JPH09260083A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JPH09260083A
JPH09260083A JP7212296A JP7212296A JPH09260083A JP H09260083 A JPH09260083 A JP H09260083A JP 7212296 A JP7212296 A JP 7212296A JP 7212296 A JP7212296 A JP 7212296A JP H09260083 A JPH09260083 A JP H09260083A
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洋 久保田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】放電灯の寿命末期を確実に検出して装置や放電
灯を保護する。 【解決手段】高周波インバータ回路22の出力端子にコ
ンデンサ34及びチョークコイル35を直列に介して蛍
光ランプ36を接続したものにおいて、蛍光ランプ36
の両端に所定レベル以上の直流電圧成分が印加されてい
るとこれを検出して出力をハイレベルにする直流電圧検
出回路38と、この直流電圧検出回路38のハイレベル
出力が蛍光ランプ36の始動に要する時間T1 よりも長
い時間T0継続すると停止信号を出力する判定回路52
と、この判定回路52からの停止信号により高周波イン
バータ回路22の発振を停止制御する周波数コントロー
ル回路56を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光ランプ等の放
電灯を高周波点灯する放電灯点灯装置にかかり、特に、
放電灯の寿命末期を判定する放電灯点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の放電灯点灯装置は、図13に示
すように、直流電源1に高周波インバータ回路2の入力
端子を接続し、このインバータ回路2の出力端子にコン
デンサ3及びチョークコイル4を直列に介して放電灯、
例えば蛍光ランプ5を接続し、この蛍光ランプ5の各フ
ィラメント電極5a,5b間に予熱コンデンサ6を接続
している。なお、直流電源1としては、バッテリーや商
用電源を全波整流して平滑するものなどがある。高周波
インバータ回路2は、一般的に矩形の高周波電圧を出力
し、この高周波電圧をコンデンサ3を介すことで直流成
分をカットし、蛍光ランプ5に交流電流のみを流す。チ
ョークコイル4は、この限流リアクトル成分により蛍光
ランプ5の放電に伴う急激なインピーダンス変化に対し
てランプ電流を均一に保つ作用を為す。予熱コンデンサ
6は、インバータ回路2が発振すると、フィラメント電
極5a,5bを介して共振電流を流し、フィラメント電
極を加熱して放電を容易にさせる。
【0003】蛍光ランプ5の両端間にコンデンサ7,8
を直列に接続した分圧回路を接続し、この分圧回路の中
点に発生する交流電圧をダイオード9,10からなる半
波倍電圧整流回路で倍電圧整流して判定回路11に供給
している。この回路では、交流電圧のピーク電圧に相当
する電圧が判定回路11に供給されることになる。判定
回路11は入力する直流電圧を予め設定した所定電圧と
比較し、入力電圧が所定電圧を越えるとランプ寿命末期
を判定して周波数コントロール回路12に発振停止信号
を供給する。周波数コントロール回路12は発振停止信
号の入力により、インバータ回路2の発振周波数をゼロ
に制御して発振を停止させる。
【0004】ところでランプ5が寿命末期になったまま
インバータ回路2の発振動作を継続させると、過負荷状
態となって回路素子などが破損したり、ランプが破損し
たりする。このため、ランプの寿命末期を検出してイン
バータ回路2の発振動作を停止させることは装置やラン
プを保護するためには大切となる。一般に、蛍光ランプ
5が寿命末期になるとランプのインピーダンスが上昇
し、これによりインバータ回路2が共振Q点に近づいて
共振が強くなり、管電圧(交流成分)が上昇する。従っ
て、この交流成分を半波倍電圧整流回路で倍電圧整流し
た直流電圧を判定回路11で見ればランプのインピーダ
ンスを間接的に知ることができ、ランプのインピーダン
スがランプの寿命末期に対応していれば、結果としてラ
ンプの寿命末期を判定できることになる。この従来装置
はこのようにしてランプの寿命末期を判定してインバー
タ回路2の発振を停止させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ランプのイン
ピーダンスが高くなるのはランプが寿命末期になった場
合のみではなく、ランプを調光した場合、ランプの周囲
温度が低くなった場合、ランプの種類を変えた場合、同
じ種類のランプでも製造のばらつきがある場合などでも
高くなる。従って、このような場合が単独あるいは複合
して起きた時にはランプが正常であるにもかかわらずラ
ンプが寿命末期であると誤判定されてしまう問題があっ
た。また、逆に、ランプが寿命末期になっているにもか
かわらず周囲温度などの要因によって管電圧が上昇せず
ランプの寿命末期が判定されないという問題があった。
【0006】そこで請求項1記載の発明は、放電灯の寿
命末期を確実に検出でき、これにより装置や放電灯の保
