JPH09282476A - グラフ表示装置及びグラフ表示方法 - Google Patents

グラフ表示装置及びグラフ表示方法

Info

Publication number
JPH09282476A
JPH09282476A JP8095431A JP9543196A JPH09282476A JP H09282476 A JPH09282476 A JP H09282476A JP 8095431 A JP8095431 A JP 8095431A JP 9543196 A JP9543196 A JP 9543196A JP H09282476 A JPH09282476 A JP H09282476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
graph
input
line
formula
coordinate data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8095431A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Maruyama
解 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP8095431A priority Critical patent/JPH09282476A/ja
Publication of JPH09282476A publication Critical patent/JPH09282476A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Generation (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】計算機能を備えた電子機器においてグラフの表
示を行なうグラフ表示装置であって、所望形状のグラフ
に応じてその関数式を得ること。 【解決手段】ユーザ所望の形状の、例えば2次関数曲線
のグラフを、手書きにより描画表示させ、当該グラフ上
の最小点及び任意の1点のx,y座標データを入力する
と、入力された2つのx,y座標データに基づき、対応
する2次関数のグラフ式(y=2x2 )が算出表示され
ると共に、当該算出されたグラフ式に対応するグラフが
描画表示されるので、描画したい形のグラフをイメージ
で入力し、当該グラフ上のいくつかの座標を入力するだ
けで、対応するグラフ式が特定され、正確なグラフも描
画表示されるようになる。従って、数学的知識が十分に
なくても、所望の形状をしたグラフのグラフ式が、どの
ような関数式になるのかを容易に知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機能を備えた
電子機器においてグラフの表示を行なうグラフ表示装置
及びグラフ表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば関数計算機能を備えた
電子計算機では、関数式を入力すると、当該入力された
関数式に応じたグラフを描画表示するものがある。すな
わち、所望の関数式を入力すると、入力された関数式が
記憶されると共に、表示画面上での座標レンジが設定さ
れ、この座標レンジに従った各変数値が前記記憶された
関数式に代入されて解が求められることで、対応するグ
ラフが描画表示されるものである。つまり、従来の電子
計算機におけるグラフの表示は、まず、グラフの関数式
を入力することで、この入力された関数式に応じてグラ
フの表示が行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電子計算機におけるグラフ表示機能では、入力され
た関数式に応じてグラフの描画表示が行なわれるもので
あるため、関数式を変化させた場合にそのグラフがどの
ように変化するかを知ることはできるが、グラフそのも
のを変化させた場合にその関数式がどのような式となる
か、あるいは所望のグラフを描画した場合に、そのグラ
フに対応した関数式がどのような式となるかを知ること
ができない。
【0004】また、入力された関数式に応じてグラフの
描画表示を行なう従来の電子計算機では、所望の形状の
グラフを表示させたい場合に、十分な数学的知識がない
と、どのような関数式を入力すればよいのか分からない
問題がある。
【0005】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、所望形状のグラフに応じてその関数式を得る
ことが可能になるグラフ表示装置及びグラフ表示方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わるグラフ表示装置は、任意に線を描画して入
力する線入力手段と、この線入力手段によって入力され
た線上にある点の座標データを入力する座標データ入力
手段と、この座標データ入力手段により入力された座標
データに基づき前記入力された線の式データを求める式
算出手段と、この式算出手段により求められた式データ
を表示する式データ表示手段とを具備したことを特徴と
する。
【0007】つまり、請求項1に係わるグラフ描画装置
では、例えば所望のグラフを描画入力し、そのグラフ上
のいくつかの座標データを入力すると、入力された座標
データに基づきグラフの式が求められて表示されること
になる。
【0008】また、本発明の請求項2に係わるグラフ表
示装置は、タッチ入力により線を入力するためのタッチ
パネルを備えたタッチ入力手段と、このタッチ入力手段
において入力された線上の座標データを入力する座標入
力手段と、この線座標入力手段により入力された座標デ
ータに基づき前記タッチ入力手段により入力された線の
式を求める式特定手段と、この式特定手段により特定さ
れた線の式を表示する式表示手段とを具備したことを特
徴とする。
【0009】つまり、請求項2に係わるグラフ表示装置
では、タッチパネルにおいて、例えば所望の形状のグラ
フを描画入力し、そのグラフ上のいくつかの座標データ
を入力すると、入力された座標データに基づきグラフの
式が求められて表示されることになる。
【0010】また、本発明の請求項3に係わるグラフ表
示装置は、前記請求項2に係わるグラフ表示装置にあっ
て、前記座標データ入力手段を、前記線の特異点の座標
データを指定して入力する特異点指定手段を備えた座標
データ入力手段としたことを特徴とする。
【0011】つまり、請求項3に係わるグラフ表示装置
では、タッチパネルにより描画されたグラフ上の特異点
の座標データが入力され、この特異点の座標データに基
づきグラフの式が求められて表示されることになる。
【0012】また、本発明の請求項4に係わるグラフ表
示装置は、前記請求項2又は請求項3に係わるグラフ表
示装置にあって、前記座標データ入力手段を、前記タッ
チパネルにより入力された線上の任意の点を指定して座
標データを入力する線座標指定手段を備えた座標データ
