JPH09269281A - 自走車用の環境試験装置 - Google Patents

自走車用の環境試験装置

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JPH09269281A
JPH09269281A JP8103601A JP10360196A JPH09269281A JP H09269281 A JPH09269281 A JP H09269281A JP 8103601 A JP8103601 A JP 8103601A JP 10360196 A JP10360196 A JP 10360196A JP H09269281 A JPH09269281 A JP H09269281A
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JP
Japan
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air
duct
test
blower
bypass
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Pending
Application number
JP8103601A
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English (en)
Inventor
Teruaki Suzuki
輝明 鈴木
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Toyo Seisakusho KK
Original Assignee
Toyo Seisakusho KK
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Publication date
Application filed by Toyo Seisakusho KK filed Critical Toyo Seisakusho KK
Priority to JP8103601A priority Critical patent/JPH09269281A/ja
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】供試車に吹き付ける風の風速を無風に近い状態
に抑えることができて供試車のアイドリング状態や微速
走行を想定した試験を行うことができ、しかも試験室内
の温度、湿度を一定の条件に保つことができるようにす
る。 【解決手段】供試車5の駆動輪を載せて模擬走行試験を
行うためのシャーシダイナモメータ用フリーローラ4を
備える試験室1内に、空調器2に一端が接続された送風
ダクト9の他端送風口10と、前記空調器2に送風機3
を介して一端が接続された吸入ダクト6の他端吸入口7
とを開口し、前記送風ダクト9内に風量制御用のメイン
ダンパ11を配設し、送風ダクトにおけるメインダンパ
11の上流側に一端が接続されたバイパスダクト12の
他端を前記吸入ダクト6に接続し、バイパスダクト12
内にバイパスダンパ13を設け、バイパスダクトにおけ
るバイパスダンパの下流側の適所に試験室1内に開口す
る吹出口14を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走行する自走車、特
に自動車を想定して車速に対応した風速の風を自動車に
吹き付け、所要の温度、湿度の環境下での模擬走行試験
を行うための装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】種々の温度、湿度の環境下
における自動車の走行を想定して、試験室内に収容した
自動車へ車速に対応した風速の風を吹き付けて模擬走行
試験を行うための環境試験装置には、従来から例えば図
3に示す構造のものがある。
【0003】従来の装置では、試験室31内の空気が吸
入口32aから吸入ダクト32、送風機33を経て空調
器34に送られ、この空調器で所要の温度、湿度に空調
されて送風ダクト35により試験室内に送られ、送風口
35aから所要の風速で吹き出されて供試車36に吹き
付けられるようになっている。
【0004】また、送風ダクト35内には風量制御用の
メインダンパ37を配設してあり、送風ダクト35にお
けるメインダンパの上流側には分岐ダクト38を接続し
てあって、同分岐ダクト38の先端吹出口38aが試験
室31内に開口しており、同吹出口38aから吹き出さ
れる風は、試験室内の照明や試験室内へ外部から侵入す
る熱等の熱負荷を除去して試験室内を所要の温度、湿度
条件に保つために必要な最低限度の風量の空調空気を吹
き出すようにしてあり、その風量はダンパ39の開度に
より調節されるようになっている。
【0005】なお、図中の符号40は供試車36の駆動
輪を載せて模擬走行試験を行うためのシャーシダイナモ
メータ用フリーローラを示している。