護が確実にできる放電灯点灯装置を提供する。
【0007】また、請求項2記載の発明は、複数の放電
灯を同時に点灯するものにおいて、各放電灯の寿命末期
を確実に検出でき、これにより装置や放電灯の保護が確
実にできる放電灯点灯装置を提供する。
【0008】また、請求項3記載の発明は、複数の放電
灯を同時に点灯するものにおいて、各放電灯の寿命末期
を確実に検出でき、これにより装置や放電灯の保護が確
実にでき、しかも回路構成を簡単化できる放電灯点灯装
置を提供する。
【0009】また、請求項4記載の発明は、放電灯の寿
命末期を確実に検出でき、これにより装置や放電灯の保
護が確実にでき、しかも始動時における誤動作を防止で
きる放電灯点灯装置を提供する。
【0010】さらに、請求項5記載の発明は、放電灯の
寿命末期を確実に検出でき、これにより装置や放電灯の
保護が確実にでき、また、始動時における放電灯の不点
灯も確実に検出できる放電灯点灯装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
高周波インバータ回路の出力端子にコンデンサ及びチョ
ークコイルを直列に介して放電灯を接続した放電灯点灯
装置において、放電灯の両端に発生する所定レベル以上
の直流電圧成分を検出する直流電圧検出回路と、この直
流電圧検出回路の検出出力が放電灯の始動に要する時間
よりも長く継続したことを判定する判定回路と、この判
定回路の判定出力に基づいて高周波インバータ回路の発
振を停止又は高周波インバータ回路の出力を弱めるイン
バータ回路制御手段を設けたものである。
【0012】請求項2記載の発明は、高周波インバータ
回路の出力端子にそれぞれコンデンサ及びチョークコイ
ルを直列に介して複数の放電灯を接続した放電灯点灯装
置において、各放電灯の両端に発生する所定レベル以上
の直流電圧成分をそれぞれ検出する複数の直流電圧検出
回路と、この各直流電圧検出回路の検出出力のうち、い
ずれか1つが放電灯の始動に要する時間よりも長く継続
したことを判定する判定回路と、この判定回路の判定出
力に基づいて高周波インバータ回路の発振を停止又は高
周波インバータ回路の出力を弱めるインバータ回路制御
手段を設けたものである。
【0013】請求項3記載の発明は、高周波インバータ
回路の出力端子にそれぞれコンデンサ及びチョークコイ
ルを直列に介して複数の放電灯を接続した放電灯点灯装
置において、各放電灯の両端に発生する所定レベル以上
の直流電圧成分を検出する直流電圧検出回路と、この直
流電圧検出回路の検出出力が放電灯の始動に要する時間
よりも長く継続したことを判定する判定回路と、この判
定回路の判定出力に基づいて高周波インバータ回路の発
振を停止又は高周波インバータ回路の出力を弱めるイン
バータ回路制御手段を設けたものである。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3記載の放電灯点灯装置において、高周波インバータ回
路の出力端子に、直流電圧検出回路に電源として供給す
る直流電圧を発生する直流電源を接続したものである。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
又は4記載の放電灯点灯装置において、判定回路は、直
流電圧検出回路の検出出力が放電灯の始動に要する時間
よりも長い第1の時間継続したとき放電灯の寿命を判定
し、第1の時間よりも長い第2の時間継続したとき放電
灯の始動時の不点灯を判定するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1に示すように、直流電源21
にハーフブリッジ形の高周波インバータ回路22を接続
している。前記直流電源21は、バッテリーや交流電源
を全波整流して平滑する回路等で構成している。前記イ
ンバータ回路22は、直流電源21に1対のMOS型F
ET(電界効果トランジスタ)23,24の直列回路を
並列に接続し、FET23のゲート、ソース間に抵抗2
5とコンデンサ26の直列回路を接続すると共にFET
24のゲート、ソース間に抵抗27とコンデンサ28の
直列回路を接続している。そして、前記各FET23,
24の接続点を第1のカレントトランス29の一端に接
続し、かつ、前記抵抗25とコンデンサ26との直列回
路に抵抗30を介して前記第1のカレントトランス29
と磁気結合した第2のカレントトランス31を並列に接
続し、前記抵抗27とコンデンサ28との直列回路に抵
抗32を介して前記第1のカレントトランス29と磁気
結合した第3のカレントトランス33を並列に接続して
いる。
【0017】前記第1のカレントトランス29の他端
を、コンデンサ34及びチョークコイル35を直列に介
して放電灯である蛍光ランプ36の一方のフィラメント
電極36aの一端に接続している。前記蛍光ランプ36
の他方のフィラメント電極36bの一端を前記FET2
4のソースに接続している。そして、前記蛍光ランプ3
6の各フィラメント電極36a,36bの他端間に予熱
コンデンサ37を接続している。前記蛍光ランプ36の
各フィラメント電極36a,36b間に直流電圧検出回
路38の入力端子を接続している。前記直流電圧検出回
路38は、入力端子となる抵抗39,40の直列分圧回
路を前記蛍光ランプ36の各フィラメント電極36a,
