JPH09285529A - 含水性ソフトコンタクトレンズの消毒用組成物とその用途 - Google Patents
含水性ソフトコンタクトレンズの消毒用組成物とその用途Info
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- JPH09285529A JPH09285529A JP8271783A JP27178396A JPH09285529A JP H09285529 A JPH09285529 A JP H09285529A JP 8271783 A JP8271783 A JP 8271783A JP 27178396 A JP27178396 A JP 27178396A JP H09285529 A JPH09285529 A JP H09285529A
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Abstract
残留させることなく、短時間で、安定して消毒できる消
毒用組成物を提供する。 【解決手段】 消毒剤とシクロデキストリンを、クエン
酸、リン酸又はその塩及びホウ酸からなる群から選ばれ
る少なくとも一種の緩衝剤と共に含有する、pH5〜8の
水性組成物に調製する。この組成物に、含水性ソフトコ
ンタクトレンズを室温で一定時間浸け置きしておき、装
用する前に、該ソフトコンタクトレンズをすすぎ液で洗
い、消毒成分を取り除くだけで、非常に安定してソフト
コンタクトレンズの消毒が可能となる。また、この組成
物は、ソフトコンタクトレンズの保存液としても有効に
使用でき、更には、コンタクトレンズを装着した状態で
使用できる点眼剤としても実用性があるものとなる。
Description
トリンを使用した、含水性ソフトコンタクトレンズに対
する消毒液と消毒方法に関する。
レンズとソフトコンタクトレンズに大別される。更に、
ハードコンタクトレンズは、ポリメタクリル酸メチルを
主成分とするものと種々のジメチルシロキサングループ
やフッ素原子を含有する材料を用いた酸素透過性ハード
コンタクトレンズに分類される。一方、ソフトコンタク
トレンズは、ポリヒドロキシメタクリレートやポリビニ
ルピロリドンを主成分とする含水性ソフトコンタクトレ
ンズとケイ素やフッ素を含有した合成ゴム、アクリルゴ
ムを用いた非含水性ソフトコンタクトレンズがある。
らなるソフトコンタクトレンズは、約30〜約80%の
水を含むヒドロゲルで、良好な装用感を有している。し
かしながら、レンズ内部に水を含むため微生物が成育す
る温床となる。微生物によるレンズ汚染は、様々な眼障
害につながるため、微生物学的な汚染防止を目的とする
レンズ消毒が義務づけられている。このような日常的な
消毒の義務は、含水性ソフトコンタクトレンズに限定さ
れている。
には、加熱による煮沸消毒法と化学薬剤による化学消毒
法がある。煮沸消毒法は、一般に電気による加熱手段が
採られている。一方、化学薬剤を使った化学消毒法は、
過酸化水素を利用したものが開発されている。たとえ
ば、特開昭63−286158号には、過酸化水素によ
る消毒と過酸化水素の分解に固定化酵素を利用した方法
が開示されている。特開昭63−199799号には、
過酸化水素発生化合物と還元剤あるいは過酸化水素分解
酵素を含有する錠剤を組み合わせたものが開示されてい
る。特開平4−226666号には、過酸化水素をアル
カリ条件下で用いる消毒工程および還元剤と緩衝液を含
有する液状中和剤を用いた中和工程とからなる方法が開
示されている。
のも開発されている。たとえば、特開昭61−5942
0号には、消毒剤としてトリメトプリムとベンジルアル
コールを組合せた方法が開示されており、特開昭63−
131124号には、ジアミン類とジハロゲン化合物を
主成分とする縮合体による洗浄、保存または消毒のため
に使用する液剤が開示されており、特開平4−2347
23号には、二酸化塩素前駆物質を含有する電解液に電
流を流して二酸化塩素を発生させて消毒する方法が開示
されている。
時に実施するために幾つかの方法も提案されている。た
とえば、特開平2−289255号には、タンパク質分
解酵素と重合体型抗菌剤および約200〜約600mO
sm/kg水の浸透圧値を有する組成物と方法が開示され
ており、特開平4−231054号には、第4級アンモ
