JPH09270628A - 平面アンテナ及び無線装置 - Google Patents

平面アンテナ及び無線装置

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JPH09270628A
JPH09270628A JP7762396A JP7762396A JPH09270628A JP H09270628 A JPH09270628 A JP H09270628A JP 7762396 A JP7762396 A JP 7762396A JP 7762396 A JP7762396 A JP 7762396A JP H09270628 A JPH09270628 A JP H09270628A
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JP
Japan
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antenna
filter
dielectric constant
reception
transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP7762396A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Kawamura
俊行 川村
Keiichi Kagami
慶一 鏡
Toshinori Takahashi
敏則 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナの後段のフィルタを簡略化できるよ
うにし、小型化、低価格化を図るようにすることを目的
とする。 【解決手段】 誘電体基板1上に薄膜導体2,3,4を
配した平面アンテナにおいて、この誘電体基板1として
比誘電率εrが10以上の高誘電率材料を用い、使用周
波数帯域を狭帯域化し、見掛上フィルタ機能を付加し、
後段のフィルタを簡略化できるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば携帯電話に使
用して好適な平面アンテナ及び無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に携帯電話は図3に示す如く、送信
側ブロック10よりの例えば824〜849MHzの送
信信号をアイソレータ11、送受フィルタ12の送信フ
ィルタ及びアンテナ13を介して基地局に送信するよう
にすると共に基地局よりの例えば869〜894MHz
の受信信号をアンテナ13及び送受フィルタ12の受信
フィルタを介して受信側ブロック14に供給する如くし
ている。
【0003】従来この送受信用のアンテナ13としてホ
イップ型やヘリカル型のバーアンテナが搭載されてい
た。このバーアンテナは使用周波数帯域が広い為、上述
の如く送信周波数例えば824〜849MHzと受信周
波数例えば869〜894MHzと違う場合でも1本で
済むという利点がある。
【0004】また、先に比誘電率εrが4〜5の誘電体
基板に薄膜導体より成る放射導体、接地導体及び短絡導
体より成る逆F形アンテナである平面アンテナを使用す
るようにしたものも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】斯る、従来の無線電話
においては、送受フィルタ12の受信フィルタを通過後
のある周波数例えば849MHzでの減衰量が、図5の
1点鎖線cで示す如く例えば−30dB必要であり、こ
の従来のアンテナ13は使用周波数が広く、この減衰特
性は図5に破線aに示す如く、ほとんどなく、この送受
フィルタ12の受信フィルタだけで、図5に実線bに示
す如く−30dB減衰させる必要がある。
【0006】斯る−30dB減衰させる急峻な減衰特性
を有するフィルタは例えば多段の誘電体フィルタ等で構
成できるが、形状が大型化すると共に高価である不都合
がある。
【0007】またフィルタの性能は主に挿入損失と帯域
外の減衰域特性で論じられるが、この−30dB減衰さ
せる急峻な減衰特性を有するフィルタは素子を多段に構
成しなければならない為に挿入損失が増加し、フィルタ
の性能が悪くなる不都合がある。
【0008】本発明は斯る点に鑑み、アンテナの後段の
フィルタを簡略化できるようにし、小型化、低価格化す
るようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明平面アンテナは誘
電体基板上に薄膜導体を配した平面アンテナにおいて、
この誘電体基板として比誘電率εrが10以上の高誘電
率材料を用い、使用周波帯域を狭帯域化し、見掛上フィ
ルタの機能を付加し、後段のフィルタを簡略化できるよ
うにしたものである。
【0010】斯る本発明によれば誘電体基板に比誘電率
εrが10以上の高誘電率材料を使用しているので、平
面アンテナが小型化すると共に使用周波数帯域が狭くな
り、この平面アンテナ自体が帯域外減衰特性を持ってい
るのでシステム設計によっては後段のフィルタが不要或
