JPH09285648A - フィルム風船及びその製造方法 - Google Patents

フィルム風船及びその製造方法

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JPH09285648A
JPH09285648A JP12248196A JP12248196A JPH09285648A JP H09285648 A JPH09285648 A JP H09285648A JP 12248196 A JP12248196 A JP 12248196A JP 12248196 A JP12248196 A JP 12248196A JP H09285648 A JPH09285648 A JP H09285648A
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JP
Japan
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balloon
film
air
fastener
air injecting
Prior art date
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Pending
Application number
JP12248196A
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English (en)
Inventor
Akira Nakamura
明 中村
Takeyoshi Morita
猛美 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKARA KOSAN KK
Original Assignee
TAKARA KOSAN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気注入後に風船の美観を損うことなく容易
に留め具への取り付け、取り外しが行え、留め具と分離
した状態で出荷できるフィルム風船を提供すること。 【解決手段】 2枚のフィルムを重ね合わせ、空気注入
部を除いた外周部を溶着し、空気注入部に逆止弁を挿入
溶着して気道を確保して構成される風船であって、前面
フィルム10と後面フィルム11の形状を同一とせず後
面フィルム11のみに風船取付足部22を設ける。風船
をふくらませるには逆止弁12から空気を注入する。ま
た風船取付足部22を利用して棒状の留め具に固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、留め具に取り付け
るフィルム風船及びその製造方法に関している。
【0002】
【従来の技術】風船玩具を保持棒等の留め具に取り付け
たい場合、風船がゴム風船であればゴムの伸縮性を利用
することで、空気注入部を容易に留め具に結わえ付ける
ことができる。しかし、風船がプラスチックフィルムや
アルミ蒸着フィルム等で構成されているフィルム風船の
場合には、フィルムに伸縮性がないため、そのまま空気
注入部を留め具に結わえ付けることは不可能である。
【0003】フィルム風船を留め具に固定する従来技術
としては、風船と留め具とを接着テープで固着する方法
がある。しかし、この方法では風船の美観を損わずに固
着することが困難で、現実には専門の職人が留め具に固
着した状態で商品が出荷されていた。
【0004】フィルム風船を留め具に固定する際にテー
プを使わない方法として、図5に示す技術がある。空気
抜けを防止すると共に面倒な留め具の取り付け作業を回
避すべく開発された技術で、実開平1−3698号公報
で紹介されたものである(図5に示した図は当該公報中
の第1図を転載したものである)。該技術は、「所要形
状をなす風船部1と、前記風船部1の空気注入口2内に
挿入された空気注入口用筒体6と、前記空気注入用筒体
6の先端部でかつ前記風船部1内に位置する逆支弁7
と、前記空気注入用筒体6の外周及び前記空気注入口2
の外周に挿入され断面形状がほぼY形をなす保持体3
と、前記保持体3の貫通孔5と、前記保持体3にその軸
方向に向って形成されたスリット3aとを備え、前記空
気注入口2は、前記空気注入用筒体6と前記保持体3に
より挟持されている構成よりなることを特徴とする」も
のであり、空気注入用筒体を保持棒として利用すること
ができる。しかし、この技術はフィルム風船と空気注入
用筒体とを一体に形成しておくものであり、風船部分と
保持棒となる部分とを分離して取り扱うことができない
し、空気注入用筒体は「空気注入」という役割を担うも
のであるから、保持棒として任意の形状を採ることがで
きない、という問題点があった。
【0005】テープを使わずにフィルム風船を留め具に
固定でき、かつ風船と留め具とを一体に構成しない従来
技術として、風船の形状の一部を棒状にしてこれを留め
具に結わえ付ける構造のものも知られている。しかし、
棒状の部分にも空気が注入されるため空気注入後の留め
具への結わえ付け作業は困難で、時には棒状の風船部分
が破れて風船がつぶれてしまうという問題点があり、現
実にはテープによる固着と同様専門の職人が空気注入後
に留め具に結わえ付けた状態で商品が出荷されており、
結局風船と留め具とを分離した取り扱いができるフィル
ム風船はなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、空気注入後に風船の美観を損うことなく容
易に留め具への取り付け、取り外しが行え、留め具と分
離した状態で出荷できるフィルム風船を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明において上記課題
を解決するための手段は、2枚のフィルムを重ね合わせ
て風船部を形成したフィルム風船において、前面フィル
ムと後面フィルムの形状を同一とせず後面フィルムのみ
に風船取付足部を設け、該風船取付足部を風船部側から
空気注入部側に延びる位置に設けたことを特徴とするも
のである。
【0008】又、上記課題を解決するための他の手段
は、2枚のフィルム材の端縁をずらして重ね合わせ、重
なり合う部分で空気注入部を除いた外周部を溶着して風
船部を形成し、重なっていない部分で風船取付足部を形
成することにより前面フィルムと後面フィルムとを同時
に製造することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1において、1は本発明の実施
例であるフィルム風船であり、風船部20、空気注入部
