JPH09280604A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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Publication number
JPH09280604A
JPH09280604A JP8094172A JP9417296A JPH09280604A JP H09280604 A JPH09280604 A JP H09280604A JP 8094172 A JP8094172 A JP 8094172A JP 9417296 A JP9417296 A JP 9417296A JP H09280604 A JPH09280604 A JP H09280604A
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JP
Japan
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room
air
air conditioning
ventilation unit
priority operation
Prior art date
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Pending
Application number
JP8094172A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sugiyama
浩幸 杉山
Kazuo Okutsu
一夫 奥津
Katsuaki Yamagishi
勝明 山岸
Yoshitaka Warashina
吉隆 藁科
Kiyomi Niwa
清美 丹羽
Masaki Imamura
正樹 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8094172A priority Critical patent/JPH09280604A/ja
Publication of JPH09280604A publication Critical patent/JPH09280604A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】住宅全室を対象とする必要にして十分な空気調
和効果を確保することを前提にして、空調ユニットの小
型化を図るとともに、ファンの低出力化および施工性の
向上を得る空気調和装置を提供する。 【解決手段】複数の部屋Rと、これらの各部屋に面した
廊下などの共有スペース11とを有する住宅を対象とし
た空気調和をなす空気調和装置において、上記共有スペ
ース11の天井裏12もしくは床下28に配置され、熱
交換器23やファン24などを収容するとともに、吹出
し口22aと、上記共有スペースに連通する吸込み口2
2とを備えた空調ユニット10と、各部屋の天井、壁、
床の少なくとも1カ所に配置され、部屋に対する熱交換
空気の吹出し口18Bを備えた通気ユニット18と、各
部屋の上記通気ユニットと上記空調ユニットの吹出し口
とを連通するダクト16とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅全室を含む複
数室を対象とした同時空気調和をなすための空気調和装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における住宅全室を含む複数室の同
時空気調和をなす空気調和装置は、図14に概略的に示
すように構成される。すなわち、特定の部屋R(X室)
の天井裏aに空調ユニット1が吊設される。この空調ユ
ニット1内には、図示しない室内熱交換器やファンなど
が収容され、吸込み口を備えた化粧パネル1aが、その
部屋の天井2から露出している。
【0003】空調ユニット1両側面には、複数の吹出し
口体3が設けられ、それぞれの吹出し口体にダクト4が
接続される。これらダクト4は、それぞれ各部屋R,R
の天井部まで延出され、かつ吹出し口5として開口す
る。
【0004】このようにして空気調和装置が構成されて
いて、空調ユニット1内で熱交換された空気はダクト4
を介して各部屋Rに供給される。各部屋Rを空気調和し
たあとの熱交換空気は特定の部屋であるX室に集中する
よう導かれ、ここから化粧パネル1aの吸込み口を介し
て空調ユニット1内に吸込まれて、上述の作用を繰り返
す。
【0005】各部屋Rにおける室温を検知するための手
段として、各部屋に設置してあるリモコン6に図示しな
い室温センサを備えていて、この室温センサの室温検知
温度と、リモコン6に対する設定温度との差から、空調
ユニット1内の制御回路がダンパ7に開度調整信号を送
って、必要な空気調和制御をなす。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、特定
の部屋であるX室は空調ユニット1と直接対向し、それ
以外の各部屋Rと空調ユニット1とはダクト4を介して
連通しており、ダンパ7の開度調節によって全室を含む
複数室を対象とした空気調和の制御をなす。
【0007】しかしながら、空調ユニット1からより離
間した位置にある部屋Rに対しては、それだけダクト4
のダクト長さが長くなり、ダクト内の圧力損失が大きく
なってしまう。必要にして十分な熱交換空気量を確保す
るためには、各部屋Rへ熱交換空気を送風するファンの
回転数を上げるか、もしくはファン直径がより大である
ものを選択しなければならない。
【0008】このような対策を採用すれば、効率のよい
