JPH09277698A - Cb層を有する紙ウェブを製造する方法および装置 - Google Patents

Cb層を有する紙ウェブを製造する方法および装置

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JPH09277698A
JPH09277698A JP8130490A JP13049096A JPH09277698A JP H09277698 A JPH09277698 A JP H09277698A JP 8130490 A JP8130490 A JP 8130490A JP 13049096 A JP13049096 A JP 13049096A JP H09277698 A JPH09277698 A JP H09277698A
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JP
Japan
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roll
coating
roll gap
web
gap
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Pending
Application number
JP8130490A
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English (en)
Inventor
Ruediger Kurtz
クルツ リュディガ
Martin Dr Kustermann
クスタマン マリティン
Michael Trefz
トレフツ ミハエル
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Voith Sulzer Papiermaschinen GmbH
Original Assignee
Voith Sulzer Papiermaschinen GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CB層を有する紙ウェブを製造する方法。 【構成】 被覆ロール(2)および対向ロール(1)に
よって形成されたロール間隙(a)を介してウェブを案
内する。CB層を被覆ロール(2)に連続的に塗布し、
次いで、上記ロール上で配量装置(4)によって配量
し、ロール間隙において紙ウェブ(3)に移行させ、こ
の場合、ロール間隙に最大2N/mmの平均面圧が存
在するよう、2つのロール(1,2)を相互に押圧す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるCB層を有す
る紙ウェブを製造する、請求項1のプレアンブルに記載
の特徴を有する方法に関する。本発明は、更に、上記方
法を実施する装置に関する。よく知られているように、
紙に塗布されたCB層は、マイクロカプセルに封入され
た発色子を含み、この発色子は、(例えば、一組の複写
用紙の)別の紙の、いわゆる、(発色ピグメントを含
む)CF層と共働し、かくして、(例えば、手書きの複
写時の)圧力作用によって可視のキャラクタが現れる。
【0002】
【従来の技術】先行技術に関しては、ドイツ特許公開第
4224718号およびこの公報に記載の文献を挙げ
る。
【0003】公知の方法の場合、紙ウェブを通過させる
ロール間隙は、未塗布の紙の厚さよりも小さくない間隔
に調節される。この公知の方法の場合、塗布コンパウン
ドを所要の均一状態で紙ウェブ表面に移行するのが極め
て困難であるか全く不可能であると予期される。即ち、
ロール間隙を全ウェブ巾(数mに達する、最大約10
m)にわたって正確に同一に調節することは極めて困難
である。かくして、例えば、温度変化およびこの温度変
化に帰因する局部的径変化によって、2つのロール周面
の間の間隔が変化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、感圧性CB層を有する完成した紙ウェブが従来より
も高度の品質要求を満足するよう、請求項1のプレアン
ブルに記載の方法を改善することにある。同じく、請求
項4のプレアンブルに記載の装置を改善することを意図
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この設定課題は、それぞ
れ、請求項1の特徴記載部分(即ち、最大2N/mm
の平均面圧がロール間隙に存在するよう、2つのロール
1,2を相互に押圧すること)を特徴とする方法、およ
び請求項4の特徴記載部分(即ち、任意の直線力を80
kN/m以下の範囲に調節するのに適する押圧装置が、
2つのロール1,2に配してあること)を特徴とする装
置によって解決される。
【0006】本発明者は、CB塗布インキに含まれるマ
イクロカプセルは、塗布インキ液中に懸濁されている限
り、ある程度の圧力に完全に耐え得るということを確認
した。従って、本発明にもとづき、ロール間隙において
CB塗布インキを紙ウェブに危険なく移行できる。この
場合、もちろん、構造的方策によって、ロール間隙に過
大でない平均面圧を構成しなければならない。かくし
て、従来よりも本質的に均一な塗布層が得られる。先行
技術において予期される縞生成が避けられる。なぜなら
ば、特に、紙ウェブとロール表面との間に従来は現れる
