JPH09272377A - 車両用小物入れの照明装置 - Google Patents

車両用小物入れの照明装置

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JPH09272377A
JPH09272377A JP8087748A JP8774896A JPH09272377A JP H09272377 A JPH09272377 A JP H09272377A JP 8087748 A JP8087748 A JP 8087748A JP 8774896 A JP8774896 A JP 8774896A JP H09272377 A JPH09272377 A JP H09272377A
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light emitting
console box
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light
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Hideyuki Osanawa
秀之 長縄
Junichi Mizutani
淳一 水谷
Yuji Takahashi
祐次 高橋
Hiroyuki Sofue
広行 祖父江
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    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q3/00Arrangement of lighting devices for vehicle interiors; Lighting devices specially adapted for vehicle interiors
    • B60Q3/20Arrangement of lighting devices for vehicle interiors; Lighting devices specially adapted for vehicle interiors for lighting specific fittings of passenger or driving compartments; mounted on specific fittings of passenger or driving compartments
    • B60Q3/225Small compartments, e.g. glove compartments

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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない電力により、小物入れ内の必要な範囲
のみを十分で、かつ、適度な明るさで照明する。 【解決手段】 コンソールボックス等の小物入れ1の壁
面に取付けられ、その内部を照明する照明ランプ10を
備え、この照明ランプ10は、小物入れ1の壁面に対す
る取付部12を備えたランプ本体11と、ランプ本体1
1に組付けられ、複数の発光ダイオードチップ21を含
み発光体を形成する発光ダイオードモジュール20と、
発光ダイオードモジュール21を覆い、発光ダイオード
チップ21から放射される光を小物入れ1の内部に分散
するレンズ30とから形成される。なお、このLEDか
らなる照明ランプ10は消費電力が少ないため、スモー
ルランプと連動して常時点灯させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のコンソール
ボックスやグローブボックス等の車両用小物入れの照明
装置、即ち、照明付きの車両用小物入れに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動車の車内にはボックス状、或いはポ
ケット状に形成された各種の小物入れが備え付けられて
いる。そして、例えば、運転席と助手席との間にはコン
ソールボックスが一般に設けられ、種々のドライブ用小
物類、或いはカセットテープ等を入れておくことができ
るようにされている。また、特に最近では、このコンソ
ールボックスに、缶飲料等を保持するためのカップホル
ダが一体にまたは着脱可能に備えられる場合も多くなっ
ている。
【0003】ところで、夜間には車内は暗く、コンソー
ルボックス等の小物入れの内部も暗い。そのため、夜間
での運転時において、その小物入れから小物類を取出
し、またはしまい込むことは困難を伴なうことであり、
特に、カップホルダから缶飲料等を出し入れすること
は、内容物がこぼれる恐れがあるために非常に困難であ
る。もっとも、車内灯を点灯することによって車内を明