空気調和をなす反面、ファン回転数を上げた場合は、消
費電力が大きくなってランニングコストに悪影響を与え
るとともに、騒音の増大がともなってしまう。また、フ
ァン直径を大とすると、空調ユニットの筺体自体の大型
化を避けられない。同時に、リモコンを各部屋に取付け
る作業がともなって、施工性が悪いなどの不具合があっ
た。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、住宅全室を対象とする
必要にして十分な空気調和効果を確保することを前提に
して、空調ユニットの小型化を図るとともに、ファンの
低出力化および施工性の向上を得る空気調和装置を提供
しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するため
の第1の発明の空気調和装置は、請求項1として、複数
の部屋と、これらの各部屋に面した廊下などの共有スペ
ースとを有する住宅を対象とした空気調和をなす空気調
和装置において、上記共有スペースの天井裏もしくは床
下に配置され、熱交換器やファンなどを収容するととも
に、吹出し口と、上記共有スペースに連通する吸込み口
とを備えた空調ユニットと、各部屋の天井、壁、床の少
なくとも1カ所に配置され、部屋に対する熱交換空気の
吹出し口を備えた通気ユニットと、各部屋の上記通気ユ
ニットと上記空調ユニットの吹出し口とを連通するダク
トとを具備したことを特徴とする。
【0011】上記目的を満足するための第2の発明の空
気調和装置は、請求項2として、複数の部屋と、これら
の各部屋に面した廊下などの共有スペースとを有する住
宅を対象とした空気調和をなす空気調和装置において、
上記共有スペースの天井裏もしくは床下に配置され、熱
交換器やファンなどを収容するとともに、吹出し口と、
上記共有スペースに連通する吸込み口とを備えた空調ユ
ニットと、各部屋の天井、壁、床の少なくとも1カ所に
配置され、部屋に対する熱交換空気の吹出し口を備えた
通気ユニットと、上記共有スペースの天井裏もしくは床
下に配置される上記空調ユニットおよび各部屋の上記通
気ユニットを覆い、空調ユニットの上記吹出し口と通気
ユニットとを連通するチャンバボックスとを具備したこ
とを特徴とする。
【0012】請求項3として、請求項1および請求項2
記載の上記空調ユニットは、その吹出し口にダンパを備
えたことを特徴とする。請求項4として、請求項1およ
び請求項2記載の上記通気ユニットは、ダンパを備えた
ことを特徴とする。
【0013】請求項5として、請求項3および請求項4
記載の上記空調ユニットは、上記通気ユニットが配置さ
れた各部屋のうちの、少なくとも1部屋に対する優先運
転を設定するための手段を備え、この手段に対する設定
にもとづいて、優先運転を指定された部屋のダンパのダ
ンパ開度を、優先運転が指定されない部屋のダンパのダ
ンパ開度よりも開放する制御手段を備えたことを特徴と
する。
【0014】請求項6として、請求項3および請求項4
記載の上記空調ユニットは、上記通気ユニットが配置さ
れた各部屋のうちの、少なくとも1部屋に対する優先運
転を設定するための手段を備え、この手段に対する設定
にもとづいて、優先運転が指定されない部屋のダンパの
ダンパ開度を、優先運転を指定された部屋のダンパのダ
ンパ開度よりも閉成する制御手段を備えたことを特徴と
する。
【0015】請求項7として、請求項1および請求項2
記載の上記通気ユニットは、ファンを備えたことを特徴
とする。請求項8として、請求項7記載の上記空調ユニ
ットは、上記通気ユニットが配置された各部屋のうち
の、少なくとも1部屋に対する優先運転を設定するため
の手段を備え、この手段に対する設定にもとづいて、優
先運転を指定された部屋の通気ユニットファンの回転数
を、優先運転が指定されない部屋の通気ユニットファン
の回転数よりも増やす制御手段を備えたことを特徴とす
る。
【0016】請求項9として、請求項7記載の上記空調
ユニットは、上記通気ユニットが配置された各部屋のう
ちの、少なくとも1部屋に対する優先運転を設定するた
めの手段を備え、この手段に対する設定にもとづいて、
優先運転が指定されない部屋の通気ユニットファンの回
転数を、優先運転を指定された部屋の通気ユニットファ
ンの回転数よりも下げる制御手段を備えたことを特徴と
する。
【0017】請求項10として、請求項5および請求項
8記載の上記優先運転を設定するための手段は、リモコ
ンなどに設けられた優先運転釦であることを特徴とす
る。請求項11として、請求項5および請求項8記載の
上記空調ユニットの吸込み口は、吸込み温度を検知する
吸込み温度センサを備え、上記各部屋は、室温を検知す
る室温センサを備え、上記優先運転を設定するための手
段は、上記吸込み温度センサの検知温度と、上記室温セ
ンサの検知温度との差を比較し、この差が所定値以上あ
る部屋を優先運転に設定することを特徴とする。
【0018】請求項12として、請求項11記載の上記
室温センサは、上記通気ユニット内に備えられ、この通
気ユニットには補助吸込み口が形成され、上記ファンが
動作することにより、この補助吸込み口によって室内空
気を上記室温センサへ導くことを特徴とする。
【0019】請求項13として、請求項11記載の上記
室温センサは、各部屋のガラリなど上記共有スペースへ
空気が流れる連通部に取付けられることを特徴とする。
以上のごとき課題を解決するための手段を採用すること
により、空調ユニットの小型化が可能となるとともに、
ファンを低出力化でき、かつ施工性を損なうことなく、
住宅全室を含む複数室を対象とした必要にして十分な空
