JPH09282185A - リアルタイムシステムおよびその資源管理方法 - Google Patents

リアルタイムシステムおよびその資源管理方法

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JPH09282185A
JPH09282185A JP9265096A JP9265096A JPH09282185A JP H09282185 A JPH09282185 A JP H09282185A JP 9265096 A JP9265096 A JP 9265096A JP 9265096 A JP9265096 A JP 9265096A JP H09282185 A JPH09282185 A JP H09282185A
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JP
Japan
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resource
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predetermined
resources
given
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JP9265096A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Okamoto
美紀 岡本
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Publication of JPH09282185A publication Critical patent/JPH09282185A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優先度の高いプロセスについては資源の使用
を速やかに与えることにより装置全体の処理を効率よく
行うことができるとともに、デッド・ロックの発生によ
る動作停止を防止し、装置の信頼性を高めることのでき
るリアルタイムシステムおよびその資源管理方法を実現
すること。 【解決手段】 それぞれ異なる処理を行う複数のプロセ
スが、共通に設けられた複数の資源を使用して処理を行
うリアルタイムシステムにおける資源管理方法におい
て、前記複数の資源毎に、その資源に対するプロセスの
優先度を設定し、前記複数のプロセスが所定の資源に使
用を求めた場合には優先度の高いプロセスから順に資源
を使用させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれ異なる処
理を行う複数のプロセスが、共通に設けられた複数の資
源を使用して処理を行うリアルタイムシステムおよびそ
の資源管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リアルタイムシステムは、銀行のオンラ
インシステムやファクトリーオートメーションシステム
等の、処理を迅速に行う必要があるシステムに用いられ
るもので、銀行のオンラインシステムを例としていう
と、通帳記入や現金支払等の様々な処理を実行するため
のプロセスと、各プロセスが処理を実行する際に必要と
される処理内容に応じた様々な種類の資源とから構成さ
れている。
【0003】資源は上述したようにプロセスの処理内容
に応じて複数設けられる。プロセスは処理内容が異なる
ものであっても同じ資源を用いることがあり、各資源は
複数のプロセスに対して共通に設けられる。このため、
リアルタイムシステムでは複数のプロセスが処理を実行
するために同一の資源に使用要求が行われた場合の資源
管理が必要となる。
【0004】従来のリアルタイムシステムの資源管理方
法の一例としては、複数のプロセスが処理を実行するた
めに所定の資源に資源要求を行うと、要求の早いプロセ
スから順に資源使用許可が出される方法がある。
【0005】また、他の従来例としては、各プロセスに
よる処理を並列に行うために、1つの資源に複数のプロ
セスから資源要求が行われたときに、要求の早いプロセ
スから順に一定時間に限った資源使用許可を出し、資源
要求を出したプロセスの全てが順々に一定時間資源を使
用して解放すると、最初に資源を使用していたプロセス
に一定時間に限った資源使用許可を再度出すという方法
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のリアル
タイムシステムにおける資源管理方法は、以下に記すよ
うな問題点がある。
【0007】優先度の高いプロセスが資源要求を出した
としても、それ以前に資源要求したプロセスが資源を解
放するまで待機しなければならず、優先度の高いプロセ
スであってもその処理を早く行うことができないという
問題点がある。
【0008】また、1つの資源に対して複数のプロセス
が同時にその使用を要求した場合の処理方法が定められ
ていないために、所定の資源に複数のプロセスが同時に
使用の要求を行うとデッド・ロックが発生してしまうと