ニウム塩やビグアナイドの重合体型抗菌剤と錯化剤およ
び酵素からなる組成物、並びに同組成物を用いる洗浄・
殺菌方法が開示されている。また、特開平4−2644
22号には、シクロデキストリンを利用したコンタクト
レンズを洗浄するための方法および組成物が開示されて
いる。
り、加熱により涙液由来タンパク質の変性物がレンズ表
面に蓄積される可能性がある。一方、前述した化学薬剤
を利用した過酸化水素に代表される消毒は、過酸化水素
が眼にとって危険なものであるため、消毒の完了した時
点で過酸化水素を分解して中和する必要があり、この中
和操作は使用者にとって極めて煩わしいものとなる。
リメトプリムとベンジルアルコールを利用したものがあ
るが、この場合、ベンジルアルコールが含水性ソフトコ
ンタクトレンズに残留することや真菌に対する消毒効果
が低いことが問題となる。また、二酸化塩素前駆物質を
含有した電解液を利用する方法では、二酸化塩素前駆物
質を電気分解して生成した二酸化塩素の酸化作用が強
く、しかも、水に溶けやすいため、含水性ソフトコンタ
クトレンズに残留し易いことが問題となる。
成分とする縮合体や重合体型抗菌剤を用いる方法は、含
水性ソフトコンタクトレンズへの取り込みを食い止める
ことができるかもしれないが、高分子化することで消毒
効果は格段に低下し、期待するような消毒作用がない。
また、シクロデキストリンを含有させる方法では、シク
ロデキストリンの洗浄活性に悪影響しないことを前提と
したものであり、抗菌剤とシクロデキストリンが包接さ
れた組成物は除外されている。このため、抗菌剤を併用
した場合には、後の比較例でも示すように抗菌剤が含水
性ソフトコンタクトレンズ内に取り込まれて残留する問
題点は未解決である。
物感などの諸症状がみられるため、これらの不快感を取
り除くために水分の補給を行う点眼剤が開発されてい
る。しかし、ソフトコンタクトレンズ装着時では、ソフ
トコンタクトレンズが薬剤を吸着・蓄積作用を有するた
め、この種の点眼剤で実用性あるものは未だ開発されて
いなかった。例えば、ソフトコンタクトレンズ装着時で
も点眼できる人工涙液型点眼剤やグルコン酸クロルヘキ
シジンがレンズに吸着・蓄積するのを抑制する吸着防止
剤(ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート)を
配合した点眼剤等が市販されているが、前者は、保存剤
を配合できないため、同一容器の生理食塩液を繰り返し
患者が取り扱うと二次汚染の危険性が極めて高くなり、
また後者は、保存剤のレンズへの吸着・蓄積防止作用が
不十分で、防腐効果もそれほど高くないという問題があ
った。
んでいるため、乾燥すると汚れが固着したり、壊れやす
くなり、使用できなくなる危険性があるため、ソフトコ
ンタクトレンズを外したときは、消毒以外の目的でも、
それを漬けておくソフトコンタクトレンズ用保存液が必
要となる。この保存液は、代表的には減菌処理された生
理食塩液が用いられているが、この液には、点眼剤と同
様、保存剤を配合することはできず、二次汚染の危険性
が高く、より実用性ある保存液の開発が求められてい
る。
む消毒用の水性組成物を、消毒剤がソフトコンタクトレ
ンズに吸着されることなく、有効に機能し、しかも、そ
の殺菌・防腐効果が長期間安定に保たれるように改良
し、その結果、含水性ソフトコンタクトレンズを、消毒
成分をレンズに残留させることなく、短時間で効率よく
消毒できる、取扱が簡単で、携帯に便利な消毒用組成物
の提供すること、並びに、該組成物を使用した効率のよ
いソフトコンタクトレンズの消毒方法、コンタクトレン
ズを装着した状態で安定して使用できる点眼剤および二
次汚染の危険性なく使用できるソフトコンタクトレンズ
用保存液等の提供を可能とすることを課題とする。
デキストリンを、特定の緩衝剤と共に使用することによ
って、消毒剤を長時間含水性ソフトコンタクトレンズと
接触させても、該ソフトコンタクトレンズ内部に取り込
まれることなく、安定して消毒効果を発揮するものとな
しうることを見いだし、本発明を完成した。
デキストリンを、クエン酸、リン酸又はその塩及びホウ
酸からなる群から選ばれる少なくとも一種の緩衝剤と共
に含有する、pH5〜8の水性組成物である。
リンは水溶性包接化合物として存在しうるものであり、
