JPH0926738A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JPH0926738A
JPH0926738A JP7199189A JP19918995A JPH0926738A JP H0926738 A JPH0926738 A JP H0926738A JP 7199189 A JP7199189 A JP 7199189A JP 19918995 A JP19918995 A JP 19918995A JP H0926738 A JPH0926738 A JP H0926738A
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JP
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process cartridge
support
developing
electrophotographic photosensitive
hole
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JP7199189A
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English (en)
Inventor
Tadayuki Tsuda
忠之 津田
Toshiyuki Karakama
俊之 唐鎌
Etsuichi Sasako
悦一 笹子
Shinya Noda
晋弥 野田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画質が向上し、安定し、組立および分解容易
なプロセスカートリッジの枠体の結合構成を求めるのが
目的である。 【構成】 現像ローラと感光体ドラムを圧接したばね
力、現像装置の重量、現像ローラの駆動力でピン41に
反力Fが生ずる。現像枠体12とクリーニング枠体13
の結合部のアーム部16の根元部ほぼ中央サに反力Fが
加わるように段差力を設けた。ピン41の入る貫通穴1
6bは穴出口16b−2がピン41に支持される。これ
によってサを中心とするモーメントが生じない。画質向
上、組立、分解性の容易化に寄与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式のプロ
セスカートリッジおよび画像形成装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は電子写真感光
体の支持体と現像スリーブの支持体の結合部分の構成を
さらに発展させて、以下の項目を成し得る結合部の構成
を備えたプロセスカートリッジ及び該プロセスカートリ
ッジを使用する画像形成装置を提供することが本発明の
目的である。 (1)さらなる画質向上、安定化。 (2)大容量カートリッジ、大型サイズカートリッジに
も適応できる。 (3)組立、および分解も容易、さらにリサイクル性も
高めることが出来る。 (4)装置のコンパクト化、コストを低く維持する。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
少なくとも電子写真感光体ドラムの支持体と現像ローラ
の支持体と、現像ローラの支持体から突出した一対のア
ームを有し、該現像ローラの該支持体は、前記一対のア
ームの先端部分で、電子写真感光体ドラムの支持体に、
一対の支持軸を中心として回動可能に軸支され結合され
ているプロセスカートリッジにおいて、各々、前記支持
軸と係合する側のアーム先端部の支持軸の軸方向と同方
向の厚み方向端面位置が現像ローラの支持体と該アーム
の根本部分の該支持軸方向略中央であることを特徴とす
るプロセスカートリッジである。
【0004】本発明の第2の発明は、支持軸はカートリ
ッジの支持軸方向外部から挿入することで、電子写真感
光体ドラムの支持体の枠体の支持軸の軸径より大きい外
側の孔を通り、現像ローラの支持体の支持軸の軸径より
大きいアーム先端穴を貫通し、前記電子写真感光体の支
持体の内側の穴と圧入固定される結合構成であって、前
記アームの穴形状が支持軸挿入方向入口側の内径より出
口側の内径の方が小さいことを特徴とする第の1発明に
記載のプロセスカートリッジである。
【0005】本発明の第3の発明は、前記支持軸は金属
の平行ピンであることを特徴とする第2の発明に記載の
プロセスカートリッジである。
【0006】本発明の第4の発明は、前記プロセスカー