るくすることができるが、それによって、その光が窓ガ
ラスに反射することになるため好ましくない。
【0004】このようなことから、インストルメントパ
ネルに設けられた灰皿を、それの収納部の上壁に照明ラ
ンプを取付けて照明するようにした例が既に知られてい
る(例えば、実公平6−1476号公報)。また、グロ
ーブボックス内に照明ランプを取付け、それの開閉によ
って切替わるスイッチによって、グローブボックスを開
けた場合にその内部が照明されるようにした例も知られ
ている(例えば、実公平6−1476号公報)。そし
て、これらの例では、照明ランプとしてはバルブ、即
ち、白熱ランプが使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、夜間での
取扱を容易にするために、自動車用灰皿やグローブボッ
クスに白熱ランプからなる照明ランプを設けて、これを
照明することが知られている。そこで、上記のようなコ
ンソールボックスについても、夜間での小物類や缶飲料
の出し入れを容易に行えるようにするために、それの適
当な個所に照明ランプを取付けてその内部を照明し、明
るくすることが考えられる。
【0006】しかしながら、照明ランプとして従来のよ
うに通常の白熱ランプを用い、これを単にコンソールボ
ックスの壁面に取付けた場合、白熱ランプの光はボック
ス内だけでなく全周囲に分散されるため、照明の必要が
ない所にまで光が洩れ、その個所を無用に明るくする。
このような不具合は、例えば、その白熱ランプをコンソ
ールボックスの壁面内に十分深く取付けることによって
防止することができる。しかし、この場合には十分な明
るさが得られず、また、白熱ランプは発熱量が多いた
め、長時間点灯し続けることができない。そのため、白
熱ランプを用いた場合では、コンソールボックスの内部
を十分な、かつ、適度な明るさで、しかも、不必要な場
所に光が洩れないように照明することは、実際的には困
難なことである。
【0007】また、白熱ランプの場合、発熱量が多いた
め、長時間の点灯時には消費電流がかさむばかりでな
く、寿命も短い。そのため、白熱ランプをコンソールボ
ックスに取付けて照明装置を形成する場合には、その点
灯を制御するために、前述のグローブボックスの例のよ
うに、リッドの開閉に応じて切替わる電気スイッチ等
が、専用のスイッチとして合せて必要である。したがっ
て、白熱ランプ自体は安価であるが、照明装置全体とし
ては比較的コストが高いものとなる。
【0008】更に、車両用小物入れの中でも特にコンソ
ールボックスは、音楽テープの交換等のために比較的よ
く使用され、また、これにカップホルダが備えられた場
合には特にそうである。そのため、このような小物入れ
を照明するに際しては、その照明は、計器類の照明と同
様に、夜間の運転中には常時なされるようにすることが
望ましく、またこの場合、スモールランプの点灯と連動
して点灯させることによって、専用のスイッチを省くこ
ともできる。しかし、そのためには、照明のために消費
される電力(電流)が十分に少ないことが重要である。
【0009】そこで、本発明は、車両用小物入れの内部
を十分で、かつ、適度な明るさで照明することができる
と共に、電力の消費の少ない車両用小物入れの照明装置
の提供を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題は、基本的に
は、発光効率が高く、したがって消費電力が少ない発光
ダイオードを用いた照明ランプを、車両用小物入れに設
けることによって解決される。
【0011】即ち、請求項1にかかる車両用小物入れの
照明装置は、自動車の車内に備え付けられた小物入れ
と、その小物入れの壁面に取付けられ、小物入れの内部
を照明する照明ランプとからなる車両用小物入れの照明
装置において、その照明ランプは、小物入れの壁面に対
する取付部を備えたランプ本体と、ランプ本体に組付け
られ、複数の発光ダイオードチップを含み発光体を形成
する発光ダイオードモジュールと、発光ダイオードモジ
ュールを覆い、発光ダイオードチップから放射される光
を小物入れの内部に分散するレンズとを具備するもので
ある。
【0012】このように、この車両用小物入れの照明装
置においては、照明ランプは、特に、複数の発光ダイオ
ードチップを含み発光体を形成する発光ダイオードモジ
ュールと、その発光ダイオードチップから放射される光
を小物入れの内部に分散するレンズとを備えて形成され
ている。そのため、発光ダイオードチップからの放射光
はレンズを透過して車両用小物入れの内部に効率的に分
散され配光されるので、その発光ダイオードチップの数
を適切に設定することによって、小物類或いは缶飲料の
出し入れのために十分な、かつ、適度な明るさで、小物
入れの内部を必要な範囲のみ照明することができる。な
おこの場合、発光ダイオードチップは点光源をなすた
め、それらを適切に配列すると共に、それらと対応して