いは緩い減衰特性をもつ簡単なフィルタで良い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明平面
アンテナ及び無線装置の実施例につき説明しよう。
【0012】本例による無線装置も、図3に示す如く、
送信側ブロック10よりの周波数帯が例えば824〜8
49MHzの送信信号をアイソレータ11、送受フィル
タ12の送信フィルタ及びアンテナ13を介して基地局
に送信するようにすると共に基地局よりの周波数帯が例
えば869〜894MHzの受信信号をアンテナ13及
び送受フィルタ12の受信フィルタを介して受信側ブロ
ック14に供給する如くする。
【0013】この送信側ブロック10、アイソレータ1
1及び受信側ブロック14は夫々従来同様の周知の構成
とする。
【0014】本例においては、アンテナ13として図1
に示す如き、平面アンテナを使用する。図1において、
1は誘電体基板を示し、この誘電体基板1としては比誘
電率εrが例えば20の高誘電率材料であるチタン酸マ
グネシウム(MgTiO3 )を使用する。
【0015】この誘電体基板1の大きさは例えば横d1
が40mm、縦d2 が30mm及び高さd3 は5mmと
した。
【0016】この誘電体基板1の上面に薄膜導体より成
る所定大きさの送信側放射導体2及び受信側放射導体3
を互いに所定間隔離して被着する。
【0017】この送信側放射導体2及び受信側放射導体
3の夫々の大きさは、送信信号の中心周波数836.5
MHz及び受信信号の中心周波数881.5MHzに対
応した大きさとする。
【0018】この誘電体基板1の下面の全域に亘って薄
膜導体より成る接地導体4を被着すると共に送信側放射
導体2及び受信側放射導体3とこの接地導体4との間に
夫々送信側短絡導体5及び受信側短絡導体6を設け、マ
イクロストリップ構成の逆Fアンテナより成る平面形の
送信アンテナ13a及び受信アンテナ13bを構成す
る。
【0019】この場合、この平面アンテナより成る送信
アンテナ13a及び受信アンテナ13bの比誘電率εr
と帯域幅の関係は図4に示す如くであり、この受信アン
テナ13bの誘電体基板1の比誘電率εrが20のとき
は図4に示す如く、阻止周波数849MHzで−10d
B減衰する。また図4に示す如く、この誘電体基板1の
比誘電率εrを5としたときは、この阻止周波数で−5
dB減衰し、この比誘電率εrを90としたときは、こ
の阻止周波数で−15dB減衰する。
【0020】この図4より明らかな如く、この使用する
誘電体基板1の比誘電率εrが上がれば上がるほど使用
周波数帯域(例えばアンテナ利得の3dB落ちの帯域幅
等で表す)が狭くなると共に一般に周知の如く、この誘
電体基板1の比誘電率εrが上がれば上がるほど使用周
波数帯域におけるアンテナの面積を小型化できる。
【0021】即ち、この送信アンテナ13a及び受信ア
ンテナ13bの誘電体基板1の比誘電率εrを大きくし
た例えば10以上としたときはこの送信アンテナ13a
及び受信アンテナ13b自身がフィルタ機能を持つこと
となる。
【0022】本例においては送受フィルタ12の送信信
号の出力端子をこの送信アンテナ13aの送信側放射導
体2に接続すると共にこの送受フィルタ12の受信信号
入力端子をこの受信アンテナ13bの受信側放射導体3
に接続する如くする。
【0023】また、本例においては受信アンテナ13b
の周波数特性は図6に破線a0 に示す如く阻止周波数8
49MHzで−10dB減衰しているので、送受フィル
タ12の受信フィルタを通過後のこの阻止周波数849
MHzでの減衰量が図6の1点鎖線c0 で示す如く例え
ば−30dB必要なときは、この送受フィルタ12の受
信フィルタは図6に実線b0 に示す如く、この阻止周波
数849MHzで−20dB減衰させるものを使用すれ
ば良い。
【0024】従ってこの送受フィルタ12の受信フィル
タとして、緩い減衰特性をもつ簡単なフィルタが使用で
き、小型で安価なフィルタが使用できる。またフィルタ
を構成する素子の段数も少なくて良いので挿入損失がそ
れだけ少なくなり、フィルタの性能も良くなる。
【0025】またこの送受フィルタ12の送信フィルタ
についても上述受信フィルタと同様である。
【0026】本例の送信アンテナ13a及び受信アンテ
ナ13bによれば誘電体基板1に比誘電率εrが20の
高誘電率材料を使用しているので、この送信アンテナ1
3a及び受信アンテナ13bを構成する逆Fアンテナで
ある平面アンテナが小型化すると共にこの送信アンテナ
13a及び受信アンテナ13bの使用周波数帯域が狭く
なり、この送信アンテナ13a及び受信アンテナ13b
自体が帯域外減衰特性を持っているので、見掛上フィル
タ機能を有し、後段の送信フィルタ及び受信フィルタを
簡略化できる利益がある。
【0027】また本例による無線電話は上述の送信アン
テナ13a及び受信アンテナ13bを使用しているの
で、アンテナとして2個使用するが、大きさは例えば横
1 が40mm、縦d2 が30mm及び高さd3 が5m
mとなり比較的小型化すると共に送受フィルタ12に使
用する送信フィルタ及び受信フィルタとして、緩い減衰
特性をもつ簡単なフィルタが使用できるので、小型で安
価なフィルタが使用でき、無線電話として小型化、低価