36bの一端間に、抵抗39を電極36a側、抵抗40
を電極36b側にして接続し、かつ、前記抵抗40にコ
ンデンサ41を並列に接続している。そして、前記抵抗
39の一端と抵抗40の一端との接続点を、ダイオード
42を順方向に介しさらに定電圧ダイオード43を介し
てNPN形の第1のトランジスタ44のベースに接続す
るとともに、ダイオード45を逆方向に介してNPN形
の第2のトランジスタ46のエミッタに接続している。
【0018】前記第1のトランジスタ44は、エミッタ
を前記抵抗40の他端に接続し、コレクタをダイオード
47を逆方向に介し、さらに抵抗48を介して+VE 電
源端子に接続している。前記第2のトランジスタ46
は、コレクタをダイオード49を逆方向に介し、さらに
前記抵抗48を介して+VE 電源端子に接続し、ベース
を定電圧ダイオード50を順方向に介して前記抵抗40
の他端に接続している。そして、前記抵抗48と各ダイ
オード47,49のアノードとの接続点の電圧を反転回
路51を介して出力端子から出力している。前記直流電
圧検出回路38の出力端子に判定回路52を接続してい
る。前記判定回路52は、前記直流電圧検出回路38の
反転回路51の出力端子を抵抗53を介してコンデンサ
54の一端に接続するとともにコンパレータ55の一つ
の入力端子に接続している。前記コンデンサ54の他端
は前記定電圧ダイオード50のカソード端子に接続して
いる。前記抵抗53及びコンデンサ54は時定数回路を
構成している。前記コンパレータ55のもう一つの入力
端子には基準電圧refが入力している。
【0019】前記コンパレータ55は、時定数回路から
の入力電圧が基準電圧ref 以上になったときインバータ
回路制御手段を構成する周波数コントロール回路56に
前記インバータ回路22の発振を停止させる停止信号を
供給するようになっている。前記周波数コントロール回
路56は停止信号の入力があると、前記インバータ回路
22の例えばカレントトランス31又は33の回路をオ
フするなどして自励発振を停止させる制御を行うように
なっている。このような構成においては、図2に示すよ
うに直流電源21を時刻t1 にて投入すると、インバー
タ回路22は若干遅れたタイミングの時刻t2 で発振動
作を開始する。インバータ回路22は最初は比較的高い
周波数で動作し、共振Qから離れた位置で発振する。こ
れにより、蛍光ランプ36に印加する高周波電圧が低く
抑えられ、かつ予熱コンデンサ37を介して各フィラメ
ント電極36a,36bに予熱電流が流れこの各フィラ
メント電極を予熱する。
【0020】そして、時刻t3 になると、インバータ回
路22は比較的低い周波数で動作するようになり、共振
Qに近い位置で発振する。これにより、蛍光ランプ36
に印加する高周波電圧が上昇する。こうして、蛍光ラン
プ36は時刻t4 にて放電点灯を開始するようになる。
以降、蛍光ランプ36はインバータ回路22が発振を停
止するまで点灯を維持するようになる。ところで、蛍光
ランプ36が点灯しない間は、ランプは絶縁体と同じな
ので、初めに直流電圧が蛍光ランプ36の両端間に印加
すると、この間はこの直流成分が保持される。そして、
蛍光ランプ36が点灯すると、今度はランプは等価的に
抵抗となるので直流分はキャンセルされる。
【0021】従って、蛍光ランプ36に印加されるラン
プ電圧は図2の(a) に示すようになり、直流電圧検出回
路38は、電源が投入されてから蛍光ランプ36が点灯
を開始するまでの時間T1 だけ直流成分を検出して図2
の(b) に示すハイレベルの信号を出力する。すなわち、
直流電圧検出回路38は+電圧の直流成分を検出する
と、定電圧ダイオード43を介して第1のトランジスタ
44のベースにベース電流を流し、このトランジスタ4
4をオン動作する。これにより、反転回路51への入力
がローレベルとなり、この反転回路51の出力はハイレ
ベルになる。また、−電圧の直流成分を検出すると、定
電圧ダイオード50を介して第2のトランジスタ46の
ベースにベース電流を流し、このトランジスタ46をオ
ン動作する。これにより、反転回路51への入力がやは
りローレベルとなり、この反転回路51の出力はハイレ
ベルとなる。このように、直流電圧検出回路38は直流
成分を検出している時間、反転回路51からの出力をハ
イレベルにする。
【0022】また、蛍光ランプ36が点灯して直流成分
がキャンセルされると、抵抗40の両端間には直流電圧
がほとんど発生しないので、各トランジスタ44,46
はオフ状態を保持し、従って、反転回路51への入力が
ハイレベル、反転回路51の出力レベルがローレベルと
なる。判定回路52では、反転回路51の出力がハイレ
ベルのときに抵抗53を介してコンデンサ54を充電す
る。そして、コンデンサ54の充電レベルが基準電圧re
f 以上になると、コンパレータ55は周波数コントロー
ル回路56に停止信号を供給する。
【0023】従って、蛍光ランプ36が正常な状態で始
動点灯するときの電源投入から点灯開始までの始動に必
要な時間T1 においてはコンデンサ54の充電レベルが
基準電圧ref を越えないように回路時定数や基準電圧re
f を予め設定すれば、始動時において直流電圧検出回路
38の出力が時間T1 だけハイレベルになっても判定回
路52のコンパレータ55の出力は図2の(c) に示すよ
