JPH0928613A - ティッシュペーパー用紙箱 - Google Patents
ティッシュペーパー用紙箱Info
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- JPH0928613A JPH0928613A JP20662895A JP20662895A JPH0928613A JP H0928613 A JPH0928613 A JP H0928613A JP 20662895 A JP20662895 A JP 20662895A JP 20662895 A JP20662895 A JP 20662895A JP H0928613 A JPH0928613 A JP H0928613A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tissue paper
- opening
- take
- box
- holding pieces
- Prior art date
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- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】紙箱開口部の機能性を高めることにより、開口
部裏面に対する樹脂フィルム等の貼りつけの必要性を無
くし、もって製造コストの低減をはかると同時にリサイ
クルを容易にする。 【解決手段】ティッシュペーパー用紙箱の取り出し開口
部において、収容されるティッシュペーパーの折り畳み
線方向に長く、しかもその長さ方向両端部に、ティッシ
ュペーパーの端部を挟み込む左右一対の保持片を、互い
の端部の少なくとも一部を略接触もしくは接近させて形
成し、さらに各保持片の、相互に略接触もしくは接近さ
せた部分から取り出し開口部中心に臨ませた部分を、な
だらかな円弧状に形成してなる。 これによりティッシ
ュペーパーの取り出しに際して破れることがなく、また
取り出したティッシュペーパーに追随して引き出される
次のティッシュペーパー上端部分が、取り出し開口部の
保持片間に確実に保持され、かつコストの低減化とリサ
イクル性を向上させる。
部裏面に対する樹脂フィルム等の貼りつけの必要性を無
くし、もって製造コストの低減をはかると同時にリサイ
クルを容易にする。 【解決手段】ティッシュペーパー用紙箱の取り出し開口
部において、収容されるティッシュペーパーの折り畳み
線方向に長く、しかもその長さ方向両端部に、ティッシ
ュペーパーの端部を挟み込む左右一対の保持片を、互い
の端部の少なくとも一部を略接触もしくは接近させて形
成し、さらに各保持片の、相互に略接触もしくは接近さ
せた部分から取り出し開口部中心に臨ませた部分を、な
だらかな円弧状に形成してなる。 これによりティッシ
ュペーパーの取り出しに際して破れることがなく、また
取り出したティッシュペーパーに追随して引き出される
次のティッシュペーパー上端部分が、取り出し開口部の
保持片間に確実に保持され、かつコストの低減化とリサ
イクル性を向上させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ティッシュペーパ
ー用紙箱の改良に関し、紙箱開口部の機能性を高めるこ
とにより、開口部裏面に対する樹脂フィルム等の貼りつ
けの必要性を無くし、もって製造コストの低減とリサイ
クルを容易にすることを目的とする。
ー用紙箱の改良に関し、紙箱開口部の機能性を高めるこ
とにより、開口部裏面に対する樹脂フィルム等の貼りつ
けの必要性を無くし、もって製造コストの低減とリサイ
クルを容易にすることを目的とする。
【０００２】
【従来の技術】従来公知のティッシュペーパー用紙箱
は、収容されている多数組の折り畳まれたティッシュペ
ーパーを、上方開口部より順次引き出し使用する場合に
おいて、次のティッシュペーパーが箱の内部に落ち込ま
ないようにするために、開口部の裏面に、中央部にティ
ッシュペーパーの折り畳み線方向に向けたスリットを形
成したポリエチレン等の透明な樹脂フィルムが貼りつけ
られたものが多く使用されている。