入力手段としたことを特徴とする。
【0013】つまり、請求項4に係わるグラフ表示装置
では、タッチパネルにおいて描画入力された所望のグラ
フ上の任意の点は、当該タッチパネルにより指定されて
対応する座標データが入力され、グラフの式が求められ
て表示されることになる。
【0014】また、本発明の請求項5に係わるグラフ表
示装置は、前記請求項2乃至請求項4の何れか1項に係
わるグラフ表示装置にあって、前記式特定手段を、前記
座標データ入力手段により線の座標データが入力される
毎に、当該入力された座標データに基づき線の式を求め
る式特定手段とし、前記式表示手段を、前記式特定手段
により線の式が求められる毎に前回求められた式と異な
る部分を表示する式表示手段としたことを特徴とする。
【0015】つまり、請求項5に係わるグラフ表示装置
では、座標データ入力手段によりグラフ上の任点の座標
データが入力される毎に、対応するグラフ式が求めら
れ、それまでの入力座標データに基づき求められていた
グラフ式と異なる式部分のみが更新されて表示されるこ
とになる。
【0016】また、本発明の請求項6に係わるグラフ表
示装置は、前記請求項2乃至請求項4の何れか1項記載
のグラフ表示装置にあって、前記タッチパネルにおいて
入力された線を移動させる線移動手段と、この線移動手
段により移動された線の式を求める移動式特定手段と、
この移動式特定手段により特定された移動後の線の式を
表示する移動式表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】つまり、請求項6に係わるグラフ表示装置
では、タッチパネルにおいて描画されたグラフが移動さ
れると、その移動後のグラフ式も新たにが求められて表
示されることになる。
【0018】また、本発明の請求項7に係わるグラフ表
示装置は、前記請求項6に係わるグラフ表示装置にあっ
て、前記線移動手段を、前記タッチパネルにおいて入力
された線上の任意の点を指定する移動始点指定手段と、
この移動始点指定手段により指定された線上の点の所望
の移動先に対応する点を指定する移動終点指定手段と、
前記移動始点指定手段及び前記移動終点指定手段により
指定された線上の点及び該点の所望の移動先に対応する
点に応じて線を移動させる線移動手段としたことを特徴
とする。
【0019】つまり、請求項7に係わるグラフ表示装置
では、タッチパネルにて描画された所望のグラフは、そ
のグラフ上の任意の点と該点の対応する所望の移動先の
点とを指定することで移動されて表示されることにな
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明の実施の形態に係わ
るグラフ表示装置の電子回路の構成を示すブロック図で
ある。
【0021】このグラフ表示装置は、制御部(CPU)
11を備えている。制御部11は、キー入力部12から
入力されるキー入力データ、あるいは液晶表示部13の
表示画面上に重ねて設けられたタッチパネル14から位
置検出回路15を介して入力されるタッチ位置データに
応じて、ROM16に予め記憶されているシステムプロ
グラムを起動させ、回路各部の動作制御を行なうもので
ある。
【0022】この制御部11には、前記キー入力部1
2、液晶表示部13、タッチパネル14、位置検出回路
15、ROM16の他、RAM17が接続され、また、
液晶表示部13は表示駆動回路18を介して接続され
る。
【0023】キー入力部12には、テンキー,アルファ
ベットキー,演算子キー,関数キー等の数字・記号キー
群からなるデータ入力キー12aが備えられると共に、
データ入力の実行を指示する際に操作される「実行」キ
ー12b、各種処理の終了を指示する際に操作される
「終了」キー12c等が備えられる。
【0024】タッチパネル14は、液晶表示部13の表
示画面上に重ねて設けられ、ペンタッチされた位置に応
じた電圧信号を発生するもので、このタッチパネル14
から出力されるタッチ位置に応じた電圧信号に基づき、
位置検出回路15により表示画面に対応させた座標が検
出され、このタッチ位置座標に応じて制御部(CPU)
11により操作の内容が判断される。
【0025】RAM17には、液晶表示部13に表示す
べき表示データがビットマップのパターンデータとして
記憶される表示レジスタ17a、グラフ選択メニュー画
面において選択されたグラフの種類が記憶されるグラフ
種類レジスタ17b、グラフ表示を行なうためのグラフ
座標のレンジデータが記憶されるレンジレジスタ17
c、グラフに対応した関数式が記憶される第1グラフ式
レジスタ17d、第2グラフ式レジスタ17e、液晶表
示部13に表示されたグラフに対しタッチパネル14を
操作して指定された指定点の座標データが記憶される座
標データレジスタ17f、液晶表示部13に表示された
グラフの移動に際しタッチパネル14を操作して指定さ
れた移動始点の座標データと移動終点の座標データとが
記憶される始点・終点レジスタ17g、グラフデータが
ビットマップのパターンデータとして記憶されるグラフ
データレジスタ17h、液晶表示部13に表示されたグ
ラフの移動に際しその傾き変化による移動機能が選択さ
れた際にフラグセットされる傾きフラグレジスタM等が
備えられる。
【0026】次に、前記構成によるグラフ表示装置の動
作について説明する。図2は前記グラフ表示装置による
手書きグラフ処理に伴なうグラフ描画・座標点入力処理
を示すフローチャートである。
【0027】図3は前記グラフ表示装置による手書きグ
ラフ処理に伴なうグラフ移動点入力処理を示すフローチ
ャートである。図4は前記グラフ表示装置による手書き
グラフ処理に伴なうグラフ移動処理を示すフローチャー
トである。
【0028】図5は前記グラフ表示装置による手書きグ
ラフ処理のグラフ描画処理に伴なう操作表示状態を示す
図である。図6は前記グラフ表示装置による手書きグラ
フ処理のグラフ座標点入力処理に伴なう操作表示状態を
示す図である。
【0029】図7は前記グラフ表示装置による手書きグ
ラフ処理のグラフ移動処理に伴なう操作表示状態を示す
図である。グラフ表示装置のシステム電源が投入される
ことにより手書きグラフ処理が起動されると、まず、図
5(A)に示すように、描画したいグラフの種類を選択
するためのグラフ選択メニュー画面が液晶表示部13に
表示される(ステップS1)。
【0030】このグラフ選択メニュー画面には、例えば
1次関数曲線,2次関数曲線,3次関数曲線等、各種の
グラフをその形状で表わしてなるグラフアイコン21a
〜21fが表示される。
【0031】このグラフ選択メニュー画面の表示状態に
おいて、ユーザが描画したい種類のグラフアイコンをペ
ンPでタッチすると、タッチパネル14から位置検出回
路15を介してペンタッチに伴なう座標データが制御部
(CPU)11に与えられ、ペンタッチされて選択され
たグラフアイコンの種類が判断される(ステップS
2)。
【0032】例えば2次関数曲線のグラフアイコン21
bがペンタッチされて選択されたと判断されると、その