その結果、所望の効果が得られるものと思われる。
タクトレンズの消毒液として非常に有効に使用できるも
のであり、含水性ソフトコンタクトレンズを室温で一定
時間浸け置きし、該コンタクトレンズを、装用する前
に、すすぎ液で洗い、消毒成分を取り除くだけで、不要
な消毒成分を残存させることなく、極めて容易に、安定
して消毒することができる。
共存させた溶液を使用することにより、含水性ソフトコ
ンタクトレンズの消毒と洗浄を同時に実施することも可
能である。この方法は、前述の如き組成物と酵素を別々
に保存しておき、使用時に両者を混合し、この混合溶液
にコンタクトレンズを室温で一定時間浸け置きし、該コ
ンタクトレンズを、装用する前に、すすぎ液で洗い、消
毒成分および酵素を取り除くという方法でよい。
内における病原性微生物の感染防止等に用いられている
ものがいずれも使用できる。例えば、第四級アンモニウ
ム塩系消毒剤の塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニ
ウム、セチルピリジウムクロライド、ジアルキルジメチ
ルアンモニウムクロライドやグリシン系両性界面活性剤
のアルキルポリアミノグリシン、ジアルキルアミノエチ
ルグリシンおよびビグアナイド系消毒剤のポリヘキサメ
チレンビグアニジン塩酸塩、グルコン酸クロルヘキシジ
ンまたはその塩からなる群から選択できるもので、これ
らは1種で使用されても2種以上併用されてもよい。こ
の群において、特に実用性のある消毒剤は、塩化ベンザ
ルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ジアルキルアミノエ
チルグリシン、グルコン酸クロルヘキシジンまたはその
塩などである。
濃度、緩衝液の種類および包接化合物の消毒効果などに
よって変化する。通常は、上述の消毒剤の1種以上を消
毒液中、約0.001〜0.5重量%の割合となるよう
に使用するのがよい。
ンは、分子内にゲスト分子として各種の有機化合物を包
接できる空洞をもつ単分子的ホスト分子として知られる
ものであり、その構造は6個から10個のD−グルコピ
ラノース基がα−(1,4)グルコシド結合により環状
に結合したオリゴマーである。これらは、重合度によ
り、重合度6のものは、α−シクロデキストリン、重合
度7のものは、β−シクロデキストリン、重合度8のも
のは、γ−シクロデキストリンとして公知であるが、か
かるシクロデキストリンは、数個のグルコースが環状に
結合しているため、分子内部は中空のドーナツ形となっ
ており、このグルコース分子には3個のアルコール性水
酸基があるので、α−1,4結合で環状を形成すると、
外縁部は水酸基が配列し、親水性を示し、空洞内部はC
−H基で占められ、かなりの疎水性を示すものとなる。
消毒剤とシクロデキストリンを特定の緩衝剤溶液中で混
合し、30〜60℃に加温すると、消毒剤がゲスト分子
としてシクロデキストリンに立体的にフィットし、安定
した包接化合物になり、所望の効果が得られるものと思
われる。
業的には、澱粉類に特定の微生物が生産するシクロデキ
ストリン生成酵素を作用させて作られる、α−シクロデ
キストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキ
ストリンの他に、これらのシクロデキストリンに適当な
官能基を導入した誘導体として、たとえば、メチル化シ
クロデキストリン、ヒドロキシプロピル化シクロデキス
トリン、エピクロルヒドリンで架橋したシクロデキスト
リンポリマーが利用できる。これらのシクロデキストリ
ンの使用量は、消毒剤の種類と濃度、緩衝液の種類およ
び包接化合物の消毒効果などによって変化する。消毒液
として使用する場合、一般に、消毒剤とシクロデキスト
リンの混合モル比を、約1:0.1〜20、好ましくは
1:0.5〜10の割合として使用するのが適当である。
接反応は、pH5〜8の緩衝液中で行うことが必要であ
り、消毒剤とシクロデキストリンとの水溶性包接化合物
は、両者を単純に混合しただけでは得られない。たとえ
ば、精製水中や生理食塩水中では何ら望ましい水溶性包
接化合物は形成されない。消毒剤とシクロデキストリン
との包接反応には、緩衝液が極めて重要な役割を持って
いる。本発明で使用する緩衝剤は、包接反応を阻害せ