【0006】上述した従来の環境試験装置では、車速に
対応して送風機33からの送風量を制御するとともに、
メインダンパ37の開度を制御して供試車36に吹き付
ける風の風速を調節している。
【0007】したがって、供試車が停止しているアイド
リング状態や交通渋滞時等の微速走行を想定した試験を
行う場合には送風機33の送風量を小ならしめるととも
に、メインダンパ37を全閉あるいは極めてわずかだけ
開き、供試車36に吹き付ける風速を無風に近い状態
(風速0.5m/s以下)に調節していた。
【0008】しかし、送風機からの送風量、すなわち空
調器に送られる風量が一定量以下になると空調空気の温
度、湿度が不安定になって所要の温度、湿度に保つこと
ができなくなり、したがって試験室31内を所要の温
度、湿度に保つことができなくなるという問題があっ
た。
【0009】本発明の目的とするところは、供試車に吹
き付ける風の風速を無風に近い状態に抑えることができ
て供試車のアイドリング状態や微速走行を想定した試験
を行うことができ、しかも試験室内の温度、湿度を一定
の条件に保つことができる環境試験装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明に係る自走車用の環境試験装置は供試車
の駆動輪を載せて模擬走行試験を行うためのシャーシダ
イナモメータ用フリーローラを備える試験室内に、空調
器に一端が接続された送風ダクトの他端送風口と、前記
空調器に送風機を介して一端が接続された吸入ダクトの
他端吸入口とを開口し、前記送風ダクト内に風量制御用
のメインダンパを配設し、送風ダクトにおけるメインダ
ンパの上流側に一端が接続されたバイパスダクトの他端
を前記吸入ダクトに接続し、バイパスダクト内にバイパ
スダンパを設け、バイパスダクトにおけるバイパスダン
パの下流側の適所に試験室内に開口する吹出口を設けた
構造のものとしてある。
【0011】本発明の第1の実施態様は前記バイパスダ
クトを試験室内に通し、バイパスダクトの試験室内に臨
む部分に吹出口を設ける構造とする。
【0012】また、本発明の第2の実施態様は前記バイ
パスダクトを試験室内に通さず、バイパスダクトから分
岐ダクトを分岐せしめ、分岐ダクトの先端吹出口を試験
室内に臨ませる構造とする。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る自走車用環境試験装置の
実施例を添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説明す
る。図において、符号1は断熱壁に囲まれた試験室、2
は試験室1内を所要の温度、湿度に制御する空調器、3
は所要風量の風を送り出す送風機、4は供試車5の駆動
輪を載せて模擬走行試験を行うためのシャーシダイナモ
メータ用フリーローラを示している。
【0014】送風機3に接続された吸入ダクト6の先端
吸入口7は試験室内に開口しており、また、送風機3の
吐出ダクト8が空調器2に接続されていて、空調器2に
接続された送風ダクト9の先端送風口10が試験室内に
開口しており、この送風口10と前記吸入口7は供試車
5を挟んで向かい合うように設けられている。
【0015】前記送風ダクト9内の送風口10近傍には
メインダンパ11を配設してあって、このメインダンパ
の開度によって送風口10から吹き出される空気の風量
が調節されるようになっており、送風口からの風は供試
車5に吹き付けられるようになっている。
【0016】また、送風ダクト9には、前記メインダン
パ11の配設位置に対して空調器2側(上流側)にバイ
パスダクト12の一端を接続してあって、このバイパス
ダクト12は試験室内を通って他端が吸入ダクト6の試
験室内部分に接続されている。
【0017】バイパスダクト12の送風ダクト9側の端
部にはバイパスダクト12に流す風量を調節するバイパ
スダンパ13を配設してあり、また、試験室内における
バイパスダクト12の送風口10寄りの位置には下方に
開口する吹出口14を設けてある。
【0018】吹出口14は試験室内の照明や試験室内へ
外部から侵入する熱等の熱負荷を除去して試験室内を所
要の温度、湿度条件に保つために必要な最低限度の風量
の空調空気を吹き出すためのものとしてあって、その吹
出口からの風量は前記バイパスダンパ13の開度により
調節されるようになっており、また、この吹出口14か
ら吹き出される風は供試車5に吹き付けられないよう羽
根14aによって風向きが調節されている。なお、図中
の符号15、16、17は吸入および送風ダクト内の風
を整流するためのコーナーベーンを示している。
【0019】次に、上述のように構成した本発明に係る
環境試験装置の作用を説明する。通常の走行試験を行う
場合には、送風機3の駆動により試験室1内の吸入口7
から吸入された空気が吸入ダクト6、送風機3を通り、
空調器2で所要の温度、湿度に空調され、送風ダクト9
のメインダンパ11で所要の風量に調節されて送風口1