格化を図ることができる利益がある。
【0028】尚、図1例においては、1枚の誘電体基板
1に送信アンテナ13a及び受信アンテナ13bを設け
た例につき述べたが、図2に示す如く送信アンテナ13
a及び受信アンテナ13bを別々に設けるようにしても
良いことは勿論である。この図2に示す如く送信アンテ
ナ13a及び受信アンテナ13bを夫々別々に設けるよ
うにしても、上述同様の作用効果が得られることは容易
に理解できよう。
【0029】また、上述実施例においては、誘電体基板
1として比誘電率εrが20の高誘電率材料を使用した
が、この比誘電率εrが10以上であれば上述実施例と
同様の作用効果が得られる。
【0030】また上述実施例においては送受フィルタ1
2の受信フィルタとして阻止周波数の減衰特性が−20
dBのフィルタを使用したがこの受信フィルタの減衰特
性は使用する受信アンテナ13bの減衰特性により決ま
り、システム設計によってはこの後段のフィルタを不要
とすることができる。
【0031】また、上述実施例においては誘電体基板を
使用した逆Fアンテナに本発明を適用した例につき述べ
たが、本発明を誘電体基板を使用したその他の平面アン
テナに適用できることは勿論である。
【0032】また、本発明は上述実施例に限ることなく
本発明の要旨を逸脱することなくその他の種々の構成が
採り得ることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】本発明平面アンテナによれば誘電体基板
に比誘電率εrが10以上の高誘電率材料を使用してい
るので、この平面アンテナを小型にすることができると
共にこの平面アンテナの使用周波数帯域が狭くなり、こ
の平面アンテナ自体が帯域外減衰特性を持っているの
で、見掛上フィルタ機能を有し、後段のフィルタを簡略
化できる利益がある。
【0034】本発明無線装置は上述平面アンテナを使用
しているので、アンテナを小型化できると共に後段のフ
ィルタとして、緩い減衰特性をもつ簡単なフィルタが使
用できるので、小型で安価なフィルタが使用でき、無線
装置として、小型化、低価格化を図ることができる利益
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による平面アンテナの例を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明による平面アンテナの他の例を示す斜視
図である。
【図3】無線電話の例を示す構成図である。
【図4】本発明の説明に供する線図である。
【図5】説明に供する線図である。
【図6】本発明の説明に供する線図である。
【符号の説明】
1 誘電体基板、2 送信側放射導体、3 受信側放射
導体、4 接地導体、5 送信側短絡導体、6 受信側
短絡導体、10 送信側ブロック、11 アイソレー
タ、12 送受フィルタ、13a 送信アンテナ、13
b 受信アンテナ、14 受信ブロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体基板上に薄膜導体を配した平面ア
    ンテナにおいて、 前記誘電体基板として比誘電率εrが10以上の高誘電
    率材料を用い、使用周波数帯域を狭帯域化し、見掛上フ
    ィルタの機能を付加し、後段のフィルタを簡略化できる
    ようにしたことを特徴とする平面アンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の平面アンテナを搭載した
    ことを特徴とする無線装置。
JP7762396A 1996-03-29 1996-03-29 平面アンテナ及び無線装置 Pending JPH09270628A (ja)

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JP7762396A JPH09270628A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 平面アンテナ及び無線装置

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JP (1) JPH09270628A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100339788B1 (ko) * 1998-11-17 2002-06-07 무라타 야스타카 표면 실장형 안테나 및 이를 이용한 통신장치
EP1231674A2 (en) 2001-02-07 2002-08-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Antenna device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100339788B1 (ko) * 1998-11-17 2002-06-07 무라타 야스타카 표면 실장형 안테나 및 이를 이용한 통신장치
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