うにローレベル状態を保持してハイレベルな停止信号を
周波数コントロール回路56に供給することはない。す
なわち、判定回路52ではコンデンサ54が充電を開始
してからこのコンデンサ54の充電レベルが基準電圧re
f 以上になるまでの時間T0 をT0 >T1 に設定する。
【0024】蛍光ランプ36が点灯を開始すると、直流
成分がキャンセルされて反転回路51の出力レベルが図
2の(b) に示すようにローレベルとなり、以降、コンパ
レータ55の出力はローレベル状態を保持するようにな
る。また、蛍光ランプ36が寿命末期になり、点灯時に
フィラメント電極36b側からフィラメント電極36a
側に流れる菅電流に対してランプインピーダンスが増加
した場合には、電源投入から蛍光ランプ36が点灯を開
始するまでは正常時と何等変わらない。
【0025】しかし、蛍光ランプ36が点灯すると、ラ
ンプインピーダンスの度合いに応じてランプ電圧は図3
の(a) に示すようにマイナス側に移動し、ランプ電圧の
直流電圧成分は図3の(b) に示すようにマイナス側に偏
移する。この直流電圧成分が定電圧ダイオード50のツ
ェナー電圧よりも大きくマイナス側に偏移すると、直流
電圧検出回路38は定電圧ダイオード50を導通して第
2のトランジスタ46をオン動作し、反転回路51への
入力レベルをローレベルにする。これにより、反転回路
51の出力レベル、すなわち、直流電圧検出回路38の
出力レベルが図3の(c) に示すようにハイレベルとな
る。
【0026】そして、この時間T2 が時間T0 以上にな
ると、すなわち、T2 ≧T0 になると、判定回路52の
コンパレータ55はハイレベルな停止信号を出力し周波
数コントロール回路56に供給する。これにより、周波
数コントロール回路56はインバータ回路22の発振動
作を停止させる。また、逆に、蛍光ランプ36が寿命末
期になり、点灯時にフィラメント電極36a側からフィ
ラメント電極36b側に流れる菅電流に対してランプイ
ンピーダンスが増加した場合には、電源投入から蛍光ラ
ンプ36が点灯を開始するまでは正常時と何等変わらな
い。
【0027】しかし、蛍光ランプ36が点灯すると、ラ
ンプインピーダンスの度合いに応じてランプ電圧は図4
の(a) に示すようにプラス側に移動し、ランプ電圧の直
流電圧成分は図4の(b) に示すようにプラス側に偏移す
る。この直流電圧成分が定電圧ダイオード43のツェナ
ー電圧よりも大きくプラス側に偏移すると、直流電圧検
出回路38は定電圧ダイオード43を導通して第1のト
ランジスタ44をオン動作し、反転回路51への入力レ
ベルをローレベルにする。これにより、反転回路51の
出力レベル、すなわち、直流電圧検出回路38の出力レ
ベルが図4の(c) に示すようにハイレベルとなる。
【0028】そして、この時間T2 が時間T0 以上にな
ると、すなわち、T2 ≧T0 になると、判定回路52の
コンパレータ55はハイレベルな停止信号を出力し周波
数コントロール回路56に供給する。これにより、周波
数コントロール回路56はインバータ回路22の発振動
作を停止させる。このように、蛍光ランプ36が寿命末
期になってランプインピーダンスに偏りが生じると、直
流電圧検出回路38はそれによって発生する直流電圧成
分を検出して判定回路52にハイレベル出力を時間T0
以上のT2 時間継続して供給するので、判定回路52の
コンパレータ55からT2 時間継続後に停止信号が発生
し、これにより周波数コントロール回路56はインバー
タ回路22の発振動作を停止させる。従って、過負荷状
態のためにインバータ回路22の回路素子が破損した
り、蛍光ランプ36が破損することはなく、装置やラン
プの保護が確実にできる。また、ランプ電圧を検出する
のではなく、ランプに印加する直流電圧成分を検出し、
しかもこの直流成分が所定レベル以上で、かつ、蛍光ラ
ンプ36が正常な状態で始動点灯するときの電源投入か
ら点灯開始までの始動に必要な時間T1 よりも長い所定
時間T0 以上継続したとき初めてランプの寿命末期を検
出するので、たとえランプを調光したり、ランプの周囲
温度が低くなったり、ランプの種類を変えたり、同じ種
類のランプでも製造のばらつきがあっても、それとは関
係なくランプの寿命末期を確実に検出できる。
【0029】また、始動時において蛍光ランプ36が点
灯しなかったときには、蛍光ランプ36に印加するラン
プ電圧は図5の(a) に示すようになり、この蛍光ランプ
36に印加する直流電圧成分は図5の(b) に示すように
時間T1 より長く維持される。従って、直流電圧検出回
路38からのハイレベル出力も図5の(c) に示すように
時間T1 より長く維持される。そして、この維持時間が
T0 以上継続されると、判定回路52のコンパレータ5
5から図5の(d) に示すように停止信号が発生し、これ
により周波数コントロール回路56はインバータ回路2
2の発振動作を停止させる。こうして、蛍光ランプ36
が始動によって点灯しない場合にもこの回路は動作し、
インバータ回路22の発振動作を停止させることができ
る。
【0030】(第2の実施の形態)なお、前述した実施
の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明
は省略する。これは図6に示すように3灯点灯用の放電
灯点灯装置に適用したものである。すなわち、高周波イ