グラフの種類(2次関数グラフ)を示すデータが、RA
M17内のグラフ種類レジスタ17bに記憶されると共
に、図5(B)に示すように、液晶表示部13には、グ
ラフを描画するためのx,y座標が表示されると共に、
選択されたグラフの種類(2次関数グラフ)に対応した
基本のグラフ関数式(Y=ax2 +bx+c)が表示さ
れる(ステップS2→S3,S4)。
【0033】このグラフ関数式(Y=ax2 +bx+
c)は、RAM17内の第1グラフ式レジスタ17dに
記憶される。ここで、図5(C)に示すように、前記液
晶表示部13に表示されたx,y座標に対応させて、ペ
ンPにより手書きで所望の2次関数グラフを描画する
と、タッチパネル14から位置検出回路15を介して手
書きの軌跡に伴なう座標データが順次検出され、手書き
による2次関数グラフ曲線がRAM17内のグラフデー
タレジスタ17hに描画され液晶表示部13に表示され
ると共に、この時、手書きの軌跡に応じてペンPの座標
が順次検出され液晶表示部13に表示される(ステップ
S5→S6,S7,S8→S5)。
【0034】前記ステップS5〜S8の処理に伴ない、
所望の2次関数グラフ曲線が描画表示された状態で、キ
ー入力部12の「実行」キー12bを操作すると、図5
(D)に示すように、液晶表示部13には、前記手書き
により描画された2次関数グラフ及びRAM17内の第
1グラフ式レジスタ17dに記憶された基本の2次関数
式(Y=ax2 +bx+c)と共に、描画したグラフの
座標の条件を入力するための座標条件選択メニュー画面
が表示される(ステップS8→S9)。
【0035】この座標条件選択メニュー画面には、例え
ば描画したグラフのx座標との交点座標を入力するため
のx切片入力用アイコン22a、y座標との交点座標を
入力するためのy切片入力用アイコン22b、曲線グラ
フの最大座標を入力するための最大座標入力用アイコン
22c、最小座標を入力するための最小座標入力用アイ
コン22d、描画したグラフ上の任意の座標をペンPに
より指定して入力するためのペンアイコン22eが表示
される。
【0036】例えばユーザが描画した2次関数グラフに
関して、その最小座標を入力するために、前記座標条件
選択メニュー画面において、最小値入力用アイコン22
dをペンタッチして選択すると、図5(E)に示すよう
に、液晶表示部13には、当該最小座標条件を入力する
ためのメッセージデータ「x= 」「y= 」が表示さ
れる(ステップS10→S11)。
【0037】ここで、図6(A)に示すように、手書き
により描画された2次関数グラフの最小点に対応する座
標データとして、キー入力部12のデータ入力キー12
aを操作し、例えば「x=0」「y=0」と入力表示さ
せ、「実行」キー12bを操作すると、x切片座標又は
y切片座標の入力であるか否かが判断される(ステップ
S12,S13→S14)。
【0038】この場合、手書きグラフに対する最小座標
の入力であるのでx切片又はy切片の入力ではないこと
が判断される(ステップS14)。さらに、前記2次関
数グラフの最小点をペンタッチにより指定し、「実行」
キー12bを操作すると、ペンタッチにより指定された
グラフ上の最小点に対応する表示画面上での座標データ
が検出されると共に、この検出された表示画面上でのグ
ラフ最小点の座標に対応させて前記ステップS12にて
キー入力されたx,y座標「x=0」「y=0」が、R
AM17内の座標データレジスタ17fに記憶される
(ステップS14→S15→S16,S17,S18→
S19)。
【0039】こうして、前記手書きにより描画された2
次関数グラフの最小点に対応する表示画面上での座標デ
ータとそのx,y座標「x=0」「y=0」とが対応付
けられて記憶されると、当該2次関数グラフの最小点座
標を「x=0」「y=0」とした条件に基づき新たなグ
ラフ式(y=ax2 )が算出され、RAM17内の第2
グラフ式レジスタ17eに記憶される(ステップS2
0)。
【0040】なお、前記座標条件選択メニュー画面にお
けるx切片入力用アイコン22a又はy切片入力用アイ
コン22bが選択されて手書きにより描画されたグラフ
のx切片座標又はy切片座標が入力された場合には、当
該x切片座標又はy切片座標に基づき新たなグラフ式が
算出され、RAM17内の第2グラフ式レジスタ17e
に記憶される(ステップS9〜S14→2S0)。
【0041】すると、前記ステップS20にて算出され
たグラフ式が全ての係数が既知としてその算出が確定し
たか否か判断されるもので、この場合、変数“x”の係
数“a”が未確定であるので、図6(B)に示すよう
に、ステップS20にて算出され第2グラフ式レジスタ
17eに記憶されたグラフ式(y=ax2 )が表示され
ると共に、前記手書きによる2次関数グラフもそのまま
表示され、さらに、グラフの移動を行なうための移動メ
ニュー選択画面が前記座標条件選択メニューに追加して
表示される(ステップS21→S23,S24,S2
5)。
【0042】この移動メニュー選択画面には、x方向へ
の平行移動を行なうためのx移動用アイコン23a、y
方向への平行移動を行なうためのy移動用アイコン23
b、傾き変化による移動を行なうための傾き移動用アイ
コン23c、グリッドを表示させて任意の移動始点及び
移動終点を指定してグラフ移動を行なうための任意移動
用(グリッド)アイコン23dが表示される。
【0043】この場合、前記移動メニュー選択画面とし
て表示される各移動アイコン23a〜23dは、RAM
17内のグラフ種類レジスタ17bに記憶されているグ
ラフの種類に応じた形態で表示される。つまり、例えば
2次関数式グラフの場合には、2次関数曲線の移動や傾
きを表わすイメージ形態のアイコンとして表示され、ま
た、1次関数式グラフの場合には、1次関数曲線の移動
や傾きを表わすイメージのアイコンとして表示される。
【0044】そして、例えば図6(B)にて示したよう
な、座標条件選択メニュー画面及び移動メニュー選択画
面の表示状態において、例えばグラフ移動アイコン23
a〜23dがペンタッチにより選択された場合には、図
3におけるグラフ移動点入力処理に移行され(ステップ
S26→S28)、また、再び座標条件入力用アイコン
22a〜22eが選択された場合には、前記ステップS
11以降の座標条件入力処理が繰り返される(ステップ
S26→S27→S11)。
【0045】図6(B)で示したように、手書きにより
描画された2次関数グラフの最小座標条件のみ「x=
0」「y=0」として入力され、未確定の2次関数グラ
フ式(y=ax2 )が算出された状態で、さらに、座標
条件を入力するために、例えば図6(C)に示すよう
に、ペンアイコン22eをペンタッチして選択すると、
再びステップS11以降の座標条件入力処理に復帰する
(ステップS26→S27→S11)。
【0046】ここで、図6(D)に示すように、手書き
により描画された2次関数グラフ上の任意の点をペンタ
ッチして指定すると共に、そのx,y座標を「x=1」
