JPH0925903A - 同調駆動装置 - Google Patents

同調駆動装置

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JPH0925903A
JPH0925903A JP20053595A JP20053595A JPH0925903A JP H0925903 A JPH0925903 A JP H0925903A JP 20053595 A JP20053595 A JP 20053595A JP 20053595 A JP20053595 A JP 20053595A JP H0925903 A JPH0925903 A JP H0925903A
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JP
Japan
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cylinders
hydraulic
cylinder
pressure
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP20053595A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tanaka
博 田中
Daisaku Mizoguchi
大作 溝口
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP20053595A priority Critical patent/JPH0925903A/ja
Publication of JPH0925903A publication Critical patent/JPH0925903A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な装置でシリンダの同調をおこなうこと
ができる同調駆動装置を提供する。 【解決手段】 同サイズの2本の両ロッド形複動シリン
ダ22a,22bを油圧配管25で直列に接続し、これ
ら両シリンダの他の配管接続口24a,23bをそれぞ
れ圧力伝達器26a,26bの油圧配管口に接続し、こ
れら両圧力伝達器の空気配管口を、方向切換弁36を介
して空気圧力源35に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は同調駆動装置に関
し、さらに詳しくは被駆動体駆動用の2本のシリンダを
同調させる同調駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にストリップ材を熱風あるいは冷風
で浮かせながら焼なまし処理するフローティング式スト
リップ連続焼鈍炉においては、炉の操業開始時に新しく
ストリップ材を通板するためにスレッディングロールを
炉長方向に所定間隔で複数本設置して用いている。この
スレッディングロールは、通板時のみロール上面がパス
ライン位置に達するまで上昇させ、モータ駆動により該
ロールを回転駆動して通板後、所定の退避位置まで下降
させ該位置に保持するものである。そしてこのスレッデ
ィングロールの昇降駆動は、スレッディングロールの両
端部をそれぞれ油圧シリンダで駆動するのが一般的であ
り、駆動機構各部に無理がかからないようにこの2本の
油圧シリンダは同調させる必要がある。
【0003】この同調のためには、駆動用の油圧シリン
ダの給排油路にシンクロナイズシリンダ(同調シリン
ダ)やサーボバルブを接続して給排油量を等量化する方
法があるが、いずれも高精度の機器を用いるため費用が
かさむ。また油圧シリンダ駆動のためには油圧パワーユ
ニットを必要とするのでこの点でも費用のかさむもので
あった。そこで駆動シリンダとして空圧シリンダを用い
れば、費用の低減化をはかることができるのであるが、
空気は圧縮性が大きいため2本のシリンダの同調は極め
て困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記従来の
問題点を解決するもので、安価な装置でシリンダの同調
をおこなうことができる同調駆動装置を提供しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の同調駆動装置
は、同サイズの2本の両ロッド形複動シリンダを油圧配
管で直列に接続し、前記両シリンダの他の配管接続口を
それぞれ圧力伝達器の油圧配管口に接続し、前記両圧力
伝達器の空気配管口を、方向切換弁を介して空気圧力源
に接続したことを特徴とする。
【0006】この発明において圧力伝達器としては、空
気圧を同圧力の油圧に変換する通常の圧力伝達器の他、
空気圧を高圧力の油圧に変換する増圧器(エアハイドロ
リックブースタ)を使用することもでき、この場合は油
圧シリンダの小型化あるいは大駆動力の発生を達成で
き、この増圧器も本発明における圧力伝達器に含むもの
とする。
【0007】この発明の同調駆動装置においては、空気
圧力源からの空気圧は、圧力伝達器において油圧に変換