は、収容されている多数組の折り畳まれたティッシュペ
ーパーを、上方開口部より順次引き出し使用する場合に
おいて、次のティッシュペーパーが箱の内部に落ち込ま
ないようにするために、開口部の裏面に、中央部にティ
ッシュペーパーの折り畳み線方向に向けたスリットを形
成したポリエチレン等の透明な樹脂フィルムが貼りつけ
られたものが多く使用されている。
【０００３】また最近では図３にもあらわしたように、
直方体形状をなす箱体１の上側壁中央に円形のミシン目
１１を設けると共に、該円形のミシン目１１の左右両側
位置から外方へそれぞれ直線状にミシン目１２，１２を
連設し、さらにこれら直線状のミシン目１２，１２の先
端に、円弧状にミシン目１３，１３を設けて、これらの
円弧状のミシン目１３，１３の先端と円形状のミシン目
１１間に、それぞれ直線状に折り線１４，１４を形成
し、前記各ミシン目１１，１２，１２，１３，１３を切
り離すことにより取り出し口１０を形成するようにした
構成のもの（実開平５−３１６９号公報）も知られてい
る。
直方体形状をなす箱体１の上側壁中央に円形のミシン目
１１を設けると共に、該円形のミシン目１１の左右両側
位置から外方へそれぞれ直線状にミシン目１２，１２を
連設し、さらにこれら直線状のミシン目１２，１２の先
端に、円弧状にミシン目１３，１３を設けて、これらの
円弧状のミシン目１３，１３の先端と円形状のミシン目
１１間に、それぞれ直線状に折り線１４，１４を形成
し、前記各ミシン目１１，１２，１２，１３，１３を切
り離すことにより取り出し口１０を形成するようにした
構成のもの（実開平５−３１６９号公報）も知られてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の樹脂フィルムを用いるものにあっては、製造コ
ストが高くつくばかりでなく、使用済み後にはいちいち
樹脂フィルムを引きはがして分別処理しなければなら
ず、リサイクル性に欠ける難点があった。 また実開平
５−３１６９号公報に開示されたものは、使用の当初に
あっては、折り畳まれた多数組のティッシュペーパー
が、開口部近くの高さにまで積み重なっているために、
次のティッシュペーパーが箱内に落ち込むおそれがない
が、反面において、その取り出しに際しては、開口部を
かなり大きめにしないと取り出しにくいという難点があ
る。
た従来の樹脂フィルムを用いるものにあっては、製造コ
ストが高くつくばかりでなく、使用済み後にはいちいち
樹脂フィルムを引きはがして分別処理しなければなら
ず、リサイクル性に欠ける難点があった。 また実開平
５−３１６９号公報に開示されたものは、使用の当初に
あっては、折り畳まれた多数組のティッシュペーパー
が、開口部近くの高さにまで積み重なっているために、
次のティッシュペーパーが箱内に落ち込むおそれがない
が、反面において、その取り出しに際しては、開口部を
かなり大きめにしないと取り出しにくいという難点があ
る。
【０００５】また使用の中間から最後の方になると、収
容されているティッシュペーパーの上端と、取り出し開
口部との間に次第に空間ができるために、ミシン目１２
の部分に沿った開口部分の透き間が大きいと、次のティ
ッシュペーパーが箱内に落下しやすく、しかも円孔１５
が小さいために落下したティッシュペーパーを再度引き
出すのは容易ではない。 そればかりでなく、ティッシ
ュペーパーの引き出しに際して、ミシン目１２に沿って
開披される左右の取り出し口片と、円孔１５との角部に
ティッシュペーパーが引っ掛かりやすく、またスリット
の部分が長いために、ティッシュペーパーを上方に向け
て引き上げる程度の力では弾力的に変形しにくく、その
ために円孔１５から上記取り出し口片間に形成されるス
リットの部分に入り込みにくい。 そのために場合によ
っては指を入れて折り線１４から上記取り出し口片を斜
め上方へ向けて折り曲げる必要もあるが、実際には多く
の消費者にとって、そのような作業は面倒であって実際
的ではない。
容されているティッシュペーパーの上端と、取り出し開
口部との間に次第に空間ができるために、ミシン目１２
の部分に沿った開口部分の透き間が大きいと、次のティ
