JPH09276418A - 尿失禁治療装置 - Google Patents

尿失禁治療装置

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Publication number
JPH09276418A
JPH09276418A JP9043039A JP4303997A JPH09276418A JP H09276418 A JPH09276418 A JP H09276418A JP 9043039 A JP9043039 A JP 9043039A JP 4303997 A JP4303997 A JP 4303997A JP H09276418 A JPH09276418 A JP H09276418A
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JP
Japan
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coil
urinary incontinence
magnetic stimulation
magnetic
incontinence treatment
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Application number
JP9043039A
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English (en)
Inventor
Norio Ishikawa
則夫 石川
Makoto Suda
真 須田
Hidehiro Hosaka
栄弘 保坂
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Nippon Koden Corp
Original Assignee
Nippon Koden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無侵襲で、しかも不快感や痛みや羞恥心を伴
わず、年令或は性別も問わない尿失禁治療用装置を提供
する。 【解決手段】 患者の腰から下肢に至る範囲内の部位に
セットさせて磁束を発生する磁気刺激コイルを着座部1
aに備え、かつ室内に据置かれるコイル据置具としての
椅子1と、磁気刺激コイルに繰返しパルス状の磁束を発
生させるように給電するコイル給電手段とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルス電流が供給
されて磁束を発生する磁気刺激コイルにより、生体に渦
電流を発生させて磁気治療を行う尿失禁治療方法及び装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】意志に反して尿が漏れる尿失禁は直接生
命に関与することが少ないために軽視されてきたが、日
常生活に支障をきたすことが多く、その対策が要望され
てきている。特に近年急速に老齢化が進み、それに伴い
尿失禁患者も増加の傾向にある。また、これら尿失禁患
者は子供や男女問わず、さらには交通事故などに伴う脊
髄損傷患者も増加しており、これら患者の生活の向上の
ための良い治療法が望まれている。
【0003】一方、尿失禁治療法としては、薬物や手術
による方法等以外に、刺激用電極を生体に装着し、電気
的パルスを与えて腹圧性尿失禁や切迫性尿失禁等を治療
する電気刺激療法が周知となっている。刺激ポイントは
下部尿路を支配する腰仙骨神経叢と、骨盤底筋群及び外
尿道括約筋とに在るが、体表面上からの刺激を容易にす
るために肛門内或は腟内を刺激している。この場合、パ
ルス波発生装置に接続する直径2cm、長さ4cm程度
の腟内用プラグ形電極又は同様な大きさの鼓形をした肛
門内用電極を腟或は肛門に挿入し、数Hz〜数+Hzの
繰返し周波数、1〜100mA程度のピーク電流及び5
0μs〜5ms程度のパルス幅のパルス電流を直接体表
面から通電させている。その際、切迫性尿失禁には繰返
し周波数が数Hz、腹圧性尿失禁の治療の場合は数+H
zに通常設定される。治療は、一般に1日1回15分程
度の電気刺激を加え、2週間から4週間繰返し行われて
いる。
【0004】これにより、骨盤底筋群が体表面からパル