トリッジとは、帯電手段、現像手段またはクリーニング
手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、
このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能
とするものであることを特徴とする第1から第3の発明
の何れか1つに記載のプロセスカートリッジである。
【0007】本発明の第5の発明は、前記プロセスカー
トリッジとは、帯電手段、現像手段、クリーニング手段
の少なくとも1つと電子写真感光体とを一体的にカート
リッジ化して画像形成装置本体に対して着脱可能とする
ものであることを特徴とする第1から第3の発明の何れ
か1つに記載のプロセスカートリッジである。
【0008】本発明の第6の発明は、前記プロセスカー
トリッジとは、少なくとも現像手段と電子写真感光体と
を一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱
可能とするものであることを特徴とする第1から第3の
発明の何れか1つに記載のプロセスカートリッジであ
る。
【0009】本発明の第7の発明は、第1から第6の発
明の何れか1つに記載のプロセスカートリッジを着脱自
在に備えた画像形成装置である。
【0010】
【従来の技術】従来よりプロセスカートリッジにおける
現像ローラを支持する現像装置と感光体ドラムを支持す
るクリーニング装置との結合部は、現像装置の長手方向
の両端より細長く突出したアーム部の先端で突出部とU
溝とのかん合又は穴とかん合するピンによって回動可能
に軸支されている。
【0011】この突出部、穴の位置は作像のために現像
ローラが駆動力を受ける時に作用する力の影響を極力少
なくする最適な位置にあり、かつ、露光開口部、感光体
ドラム、帯電部との位置関係から、両端部の細長いアー
ム形状である。感光体ドラムと現像ローラは、バネと装
置の自重によって、現像ローラの両端に突き当てスペー
サを設け、突き当てスペーサを介して、感光体ドラムと
最適の位置関係になるよう保証している。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明の実施の形態
は、少なくとも電子写真感光体ドラムを支持するクリー
ニング枠体と現像ローラを支持する現像枠体と現像枠体
から突出した一対のアームを有し、現像枠体は前記一対
のアームの先端部分で、クリーニング枠体に、該一対の
支持軸を中心として回動可能に軸支され、結合されてい
るプロセスカートリッジにおいて、各々、前記支持軸と
係合する側のアーム先端部の支持軸の軸方向と同方向の
厚み方向端面位置が現像枠体と該アームの根本部分の該
支持軸方向略中央であることを特徴とするプロセスカー
トリッジである。
【0013】本発明の第2の発明の実施の形態は、支持
軸はカートリッジの枠体の支持軸方向の外部から挿入す
ることで、クリーニング枠体の支持軸の軸径より大きい
外側の孔を通り、現像枠体の支持軸の軸径より大きいア
ーム先端穴を貫通し、前記クリーニング枠体の内側の穴
と圧入固定される結合構成であって、前記アームの穴形
状が支持軸挿入方向入口側の内径より出口側の内径の方
が小さいことを特徴とする第1の発明の実施の形態に記
載のプロセスカートリッジである。
【0014】本発明の第3の発明の実施の形態は、前記
支持軸は金属の平行ピンであることを特徴とする第2の
発明の実施の形態に記載のプロセスカートリッジであ
る。
【0015】本発明の第4の発明の実施の形態は、前記
プロセスカートリッジとは、帯電ローラ、現像装置また
はクリーニング装置と電子写真感光体ドラムとを一体的
にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置
本体に対して着脱可能とするものであることを特徴とす
る第1から第3の発明の実施の形態の何れか1つに記載
のプロセスカートリッジである。
【0016】本発明の第5の発明の実施の形態は、前記
プロセスカートリッジとは、帯電ローラ、現像装置、ク
リーニング装置の少なくとも1つと電子写真感光体ドラ
ムとを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に
対して着脱可能とするものであることを特徴とする第1
から第3の発明の実施の形態の何れか1つに記載のプロ
セスカートリッジである。
【0017】本発明の第6の発明の実施の形態は、前記
プロセスカートリッジとは、少なくとも現像装置と電子