され、その油圧は、油圧配管で直列に接続された同サイ
ズの2本の両ロッド形複動シリンダに供給され、両シリ
ンダのピストンロッドを同方向に同速度で駆動する。両
シリンダは油圧駆動されるため、空気の圧縮性により同
調が崩れることがない。
【0008】また圧力伝達器に空気圧を供給する空気圧
力源としては、たとえば工場内に配管されている圧縮空
気配管を使用することもでき、これにより専用のパワー
ユニットを新たに設ける必要はなくなり、構造簡潔で安
価な圧力伝達器を使用することとあいまって、経済的に
シリンダの同調駆動をおこなうことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図1乃至図4により、この発
明の一実施形態を説明する。図2乃至図4において、1
はフローティング式ストリップ連続焼鈍炉で、2はその
炉体である。なおストリップおよびそのフローティング
と加熱をおこなうためのプレナムチャンバの図示は、省
略してある。3はスレッディングロールで、その両端部
を回転自在に支持する軸受箱4a,4bを介して、図1
に示す同調駆動装置21の両ロッド形複動シリンダ(以
下、単にシリンダと称する)22a,22bにより、昇
降駆動される。スレッディングロール3の一端部は、自
在継手形たわみ軸5を介して、フレーム6上に取付けた
モータ7によって回転駆動される。
【0010】図3および図4は、軸受箱4aの支持構造
部を示すが、もう一方の軸受箱4bの支持構造も同じで
ある。11は炉体2の側壁2aの外殻部に固定取付けし
た基板、12はこの基板11の図4における左右両縁部
に設けた断面コ字状のガイド13により、両縁部を昇降
自在に支持された昇降板、14はこの昇降板12の裏面
(炉体側の面)部に貼付けたシール材で、ロックウール
などの可撓性耐火材から成り、基板11の表面に摺接し
てこの基板11および炉体の側壁2aに穿設した長円形
の貫通孔15,16をシールするためのものである。
【0011】軸受箱4aは昇降板12の表面部に固定取
付けされ、内部に球面軸受17を収容し、スレッディン
グロール3がこの球面軸受17により回転自在に支持さ
れている。シリンダ22aのピストンロッド41aの上
側突出端部は、軸受箱4aにピン連結18され、シリン
ダ22aのシリンダ本体のトラニオン軸42aは、フレ
ーム6上に取付けた軸受19により揺動可能に支持され
ている。なおこれらのピン連結18および軸受19によ
る支持は、昇降板12と一体となった軸受箱4aの昇降
に伴う微小な横ブレを吸収するためのものである。
【0012】次に同調駆動装置21を示す図1におい
て、22a,22bは同サイズのシリンダ(両ロッド形
複動シリンダ)で、シリンダ22aの上側(駆動体側)
の配管接続口23aとシリンダ22bの下側(反駆動体
側)の配管接続口24bとを、油圧配管25で接続し
て、両シリンダ22a,22bを直列に接続してある。
またシリンダ22aの下側の配管接続口24aと圧力伝
達器26aの油圧配管口とを油圧配管27により、シリ
ンダ22bの上側の配管接続口23bと圧力伝達器26
bの油圧配管口とを油圧配管28により、それぞれ接続
してある。又図中、破線で示した管路は漏れ油補給管路
29で、その一端部には油補給用の油タンク30が接続
してある。また31〜34はコックで、平常時はコック
31および32は開状態、コック33および34は閉状
態として使用される。
【0013】35は空気圧力源で、この実施形態では工
場内に配管されている圧縮空気配管(詳しくは該配管の
先に接続されている圧縮機)を、空気圧力源35として
使用する。36は上記圧縮空気配管に接続された方向切
換弁で、そのA,Bポートは圧力伝達器26a,26b
の各空気配管口に、それぞれ空気配管37a,37bに
より接続されている。
【0014】上記構成の装置において、焼鈍炉1の操業
時には、方向切換弁36は図1に示す切換位置にあり、
スレッディングロール3は実線図示の下降端位置にあ
る。スレッディングロール3による通板時には、図1に
おいて方向切換弁36を左方へ切換え、PポートをAポ
ートに連通させる。これによって空気圧力源35からの
空気圧は圧力伝達器26aにより同圧の油圧に変換さ
れ、シリンダ22aのピストンロッド41aを上昇駆動
するとともに、該上昇に伴う油圧配管25を介しての圧
油供給を受けてシリンダ22bのピストンロッド41b
も同速で上昇し、スレッディングロール3は水平状態の
まま上昇駆動される。
【0015】シリンダ22a,22bのピストンロッド
上昇端位置において、スレッディングロール3は、図1
および図3に鎖線3Aで示すスレッディング位置に保持
されるので、モータ7による回転駆動をおこなって通板
をおこなえばよい。通板後は方向切換弁36を図1に示
す切換状態に戻せば、空気圧力源35からの空気圧は、
圧力伝達器26bに供給されて同圧の油圧に変換され、
この油圧によりシリンダ22bおよび22aのピストン
ロッド41b,41aは、同調して下降駆動され、スレ
ッディングロール3は水平状態のまま下降駆動され、各
シリンダのピストンロッド下降端位置に相当する退避位
