JPH09285170A - 誘導電動機の急速停止装置 - Google Patents

誘導電動機の急速停止装置

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JPH09285170A
JPH09285170A JP12112496A JP12112496A JPH09285170A JP H09285170 A JPH09285170 A JP H09285170A JP 12112496 A JP12112496 A JP 12112496A JP 12112496 A JP12112496 A JP 12112496A JP H09285170 A JPH09285170 A JP H09285170A
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JP12112496A
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Sosuke Maeda
壮介 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 急速停止装置を備えていない操作ボックスに
付設して急速停止機能を付加する装置に関し、誘導電動
機の電源回路に急速停止装置を追加設置する際の作業
を、簡単にかつ短時間で行うことができるようにす
る。。 【解決手段】 直流制動電流の出力回路をオンオフする
直流接点3と、交流電流を直流電流に変換する変換手段
5と、誘導電動機1の主接点2に直列接続される第2接
点4と、誘導電動機の駆動電流を検出する電流検出器6
と、電流検出器6が電流オフを検出したあと所定の時間
遅れで第2接点4を開成する第1の遅延要素14と、第
2接点4が開成したあと所定の時間遅れで直流接点3を
閉成する第2の遅延要素13と、直流接点3が閉成した
あと所定の時間遅れで上記変換手段5を動作させる第3
の遅延要素15とを備えている。既設の操作ボックス3
0の電源側に直列接続するだけで急速停止機能が付与さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直流制動による
誘導電動機の急速停止装置に関するもので、急速停止装
置を備えていない操作ボックスに付設して急速停止機能
を付加する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】逆流制動や直流制動によって誘導電動機
を急速停止させる技術は周知であり、これらの急速停止
のための回路を内蔵することによって、誘導電動機を急
速停止可能にした操作ボックスも公知である。
【0003】しかし小型で安価であることを目的とした
各種の機器を駆動するための誘導電動機には、急速停止
装置を備えていないものが多く、このような装置に急速
停止装置を付加して駆動電動機の急速停止を行わせたい
という要求も多い。
【0004】たとえば一般的に用いられている汎用のボ
ール盤は、主軸駆動用の誘導電動機に急速停止装置が設
けられていないものが多いが、そのようなボール盤のテ
ーブルにワークを間歇送りするインデックステーブルな
どの治具を取り付けて多数の孔明け加工やタップ加工を
行うときは、急速停止装置の有無によって作業能率が大
きく異なるので、急速停止装置を追加設置したいという
要求が生ずる。
【0005】このような要求が生じたときに用いる急速
停止装置としては、サイリスタを利用した直流制動装置
を用いるのが便利である。図4はこの種の従来装置の一
例を示したもので、誘導電動機1の電源回路に設けられ
る主接点2と並列に急速停止装置11を接続してある。
急速停止装置11は、主接点2の一次側(電源側)から
交流電流の供給を受け、主接点2が開かれたときに急速
停止装置11に内蔵したサイリスタにより生成した直流
電流を主接点2の二次側に供給して、誘導電動機1に直
流制動をかける。
【0006】このような急速停止装置11には、当然の
ことながら、制動直流電流のオンオフを行うための直流
接点3が設けられている。そして主接点2と直流接点3
とが同時に閉成されるようなことがあると重大な事故が
発生する危険があるので、主接点2と直流接点3とは相
互にインターロックを取る必要があり、図4にもこれら
のインターロック接点2b、3bが示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなインターロ
ック接点のうち、主接点2と連動するインターロック接
点2bは主接点2のリレー2cで開閉する必要があり、
直流接点側のインターロック接点3bは主接点のリレー
2cと直列接続されるので、急速停止装置11を追加設
置するときは、このインターロック接点2b、3bを主
接点2やそのリレー2cが収納されている既設の操作ボ
ックスに追加設置しなければならない。
【0008】しかし通常、既設の操作ボックスはこのよ
うな接点を追加収容することを予定しておらず、これら
のインターロック接点を操作ボックスの中に収容できな
い場合が多い。またこのように既設の操作ボックス内の
接点と追加設置した急速停止装置内の接点との間で相互
にインターロックを取る必要から、両者の間にインター
ロック回路のケーブルが接続されることとなり、急速停
止装置を追加設置する際のケーブル配線が複雑で、作業