写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して画像
形成装置本体に着脱可能とするものであることを特徴と
する第1から第3の発明の実施の形態の何れか1つに記
載のプロセスカートリッジである。
【0018】本発明の第7の発明の実施の形態は、第1
から第6の発明の実施の形態の何れか1つに記載のプロ
セスカートリッジを着脱自在に備えた画像形成装置であ
る。ここで画像形成装置とし電子写真感光体ドラム、帯
電器、露光装置、現像装置、転写器、クリーニング器、
定着器及び給紙搬送装置を組み込んだLBP、複写機、
ファクシミリ等をいうものである。
【0019】次に本発明に係る実施の形態を図面を参照
して詳細に説明する。以下の説明で各部材についてプロ
セスカートリッジの画像形成装置へ着脱する方向に交叉
する方向を長手方向というものとする。
【0020】(全体の実施の形態)まずプロセスカート
リッジ及びこれを装着可能な画像形成装置について、図
1乃至図2を参照して具体的に説明する。尚、図1及び
図2はプロセスカートリッジの縦断面図と外観説明図で
あり、図8はプロセスカートリッジを装着した画像形成
装置の構成模式説明図、図9はプロセスカートリッジの
枠体の結合を説明するための斜視図である。
【0021】ここでは説明の順序として、まずプロセス
カートリッジ及びこれを用いる画像形成装置の全体構成
を説明し、プロセスカートリッジの着脱構成について説
明する。
【0022】{全体構成}この電子写真画像形成装置
(レーザービームプリンタ)Aは、図8に示すように、
光学系1から画像情報に基づいた情報光をドラム形状の
電子写真感光体へ照射して該感光体に潜像を形成し、こ
の潜像を現像剤(以下「トナー」という)で現像してト
ナー像を形成する。そして前記トナー像の形成と同期し
て、記録媒体2を給紙カセット3aからピックアップロ
ーラ3b及びこれに圧接する圧接部材3cで一枚ずつ分
離給送すると共に、搬送ローラ対3d、レジストローラ
対3e等からなる搬送手段3で搬送し、且つプロセスカ
ートリッジBとしてカートリッジ化された前記電子写真
感光体に形成したトナー像を転写手段としての転写ロー
ラ4に電圧印加することによって記録媒体2に転写し、
その記録媒体2を搬送ベルト3fによって定着手段5へ
と搬送する。この定着手段5は駆動ローラ5aと、ヒー
タ5bを内蔵すると共に支持体5cによって回転可能に
支持された筒状シートで構成した定着回転5dからな
り、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して転写ト
ナー像を定着する。そしてこの記録媒体2を排出ローラ
対3g,3hで搬送し、反転搬送経路を通して排出部6
へと排出する如く構成している。尚、この画像形成装置
Aは、手差しトレイ3i及びローラ3jによって手差し
給送も可能となっている。
【0023】(プロセスカートリッジ)一方、前記プロ
セスカートリッジBは、電子写真感光体と、少なくとも
1つのプロセス手段を備えたものである。ここでプロセ
ス手段としては、例えば電子写真感光体を帯電させる帯
電手段、電子写真感光体に形成された潜像を現像する現
像手段、電子写真感光体表面に残留するトナーをクリー
ニングするためのクリーニング手段等がある。本実施例
のプロセスカートリッジBは、図1に示すようにに感光
層を有する電子写真感光体である感光体ドラム7を回転
し、帯電手段である帯電ローラ8へ電圧印加して前記感
光体ドラム7の表面を一様に帯電し、この帯電した感光
体ドラム7に対して前記光学系1からの光像を露光開口
部9を介して露光して潜像を形成し、該潜像を現像手段
10によって現像するように構成している。
【0024】前記現像手段10は、トナー収納部10a
内のトナーを送り手段である回転可能な第1送り部材1
0b1及び第1送り部材10b2で送り出し、固定磁石
10cを内蔵した現像回転体である現像ローラ10dを
回転させると共に、現像ブレード10eによって摩擦帯
電電荷を付与したトナー層を現像ローラ10dの表面に
形成し、そのトナーを前記潜像に応じて感光体ドラム7
へ転移させることによってトナー像を形成して可視像化
するものである。
【0025】そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極
性の電圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写して後
は、クリーニングブレード11aによって感光体ドラム