調効果を得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
図面を参照して説明する。図1は、一般的な2階建て住
宅と、この住宅に配備される空気調和装置の構成を示
す。
【0021】ここでは、1階用空調ユニット10Aが、
1階の廊下および1階から2階に通じる階段などの1階
共有スペース11Aの天井裏12に配置される。そして
2階用空調ユニット10Bが、2階の廊下および階段踊
り場など2階共有スペース11Bの天井裏である、いわ
ゆる小屋裏13に配置される。
【0022】上記1,2階用空調ユニット10A,10
Bとも、住宅外部に配置され、図示しない室外熱交換器
や送風機および圧縮機などを収容する室外ユニット14
と冷媒管15を介して冷凍サイクルを構成するように接
続される。
【0023】上記1階用空調ユニット10Aには、その
両側面にそれぞれ一対づつの吹出し用のダクト16が接
続される。これらダクト16の先端部は、それぞれ1階
の各部屋Rまで延出される。
【0024】なお、ここでは部屋Rとして、いわゆる居
室を想定しているが、この部屋の範疇に、台所、浴室、
洗面所、トイレなどを含めても何らの支障もない。ただ
し、上記台所は同時給排気による換気装置が、かつ浴
室、洗面所およびトイレなどは排気による換気装置の設
置が望ましい。
【0025】1階の各部屋Rには、その天井17に後述
する通気ユニット18が設けられており、それぞれの通
気ユニット18に上記ダクト16の先端部が接続され
る。2階用空調ユニット10Bには、側面に一対の吹出
し用のダクト16が接続され、これらダクトの先端部
は、それぞれ2階の各部屋Rまで延出される。この天井
17にも後述する通気ユニット18が設けられており、
それぞれの通気ユニットに上記ダクト16の先端部が接
続される。
【0026】また、ここでは上記2階用空調ユニット1
0Bに隣接した状態で、自然共生換気ユニット20が配
置される。この換気ユニット20の共有スペース11B
に対向する面に図示しない換気口が設けられ、小屋裏1
3の対向面には住宅の軒先から住宅外部に開口するダク
ト21が接続されている。
【0027】上記自然共生換気ユニット20は、たとえ
ば夏季夜間や中間季(低温低湿時)に新鮮外気を一旦上
記共有スペース11Bへ取入れる。夏季昼間など高温時
に小屋裏13の熱を排気する。中間季において、各部屋
Rの汚染された空気を、共有スペース11Bを介して排
出し、かつ新鮮外気を取り入れる。また、冬季には暖め
られている小屋裏13の熱を一旦共有スペース11Bに
導いて補助暖房熱源とする、などの作用をなす。
【0028】図2は、この空気調和装置を模式的に示
す。1階用と2階用とを総称して示す空調ユニット10
は、この下面を構成する化粧パネル21が1階用と2階
用とを総称して示す共有スペース11の天井17に取付
けられ、かつ露出する。
【0029】この化粧パネルに21には吸込み口22が
設けられていて、共有スペース11に連通する。この吸
込み口22に対向して、図示しないフィルタが交換自在
に取付けられる。
【0030】空調ユニット10内には、室内熱交換器2
3とファン24が収容される。ファン24の吸込み側は
室内熱交換器23を介して上記化粧パネル21の吸込み
口22に対向しており、吹出し側はユニット側面に設け
られ上記ダクト16が接続する吹出し口22aに対向し
ている。
【0031】上記通気ユニット18は、図5にも示すよ
うに、その側面部に上記ダクト16が接続される吸込み
口体18aを備え、下面部は部屋Rの天井17から部屋
内に臨ませられる吹出し口18bとなっている。吹出し
口18bの側部には、補助吸込み口18cが設けられて
いて、室温センサ25が取付けられる。
【0032】また、この通気ユニットの下面の天井17
には化粧パネル18dが取付けられている。そして、通
気ユニット18内にはシロッコファン26が収容され
る。シロッコファン26は、回転にともなって端面方向
から空気を吸込み、周方向から吹出す。このシロッコフ
ァン26の吸込み側に上記ダクト16が接続される吸込
み口体18aおよび補助吸込み口18cと室温センサ2
5が位置し、吹出し側に吹出し口18bが対向する。
【0033】なお、上記各部屋Rの共有スペース11と
面する、たとえばドアには、そのアンダーカットやガラ
リなど共有スペースと連通する連通部27が必要であ
り、この連通部も空気調和装置の構成要件となる。
【0034】このようにして構成される空気調和装置で
あり、先に説明した室外ユニット14の圧縮機を駆動し
て冷凍サイクル運転を開始する。空調ユニット10にお
いては、ファン24が駆動され室内熱交換器23へ熱交
換空気を導き、熱交換作用をなす。
【0035】この室内熱交換器23で熱交換された空気
は吹出し口22aを介してダクト16へ吹出され、今度
は、通気ユニット18に配置されるシロッコファン26
によって、通気ユニット18へ効率よく吸込まれる。そ
して、通気ユニット18の吹出し口18bから部屋R内
へ吹出され、この空気調和を行う。
【0036】空気調和をしたあとの熱交換空気は、共有
スペース11に面した連通部27を介して、部屋Rから
共有スペース11へ導かれ、ここに一旦集溜されたあと
天井17に取付けられる化粧パネル21の吸込み口22
から空調ユニット10に吸込まれ、上述のサイクルを循
環する。
【0037】一方、室温センサ25は、補助吸込み口1
8cを流れる熱交換空気から室温を検知して、その検知
信号を図示しない制御回路へ送る。制御回路では、この
温度検知信号とリモコンなどに対して設定された設定温
度の差から必要な運転条件が得られるよう制御する。