「y=2」としてキー入力すると、ペンタッチされた表
示画面上での座標データと、キー入力されたx,y座標
「x=1」「y=2」とが対応付けられてRAM17内
の座標データレジスタ17fに記憶される(ステップS
11〜S19)。
【0047】すると、RAM17内の第2グラフ式レジ
スタ17eに記憶されている2次関数グラフ式(y=a
2 )に対し、前記座標データレジスタ17fに記憶さ
れたグラフ上の任意点のx,y座標「x=1」「y=
2」が代入されて算出され、未確定係数のない2次関数
式(y=2x2 )が算出されるもので、これにより、今
まで、第2グラフ式レジスタ17eに記憶されていた未
確定の2次関数グラフ式(y=ax2 )は第1グラフ式
レジスタ17dに書き替えられて記憶されると共に、新
たに算出されて確定されたグラフ式(y=2x2 )が、
第2グラフ式レジスタ17eに記憶される(ステップS
20)。
【0048】すると、図6(E)に示すように、前記第
2グラフ式レジスタ17eに確定記憶されたグラフ式
(y=2x2 )に対応する2次関数グラフ曲線がRAM
17内のグラフデータレジスタ17hに描画され液晶表
示部13に表示されると共に、当該確定グラフ式(y=
2x2 )も前記未確定のグラフ式(y=ax2 )と共に
表示され、さらに、グラフの移動を行なうための移動メ
ニュー選択画面が表示される(ステップS21→S2
2,S23,S24,S25)。
【0049】すなわち、ユーザ所望の形状の、例えば2
次関数曲線のグラフを、手書きにより描画表示させ、当
該グラフ上の最小点及び任意の1点のx,y座標データ
を入力すると、入力された2つのx,y座標データに基
づき、対応する2次関数のグラフ式(y=2x2 )が算
出表示されると共に、当該算出されたグラフ式に対応す
るグラフが描画表示されるので、描画したい形のグラフ
をイメージで入力し、当該グラフ上のいくつかの座標を
入力するだけで、対応するグラフ式が特定され、正確な
グラフも描画表示されるようになる。従って、数学的知
識が十分になくても、所望の形状をしたグラフのグラフ
式が、どのような関数式になるのかを容易に知ることが
できる。
【0050】こうして、ユーザ所望の2次関数グラフに
対応するグラフ式が特定されると共に、そのグラフ式に
基づく2次関数グラフが表示され、さらに、同表示画面
上において、座標条件選択メニュー画面及び移動メニュ
ー選択画面が表示された状態「図6(E)参照」で、グ
ラフの移動を行なうために、図7(A)に示すように、
該移動メニュー選択画面における任意移動用アイコン
(グリッドアイコン)23dをペンタッチして指定する
と、図3におけるグラフ移動点入力処理に移行して、グ
リッド機能が選択されたと判断され、前記2次関数グラ
フが表示されている座標領域に重ねてグリッドが表示さ
れる(ステップS26→S28→S29)。
【0051】これと共に、液晶表示部13の表示画面内
の右上には、移動始点の入力を促すメッセージデータ
「始点」が表示される(ステップA1)。ここで、図7
(B)に示すように、ユーザが液晶表示部13に表示さ
れたグラフ上の任意の点を移動始点としてペンタッチし
て指定すると、指定された移動始点に対応するx,y座
標が移動始点座標データとしてRAM17内の始点・終
点レジスタ17gに記憶され、さらに、移動終点の入力
を促すメッセージデータ「終点」が表示される(ステッ
プA2→A3)。
【0052】そして、図7(C)に示すように、ユーザ
が液晶表示部13に表示された、グリッド上の任意のポ
イントを移動終点としてペンタッチして指定すると、指
定された移動終点に対応するx,y座標が移動終点座標
データとして前記始点・終点レジスタ17gに共に記憶
される(ステップA4)。
【0053】こうして、グラフの移動始点座標及び移動
終点座標が指定記憶された際に、RAM17内の第1及
び第2グラフ式レジスタ17d,17eにグラフ式が有
ると判断されると、前記ステップA1にて指定入力され
た移動始点のx,y座標と前記ステップA3にて指定入
力された移動終点のx,y座標との座標移動量に応じ
て、第2グラフ式レジスタ17eに記憶されていた2次
関数式(y=2x2 )が(y=2x2 −4x+1)に変
換され、新たに第2グラフ式レジスタ17eに記憶され
ると共に、今まで第2グラフ式レジスタ17eに記憶さ
れていたグラフ式(y=2x2 )が第1グラフ式レジス
タ17dに書き替えられて記憶される(ステップA4→
S30→S31)。
【0054】すると、前記第1グラフ式レジスタ17d
に記憶された移動操作前の2次関数グラフのグラフ式
(y=2x2 )と移動操作後の2次関数グラフのグラフ
式(y=2x2 −4x+1)が共に表示され、当該移動
後のグラフ式(y=2x2 −4x+1)に応じた2次関
数グラフがグラフデータレジスタ17hに描画されて表
示される(ステップS32,S33,S34)。
【0055】すなわち、任意のグラフを描画表示させる
と共に、そのグラフ式が特定表示された状態で、当該グ
ラフの表示画面上にグリッドを重ねて表示させ、グラフ
上の任意の座標点を移動始点として指定した後に、当該
移動始点に対応させて移動終点の座標を指定すると、そ
の座標移動量に応じて移動前のグラフ式が変更され、こ
の変更後のグラフ式及びこのグラフ式に応じたグラフが
描画表示されるので、十分な数学的知識が無くても、既
に描画表示されているグラフを任意の方向に任意の移動
量で容易に移動表示させ、その移動後のグラフに対応す
るグラフ式がどのようなグラフ式に変化するかを知るこ
とができる。
【0056】一方、前記ステップA1〜A4の処理によ
り、液晶表示部13に表示されているグラフに対する移
動始点の座標と移動終点の座標とが指定された際に、ス
テップS30において、当該グラフに対応するグラフ式
が存在しないと判断された場合、つまり、ユーザにより
描画されたグラフに対する座標データの入力によるグラ
フ式の算出確定、及び確定されたグラフ式に対応するグ
ラフの表示がなされてなく、手書きにより描画されたグ
ラフのままであると判断された場合には、当該手書き描
画されたグラフが、前記始点座標と終点座標との座標移
動量に応じてそのまま移動されグラフデータレジスタ1
7hに描画されて表示される(ステップS30→S3
5,S34)。
【0057】一方、例えば前記図6(E)で示したよう
に、ユーザ所望の2次関数グラフに対応するグラフ式が
特定されると共に、そのグラフ式に基づく2次関数グラ
フが表示され、さらに、同表示画面上において、座標条
件選択メニュー画面及び移動メニュー選択画面が表示さ
れた状態で、グラフの傾きを変化させる移動を行なうた
めに、移動メニュー選択画面における傾き移動用アイコ
ン23cをペンタッチして指定すると、図3におけるグ
ラフ移動点入力処理において、傾き移動機能が選択され
たと判断され、RAM17内の傾きフラグレジスタMに
傾き指定フラグ“1”がセットされる(ステップS36
→S37)。
【0058】ここで、RAM17内の第1及び第2グラ
フ式レジスタ17d,17eに、現在表示されているグ