7に残留したトナーを掻き落すと共に、スクイシート1
1bによってすくい取り、廃トナー収納部11cへ集め
るクリーニング手段11によって感光体ドラム7上の残
留トナーを除去するように構成している。
【0026】尚、前記感光体ドラム7等の各部材は、現
像枠体12aと現像下枠12b及び蓋部材12cを溶着
して一体化したトナー現像枠体12と、クリーニング枠
体13とを結合して構成したカートリッジ枠体に収納し
てカートリッジ化され、装置本体14に軸15aで取着
したカバー15を開いて装置本体14に設けたカートリ
ッジ装着手段に対して着脱可能に装着される。
【0027】{クリーニング枠体と現像枠体の結合構
成}次に現像枠体12とクリーニング枠体13の結合構
成について、図9を参照して説明する。尚、図9は両枠
体12,13の結合前の分解斜視図である。また、両枠
体12,13は長手方向両側のアーム部16,67c
(図5参照)を介して回動可能に結合するが、その構成
は左右同一であるために、ここでは一方側のみについて
説明する。
【0028】また現像枠体12のアーム部16の天面に
は凹部16aが形成してあり、この凹部16aはトナー
現像枠体12とクリーニング枠体13とが回動可能に結
合された状態でクリーニング枠体の取付け穴13aの下
方に位置するように設けてある。また、前記アーム部1
6の先端部には、後述するピン41が貫通する貫通穴7
1dが形成してある。
【0029】上記構成において、トナー現像枠体12と
クリーニング枠体13とを結合する場合には、図9に示
すように、トナー現像枠体12に設けたアーム部16を
クリーニング枠体13の袋状の現像枠体取付部13h内
へ進入させ、ピン41をクリーニング枠体13に設けた
孔71dからアーム部16の貫通孔16bに貫通させ先
端をクリーニング枠体13に圧入する。これによって現
像枠体12とクリーニング枠体13とはピン41を中心
にして回動可能に結合される。
【0030】次に、スプリング40を取付けた結合部材
39を取付け孔13aに落とし込み回動して取付け孔1
3aから元へ戻らないようにすると共にスプリング40
を凹部16aの底へ圧縮して固定する。
【0031】これにより、スプリング40の付勢によっ
てトナー現像枠体12に取付けた現像ローラ10dの長
手方向両端に取付けたスペーサとなる該ローラ中央物よ
りも半径方向で現像隙間だけ大径のリング部材(図示せ
ず)が感光体ドラム7に当接して感光体ドラム7に対す
る現像ローラ10dが位置決めされる。又、このとき感
光体ドラム7の端部に固定した感光体ドラム7の直径と
ほぼ同径のピッチ径のドラムギア(図示せず)が現像ロ
ーラ10dの側端に固定した現像ローラ10dの直径と
ほぼ同径のピッチ径を持つ現像ローラギア(図示せず)
と噛合し、駆動力の伝達が可能となる。
【0032】なお、前述プロセスカートリッジとは、帯
電手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感
光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジ
を画像形成装置(例えば、複写機、LBP等)本体に対
して着脱可能とするものである。及び帯電手段、現像手
段、クリーニング手段の少なくとも1つと電子写真感光
体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置(例え
ば、複写機、LBP等)本体に着脱可能とするものであ
る。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一
体的にカートリッジ化して装置本体(例えば、複写機、
LBP等)に着脱可能とするものである。
【0033】クリーニング枠体13と現像枠体12の結
合方法についてさらに詳しく述べる。前述した結合状態
のプロセスカートリッジBの縦断面図(図1)におい
て、画像形成装置本体Aから駆動を受けると感光体ドラ
ム7、現像ローラ10dは、各々不図示のドラムギア、
現像ローラギアを介して矢印方向に回転する。その時現
像枠体12は、駆動力Pを略図1に示す方向に受ける。
現像枠体12の回動支点となる結合ピン41は、略駆動
力P線上近くに配置されている。この駆動力P線は不図
示のドラムギアと現像ローラギアの噛合いのピッチポイ
ントと結合ピン41を通る線とのなす角α≦15°なる
如く配設されている。
【0034】これは、駆動力Pによって結合ピン41を
中心とした回転モーメントが発生し、感光体ドラム7に
