと比較するウィンドウコンパレータにより構
成する。
【0011】上記のように構成されたチップセレクト信
号発生回路によれば、比較回路はウィンドウコンパレー
タであり、入力アドレスを比較の対象となるアドレス範
囲の始点及び終点のアドレスと比較する。
【0012】また、請求項4記載の発明によれば、集合
して記憶装置を構成する複数のRAMに供給されるチッ
プセレクト信号の発生回路において、前記複数のRAM
の個々の記憶容量及び配列に応じて定められ、前記記憶
装置の記憶領域における前記複数のRAMの境界を示す
境界アドレスを入力アドレスと比較して比較結果信号を
出力する複数の比較回路と、前記比較結果信号に基づい
て、前記複数のRAMのいずれかを選択するチップセレ
クトを出力する出力回路と、を有するように構成する。
【0013】上記のように構成されたチップセレクト信
号発生回路によれば、複数のRAMの個々の記憶容量及
び配列に応じて定められた比較回路は、記憶装置の記憶
領域における前記複数のRAMの境界を示す境界アドレ
スを入力アドレスと比較して比較結果信号を出力する。
また、出力回路は、比較結果信号に基づいて、複数のR
AMのいずれかを選択するチップセレクトを出力する。
【0014】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項4記載のチップセレクト信号発生制御回路において、
前記出力回路は、前記入力アドレスが前記境界アドレス
よりも小さいことを示す比較結果信号を出力した前記比
較回路のうち、最も小さい値の境界アドレスを有するも
のが出力する比較結果信号をチップセレクト信号として
出力する。
【0015】上記のように構成されたチップセレクト信
号発生回路によれば、出力回路は入力アドレスが前記境
界アドレスよりも小さいことを示す比較結果信号を出力
した比較回路のうち、最も小さい値の境界アドレスを有
するものが出力する比較結果信号をチップセレクト信号
として出力する。
【0016】また、請求項6記載の発明によれば、前記
比較回路は、チップセレクト信号を前記RAMのチップ
イネーブル端子又はチップセレクト端子に供給するよう
に構成する。
【0017】上記のように構成されたチップセレクト信
号発生回路によれば、請求項1乃至5のいずれかに記載
のチップセレクト信号発生回路において、比較回路は、
チップセレクト信号を前記RAMのチップイネーブル端
子又はチップセレクト端子に供給する。
【0018】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項1乃至5のいずれかに記載のチップセレクト信号発生
回路において、前記比較回路は、前記チップセレクト信
号を前記RAMのロウアドレスストローブ端子に供給す
るように構成する。
【0019】上記のように構成されたチップセレクト信
号発生回路によれば、比較回路は、前記チップセレクト
信号を前記RAMのロウアドレスストローブ端子に供給
する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について説明する。図1に、本発明の第
1の実施形態にかかるチップセレクト信号発生回路の構
成を示す。図示のように、チップセレクト信号発生回路
10は、4個の比較器1−4を有している。比較器1−
4は、いわゆるウィンドウコンパレータであり、入力値
が個々に定められた上限値と下限値の間にあれば「1」
を出力し、上限値と下限値の間に無ければ「0」を出力
する。各比較器1−4には、アドレス信号の上位数ビッ
トの値が入力されている。また、各比較器の上限値及び
下限値は境界アドレス値SAにより定められる。ここ
で、境界アドレス値とは、複数のRAMを一体的に使用
する場合の各RAMの境界を示すアドレス値をいい、具
体的には、使用される各RAMの開始アドレス値が相当
する。比較器1には、上限値として境界アドレス値SA
1 が入力され、下限値として境界アドレス値SA2 が入
力される。また、比較器2には、上限値として境界アド
レス値SA2 が入力され、下限値として境界アドレス値
SA3 が入力される。同様に、比較器3には上限値とし
て境界アドレス値SA3 、下限値として境界アドレス値
SA4 が入力され、比較器4には、上限値として境界ア
ドレス値SA4 、下限値として境界アドレス値SA5 が
入力される。これら境界アドレス値SA1 ーSA5 は、
設計されたメモリの構成に応じて予め決められ、例えば
所定のレジスタ等にその値を記憶しておき、各比較器に