ラフに対応するグラフ式が記憶されていると判断される
と、前記2次関数グラフが表示されている座標領域に重
ねてグリッドが表示される(ステップS38→S3
9)。
【0059】そして、液晶表示部13にグラフと共に表
示されているグラフ式の中の傾き係数に対応させて、キ
ー入力部12のデータ入力キー12aを操作して、任意
の数値を入力すると、その数値データがRAM17内の
ワークエリアに記憶されて表示される(ステップS40
→S41)。
【0060】こうして、液晶表示部13にグラフと共に
表示されているグラフ式の傾き係数に対応させて数値デ
ータを入力して表示させ、「実行」キー12bを操作す
ると、図4におけるグラフ移動処理に移行し、表示され
ているグラフに対応するグラフ式がグラフ式レジスタ1
7d,17eに記憶されているか否か判断される(ステ
ップS42→S44)。
【0061】ここで、グラフ式有りと判断され、さら
に、傾きフラグレジスタMに傾きフラグ“1”がセット
されていると判断されると、グラフ式レジスタ17eに
記憶されているグラフ式の傾き係数が、前記ワークエリ
アに記憶された数値データに書き替えられて変更され、
その傾き書き替え後のグラフ式が新たに表示される(ス
テップS44→S45→S46,S47)。
【0062】すると、前記傾き係数が任意の数値データ
に書き替えられたグラフ式に対応するグラフがグラフデ
ータレジスタ17hに描画され液晶表示部13に表示さ
れる(ステップS48,S49)。
【0063】一方、前記ステップS39において、2次
関数グラフが表示されている座標領域に重ねてグリッド
が表示された状態で、当該グラフに対し、傾き変化の基
準点となる座標と移動先の座標とをペンタッチして指定
すると、数値による傾き係数の入力ではないと判断され
ると共に、グリッド指定により座標データが入力された
と判断され、ペンタッチに伴なう傾き変化の始点座標及
び終点座標を検出するためのグリッド位置検出処理に移
行する(ステップS40→S43→SA「A1〜A
4」)。
【0064】つまり、液晶表示部13に表示されている
グラフ上の傾き変化の基準点となる任意の座標をペンタ
ッチして指定し、さらに、その傾き移動先の座標をペン
タッチして指定し、各座標データがRAM17内の始点
・終点レジスタ17gに記憶された状態で(ステップS
43→SA)、グラフ式有りと判断され、傾きフラグレ
ジスタMに傾きフラグ“1”がセットされていると判断
されると、グラフ式レジスタ17eに記憶されているグ
ラフ式の傾き係数が、前記始点・終点レジスタ17gに
記憶された傾き基準点の座標及び傾き移動先の座標に応
じて変更され、その傾き変更後のグラフ式が新たに表示
される(ステップS44→S45→S46,S47)。
【0065】すると、前記傾き係数が任意の始点・終点
座標に応じて変更されたグラフ式に対応するグラフがグ
ラフデータレジスタ17hに描画され液晶表示部13に
表示される(ステップS48,S49)。
【0066】すなわち、任意のグラフを描画表示させる
と共に、そのグラフ式が特定表示された状態で、具体的
な数値データを入力するか、あるいはグラフ上の始点座
標及び終点座標を指定して、傾きの変化を指示すると、
既に特定表示されているグラフ式の傾き係数が、前記数
値データあるいは始点,終点座標に応じて変更され、傾
き変更後のグラフ式及びそのグラフが新たに描画表示さ
れるので、特に、グラフ上の始点座標及び終点座標を指
定して傾きの変更を指示した場合には、十分な数学的知
識が無くても、既に描画表示されているグラフの傾きを
容易に変更表示させ、その傾き変更後のグラフに対応す
るグラフ式がどのようなグラフ式に変化するかを知るこ
とができる。
【0067】一方、液晶表示部13にユーザ所望のグラ
フと共に表示された移動メニュー選択画面における傾き
移動用アイコン23cをペンタッチして指定することに
より、ステップS36において、傾き移動機能が選択さ
れたと判断され、ステップS37において、RAM17
内の傾きフラグレジスタMに傾き指定フラグ“1”がセ
ットされた際に、ステップS38において、当該グラフ
に対応するグラフ式が存在しないと判断された場合、つ
まり、ユーザにより描画されたグラフに対する座標デー
タの入力によるグラフ式の算出確定、及び確定されたグ
ラフ式に対応するグラフの表示がなされてなく、手書き
により描画されたグラフのままであると判断された場合
には、当該グラフ上の傾き変化の始点座標と終点座標と
をグリッド表示によりペンタッチして指定することによ
り、その指定された始点,終点座標に応じてグラフの傾
きが変更されてグラフデータレジスタ17hに描画さ
れ、液晶表示部13に表示される(ステップS38→S
43→SA→S44→S50→S51,S49)。
【0068】一方、例えば前記図6(E)で示したよう
に、ユーザ所望の2次関数グラフに対応するグラフ式が
特定されると共に、そのグラフ式に基づく2次関数グラ
フが表示され、さらに、同表示画面上において、座標条
件選択メニュー画面及び移動メニュー選択画面が表示さ
れた状態で、グラフのx方向又はy方向への平行移動を
行なうために、移動メニュー選択画面におけるx移動用
アイコン23a又はy移動用アイコン23bをペンタッ
チして指定すると、図3におけるグラフ移動点入力処理
において、グリッド機能の選択ではないと判断されると
共に、傾き移動機能の選択でもないと判断されることに
より、RAM17内の傾きフラグレジスタMが“0”に
セットされる(ステップS28→S36→S52)。
【0069】すると、前記2次関数グラフが表示されて
いる座標領域に重ねてグリッドが表示される(ステップ
S39)。そして、液晶表示部13にグラフと共に表示
されているグラフ式の中のx方向又はy方向を規定する
係数値に対応させて、キー入力部12のデータ入力キー
12aを操作して、任意の数値を入力すると、その数値
データがRAM17内のワークエリアに記憶されて表示
される(ステップS40→S41)。
【0070】こうして、液晶表示部13にグラフと共に
表示されているグラフ式のx方向又はy方向を規定する
係数値に対応させて数値データを入力して表示させ、
「実行」キー12bを操作すると、図4におけるグラフ
移動処理に移行し、表示されているグラフに対応するグ
ラフ式がグラフ式レジスタ17d,17eに記憶されて
いるか否か判断される(ステップS42→S44)。
【0071】ここで、グラフ式有りと判断され、さら
に、傾きフラグレジスタMに“1”はセットされてな
く、x方向又はy方向への移動処理であると判断される
と、グラフ式レジスタ17eに記憶されているグラフ式
のx方向又はy方向を規定する係数値が、前記ワークエ
リアに記憶された数値データに書き替えられて変更さ
れ、そのx方向又はy方向の係数書き替え後のグラフ式
が新たに表示される(ステップS44→S45→S5
3,S47)。
【0072】すると、前記x方向又はy方向の係数が任
意の数値データに書き替えられたグラフ式に対応するグ