レンズを適切に配置することによって、所望の照明範囲
を容易に設定することができる。また、発熱が少なく、
発光効率のよい発光素子である発光ダイオードを用いて
いるので、少ない消費電力によって車両用小物入れを照
明することができる。
【0013】したがってまた、この車両用小物入れの照
明装置によれば、消費電力が少ないため、その照明ラン
プをスモールランプ(クリアランスランプ)の電気回路
に直結して、スモールランプが点灯される薄暮れから夜
間には常時点灯し続けるようにすることができる。そし
て、それによって、照明ランプの点灯を制御するための
スイッチを省き、照明装置をより安価に形成することが
できる。
【0014】即ち、請求項2にかかる車両用小物入れの
照明装置は、請求項1において、その照明ランプがスモ
ールランプの点灯と連動して点灯されるようにしたもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施形態の車両用小物入
れの照明装置に使用する照明ランプを、一部破断して示
す正面図である。図2は図1の照明ランプを、その半部
をA−A切断線に沿った断面で切断して示す上面図であ
る。図3は図1の照明ランプのB−B切断線に沿った断
面図である。図4は図1の照明ランプの全体を示す斜視
図である。図5は図1の照明ランプの発光ダイオードモ
ジュールを示し、(a)はその平面図、(b)はその側
面図である。図6は図5の発光ダイオードモジュールの
回路図である。図7は図1の照明ランプのレンズを拡大
して示す断面図である。図8は図1の照明ランプをコン
ソールボックスに取付けた状態を示す斜視図である。図
9は図8のC−C切断線に沿った断面図である。
【0017】図8に全体的に示すように、本実施形態の
車両用小物入れの照明装置は、コンソールボックス1の
照明装置として具体化したものである。ここで、このコ
ンソールボックス1は自動車の運転席と助手席との間に
フロアコンソールの一部として設けられたものであり、
箱状の収納部空間を備え、各種のドライブ用小物品や音
楽テープ等を収容可能に形成されている。またこの例で
は、缶飲料または飲料用コップ等を保持するためのカッ
プホルダ2が、その前部側に着脱可能に備えられてい
る。なお、このコンソールボックス1には、点線で示す
ように、その開口を覆うリッド3が適宜設けられてい
る。
【0018】そして、このコンソールボックス1には、
その内部を照明し、それによって夜間において収納物が
明瞭に視認できるように、その壁面に照明ランプ10が
取付けられている。より具体的には、この照明ランプ1
0は、コンソールボックス1の運転席側の側壁の上端近
くに取付けられ、また、カップホルダ2の上面部を十分
に明るくすることができるように、それに近接した個所
に取付けられている。この取付の態様については、後で
詳細に説明する。
【0019】図1乃至図4のように、この照明ランプ1
0は発光ダイオードのランプ(LEDランプ)として形
成され、本体を形成すると共にコンソールボックス1に
取付けられるランプ本体11と、複数の発光ダイオード
のチップ(LEDチップ)21を含み発光体を形成する
発光ダイオードモジュール(LEDモジュール)20
と、このLEDモジュール20を覆い、LEDチップ2
1から放射する光をコンソールボックス1内に分散する
レンズ30とを備え、これらが一体的に組付けられて形
成されている。
【0020】ランプ本体11は、例えば、ポリプロピレ
ン樹脂等の合成樹脂から全体が略箱状の形状に形成さ
れ、また、コンソールボックス1の壁面に取付けるため
の取付部12を有している。そして、このランプ本体1
1は係止爪13を左右に一対備え、細長い板状形状の要
素であるLEDモジュール20は、ランプ本体11の上
方部の凹部に嵌込まれた状態でこの係止爪13によって
係止され、固定保持されている。また、ランプ本体11
には、カバーケース状のレンズ30を固定的に組付ける
ために係止部14が形成され、レンズ30に一体に形成
された爪片31との係合によって、このレンズ30がラ
ンプ本体11に嵌め合わされた状態で固定されるように
なっている(図3参照)。このように、ランプ本体11
は、LEDモジュール20及びレンズ30を一体的に組
付けるための本体を形成している。なお、このランプ本
体11は、光の乱反射による拡散を防ぐために、一般に
黒色材料から形成することが好ましい。
【0021】光源としての発光体を形成するLEDモジ
ュール20は、図5のように、複数のLEDチップ21
をプリント基板22上に備えて形成され、ここでは6個
のLEDチップ21が用いられている。そして、これら
の6個のLEDチップ21は一直線状に配列され、した
がって、これらによって線状の光源が形成されている。
なお、これらのLEDチップ21の表面は、エポキシ樹
脂等の適当な封止材のコーティングによって封止されて