スリップの危険性が排除されるからである。換言すれ
ば、紙ウェブと2つの駆動されるロールとの間にある程
度の力結合が形成されるからである。かくして、特に、
紙ウェブの引裂の危険性は、従来よりも遥かに減少され
る。即ち、本発明に係る方法は、公知の方法よりも高い
効率で運転できる。
【0007】上述の構造的方策には、特に、請求項3
(即ち、ウェブ走行方向へ測定して少なくとも5mm、
好ましくは10ないし20mm、の間隙長さ(a)が存
在するよう、ロールコーチングの材料、硬さおよび弾性
率且つロール径を考慮して、ロール間隙に現れる直線力
を選択すること)、または請求項5(即ち、ウェブ走行
方向へ測定して少なくとも5mm、好ましくは10ない
し20mm、のロール間隙長さ(a)が存在するよう、
ロールコーチングの材料、硬さおよび弾性率ならびにロ
ール径を選択すること)にもとづき、ロール間隙の最小
長さを得る方策が含まれる。即ち、紙ウェブは、ロール
間隙において、ある程度の走行区間にわたって双方のロ
ール周面に同時に接触する。かくして、平均面圧は、比
較的低い数値に保持される。更に、公知の計算法(ヘル
ツの式)によって、即ち、ロール径、直線力、ロール周
面の材料および弾性率を考慮して、ウェブ走行方向のロ
ール間隙の予想長さを求めることができる。
【0008】双方のロールの1つをシュープレスロール
として構成すれば、特に好適な数値を得ることができ
る。この場合、よく知られているように、押圧力は特に
大きい面積に分配される。(製紙機において)公知のシ
ュープレスロールの場合と同様に、紙ウェブおよび塗布
すべきCB層をロール間隙に導入する際、押圧力を特に
精密に且つ漸次的に上昇できる。同時に、ロール間隙か
らの引出時、迅速な、即ち、急勾配の圧力降下を達成で
きる。かくして、CB層表面の均一性(換言すれば、平
滑性)が更に向上される。かくして、従来は認められた
縞生成は、ほぼ完全に避けられる。
【0009】場合によっては、ロール間隙に特に小さい
直線力(ほぼ、0−10kN/m)を調整すれば有利で
ある。これは、従来の押圧装置によっては達成困難か達
成不可能である。しかしながら、これは、請求項7(押
圧装置に、蓄力器(バネ14,背圧シリンダなど)から
逆作用を受ける可変の力発生器(13)を含むませる)
の特殊な構成によって可能である。
【0010】
【実施例】図1に示した如く、被覆ロール2および対向
ロール1は、被覆すべき紙ウェブ3を通過させるロール
間隙(a)を相互に形成する。被覆ロール2の周面の自
由範囲には、CB塗布インキの供給・配量装置(概ね、
CBで示してある)が設けてある。この装置は、貯蔵容
器12から被覆ロール2へインキを送給する公知のイン
キローラ6を含む。被覆ロール14は、配量ロール14
とともに精密配量間隙を形成する。かくして、被覆ロー
ル2の周面上には、供給されたCB塗布インキから薄い
塗布インキ被膜が形成され、次いで、この被膜は、ロー
ル間隙(a)において紙ウェブ3に移行される。
【0011】模式的に示した如く、双方のロールの1つ
(例えば、被覆ロール2)は、不動の軸受に支持されて
いる。他方、別のロール(対向ロール1)の軸受は可動
である。即ち、上記軸受は、例えば、それぞれ負荷装置
(例えば、液圧シリンダ13)によって作動できる旋回
レバー4に設けてある。液圧シリンダは、双方のロール
1,2を相互に押圧する。蓄力器(例えば、圧縮バネ1
4)は、液圧シリンダに対して反対に作用する。かくし
て、ロール間隙内に作用する押圧力は、必要に応じて、
極めて精密に、例えば、極めて低い数値にも調節でき
る。
【0012】双方のロール1,2の径、ロール周面また
はロールコーチングの材料、弾性率および硬さならびに
ロール間隙内に作用する直線力の大きさは、−走行方向
へ測定して−ロール間隙の長さaが少なくとも5mm
(好ましくは、10−20mm)であるよう、選択す
る。
【0013】紙ウェブ3の別の面(図1の上面)は、下
面へのCB層の塗布時に不変に保持される。別の方策と
して、図2,3または4に示した如く、補助供給・配量
装置によって、任意の媒体、例えば、水またはデンプン
または任意の塗布インキ(例えば、CF塗布インキ)を
対向ロール1に塗布し、次いで、対向ロールから紙ウェ
ブ3の別の面に上記媒体を移行させることができる。
【0014】図1に示した如く、配量ロール14の周速
は、全装置の作業速度vよりも小さい。かくして、
塗布すべきCB層を特に精密に配量できる。
【0015】図2の実施例は、本質的に、通常の対向ロ
ールの代わりにシュープレスロール1が設けてある点で
のみ図1とは異なる。このシュープレスロールは、不動
の支持部材7を囲む連続の可撓性プレススリーブ1aを
有する。半径方向へ可動なプレスシュー5は、プレスス
リーブ1aのために、凹んだ(且つ被覆ロール2に適合
された)すべり面を有する。上記プレスシューは、支持
部材7に案内され、プレススリーブ1aを被覆ロール2
に精密に押圧することができる。可動のプレスシュー5
とは異なり、凸のすべり面を有する不動のすべりシュー
8が支持部材7に設けてある。この場合、プレススリー
ブ1aの外面に補助供給・配量装置16を設けることが
できる。
【0016】図1,2において、紙ウェブは、本質的
に、ロール間隙を介して上から下方へ走行する。この場
合、供給・配量装置CFまたは16または16´を使用
する。上記供給・配量装置は、構造的に、当該のロール