ラフがグラフデータレジスタ17hに描画され液晶表示
部13に表示される(ステップS48,S49)。
【0073】一方、前記ステップS39において、2次
関数グラフが表示されている座標領域に重ねてグリッド
が表示された状態で、当該グラフに対し、x方向又はy
方向への平行移動の基準点となる座標と移動先の座標と
をペンタッチして指定すると、数値による移動係数の入
力ではないと判断されると共に、グリッド指定により座
標データが入力されたと判断され、ペンタッチに伴なう
平行移動の始点座標及び終点座標を検出するためのグリ
ッド位置検出処理に移行する(ステップS40→S43
→SA「A1〜A4」)。
【0074】つまり、液晶表示部13に表示されている
グラフ上のx方向又はy方向への平行移動の基準点とな
る任意の座標をペンタッチして指定し、さらに、その移
動先の座標をペンタッチして指定し、各座標データがR
AM17内の始点・終点レジスタ17gに記憶された状
態で(ステップS43→SA)、グラフ式有りと判断さ
れ、傾きフラグレジスタMに傾きフラグ“1”はセット
されてないと判断されると、グラフ式レジスタ17eに
記憶されているグラフ式のx方向又はy方向の係数が、
前記始点・終点レジスタ17gに記憶された平行移動基
準点の座標及び移動先の座標に応じて変更され、そのグ
ラフ位置変更後のグラフ式が新たに表示される(ステッ
プS44→S45→S53,S47)。
【0075】すると、前記x方向又はy方向の移動位置
を設定する係数が任意の始点・終点座標に応じて変更さ
れたグラフ式に対応するグラフがグラフデータレジスタ
17hに描画され液晶表示部13に表示される(ステッ
プS48,S49)。
【0076】すなわち、任意のグラフを描画表示させる
と共に、そのグラフ式が特定表示された状態で、具体的
な数値データを入力するか、あるいはグラフ上の始点座
標及び終点座標を指定して、グラフ位置のx方向又はy
方向への平行移動を指示すると、既に特定表示されてい
るグラフ式のx方向又はy方向の移動位置を設定する係
数が、前記数値データあるいは始点,終点座標に応じて
変更され、x方向又はy方向の移動位置変更後のグラフ
式及びそのグラフが新たに描画表示されるので、特に、
グラフ上の始点座標及び終点座標を指定してグラフ位置
の平行移動を指示した場合には、十分な数学的知識が無
くても、既に描画表示されているグラフの位置を容易に
平行移動して表示させ、その移動変更後のグラフに対応
するグラフ式がどのようなグラフ式に変化するかを知る
ことができる。
【0077】一方、液晶表示部13に表示されているグ
ラフに対し、前記数値入力あるいは始点座標,終点座標
の入力によりx方向又はy方向への平行移動量が与えら
れた際に、ステップS44において、当該グラフに対応
するグラフ式が存在しないと判断された場合、つまり、
ユーザにより描画されたグラフに対する座標データの入
力によるグラフ式の算出確定、及び確定されたグラフ式
に対応するグラフの表示がなされてなく、手書きにより
描画されたグラフのままであると判断された場合には、
前記与えられた平行移動のための数値データあるいは始
点座標,終点座標に応じてグラフのx方向又はy方向の
位置が平行移動されてグラフデータレジスタ17hに描
画され、液晶表示部13に表示される(ステップS44
→S50→S54,S49)。
【0078】そして、前記座標条件選択メニュー及び移
動メニューの表示状態において、キー入力部12におけ
る「終了」キー12cを操作すると、前記一連の手書き
グラフ処理は終了される(ステップS55→END)。
【0079】なお、前記実施の形態では、主に、2次関
数グラフ及びそのグラフ式を対象として、グラフの描
画,移動,傾きの変更、及びそれに伴なうグラフ式の特
定処理について説明したが、例えばグラフ選択メニュー
画面「図5(A)参照」において選択可能なグラフアイ
コン21a〜21fに対応する全ての種類のグラフにつ
いて、前記実施形態と同様に、グラフの描画,移動,傾
きの変更、及びそれに伴なうグラフ式の特定処理を行な
うことができる。
【0080】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わるグラフ表
示装置によれば、所望の形状のグラフを描画入力し、そ
のグラフ上のいくつかの座標データを入力すると、入力
された座標データに基づきグラフの式が求められて表示
されるので、所望形状のグラフに応じてその関数式を得
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるグラフ表示装置の
電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記グラフ表示装置による手書きグラフ処理に
伴なうグラフ描画・座標点入力処理を示すフローチャー
ト。
【図3】前記グラフ表示装置による手書きグラフ処理に
伴なうグラフ移動点入力処理を示すフローチャート。
【図4】前記グラフ表示装置による手書きグラフ処理に
伴なうグラフ移動処理を示すフローチャート。
【図5】前記グラフ表示装置による手書きグラフ処理の
グラフ描画処理に伴なう操作表示状態を示す図。
【図6】前記グラフ表示装置による手書きグラフ処理の
グラフ座標点入力処理に伴なう操作表示状態を示す図。
【図7】前記グラフ表示装置による手書きグラフ処理の
グラフ移動処理に伴なう操作表示状態を示す図。
【符号の説明】
11 …制御部(CPU)、 12 …キー入力部、 12a…データ入力キー、 13 …液晶表示部、 14 …タッチパネル、 15 …位置検出回路、 16 …ROM、 17 …RAM、 17b…グラフ種類レジスタ、 17c…レンジレジスタ、 17d…第1グラフ式レジスタ、 17e…第2グラフ式レジスタ、 17f…座標データレジスタ、 17g…始点・終点レジスタ、 17h…グラフデータレジスタ、 P …タッチペン。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意に線を描画して入力する線入力手段
    と、 この線入力手段によって入力された線上にある点の座標
    データを入力する座標データ入力手段と、 この座標データ入力手段により入力された座標データに
    基づき前記入力された線の式データを求める式算出手段
    と、 この式算出手段により求められた式データを表示する式
    データ表示手段とを具備したことを特徴とするグラフ表
    示装置。
  2. 【請求項2】 タッチ入力により線を入力するためのタ
    ッチパネルを備えたタッチ入力手段と、 このタッチ入力手段において入力された線上の座標デー
    タを入力する座標入力手段と、 この線座標入力手段により入力された座標データに基づ
    き前記タッチ入力手段により入力された線の式を求める
    式特定手段と、 この式特定手段により特定された線の式を表示する式表
    示手段とを具備したことを特徴とするグラフ表示装置。
  3. 【請求項3】 前記座標データ入力手段は、前記線の特