供給する。
【0021】境界アドレス値SAの設定例を図2に示
す。ここでは、例として合計で3.75メガバイトの容
量のメモリを構成する場合を考える。この場合、図2に
示すように、256KバイトのRAM1、1Mバイトの
RAM2、512KバイトのRAM3及び2Mバイトの
RAM4の4個のRAMの組み合わせにより3.75M
バイトのメモリを構成する。今、RAM1の開始アドレ
スが0番地であるとすると、境界アドレスSA1 は0
(000000h;h は16進数を表す)となる。また、境界ア
ドレスSA2 はRAM2の開始アドレス、即ち、境界ア
ドレスSA1 のから256Kバイト分進んだ番地(0400
00h )を指す値となり、境界アドレスSA3はRAM3
の開始アドレス、即ち、境界アドレスSA2 の値から1
Mバイト分進んだ番地(140000h )を指す値となる。ま
た、境界アドレスSA4 はRAM4の開始アドレス、即
ち、境界アドレスSA3 の値から512Kバイト分進ん
だ番地(1C0000h )を指す値となり、このメモリの最終
番地を示す境界アドレスSA5はRAM4の最終アドレ
スの次の番地、即ち、境界アドレスSA4 から2Mバイ
ト分進んだ番地(3C0000h )を示す値となる。
【0022】次に、チップセレクト信号発生回路10の
動作を説明する。各比較器1−4には、アドレス信号が
供給されており、これを上限値及び下限値として入力さ
れている各境界アドレスと比較する。具体的には、比較
器1は入力アドレスを境界アドレス値SA1 及びSA2
と比較し、入力アドレスがこれらの中間にある場合、よ
り正確には、境界アドレスSA1 以上であって境界アド
レスSA2 未満の範囲にある場合、RAM1を選択する
チップセレクト信号CS1 を出力する。また、比較器2
は入力アドレスを境界アドレスSA2 及びSA3 と比較
し、入力アドレス値がこれらの中間にある場合、RAM
2を選択するチップセレクト信号CS2を出力する。同
様に、比較器3は、入力アドレスが境界アドレスSA3
とSA4の中間にあるときにRAM3を選択するチップ
セレクト信号CS3 を出力し、比較器4は、入力アドレ
スが境界アドレス値SA4 とSA5 の中間にあるときに
RAM4を選択するチップセレクト信号CS4 を出力す
る。このように、入力アドレスに応じて、比較器1−4
のいずれか1つからチップセレクト信号が出力される。
なお、各比較器から出力されるチップセレクト信号は、
そのRAMの動作設計に応じて、当該RAMのチップセ
レクト用の端子、例えば、チップセレクト端子、チップ
イネーブル端子、RAS(ローアドレスストローブ)端
子のいずれに供給してもよいが、これらの各端子は一般
にローでアクティブとされていることから、適宜インバ
ータを介して信号を反転させてから供給する。
【0023】以上の構成により、異なる容量の複数のR
AMを任意に組み合わせることによりメモリを構成する
場合でも、使用する複数のRAMの容量及び配列に応じ
て境界アドレス値SAを決めれば、各RAMの容量に適
合した正しいチップセレクト信号を生成することがで
き、メモリに連続的にアドレスを割り当てることが可能
となる。
【0024】なお、通常は使用する最小のRAMの容量
が決まっているので、各比較器は入力アドレス値と境界
アドレス値の上位数ビットづつを比較するように構成す
れば良い。例えば、図2の例のように、256Kバイト
以上の容量のRAMを使用する場合であれば、入力アド
レスと境界アドレスの上位4ビットづつ(A18−A21)
を比較すれば両者の大小関係を把握することができる。
このようにすると、比較回路の比較対象ビット数が減少
するため、回路の簡単化、コストの削減等が可能とな
る。
【0025】なお、上記の例では、4個のRAMを組み
合わせる場合について説明したが、組み合わせるRAM
の数は当然これには限られない。また、上記の説明で
は、異なる容量のRAMを複数使用する場合について説
明したが、本実施形態のチップセレクト信号発生回路は
同一の容量のRAMを複数使用する場合にも適用するこ
とができることはもちろんである。
【0026】次に、本発明に係るチップセレクト信号発
生回路の第2の実施形態について説明する。ここでは、
RAM1−RAM4の4個のRAMをアドレスの400000
h 番地から7FFFFFh 番地に割り当てる場合について説明
する。
【0027】図3に、第2の実施形態に係るチップセレ
クト信号発生回路の構成を示す。チップセレクト信号発