ンバータ回路22の出力端子に、コンデンサ341 及び
チョークコイル351 を直列に介して蛍光ランプ361
のフィラメント電極361 a,361 bの一端を接続
し、コンデンサ342 及びチョークコイル352 を直列
に介して蛍光ランプ362 のフィラメント電極362
a,362 bの一端を接続し、コンデンサ343 及びチ
ョークコイル353 を直列に介して蛍光ランプ363 の
フィラメント電極363 a,363 bの一端を接続して
いる。そして、各蛍光ランプ361 ,362 ,363 の
フィラメント電極361 a,362 a,363 aの他端
とフィラメント電極361 b,362 b,363 bの他
端との間に予熱コンデンサ371 ,372 ,373 をそ
れぞれ接続している。
【0031】前記各蛍光ランプ361 ,362 ,363
に印加する電圧の直流電圧成分をそれぞれ前記直流電圧
検出回路38と同一構成の直流電圧検出回路381 ,3
82,383 で検出するようになっている。前記各直流
電圧検出回路381 ,382,383 の出力をオアゲー
ト回路61を介して判定回路52に供給している。この
構成においては、各蛍光ランプ361 ,362 ,363
の1つでも寿命末期になると該当する直流電圧検出回路
の出力が時間T0 以上ハイレベル状態を継続し、この出
力がオアゲート回路61を介して判定回路52に供給さ
れる。これにより、判定回路52は停止信号を周波数コ
ントロール回路56に供給する。こうして、高周波イン
バータ回路22の発振動作が停止され、装置やランプが
破損から保護される。このように3灯の蛍光ランプを同
時に点灯するものにおいて各蛍光ランプの寿命末期を確
実に検出でき、これにより装置や蛍光ランプの保護が確
実にできる。
【0032】また、始動時に各蛍光ランプ361 ,36
2 ,363 の1つでも不点灯になると該当する直流電圧
検出回路の出力が時間T0 以上ハイレベル状態を継続
し、この出力がオアゲート回路61を介して判定回路5
2に供給される。これにより、判定回路52は停止信号
を周波数コントロール回路56に供給する。こうして、
高周波インバータ回路22の発振動作が停止される。こ
のように、始動時における蛍光ランプの不点灯も確実に
検出できる。
【0033】(第3の実施の形態)なお、前述した実施
の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明
は省略する。これは図7に示すように3灯点灯用の放電
灯点灯装置に適用したものである。すなわち、高周波イ
ンバータ回路22の出力端子に、コンデンサ341 及び
チョークコイル351 を直列に介して蛍光ランプ361
のフィラメント電極361 a,361 bの一端を接続
し、コンデンサ342 及びチョークコイル352 を直列
に介して蛍光ランプ362 のフィラメント電極362
a,362 bの一端を接続し、コンデンサ343 及びチ
ョークコイル353 を直列に介して蛍光ランプ363 の
フィラメント電極363 a,363 bの一端を接続して
いる。そして、各蛍光ランプ361 ,362 ,363 の
フィラメント電極361 a,362 a,363 aの他端
とフィラメント電極361 b,362 b,363 bの他
端との間に予熱コンデンサ371 ,372 ,373 をそ
れぞれ接続している。
【0034】前記各蛍光ランプ361 ,362 ,363
に印加する電圧の直流電圧成分を1つの直流電圧検出回
路62で検出するようになっている。前記直流電圧検出
回路62は、図8に示すように、前記蛍光ランプ361
の各フィラメント電極361 a,361 bの一端間に、
抵抗391 ,401 の直列分圧回路を、抵抗391 を電
極361 a側、抵抗401 を電極361 b側にして接続
し、かつ、前記抵抗401 にコンデンサ411 を並列に
接続している。また、前記蛍光ランプ362 の各フィラ
メント電極362 a,362 bの一端間に、抵抗392
,402 の直列分圧回路を、抵抗392 を電極362
a側、抵抗402を電極362 b側にして接続し、か
つ、前記抵抗402 にコンデンサ412 を並列に接続し
ている。また、前記蛍光ランプ363 の各フィラメント
電極363 a,363 bの一端間に、抵抗393 ,40
3 の直列分圧回路を、抵抗393 を電極363 a側、抵
抗403 を電極363 b側にして接続し、かつ、前記抵
抗403 にコンデンサ413 を並列に接続している。
【0035】そして、前記抵抗391 の一端と抵抗40
1 の一端との接続点を、ダイオード421 を順方向に介
しさらに定電圧ダイオード43を介してNPN形の第1
のトランジスタ44のベースに接続するとともにダイオ
ード451 を逆方向に介してNPN形の第2のトランジ
スタ46のエミッタに接続している。また、前記抵抗3
92 の一端と抵抗402 の一端との接続点を、ダイオー
ド422 を順方向に介しさらに前記定電圧ダイオード4
3を介して前記第1のトランジスタ44のベースに接続
するとともにダイオード452 を逆方向に介して前記第
2のトランジスタ46のエミッタに接続している。ま
た、前記抵抗393 の一端と抵抗403 の一端との接続
点を、ダイオード423 を順方向に介しさらに前記定電
圧ダイオード43を介して前記第1のトランジスタ44