ッシュペーパーが箱内に落下しやすく、しかも円孔１５
が小さいために落下したティッシュペーパーを再度引き
出すのは容易ではない。 そればかりでなく、ティッシ
ュペーパーの引き出しに際して、ミシン目１２に沿って
開披される左右の取り出し口片と、円孔１５との角部に
ティッシュペーパーが引っ掛かりやすく、またスリット
の部分が長いために、ティッシュペーパーを上方に向け
て引き上げる程度の力では弾力的に変形しにくく、その
ために円孔１５から上記取り出し口片間に形成されるス
リットの部分に入り込みにくい。 そのために場合によ
っては指を入れて折り線１４から上記取り出し口片を斜
め上方へ向けて折り曲げる必要もあるが、実際には多く
の消費者にとって、そのような作業は面倒であって実際
的ではない。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そこで本発明にあって
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、紙
箱開口部におけるティッシュペーパーの挟持機能、なら
びにその引き出し性能を高めることにより、開口部裏面
に対する樹脂フィルム等の貼り付けの必要性を無くし、
もって製造コストの低減を図るとともに、リサイクル性
を良好にしたものであって、具体的には多数組の折り畳
まれたティッシュペーパーを収容する箱の上面に設けら
れた取り出し開口部であって、該取り出し開口部は、収
容されるティッシュペーパーの折り畳み線方向に長く、
しかもその長さ方向両端部に、ティッシュペーパーの端
部を挟み込む左右一対の保持片を、互いの端部の少なく
とも一部を略接触もしくは接近させて形成し、さらに各
保持片の、相互に略接触もしくは接近させた部分から取
り出し開口部中心に臨ませた部分を、なだらかな円弧状
に形成してなることを特徴としたティッシュペーパー用
紙箱に関する。
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、紙
箱開口部におけるティッシュペーパーの挟持機能、なら
びにその引き出し性能を高めることにより、開口部裏面
に対する樹脂フィルム等の貼り付けの必要性を無くし、
もって製造コストの低減を図るとともに、リサイクル性
を良好にしたものであって、具体的には多数組の折り畳
まれたティッシュペーパーを収容する箱の上面に設けら
れた取り出し開口部であって、該取り出し開口部は、収
容されるティッシュペーパーの折り畳み線方向に長く、
しかもその長さ方向両端部に、ティッシュペーパーの端
部を挟み込む左右一対の保持片を、互いの端部の少なく
とも一部を略接触もしくは接近させて形成し、さらに各
保持片の、相互に略接触もしくは接近させた部分から取
り出し開口部中心に臨ませた部分を、なだらかな円弧状
に形成してなることを特徴としたティッシュペーパー用
紙箱に関する。
【０００７】また本発明は、多数組の折り畳まれたティ
ッシュペーパーを収容する箱の上面に設けられた取り出
し開口部であって、該取り出し開口部は、収容されるテ
ィッシュペーパーの折り畳み線方向に長く、しかもその
長さ方向両端部に、ティッシュペーパーの端部を挟み込
む左右一対の保持片を、互いの端部の少なくとも一部を
略接触もしくは接近させて形成し、さらに各保持片の、
相互に略接触もしくは接近させた部分から取り出し開口
部中心に臨ませた部分を、なだらかな円弧状に形成して
なるとともに、各保持片の取り付け部分には折り線また
はミシン目を付してなることを特徴としたティッシュペ
ーパー用紙箱にも関する。
ッシュペーパーを収容する箱の上面に設けられた取り出
し開口部であって、該取り出し開口部は、収容されるテ
ィッシュペーパーの折り畳み線方向に長く、しかもその
長さ方向両端部に、ティッシュペーパーの端部を挟み込
む左右一対の保持片を、互いの端部の少なくとも一部を
略接触もしくは接近させて形成し、さらに各保持片の、
相互に略接触もしくは接近させた部分から取り出し開口
部中心に臨ませた部分を、なだらかな円弧状に形成して
なるとともに、各保持片の取り付け部分には折り線また
はミシン目を付してなることを特徴としたティッシュペ