21、風船取付足部22とを有するものである。図2は
実施例の部品を表わしており、フィルム風船1は前面フ
ィルム10、後面フィルム11、逆止弁12とから構成
されている。
【0010】前面フィルム10と後面フィルム11の形
状は同一ではなく、前面フィルム10は風船部20と空
気注入部21とを有する形状であり、後面フィルム11
は前面フィルムと同形状の風船部20及び空気注入部2
1を有し、かつ風船取付足部22を有する形状である。
本実施例では風船部20の形状を円形としているが、如
何なる形状であってもよく、また風船取付足部22を棒
状としているが、留め具に合せた任意の形状が採用され
得る。
【0011】本実施例は、前面フィルム10と後面フィ
ルム11とを風船部20及び空気注入部21が合致する
ように重ね合わせ、空気注入部21の端部23を除いた
前面フィルム10の外周端で2枚のフィルムを溶着し、
溶着されていない空気注入部21の端部23に逆止弁1
2を挿入して気道を確保して後、該空気注入部21のフ
ィルムを溶着することで図1に示すごとく構成されるも
のである。空気注入部21の端部23は、前面フィルム
10では外周の一部であるが後面フィルム11では外周
の一部ではない前面フィルム10と後面フィルム11と
は、図3に示すように、前面フィルム用フィルム材30
と後面フィルム用フィルム材31の端縁をずらして重ね
合わせ、重なり合う部分で風船部20及び空気注入部2
1を、重なっていない部分で風船取付足部22を形成す
るような型により同時に製造することができ、さらにか
かる製造工程と同時に、空気注入部21の端部23を除
いた前面フィルム10の外周部を後面フィルム11と溶
着することができる。かような製造方法を採れば、本発
明を容易に製造することができるばかりでなく、単に2
枚のフィルム材を重ねて棒状の風船部分を有するフィル
ム風船を製造する方法と比べて、ずらし部分32の材料
を抑制できるため材料コストを抑えることができる。
尚、図3では1枚のフィルム素材3を折り曲げて擬似的
に2枚のフィルム材30、31としているが、勿論2枚
の別々のフィルムから製造することも可能である。
【0012】本発明を使用するには、まず逆止弁12か
ら空気を注入してフィルム風船1の風船部20をふくら
ませる。フィルム風船1がふくらんだ状態で風船取付足
部22を留め具、例えば図4(A)に示すような保持棒
4の巻き付け部40に結わえ付ける。結わえ付けは、図
4(B)に示すように、保持棒4の巻き付け部40に巻
き付けておくだけで堅固な保持力を得ることができる。
保持棒の長さ、太さは勿論任意に選択できる。また、風
船取付足部22を巻き付けられる構造を有していれば、
留め具の態様は保持棒に限られず任意のものが選択でき
る。
【0013】
【発明の効果】本発明は、フィルム風船において、前面
フィルムと後面フィルムの形状を同一とせず、後面フィ
ルムのみに風船取付足部を設け、該風船取付足部を風船
部側から空気注入部側に延びる位置に設けたことを特徴
とするものであるため、フィルム風船に空気を注入した
後に、風船取付足部によって風船の美観を損うことなく
容易に留め具への取り付け、取り外しが行えるため、留
め具と分離した状態でフィルム風船を出荷できることの
効果がある。
【0014】また、本発明を製造する際に、フィルム素
材の端縁をずらして重ね合わせ、重なり合う部分で風船
部を、重なっていない部分で風船取付足部を構成するよ
うに前面フィルムと後面フィルムとを同時に製造するこ
とにより、容易に本発明を製造することができ、ずらし
部分の材料コストを抑制できることの効果がある。
【0015】さらに、空気注入部の端部は、前面フィル
ムでは外周の一部であるが後面フィルムでは外周の一部
ではないため、空気注入部の2枚のフィルム間に逆止弁
を挿入する作業の便が格段に向上することの効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面図。
【図2】本発明の実施例の各部品を示す正面図。
【図3】前面フィルム及び後面フィルムの製造工程を示
す概略図。
【図4】Aは留め具の一例を示す保持棒の斜視図、Bは
実施例の風船を保持棒に取り付けた状態を示す斜視図。
【図5】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 フィルム風船 10 前面フィルム 11 後面フィルム 12 逆止弁 20 風船部 21 空気注入部 22 風船取付足部 23 空気注入部端部 3 フィルム素材 30 前面フィルム用フィルム材 31 後面フィルム用フィルム材 32 ずらし部分 4 保持棒 40 巻き付け部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のフィルムを重ね合わせ、空気注入
    部を除いた外周部を溶着し、該空気注入部に逆止弁を挿
    入溶着して気道を確保して構成される風船において、上
    記フィルムのうち前面フィルム(10)と後面フィルム
    (11)の形状を同一とせず後面フィルム(11)のみ
    に風船取付足部(22)を設け、該風船取付足部(2
    2)を風船部(20)側から空気注入部(21)側に延
    びる位置に設けたことを特徴とするフィルム風船。
  2. 【請求項2】 前面フィルム用フィルム材(30)と後
    面フィルム用フィルム材(31)の端縁をずらして重ね
    合わせ、重なり合う部分で空気注入部(21)を除いた
    外周部を溶着して風船部(20)を形成し、重なってい
    ない部分で風船取付足部(22)を形成することにより
    前面フィルム(10)と後面フィルム(11)とを同時
    に製造することを特徴とするフィルム風船の製造方法。
JP12248196A 1996-04-19 1996-04-19 フィルム風船及びその製造方法 Pending JPH09285648A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10252174B2 (en) 2015-09-11 2019-04-09 Takara Kosan Co., Ltd. Balloon

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10252174B2 (en) 2015-09-11 2019-04-09 Takara Kosan Co., Ltd. Balloon

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