ス電流で刺激・訓練され、弱った筋群が増強されて尿道
を締付ける力が強くなるために腹圧性尿失禁の治療に有
効となる。不随な膀胱収縮が原因となる切迫性尿失禁に
対して、第2〜第4仙骨神経より起こる陰部神経或はそ
の枝を刺激することにより反射的に不随な膀胱収縮が抑
制され、尿失禁を防止することができる。また、皮膚表
面電極を外陰部もしくはその周辺に装着して同様に陰部
神経を電気刺激する方法も周知であり、その効果は繰返
し刺激を行っていくことで、刺激治療を止めた後でも持
続し、効果があることも知られている。さらに、膀胱
痛、頻尿や夜尿の治療にも有効であることが知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなプラグ形電極による電気刺激法は、電極を毎回膣や
肛門に挿入しなければならず、患者にとって不快感、羞
恥心を伴う。また、子供、未婚の女性や老人にこのよう
な操作を要求することはその行為自体に無理が生じ、治
療拒否や治療の継続拒否等の問題が生じている。さら
に、効果を早く短期間で得るために刺激電流を強くする
と、痛みが生じたりさらには火傷などが生じる恐れがあ
る。このため、刺激強度を徐々に上げていき不快の感じ
ないレベル或は我慢できる限度に設定することも行われ
ているが、刺激の強さは電極の形状や個人により大きく
異なり、また知覚障害のある患者には火傷を生じる可能
性もあり、問題が残されている。加えて、腟内や肛門内
に電極を繰返し挿入、使用することから炎症や感染など
の問題もあり、非侵襲でありながら侵襲に近い行為であ
るといえる。
【0006】この問題を軽減するために、非侵襲的に皮
膚上に皮膚表面電極を外陰部周縁に粘着する方法も用い
られているが、同様に痛みや火傷は電流増加でさらに生
じやすくなり、また粘着を毎日繰返すことでかぶれが起
こりやすくなる。知覚障害のある患者への使用も問題が
ある。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みて、無侵
襲で、しかも不快感や痛みや羞恥心を伴わず、年令或は
性別も問わない尿失禁治療用装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、直接生体にパ
ルス電流を通電させなくても、パルス磁場の供給により
渦電流を発生させ得ることに着眼し、尿失禁の治療に有
効な骨盤底筋群或は外尿道括約筋或は腰仙骨神経系にパ
ルス状磁束を侵入させ得る体外部位からパルス状磁束を
発生させる磁気刺激方法を開発したことを基にしてい
る。
【0009】尚、特開昭57−22770号公報によれ
ば、磁気刺激コイルへの電流供給が、直流電源で充電さ
れたコンデンサの充電電圧を所定の繰返し周波数でスイ
ッチング制御されるスイッチング素子を通して磁気刺激
コイルに放電させるようにした磁気治療器が開示されて
いる。この磁気治療器によれば、商用電源以外の周波数
のパルス状磁束が内部抵抗の小さな電源回路で発生可能
となり、パルス刺激モードも容易に可変できる。しかし
ながら、磁気刺激コイルは吸盤等で身体に装着して、血
流を良くすることで肩こり、筋肉疲労、関節リュウマチ
等の治療を行うことを狙ったもので、尿失禁の治療につ
いての対応は開示されていない。
【0010】本発明の尿失禁治療装置は、この目的を達
成するために、請求項1により、患者の腰から下肢に至
る範囲内の部位にセットさせて磁束を発生する磁気刺激
コイルを備え、かつ室内に据置かれるコイル据置具と、
磁気刺激コイルに繰返しパルス状の磁束を発生させるよ
うに給電するコイル給電手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0011】このようなコイル据置具を病院又は自宅に
据置き、磁気刺激コイルを腰から下肢に至る範囲内の部
位、即ち外陰部もしくはその周辺、肛門もしくはその周
縁、下腹部、臀部或は腰にセットさせて磁束を発生させ
ると、磁束は体内に侵入し、骨盤底筋群、体表面上から
の電気刺激では難しかった腰仙骨神経系である第2〜第
4仙骨神経より起こる陰部神経や外尿道括約筋が渦電流
で容易に刺激される。下肢にも第2〜第4仙骨神経より
起こる神経が分布しており、有効に刺激可能である。特
に、0.01〜3テスラの磁束密度の1〜100Hzの
パルス状磁束を発生させることにより、尿失禁の良好な