ーパー用紙箱にも関する。
【０００８】上記した構成において、取り出し開口部か
ら、順次折り重ねられた多数組のティッシュペーパーの
うち、最上部のティッシュペーパーを摘まんで上方に引
き出すと、その折り線方向両端部分が、各一対の保持片
の、取り出し開口部中心寄りに形成したなだらかな円弧
状部分の縁に沿って緩やかに絞られながら引き上げられ
る。 さらにこれに続く次のティッシュペーパーが、開
口部にまで引き出され、その折り線方向両端部が左右一
対の保持片間に挟み込まれ、次の使用の機会に備えて摘
まみだしやすく挟持される。
ら、順次折り重ねられた多数組のティッシュペーパーの
うち、最上部のティッシュペーパーを摘まんで上方に引
き出すと、その折り線方向両端部分が、各一対の保持片
の、取り出し開口部中心寄りに形成したなだらかな円弧
状部分の縁に沿って緩やかに絞られながら引き上げられ
る。 さらにこれに続く次のティッシュペーパーが、開
口部にまで引き出され、その折り線方向両端部が左右一
対の保持片間に挟み込まれ、次の使用の機会に備えて摘
まみだしやすく挟持される。
【０００９】また上記のような構成により、ティッシュ
ペーパーが保持片間に、より確実に保持されるために、
保持片を小さくして取り出し開口部の開口部分を、より
大きくとることができ、使用当初の取り出し難さが解消
されるとともに、万一ティッシュペーパーが箱内に落下
しても、箱の中に指を入れて引き出すことは容易であ
る。 また各保持片の取り付け部分に、折り線またはミ
シン目を付してなるものである場合においては、ティッ
シュペーパーの取り出しに際して、その折り線方向の両
端部分による保持片円弧状部分への応力の程度に応じて
上記折り線またはミシン目により保持片が弾力的に上方
に変形し、これによってティッシュペーパーの取り出し
性を、より一層スムースにする。
ペーパーが保持片間に、より確実に保持されるために、
保持片を小さくして取り出し開口部の開口部分を、より
大きくとることができ、使用当初の取り出し難さが解消
されるとともに、万一ティッシュペーパーが箱内に落下
しても、箱の中に指を入れて引き出すことは容易であ
る。 また各保持片の取り付け部分に、折り線またはミ
シン目を付してなるものである場合においては、ティッ
シュペーパーの取り出しに際して、その折り線方向の両
端部分による保持片円弧状部分への応力の程度に応じて
上記折り線またはミシン目により保持片が弾力的に上方
に変形し、これによってティッシュペーパーの取り出し
性を、より一層スムースにする。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の具体的内
容を図１〜２に示した実施例をもとに説明すると、２０
は本発明に係わる多数組の折り畳まれたティッシュペー
パーＴＰを収容するための、長側面２１および短側面２
２とを有する有底の紙箱をあらわし、該紙箱２０の上面
２３には、ティッシュペーパーＴＰの取り出し開口部２
４が設けられている。
容を図１〜２に示した実施例をもとに説明すると、２０
は本発明に係わる多数組の折り畳まれたティッシュペー
パーＴＰを収容するための、長側面２１および短側面２
２とを有する有底の紙箱をあらわし、該紙箱２０の上面
２３には、ティッシュペーパーＴＰの取り出し開口部２
４が設けられている。
【００１１】さらに該取り出し開口部２４は、未使用時
において細かいミシン目２５によりその全体の形状が保
持され、しかも該取り出し開口部２４は、その全体の形
状が、この場合収容されるティッシュペーパーＴＰの折
り畳み線方向に長い長楕円形をなし、ミシン目２５に沿
った開口板３３の除去により、開口部２４が形成され
る。 しかも該取り出し開口部２４の長さ方向両端部に
は、ティッシュペーパーＴＰの端部を挟み込むための左
右一対の保持片３０ａ，３０ｂが、互いの端部の少なく
とも一部を略接触もしくは接近させて挟持部３１を形成
し、さらに各保持片３０ａ，３０ｂの、相互に略接触も
しくは接近させた挟持部３１から取り出し開口部２４の
中心に臨ませた部分には、なだらかな円弧にした円弧状
部３２ａ，３２ｂが形成されている。
