JPH09268956A - 燃料供給装置 - Google Patents

燃料供給装置

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JPH09268956A
JPH09268956A JP7879996A JP7879996A JPH09268956A JP H09268956 A JPH09268956 A JP H09268956A JP 7879996 A JP7879996 A JP 7879996A JP 7879996 A JP7879996 A JP 7879996A JP H09268956 A JPH09268956 A JP H09268956A
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Masashi Miyamoto
真史 宮本
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料タンク内の燃料ポンプの入口側に燃料
ポンプが始動可能な燃料量を長期間確保できる燃料供給
装置を提供する。 【解決手段】 燃料タンク内に吊り下げられるサブタン
ク9内にサブタンク9内の燃料を汲上げる燃料ポンプ1
4が設けられる。燃料ポンプ14の吸込口15側に上方
に立ち上がるように形成される燃料液面保持手段32
は、この立ち上がり容積部分に燃料が蓄えられるように
なっている。これにより、簡単な構成で燃料タンク内の
燃料ポンプ14で汲上げる燃料量を確保する構造が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料を汲上げる燃
料ポンプを燃料タンク内に備えた燃料供給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載した燃料タンクのサブタンク
内に燃料を供給する方法として、米国特許第48785
18、4750522、4971017、507084
9の各号の特許公報が知られている。これらの公報に
は、エンジンに燃料を供給する燃料ポンプとサブタンク
とを一体化し、一体化した燃料ポンプの燃料タンクへの
搭載性を向上させている。また、サブタンクの底部に燃
料タンク内のサブタンクの内外を連通するバルブを備
え、このバルブは微小圧力により開弁可能である。車両
組立完了時に燃料タンク内に少量の燃料があれば、この
少量の燃料のうちの一部の燃料が上記バルブを通してサ
ブタンク内に流入し、このサブタンク内の燃料を燃料ポ
ンプが汲上げすることができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば三週間〜四週間
の長期間車両を駐車した場合、その間にサブタンク内の
燃料が上記バルブからサブタンク外に漏出し、その後の
始動時、サブタンク内の燃料が少ないためにエンジンを
始動できなくなることがある。特開平7−63133号
公報には、燃料タンク内のサブタンクにダイアフラム弁
を備え、燃料貯溜槽燃料を長期間確保する装置が開示さ
れている。この燃料貯溜槽を設ける構成によると、ダイ
アフラム弁を備えつけるなどコストアップになるという
問題がある。また燃料タンク内の燃料ポンプにより汲上
げる燃料を貯蔵する装置が複雑であり高価である。
【0004】また特開平7−180632号公報には、
燃料タンク内にメッシュフィルタを備え、燃料タンク内
に戻されるリターン燃料から気液分離されたベーパをフ
ィルタ本体の内部の上部に形成されるリターン燃料室に
溜め、リターン燃料室の圧力が所定圧以上になると一方
向弁を開弁してリターン燃料室からタンク本体内部の上
部空間にベーパを排出し、リターン燃料のうちの燃料液
のみを燃料ポンプに吸入し、エンジン側に供給するよう
にしている。この燃料供給装置によると、燃料ポンプで
汲上げる燃料中のベーパを排除する機能を有するが、燃
料ポンプを汲上げるポンプ入口側に燃料を長期間確保す
る機能は備えていない。
【0005】さらには、燃料タンク内の燃料ポンプの吸
込口側に長期間例えば3週間ないし4週間燃料を大容量
例えば300cc確保する燃料貯蔵装置は知られていな
い。本発明の目的は、燃料タンク内の燃料ポンプの吸込
口側に燃料ポンプが始動可能な燃料を常に確保する燃料
供給装置を提供することにある。本発明の他の目的は、
車両が傾斜しても燃料ポンプの吸込口側に燃料ポンプ始
動可能な燃料量を常に確保する燃料供給装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
燃料供給装置によると、燃料を蓄える燃料タンクと、燃
料タンク内の燃料を汲上げるために燃料タンク内に備え
られる燃料ポンプと、燃料ポンプを覆うように設けら
れ、下部から内部に燃料を取入れる燃料取入口を有する