治療効果が得られる。
【0012】従来の電気刺激法ではプラグ形電極又は皮
膚表面電極に接触する部位及び体表面に電流が集中して
ロスとなり、刺激したい部位には印加電圧の大きさの割
には小電流しか流れないために刺激効率が良くないのに
対して、本発明では皮膚表面での電流ロスがなく、治療
に有効な深部にまで渦電流を容易に発生させることがで
きる。また、本発明では磁束発生面が広がり、しかも深
部に達するために渦電流の発生領域を広げることがで
き、しかも電流を増やしても痛みを伴い難くなる。
【0013】日常生活での治療を可能にするには、請求
項8により、身体装着具に、患者の外陰部もしくはその
周辺に向けて磁束を発生する磁気刺激コイルと、バッテ
リを電源として磁気刺激コイルに繰返しパルス状の磁束
を発生させるように給電するコイル給電手段とを設ける
ことにより、携帯型の尿失禁治療装置とする。請求項1
3によれば、身体装着具を大腿部の下端部分に装着され
るバンドと、腰に装着されるポシェットとから構成しバ
ンドに、膝裏に向けて磁束を発生する磁気刺激コイルを
取付け、ポシェットに、バッテリを電源として磁気刺激
コイルに繰返しパルス状の磁束を発生させるように給電
するコイル給電手段を収納することにより、腰から下肢
に至る範囲内の部位、即ち陰部神経支配領域に加えて、
腰仙骨神経系である座骨神経や脛骨神経の刺激が可能と
なり切迫性尿失禁の治療に有効である。
【0014】0.07テスラ程度を上廻る磁束密度によ
り10分乃至15分にわたり連続刺激を行う際に、刺激
コイルの温度上昇に起因する低温又は高温火傷を回避し
て有効に治療を行うには、請求項16により冷却手段で
磁気刺激コイルを冷却するのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明の一実施形
態による据置型の尿失禁治療装置を説明する。このコイ
ル据置具は椅子1を用いたもので、その着座部1aに図
2Aに示すコイルアセンブリ19が載置されている。こ
のアセンブリの合成樹脂製の円盤状容器10の中心部に
は、中空導体で構成された1ターンの磁気刺激コイル1
1を円形状に複数個配列して合成樹脂でモールディング
したモールドコイル群12が配置されている。各磁気刺
激コイル11の両端部は順に絶縁性の給水パイプ13で
接続されると共に、その一方の端部は冷水装置3から供
給される冷水を循環させるようにポンプ4の給水パイプ
4aに接続し、他方の端部はその排水パイプ4bに接続
している。さらに、各磁気刺激コイル11は、並列接続
されて導線5a、5bによりコイル給電手段を収納する
給電装置5の出力端子に接続している。
【0016】図3はこのコイル給電手段の回路構成を示
すもので、100V〜3kVの範囲で電圧調整可能な直
流電源15と、この直流電源で充電される300μF程
度のコンデンサC1と、その充電電圧を保護抵抗R1を
通して磁気刺激コイル11に印加するサイリスタ16及
びスイッチオフ時の逆電圧を吸収するサイリスタ16a
と、これらのサイリスタをトランス16bを通してオン
制御、即ち点弧制御するスイッチング制御回路17とよ
り構成されている。このスイッチング制御回路は1Hz
乃至100Hzの範囲で繰返し周波数を調整可能になっ
ている。磁気刺激コイル11の巻線構造、直流電源15
の電圧及びコンデンサC1の容量により、パルス幅10
0μs程度で磁気刺激コイル11の全部の電流パルス
が、ピーク値として0.01テスラ程度から電圧調整に
より最大の3000A程度で3テスラ程度の磁束密度の
磁束を発生するように構成されている。
【0017】患者が着座部1aのコイルアセンブリ19
に着座することにより、磁束が肛門周辺から上方へ発生
し、その際抵抗ロスにより磁気刺激コイル11の全部で
1〜70W程度の発熱体となるが、5W程度を越えると
冷却水を循環させることにより、低温火傷もしくはより
大きなパワーでの高温火傷を防止する。したがって、連
続して15分程度の強力な治療が可能になる。従来の電
気刺激方法が皮膚表面近辺にある筋や肛門周囲の外皮及
び外肛門括約筋に分布する下直腸神経或は会陰の皮膚や
筋肉に分布する会陰神経や陰茎に分布する陰茎背神経、
陰核に分布する陰核背神経等を主に刺激するのに対し
て、磁束は体内深く侵入して渦電流が深部でも発生する
