JPH09270149A - 2層式光ディスクおよび2層式光ディスクの製造方法 - Google Patents

2層式光ディスクおよび2層式光ディスクの製造方法

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JPH09270149A
JPH09270149A JP8078600A JP7860096A JPH09270149A JP H09270149 A JPH09270149 A JP H09270149A JP 8078600 A JP8078600 A JP 8078600A JP 7860096 A JP7860096 A JP 7860096A JP H09270149 A JPH09270149 A JP H09270149A
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JP
Japan
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layer
signal
recording layer
recording
optical disc
Prior art date
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Pending
Application number
JP8078600A
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English (en)
Inventor
Hideki Tanaka
秀樹 田中
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録密度の向上に加え、信号の再生度を向上
させる。 【解決手段】 この2層式光ディスク1では、上側記録
層に記録された上層信号7と、下側記録層に記録された
下層信号8とを有し、上側記録層の方向から光を当て、
各信号7,8を読み出している。そして、上層信号7と
下層信号8とを径方向にずらしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上側記録層と下側
記録層の2層の記録層を有する2層式光ディスクおよび
その2層式光ディスクの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、光技術を利用してディスクに
情報を記録する場合、その記録密度を高めるために、各
種の提案がなされている。例えば、特開平5−6590
号公報に示されているものでは、案内溝により形成され
る記録面上の凹部と凸部に対してそれぞれ情報を記録す
るようにしている。なお、この技術では、解像度を高め
るため、磁性膜を2層構造とし、そのうちの一層をマス
クとして利用している。
【0003】このように、記録面上の凸部、すなわち、
トラッキング用の溝と溝の間のランド部にも記録を行う
ものは、ランドグループ記録と呼ばれているもので、従
来のトラッキングサーボ技術のままで、2倍のトラック
密度を得ることができる。
【0004】しかしながら、この特開平5−6590号
公報のようなランドグループ記録の技術では、トラック
ピッチを小さくすると、隣りのトラック信号を読んでし
まうというクロストークの問題が発生する。しかも、こ
の技術では、信号を平面的に記録するため、その記録密
度もその平面積に依存し、大幅な記録密度の向上を達成
するものとはなっていない。
【0005】このため、最近では、図7に示すように、
上側記録層31と、下側記録層32とを有する2層式光
ディスク30が開発されている。この2層式光ディスク
30は、両記録層31,32の各外側面に基体33,3
4が設けられると共に、両記録層31,32の間に中間
層35が配置されている。そして、光を読み取るための
合焦レンズ36が上側記録層31側に配置され、各記録
層31,32に記録された信号を読み取るようになって
いる。
【0006】このような2層式光ディスク30への信号
の記録および再生として、本出願人は、図6に示すよう
に、上側記録層31と下側記録層32の信号部分を合焦
レンズ36に対して重なるように配置する案を考えた。
この技術では、下側記録層32の信号列を含む表面全体
にアルミまたは金の蒸着による反射層を形成している。
さらに、上側記録層31と中間層35とを光が透過でき
る光透過体で形成している。そして、合焦レンズ36に
よってレーザーダイオードからの光の焦点位置を変え
て、各記録層31,32の信号を読み分けている。
【0007】この図6に示す技術では、従来以上に記録
密度が向上する効果および焦点位置を変えるのみで両記
録層31,32の信号を読み出せる効果をもっている。
しかし、このような効果がある一方、下側記録層32を
読む場合、光が上側記録層31を透過する必要があるた
め、上側記録層31の信号列がノイズ源になるという問
題を有している。
【0008】本発明は、記録密度の向上に加え、信号の
再生度が向上する2層式光ディスクおよび2層式光ディ
スクの製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決しようとする手段】かかる目的を達成する
ため、請求項1記載の2層式光ディスクでは、上側記録
層に記録された上層信号と、下側記録層に記録された下
層信号とを有し、上側記録層の方向から光を当て、各信
号を読み出すための2層式光ディスクにおいて、上層信
号と下層信号とを径方向にずらしている。
【0010】また、請求項2記載の2層式光ディスクの
製造方法では、上側記録層と下側記録層とを有する2層