に熟練と時間を必要とするという問題がある。
【0009】この発明は、誘導電動機の電源回路に急速
停止装置を追加設置する際の設置作業を、簡単にかつ短
時間で行うことができる誘導電動機の急速停止装置を得
ることを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の誘導電動機の
急速停止装置10は、主接点2の一次側に接続される接
続側端子21と、電源側に接続される電源側端子22
と、制動電流の出力端子となる直流端子23と、制御対
象となる誘導電動機1の主接点2と直列接続される第2
接点4と、従来と同様主接点2の二次側に与える直流電
流をオンオフする直流接点3とを内蔵している。制動用
の直流電流は、第2接点4の一次側から交流電流の供給
を受けているサイリスタ5によって生成される。この発
明の装置には、誘導電動機の電源回路に電流が流れてい
るかどうかを検出する電流検出器6が内蔵されている。
電流検出器6は、主接点2の二次側に接続されており、
主接点2の開閉がこの電流検出器6によって検出され
る。またこの発明の装置には、電流検出器6が電流オフ
を検出したときに、所定の時間遅れで第2接点4を開成
する第1の遅延要素14を備えている。
【0011】請求項2記載の装置には、第2接点4が開
成したあと所定の時間遅れで直流接点3を閉成する第2
の遅延要素13と、直流接点3が閉成したあと所定の時
間遅れでサイリスタ5のトリガ回路7を動作させる第3
の遅延要素15とを備えている。
【0012】制動直流電流を出力しているサイリスタ5
の動作停止は、電動機1の回転停止を検出して行うこと
もできるが、時間調整可能なタイマ8で設定するのが簡
単である。この場合には、サイリスタ5が動作を終了し
たあと所定の時間遅れで直流接点3を開成し次いで第2
接点4を閉成する第4の遅延要素16を設ける。
【0013】
【作用】この発明の装置は、図3に示すように、急速停
止装置を設けようとする誘導電動機1の電源回路に設け
られている既設の操作ボックス30の電源側のケーブル
を切り離して急速停止装置10を直列接続するととも
に、直流電流供給用のケーブル23を既設の操作ボック
ス30の電動機側に接続することにより設置される。電
動機1のオンオフは、既設の操作ボックス30に内蔵さ
れた主接点2で行う。主接点2が開成されると、主接点
2の二次側の電流が遮断されたことを電流検出器6が検
出し、所定の時間遅れのあと第2接点4を開成して直流
制動電流を出力する。上記時間遅れは、機器の動作遅れ
に対する安全作用を備えるとともに、動作に不感帯を設
ける作用も兼ねている。例えば誘導電動機が正転から逆
転に切り換えられた場合や、瞬間的な電源断があった場
合に急速制動がかけられるのを防止している。
【0014】請求項2の発明では、主接点2の二次側の
電流が遮断されたことを電流検出器6が検出した後、そ
れぞれの動作の間に設定された時間遅れをおいて、第2
接点4が開成され、直流接点3が閉成され、サイリスタ
5がトリガされる。これにより、直流接点3に大きな投
入電流が流れなくなるから、当該接点を小型のものにで
きるし、機器の動作遅れによる障害も未然に回避でき
る。そして誘導電動機1に直流制動がかけられたあと、
電動機1が停止するタイミングを計時(タイマ設定等に
よる)後、サイリスタ5のトリガ動作を停止し、一定の
遅延時間をおいて第2接点4及び直流接点3を復帰させ
る。
【0015】上記構造によれば、主接点2と直流接点3
との間にインターロックを取る必要がなく、要すれば第
2接点4と直流接点3との間でインターロックを取れば
よいから、装置内に予めこのインターロック回路を組み
込んでおくことができ、急速停止装置の追加設置時にイ
ンターロック回路用のケーブルの接続を行う必要がなく
なる。また既設の操作ボックス30に何も付設する必要
がないから、収納スペースの問題も生じず、電源回路ま
わりをコンパクトに纏めることができ、設置時の誤配線
による事故の危険も可及的に回避できる。さらに第2接
点4及び直流接点3は、ともに電流が流れていない状態
で開閉されるので、アークによる接点の損傷を考慮する
必要がなく、接点の小さい小型のものを用いても十分な
耐久性が得られ、装置を安価に提供できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施例を示した
ものである。誘導電動機1の電源回路には既設の操作ボ
ックス30が設けられており、この操作ボックス内に
は、主接点2、主接点リレー2c、スタートスイッチ3
1及びストップスイッチ32が内蔵されている。スター
トスイッチ31と並列に設けられる自己保持回路は図示
されていない。主接点2と電源との間にこの発明の急速
停止装置10が介装されており、急速停止装置の接続側
端子21が主接点2の一次側に接続され、電源側端子2
2が電源に接続されている。
【0017】接続側端子21と電源側端子22とは、装
置内で第2接点4を介在させた電源線25によって接続
されている。装置内に設けられるタイマ8やサイリスタ
のトリガ回路6等のための直流電流は、電源線25から
得た交流を整流器9で整流して供給される。直流端子2
3は、主接点2の二次側に接続される。具体的には設置
工事の際に、主接点2と誘導電動機1とを繋いでいるケ
ーブルの接続部のネジを緩め、直流端子23に接続した