のベースに接続するとともにダイオード453 を逆方向
に介して前記第2のトランジスタ46のエミッタに接続
している。
【0036】前記第1のトランジスタ44は、エミッタ
を前記抵抗401 ,402 ,403の他端に接続し、コ
レクタをダイオード47を逆方向に介し、さらに抵抗4
8を介して+VE 電源端子に接続している。前記第2の
トランジスタ46は、コレクタをダイオード49を逆方
向に介し、さらに前記抵抗48を介して+VE 電源端子
に接続し、ベースを定電圧ダイオード50を順方向に介
して前記抵抗401 ,402 ,403 の他端に接続して
いる。そして、前記抵抗48と各ダイオード47,49
のアノードとの接続点の電圧を反転回路51を介して出
力端子から判定回路52に出力している。
【0037】この構成においては、各蛍光ランプ361
,362 ,363 の1つでも寿命末期になると定電圧
ダイオード43を介して第1のトランジスタ44がオン
するか、定電圧ダイオード50を介して第2のトランジ
スタ46がオンし、直流電圧検出回路62の出力が時間
T0 以上ハイレベル状態を継続し、この出力が判定回路
52に供給される。これにより、判定回路52は停止信
号を周波数コントロール回路56に供給する。こうし
て、高周波インバータ回路22の発振動作が停止され、
装置やランプが破損から保護される。このように3灯の
蛍光ランプを同時に点灯するものにおいて各蛍光ランプ
の寿命末期を確実に検出でき、これにより装置や蛍光ラ
ンプの保護が確実にできる。しかも、直流電圧検出回路
62を各蛍光ランプに対して共通に使用しているので、
直流電圧検出回路の構成が簡単となる。
【0038】また、始動時に各蛍光ランプ361 ,36
2 ,363 の1つでも不点灯になると直流電圧検出回路
の出力が時間T0 以上ハイレベル状態を継続し、この出
力が判定回路52に供給される。これにより、判定回路
52は停止信号を周波数コントロール回路56に供給す
る。こうして、高周波インバータ回路22の発振動作が
停止される。このように、始動時における蛍光ランプの
不点灯も確実に検出できる。
【0039】(第4の実施の形態)これは図9に示すよ
うに、図1に示した直流電圧検出回路38の変形例を示
し、この直流電圧検出回路は、ダイオード42のカソー
ドを定電圧ダイオード43を介して抵抗63,64の直
列分圧回路の一端に接続している。前記直列分圧回路の
他端を抵抗40の他端に接続している。そして、前記抵
抗63,64の接続点を第1のトランジスタ44のベー
スに接続している。前記定電圧ダイオード43、抵抗6
3,64の直列回路にコンデンサ65を並列に接続し、
前記第1のトランジスタ44のベース、エミッタ間にコ
ンデンサ66を接続している。
【0040】前記第1のトランジスタ44は、コレクタ
をPNP形の第3のトランジスタ67のベースに接続し
ている。前記第3のトランジスタ67は、エミッタを前
記抵抗40の他端に接続し、コレクタをダイオード47
を逆方向に介し、さらに抵抗48を介して+VE 電源端
子に接続している。ダイオード45のアノードを第2の
トランジスタ46のエミッタに接続している。前記第2
のトランジスタ46は、コレクタをPNP形の第4のト
ランジスタ68のベースに接続し、ベースを抵抗69及
び定電圧ダイオード50を介して前記抵抗40の他端に
接続している。前記第2のトランジスタ46のベース、
エミッタ間に抵抗70とコンデンサ71の並列回路を接
続している。
【0041】前記第4のトランジスタ68は、コレクタ
を前記抵抗40の他端に接続し、エミッタをダイオード
49を逆方向に介し、さらに前記抵抗48を介して+V
E 電源端子に接続している。前記第2のトランジスタ4
6のコレクタと第4のトランジスタ68のエミッタとの
間に抵抗72を接続している。前記抵抗70とコンデン
サ71の並列回路と前記抵抗69と定電圧ダイオード5
0との直列回路にコンデンサ73を並列に接続してい
る。
【0042】直流電圧検出回路をこのように構成するこ
とで、蛍光ランプ36に印加する直流電圧成分がプラス
側に偏移した時にオン動作するトランジスタ回路(トラ
ンジスタ44,67)及びマイナス側に偏移した時にオ
ン動作するトランジスタ回路(トランジスタ46,6
8)のhfeを大きくでき、感度を上げることができ
る。これにより、判定回路52に供給する出力電流が充
分に大きくなる。従って、判定回路52に入力インピー
ダンスが低いときには有効である。
【0043】(第5の実施の形態)これは図10に示す
ように、図1に示した直流電圧検出回路38の変形例を
示し、この直流電圧検出回路75は、蛍光ランプ36の
各フィラメント電極36a,36bの一端間に抵抗76
を介してコンデンサ77を接続している。そして、前記
コンデンサ77に全波整流ダイオードブリッジ回路78
の入力端子を接続し、このダイオードブリッジ回路78
の出力端子にコンデンサ79を接続している。前記コン
デンサ79に定電圧ダイオード80及び抵抗81を介し
てフォトカプラ82の発光ダイオード82Dを接続して
いる。
【0044】前記フォトカプラ82は、ホトトランジス
タ82Tのエミッタをコンデンサ83を介して前記蛍光
ランプ36のフィラメント電極36bの一端に接続し、
ホトトランジスタ82Tのコレクタを抵抗84を介して