【0038】たとえば、上記室外ユニット14の圧縮機
の運転周波数を調節したり、空調ユニット10に備えら
れるファン24の回転数を調整して風量を制御したり、
通気ユニット18に備えられるシロッコファン26の回
転数を調整して風量を制御する。
【0039】このように、新らたな空気調和装置は通気
ユニット18を備え、ここにはシロッコファン26を配
置して、空調運転時に駆動することにより、従来構成の
ものよりも静圧を約3〜5mmAq 高くとることができ
る。
【0040】したがって、空調ユニット10から各部屋
Rに開口する吹出し口18bまでの圧力損失が小さくて
すみ、空調ユニット10のファン24の回転数を従来の
ものよりも下げることができ、送風騒音の低減を得られ
る。もしくは、このファン24の直径を小さくして、空
調ユニット10自体の小型化を図れる。
【0041】具体的な数値を上げて説明すると、以下の
ようになる。たとえば、A室およびB室の2つの部屋を
同時に暖房する場合、A室の設定温度が25°Cで、検
知された室温が15°Cであり、B室の設定温度が22
°Cで、検知された室温が15°Cであったとする。
【0042】このとき制御回路は、空調ユニット10内
のファン24を強風運転とする制御信号を送るととも
に、A室の通気ユニットシロッコファン26を100%
駆動し、B室の通気ユニットシロッコファン26を60
%駆動するよう風量制御する。したがって、各部屋の設
定温度に対して室温を短時間で合致させられる。
【0043】なお、上記空調ユニット10および通気ユ
ニット18を天井裏12に配置したが、これに限定され
るものではなく、図に二点鎖線で示すように、空調ユニ
ット10を床下28に配置し、ここからダクト16を介
して通気ユニット18に接続するようにしてもよい。
【0044】そして、通気ユニット18を天井17に配
置したが、これに限定されるものではなく、部屋Rの壁
に取付けたり、いわゆるビルトイン式に壁内に埋設した
り、床面に配置することもできる。
【0045】図3に示すような、空気調和装置であって
もよい。(なお、後述する構成部品を除いて、他の部品
は先に説明したものと同一であるので、ここでは同番号
を付して新たな説明は省略する。そして、図の一部は省
略してある。以下、同様)同図の空調ユニット10の各
吹出し口22aにダンパ29を備える。それぞれのダン
パ29は、上記制御回路からの制御信号により図示しな
い駆動モータによって開度量を調整されるようになって
いる。たとえば、C室,D室、E室およびF室の4つの
部屋を暖房する場合、表1に示すような制御となる。
【0046】
【表1】
【0047】このときのC,D,E室の通気ユニット1
8に接続されるダクト16内のダンパ29は、それぞれ
全開となるよう制御され、F室の通気ユニット18に接
続されるダクト16内のダンパ29のみ全閉に制御され
る。
【0048】そしてさらに制御回路は、C室の通気ユニ
ット18内のシロッコファン26を90%運転、D室の
通気ユニットシロッコファン26を30%運転、E室の
通気ユニットシロッコファン26を100%運転、F室
の通気ユニットシロッコファンは停止する制御をなす。
【0049】すなわち、F室においては室温がすでに設
定温度23°Cに到達しているので、ダンパ29を全閉
状態にしてダクト16から通気ユニット18へ熱交換空
気が行かないようにするとともに、通気ユニット18内
のシロッコファン26を停止して少しの吹出しも行わな
い。
【0050】F室を除く、C室ないしE室においては、
それぞれの室温が設定温度に到達上昇するよう、ダンパ
29とシロッコファン26に対する必要な量の制御が行
われる。したがって、各部屋の設定温度に対して室温を
短時間で合致させられる。
【0051】図4に示すような、空気調和装置であって
もよい。ここでは、通気ユニット18の吸込み口体18
aにダンパ29、もしくはダンパと同一の作用をなすV
AVユニットを取付ける。
【0052】この装置でも、先に図3で説明した空気調
和装置と全く同様の作用を行う。そして、室温に対する
設定温度に応じてダンパ29もしくはVAVユニット
と、通気ユニット18内のシロッコファン26に対する
制御をなす。
【0053】図6に示すような、空気調和装置であって
もよい。(さらに図の一部を省略してある。以下同様) この場合、上記空調ユニット10と通気ユニット18
は、先に説明したものと全く同様の形状構造をなすが、
上記ダクト16に代えて、チャンバボックス30を備え
た。
【0054】すなわち、空調ユニット10からそれぞれ
の通気ユニット18に亘ってチャンバボックス30で覆
われる。このチャンバボックス30は、空調ユニット1
0の上面部と側面部一部を覆い、ここから各通気ユニッ
ト18の上面部と両側面部を覆うよう、天井17に対し
ていわばトンネル状の分岐部を有する。
【0055】当然、チャンバボックス30の内面側は全
て断熱材が貼着されていて、小屋裏12に対して断熱構
造となっていることは、先に説明したダクト16が断熱
構造となっていることと同様である。
【0056】このような構成であれば、空調ユニット1
0の吹出し口22aから吹出される熱交換空気はチャン
バボックス30に沿って導かれ、各通気ユニット18か
ら各部屋Rに吹出される。すなわち、先に説明した空気
調和装置と全く同様の作用をなす。
【0057】そして、ダクトに代ってチャンバボックス
30を備えたことにより、熱交換空気を導くための流路
の断面積を大きくとることができ、そのため各部屋Rに
対する吹出し口18bまでの圧力損失がさらに小さくな
って、ファン回転数を低下したり、ファン直径を小さく