0から試験室1内に吹き出され、供試車の車速に対応し
た所要の風速で供試車5に吹き付けられる。
【0020】送風ダクト9を通る風の一部はバイパスダ
クト12に流入してその大部分は吸入ダクト6に流れ込
み、一部は吹出口14から試験室内に吹き出され、吹き
出された空調空気により試験室内が所要の温度、湿度に
空調される。
【0021】供試車5が停止しているアイドリング状態
や交通渋滞時の微速走行を想定した試験を行う場合に
は、送風機3から一定風量以上の風を送り出し、メイン
ダンパ11を全閉、あるいは極めてわずかだけ開いて送
風口10からは殆ど風が吹き出されないようになし、一
方、バイパスダンパ13は全開にして空調空気のほぼ全
量をバイパスダクト12に流す。
【0022】バイパスダクトに流入した空調空気の大部
分は吸入ダクト6に流れて再び送風機3および空調器2
に送られ、また、バイパスダクトに流入した空調空気の
一部は吹出口14から試験室内に吹き出され、この吹出
口から吹き出された空調空気により試験室内が所要の温
度、湿度に空調される。吹出口14から試験室1内に吹
き出された空調空気は供試車に吹き付けられず、試験室
内を所要の温度、湿度に空調して吸入口7から吸入され
る。
【0023】上述した実施例においては、試験室1内に
バイパスダクト13を通し、バイパスダクト13にあけ
た吹出口14から試験室内空調用の空調空気を吹き出す
ようにしてあるが、図2に示す第2実施例のように、試
験室内にバイパスダクト18を通さず、バイパスダクト
18から分岐せしめた分岐ダクト19の先端吹出口20
を試験室内に臨ませるようにしてもよい。
【0024】
【発明の作用、効果】本発明に係る自走車用環境試験装
置は上述した構成のものとしてあるので、次の作用、効
果を奏し得る。送風機の駆動により試験室内から吸入ダ
クトを介して吸入され、空調器で所要の温度、湿度に空
調された空気は送風ダクトを介して送風口から吹き出さ
れ、供試車に吹き付けられる。
【0025】送風口から吹き出される風の風量および風
速は送風機からの送風量およびメインダンパの開度によ
り調節され、また、送風ダクトからの空調空気の一部は
パイパスダクトを通って吹出口から試験室内に導かれる
ので、所要の温度、湿度の環境下において供試車の車速
に対応した風量および風速による試験を行うことができ
る。
【0026】また、メインダンパを全閉もしくはほぼ全
閉にして送風口から吹き出される風量および風速を殆ど
零に近い状態にしても、バイパスダンパの開度を大とす
ることにより送風ダクトからの空調空気のうちの一部が
吹出口から試験室内に吹き出されて供試車に吹き付けら
れることなく試験室内を空調し、空調空気の大部分は試
験室内に流入せずに吸入ダクトへ送られるので、送風機
の送風量、すなわち空調器へ送られる風量を一定以上に
保つことができて、空調器による温度、湿度制御を安定
させることができる。
【0027】したがって、供試車が停止しているアイド
リング状態や交通渋滞時等の微速走行を想定した試験で
あっても、試験室内を所要の温度、湿度に保つことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る試験装置の一実施例を示す縦断面
図。
【図2】本発明に係る試験装置の他の実施例を示す縦断
面図。
【図3】従来の試験装置を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 試験室 2 空調器 3 送風機 4 シャーシダイナモメータ用のフリーローラ 5 供試車 6 吸入ダクト 7 吸入口 8 送風機の吐出ダクト 9 送風ダクト 10 送風口 11 メインダンパ 12 バイパスダクト 13 バイパスダンパ 14 吹出口 15、16、17 コーナーベーン 18 バイパスダクト 19 分岐ダクト 20 吹出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供試車の駆動輪を載せて模擬走行試験を行
    うためのシャーシダイナモメータ用フリーローラを備え
    る試験室内に、空調器に一端が接続された送風ダクトの
    他端送風口と、前記空調器に送風機を介して一端が接続
    された吸入ダクトの他端吸入口とを開口し、前記送風ダ
    クト内に風量制御用のメインダンパを配設し、送風ダク
    トにおけるメインダンパの上流側に一端が接続されたバ
    イパスダクトの他端を前記吸入ダクトに接続し、バイパ
    スダクト内にバイパスダンパを設け、バイパスダクトに
    おけるバイパスダンパの下流側の適所に試験室内に開口
    する吹出口を設けてなる自走車用の環境試験装置。
JP8103601A 1996-03-29 1996-03-29 自走車用の環境試験装置 Pending JPH09269281A (ja)

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