シェルの下方へ向く側に設置できるよう構成されてい
る。図3の対向ロール1に設けた供給・配量装置16´
は、ロールシェルとともに、液体溜りを形成し、他方、
別の供給・配量装置CF;16は、この種の溜りを回避
し、従って、より高速な作業に適する。
【0017】図1−4とは異なり、CB塗布インキ(お
よび/または、場合によっては、対向面に塗布される媒
体)は、それ自体は公知の自由噴射ノズルによって当該
ロール2;1に供給できる。次いで、必要あれば、過剰
のCB塗布インキ(または過剰の媒体)をロールから掻
取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CB層の製造に使用される本発明に係る装置の
略式側面図である。
【図2】CB層の製造に使用される本発明に係る装置の
略式側面図である。
【図3】CB層の製造に使用される本発明に係る装置の
略式側面図である。
【図4】CB層の製造に使用される本発明に係る装置の
略式側面図である。
【符号の説明】
1 対向ロール 2 被覆ロール 3 紙ウェブ 11 ローラ形ドクタ 12 貯蔵容器 13 液圧シリンダ 14 配量ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミハエル トレフツ ドイツ国 89522 ハイデンハイム バイ エルンヴェーク 9

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェブの1つの側に、いわゆるCB層を
    有する紙ウェブを製造する方法であって、 a)抄紙機で製造された粗紙ウェブを被覆ロール(2)
    および対向ロール(1)によって形成されたロール間隙
    (a)を介して案内する工程と、 b)マイクロカプセル内に封入された発色子を含むCB
    塗布インキを被覆ロール(2)の回転周面に連続的に塗
    布し、次いで、配量装置(例えば、配量ロール14,ロ
    ーラ形ドクタ11,塗布ブレードまたは同様のもの)に
    よって配量する工程と、 c)上記ロール間隙において、このように配量したCB
    塗布インキを回転する被覆ロール(2)によって紙ウェ
    ブ(3)に移行する工程とを含む形式のものにおいて: d)最大2N/mmの平均面圧がロール間隙に存在す
    るよう、2つのロール(1,2)を相互に押圧すること
    を特徴とする上記の方法。
  2. 【請求項2】 上記の平均面圧が、最大1N/mm
    あることを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 ウェブ走行方向へ測定して少なくとも5
    mm、好ましくは10ないし20mm、の間隙長さ
    (a)が存在するよう、ロールコーチングの材料、硬さ
    および弾性率且つロール径を考慮して、ロール間隙に現
    れる直線力を選択することを特徴とする請求項1または
    2の方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3の1つに記載の方法を
    実施するための装置であって、対向ロール(1)ととも
    にロール間隙を形成する被覆ロール(2)と、被覆ロー
    ル(CB)の自由周面に配されたCB塗布インキの供給
    ・配量装置とを有する形式のものにおいて:任意の直線
    力を80kN/m以下の範囲に調節するのに適する押圧
    装置が、2つのロール(1,2)に配してあることを特
    徴とする装置。
  5. 【請求項5】 ウェブ走行方向へ測定して少なくとも5
    mm、好ましくは10ないし20mm、のロール間隙長
    さ(a)が存在するよう、ロールコーチングの材料、硬
    さおよび弾性率ならびにロール径を選択することを特徴
    とする請求項4の装置。
  6. 【請求項6】 双方のロールの1つが、ウェブ走行方向
    へ延長されたロール間隙が存在するようプレスシュー
    (5)上をすべる弾性変形自在なプレス周面(1a)を
    有することを特徴とする請求項4の装置。
  7. 【請求項7】 押圧装置が、蓄力器(バネ14,背圧シ
    リンダなど)から逆作用を受ける可変の力発生器(1
    3)を含むことを特徴とする請求項4−6の1つに記載
    の装置。
JP8130490A 1996-04-17 1996-04-17 Cb層を有する紙ウェブを製造する方法および装置 Pending JPH09277698A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018047471A (ja) * 2018-01-05 2018-03-29 デクセリアルズ株式会社 水浄化剤、水浄化剤の製造方法、及び水浄化方法
JP2020190045A (ja) * 2019-05-20 2020-11-26 花王株式会社 不織布の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018047471A (ja) * 2018-01-05 2018-03-29 デクセリアルズ株式会社 水浄化剤、水浄化剤の製造方法、及び水浄化方法
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