ために、骨盤底筋群のみならず、第2〜第4仙骨神経よ
り起こる枝である陰部神経及び尿道を直接取り巻く外尿
道括約筋を有効に刺激する。切迫性尿失禁には繰返し周
波数が数Hz、腹圧性尿失禁の治療の場合は数+Hzに
設定する。着衣のままで椅子1に着座するだけで治療で
きる。
【0018】スイッチング制御回路17は、シングルパ
ルスに限らず、パルス幅を広くして痛みを発生させるこ
とのないように、前述の100μs程度のダブルパルス
(図4の上段)或は連続パルス(図4の下段)にするこ
とも考えられる。さらに、電源回路の構成が複雑になる
のを甘受するならば、正負双方の直流電源を用意して、
双極性のパルス(図4の中段)を発生させることによ
り、電源電圧を高くすることなく、磁束変化を大きくし
て渦電流を有効に発生させることができる。その他、患
者の刺激部位の状態、症状に応じて複数の連続パルス、
双極性のダブルパルス等種々のパルス刺激モードにでき
る。パルス幅は、100μsに限らず、刺激部位の状
態、症状に応じて50μs〜5ms程度に設定する。
【0019】パルス幅は、並列接続された複数個のコン
デンサを選択してその容量を可変するか、或はコイルの
インダクタンスを切換えることにより可変できる。電気
生理学には、電流及びパルス幅の一方を大きくすれば、
他方は小さくても有効に刺激できると云うクロナキシ
(時値、chronaxie)と呼ばれる関係が存在す
る。即ち、パルス幅を広くするときは充電電圧を大きく
し、狭くするときは小さくしてパルス幅を調整できる。
また、電流及びパルス幅を適正に設定することにより、
最小消費電力で有効な刺激ができる。
【0020】図2Bはコイルアセンブリ19の別の構成
を示すもので、絶縁巻回された2ターンの各磁気刺激コ
イル11aがそれぞれの給水パイプ4c及び排水パイプ
4dに独立に接続し、それぞれ導線5c、5dで給電さ
れる。したがって、各磁気刺激コイル11aの磁場のN
極及びS極を独立的に設定して極性を任意に設定し、磁
束密度の分布の変更或は刺激部位に対する磁束の増大が
可能となる。
【0021】図5Aはベッド20を用いたコイル据置具
であり、図5Bに示すように、磁気刺激コイル21が複
数個リング状に埋め込まれた合成樹脂のモールドコイル
群22が、マット23の臀部に対向するベッド部分に埋
め込まれている。この場合、臀部下方から磁束が発生す
ることにより、容易に会陰神経、陰茎背神経、陰核背神
経等の陰部神経及び骨盤底筋群、外尿道括約筋への刺激
が可能であり、ベッドに寝たままで例えば15分程度の
長時間の治療が可能になる。その際、腹部にフェライト
等の磁性体25を配置することにより、周辺に発散する
磁束を治療効果の高い部位に集中させて、同一印加電圧
でも効率の良い刺激が可能になる。同様に、切迫性及び
腹圧性尿失禁の治療に有効である。
【0022】図5Cはベッド式コイル据置具の変形例を
示す。ベッド本体には、仰臥部としてマット23に代え
て透明合成樹脂製のケース27が載置されている。その
内部には、モールドコイル群22が取付けられ、かつ外
部からスライド操作を行わせるハンドル29を有するた
スライダ26と、このスライダを少なくとも腰から膝に
対応する位置間でスライド可能にガイドするレール28
とが収納されている。このレールはさらに足先まで延長
することもできる。
【0023】図6は、スタンドを用いたコイル据置具で
あり、ベッド20の傍に設置されるスタンド30と、ベ
ッド20の上方及び側方へ逃げた位置間で90°程度回
動可能にスタンド30の回動アーム33に支持された支
軸部32に支持され、かつ磁気刺激コイルが埋め込まれ
たコイル支持アーム31とを備えている。患者がベッド
20に寝た後に、コイル支持アーム31を逃げ位置から
腹部上方へ回動させて同様に付属のコイル給電手段によ
り電流パルスを給電して磁気刺激を行う。回動アーム3
3の回動により、さらに微調整が可能である。この場
合、通常のベッドに寝たままで下腹部もしくはその下方
から磁束が発生し、切迫性及び腹圧性尿失禁の治療がで
きる。
【0024】図7Aは患者が立ったままで治療できるコ
イル据置具であり、スタンド40と、閉鎖状態で患者を
包囲するリングを形成するように、複数個の磁気刺激コ
イル46が円形状に配列され、かつ基部が支軸部42に
回動可能に支持された両側一対の半リング状のコイル支