ケーブル24の他端を差し込んだ後、当該ネジを締め付
けてやればよい。
【0018】急速停止装置10には、直流接点23に接
続された電流検出器6が設けられており、この電流検出
器6のオフ検出信号が出力された後200ミリセカンド
後に第2接点リレー4cを励磁する第1の遅延回路14
と、第2接点リレー4cが励磁された後120ミリセカ
ンド後に直流接点リレー3cを励磁する第2の遅延回路
13と、直流接点リレー3cが励磁された後100ミリ
セカンド後にサイリスタ5のトリガを開始させる第3の
遅延回路15とが設けられている。
【0019】更に装置内には、サイリスタ5の動作時間
を設定するための時間調整可能なタイマ8が設けられて
おり、サイリスタ5の動作が停止した後250ミリセカ
ンド後に第2接点リレー4cと直流接点リレー3cを消
磁する第4の遅延回路16とが設けられている。タイマ
8の調整時間は、1〜7秒の間で誘導電動機1の動作環
境に合わせて設定されるようになっている。なお上記の
遅延時間やタイマの設定時間は、あくまでも一例であ
り、リレーの動作遅れ等を勘案して適宜設定すべき値で
ある。
【0020】ストップスイッチ32が手動で押されて主
接点2が開成した後の装置の動作は、図2のタイミング
チャートに示されている。電流検出器6によって主接点
2の開成が検出された後、200ミリセカンド後に第2
接点4が開成し、320ミリセカンド後に直流接点3が
閉成する。そして420ミリセカンド後にサイリスタ5
が動作を開始し、ケーブル24を通じて誘導電動機1に
制動用の直流電流を供給し、電動機1を急速停止させ
る。タイマ8で設定された時間が経過すると、サイリス
タ5の動作が停止し、その250ミリセカンド後に第2
接点4が閉成するとともに直流接点3が開成する。誘導
電動機1の再起動Aは、その後のタイミングで行われ、
誘導電動機1が停止する前にスタートスイッチ31を押
して再起動しようとしても、第2接点4が開成されてい
る関係上、誘導電動機1を再起動することはできず、こ
のことが主接点2と直流接点3との実質的なインターロ
ックとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図
【図2】動作を示すタイムチャート
【図3】急速停止装置の追加設置時の結線図
【図4】従来の急速停止装置の接続状態を示すブロック
【符号の説明】
1 誘導電動機 2 主接点 3 直流接点 4 第2接点 5 サイリスタ 8 タイマ 13 第2の遅延要素 14 第1の遅延要素 15 第3の遅延要素 16 第4の遅延回路 21 接点側端子 22 電源側端子 23 直流端子 24 直流用のケーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象となる誘導電動機(1) に直流制
    動電流を出力する直流端子(23)と、直流制動電流の出力
    回路をオンオフする直流接点(3) と、交流電流を直流電
    流に変換する変換手段(5) とを備えた誘導電動機の急速
    停止装置において、誘導電動機(1) の主回路の電源側に
    接続される電源側端子(22)と、主接点(2) の一次側に接
    続される接続側端子(21)と、上記電源側端子(22)と接続
    側端子(21)との間に接続された第2接点(4) と、誘導電
    動機の駆動電流を検出する電流検出器(6) と、電流検出
    器(6) が電流オフを検出したあと所定の時間遅れで第2
    接点(4) を開成する遅延要素(14)とを備え、第2接点
    (4) を開成した状態で前記変換手段(5) を動作させて直
    流制動電流を出力することを特徴とする、誘導電動機の
    急速停止装置。
  2. 【請求項2】 遅延要素(14)で設定された遅れ時間で第
    2接点(4) が開成したあと所定の時間遅れで直流接点
    (3) を閉成する第2の遅延要素(13)と、直流接点(3) が
    閉成したあと所定の時間遅れで上記変換手段(5) を動作
    させる第3の遅延要素(15)とを備えている、誘導電動機
    の急速停止装置。
  3. 【請求項3】 上記変換手段(5) の動作時間を設定する
    時間調整可能なタイマ(8) と、当該変換手段が動作を終
    了したあと所定の時間遅れで直流接点(3) を開成しかつ
    第2接点(4) を閉成する第4の遅延要素(16)とを備え
    た、請求項1記載の誘導電動機の急速停止装置。
JP12112496A 1996-04-17 1996-04-17 誘導電動機の急速停止装置 Pending JPH09285170A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100367558B1 (ko) * 2000-04-17 2003-01-10 조병훈 싸이리스터형 3상 교류전압 제어기의 검출회로

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100367558B1 (ko) * 2000-04-17 2003-01-10 조병훈 싸이리스터형 3상 교류전압 제어기의 검출회로

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