生回路20は、比較器11−13と、NAND回路14
−17と、NOR回路18と、NOT回路19−21を
有する。入力アドレスはA0−A23の24本のアドレス
線により入力される。この例では、前述のようにRAM
1−RAM4の4個のRAMをアドレスの400000h 番地
から7FFFFFh 番地に割り当てるので、RAM1の開始ア
ドレスは400000h 、RAM4の最終アドレスは最大の場
合でも7FFFFFh であり、これらの中間におけるアドレス
の上位2ビットの値A22及びA23はそれぞれ「1」、
「0」と決まっている。つまり、RAM1の開始アドレ
スを比較するための比較器は設ける必要はない。この例
では、NOR回路18にアドレス値A23とアドレス値A
22の反転信号を入力しており、この結果、入力アドレス
が400000h 番地から7FFFFFh 番地のいずれかであると
き、NOR回路18の出力は常に「1」となる。また、
アドレス値A22より下位の4ビットのアドレス値A18−
A21は、比較器11−14に入力される。
【0028】比較器11は入力アドレスをRAM1とR
AM2の境界アドレス、即ち、RAM2の開始アドレス
と比較する。具体的には、4ビットの入力アドレス値A
18−A21と4ビットの境界アドレス値SA20−SA23
(RAM2の開始アドレスを示すA18−A21のアドレス
値)を比較し、入力アドレス値が境界アドレスより小さ
い場合に「1」を示す比較結果信号C1 を出力する。比
較器12は4ビットの入力アドレスA18−A21と4ビッ
トの境界アドレスSA30−SA33(RAM3の開始アド
レスを示すA18−A21のアドレス値)を比較し、入力ア
ドレスが境界アドレスより小さい場合に「1」を示す比
較結果信号C2 を出力する。また、比較器12は4ビッ
トの入力アドレスA18−A21と4ビットの境界開始アド
レスSA40−SA43(RAM4の開始アドレスを示すA
18−A21のアドレス値)を比較し、入力アドレスが境界
アドレスより小さい場合に「1」を示す比較結果信号C
3 を出力する。
【0029】NAND回路14−17及びNOT回路1
9−21で構成されるゲート回路は、NAND回路14
−17から出力されるチップセレクト信号CS1 −CS
4 の2つ以上が同時に有効(この場合は「0」、つまり
ローでアクティブ)とならないように、比較結果信号C
2 −C4 に基づいてチップセレクト信号CS1 −CS4
を予め決められた優先順位に従って出力する回路であ
る。具体的には、NOR回路18の出力信号C1 が
「1」であることを条件に、比較結果信号C2 −C4の
全てが「0」である場合にはチップセレクト信号CS4
を出力し、比較結果信号C2 及びC3 が「0」である場
合にはチップセレクト信号CS3 を出力し、比較結果信
号C3 のみが「0」である場合にはチップセレクト信号
CS2 を出力する。また、比較結果信号C2 −C4 の全
てが「1」である場合にはチップセレクト信号CS1 を
出力する。
【0030】次に、チップセレクト信号発生回路20の
動作を、入力アドレスによって場合分けして説明する。
まず、入力アドレスがRAM1の開始アドレスよりも大
きく、RAM1とRAM2の境界アドレス(即ち、RA
M2の開始アドレス)よりも小さい場合、比較結果信号
C2 −C4 は全て「1」になる。従って、NAND回路
14の出力であるチップセレクト信号CS1 のみが
「0」となり、他のチップセレクト信号CS2 −CS4
は全て「1」となる。その結果、ローでアクティブとさ
れるチップセレクト端子、チップイネーブル端子、RA
S端子のいずれかにチップセレクト信号CS1 が供給さ
れ、RAM1が選択される。次に、入力アドレスがRA
M2とRAM3の境界アドレスよりも大きく、RAM3
とRAM4のアドレスよりも小さい場合、比較結果信号
C2 のみが「0」となり、残りの比較結果信号C3 及び
C4 は「1」になる。従って、NAND回路15の出力
であるチップセレクト信号CS2 のみが「0」となり、
他のチップセレクト信号CS1、CS3 及びCS4 は全
て「1」となる。その結果、RAM2が選択される。同
様に、入力アドレスがRAM2とRAM3の境界アドレ
スよりも大きく、RAM3とRAM4の境界アドレスよ
りも小さい場合、比較結果信号C2 及びC3 が「0」と
なり、比較結果信号C4 は「1」になる。従って、NA
ND回路16の出力であるチップセレクト信号CS3 の
みが「0」となり、他のチップセレクト信号CS1 、C