持アーム45、45a(図7B)と、支軸部42を先端
部で支持し、かつ昇降位置をロックねじ47aでロック
されるようにガイド棒47に昇降可能にガイドされた支
持アーム41とを備えている。切迫性及び腹圧性尿失禁
の治療の磁気刺激に際しては、コイル支持アーム45、
45aを開放させてその中へ患者を立たせた状態で閉鎖
する。この場合、下腹部の全周に磁気刺激コイル46が
セットされ、周囲から内部に向けて磁束が発生する。ま
た、複数個の磁気刺激コイル46を選択可能にしておく
ことにより、刺激部位を適宜選択し、さらに患者が刺激
と感じる最小の刺激強度下で消量電力を節約した効率の
良い刺激が可能になる。磁気刺激コイル46は、図7C
に示すように、半リング状のコイル支持アーム45、4
5aに、それぞれ半円領域にわたり巻回することもでき
る。
【0025】尚、磁気刺激コイル支持アーム45、45
aには、図7Dに示すように、垂直面で巻回した磁気刺
激コイル46aをそれぞれ複数個配列しても良い。この
場合、隣り合う磁気刺激コイル46aに互いに逆向きに
電流を流すことにより、周辺に発散する磁束を隣のコイ
ルに集中させて加算させ、渦電流を隣り合うコイル間に
集中して流すことができる。この方法は、特に生体表面
に刺激部位がある場合に印加電圧又は消費電力を下げる
のに有効である。隣り合うコイルを選択することによ
り、刺激効率の良い部位を選択することもできる。さら
に、両側の磁気刺激コイル支持アーム45、45aにお
ける生体を介して対向位置の磁気刺激コイル46aに互
いに逆向きに電流を流すことにより、一方の磁束が他方
の磁束に引き寄せられ、印加電圧又は消費電力を小さく
して生体深部の刺激が可能になる。さらに、1個又は複
数個の磁気刺激コイル46aを透磁率の高い磁性体と置
換可能な取付け構造にすることも考えられる。
【0026】図8A及びBはスタンド50にU字形のコ
イル支持アーム53を設けたもので、その前後のアーム
部分に、垂直面で巻回された2個の磁気刺激コイル5
1、51aが、生体の前後に位置するように設けられて
いる。これら双方の磁気刺激コイルに、同方向へ同タイ
ミングで給電することにより、磁束の極性が生体の両側
において互いに逆になるため、一方のコイルの磁力線が
他方のコイルに向い、周辺に発散する磁束が磁気刺激コ
イル51、51aの中心間を結ぶ線上に集中する。これ
により、一方のコイルのみの渦電流では治療に有効な閾
値に達しない場合でも、他方のコイルとの合計の渦電流
により閾値を超え、したがって印加電圧又は消費電力を
小さくして生体深部まで刺激できる。尚、磁気刺激コイ
ル51、51aを変位可能に設けることにより、効率良
く刺激する部位を治療中に変更できる。また、磁気刺激
コイルは3個以上設けても良い。
【0027】さらに、この実施形態の変形例として、い
ずれか一方の磁気刺激コイル51又は51aの代わり
に、透磁率の良い金属を配置することにより、磁束がこ
の金属に向い、したがって磁束が磁気刺激コイル51又
は51a及び透磁率の良い金属の中心間を結ぶ線上に集
中し、印加電圧又は消費電力を小さくして生体深部まで
刺激できる。尚、この種の金属を磁気刺激コイルに正対
した位置から変位させることにより、効率の良い刺激部
位を変更できる。また、この金属を変位可能に設けるこ
とにより治療途中でも変更できる。
【0028】図5乃至図8に説明したコイル据置具にも
低温火傷を防止するために、同様に冷却手段を付属させ
ることができる。この冷却手段としては、蒸留水又は特
に自宅用としては水道水を用いることもでき、また前述
の冷水循環式に代えて冷凍サイクル動作を行う冷凍機を
用いることもできる。
【0029】空芯コイルではその中心軸上で磁束密度が
最も大きく、外側に向けて徐々に小さくなる。また、渦
電流は,磁束が大きい部位ほど大きく磁束の時間微分に
比例して生じる。したがって、前述の図8或はその他の
各実施形態において、特に数Hzの刺激を行う切迫性尿
失禁の治療の場合、鉄芯又はフェライト等の磁芯を採用
してもそのロスに伴う発熱は大きくならないために、磁
気刺激コイルの空芯部に磁芯を埋込んでその軸上に磁束
を集中させることにより、磁束が外側に広がるのを防止
することができる。例えば、磁芯の先端を陰部神経の中
でも閾値の低い部位にセットして磁場を集中させて効率