    異点の座標データを指定して入力する特異点指定手段を
    備えた座標データ入力手段であることを特徴とする請求
    項2記載のグラフ表示装置。
  4. 【請求項4】 前記座標データ入力手段は、前記タッチ
    パネルにより入力された線上の任意の点を指定して座標
    データを入力する線座標指定手段を備えた座標データ入
    力手段であることを特徴とする請求項2又は請求項3記
    載のグラフ表示装置。
  5. 【請求項5】 前記式特定手段は、前記座標データ入力
    手段により線の座標データが入力される毎に、当該入力
    された座標データに基づき線の式を求める式特定手段で
    あり、 前記式表示手段は、前記式特定手段により線の式が求め
    られる毎に前回求められた式と異なる部分を表示する式
    表示手段であることを特徴とする請求項2乃至請求項4
    の何れか1項記載のグラフ表示装置。
  6. 【請求項6】 前記タッチパネルにおいて入力された線
    を移動させる線移動手段と、 この線移動手段により移動された線の式を求める移動式
    特定手段と、 この移動式特定手段により特定された移動後の線の式を
    表示する移動式表示手段とを備えたことを特徴とする請
    求項2乃至請求項4の何れか1項記載のグラフ表示装
    置。
  7. 【請求項7】 前記線移動手段は、 前記タッチパネルにおいて入力された線上の任意の点を
    指定する移動始点指定手段と、 この移動始点指定手段により指定された線上の点の所望
    の移動先に対応する点を指定する移動終点指定手段と、 前記移動始点指定手段及び前記移動終点指定手段により
    指定された線上の点及び該点の所望の移動先に対応する
    点に応じて線を移動させる線移動手段とからなることを
    特徴とする請求項6記載のグラフ表示装置。
  8. 【請求項8】 前記タッチ入力手段によって入力される
    線は任意のグラフを示す線であることを特徴とする請求
    項2乃至請求項7の何れか1項記載のグラフ表示装置。
  9. 【請求項9】 任意に線を描画して入力するステップ
    と、 前記入力された線上にある点の座標データを入力するス
    テップと、 前記入力された座標データに基づき前記入力された線の
    式データを求めるステップと、 前記求められた式データを表示するステップとからなる
    ことを特徴とするグラフ表示方法。
JP8095431A 1996-04-17 1996-04-17 グラフ表示装置及びグラフ表示方法 Pending JPH09282476A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8095431A JPH09282476A (ja) 1996-04-17 1996-04-17 グラフ表示装置及びグラフ表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8095431A JPH09282476A (ja) 1996-04-17 1996-04-17 グラフ表示装置及びグラフ表示方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09282476A true JPH09282476A (ja) 1997-10-31

Family

ID=14137516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8095431A Pending JPH09282476A (ja) 1996-04-17 1996-04-17 グラフ表示装置及びグラフ表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09282476A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004298549A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Nemoto Kyorindo:Kk 薬液注入装置
US7289120B2 (en) 2002-09-30 2007-10-30 Casio Computer Co., Ltd. Graphic display control apparatus and program
JP2007536005A (ja) * 2004-05-04 2007-12-13 イー−ゼット−イーエム・インコーポレーテッド 複数流体注入装置用グラフィカルユーザインターフェースの使用方法及びシステム
JP2008123034A (ja) * 2006-11-08 2008-05-29 Omron Corp 画像処理装置、画像表示方法、画像表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体。
JP2011039689A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Casio Computer Co Ltd 図形表示装置およびプログラム
CN102193895A (zh) * 2010-03-19 2011-09-21 卡西欧计算机株式会社 曲线图显示装置以及曲线图显示方法
JP2013250983A (ja) * 2013-06-04 2013-12-12 Casio Comput Co Ltd 図形表示装置およびプログラム
JP2016038733A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 カシオ計算機株式会社 グラフ表示装置およびプログラム
US9443493B2 (en) 2013-03-21 2016-09-13 Casio Computer Co., Ltd. Graph display control apparatus, graph display control method and non-transitory storage medium having stored thereon graph display control program
US10353557B2 (en) 2014-03-19 2019-07-16 Casio Computer Co., Ltd. Graphic drawing device and recording medium storing graphic drawing program

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2466482A1 (en) * 2002-09-30 2012-06-20 Casio Computer Co., Ltd. Graphic display control apparatus and program