において細かいミシン目２５によりその全体の形状が保
持され、しかも該取り出し開口部２４は、その全体の形
状が、この場合収容されるティッシュペーパーＴＰの折
り畳み線方向に長い長楕円形をなし、ミシン目２５に沿
った開口板３３の除去により、開口部２４が形成され
る。 しかも該取り出し開口部２４の長さ方向両端部に
は、ティッシュペーパーＴＰの端部を挟み込むための左
右一対の保持片３０ａ，３０ｂが、互いの端部の少なく
とも一部を略接触もしくは接近させて挟持部３１を形成
し、さらに各保持片３０ａ，３０ｂの、相互に略接触も
しくは接近させた挟持部３１から取り出し開口部２４の
中心に臨ませた部分には、なだらかな円弧にした円弧状
部３２ａ，３２ｂが形成されている。
【００１２】なお本実施例においては、取り出し開口部
２４の形状を長楕円形としたが、必ずしもこのような形
状のものに限られるものではなく、このほかにも長方形
や菱形、あるいは多角形等、種々の開口形状のものに適
用することが可能であることはいうまでもない。 いず
れの場合においても、開口部２４の大きさについては、
指が箱内に容易に入れることができる程度の大きさとす
るのが好ましく、例えば一般的な大きさのティッシュペ
ーパー用の箱の場合、その長さ方向については、箱の長
さ方向の２分の１程度、また横断方向については４０〜
５０ミリメートル程度とするのが好ましい。
２４の形状を長楕円形としたが、必ずしもこのような形
状のものに限られるものではなく、このほかにも長方形
や菱形、あるいは多角形等、種々の開口形状のものに適
用することが可能であることはいうまでもない。 いず
れの場合においても、開口部２４の大きさについては、
指が箱内に容易に入れることができる程度の大きさとす
るのが好ましく、例えば一般的な大きさのティッシュペ
ーパー用の箱の場合、その長さ方向については、箱の長
さ方向の２分の１程度、また横断方向については４０〜
５０ミリメートル程度とするのが好ましい。
【００１３】また図中において、２８は切り込み部、２
９は間隔の広いミシン線をあらわす。 この場合ミシン
線２９は折り線に代えてもよい。 さらに２６は取り出
し開口部２４を形成するためのミシン目２５に付随させ
て形成した半円状のミシン線をあらわし、このミシン線
２６は、これにより囲われた指溝部２７を押圧すること
により、取り出し開口部２４のミシン線２５よりもさら
に容易に破りやすくする必要がある。 またミシン目２
５は上記した指溝２７を押圧開封し、該付随溝２７から
指を差し入れて、上記ミシン線２５により囲われた開口
板３３を上方に押し上げ、または引っ張ることにより容
易に破り取ることができる程度の強度とするのが好まし
い。
９は間隔の広いミシン線をあらわす。 この場合ミシン
線２９は折り線に代えてもよい。 さらに２６は取り出
し開口部２４を形成するためのミシン目２５に付随させ
て形成した半円状のミシン線をあらわし、このミシン線
２６は、これにより囲われた指溝部２７を押圧すること
により、取り出し開口部２４のミシン線２５よりもさら
に容易に破りやすくする必要がある。 またミシン目２
５は上記した指溝２７を押圧開封し、該付随溝２７から
指を差し入れて、上記ミシン線２５により囲われた開口
板３３を上方に押し上げ、または引っ張ることにより容
易に破り取ることができる程度の強度とするのが好まし
い。
【００１４】さらに、各一対の保持片３０ａ，３０ｂ
は、その両者間の挟持部３１の形成について、取り出し
たティッシュペーパーに追随して箱内から引き出される
次のティッシュペーパーＴＰの折り線方向両端を挟み込
むことができる程度の狭い間隙とするか、あるいは両者
の一端を略接触させるように構成するものとし、また挟
持させるだけではなく、円弧状部３２ａ，３２ｂについ
ても、ティッシュペーパーＴＰを引き出す際に、各一対
の保持片３０ａ，３０ｂにおける円弧状部３２ａ，３２
ｂに沿って緩く絞り込まれ、保持片３０ａ，３０ｂに引
っ掛かることなくスムースに引き出しができる程度の緩
いＲ形状とする必要がある。
は、その両者間の挟持部３１の形成について、取り出し
たティッシュペーパーに追随して箱内から引き出される