いう問題点がある。
【0009】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、優先度の高い
プロセスについては資源の使用を速やかに与えることに
より装置全体の処理を効率よく行うことができるととも
に、デッド・ロックの発生による動作停止を防止し、装
置の信頼性を高めることのできるリアルタイムシステム
およびその資源管理方法を実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のリアルタイムシ
ステムにおける資源管理方法は、それぞれ異なる処理を
行う複数のプロセスが、共通に設けられた複数の資源を
使用して処理を行うリアルタイムシステムにおける資源
管理方法において、前記複数の資源毎に、その資源に対
するプロセスの優先度を設定し、前記複数のプロセスが
所定の資源に使用を求めた場合には優先度の高いプロセ
スから順に資源を使用させることを特徴とする。
【0011】本発明のリアルタイムシステムは、それぞ
れ異なる処理を行う複数のプロセスが、共通に設けられ
た複数の資源を使用して処理を行うリアルタイムシステ
ムにおいて、前記複数の資源毎に、その資源に対するプ
ロセスの優先度が設定されたプロセス管理テーブルと、
前記複数の資源のプロセスキューを蓄積する資源管理テ
ーブルと、前記複数のプロセスからの資源使用要求を受
け付けて前記複数の資源の使用状況を制御する制御部と
を具備し、前記制御部は、所定のプロセスから所定の資
源の使用要求を受け付けると、前記資源管理テーブルお
よびプロセス管理テーブルを参照して所定の資源の現在
の使用状況および所定の資源における所定のプロセスの
優先度を確認し、所定のプロセスが所定の資源に対して
優先度を持たない場合には所定のプロセスに所定の資源
の使用許可を出さず、所定のプロセスが所定の資源に対
して優先度を持つとともに所定の資源が現在使用されて
いない場合には所定のプロセスに所定の資源の使用許可
を出し、所定のプロセスが所定の資源に対して優先度を
持つとともに所定の資源が現在使用されている場合には
所定の資源を現在使用しているプロセスの優先度と所定
のプロセスの優先度とを比較し、所定のプロセスの優先
度が低い場合には所定のプロセスのプロセスキューを前
記資源管理テーブルの現在所定の資源を使用しているプ
ロセスキューの後に蓄積させ、所定のプロセスの優先度
が高い場合には所定のプロセスのプロセスキューを前記
資源管理テーブルの現在所定の資源を使用しているプロ
セスキューの前に蓄積させることを特徴とする。
【0012】「作用」上記のように構成される本発明に
おいては、複数のプロセスが同時に1資源の要求を行う
場合、プロセスの優先順位の高い順に資源使用許可が出
されるので、優先度の高いプロセスが優先度の低いプロ
セスの使用によって資源の待ち状態となることがなく、
全体の効率が向上するとともにデッド・ロックが発生す
ることがなくなる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】図1は本発明を用いて構成されるリアルタ
イム処理システムの一実施例の構成を示す図である。
【0015】本実施例は、第1のプロセス7、第2のプ
ロセス8、第3のプロセス9によるリアルタイム処理が
行われるもので、上記の各プロセスは、資源管理部1内
に設けられた複数の資源を使用して処理を実行する。
【0016】資源管理部1は、上記の第1の資源4、第
2の資源5、第3の資源6を備えるとともに、図2に示
すような各プロセスの各資源毎の使用権を示す優先度が
記述されたプロセス管理テーブル2と、各資源のプロセ
スキューを蓄積する資源管理テーブル3と、各プロセス
からの資源使用要求を受け付けてプロセス管理テーブル
2および資源管理テーブル3の記述内容を確認して各プ
ロセスに対して資源の使用許可を出す制御部10から構
成されている。
【0017】図2に示すプロセス管理テーブル2では、
第1の資源4については第1のプロセス7が、第2の資
源5については第3のプロセス9が、第3の資源6につ
いては第2のプロセス8が、それぞれ最も優先度が高い
ものとされている。
【0018】図1において、第1のプロセス7が第1の
資源4の使用を要求すると、制御部10はプロセス管理
テーブル2を参照し、第1のプロセス7が第1の資源4
の所有権を持つものであるかを確認する。図2に示すよ
うに第1のプロセス7は第1の資源4の使用権を有して
おり、これを確認した制御部10は、資源管理テーブル
3を参照して第1の資源4が現在使用中であるかを確認
し、使用中でなければ資源使用許可をプロセス5に出
す。なお、使用権を持たないプロセスが資源の使用を要
求した場合には、該プロセスには資源使用許可を出さな
い。
【0019】また、所定のプロセスが所定の資源を使用
中に、所定の資源の使用権を持つ異なるプロセスが所定
の資源の使用要求を発行した場合、制御部10はプロセ
ス管理テーブル2を参照して所定の資源に対する現在使
用している所定のプロセス、これと異なるプロセスの優
先度を確認し、資源管理テーブル3の所定の資源のキュ