することができる。
【0058】なお、上記チャンバユニット30を備えた
空気調和装置においても、空調ユニット10を床下に配
置し、これと部屋Rの天井、壁もしくは床に配置される
通気ユニット18をチャンバユニット30で覆うように
してもよい。
【0059】図7に示すような、空気調和装置であって
もよい。これは先に説明したチャンバボックス30内
で、かつ通気ユニット18の吸込み側にダンパ29を配
置する構成である。
【0060】ここでも、設定温度と検知した室温との差
から、通気ユニット18内のシロッコファン26の回転
数とダンパ29の開度の調整をなし、各部屋Rの室温を
設定温度に早急に合致させ、かつきめの細かい室温制御
が可能である。たとえば、表2に示すような室温制御が
ある。
【0061】
【表2】
【0062】すなわち、G室、H室、I室の3つの部屋
を暖房する場合、G室の設定温度が25°Cで、検知し
た室温が15°C。H室の設定温度が22°Cで、検知
した室温が15°C。I室の設定温度が23°Cで、検
知した室温が23°Cであったとする。
【0063】このとき制御回路は、空調ユニット10の
ファン24を強風運転となるよう制御し、G室に連通す
るダンパ29を全開し、通気ユニットシロッコファン2
6を100%運転する。H室に連通するダンパ29も全
開し、かつ通気ユニットシロッコファン26を60%運
転する。I室に連通するダンパ29のみ全閉となし、通
気ユニットシロッコファン26は停止する。
【0064】図8に示すような、空気調和装置であって
もよい。この場合、当然、空調ユニット10およびチャ
ンバボックス30は備えられるが、吹出し口18bを残
して通気ユニットは不要とし、構成を簡略化している。
上記チャンバボックス30は、空調ユニット10から各
部屋Rの天井17に開口する上記吹出し口18bに亘っ
て設けられる。
【0065】このような構成であっても、従来の単なる
ダクトの配置と比較して空気流路の断面積を大きくとる
ことができ、吹出し口18bまでの圧力損失が小さくな
り、上述の実施の形態に近い効果を奏する。
【0066】図9に示すような、空気調和装置であって
もよい。ここでも空調ユニット10およびチャンバボッ
クス30は備えられるが、吹出し口18bを残して通気
ユニットは不要とし、構成を簡略化している。上記チャ
ンバボックス30は、空調ユニット10から各部屋Rの
天井17に開口する吹出し口18bに亘って設けられ
る。そして、上記吹出し口18bにはダンパ29が設け
られる。
【0067】上記チャンバボックス30を用いたことに
より、空気流路の断面積が大きくなり、吹出し口18b
までの圧力損失が小さくなることは勿論、ダンパ29の
開度調整によってさらに細かい室温制御が可能となる。
【0068】図10に示すような、空気調和装置であっ
てもよい。室内熱交換器50やファン51を収容する空
調ユニット52が、廊下などの共有スペース53の天井
裏54に配置される。空調ユニット52の共有スペース
対向面に吸込み口55が設けられ、吸込み温度センサ5
6が取付けられる。
【0069】各部屋57の天井58にはファン59を備
えた通気ユニット60が配置されていて、吹出し口が室
内に臨まされる。これら通気ユニット60と上記空調ユ
ニット52とは、それぞれダクト61を介して連通され
る。
【0070】一方、各部屋57の共通スペース53に面
したドアなどに連通部62が設けられていて、互いの部
位に熱交換空気が流通する。それぞれの連通部62の付
近には、室温センサ63が取付けられる。
【0071】これら室温センサ63と上記吸込み温度セ
ンサ56とは制御回路64に電気的に接続されていて、
それぞれ検知温度の信号をこの制御回路64へ送るよう
になっている。
【0072】上記空調ユニット52は、図示しない冷媒
管を介して住宅外部に配置される室外ユニット65と冷
凍サイクルを構成するよう連通される。この室外ユニッ
ト65には、室外熱交換器66、圧縮機67およびファ
ン68などが収容される。
【0073】そして、上記空調ユニット52および室外
ユニット65もともに上記制御回路64と電気的に接続
される。このようにして構成される空気調和装置には、
図11に示すようなリモコン(遠隔操作盤)70が付属
される。このリモコン70は、ワイヤードまたはワイヤ
レスリモコンであって、上記通気ユニット60を配置し
た各部屋57に配置される。
【0074】上記リモコン70は、その表面である主操
作面71の裏側に、ここでは図示しない副操作面があっ
て、二重構成になっている。副操作面を開放するには主
操作面71を回動もしくはスライドして露出する。
【0075】主操作面71には、優先運転を指定するた
めのパワフル指定釦72と、冷房運転や暖房運転、除湿
運転などのモードを切換えるためのモード切換え釦73
および運転/停止釦74などのほかに、液晶パネルから
なる表示窓75がある。副操作面には、風向、風量設定
釦、予約釦、タイマ釦、温度設定釦ほかの各種の釦が配
置される。
【0076】しかして、操作者が空調運転時にリモコン
70のパワフル指定釦72を押すと、制御回路64はど
この部屋57のリモコン70のパワフル指定釦72であ
るか、すなわち優先運転が指定されたことを認識して、
その釦が押された部屋57における通気ユニット60の
ファン59の回転数を増やす。
【0077】上記パワフル選定釦72が押された部屋5
7には、他の部屋57へ導かれる熱交換空気の風量より
も多くの風量が吹出されることになり、他の部屋よりも
優先した運転がなされて、より効率のよい空調運転がな
される。
【0078】上記制御回路64による優先運転が指定さ