サブタンクと、サブタンクの内部に設けられるポンプフ
ィルタと、サブタンクを燃料タンクに固定するフランジ
とを備える。そして、燃料ポンプの吸込口側に上方に立
ち上がるように燃料液面保持手段が形成され、この立ち
上がり部の容積部分に燃料が蓄えられるようになってい
る。これにより、簡単な構成で燃料タンク内の燃料ポン
プの始動に必要な燃料量を大容量確保することができ
る。この燃料供給装置によると、燃料タンク内の燃料ポ
ンプの入口側の燃料を汲み上げ可能な高い燃料液面位置
に燃料を長期間保持できる。
【0007】請求項2に記載の燃料供給装置によると、
サブタンクの底部の燃料取入口からサブタンクの内部に
連通する通路が通路壁で形成されていることから、燃料
タンクが傾斜しても通路壁に仕切られる内部に燃料を確
保することができる。請求項3に記載の燃料供給装置に
よると、フランジが燃料タンク側に吐出するリターンパ
イプを有し、サブタンク蓋体がリターンパイプに嵌合す
る摺動シール部を有するため、サブタンク内のシール性
が向上する。
【0008】請求項4に記載の燃料供給装置によると、
燃料ポンプのリターン側にジェットポンプを備えている
ため、燃料ポンプの吐出燃料のもつエネルギーを利用し
て燃料タンク内の燃料をサブタンク内に汲み上げられ
る。請求項5に記載の燃料供給装置によると、フランジ
のスプリング受部が反燃料タンク側に突出しているた
め、フランジに対しスプリングがずれ難いので、フラン
ジにサブタンクを安定して取り付けられる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例を図1、図2および
図7に示す。図1に示す燃料供給ユニット11は、図示
しない燃料タンクの上タンク4から燃料タンクの底に押
しつけられる。
【0010】樹脂製のフランジ1は、金属製の上タンク
4の開口部に取付けられる。このフランジ1は、受電用
の電気コネクタ2とエンジン側に燃料を供給する供給パ
イプ3が形成されている。フランジ1の燃料タンク内側
にはサブタンク9が設けられている。サブタンク9は、
サブタンク本体12とこのサブタンク本体12の上部開
口を蓋するサブタンク蓋体13とからなる。サブタンク
蓋体13のサブタンク内側にはフィルタハウジング6が
設けられている。
【0011】フィルタハウジング6の中央側に燃料ポン
プ14が備えられている。燃料ポンプ14の吸込口15
にはブラケット17が取付けられており、このブラケッ
ト17からL字状に吸込みパイプ18が延びている。燃
料ポンプ14の吐出口16は、その周りにシールリング
19を介してフィルタハウジング6に連結されている。
フィルタハウジング6には燃料ポンプ14の外周部の一
部分に半円筒状にフィルタエレメント20が収容されて
いる。フィルタエレメント20は接着剤21によりフィ
ルタハウジング6に固定されている。サブタンク蓋体1
3は、そのスナップフィット爪21がサブタンク本体1
2の嵌合孔22に弾性嵌合されている。燃料ポンプ14
から燃料フィルタエレメント20を通過した燃料はフィ
ルタハウジング6の分岐部23でエンジン供給側に供給
される供給路24とサブタンク内に戻される戻し路25
とに分かれる。戻し路25側にはプレッシャレギュレー
タ26が取付けられており、このプレッシャレギュレー
タ26の出口側にノズル27が設けられている。サブタ
ンク本体12は、そのスナップフィット爪28がフラン
ジ1の嵌合孔29に弾性嵌合している。
【0012】以下、本発明の燃料供給ユニット11の複
数の要部について順次説明する。 (1) サクションフィルタ サクションフィルタ31は、燃料ポンプ14の吸込パイ
プ18の入口側に容器が垂直上方に立ち上がる形状に液
面保持手段32を形成している。液面保持手段32は、
吸込パイプ18の入口側に上方に立ち上がるように目開
きが30〜50μm程度の油膜形成フィルタ33が設け
られている。油膜形成フィルタ33の上部にはチェック
バルブ34が設けられている。油膜形成フィルタ33の
底部51は後述する迷路壁通路底部35よりも低い位置
にある。
【0013】このサクションフィルタ31は、立ち上が
る形状になっており、この部分に100〜300cc程
度の燃料が充満される状態を作る。これにより、このサ
クションフィルタ31内に充満される燃料が吸込パイプ
18を通して燃料ポンプ14に吸込み可能である。サク
ションフィルタについては、フィルタの材料を目開き3
0μmの平織のものと60μmのものとについて油膜強
度の実験をした。その結果は図3に示す通りである。サ
クションフィルタのメッシュの種類としては、 平織(目開き30μm)、綾織(目開き30μ
m)、平織(目開き30μm)+畳織(目開き100
μm)、綾織(30μm)+畳織(100μm)、上