当接するリング部材(前述の現像ローラ10d両端に有
する)の圧接力の大きさに影響を極力与えないことをね
らいとしている。駆動力Pは現像ローラ10dの駆動ト
ルクの変動によって変動する。もし結合ピン41の位置
が、駆動力P線上から大きく離れていると、駆動トルク
の変動によって圧接力に大きな変動力が発生し、現像ロ
ーラ10dの持つリング部材が押しつぶされる方向と離
される方向に大きく変位を繰り返す。当然感光体ドラム
7と現像ローラ10dの適正ギャップが維持出来なくな
り、画像ムラになる。そして、当接リング部材は、押し
つぶされたりして変形、クラックに至る。以上の理由か
ら結合ピン41の配置は図1に示す位置にあるのだが、
クリーニングブレード取付部材11d、帯電ローラ8、
露光開口部9と干渉しない位置のプロセスカートリッジ
B両端部Ba,Bbで、しかも、細長いアーム部16,
67cの先端部となる(図2)。
【0035】駆動力の他に現像手段10の重量W及びス
プリング40による加圧力との合力が全てこのアーム部
16,67cの結合ピン41に加わり、結合ピン41に
は反力Fが働く。日本工業規格紙の大きさA3の転写材
を用いる画像形成装置の現像装置であって、A3サイズ
の転写材を用いたり、大容量のトナーを貯留し、使用す
るのに適応する現像装置においては重量Wと現像ローラ
10dの負荷トルクも増大し、結合ピン41に加わる反
力も大きなものになる。
【0036】図3〜図7は結合ピン41の中心を含む結
合ピン41付近の断面図である。尚、図はプロセスカー
トリッジBの長手方向片側のみ示す。
【0037】図3に示すようにクリーニング枠体13は
袋状に現像枠体取付部13hが一体成形されており、該
現像枠体取付部13hに現像枠体12のアーム部16が
進入し、クリーニング枠体13の現像枠体取付部13h
の穴71d、アーム部16の貫通穴16b、クリーニン
グ枠体の穴70eに嵌合する結合ピン41により、現像
枠体12とクリーニング枠体13は回動自在に結合され
ている。
【0038】アーム部16の貫通穴16bは、結合ピン
41を組立時クリーニング枠体13の現像枠体取付部1
3hの穴71dから、上記貫通穴16bの穴入口16b
−1,穴出口16b−2を挿通してクリーニング枠体1
3の穴71eへ圧入される。結合ピン41を挿入し易く
する為、入口となる穴71d、穴入口16b−1は内径
が結合ピン41の直径よりも大きく、図4で説明する
と、穴71dの直径イ>結合ピン41の直径オ>穴71
eの直径ア、穴入口16b−1の直径エ>穴出口16b
−2の直径ウ>結合ピン41の直径オ、の関係にある。
穴入口16b−1は面取りしてあり、その先は現像枠体
12を射出成形する時の型の抜き勾配が内径を徐々に狭
くする方向に成形してあるのが通常である。その為、結
合ピン41の圧入根元である穴71e側の貫通穴出口1
6b−2側で結合され、結合位置関係が決まる。それは
穴71d側で位置が決まるようなら、結合ピン41の外
径オと穴71dの内径エとのはめ合い隙間だけ結合ピン
41が振動変位する為、画像ムラの原因となり好ましく
ない為である。
【0039】しかしながら図3に示す構成では、現像枠
体12から、一体成形によって細長く突出したアーム1
6の根元部スのモーメント中心サから結合ピン41から
受ける反力Fの力点からずれコがある為に、回転モーメ
ントM=FX(コ)が発生し、アーム16が点線に示す
方向に変形しかつ駆動時には振動変位する。これは、ま
すます振動を増大させ、画像ムラの原因となるだけでな
く、穴出口16b−2と結合ピン41との摩擦力により
結合ピン41を矢印シ方向に抜く作用が働く。
【0040】それを防止する構成を図4に示す。アーム
部16先端部に段差カを設け、反力Fの力点が、モーメ
ント中心サ近傍になるようにしたものである。即ち、現
像枠体12の本体部とアーム部16bは根本部ヌで連結
されるがこの根本部ヌの中央にモーメント中心サがくる
ように段差を設けてある。このモーメント中心サは結合
ピン41の軸方向に平行な根本幅キの中央部にある。図
5で示す反対側のアーム部67cは現像枠体12に固定
したギアカバー67が現像枠体12から細長く突出した
形状であり、現像枠体12と、アーム部67cの根元6
7Xで小ねじ67Yによって固定されている。結合ピン
41による結合関係は、図4とほぼ鏡像関係にあり反力
Fの力点が小ねじ67Yの首下ケと現像枠体12とギア
カバー67の当接面7間を2分する。固定部のほぼ中心
位置になる様にアーム先端部に段差ケを設ける 図4、図5の貫通穴16bは抜きテーパーを利用する為