+VE 電源端子に接続している。そして、前記ホトトラ
ンジスタ82Tのコレクタ、エミッタ間の出力を反転回
路51を介して判定回路52に供給するようになってい
る。
【0045】この回路では、蛍光ランプ36に印加する
直流電圧成分がプラス側に偏移してもマイナス側に偏移
してもダイオードブリッジ回路78の出力端子に接続し
たコンデンサ79には図に示す極性の直流電圧が充電さ
れ、この直流電圧が定電圧ダイオード80のツェナー電
圧を越えると、定電圧ダイオード80が導通して発光ダ
イオード82Dが発光する。これにより、ホトトランジ
スタ82Tがオン動作して反転回路51の出力端子にハ
イレベルな出力が発生する。このように構成すること
で、蛍光ランプ36の各フィラメント電極36a,36
bのいずれも接地電位から離れている場合に対処でき
る。
【0046】(第6の実施の形態)これは図11に示す
ように、高周波インバータ回路22の出力端子にコンデ
ンサ85,86の直列分圧回路を並列に接続し、コンデ
ンサ86にダイオード87を逆極性にして並列に接続す
るとともにダイオード88を順方向に介してコンデンサ
89を並列に接続して倍電圧整流回路を構成している。
そして、コンデンサ89に抵抗90を並列に接続し、こ
のコンデンサ89と抵抗90との並列回路の両端から+
VE 電源を取り出し、この+VE 電源を直流電圧検出回
路38の+VE 電源端子に供給している。
【0047】このような構成においては、図12に示す
ように直流電源21を時刻t1 にて投入してもインバー
タ回路22がすぐには発振せず、比較的長い時間経過し
た後の時刻t2 で発振動作を開始したとすると、電源の
投入時t1 から直ぐに直流電圧検出回路38の出力がハ
イレベルになった場合には、蛍光ランプ36が点灯を開
始する前に判定回路52が時間T0 以上を検出して停止
信号が発生するという誤動作が生じる。この点、この構
成ではインバータ回路22が発振動作を開始しない限り
直流電圧検出回路38には+VE 電源が供給されないの
で、直流電圧検出回路38は動作しない。すなわち、図
12の(c) に示すように直流電圧検出回路38の出力は
時刻t2 になるまではハイレベルとはならない。
【0048】そして、時刻t3 になると蛍光ランプ36
に印加する高周波電圧が上昇し、さらに時刻t4 になる
と蛍光ランプ36は放電点灯を開始するようになり、直
流電圧検出回路38の出力もローレベルとなる。この動
作において直流電圧検出回路38の出力がハイレベルに
なっている時間T10は判定回路52が蛍光ランプ36の
寿命末期や不点灯を判定するための時間T0 よりも充分
に短いので、判定回路52が誤って停止信号を周波数コ
ントロール回路56に供給することはない。
【0049】このように、インバータ回路22の出力で
+VE 電源を発生させることで、たとえ始動時にインバ
ータ回路22の発振動作の開始が大幅に遅れても誤動作
することはない。なお、図12の(a) は蛍光ランプ36
に印加されるランプ電圧波形を示し、図12の(b) はラ
ンプ電圧ないの直流電圧成分波形を示し、図12の(d)
は判定回路52の出力波形を示している。
【0050】なお、前述した各実施の形態では、判定回
路として、蛍光ランプの寿命末期を判定する時間も蛍光
ランプの始動時の不点灯を判定する時間も共通の時間T
0 を使用して判定するものについて述べたが必ずしもこ
れに限定するものではなく、蛍光ランプの寿命末期を判
定する時間をT01、蛍光ランプの始動時の不点灯を判定
する時間をT02(>T01)として別々に設定し、始動時
に直流電圧検出回路の出力のハイレベル状態が第2の時
間T02以上継続すると判定回路が不点灯を判定し、ま
た、点灯時に直流電圧検出回路の出力のハイレベル状態
が第1の時間T01以上継続すると判定回路が蛍光ランプ
の寿命末期を判定するようにしてもよい。これを実現す
るには、例えばコンパレータに入力する基準電圧をVre
f1とVref2(>Vref1)の2つとし、始動時には基準電
圧Vref1を使用し、点灯時には基準電圧Vref2を使用す
るように切り替えればよい。また、コンパレータの入力
端子に接続した時定数回路の時定数を始動時と点灯時で
切り替えるようにしてもよい。
【0051】また、前述した各実施の形態では、周波数
コントロール回路として、判定回路からの停止信号によ
り高周波インバータ回路の発振動作を停止させるものに
ついて述べたが必ずしもこれに限定するものではない。
すなわち、高周波インバータ回路は発振周波数が高くな
ると共振Qから離れる特性を有し、共振Qから離れると
発振出力が弱まることが知られている。従って、周波数
コントロール回路として、判定回路からの出力信号によ
り高周波インバータ回路の発振周波数を高めてインバー
タ回路の出力を弱める制御を行うものであってもよい。
このようにしても、インバータ回路の回路素子や蛍光ラ
ンプを破損から保護することができる。
【0052】
【発明の効果】以上、請求項1記載の発明によれば、放
電灯の寿命末期を確実に検出でき、これにより装置や放
電灯の保護が確実にできる。また、請求項2記載の発明
によれば、複数の放電灯を同時に点灯するものにおい
て、各放電灯の寿命末期を確実に検出でき、これにより
装置や放電灯の保護が確実にできる。また、請求項3記
載の発明によれば、複数の放電灯を同時に点灯するもの