ず、眼科生理学的に許容されるものであることが必要で
ある。かかる緩衝剤は、クエン酸、リン酸またはその塩
およびホウ酸から選ばれるものであり、これらの1種も
しくは2種以上を使用すればよい。その使用量は、消毒
液中、0.01重量%〜10重量%、特に0.1〜5重
量%程度の割合であるのが好ましい。
な消毒の他に、週1回の除タンパク洗浄を定期的に行う
ことが推奨されている。この目的は、含水性ソフトコン
タクトレンズの装用中に生じる汚れの除去である。一般
的なこの種の汚れは、涙液由来タンパク質,粘性多糖
類,脂質などの有機物やカルシウムなどの無機物が蓄積
し固着したものである。その中の涙液由来タンパク質が
とくに問題となる。この涙液由来タンパク質がコンタク
トレンズ表面に蓄積し固着すると、コンタクトレンズに
曇りが生じ光学的透明度が失われ装用者に不快感をもた
らす。最悪の場合には、コンタクトレンズ表面の固着物
で角膜を傷つけ、充血,炎症等の眼障害を引き起こし、
その装用を中止しなければならない事態となる。
には界面活性剤を含む洗浄液で「こすり洗い」すること
である。この「こすり洗い」は日常の手入れには有効で
あるが、含水性ソフトコンタクトレンズの表面に固着し
た涙液由来タンパク質を取り除くには適当でない。しか
も、「こすり洗い」の際に含水性ソフトコンタクトレン
ズの紛失や破損をおかす危険性が高い。最近では、この
含水性ソフトコンタクトレンズの汚れをより安全で確実
に取り除くため、酵素を利用した洗浄方法が開発され、
この業界では一般的で広く普及している。
加水分解酵素が使われている。具体的には、動物起源ま
たは微生物起源のプロテアーゼ,リパーゼ,アミラー
ゼ,微生物起源のペクチナーゼの群より選択できる。こ
の群において、とくに好ましい酵素が、微生物起源のバ
チルスおよびストレプトマイセス並びにやアスペルギル
ス属から誘導されるプロテアーゼや微生物起源のシュー
ドモナスおよびアスペルギルス属から誘導されるリパー
ゼである。これらの酵素は、通常の市販品として入手可
能であり、たとえば、ビオプラーゼ(ナガセ生化学工
業),リリパーゼ(ナガセ生化学工業)などの粉末,錠
剤あるいはグリセリン等の酵素安定剤を含む液状のもの
等、いずれが使用されてもよい。
用できるため、含水性ソフトコンタクトレンズの消毒と
酵素洗浄を同時に実施することができる。そのための酵
素の使用量は、酵素の起源と種類,反応pH,洗浄時
間,消毒作用を有する水溶性包接化合物への影響などに
よって変化するが、通常は、0.001〜5重量%とな
るように使用するのがよい。
キレート剤、等張調整剤、界面活性剤、親水性高分子等
のその他の成分を含有することができる。たとえば、金
属キレート剤は、タンパク質の汚れに含まれるカルシウ
ムイオンなどの作用を弱めるために使用される。このよ
うな作用を得るには、エチレンジアミン四酢酸四ナトリ
ウム塩および二ナトリウム塩などを0.01重量%〜
0.5重量%の範囲で使用するのが好ましい。
性微生物を少なくとも感染力価以下にまで低減させて感
染の危険を除くことができる。しかも、プロテアーゼや
リパーゼなどの酵素を併用できるので、含水性ソフトコ
ンタクトレンズの消毒と酵素洗浄が同時に、漬け置き方
式で実施することができる。これらの消毒および酵素洗
浄の処理が終われば、レンズ周辺の試薬成分を洗い流し
て取り除くことができる。このすすぎ液には、ソフトレ
ンズ用保存液の他、消毒成分の不活化剤を含有してもよ
い。このような消毒成分の不活化剤には、ベントナイ
ト、カオリン、ビーガム、レシチン、ケイ酸マグネシウ
ム、Tween20、Tween80などが使用でき
る。
液としての利用の関する説明をしてきたが、かかる本発
明の組成物は、殺菌・防腐効果に優れるものでありなが
ら、消毒剤をソフトコンタクトレンズに吸着させること
なく、しかも眼刺激がほとんどないので、安定して使用
できるため、コンタクトレンズを装着した状態で使用で
きる点眼剤として、また、ソフトコンタクトレンズの保
存液としても実用性あるものであることが確認されてい
る。
クトレンズ用保存液として使用する場合、本発明の組成
物における消毒剤とシクロデキストリンの混合モル比
は、1:10〜500、好ましくは1:20〜400程
度であるのが適当である。また、いずれの使用例におい