次のティッシュペーパーＴＰの折り線方向両端を挟み込
むことができる程度の狭い間隙とするか、あるいは両者
の一端を略接触させるように構成するものとし、また挟
持させるだけではなく、円弧状部３２ａ，３２ｂについ
ても、ティッシュペーパーＴＰを引き出す際に、各一対
の保持片３０ａ，３０ｂにおける円弧状部３２ａ，３２
ｂに沿って緩く絞り込まれ、保持片３０ａ，３０ｂに引
っ掛かることなくスムースに引き出しができる程度の緩
いＲ形状とする必要がある。
【００１５】上記した構成において、まず指溝部２７を
指にて押圧開披し、さらにその指先をミシン線２５によ
り囲まれた開口板３３の裏面に滑り込ませ、該開口板３
３を上方に向けて引き上げることにより、ミシン線２５
に沿って開口板３３が外し取られ、これにより取り出し
開口部２４が開口されるとともに、各保持片３０ａ，３
０ｂの円弧状部３２ａ，３２ｂを、上記取り出し開口部
２４に臨ませた状態にて対向させる。 そこで紙箱２０
内より最初のティッシュペーパーＴＰを取り出し開口部
２４から上方に向けて引き出すと、ティッシュペーパー
ＴＰはその折り線方向両端部分が前記した円弧状部３２
ａ，３２ｂに沿って緩やかに絞り込まれつつ取り出され
る。
指にて押圧開披し、さらにその指先をミシン線２５によ
り囲まれた開口板３３の裏面に滑り込ませ、該開口板３
３を上方に向けて引き上げることにより、ミシン線２５
に沿って開口板３３が外し取られ、これにより取り出し
開口部２４が開口されるとともに、各保持片３０ａ，３
０ｂの円弧状部３２ａ，３２ｂを、上記取り出し開口部
２４に臨ませた状態にて対向させる。 そこで紙箱２０
内より最初のティッシュペーパーＴＰを取り出し開口部
２４から上方に向けて引き出すと、ティッシュペーパー
ＴＰはその折り線方向両端部分が前記した円弧状部３２
ａ，３２ｂに沿って緩やかに絞り込まれつつ取り出され
る。
【００１６】さらに上記引き出されたティッシュペーパ
ーＴＰに追随して紙箱２０内から引き出された、次のテ
ィッシュペーパーＴＰの上端部が、円弧状部３２ａ，３
２ｂに沿って一対の保持片３０ａ，３０ｂ間に入り込
み、両保持片間に形成された挟持部３１に挟まれた状態
にて保持される。 またこの場合において、各保持片３
０ａ，３０ｂの取り付け部分に、ミシン目２９あるいは
折り線を付してなるものである場合においては、ティッ
シュペーパーＴＰの取り出しに際して、その保持片円弧
状部分３２ａ，３２ｂへの摺動応力の程度に応じて上記
ミシン目２９あるいは折り線により保持片３０ａ，３０
ｂが弾力的に上方に変形し、これによってティッシュペ
ーパーＴＰの取り出し性を、より一層スムースにする。
ーＴＰに追随して紙箱２０内から引き出された、次のテ
ィッシュペーパーＴＰの上端部が、円弧状部３２ａ，３
２ｂに沿って一対の保持片３０ａ，３０ｂ間に入り込
み、両保持片間に形成された挟持部３１に挟まれた状態
にて保持される。 またこの場合において、各保持片３
０ａ，３０ｂの取り付け部分に、ミシン目２９あるいは
折り線を付してなるものである場合においては、ティッ
シュペーパーＴＰの取り出しに際して、その保持片円弧
状部分３２ａ，３２ｂへの摺動応力の程度に応じて上記
ミシン目２９あるいは折り線により保持片３０ａ，３０
ｂが弾力的に上方に変形し、これによってティッシュペ
ーパーＴＰの取り出し性を、より一層スムースにする。
【００１７】
【発明の効果】本発明は上記した通り、多数組の折り畳
まれたティッシュペーパーを収容する箱の上面に設けら
れた取り出し開口部であって、該取り出し開口部は、収
容されるティッシュペーパーの折り畳み線方向に長く、
しかもその長さ方向両端部に、ティッシュペーパーの端
部を挟み込む左右一対の保持片を、互いの端部の少なく
とも一部を略接触もしくは接近させて形成し、さらに各
保持片の、相互に略接触もしくは接近させた部分から取
り出し開口部中心に臨ませた部分を、なだらかな円弧状
に形成してなるものであるために、次の特異な作用効果
を奏する。
まれたティッシュペーパーを収容する箱の上面に設けら
れた取り出し開口部であって、該取り出し開口部は、収
容されるティッシュペーパーの折り畳み線方向に長く、