S2 及びCS4 は全て「1」となる。その結果、RAM
3が選択される。最後に、入力アドレスがRAM3とR
AM4の境界アドレスよりも大きい場合、比較結果信号
C2 −C4 は全て「0」となる。従って、NAND回路
17の出力であるチップセレクト信号CS4 のみが
「0」となり、他のチップセレクト信号CS1 −CS3
は全て「1」となる。その結果、RAM4が選択され
る。
【0031】従って、RAM1−RAM4として使用す
るRAMの容量に応じて、各RAMの境界アドレス、即
ち、RAM2−RAM4の開始アドレスが決まるので、
それらをそれぞれ境界アドレスSA20−SA23、SA30
−SA33及びSA40−SA43として各比較器11−13
に入力すれば、入力アドレスに応じて正しいチップセレ
クト信号を生成することができる。
【0032】実際には、設計者はまず、メモリとして必
要な容量をシステムに応じて設計し、そのメモリ容量を
実現するための複数のRAMの組み合わせを決定する。
使用するRAMの組合せが決定すれば、その配列に応じ
て各RAMの開始アドレスが決まる。従って、各RAM
の開始アドレスを比較器に入力すれば、入力アドレスに
応じて正しいチップセレクト信号を生成することができ
る。
【0033】なお、上記第2の実施形態において、NA
ND回路14−17及びNOT回路19−21などから
なる出力回路は、入力アドレスが境界アドレスよりも小
さいことを示す比較結果信号C2 −C4 を出力した比較
器(比較回路)11−13のうち、最も小さい値の境界
アドレスを有するものが出力する比較結果信号をチップ
セレクト信号として出力するようにしたものであるが、
これに限らず、例えば、各々の比較器(比較回路)から
は、入力アドレスが境界アドレスよりも大きい(正確に
は、境界アドレス以上である)ことを示す比較結果信号
が出力されるように構成するとともに、入力アドレスが
境界アドレスよりも大きいことを示す比較結果信号を出
力した比較器(比較回路)のうち、最も大きい値の境界
アドレスを有するものが出力する比較結果信号をチップ
セレクト信号として出力する出力回路を備えてもよい。
これによっても、上記実施形態と同様の効果を奏し得
る。
【0034】また、上記第2の実施形態においては、比
較結果信号C2 −C4 等に基づいて、それらが全て
「0」であるときにRAM4を選択するためのチップセ
レクト信号CS4 を出力するように構成したものである
が、例えば、RAM4の最終アドレスの次の番地を境界
アドレス値とする第4の比較器を追加し、その第4の比
較器から入力アドレスが境界アドレスよりも小さいこと
を示す比較結果信号が出力されたとき、その比較結果信
号をチップセレクト信号CS4 として出力するようにし
てもよい。
【0035】以上説明したように、本実施形態のチップ
セレクト信号発生回路によれば、個々に容量の異なる複
数のRAMによりメモリを構成した場合にも、アドレス
を連続的に割り当てることが可能となり、メモリ管理が
容易になる。また、システムにおいて必要とされる容量
のメモリを、複数のRAMの任意の組み合わせにより構
成することができるので、回路設計の自由度が広がる。
また、必要な容量にできる限り近い容量のメモリを構成
することができるので、必要以上の容量のメモリを使用
する必要がなく、コストの低減にも寄与しうる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、入力アドレスを所定のアドレス範囲と比較
する比較回路を設けたので、容量の異なる複数のRAM
を任意に組み合わせてメモリを構成する場合にもアドレ
スを連続的に割り当てることが可能となり、メモリ制御
が容易となる。
【0037】また、請求項2記載の発明によれば、比較
の対象となるアドレス範囲を対応するRAMの記憶装置
における記憶領域に対応させているので、容易にチップ
セレクト信号を発生することができる。
【0038】また、請求項3記載の発明によれば、比較
回路をウィンドウコンパレータにより構成するので、簡
単な回路で構成することが可能となる。また、請求項4
記載の発明によれば、入力アドレスを所定の境界アドレ
スと比較する比較回路を設けたので、容量の異なる複数
のRAMを任意に組み合わせてメモリを構成する場合に
もアドレスを連続的に割り当てることが可能となり、メ
モリ制御が容易となる。
【0039】また、請求項5記載の発明によれば、複数
の比較回路の出力のうち、最小の境界アドレスを有する