ても、組成物中に金属キレート剤、例えばエチレンジア
ミン四酢酸四ナトリウム塩および二ナトリウム塩などを
先に述べたような範囲で含むようにするのが好ましい。
説明する。 〔実施例1〕0.05Mクエン酸(ナカライテスク
(株))と0.2Mホウ酸(ナカライテスク(株)製)
の溶液に0.1M燐酸三ナトリウム(ナカライテスク
(株)製)を混合してpH7.0に調整した緩衝液10
mlに、α−シクロデキストリン(ナカライテスク(株)
製)0.2g、塩化ナトリウム(ナカライテスク(株)
製)35mg、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(ナ
カライテスク(株)製)5mgを順次加え、40℃に加温
して攪拌溶解後、50%塩化ベンザルコニウム溶液(丸
石製薬(株))40mgを徐々に加え、この溶液を2時間
程度攪拌後、濾過滅菌して消毒液を得た。
衝液10mlに、β−シクロデキストリン(ナカライテス
ク(株)製)0.02g、塩化ナトリウム(ナカライテ
スク(株)製)35mg、エチレンジアミン四酢酸二ナト
リウム(ナカライテスク(株)製)5mgを順次加え、4
0℃に加温して攪拌溶解後、30%テゴー51溶液(日
本商事(株)製)67mgを徐々に加え、この溶液を2時
間程度攪拌後、濾過滅菌して消毒液を得た。
衝液10mlに、γ−シクロデキストリン(佐々木化学薬
品(株)製)0.5g、塩化ナトリウム(ナカライテス
ク(株)製)35mg、エチレンジアミン四酢酸二ナトリ
ウム(ナカライテスク(株)製)5mgを順次加え、40
℃に加温して攪拌溶解後、20%グルコン酸クロルヘキ
シジン溶液(丸石製薬(株)製)100mgを徐々に加
え、この溶液を2時間程度攪拌後、濾過滅菌して消毒液
を得た。
混合し、得られた消毒液組成物を、後述の洗浄試験に使
用した。なお、上記5%ビオプラーゼ溶液は、ビオプラ
ーゼ(ナガセ生化学工業(株)製)5gとグリセリン
(ナカライテスク(株)製)40gを十分混合した後、
精製水を加えて攪拌溶解し、精製水で全量を100mlと
し、この溶液を濾過滅菌したものである。
キストリン(ナカライテスク(株)製)0.2g、塩化
ナトリウム(ナカライテスク(株)製)90mg、エチレ
ンジアミン四酢酸二ナトリウム(ナカライテスク(株)
製)5mgを順次加え、40℃の加温して攪拌溶解した
後、50%塩化ベンザルコニウム溶液(丸石製薬(株)
製)40mgを徐々に加え、この溶液を2時間程度攪拌
後、濾過滅菌して消毒液を得た。
キストリン(ナカライテスク(株)製)0.02g、塩
化ナトリウム(ナカライテスク(株)製)90mg、エチ
レンジアミン四酢酸二ナトリウム(ナカライテスク
(株)製)5mgを順次加え、40℃の加温して攪拌溶解
した後、30%テゴー51溶液(日本商事(株)製)6
7mgを徐々に加え、この溶液を2時間程度攪拌後、濾過
滅菌して消毒液を得た。
キストリン0.5g、塩化ナトリウム(ナカライテスク
(株)製)90mg、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウ
ム(ナカライテスク(株)製)5mgを順次加え、40℃
の加温して攪拌溶解した後、20%グルコン酸クロルヘ
キシジン溶液(丸石製薬(株)製)100mgを徐々に加
え、この溶液を2時間程度攪拌後、濾過滅菌して消毒液
を得た。
ホウ酸を混合して調整したpH7.0の緩衝液10mlに
γ−シクロデキストリン0.5g、塩化ナトリウム(ナ
カライテスク(株)製)35mg、エチレンジアミン四酢
酸二ナトリウム(ナカライテスク(株)製)5mgを順次
加え、40℃に加温して攪拌溶解した後、20%グルコ
ン酸クロルヘキシジン溶液(丸石製薬(株)製)100
mgを徐々に加え、この溶液を2時間程度攪拌後、濾過滅
菌して消毒液を得た。
衝液10mlに塩化ナトリウム(ナカライテスク(株)
製)35mg、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(ナ
カライテスク(株)製)5mgを順次加え攪拌溶解後、濾
過滅菌する。この溶液に5%ビオプラーゼ溶液0.2ml
を混合し、消毒液組成物を得た。なお、上記5%ビオプ
ラゼ溶液は、ビオプラーゼ(ナガセ生化学工業(株)
製)5gとグリセリン(ナカライテスク(株)製)40
gを十分混合した後、精製水を加えて攪拌溶解し、精製