式光ディスクの製造方法において、光を透過させる上側
記録層を有する上層体と、光を反射させる下側記録層を
有する下層体とを別々に製造し、その際、上側記録層の
信号列の径方向の位置と下側記録層の信号列の径方向の
位置とを異ならせ、その後、その上層体と下層体とを中
間層を介して貼り合わせ、上側記録層の信号列と下側記
録層の信号列とが径方向にずれた光ディスクを製造する
ようにしている。
【0011】本発明の2層式光ディスクでは、上側記録
層の上層信号と、下側記録層の下層信号とが径方向にず
れて記録されている。このため、記録密度が向上するの
に加え、合焦レンズ等を利用して、上層信号および下層
信号を再生するとき、互いに相手側の信号の影響を受け
ずに再生を行うことができる。
【0012】また、本発明の2層式光ディスクの製造方
法では、上側記録層を有する上層体と、下側記録層を有
する下層体とを別々に製造する。その際、上側記録層の
信号列の径方向の位置と下側記録層の信号列の径方向の
位置とを異ならせ、両者を貼り合わせたとき、上層体の
信号列と下層体の信号列とは径方向にずらされる。この
ため、出来上がった光ディスクは記録密度が向上すると
共に、合焦レンズやレーザーダイオード等の再生装置等
を光ディスクの一方側面に配置でき、再生装置を小型化
できる。しかも、上層体の信号および下層体の信号を再
生するとき、互いに相手側に信号の影響を受けずに再生
を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図5に基づき説明する。
【0014】本発明の2層式光ディスク1は、図2に示
すような直径12cmの円板状となっている。そして、
図7と同様な構造を有する光ディスク1となっている。
すなわち、図3に示すように、この光ディスク1は、上
側記録層2を有する上層体3と、下側記録層4を有する
下層体5と、上層体3および下層体5との間に配置され
る中間層6とから構成される。ここで、上層体3および
下層体5はそれぞれは0.6mmの厚さとなっている。
また、中間層6は、数10μmの厚さとなっている。ま
た、上側記録層2および下側記録層4はそれぞれ1μm
以下の厚さとなっている。
【0015】上側記録層2および下側記録層4には、記
録信号に対応したビット列からなる信号列をそれぞれ形
成する。この信号列の形成に当たって、上側記録層2の
信号列の2層式ディスク1の中心に対する径方向の位置
と、下側記録層4の信号列の同様な径方向の位置とがず
れるように記録している。すなわち、図1に示すよう
に、上層体3および下層体5を貼り合わせたとき、一方
の信号列が他方の信号列の間にそれぞれ位置するように
記録している。
【0016】なお、上層体3は光透過体で形成されてい
る。一方、下層体5も光透過体で形成されているが、そ
の記録された信号列の表面には、アルミまたは金の蒸着
による反射膜が形成されているため、下側記録層4は反
射層となっている。そして、この上層体3および下層体
5は別々に製造される。ここで、下側記録層4を反射層
とせずに、上側記録層2と同様に光の透過が可能な構成
としても良い。
【0017】この上層体3および下層体5は、光透過体
からなる中間層6を間にして貼り合わされる。なお、中
間層6は接着材となっており、上層体3および下層体5
をこの中間層6によって一体化している。そして、この
一体化によって、図1に示すように、上層体3の信号列
となる上層信号7と、下層体5の信号別となる下層信号
8とが2層式光ディスク1の中心に対して径方向にずれ
るようにしている。この実施の形態において、このずれ
は、図1に示すように、各信号7,8が互いの中間位置
にくるようにされている。なお、各信号列のトラックピ
ッチは0.74μmとなっている。よって、上層信号7
と下層信号8の間隔となるトラックピッチは、0.37
μmとなっている。
【0018】このように構成される2層式光ディスク1
を利用して、各信号列を再生する場合について説明す
る。信号再生装置は、図5に示すように、上層体3側
に、レーザーダイオード10と信号検出装置11とを設
け、そのレーザーダイオード10と上層体3の間に合焦
レンズ(図示省略)およびビームスプリッタ12を設け
ている。そして、上層体3の上層信号7を再生する場
合、合焦レンズを駆動し、焦点を変えることにより、上
層信号7の部分に焦点を合わせ信号を読み取る。この
際、レーザービームは、回折格子13により3つのスポ
ットに分離される。そして、両側のスポットはトラッキ
ングに利用される。すなわち、回折格子13を通過した
レーザービームは3つのスポットに分離され、それぞれ
がビームスプリッタ12を通過する。そして、中央のス
ポットが信号読み取りに使用される。すなわち、中央の
スポットを上層信号7となるビットに当て、その反射光
を信号検出装置11に入力させ、信号を読み出す。
【0019】一方、両側のスポットは、上層信号7の信
号列間に当てられ、その反射光がビームスプリッタ12
を介して信号検出装置11に入力する。そして、光差増
幅器14に両側のスポットによる信号が入力し、その両
信号のパワーの差によりトラッキング信号が出力され
る。このようにして、トラッキングされながら上層信号
7が再生される。
【0020】上層信号7を再生している途中またはその
再生が終了した後、下層体5の下層信号8を再生すると
きは、合焦レンズにより、ビームスポットを下層体5の
下側記録層4に合焦させる。その後、トラッキングを行
い、下層信号8が存在する部分へ中央のスポットを動か
す。そして、先に述べた上層信号7の場合と同様にトラ
ッキングしながら信号の再生を行う。