US7289120B2 (en) 2002-09-30 2007-10-30 Casio Computer Co., Ltd. Graphic display control apparatus and program
EP2453345A3 (en) * 2002-09-30 2012-06-20 Casio Computer Co., Ltd. Graphic display control apparatus and program
US7844328B2 (en) 2003-04-01 2010-11-30 Nemoto Kyorindo Co., Ltd. Liquid injector for controlling injection of liquid in real-time according to injection graph
JP2004298549A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Nemoto Kyorindo:Kk 薬液注入装置
JP2007536005A (ja) * 2004-05-04 2007-12-13 イー−ゼット−イーエム・インコーポレーテッド 複数流体注入装置用グラフィカルユーザインターフェースの使用方法及びシステム
JP4665201B2 (ja) * 2004-05-04 2011-04-06 アシスト・メディカル・システムズ・インコーポレーテッド 複数流体注入装置用グラフィカルユーザインターフェースの使用方法及びシステム
JP2008123034A (ja) * 2006-11-08 2008-05-29 Omron Corp 画像処理装置、画像表示方法、画像表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体。
JP2011039689A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Casio Computer Co Ltd 図形表示装置およびプログラム
JP2011197984A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Casio Computer Co Ltd グラフ表示装置及びプログラム
CN102193895A (zh) * 2010-03-19 2011-09-21 卡西欧计算机株式会社 曲线图显示装置以及曲线图显示方法
AU2011200911B2 (en) * 2010-03-19 2012-11-29 Casio Computer Co., Ltd. Graph display apparatus, recording medium on which program is recorded and graph display method
US8817027B2 (en) 2010-03-19 2014-08-26 Casio Computer Co., Ltd. Graph display apparatus, recording medium on which program is recorded and graph display method
US9443493B2 (en) 2013-03-21 2016-09-13 Casio Computer Co., Ltd. Graph display control apparatus, graph display control method and non-transitory storage medium having stored thereon graph display control program
JP2013250983A (ja) * 2013-06-04 2013-12-12 Casio Comput Co Ltd 図形表示装置およびプログラム
US10353557B2 (en) 2014-03-19 2019-07-16 Casio Computer Co., Ltd. Graphic drawing device and recording medium storing graphic drawing program
JP2016038733A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 カシオ計算機株式会社 グラフ表示装置およびプログラム
US10061741B2 (en) 2014-08-07 2018-08-28 Casio Computer Co., Ltd. Graph display apparatus, graph display method and program recording medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3280559B2 (ja) ジョグダイアルの模擬入力装置
JPH06202656A (ja) 電子楽器のデータ設定装置
JP2008243128A (ja) タッチパネル装置
JPH0651908A (ja) タッチパネル式入力装置を備えた情報処理装置
JPH09282476A (ja) グラフ表示装置及びグラフ表示方法
JPH10269021A (ja) タッチパネル入力装置
JPH0916803A (ja) 図形入力装置
JP3858542B2 (ja) 入力ガイド表示方法
JP3663697B2 (ja) グラフ表示装置およびグラフ表示制御方法
JP4811177B2 (ja) グラフ表示装置及びグラフ表示処理プログラム
JP2004326691A (ja) 図形表示制御装置および図形表示制御プログラム
JP4547774B2 (ja) グラフ表示制御装置、及び記憶媒体
JPH04205617A (ja) 入出力インターフェース装置
JP2986234B2 (ja) 入力/表示装置
JP2010085359A (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーション装置の回避領域設定方法及びプログラム
JP4143529B2 (ja) 情報入力装置、情報入力方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP3501721B2 (ja) 地図スクロール装置および地図スクロール方法
JPH09244858A (ja) ウィンドウシステムの制御方法および情報処理装置
JPH08185269A (ja) 文書作成装置及びカーソル移動制御方法
JPH1139099A (ja) 座標入力装置
JPH04235658A (ja) グラフ表示制御装置及びグラフ表示制御方法
JPH03265920A (ja) ポインティング処理方式
JPH0887395A (ja) アイコンメニュー選択方式およびそのシステムならびに情報処理装置
JP2004280319A (ja) 座標入力装置
JP2022019754A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理用プログラム