水で全量を100mlとし、この溶液を濾過滅菌したもの
である。
衝液10mlにα−シクロデキストリン(ナカライテスク
(株)製)0.2g、塩化ナトリウム(ナカライテスク
(株)製)35mg、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウ
ム(ナカライテスク(株)製)5mgを順次加え攪拌溶解
後、濾過滅菌した。
の、消毒剤の含水ゲルへの取り込み試験、消毒効果試験
(大腸菌と黒こうじカビ)および洗浄効果試験を、下記
の方法で実施した。
法〕この試験は、ジスルフィンブルーを用いる公知の方
法(北原文雄他,界面活性剤の分析と試験方法,P35
1〜353,講談社,1989参照)を参考にした。実
施例1〜3および比較例1〜3の各消毒液に、含水ゲル
(含水率39%)約1gを浸漬し、40℃に保存する。
浸漬3日後に含水ゲルを取り出して、精製水で十分にす
すぎ、これを細かく裁断して精製水10mlを加え30分
煮沸して消毒成分を溶出させる。この溶出液10mlに酢
酸緩衝液2.5ml,ジスルフィンブルー試薬1ml,クロ
ロホルム10mlを順次加える。内容物を2分間激しく混
和する。その後、2000rpmで10分間遠心して、
下層のクロロホルム層を分取し、628nmの吸光度を
分光光度計で測定する。消毒剤の濃度は予め作成した検
量線より求めた。
として大腸菌IFO3301をミューラー・ヒントン培
地「Difco」に接種し、37℃で24時間培養す
る。これを滅菌生理食塩水で菌数を約107 cells/mlに
なるよう調整し、試験菌液とした。次に実施例1〜3お
よび比較例1〜3の溶液10mlに、この試験菌液を10
0μl 接種し、試験液とした。これを20℃に保存し、
保存2時間後に試験液中の生菌数をミューラー・ヒント
ン寒天培地を用いた希釈平板培養法(培養温度37℃,
培養期間7日)により生菌数を測定した。対照として、
滅菌生理食塩水を用いて同様に試験した。
験菌株として黒こうじカビIFO4414をポテトデキ
ストロース寒天培地「日水製薬」に接種し、30℃で7
日間培養する。この胞子部分を0.05%Tween8
0含有滅菌生理食塩水に採取して胞子懸濁液を作り、菌
数を約106cells/mlになるよう調整し、試験菌液とし
た。次に実施例1〜3および比較例1〜3の溶液10ml
に、この試験菌液を100μl 接種し、試験液とした。
これを20℃に保存し、保存2時間後に試験液中の生菌
数をポテトデキストロース寒天培地を用いた希釈平板培
養法(培養温度30℃,培養期間7日)により測定し
た。対照として、滅菌生理食塩水を用いて同様に試験し
た。
下記組成からなる人工汚れ液を調製する。 アルブミン(牛血清) 1.44g γ−グロブリン(牛血清) 0.42g リゾチーム(卵白製) 0.36g 牛脂 1.00g 生理食塩水 全量を100mlとする。
×1mm, 含水率39%)を室温で一昼夜浸漬する。浸漬
後、この含水ゲルを取り出して20℃で一昼夜乾燥す
る。これを3回繰り返して含水ゲル表面に人工汚れを付
着させた。この汚れの付着した含水ゲルの700nmで
の吸光度を分光光度計(島津製UV−160A)で測定
した。この時の吸光度をAとする。この汚れの付着した
含水ゲルを実施例4および比較例4〜5の溶液に所定時
間浸漬する。浸漬後、含水ゲルを各溶液から取り出しで
軽く水洗して再び700nmでの吸光度を分光光度計で
測定した。この時の吸光度をBとする。この測定結果か
ら、汚れ除去率を次式によって求めた。対照として、生
理食塩水を用いて同様に試験した。 人工汚れ除去率(%)=[(A−B)/A]×100
れる消毒剤量、消毒効果試験および洗浄効果試験の結果
を表1〜表2に示す。
の消毒成分の含水ゲルへの取り込みは、未包接の消毒剤
と比べると1/100〜1/1000に減少した。しか
も、それらの消毒効果は、消毒剤がシクロデキストリン
で包接されることで、、黒こうじカビに対する消毒効果
がわずかに低下する程度である。また、表2に示す通
り、本発明の消毒液およびプロテアーゼを共存させた溶
液の含水ゲルに付着させた人工汚れに対する洗浄効果
は、プロテアーゼ単独の洗浄液と同程度であった。さら
に、シクロデキストリンの存在は、この種の汚れに対し
て何ら洗浄作用を有していなかった。