良く刺激することも考えられる。前述の各実施形態にお
いて、磁気刺激コイルは、複数個のコイルを配列するの
でなく、一個の大きな円形コイルにすることもできる。
【0030】図9は携帯型の尿失禁治療装置を示す。こ
の装置は、人体への身体装着具として腰に装着するベル
ト60に、バッテリを直流電源とする図3と同様に構成
のコイル給電手段を収納するポシェット63が設けら
れ、さらに磁気刺激コイルを収納した布又は軟質樹脂製
の磁気刺激コイル収納ケース62を外陰部に対面する位
置に取付けた局部カップ61が下設されている。この場
合、バッテリ電圧を20V程度とし、磁気刺激コイルは
最大10A程度の電流を通電して0.01〜0.1テス
ラ程度の磁束が発生するように構成する。
【0031】腰にベルト60を装着することにより、磁
気刺激コイルから外陰部に向う磁束を切迫性尿失禁の治
療のために陰部神経或はその枝を磁気刺激する。また、
周波数を数10Hzにすれば骨盤底筋群や外尿道括約筋
の収縮が起こり、腹圧性尿失禁の治療に効果がある。着
脱が容易で日常の活動に負担が少なく、また不快感もな
い。したがって、治療を拒否されることもなく継続でき
得るため、治療効果を早期にあげることができる。磁気
刺激コイルは、1〜10W程度の発熱を行うため、磁気
刺激コイルの空芯部分62aに、バッテリから電流給電
されて吸熱作用を呈す冷却素子、例えばペルチエ素子を
埋め込むことにより、発熱による違和感を無くすことが
できる。このような冷却素子に代えて、ファンによる空
冷式にすることもできる。携帯型としては、さらに1テ
スラ程度まで磁束密度を大きくすることが考えられる。
尚、局部カップ61に代えて、磁気刺激コイルを男性の
陰茎に装着するために、陰茎を挿入させる弾性材のリン
グ状陰茎装着具、或は陰茎に巻回して面ファスナで止め
るバンド状陰茎装着具をベルト60と共に身体装着具と
することもできる。
【0032】図10は身体装着具がパンツの場合の携帯
型の尿失禁治療装置を示す。パンツ70の前部に、磁気
刺激コイルを収納するケース72を取付けると共に、パ
ンツ70の上部に設けたポシェット73にバッテリ式の
磁気刺激コイル給電手段を収納して構成されている。こ
の場合も磁気刺激コイルが下腹部に位置することによ
り、着脱が容易で日常の活動に負担が少ない。
【0033】図11は陰茎背神経が陰茎の背側や***に
分布するのと同様に、比較的体表面近くにある膝裏の脛
骨神経を刺激するための携帯型の尿失禁治療装置を示
す。この場合、身体装着具として、膝裏に沿って巻回さ
れた磁気刺激コイルを収納するケース82が取付けら
れ、かつ大腿部81の下端部分に装着される粘着バンド
80と、磁気刺激コイルへ給電するリード線83が導出
されたコイル給電手段を収納し、かつ腰に装着される係
止片付ポシェット84とを備える。磁気刺激コイルは、
直径0.5mm程度のリッツ線が巻回され、かつ軟質の
絶縁性合成樹脂の外皮でカバーされている。これによ
り、磁気刺激コイルは膝裏にその曲面に合わせて自由に
曲げて密着され、最小限の消費電力で、主に切迫性の尿
失禁治療に対する刺激が有効に行われることが確認され
ている。この際、粘着性を有するゲル導体を膝の左右に
対向させ装着し、渦電流を生体に流れ易くすることもで
きる。また、ケース82に収納された磁気刺激コイルの
中心部分に穴が開けると、それを目印として刺激効果の
大きい部位への装着が容易である。
【0034】
【発明の効果】請求項1、3乃至7の発明によれば、無
侵襲でしかも磁気刺激コイルを生体に敢えて密着させな
くても着衣のままで腰仙骨神経叢及び骨盤底筋群・外尿
道括約筋に磁束による渦電流を発生させることにより、
尿失禁の治療が可能となる。表面に直接電流を供給する
ことにより電流経路が体表面に集中する従来の電気刺激
方法に対して、磁束発生面を広げ、侵入範囲も広げ得る
ために渦電流の発生領域を広げることができ、痛みを伴
い難くなる。また、磁束発生面の面形状も調整できるた
めに種々の症状及び種々の患者に対応可能であり、コイ
ルの通電電流を大きくすることにより、刺激部位が限定
されないために装着が容易である。自宅或は病院で使用
できる据置型にすることにより、自然な体勢のままで強
い磁場で強力な尿失禁治療を行うことができる。苦痛を
伴わず治療の継続も容易であり、治療効果も確実に向上
する。子供から老人に至まで男女を問わず問題なく使用