いる。また、プリント基板22上にはノイズ防止用整流
ダイオード23と電流制限抵抗24とが備えられ、図6
のようなLED回路が形成されている。
【0022】即ち、図6のように、6個のLEDチップ
21は、整流ダイオード23と電流制限抵抗24との間
に直列に接続されると共に、それらの2個ずつを並列に
接続して1組とし、互いに直列に接続されている。した
がって、2個ずつが並列に接続されているので、たとえ
1個のLEDチップ21が何等かの原因により不点灯に
なっても、他のLEDチップ21は点灯し続けることが
できる。ただし、LEDチップ21の接続の態様は、そ
の個数等に応じて適宜に設計することができる。そし
て、このように複数のLEDチップ21を備えるLED
モジュール20は、リード線25を介してオルタネータ
及びバッテリと接続され、その電源により作動され、発
光されるようになっている。
【0023】なお、ここで、LEDチップ21の個数
は、そのコンソールボックス1の内部の照明のために所
望される明るさ等に応じて、任意に決めることができ
る。また、そのLEDの発光色についても、赤、緑、青
等の任意の彩色光であることができ、またこれらの各色
を発光するLEDチップ21を組合せて用い、白色の照
明光が得られるようにすることもできる。しかし、一般
的には、小物入れとしてのコンソールボックス1内の照
明光としては、緑色等の落着きのある色彩光が特に好ま
しい。
【0024】また、レンズ30は、アクリル樹脂等の光
透過性のよい合成樹脂材料から形成される。また、その
全体はカバーケース状に形成され、特に図3のように、
それに一体に形成された爪片31とランプ本体11の係
止部14との係合によってランプ本体11に対して弾性
的に組付けられ、このランプ本体11と共同して実質的
に密閉された構造の矩形の箱体を形成する。したがっ
て、このレンズ30はLEDモジュール20を覆うカバ
ーを形成し、LEDチップ21から放射される光を透過
してコンソールボックス1内に分散し配光させる働きを
有している。
【0025】そして、特に図7のように、このレンズ3
0の内面には多数のかまぼこ形状の小凸条32が形成さ
れ、それによって波状の凹凸面が形成されている。その
ため、このレンズ30を通して本実施形態の照明ランプ
10を外側から見た場合、その小凸条32によって光が
屈折されることにより、内部構造、特に、LEDモジュ
ール20の表面構造が分からないようになっている。
【0026】更に、本実施形態において、このレンズ3
0の上方側の内側端面は一定の角度で傾斜したテーパ面
33として形成されると共に、その上側表面には光反射
膜34が設けられている。したがって、図7のように、
LEDチップ21から放射されテーパ面33に入射した
光は、レンズ30の内部で屈折すると共にその光反射膜
34で反射されて、下方側に指向される。そのため、レ
ンズ30のこのような構造とLEDチップ21の配置に
よって、LEDチップ21から放射される光は実質的に
上方には向かわず、コンソールボックス1内の照明にの
み有効に利用されるようになっている。なお、上記の光
反射膜34は、例えば、金属箔の貼着、或いは光反射性
塗料のコーティング等によって形成することができる。
【0027】本実施形態の照明ランプ10は、このよう
にランプ本体11と、LEDモジュール20及びレンズ
30とを一体的に組付けた組立体として簡易に形成さ
れ、コンソールボックス1の適当な個所に取付けられて
いる。即ち、図8及び図9のように、この照明ランプ1
0は、コンソールボックス1の運転席側の側壁の上端近
くであって、カップホルダ2の装備個所に跨がって取付
けられている。つまり、コンソールボックス1の内部及
びカップホルダ2の表面が十分に照明される一方、照明
ランプ10からの直接光は少なくとも運転手側には届か
ないようになっている。また、この照明ランプ10の配
置は、コンソールボックス1内の小物類やカップホルダ
2に置かれる缶飲料を運転席側から照らし、運転者がそ
れらの出し入れをより容易に行えるようにしている。
【0028】具体的には、図9のように、コンソールボ
ックス1の側壁には、照明ランプ10のレンズ30の形
状に従う開口部1aと取付部12に対応する取付ボス1
bとが形成され、照明ランプ10は、そのレンズ30の
表面とコンソールボックス1の側壁の表面とが実質的に
面一になるように、ネジ等により固着されている。した
がって、この取付の態様によって、照明ランプ10から
の光は水平面から上方には実質的には配光されず、それ
によって、助手席の同乗者側にも点灯する照明ランプ1
0の直接光は届かないようにされ、また、コンソールボ
ックス1内以外の不必要な個所が無用に照明されないよ
うになっている。なお、図9において、点線で示す4は
図8のリッド3を案内するスライドレールであり、また
同じく5はこのスライドレール4を覆いコンソールボッ