製した。 塩化ベンザルコニウム 0.005% EDTA・2Na 0.05 % β−シクロデキストリン 2.0 % 塩化ナトリウム 0.3 % 塩化カリウム 0.1 % 緩衝液 50 ml 減菌精製水 適量 100 % 上記緩衝液としては、0.05Mクエン酸(ナカライテク
ス社製)と0.2Mホウ酸(ナカライテクス社製)の溶液
に0.1M燐酸三ナトリウム(ナカライテクス社製)を混
合してpH7.0に調整したものを使用した。
製した。 グルコン酸クロルヘキシジン 0.01 % EDTA・2Na 0.05 % γ−シクロデキストリン 5.0 % 塩化ナトリウム 0.3 % 塩化カリウム 0.1 % 実施例5と同様の緩衝液 50 ml 減菌精製水 適量 100 %
製した。 塩化ベンザルコニウム 0.005% EDTA・2Na 0.05 % 塩化ナトリウム 0.5 % 塩化カリウム 0.15 % 炭酸ナトリウム 適量(pH7±0.5 に調整) ポリオキシエチレンソルビランモノオレエート 50 ml 減菌精製水 適量 100 % 実施例5および6の製品は、ハード又はソフトコンタク
トレンズ装着時でも、直接点眼できる点眼剤で、眼刺激
がほとんどなく、実質的にレンズに消毒剤が吸着・蓄積
せず、二次汚染が防止できた。なお、これら点眼剤の殺
菌・防腐試験結果及びレンズへの消毒剤の吸着試験結果
を表3、4及び5に示すが、これより、シクロデキスト
リンを含まない比較例7の点眼剤は、レンズへの消毒剤
の吸着が大であり、眼刺激も強く、また、殺菌・防腐効
果も、実施例5及び6の製品に比べて劣ることがわか
る。
タクトレンズ用保存液を調製した。 グルコン酸クロルヘキシジン 0.005% EDTA・2Na 0.05 % ポリβ−シクロデキストリン 3.0 % 実施例5と同様の緩衝液 80 ml 減菌精製水 適量 100 %
タクトレンズ用保存液を調製した。 塩酸クロルヘキシジン 0.003% EDTA・2Na 0.05 % γ−シクロデキストリン 3.0 % 実施例5と同様の緩衝液 80 ml 減菌精製水 適量 100 %
タクトレンズ用保存液を調製した。 グルコン酸クロルヘキシジン 0.005% 塩化ナトリウム 0.9 % 減菌精製水 適量 100 %
て、殺菌・防腐試験及びレンズへの消毒剤の吸着試験を
した結果を表3及び4に示すが、この結果から、本発明
に従った実施例7及び8の保存液では、レンズに消毒剤
が吸着・蓄積せず、二次汚染を防止するものとして実用
性あるものであるが、シクロデキストリンを含まない比
較例8では、レンズに消毒剤が吸着され易く、実用性に
問題があるものとなった。
施した殺菌・防腐試験及び消毒剤の吸着試験、及び眼刺
激性試験は下記の方法に従った。 〔大腸菌の殺菌効果の試験方法〕実施例1と同様の方法
で試験液を調製し、接種後、20℃で4時間目、1日
目、7日目、14日目の試験液中の生菌数をミューラー
・ヒントン寒天培地を用いた希釈平板培養法(培養温度
37℃,培養期間7日)により測定した。 〔黒こうじカビの殺菌効果の試験方法〕実施例1と同様
の方法で試験液を調製し、接種後、20℃で4時間目、
1日目、7日目、14日目の試験液中の生菌数をポテト
デキストロース寒天培地を用いた希釈平板培養法(培養
温度30℃,培養期間7日)により測定した。 〔消毒剤の含水ゲルへの取り込み試験方法〕実施例1と
同様の試験方法で実施したが、含水ゲルの浸漬温度及び
期間を下記の通りとした。 実施例5、6及び比較例7:含水ゲルを30℃で3日間
浸漬。 実施例7、8及び比較例8:含水ゲルを30℃で90日
間浸漬(ただし、保存液は10日毎に新鮮なものと交換
した)。 〔眼粘膜刺激性試験方法〕コンタクトレンズ装用者6名
(ハードレンズ3名、ソフトレンズ3名)に対して、実
施例5、6及び比較例7の各製品を片方の眼に約0.1m
l、対照として他方の眼に生理食塩液の約0.1mlを、そ
れぞれ2時間置きに5回づつ点眼し、点眼毎に、対照の
生理食塩液点眼の刺激と比較した。
水率38%)を人の目に装着し、〔8時間装着─1夜消
毒─3日間保存〕という工程を繰り返し、30日間検討
したが、その間、目に対する刺激等の異常は認められな
かった。なお、消毒液は実施例3のものを使用し、保存
液には実施例7のものを使用した。
でも、消毒剤の効力を有効に持続し、しかも、レンズに