しかもその長さ方向両端部に、ティッシュペーパーの端
部を挟み込む左右一対の保持片を、互いの端部の少なく
とも一部を略接触もしくは接近させて形成し、さらに各
保持片の、相互に略接触もしくは接近させた部分から取
り出し開口部中心に臨ませた部分を、なだらかな円弧状
に形成してなるものであるために、次の特異な作用効果
を奏する。
【００１８】すなわち、ティッシュペーパーの取り出し
に際して、従来のように開口部のティッシュペーパー保
持手段に引っ掛かって破れるようなことがなく、また取
り出したティッシュペーパーに追随して引き出される次
のティッシュペーパー上端部分が、取り出し開口部の保
持片間に確実に保持される。 したがってこれまでのよ
うに、紙箱開口部の裏面に、中央にティッシュペーパー
引き出し用のスリットを形成した樹脂フィルム等を貼り
合わせる必要がなく、製造コストの低減を図ることがで
きるのみならず、使用済みになった紙箱は、そのまま圧
しつぶすだけでリサイクル処理に回すことが可能とな
り、一層の実用性を増すことができる。
に際して、従来のように開口部のティッシュペーパー保
持手段に引っ掛かって破れるようなことがなく、また取
り出したティッシュペーパーに追随して引き出される次
のティッシュペーパー上端部分が、取り出し開口部の保
持片間に確実に保持される。 したがってこれまでのよ
うに、紙箱開口部の裏面に、中央にティッシュペーパー
引き出し用のスリットを形成した樹脂フィルム等を貼り
合わせる必要がなく、製造コストの低減を図ることがで
きるのみならず、使用済みになった紙箱は、そのまま圧
しつぶすだけでリサイクル処理に回すことが可能とな
り、一層の実用性を増すことができる。
【００１９】また各保持片の取り付け部分に、ミシン目
あるいは折り線を付した場合においては、ティッシュペ
ーパーの取り出しに際して、その保持片円弧状部分への
摺動応力の程度に応じて上記ミシン目あるいは折り線に
より保持片が弾力的に上方に変形し、これによってティ
ッシュペーパーの取り出し性を、より一層スムースにす
ることができる。
あるいは折り線を付した場合においては、ティッシュペ
ーパーの取り出しに際して、その保持片円弧状部分への
摺動応力の程度に応じて上記ミシン目あるいは折り線に
より保持片が弾力的に上方に変形し、これによってティ
ッシュペーパーの取り出し性を、より一層スムースにす
ることができる。
【図１】本発明の一実施例である、未使用状態にあるテ
ィッシュペーパー用紙箱の全体をあらわした斜視図。
ィッシュペーパー用紙箱の全体をあらわした斜視図。
【図２】本発明に係わるティッシュペーパー用紙箱の、
使用状態をあらわした全体斜視図。
使用状態をあらわした全体斜視図。
【図３】従来公知のティッシュペーパー用紙箱の斜視
図。
図。
２０ 紙箱 ２１ 長側面 ２２ 短側面 ２３ 紙箱上面 ２４ 取り出し開口部 ２５ ミシン目 ２６ ミシン線 ２７ 指溝 ２８ 切り込み部 ２９ ミシン線 ３０ａ 保持片 ３０ｂ 保持片 ３１ 挟持部 ３２ａ 円弧状部 ３２ｂ 円弧状部 ３３ 開口板 ＴＰ ティッシュペーパー
Claims (2)
- 【請求項１】多数組の折り畳まれたティッシュペーパー
を収容する箱の上面に設けられた取り出し開口部であっ
て、該取り出し開口部は、収容されるティッシュペーパ
ーの折り畳み線方向に長く、しかもその長さ方向両端部
に、ティッシュペーパーの端部を挟み込む左右一対の保
持片を、互いの端部の少なくとも一部を略接触もしくは
接近させて形成し、さらに各保持片の、相互に略接触も
しくは接近させた部分から取り出し開口部中心に臨ませ
た部分を、なだらかな円弧状に形成してなることを特徴
としたティッシュペーパー用紙箱。 - 【請求項２】多数組の折り畳まれたティッシュペーパー
を収容する箱の上面に設けられた取り出し開口部であっ
て、該取り出し開口部は、収容されるティッシュペーパ
ーの折り畳み線方向に長く、しかもその長さ方向両端部
に、ティッシュペーパーの端部を挟み込む左右一対の保
持片を、互いの端部の少なくとも一部を略接触もしくは
接近させて形成し、さらに各保持片の、相互に略接触も
しくは接近させた部分から取り出し開口部中心に臨ませ