に型抜き構成をそれぞれ結合ピン41を挿入する方向か
らにしている。又、貫通穴16bの型抜きをストレート
にしても実際の成形後の内径形状は中央部が成形収縮に
より貫通穴16bの中間が凹にひけることにより、たい
こ状に内径が大きくなり実際の所、微小なりとも図に示
す様に貫通穴出口16b−2,67c−2部の内径が穴
入口16b−1,67c−1よりも小さくなる傾向にあ
る。よってストレート抜きにしても同様の効果が得られ
る。
【0041】(実施の形態2)図6、図7は貫通穴16
bに段差を付け、圧入側に近い穴出口16b−2,67
c−2の内径を小さくしたもう1つの実施の形態であ
る。この場合においても同様の効果が得られる。
【0042】以上の構成により、現像手段10を回動支
持するアーム部16,67cが細長く枠体の他の部分に
比較して強度的に弱い形状であるが高精度が保たれ、高
画質のプリントが可能であり、かつ、圧入による結合ピ
ン41が抜けることのないように現像枠体12とクリー
ニング枠体13の結合が可能となる。
【0043】結合ピン41は平行ピンで圧入だけで固定
しているが、理由として以下に述べる利点がある。 (1)ピン41を挿入するだけの組立の容易性 (2)現像部とクリーニング部を分解するのが容易であ
る。結合ピン41を引き抜くか押し出すだけでよい。 (3)使用済プロセスカートリッジBの部品を再利用す
る際、分解が容易であるため再利用の工数が少ない。 (4)ピンを一度抜いたあと各部品は損傷しないので再
度挿入すれば固定出来、部品の再利用性がよい。 等が挙げられる。
【0044】抜けない様にするには、ピンに凹凸状のロ
ーレット加工を施すとか、ねじ形状にすることも考えら
れるが。いずれにしても上記4項目の利便性から考える
と劣る。
【0045】
【実施例】材質として 結合ピン41はステンレス鋼製平行ピン 現像枠体12はポリスチレン樹脂(PS),ABS樹
脂,ポリフェニレンエーテル樹脂(PPO,PPE)等 クリーニング枠体13は(同上) 穴71dと結合ピン41のはめあい隙間は0.02〜
0.2(mm) 結合ピン41の直径は2〜4(mm)
【0046】
【発明の効果】上記電子写真感光体ドラムの支持体と現
像ローラの支持体の結合構成によれば (1)結合部に加わる力の影響によるアーム部の変形振
動を小さく抑えることで、現像部の位置ズレ、振動を小
さくし、画質の向上、安定化につながる。 (2)大容量カートリッジ化、大型サイズカートリッジ
化に伴なう現像装置の重量増大、現像ローラの駆動トル
クの増大にも適応できる。 (3)平行ピン等の簡易な圧入結合によっても、ピンが
抜けることもないので組立および分解も容易、さらには
ピン、圧入穴も再使用できるのでリサイクル性も高める
ことが出来る。 (4)カートリッジの大容量、大型化においても結合ア
ーム部を細く長い形状で使用することが出来る為、装置
のコンパクト化、コストを低く維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】駆動時の力の作用する方向を説明するプロセス
カートリッジの縦断面図である。
【図2】現像部とクリーニング部の結合配置を示すプロ
セスカートリッジの平面図である。
【図3】結合部の力の作用とアームの変形、ピン抜け方
向を説明する部分水平断面図である。
【図4】第1の実施の形態の水平断面図である。
【図5】第1の実施の形態の水平断面図である。
【図6】第2の実施の形態の水平断面図である。
【図7】第2の実施の形態の水平断面図である。
【図8】画像形成装置の縦断面図である。
【図9】プロセスカートリッジの枠体の結合関係を示す
斜視図である。
【符号の説明】
A…画像形成装置 B…プロセスカートリッジ 1…光
学系 2…記録媒体 3…搬送手段 3a…カセット 3b…ピックアップロ
ーラ 3c…圧接部材 3d…搬送ローラ 3e…レジストローラ 3f…搬送
ベルト 3g,3h…排出ローラ 3j…ローラ 3i
…手差しトレイ 4…転写ローラ 5…定着手段 5a…駆動ローラ 5b…ヒータ 5c…支持体 5d
…定着回転体 6…排出部 7…感光体ドラム 8…帯
電ローラ 9…露光開口部 10…現像手段 10a…トナー収納部 10b1,10b2…トナー送
り部材 10c…磁石 10d…現像ローラ 10e…現像ブレード 11…ク
リーニング手段 11a…クリーニングブレード 11
b…スクイシート 11c…廃トナー収納部 12…現
像枠体 13…クリーニング枠体 13a…取付穴 1
3h…現像枠体取付部 15…カバー 15a…軸 1