できる。尚、本発明は尿失禁に限らず、排尿障害の1つ
である排尿が困難な患者の膀胱及び膀胱を支配する神経
或は筋肉を刺激する治療も可能であり、さらに腰痛等の
他の症状の治療にも利用できる。
【0035】請求項2の発明によれば、コイル給電手段
が、直流電源で簡単に構成され、繰返し周波数も治療に
有効な範囲で容易に調整可能となり、高磁束密度に対応
した大電流を容易に発生できる。このような構成のコイ
ル給電手段を前提に請求項14乃至16の発明により、
症状に適合する種々の刺激パターンを設定可能になる。
【0036】請求項8、10、11及び12の発明によ
れば、同様に無侵襲の痛み或は不快感を伴わない携帯型
尿失禁治療装置が実現される。携行による一層長時間の
刺激が可能となり、据置型よりも弱い磁場であっても日
常生活の中で治療効果が得られる。同様に、腰痛等他の
症状の治療にも利用できる。特に、請求項11の場合
に、磁気刺激コイルの装着が容易であり、また陰茎背側
の***下には陰茎背神経が分布するために有効な治療を
容易に行うことができる。請求項13の発明によれば、
直接外陰部もしくはその周辺を刺激しなくても尿失禁治
療に有効な下肢特に膝裏部位を刺激する携帯型の治療器
が実現される。
【0037】請求項9の発明によれば、携帯型尿失禁治
療装置のコイル給電手段が、バッテリを電源としてで簡
単・軽量に構成され、治療に有効な繰返し周波数及び磁
束密度も容易に発生できる。請求項17の発明によれ
ば、低温もしくは高温火傷の危険を無くして、充分な渦
電流量で有効な治療が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による椅子を利用した据置
型尿失禁治療装置の構成を示す側面図である。
【図2】同装置のコイルアセンブリの内部構造を示すも
ので、同図Aはその平面図、同図Bはその変形例の平面
図である。
【図3】同装置のコイル給電手段の回路構成を示す図で
ある。
【図4】同コイル給電手段のパルス刺激モードを示す図
である。
【図5】ベッドを利用した据置型の尿失禁治療装置の実
施形態を示すもので、図5Aはその側面図、図5Bはそ
の平面図、図5Cはその変形例を示す平面図である。
【図6】ベッドの傍に設置されるスタンドを利用した据
置型の尿失禁治療装置の実施形態を示す。
【図7】立ったままで治療するスタンドを利用した据置
型の尿失禁治療装置の実施形態を示すもので、図7Aは
その側面図、図7Bはその要部平面図、図7Cは磁気刺
激コイルの変形例の平面図、図7Dは磁気刺激コイルの
さらに別の変形例の側面図である。
【図8】立ったままで治療するスタンドを利用した据置
型の尿失禁治療装置の別の実施形態を示すもので、図8
Aは側面図、図8Bは平面図である。
【図9】ベルトを利用した携帯型の尿失禁治療装置の実
施形態を示す斜視図である。
【図10】パンツを利用した携帯型の尿失禁治療装置の
実施形態を示す斜視図である。
【図11】粘着バンドを利用した携帯型の尿失禁治療装
置の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 椅子 11、11a、21、46、46a、51、51a 磁
気刺激コイル 12、22 モールドコイル群 20 ベッド 30、40、50 スタンド 60 ベルト 70 パンツ 80 粘着バンド

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の腰から下肢に至る範囲内の部位に
    セットさせて磁束を発生する磁気刺激コイルを備え、か
    つ室内に据置かれるコイル据置具と、前記磁気刺激コイ
    ルに繰返しパルス状の磁束を発生させるように給電する
    コイル給電手段とを備えたことを特徴とする尿失禁治療
    装置。
  2. 【請求項2】 コイル給電手段が、直流電源で充電され
    たコンデンサの充電電圧を、スイッチング制御回路によ
    り1Hz〜100Hzの範囲の繰返し周波数でオン制御
    されるスイッチング素子を通して磁気刺激コイルに放電
    させるように構成され、 この磁気刺激コイルの巻線構造、前記直流電源の電圧及
    び前記コンデンサの容量が、前記コンデンサの放電によ
    り前記磁気刺激コイルを通電するパルス電流により0.