れた部屋57に対する制御システムの全容は、以下の通
りである。その1として、制御回路64は、優先運転が
指定された部屋57を認識すると、優先運転が指定され
た部屋57の通気ユニットファン59の回転数を、優先
運転が指定されなかった部屋57の通気ユニットファン
59の回転数よりも増やす制御をなす。
【0079】したがって、優先運転が指定された部屋5
7に対する熱交換空気風量が、優先運転が指定されなか
った部屋57に対する熱交換空気風量よりも増大して、
優先的な空調運転が実施される。
【0080】その2として、制御回路64は、優先運転
が指定された部屋57を認識すると、優先運転が指定さ
れない部屋57の通気ユニットファン59の回転数を、
優先運転が指定された部屋57に取付けられた通気ユニ
ットファン59の回転数よりも下げる制御をなす。
【0081】したがって、優先運転が指定された部屋5
7に対する熱交換空気風量が、優先運転が指定されない
部屋57に対する熱交換空気風量よりも増大して、優先
的な空調運転が実施される。
【0082】その3として、各部屋57に取付けられる
ファン59を備えた通気ユニット60に代って、同図の
丸印内に示すように、制御回路64の制御信号にもとづ
いて、回動量の調整自在なダンパ69aを収容するダン
パユニット69を備える。
【0083】制御回路64は、優先運転が指定された部
屋57を認識すると、その優先運転が指定された部屋に
備えられるダンパユニット69aのダンパ69の開度
を、優先運転が指定されない部屋57に取付けられたダ
ンパユニット69aのダンパ69の開度よりも大きくす
る制御をなす。
【0084】したがって、優先運転が指定された部屋5
7に対する熱交換空気風量が、優先運転が指定されない
部屋57に対する熱交換空気風量よりも増大して、優先
的な空調運転が実施される。
【0085】その4として、各部屋57にダンパユニッ
ト69を備えた場合、制御回路64は、優先運転が指定
された部屋57を認識すると、優先運転が指定されない
部屋57に備えられるダンパユニット69のダンパ69
aの開度を、優先運転が指定された部屋に取付けられた
ダンパユニット69のダンパ69aの開度よりも小さく
する制御をなす。
【0086】したがって、優先運転が指定されない部屋
57に対する熱交換空気風量が下り、相対的に優先運転
が指定された部屋57に対する熱交換空気風量が増大し
て、優先的な空調運転が実施される。
【0087】なお上記実施例においては、優先運転を指
定する手段としてリモコン70のパワフル指定釦72を
適用したが、これに限定されるものではなく、連通部6
2に備えられる室温センサ63と、空調ユニット52の
吸込み口55に備えられる吸込み温度センサ56の検知
温度との差から、制御回路64が優先運転を指示するよ
う制御してもよい。
【0088】たとえば、図12に示すように、通気ユニ
ット60を備えた部屋がK室,L室,M室,N室あっ
て、それぞれ空調ユニット52から熱交換空気の吹出し
がなされるものとする。
【0089】冷房安定時に、K室の室温と吸込み温度と
の差が、他の部屋の室温と吸込み温度との差よりも2°
C高い状態であるならば、制御回路64は自動的にK室
を優先運転の対象として選定し、通気ユニット60のフ
ァン59の回転数を、通常運転のファン基準回転数に対
してL室,M室,N室とも−200rpm となるよう制御
する。同時に、K室の通気ユニット60のファン59の
回転数は、通常運転のファン基準回転数に対して−40
0rpm となるよう制御する。
【0090】K室の室温と吸込み温度との差が、他の部
屋の室温と吸込み温度との差よりも1〜2°C高い状態
となったならば、制御回路64は通気ユニット60のフ
ァン59の回転数をL室,M室,N室とも、通常運転の
ファン基準回転数に対して−100rpm となるよう制御
する。同時に、K室の通気ユニット60のファン59の
回転数は、通常運転のファン基準回転数に対して+20
0rpm となるよう制御する。
【0091】このようなファン59の回転数に対する補
正制御によって、K室に対する機外静圧が上がって熱交
換空気の風量が増え、優先的な冷房運転が実施されて各
部屋が全て同一温度に保持される。
【0092】また、図13に示すように、同じ冷房安定
時で、K室とM室の室温と吸込み温度との差が、他の部
屋の室温と吸込み温度との差よりも2°C高い状態であ
るならば、制御回路64は自動的にK室とM室を優先運
転の対象として選定し、通気ユニット60のファン59
の回転数を、通常運転のファン基準回転数に対してL,
N室とも−200rpm となるよう制御する。同時に、
K,M室の通気ユニット60のファン59の回転数は、
通常運転のファン基準回転数に対して+200rpm とな
るよう制御する。
【0093】そして、K室とM室の室温と吸込み温度と
の差が、他の部屋の室温と吸込み温度との差よりも1〜
2°C高い状態となったら、制御回路64は通気ユニッ
ト60のファン59の回転数をL,N室とも、通常運転
のファン基準回転数に対して−100rpm となるよう制
御し、K,M室の通気ユニットのファン回転数は、通常
運転のファン基準回転数に対して+100rpm となるよ
う制御する。
【0094】このようなファン59に対する風量制御に
よって、K室とM室に対する機外静圧が上がって、熱交
換空気の風量が増え、優先的な冷房運転が実施されて各
部屋が全て同一温度に保持される。さらに、本発明の要
旨を越えない範囲内で種々の変形実施が可能なことは、
勿論である。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、住宅の共有スペースの天井裏もしくは床下に、