【0021】なお、信号再生装置には、上層信号7と下
層信号8とを連続して再生する場合やショックによって
再生部分が飛んでしまうのを防止するためにショックプ
ルーフメモリが備えられている。このショックプルーフ
メモリはRAMから構成され、その中に再生信号の最も
先行した部分が蓄積されかつ常時更新されていく。
【0022】以上のような実施の形態では、上層信号7
と下層信号8の径方向のずれが、各部分で均等間隔とな
っているので、両信号7,8のそれぞれの一方を再生す
るとき、他の信号がノイズ源となることがほとんどなく
なる。また、下層体5の下側記録層4が反射層となって
いるので、下側記録層4を検出するための反射光は十分
なものとなる。このため、信号処理上有利なものとな
る。
【0023】なお、上述の各実施の形態は、本発明の好
適な実施の形態の例ではあるが、これに限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種
々変形実施可能である。例えば、上層信号7と下層信号
8のずれは、互いの中間に各信号7,8がくるようにす
るのではなく、すなわち、両信号7,8間の径方向の間
隔が常に均等となるようにするのではなく、不均等間隔
となるようにしても良い。また、両信号7,8の一方の
径方向の密度を他方に比べ低くしたり高くしたりしても
良い。
【0024】さらに、上述の実施の形態では、上層信号
7に続くように下層信号8を記録しているが、下層信号
8に続くように上層信号7を記録する構成としても良
い。また、上層信号7と下層信号8の再生時、合焦レン
ズを駆動し焦点長置を変更することにより焦点位置を変
えるのでなく、焦点を変えずにピックアップ等の読み取
り装置全体を移動させて焦点位置を変えるようにしても
良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の2
層式光ディスクでは、一枚のディスクを2層にし、各層
に記録層を設けて信号を記録しているので、記録密度が
向上する。しかも、上側記録層の上層信号と下側記録層
の下層信号とを径方向にずらしているので、上層信号お
よび下層信号を再生するとき、互いに相手側の信号の影
響を受けずに再生を行うことができる。
【0026】また、請求項2記載の2層式光ディスクの
製造方法では、上層体と下層体とを別々に製造するの
で、信号記録が容易となる。しかも、下側記録層の信号
列の径方向の位置と下側記録層の信号列の径方向の位置
とを異ならせているので、両者を貼り合わせたとき、上
層体の信号列と下層体の信号列とが径方向に自動的にず
らされる。このため、上層信号と下層信号とが径方向に
ずれた2層式ディスクを簡単に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2層式光ディスクに採用された信号配
列を示す図である。
【図2】本発明の2層式光ディスクの斜視図である。
【図3】本発明の2層式光ディスクの断面図である。
【図4】本発明の2層式光ディスクの記録層部分を示す
部分拡大図である。
【図5】本発明の2層式光ディスクの再生方法を説明す
るための図である。
【図6】出願人が先に検討した2層式光ディスクの信号
配列を示す図である。
【図7】最近開発された2層式光ディスクの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 2層式光ディスク 2 上側記録層 3 上層体 4 下側記録層 5 下層体 6 中間層 7 上層信号 8 下層信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側記録層に記録された上層信号と、下
    側記録層に記録された下層信号とを有し、上記上側記録
    層の方向から光を当て、上記各信号を読み出すための2
    層式光ディスクにおいて、上記上層信号と上記下層信号
    とを径方向にずらしたことを特徴とする2層式光ディス
    ク。
  2. 【請求項2】 上側記録層と下側記録層とを有する2層
    式光ディスクの製造方法において、光を透過させる上側
    記録層を有する上層体と、光を反射させる下側記録層を
    有する下層体とを別々に製造し、その際、上側記録層の
    信号列の径方向の位置と下側記録層の信号列の径方向の
    位置とを異ならせ、その後、その上層体と下層体とを中
    間層を介して貼り合わせ、上記上側記録層の信号列と上
    記下側記録層の信号列とが径方向にずれた光ディスクを
    製造するようにしたことを特徴とする2層式光ディスク
    の製造方法。
JP8078600A 1996-04-01 1996-04-01 2層式光ディスクおよび2層式光ディスクの製造方法 Pending JPH09270149A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004038706A1 (ja) * 2002-10-28 2004-05-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光学情報記録媒体及びその製造方法

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004038706A1 (ja) * 2002-10-28 2004-05-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光学情報記録媒体及びその製造方法

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