た部分を、なだらかな円弧状に形成してなるとともに、
各保持片の取り付け部分には折り線またはミシン目を付
してなることを特徴としたティッシュペーパー用紙箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20662895A JPH0928613A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | ティッシュペーパー用紙箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20662895A JPH0928613A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | ティッシュペーパー用紙箱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0928613A true JPH0928613A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16526521
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20662895A Pending JPH0928613A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | ティッシュペーパー用紙箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0928613A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002534324A (ja) * | 1998-04-28 | 2002-10-15 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | テイシュ・ぺーパー箱 |
| JP2004059150A (ja) * | 2002-09-05 | 2004-02-26 | Jiro Ishida | ティシューボックス等の取り出し口構造 |
| JP2005119751A (ja) * | 2005-01-17 | 2005-05-12 | Daio Paper Corp | 家庭用薄葉紙収納箱 |
| JP2008162624A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Daio Paper Corp | 家庭用薄葉紙収納箱 |
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| JP2021054505A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 大王製紙株式会社 | シート収納箱 |
-
1995
- 1995-07-20 JP JP20662895A patent/JPH0928613A/ja active Pending
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| WO2011048833A1 (ja) * | 2009-10-23 | 2011-04-28 | Fujimoto Hiromichi | シート収納箱 |
| JP2011105387A (ja) * | 2009-10-23 | 2011-06-02 | Hiroyoshi Fujimoto | シート収納箱 |
| KR20150138630A (ko) * | 2014-06-02 | 2015-12-10 | 주식회사 크린랲 | 향상된 인출기능을 갖는 승하강케이스 및 승하강케이스를 이용한 인출방법 |
| JP2021054505A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 大王製紙株式会社 | シート収納箱 |
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