記は二重メッシュにすることにより目詰まり寿命を
向上させることができる。またサクションフィルタ31
の表面積自体を小さくすることができる。
【0014】(2) 迷路構造 サブタンク9の底部には、サブタンク9の底部に形成さ
れる燃料取入口36からサブタンク9内に取入れた燃料
が液面傾斜時逃げない様に迷路構造が形成されている。
この迷路構造は、取入孔36、スロート部43、迷路壁
底部35、半円状に形成される迷路壁37、迷路壁終端
38とからなる。この迷路構造により、図2に示すよう
に、燃料供給ユニット11が傾斜したときにも迷路壁3
7の内部の燃料を燃料ポンプ14の吸込口15から吸い
込めるようにしている。
【0015】(3) 摺動シール フランジ1の供給パイプ3の内側に突き出すパイプ52
の外周部には、サブタンク蓋体13に取付けられる円環
状の摺動シール部材39がパイプ長手方向に摺動可能に
取付けられている。 (4) ジェットポンプ ジェットポンプのノズル27は、Oリング42を介して
サブタンク9に一体に設けられている。ノズル27の内
径は1.0〜3.6mmの間に設定され、ジェットポン
プのスロート部43の内径は4〜13mmの間に設定さ
れている。サブタンク9の燃料取入口36に設けられる
バルブ40は、傘状の形であって、材質がFKMまたは
フロロシルコンからなる。
【0016】サブタンク9の底部に形成される燃料取入
口36にはバルブ40が設けられており、ノズル27の
噴孔30から噴出するリターン燃料の噴流により発生す
る負圧によりサブタンク9の外部から燃料取入口36を
通してサブタンク9の内部に燃料を吸い込む。これによ
り、リターン燃料の噴流により燃料タンクの内部のサブ
タンクの外部から内部に燃料を吸い込むことができる。
したがって、サブタンク9内には燃料ポンプ14が駆動
しているとき、燃料ポンプ14が吸込みに必要な量の燃
料が常に充満されることになる。
【0017】(5) スプリング受け フランジ1に対しサブタンク蓋体13は圧縮コイルスプ
リング41により下方向に付勢されている。これによ
り、サブタンク9が常にタンク底面に押しつけられ無効
残量を低減するとともに燃料タンク内のサブタンクの位
置決めを行っている。フランジ1に対しサブタンク9の
ガタツキが防止されている。スプリング受けの凸部4
5、46を凸形状にしたのは、圧縮コイルスプリング4
1の軸方向長さを長く安定に取り付けられるためであ
る。
【0018】シールリング19と摺動シール44は、F
KM、H−NBR、フロロシリコン等を使用する。サブ
タンク9は、カーボン入りPOMまたはPOMを用いる
のが望ましい。フランジ1の下面には圧縮コイルスプリ
ング41の一端を保持する凸部45が設けられ、サブタ
ンク蓋体13の上面には圧縮コイルスプリング41の他
端を保持する凸部46が設けられている。
【0019】次に、この燃料供給ユニットの燃料の流れ
について説明する。燃料ポンプ14が駆動されると、燃
料ポンプ14の吐出口16から吐出された燃料はフィル
タエレメント20を通り分岐部23でエンジン側に供給
される燃料とプレッシャレギュレータ26を通して燃料
タンク内にリターンされる燃料とに分流される。エンジ
ンに供給される燃料は供給路24から供給パイプ3内の
通路を通してエンジンに供給される。プレッシャレギュ
レータ26側に流れるリターン燃料はノズル27の噴孔
30から噴出される。このとき、噴出流により生じる負
圧による燃料吸上げ作用によりサブタンク9の外部から
燃料取入口36を通して燃料を吸込み、スロート部43
からサブタンク9の内部に吸い込む。サブタンク内部に
吸い込まれた燃料はサクションフィルタ31の内部に入
り、吸込パイプ18を通り吸込口15から燃料ポンプ1
4の内部を通り吐出口16から吐出される。
【0020】この燃料供給装置を搭載した車両の組立完
了時、燃料タンク内に初期走行が可能な程度の例えば6
〜10リットル程度の燃料が供給される。このときの燃
料タンク内の燃料液面レベルは迷路壁通路底部35の位
置よりも高い位置にあり、バルブ40はサブタンク9の
内外の圧力差の僅かな値により開弁するようになってい
る。燃料の液面レベルが迷路壁通路底部35よりも高い
位置にあるから、燃料は燃料取入口36からスロート部
43、迷路壁37を通り、迷路壁終端38からサブタン
ク9の内部のサクションフィルタ31の内部の底部に流
入する。このとき、サクションフィルタ31の吸入パイ
プ18が燃料で満たされると、燃料ポンプ14は燃料を
吸込み吐出可能となり、燃料を圧送する。
【0021】通常の走行時、燃料は吐出口16からフィ
ルタエレメント20を通り、フィルタハウジング6の分
岐部23からエンジン側流路とリターン側流路に分岐
し、エンジン側に流れる燃料は供給パイプ3を通してエ