消毒剤を吸着・蓄積させることなく使用できる。従っ
て、本発明の組成物は、含水性ソフトコンタクトレンズ
の消毒液及び保存液として極めて効果的に使用できるも
のであり、更には、ソフト又はハードコンタクトレンズ
を装着した状態で使用できる点眼剤としても実用性ある
ものとなる。例えば、消毒液として使用する場合、消毒
成分とシクロデキストリンとからなる消毒作用を有する
水溶性包接化合物を含有する消毒液に、含水性ソフトコ
ンタクトレンズを漬け置きするだけで消毒が短時間で実
施できる。また、この消毒液と酵素を併用すれば消毒と
酵素洗浄が同時に行える。これらの処理液は、レンズを
装用する前に、すすぎ洗いによってレンズ表面の試薬成
分を取り除くことができる。このような消毒液は、消毒
剤が含水性ソフトコンタクトレンズ内部に取り込まれる
心配がなく、酵素洗浄を同時に実施できるため、操作性
が極めて簡便になる。
Claims (12)
- 【請求項1】 消毒剤とシクロデキストリンを、クエン
酸、リン酸又はその塩及びホウ酸からなる群から選ばれ
る少なくとも一種の緩衝剤と共に含有する、pH5〜8の
水性組成物であることを特徴とする含水性ソフトコンタ
クトレンズの消毒用組成物。 - 【請求項2】 上記消毒剤とシクロデキストリンが水溶
性包接化合物となっている請求項1の消毒用組成物。 - 【請求項3】 上記消毒剤が、塩化ベンザルコニウム、
塩化ベンゼトニウム、セチルピリジウムクロライド、ジ
アルキルジメチルアンモニウムクロライド、アルキルポ
リアミノグリシン、ジアルキルアミノエチルグリシン、
ポリヘキサメチレンビグアニジン塩酸塩、グルコン酸ク
ロルヘキシジン及びその塩からなる群から選ばれる少な
くとも1種である請求項1又は2の消毒用組成物。 - 【請求項4】 上記組成物が含水性ソフトコンタクトレ
ンズの消毒液として使用されるものであり、消毒剤とシ
クロデキストリンのモル比が1:0.1〜20である請求
項1〜3いずれか1項の消毒用組成物。 - 【請求項5】 消毒剤とシクロデキストリンを、クエン
酸、リン酸又はその塩及びホウ酸からなる群から選ばれ
る少なくとも一種の緩衝剤と共に含有する、pH5〜8の
水性消毒液に含水性ソフトコンタクトレンズを室温で一
定時間浸け置きしておき、該コンタクトレンズを装用す
る前に、すすぎ液で洗い、消毒成分を取り除くことを特
徴とする含水性ソフトコンタクトレンズの消毒方法。 - 【請求項6】 上記消毒液に酵素を共存させた溶液で、
含水性ソフトコンタクトレンズの消毒と洗浄を同時に実
施するものであって、上記消毒液と酵素が別々に保存さ
れており、使用時に両者を混合して上記溶液に調製され
るものであり、該溶液にコンタクトレンズを室温で一定
時間浸け置きしておき、該コンタクトレンズを装用する
前に、すすぎ液で洗い、消毒成分および酵素を取り除く
ことを特徴とする請求項5の方法。 - 【請求項7】 上記消毒剤とシクロデキストリンが水溶
性包接化合物となっている請求項5又は6の方法。 - 【請求項8】 上記酵素が、プロテアーゼ、リパーゼ、
アミラーゼ、ペクチナーゼからなる群から選ばれるもの
である請求項6又は7の方法。 - 【請求項9】 上記溶液中の酵素が、上記水溶性包接化
合物の0.001〜5重量%で、上記水溶性包接化合物
の消毒作用を実質上阻害しない範囲で使用される請求項
6〜8いずれか1項の方法。 - 【請求項10】上記すすぎ液が、消毒成分の不活化剤を
含有する請求項5〜9いずれか1項の方法。 - 【請求項11】 消毒剤とシクロデキストリンを、クエ
ン酸、リン酸又はその塩及びホウ酸からなる群から選ば
れる少なくとも一種の緩衝剤と共に含有する、pH5〜8
の水性組成物からなるものであり、上記消毒剤とシクロ
デキストリンのモル比が1:10〜500であることを
特徴とするコンタクトレンズを装着した状態で使用でき
る点眼剤。 - 【請求項12】 消毒剤とシクロデキストリンを、クエ
ン酸、リン酸又はその塩及びホウ酸からなる群から選ば
れる少なくとも一種の緩衝剤と共に含有する、pH5〜8
の水性組成物からなるものであり、上記消毒剤とシクロ
デキストリンのモル比が1:10〜500であることを
特徴とするソフトコンタクトレンズ用保存液。
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