クス1の外側を取囲む外囲体であり、これらはリッド3
と共に適宜に設けられる。
【0029】このように、本実施形態のコンソールボッ
クスの照明装置は、自動車の運転席と助手席との間に備
え付けられた小物入れとしてのコンソールボックス1に
おいて、その壁面に照明ランプ10を取付けたものであ
って、この照明ランプ10は、コンソールボックス1の
壁面に対する取付部12を備えたランプ本体11と、こ
のランプ本体11に組付けられ、複数のLEDチップ2
1を含み発光体を形成するLEDモジュール20と、こ
のLEDモジュール20を覆い、LEDチップ21から
放射される光をコンソールボックス1内に分散するレン
ズ30とを具備するものである。
【0030】したがって、このコンソールボックスの照
明装置によれば、夜間の運転時において、LEDランプ
からなる照明ランプ10を点灯することにより、暗いコ
ンソールボックス1内を明るくすることができ、それに
よって、運転者または同乗者はコンソールボックス1内
の小物類や缶飲料等の出し入れを容易に行うことができ
る。そしてここで、この照明ランプ10は、専用の切替
スイッチまたはコンソールボックス1のリッド3の開閉
に応じて切替わるスイッチによって点灯させることもで
きるが、スモールランプ(クリアランスランプ)の電気
回路と直結して、薄暮れから夜間にかけてのスモールラ
ンプの点灯時に、それと連動して共に点灯するようにさ
せることができる。それによって、照明ランプ10を点
灯させるためのスイッチを省くことができ、その分だけ
照明装置をより安価に形成することができる。また、そ
のようにスモールランプと共に常時点灯させても、照明
ランプ10は発光効率が高いLEDランプとして形成さ
れているため、電力の消費は少なく、また実質的に発熱
することもない。
【0031】また、そのように消費電力が少なく、発熱
が少ないだけでなく、LEDランプから形成されたこの
照明ランプ10によれば、フィラメントが無いため耐震
性に優れ、メンテナンスフリーの長期間の耐久性が得ら
れると共に、各種の鮮明な色彩光を色フィルタ無しで効
率的に得ることができる効果がある。更に、照明ランプ
10は、ランプ本体11と、複数のLEDチップ21を
含むLEDモジュール20と、LEDチップ21から放
射される光をコンソールボックス1内に分散するレンズ
30とから形成されているので、コンソールボックス1
内を十分な明るさで、かつ、照明されたコンソールボッ
クス1自体が2次光源となることがない適度な明るさ
で、効率的に照明することができる効果があり、また、
簡易な構造の小形のランプとして形成することができる
ため、コンソールボックス1の具体的な形状等にかかわ
らず、それの適当な個所に容易に取付けることができる
効果がある。
【0032】更にまた、本実施形態のコンソールボック
スの照明装置においては、照明ランプ10がコンソール
ボックス1の運転席側の側壁に取付けられていると共
に、そのレンズ30にはテーパ面33と光反射膜34と
が設けられ、それによって、LEDチップ21から放射
される光が下方のコンソールボックス1内に有効に指向
され配光されると共に、上方側には実質的に向かわない
ようにされている。そのため、照明ランプ10からの直
接光は運転者だけでなく同乗者にも向かわず、また、コ
ンソールボックス1の内部以外の場所が無用に照明され
ることがない効果がある。
【0033】ところで、上記の実施形態はLEDランプ
からなる照明ランプ10をコンソールボックス1に取付
けて、コンソールボックスの照明装置、即ち、照明付き
のコンソールボックスとして具体化したものであるが、
本発明を実施する場合には、これに限定されるものでは
なく、そのような照明ランプは、グローブボックスや、
ボックス状或いはポケット状に形成されたカップホルダ
を含むその他の車両用小物入れに対しても同様に設ける
ことができ、それによって、それらの照明装置を形成す
ることができる。
【0034】そしてその場合、その照明ランプを形成す
るランプ本体、即ち、車両用小物入れの壁面に対する取
付部を備えると共に、LEDモジュール及びレンズを組
付けるための本体を形成するランプ本体の具体的形状、
LEDモジュールに使用するLEDチップの数、及び、
LEDモジュールを覆い、LEDチップからの放射光を
車両用小物入れの内部に分散するレンズの具体的形状に
ついては、その車両用小物入れの形状、構造等に応じて
適宜に設計し、設定することができる。なおこの場合、
LEDモジュール上のLEDチップの配列とレンズの配
置とを適切に設定することにより、所望の照明範囲も容
易に得ることができる。そして、そのように形成した照
明ランプは、必要に応じて、小物入れの壁面の2ケ所以
上に設けることもできる。ただし、その取付個所は、少
なくともそれからの直接光が届かないように、運転者が