ンジンに供給される。リターン側に流れる燃料はプレッ
シャレギュレータ26で調圧されノズル27に流入す
る。ノズル27の噴孔30から噴出した燃料は、噴流と
なってスロート部43に流れ込む。このとき流体エネル
ギー変換により圧力エネルギーが流量エネルギーにかわ
り、サブタンク9の外部の燃料をサブタンク9の内部に
吸い込む。これにより、サブタンク9内の液面レベルは
サブタンク9の外部に対し持ち上がり、サブタンク9の
内部は燃料で充満される。通常の走行時、エンジン消費
量に対し、リターン流量は十分多いため、サブタンク9
の外部の燃料がなくなっても、サブタンク9の内部に溜
められた燃料により旋回時に息付き現象を生ずることは
なしに安定した燃料供給が行える。
【0022】車両を傾斜地で長期放置した場合、サクシ
ョンフィルタ31の目開きを図3に示すように細かくし
ているため、油膜強度が向上しているので、サブタンク
9の内部にあるサクションフィルタ31の上部にまで満
たされる状態が長期間保たれ、100〜300ccの燃
料を確保することができる。すなわち、車両を傾斜地で
長期放置した場合100〜300cc程度の燃料量を確
保することについては、上記作動でサブタンク9内が充
満されるため、ヘッド差により、サクションフィルタ3
1内も燃料が充満される。この際、サクションフィルタ
31内に貯っているエアは、チェックバルブ34より排
出される。
【0023】車両駐車時においては、チェックバルブ4
0からサブタンク9の外部に燃料が洩れても、サクショ
ンフィルタ31の目開きを図3の如く細かくしているた
め、油膜強度によりシールされ、サクションフィルタ3
1内の燃料を長期間保持できる。従来の技術において
は、燃料確保をバルブ40のみで行っているため、三週
間から四週間の長期車両放置した場合には、微小圧で開
弁するバルブ40から燃料が漏れ出て液面低下を生じ、
三〜四週間車両を放置した後の始動ができないという問
題がある。
【0024】本実施例では、上記の如く油膜の自然現象
を用いてシールできることから安価に機能を達成でき
る。また、サクションフィルタ31の底部には迷路形状
壁が設けられているから、サクションフィルタ31の底
部には常に燃料が存在するため、表面張力により油膜破
れを防止する。更にこの条件下においては、サクション
フィルタ31内にベーパが発生した場合にはチェックバ
ルブ34からベーパが外部に抜ける。
【0025】この実施例によると、摺動シール39を用
いていることから、燃料タンク内のサブタンク9の位置
の高さ変化を燃料タンク高さに応じて任意に調節するこ
とができる。近年の特に背の低い燃料タンクについて
は、このようなコンパクトな構造によりホースの取り回
しなしに容易にサブタンク9を備え付けることができ
る。
【0026】また本実施例では、摺動シール39を設け
ることにより例えば160mm程度の浅い燃料タンクに
おいても幅30〜40mm程度のタンク高さ変化の追従
を可能にする。さらには、本実施例では、摺動シール3
9の肉厚を増大し摺動抵抗を2kgf程度に押さえてい
るため、燃料ポンプ14の振動を減衰する効果があり、
ひいては車室内騒音の原因となるフランジ1の振動を低
減することができる。また燃料圧力によりフランジ1と
サブタンク9とを遠ざける方向に燃圧がかかるため、圧
縮コイルスプリング41の補助力を得られる。
【0027】(第2実施例)本発明の第2実施例を図4
に示す。図4に示す第2実施例は、フランジ1に形成す
るスプリングガイド部49を上方に凸形状にした例であ
る。この実施例によると、圧縮コイルスプリング41の
全長を長く取れるため、燃料供給ユニット11のタンク
高さ方向の追従範囲を大きく取ることができる。
【0028】その他の構成部分については図1と実質的
に同一の構成部分については同一符号を付す。 (第3実施例)本発明の第3実施例を図5に示す。図5
に示す第3実施例は、燃料取入れ孔36にバルブを設け
ない例である。サブタンク9の底部にバルブを設けてい
ない構成である。
【0029】この実施例では、数日間の燃料の確保が不
要な仕様の燃料供給システムに有効である。すなわちチ
ェックバルブを廃止し、三週間ないし四週間車両を長期
放置した場合の燃料確保のみが可能となることで、コス
トダウンできる。 (第4実施例)本発明の第4実施例を図6に示す。
【0030】図6に示す実施例は、図1に示す実施例に
対し迷路壁構造を省略した実施例である。迷路壁の構成
をサブタンクに設けないことにより、サブタンク内の構
造が簡素化されてコストダウンが可能となる。サクショ
ンフィルタ31その他の構成部分については図1に示す
例と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の燃料供給装置を示す断面
図である。