において、各放電灯の寿命末期を確実に検出でき、これ
により装置や放電灯の保護が確実にでき、しかも直流電
圧検出回路の構成を簡単化できる。また、請求項4記載
の発明によれば、放電灯の寿命末期を確実に検出でき、
これにより装置や放電灯の保護が確実にでき、しかも始
動時に高周波インバータ回路の発振動作の開始が大幅に
遅れたときの誤動作を防止できる。さらに、請求項5記
載の発明によれば、放電灯の寿命末期を確実に検出で
き、これにより装置や放電灯の保護が確実にでき、ま
た、始動時における放電灯の不点灯も確実に検出でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路構成図。
【図2】同実施の形態における正常なランプの始動、点
灯時の回路動作を説明するための各部の波形図。
【図3】同実施の形態における寿命末期のランプの始
動、点灯時の回路動作を説明するための各部の波形図。
【図4】同実施の形態における寿命末期のランプの始
動、点灯時の回路動作を説明するための各部の波形図。
【図5】同実施の形態における不点灯ランプの始動時の
回路動作を説明するための各部の波形図。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す回路ブロック
図。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す回路ブロック
図。
【図8】同実施の形態における直流電圧検出回路の回路
構成図。
【図9】本発明の第4の実施の形態における直流電圧検
出回路の回路構成図。
【図10】本発明の第5の実施の形態における直流電圧
検出回路を含む部分回路構成図。
【図11】本発明の第6の実施の形態を示す回路ブロッ
ク図。
【図12】同実施の形態におけるランプの始動時の回路
動作を説明するための各部の波形図。
【図13】従来例を示す回路ブロック図。
【符号の説明】
22…高周波インバータ回路 34…コンデンサ 35…チョークコイル 36…蛍光ランプ(放電灯) 38…直流電圧検出回路 52…判定回路 56…周波数コントロール回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波インバータ回路の出力端子にコン
    デンサ及びチョークコイルを直列に介して放電灯を接続
    した放電灯点灯装置において、 前記放電灯の両端に発生する所定レベル以上の直流電圧
    成分を検出する直流電圧検出回路と、この直流電圧検出
    回路の検出出力が前記放電灯の始動に要する時間よりも
    長く継続したことを判定する判定回路と、この判定回路
    の判定出力に基づいて前記高周波インバータ回路の発振
    を停止又は前記高周波インバータ回路の出力を弱めるイ
    ンバータ回路制御手段を設けたことを特徴とする放電灯
    点灯装置。
  2. 【請求項2】 高周波インバータ回路の出力端子にそれ
    ぞれコンデンサ及びチョークコイルを直列に介して複数
    の放電灯を接続した放電灯点灯装置において、 前記各放電灯の両端に発生する所定レベル以上の直流電
    圧成分をそれぞれ検出する複数の直流電圧検出回路と、
    この各直流電圧検出回路の検出出力のうち、いずれか1
    つが前記放電灯の始動に要する時間よりも長く継続した
    ことを判定する判定回路と、この判定回路の判定出力に
    基づいて前記高周波インバータ回路の発振を停止又は前
    記高周波インバータ回路の出力を弱めるインバータ回路
    制御手段を設けたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 高周波インバータ回路の出力端子にそれ
    ぞれコンデンサ及びチョークコイルを直列に介して複数
    の放電灯を接続した放電灯点灯装置において、 前記各放電灯の両端に発生する所定レベル以上の直流電
    圧成分を検出する直流電圧検出回路と、この直流電圧検
    出回路の検出出力が前記放電灯の始動に要する時間より
    も長く継続したことを判定する判定回路と、この判定回
    路の判定出力に基づいて前記高周波インバータ回路の発
    振を停止又は前記高周波インバータ回路の出力を弱める
    インバータ回路制御手段を設けたことを特徴とする放電
    灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 高周波インバータ回路の出力端子に、直
    流電圧検出回路に電源として供給する直流電圧を発生す
    る直流電源を接続したことを特徴とする請求項1、2又
    は3記載の放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 判定回路は、直流電圧検出回路の検出出
    力が放電灯の始動に要する時間よりも長い第1の時間継
    続したとき放電灯の寿命を判定し、第1の時間よりも長
    い第2の時間継続したとき放電灯の始動時の不点灯を判
    定することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の
    放電灯点灯装置。
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