その照明ランプを視認できないような個所が好ましい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1にかかる車両用
小物入れの照明装置は、自動車の車内に備え付けられた
小物入れと、その小物入れの壁面に取付けられ、小物入
れの内部を照明する照明ランプとからなる車両用小物入
れの照明装置において、その照明ランプは、小物入れの
壁面に対する取付部を備えたランプ本体と、ランプ本体
に組付けられ、複数の発光ダイオードチップを含み発光
体を形成する発光ダイオードモジュールと、発光ダイオ
ードモジュールを覆い、発光ダイオードチップから放射
される光を小物入れの内部に分散するレンズとを具備す
るものである。
【0036】したがって、この車両用小物入れの照明装
置においては、その小物入れの内部を照明する照明ラン
プは、複数の発光ダイオードチップを含む発光ダイオー
ドモジュールを備え、発光効率の高い発光ダイオードラ
ンプとして形成されていると共に、発光ダイオードモジ
ュールを覆い、発光ダイオードチップから放射される光
を小物入れの内部に分散するレンズを備え、その放射光
がレンズを透過して車両用小物入れの内部に効率的に分
散され配光されるようにされているため、その発光ダイ
オードチップの数を適切に設定することによって、小物
類或いは缶飲料等の出し入れのために十分な明るさで、
かつ、適度な明るさで、小物入れの内部を必要な範囲の
み照明することができる。また、発光ダイオードは発光
効率が高く、即ち、電気−光の変換効率が良いため、消
費電力が少ない。そのため、夜間での運転時にはその照
明ランプを常時点灯させることもできる。即ち、この車
両用小物入れの照明装置によれば、少ない消費電力で、
車両用小物入れの内部を十分で、かつ、適度な明るさで
照明することができ、それによって、夜間の運転時にお
いて小物類や缶飲料等の出し入れを容易に行うことがで
きるという効果がある。
【0037】また、請求項2にかかる車両用小物入れの
照明装置は、請求項1において、その照明ランプがスモ
ールランプの点灯と連動して点灯されるようにしたもの
である。
【0038】したがって、この車両用小物入れの照明装
置によれば、照明ランプの点灯を制御するためのスイッ
チを省くことができるため、請求項1の効果に加えて、
照明装置をより安価に形成することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施形態の車両用小物入れ
(コンソールボックス)の照明装置に使用する照明ラン
プを、一部破断して示す平面図である。
【図2】 図2は図1の照明ランプを、その略半部分を
A−A切断線に沿った断面で切断して示す上面図であ
る。
【図3】 図3は図1の照明ランプのB−B切断線に沿
った断面図である。
【図4】 図4は図1の照明ランプの全体を示す斜視図
である。
【図5】 図5は図1の照明ランプの発光ダイオードモ
ジュールを示し、(a)はその平面図、(b)はその側
面図である。
【図6】 図6は図5の発光ダイオードモジュールの回
路図である。
【図7】 図7は図1の照明ランプのレンズを拡大して
示す断面図である。
【図8】 図8は図1の照明ランプを車両用小物入れ
(コンソールボックス)に取付けた状態を示す斜視図で
ある。
【図9】 図9は図8のC−C切断線に沿った断面図で
ある。
【符号の説明】
1 車両用小物入れ(コンソールボックス) 10 照明ランプ 11 ランプ本体 12 取付部 20 発光ダイオードモジュール 21 発光ダイオードチップ 30 レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 祐次 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 祖父江 広行 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車内に備え付けられた小物入れ
    と、前記小物入れの壁面に取付けられ、前記小物入れの
    内部を照明する照明ランプとからなる車両用小物入れの
    照明装置において、 前記照明ランプは、 前記小物入れの壁面に対する取付部を備えたランプ本体
    と、 前記ランプ本体に組付けられ、複数の発光ダイオードチ
    ップを含み発光体を形成する発光ダイオードモジュール
    と、 前記発光ダイオードモジュールを覆い、前記発光ダイオ
    ードチップから放射される光を前記小物入れの内部に分
    散するレンズとを具備することを特徴とする車両用小物
    入れの照明装置。
  2. 【請求項2】 前記照明ランプは、スモールランプの点
    灯と連動して点灯されることを特徴とする請求項1に記
    載の車両用小物入れの照明装置。
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