熱交換器やファンなどを収容し、吹出し口と、共有スペ
ースに連通する吸込み口を備えた空調ユニットを配置
し、各部屋の天井、壁、床の少なくとも1カ所に吹出し
口を備えた通気ユニットを配置し、これら通気ユニット
と空調ユニットの吹出し口とを連通するダクトを具備し
た。
【0096】請求項2の発明によれば、住宅の共有スペ
ースの天井裏もしくは床下に、熱交換器やファンなどを
収容し、吹出し口と、共有スペースに連通する吸込み口
を備えた空調ユニットを配置し、各部屋の天井、壁、床
の少なくとも1カ所に吹出し口を備えた通気ユニットを
配置し、空調ユニットの吹出し口と通気ユニットとを連
通するチャンバボックスとを具備した。
【0097】請求項3の発明によれば、上記空調ユニッ
トは、その吹出し口にダンパを備えている。請求項4の
発明によれば、通気ユニットは、ダンパを備えている。
【0098】請求項5の発明によれば、少なくとも1部
屋に対する優先運転を設定するための手段を備え、この
設定にもとづいて、優先運転を指定された部屋のダンパ
のダンパ開度を、優先運転が指定されない部屋のダンパ
のダンパ開度よりも開放する制御手段を備えた。
【0099】請求項6の発明によれば、少なくとも1部
屋に対する優先運転を設定するための手段を備え、この
設定にもとづいて、優先運転が指定されない部屋のダン
パのダンパ開度を、優先運転を指定された部屋のダンパ
のダンパ開度よりも閉成する制御手段を備えた。
【0100】請求項7の発明によれば、通気ユニット
は、ファンを備えている。請求項8の発明によれば、少
なくとも1部屋に対する優先運転を設定するための手段
を備え、この設定にもとづいて、優先運転を指定された
部屋の通気ユニットファンの回転数を、優先運転が指定
されない部屋の通気ユニットファンの回転数よりも増や
す制御手段を備えた。
【0101】請求項9の発明によれば、少なくとも1部
屋に対する優先運転を設定するための手段を備え、この
設定にもとづいて、優先運転が指定されない部屋の通気
ユニットファンの回転数を、優先運転を指定された部屋
の通気ユニットファンの回転数よりも下げる制御手段を
備えた。
【0102】請求項10の発明によれば、優先運転を設
定するための手段は、リモコンなどに設けられた優先運
転釦である。請求項11の発明によれば、空調ユニット
の吸込み口は、吸込み温度を検知する吸込み温度センサ
を備え、各部屋は、室温を検知する室温センサを備え、
優先運転を設定するための手段は、吸込み温度センサの
検知温度と室温センサの検知温度との差が所定値以上あ
る部屋を優先運転に設定する。
【0103】請求項12の発明によれば、室温センサは
通気ユニット内に備えられ、この通気ユニットには補助
吸込み口が形成され、上記ファンが動作することによ
り、この補助吸込み口によって室内空気を室温センサへ
導く。
【0104】請求項13の発明によれば、室温センサ
は、各部屋のガラリなど上記共有スペースへ空気が流れ
る連通部に取付けられる。したがって、住宅の全室を含
む複数の部屋の空気調和を同時に、かつ効率よく行うと
ともに、空調ユニットの小型化を図り、ファンの低出力
化および施工性が向上する。そして、指定の部屋に対す
る優先運転が可能となり、理想の空調効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、家屋に備えられ
る空気調和装置の構成を説明する斜視図。
【図2】同実施の形態の、空気調和装置の構成を説明す
る概略の縦断面図。
【図3】他の実施の形態の、空気調和装置の構成を説明
する概略の縦断面図。
【図4】さらに他の実施の形態の、空気調和装置の構成
を説明する概略の縦断面図。
【図5】以上の実施の形態の空気調和装置における通気
ユニットの概略の縦断面図。
【図6】さらに他の実施の形態の、空気調和装置の構成
を説明する概略の縦断面図。
【図7】さらに他の実施の形態の、空気調和装置の構成
を説明する概略の縦断面図。
【図8】さらに他の実施の形態の、空気調和装置の構成
を説明する概略の縦断面図。
【図9】さらに他の実施の形態の、空気調和装置の構成
を説明する概略の縦断面図。
【図10】さらに他の実施の形態の、空気調和装置の構
成を説明する概略の縦断面図。
【図11】図10の空気調和装置に用いられるリモコン
の正面図。
【図12】図10の空気調和装置における優先運転の制
御説明図。
【図13】図10の空気調和装置における優先運転の他
の制御説明図。
【図14】従来の形態の、空気調和装置の構成を説明す
る概略の縦断面図。
【符号の説明】
R…部屋、 11…共有スペース、 17…天井、 12…天井裏、 28…床下、 23…室内熱交換器、 24…ファン、 18b…吹出し口、 22,55…吸込み口、 10,52…空調ユニット、 22a…(空調ユニットの)吹出し口、 18,60…通気ユニット、 16,61…ダクト、 30…チャンバボックス、 29,69a…ダンパ、 64…制御手段(制御回路)、 70…リモコン、 72…優先運転釦(パワフル釦)、 56…吸込み温度センサ、 63…室温センサ、 27,62…連通部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岸 勝明 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 藁科 吉隆 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 丹羽 清美 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 今村 正樹 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の部屋と、これらの各部屋に面した廊