ーに優先度の高いプロセス順に再キューイングする。
【0020】上記の再キューイング動作について詳細に
説明する。
【0021】第2のプロセス8が第1の資源4を使用中
に第1の資源4の使用権を持つ第3のプロセス9が第1
の資源4の資源要求を行った場合の動作を説明する。
【0022】第3のプロセス9の優先順位が第2のプロ
セス8よりも高い場合には、第2のプロセス8の前に第
3のプロセス9をキューイングし、第2のプロセス8か
ら強制的に第1の資源4を開放する。第2のプロセス8
は第3のプロセス9が第1の資源4を開放した後に第1
の資源4の使用許可を得る。
【0023】第3のプロセス9の優先順位が第2のプロ
セス8よりも低い場合には、第3のプロセス9は第2の
プロセス8の後にキューイングされ、第2のプロセス8
が第1の資源4を解放するまで第1の資源4の資源許可
を持たない。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上説明したように優先度の高
いプロセスには資源を優先的に使用できるため、優先度
の高いプロセスほど処理を早く行うことができ、装置全
体の処理を効率よく行うことができる効果がある。
【0025】また、1資源に複数のプロセスが同時に資
源要求した場合には、優先度の最も高いプロセスに資源
使用許可が出されるため、デッド・ロックが発生するこ
とはなく、装置の信頼性を向上することができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】図1中のプロセス管理テーブル2の内容を示す
図である。
【図3】図1中の資源管理テーブル3の内容を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 資源管理部 2 プロセス管理テーブル 3 資源管理テーブル 4 第1の資源 5 第2の資源 6 第3の資源 7 第1のプロセス 8 第2のプロセス 9 第3のプロセス 10 制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ異なる処理を行う複数のプロセ
    スが、共通に設けられた複数の資源を使用して処理を行
    うリアルタイムシステムにおける資源管理方法におい
    て、 前記複数の資源毎に、その資源に対するプロセスの優先
    度を設定し、前記複数のプロセスが所定の資源に使用を
    求めた場合には優先度の高いプロセスから順に資源を使
    用させることを特徴とするリアルタイムシステムにおけ
    る資源管理方法。
  2. 【請求項2】 それぞれ異なる処理を行う複数のプロセ
    スが、共通に設けられた複数の資源を使用して処理を行
    うリアルタイムシステムにおいて、 前記複数の資源毎に、その資源に対するプロセスの優先
    度が設定されたプロセス管理テーブルと、 前記複数の資源のプロセスキューを蓄積する資源管理テ
    ーブルと、 前記複数のプロセスからの資源使用要求を受け付けて前
    記複数の資源の使用状況を制御する制御部とを具備し、 前記制御部は、所定のプロセスから所定の資源の使用要
    求を受け付けると、前記資源管理テーブルおよびプロセ
    ス管理テーブルを参照して所定の資源の現在の使用状況
    および所定の資源における所定のプロセスの優先度を確
    認し、 所定のプロセスが所定の資源に対して優先度を持たない
    場合には所定のプロセスに所定の資源の使用許可を出さ
    ず、 所定のプロセスが所定の資源に対して優先度を持つとと
    もに所定の資源が現在使用されていない場合には所定の
    プロセスに所定の資源の使用許可を出し、 所定のプロセスが所定の資源に対して優先度を持つとと
    もに所定の資源が現在使用されている場合には所定の資
    源を現在使用しているプロセスの優先度と所定のプロセ
    スの優先度とを比較し、所定のプロセスの優先度が低い
    場合には所定のプロセスのプロセスキューを前記資源管
    理テーブルの現在所定の資源を使用しているプロセスキ
    ューの後に蓄積させ、所定のプロセスの優先度が高い場
    合には所定のプロセスのプロセスキューを前記資源管理
    テーブルの現在所定の資源を使用しているプロセスキュ
    ーの前に蓄積させることを特徴とするリアルタイムシス
    テム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006059786A1 (ja) * 2004-12-01 2006-06-08 Nec Corporation アプリケーション競合管理システム及びその方法並びにそれを用いた情報処理端末
WO2013168947A1 (ko) * 2012-05-07 2013-11-14 주식회사 팀스톤 모니터링 자원의 사용량 표현 방법, 컴퓨팅 장치 및 그 방법을 실행시키기 위한 프로그램을 기록한 기록 매체

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