    01〜3テスラの磁束を発生するように設定されたこと
    を特徴とする請求項1の尿失禁治療装置。
  3. 【請求項3】 コイル据置具が、着座部に磁気刺激コイ
    ルを埋込んだ椅子であることを特徴とする請求項1の尿
    失禁治療装置。
  4. 【請求項4】 コイル据置具が、腰から臀部に至る範囲
    内の部位に対応する位置に磁気刺激コイルを埋込んだベ
    ッドであることを特徴とする請求項1の尿失禁治療装
    置。
  5. 【請求項5】 コイル据置具が、磁気刺激コイルが取付
    けられたスライダを少なくとも腰から膝に対応する位置
    間でスライド可能にガイドするレールを備えたベッドで
    あることを特徴とする請求項1の尿失禁治療装置。
  6. 【請求項6】 コイル据置具が、ベッドの傍に据置れる
    スタンドと、前記ベッドの上方及び前記ベッドから逃げ
    た位置間で回動可能に基端部が前記スタンドに支持さ
    れ、かつ磁気刺激コイルを設けたコイル支持アームとを
    備えたことを特徴とする請求項1の尿失禁治療装置。
  7. 【請求項7】 コイル据置具が、スタンドと、閉鎖状態
    で患者を包囲するリングを形成するように、基部が前記
    スタンドに枢着され、かつ磁気刺激コイルをそれぞれ設
    けた両側一対の半リング状のコイル支持アームとを備え
    たことを特徴とする請求項1の尿失禁治療装置。
  8. 【請求項8】 身体装着具に、患者の外陰部もしくはそ
    の周辺に向けて磁束を発生する磁気刺激コイルと、バッ
    テリを電源として前記磁気刺激コイルに繰返しパルス状
    の磁束を発生させるように給電するコイル給電手段とを
    設けたことを特徴とする尿失禁治療装置。
  9. 【請求項9】 コイル給電手段が、バッテリで充電され
    たコンデンサの充電電圧を、スイッチング制御回路によ
    り1〜100Hzの範囲の繰返し周波数でオン制御され
    るスイッチング素子を通して磁気刺激コイルに放電させ
    るように構成され、 この磁気刺激コイルの巻線構造、前記バッテリの電圧及
    び前記コンデンサの容量が、前記コンデンサの放電によ
    り磁気刺激コイルを通電するパルス電流により0.01
    〜3テスラの磁束を発生するように設定されたことを特
    徴とする請求項8の尿失禁治療装置。
  10. 【請求項10】 身体装着具が腰に装着するベルトであ
    り、このベルトに、コイル給電手段を収納するポシェッ
    トを設け、さらに磁気刺激コイルが外陰部に対面する位
    置に設けられた局部カップを下設したことを特徴とする
    請求項8の尿失禁治療装置。
  11. 【請求項11】 身体装着具が、腰に装着され、かつコ
    イル給電手段を収納するポシェットが設けられたベルト
    と、陰茎に装着され、かつ磁気刺激コイルが設けられた
    陰茎装着具とであることを特徴とする請求項8の尿失禁
    治療装置。
  12. 【請求項12】 身体装着具がパンツであり、その前部
    に磁気刺激コイルを取付け、前記パンツの上部にコイル
    給電手段を収納するポシェットを設けたことを特徴とす
    る請求項8の尿失禁治療装置。
  13. 【請求項13】 身体装着具を大腿部の下端部分に装着
    されるバンドと、腰に装着されるポシェットとから構成
    し、 前記バンドに、膝裏に向けて磁束を発生する磁気刺激コ
    イルを取付け、前記ポシェットに、バッテリを電源とし
    て磁気刺激コイルに繰返しパルス状の磁束を発生させる
    ように給電するコイル給電手段を収納したことを特徴と
    する尿失禁治療装置。
  14. 【請求項14】 スイッチング制御回路が、複数個の連
    続するパルス電流を発生させるようにスイッチング素子
    を制御することを特徴とする請求項2又は請求項9の尿
    失禁治療装置。
  15. 【請求項15】 スイッチング制御回路が、繰返し周波
    数を1〜100Hzの範囲で自動的に繰返し変化させる
    ことを特徴とす請求項2又は請求項9の尿失禁治療装
    置。
  16. 【請求項16】 パルス電流のパルス幅が50μs〜5
    msであることを特徴とす請求項2又は請求項9の尿失
    禁治療装置。
  17. 【請求項17】 磁気刺激コイルに冷却手段が付属した
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかの
    尿失禁治療装置。
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