【図2】本発明の第1実施例による燃料供給ユニットが
車両旋回時などに傾斜した場合の燃料液面状態を示す図
である。
【図3】サクションフィルタの油膜強度の実験結果を示
す図である。
【図4】本発明の第2実施例の燃料供給装置を示す断面
図である。
【図5】本発明の第3実施例の燃料供給装置を示す断面
図である。
【図6】本発明の第4実施例の燃料供給装置を示す断面
図である。
【図7】本発明の第1実施例のサブタンク本体を上から
見た平面図である。
【符号の説明】
1 フランジ 6 フィルタハウジング 9 サブタンク 11 燃料供給ユニット 12 サブタンク本体 13 サブタンク蓋体 14 燃料ポンプ 15 吸込口 16 吐出孔 17 ブラケット 18 吸込みパイプ 20 フィルタエレメント 26 プレッシャレギュレータ 31 サクションフィルタ 32 液面保持手段 33 油膜形成フィルタ 34 チェックバルブ 35 迷路壁通路底部 36 燃料取入口 37 迷路壁 38 迷路壁終端 39 摺動シール部材 41 圧縮コイルスプリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を蓄える燃料タンクと、 前記燃料タンク内の燃料を汲上げるために前記燃料タン
    ク内に備えられる燃料ポンプと、 前記燃料ポンプを覆うように設けられ、下部から内部に
    燃料を取入れる燃料取入口を有するサブタンクと、 前記サブタンクの内部に設けられるポンプフィルタと、 前記サブタンクを燃料タンクに固定するフランジとを備
    えた燃料供給装置において、 前記燃料ポンプの吸込口側に上方に立ち上がるように形
    成され、この立ち上がり部の容積部分に燃料を蓄える燃
    料液面保持手段を設けたことを備えたことを特徴とする
    燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記サブタンクの底部の前記燃料取入口
    にチェックバルブを有し、前記燃料取入口から前記サブ
    タンクの内部に連通する通路が通路壁で形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料供給装置。
  3. 【請求項3】 前記燃料ポンプの上部に設けられる燃料
    フィルタと、 前記燃料フィルタを収容するとともに前記サブタンクと
    結合されたフィルタハウジングと、 前記サブタンクに対し前記フランジ側に設けられたサブ
    タンク蓋体とを備え、 前記フランジは前記燃料タンク側に吐出するリターンパ
    イプを有し、前記サブタンク蓋体は前記リターンパイプ
    に嵌合する摺動シール部を有することを特徴とする請求
    項1記載の燃料供給装置。
  4. 【請求項4】 前記燃料ポンプからフィルタを通して吐
    出された燃料が外部供給側の燃料とリターン側の燃料と
    に分岐され、この分岐部のリターン側にジェットポンプ
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の燃料供給
    装置。
  5. 【請求項5】 燃料ポンプ上部に設けられる燃料フィル
    タと、 前記燃料フィルタを収容するとともに前記サブタンクと
    結合されたフィルタハウジングと、 前記サブタンク本体と前記サブタンク蓋体との間に前記
    フランジと前記サブタンク間の高さを燃料タンク深さに
    合わせて調節するスプリングとを有し、 前記フランジのスプリング受部が反燃料タンク側に突出
    していることを特徴とする請求項1記載の燃料供給装
    置。
JP07879996A 1996-04-01 1996-04-01 燃料供給装置 Expired - Lifetime JP3622064B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000301958A (ja) * 1999-04-16 2000-10-31 Mitsuba Corp 燃料供給装置
JP2006300055A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Ti Group Automotive Systems Llc 内燃エンジン用燃料系統のジェトポンプアセンブリ
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JP2008088824A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Denso Corp 燃料ポンプモジュール

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