6…アーム部 16a…凹部 16b…貫通穴 16b
−1…穴入口 16b−2…穴出口 39…結合部材
41…ピン 67…ギアカバー 67c…アーム部 67c1…穴入
口 67c2…穴出口 67X…根元部 67Y…小ねじ 71d…貫通穴 7
1e…穴。
フロントページの続き (72)発明者 野田 晋弥 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも電子写真感光体ドラムの支持
    体と現像ローラの支持体と、現像ローラの支持体から突
    出した一対のアームを有し、該現像ローラの該支持体
    は、前記一対のアームの先端部分で、電子写真感光体ド
    ラムの支持体に、一対の支持軸を中心として回動可能に
    軸支され結合されているプロセスカートリッジにおい
    て、各々、前記支持軸と係合する側のアーム先端部の支
    持軸の軸方向と同方向の厚み方向端面位置が現像ローラ
    の支持体と該アームの根本部分の該支持軸方向略中央で
    あることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 支持軸はカートリッジの支持軸方向外部
    から挿入することで、電子写真感光体ドラムの支持体の
    枠体の支持軸の軸径より大きい外側の孔を通り、現像ロ
    ーラの支持体の支持軸の軸径より大きいアーム先端穴を
    貫通し、前記電子写真感光体の支持体の内側の穴と圧入
    固定される結合構成であって、前記アームの穴形状が支
    持軸挿入方向入口側の内径より出口側の内径の方が小さ
    いことを特徴とする請求項1記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】 前記支持軸は金属の平行ピンであること
    を特徴とする請求項2記載のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記プロセスカートリッジとは、帯電手
    段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体
    とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画
    像形成装置本体に対して着脱可能とするものであること
    を特徴とする請求項1から3の何れか1つに記載のプロ
    セスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記プロセスカートリッジとは、帯電手
    段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと電
    子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成
    装置本体に対して着脱可能とするものであることを特徴
    とする請求項1から3の何れか1つに記載のプロセスカ
    ートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記プロセスカートリッジとは、少なく
    とも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッ
    ジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1つに記載の
    プロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 請求項1から6の何れか1つに記載のプ
    ロセスカートリッジを着脱自在に備えた画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1115354A (ja) * 1997-06-23 1999-01-22 Canon Inc プロセスカートリッジ
JP2000132059A (ja) * 1998-10-22 2000-05-12 Ricoh Co Ltd プロセスカートリッジ、その製造方法及び画像形成装置
JP2004061898A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Murata Mach Ltd 現像装置

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