    下などの共有スペースとを有する住宅を対象とした空気
    調和をなす空気調和装置において、 上記共有スペースの天井裏もしくは床下に配置され、熱
    交換器やファンなどを収容するとともに、吹出し口と、
    上記共有スペースに連通する吸込み口とを備えた空調ユ
    ニットと、 各部屋の天井、壁、床の少なくとも1カ所に配置され、
    部屋に対する熱交換空気の吹出し口を備えた通気ユニッ
    トと、 各部屋の上記通気ユニットと上記空調ユニットの吹出し
    口とを連通するダクトとを具備したことを特徴とする空
    気調和装置。
  2. 【請求項2】複数の部屋と、これらの各部屋に面した廊
    下などの共有スペースとを有する住宅を対象とした空気
    調和をなす空気調和装置において、 上記共有スペースの天井裏もしくは床下に配置され、熱
    交換器やファンなどを収容するとともに、吹出し口と、
    上記共有スペースに連通する吸込み口とを備えた空調ユ
    ニットと、 各部屋の天井、壁、床の少なくとも1カ所に配置され、
    部屋に対する熱交換空気の吹出し口を備えた通気ユニッ
    トと、 上記共有スペースの天井裏もしくは床下に配置される上
    記空調ユニットおよび各部屋の上記通気ユニットを覆
    い、空調ユニットの上記吹出し口と通気ユニットとを連
    通するチャンバボックスとを具備したことを特徴とする
    空気調和装置。
  3. 【請求項3】請求項1および請求項2記載の上記空調ユ
    ニットは、その吹出し口にダンパを備えたことを特徴と
    する空気調和装置。
  4. 【請求項4】請求項1および請求項2記載の上記通気ユ
    ニットは、ダンパを備えたことを特徴とする空気調和装
    置。
  5. 【請求項5】請求項3および請求項4記載の上記空調ユ
    ニットは、上記通気ユニットが配置された各部屋のうち
    の、少なくとも1部屋に対する優先運転を設定するため
    の手段を備え、 この手段に対する設定にもとづいて、優先運転を指定さ
    れた部屋のダンパのダンパ開度を、優先運転が指定され
    ない部屋のダンパのダンパ開度よりも開放する制御手段
    を備えたことを特徴とする空気調和装置。
  6. 【請求項6】請求項3および請求項4記載の上記空調ユ
    ニットは、上記通気ユニットが配置された各部屋のうち
    の、少なくとも1部屋に対する優先運転を設定するため
    の手段を備え、 この手段に対する設定にもとづいて、優先運転が指定さ
    れない部屋のダンパのダンパ開度を、優先運転を指定さ
    れた部屋のダンパのダンパ開度よりも閉成する制御手段
    を備えたことを特徴とする空気調和装置。
  7. 【請求項7】請求項1および請求項2記載の上記通気ユ
    ニットは、ファンを備えたことを特徴とする空気調和装
    置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の上記空調ユニットは、上記
    通気ユニットが配置された各部屋のうちの、少なくとも
    1部屋に対する優先運転を設定するための手段を備え、 この手段に対する設定にもとづいて、優先運転を指定さ
    れた部屋の通気ユニットファンの回転数を、優先運転が
    指定されない部屋の通気ユニットファンの回転数よりも
    増やす制御手段を備えたことを特徴とする空気調和装
    置。
  9. 【請求項9】請求項7記載の上記空調ユニットは、上記
    通気ユニットが配置された各部屋のうちの、少なくとも
    1部屋に対する優先運転を設定するための手段を備え、 この手段に対する設定にもとづいて、優先運転が指定さ
    れない部屋の通気ユニットファンの回転数を、優先運転
    を指定された部屋の通気ユニットファンの回転数よりも
    下げる制御手段を備えたことを特徴とする空気調和装
    置。
  10. 【請求項10】請求項5および請求項8記載の上記優先
    運転を設定するための手段は、リモコンなどに設けられ
    た優先運転釦であることを特徴とする空気調和装置。
  11. 【請求項11】請求項5および請求項8記載の上記空調
    ユニットの吸込み口は、吸込み温度を検知する吸込み温
    度センサを備え、 上記各部屋は、室温を検知する室温センサを備え、 上記優先運転を設定するための手段は、上記吸込み温度
    センサの検知温度と、上記室温センサの検知温度との差
    を比較し、この差が所定値以上ある部屋を優先運転に設
    定することを特徴とする空気調和装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の上記室温センサは、上
    記通気ユニット内に備えられ、 この通気ユニットには補助吸込み口が形成され、上記フ
    ァンが動作することにより、この補助吸込み口によって
    室内空気を上記室温センサへ導くことを特徴とする空気
    調和装置。
  13. 【請求項13】請求項11記載の上記室温センサは、各
    部屋のガラリなど上記共有スペースへ空気が流れる連通
    部に取付けられることを特徴とする空気調和装置。
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