ものの出力をチップセレクト信号とするので、複数のチ
ップセレクト信号が同時に出力されるという不具合を防
止することができる。
【0040】また、請求項6及び7記載の発明によれ
ば、RAMの動作設計に応じて、RAMの適切な端子に
チップセレクト信号を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるチップセレク
ト信号発生回路の構成を示す図である。
【図2】第1の実施形態において使用するRAMの配置
例を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態にかかるチップセレク
ト信号発生回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
1−4、11−13…比較器 10、20…チップセレクト信号発生回路 14−17…NAND回路 18…NOR回路 19−21…NOT回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集合して記憶装置を構成する複数のRA
    Mに供給されるチップセレクト信号の発生回路におい
    て、 個々の前記RAMに対応して設けられ、入力アドレス
    が、対応するRAMの記憶容量及び配列に応じて定めら
    れるアドレス範囲に存在する場合に、対応するRAMを
    選択するチップセレクト信号を出力する複数の比較回路
    を有することを特徴とするチップセレクト信号発生回
    路。
  2. 【請求項2】 前記アドレス範囲は、当該比較回路に対
    応するRAMの前記記憶装置における記憶領域の開始ア
    ドレスを始点とし、前記開始アドレスに前記RAMの記
    憶容量分を加えたアドレスを終点とする範囲であること
    を特徴とする請求項1記載のチップセレクト信号発生回
    路。
  3. 【請求項3】 前記比較回路は、前記入力アドレスを前
    記始点及び前記終点のアドレスと比較するウィンドウコ
    ンパレータであることを特徴とする請求項2記載のチッ
    プセレクト信号発生回路。
  4. 【請求項4】 集合して記憶装置を構成する複数のRA
    Mに供給されるチップセレクト信号の発生回路におい
    て、 前記複数のRAMの個々の記憶容量及び配列に応じて定
    められ、前記記憶装置の記憶領域における前記複数のR
    AMの境界を示す境界アドレスを入力アドレスと比較し
    て比較結果信号を出力する複数の比較回路と、 前記比較結果信号に基づいて、前記複数のRAMのいず
    れかを選択するチップセレクトを出力する出力回路と、 を有することを特徴とするチップセレクト信号発生回
    路。
  5. 【請求項5】 前記出力回路は、前記入力アドレスが前
    記境界アドレスよりも小さいことを示す比較結果信号を
    出力した前記比較回路のうち、最も小さい値の境界アド
    レスを有するものが出力する比較結果信号をチップセレ
    クト信号として出力することを特徴とする請求項4記載
    のチップセレクト信号発生制御回路。
  6. 【請求項6】 前記チップセレクト信号は、前記RAM
    のチップイネーブル端子又はチップセレクト端子に供給
    されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
    載のチップセレクト信号発生回路。
  7. 【請求項7】 前記チップセレクト信号は、前記RAM
    のロウアドレスストローブ端子に供給されることを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれかに記載のチップセレク
    ト信号発生回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100711100B1 (ko) * 2005-07-11 2007-04-24 삼성전자주식회사 메모리 모듈 및 이를 구비하는 메모리 시스템
US10901381B2 (en) 2015-04-29 2021-01-26 Cytiva Sweden Ab System and method for user intuitive visual management of automation of bioprocess

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