置まで下降し該位置に保持される。
【0016】またシリンダの同調誤差が集積されてたと
えばシリンダ22aのピストンロッド41aが下降不足
(あるいはシリンダ22bのピストンロッド41bが上
昇不足)となった場合は、図1に示す方向切換弁切換状
態でコック32を閉、コック33を開とし、ピストンロ
ッド41aを所望量だけ下方へ駆動したのち、両コック
を元に戻せばよく、同様にしてコック31の閉およびコ
ック34の開操作により、シリンダ22bのピストンロ
ッド41bの下降不足の補正もおこなえる。また両シリ
ンダ22a,22bを下降端位置で自重補正するには、
方向切換弁36により通常の下降駆動をおこなったの
ち、コック34を開いてスレッディングロール3や軸受
箱等の自重により各ピストンロッド41a,41bをス
トロークエンドまで下降させ、その後コック34を閉じ
ればよい。
【0017】上記のように両シリンダ22a,22bは
油圧によって良好に同調駆動され、圧力伝達器26a,
26bに供給される圧縮空気の圧縮性により上記の同調
が崩れることはなく、また上昇(あるいは下降)起動時
などに該圧縮性によりスレッディングロール3に多少ス
ティックスリップ状の運動が生じても、該運動は同調を
維持したままおこなわれるので、スレッディングロール
3が傾斜して各部に無理がかかるということはない。
【0018】この発明は上記実施形態に限定されるもの
ではなく、たとえば、方向切換弁36としては上記形式
以外のものを使用してもよく、またシリンダ22a,2
2bによる被駆動物(スレッディングロール3)の駆動
は、上記のようにピストンロッド41a,41bを軸受
箱4a,4bに直結して直線状の軌跡に沿って昇降駆動
する他、ピストンロッド41a,41bと軸受箱4a,
4bの間にリンクその他の駆動機構を介在させてスレッ
ディングロール3を直線状あるいは曲線状などの各種軌
跡に沿って駆動するようにしてもよい。
【0019】またこの発明は、スレッディングロールの
他、各種の被駆動体を駆動するシリンダの同調駆動装置
に広く適用できるものである。
【0020】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
空気圧力源からの空気圧をエネルギ源および駆動方向制
御用の媒体として用い、この空気圧を圧力伝達器によっ
て変換した油圧で両ロッド形複動シリンダの同調駆動を
おこなうようにしたので、両シリンダは空気の圧縮性に
よる影響を受けずに良好に同調駆動され、空気圧力源と
しては工場内の圧縮空気配管や油圧パワーユニットに比
べて安価で保守の手間もかからない圧縮機を使用でき、
構造簡潔な圧力伝達器を使用することとあいまって、安
価な装置で経済的にシリンダの同調をおこなうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示すスレッディングロ
ールの同調駆動装置の油空圧回路図である。
【図2】図1の同調駆動装置により駆動されるスレッデ
ィングロールをそなえたフローティング式ストリップ連
続焼鈍炉の炉体の横断面図である。
【図3】図2のX部拡大断面図である。
【図4】図3の矢視Y−Y側面図である。
【符号の説明】
3…スレッディングロール、4a…軸受箱、4b…軸受
箱、12…昇降板、13…ガイド、21…同調駆動装
置、22a…両ロッド形複動シリンダ、22b…両ロッ
ド形複動シリンダ、23a…配管接続口、23b…配管
接続口、24a…配管接続口、24b…配管接続口、2
5…油圧配管、26a…圧力伝達器、26b…圧力伝達
器、27…油圧配管、28…油圧配管、35…空気圧力
源、36…方向切換弁、37a…空気配管、37b…空
気配管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同サイズの2本の両ロッド形複動シリン
    ダを油圧配管で直列に接続し、前記両シリンダの他の配
    管接続口をそれぞれ圧力伝達器の油圧配管口に接続し、
    前記両圧力伝達器の空気配管口を、方向切換弁を介して
    空気圧力源に接続したことを特徴とする同調駆動装置。
JP20053595A 1995-07-12 1995-07-12 同調駆動装置 Pending JPH0925903A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20053595A JPH0925903A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 同調駆動装置

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JP20053595A JPH0925903A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 同調駆動装置

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JPH0925903A true JPH0925903A (ja) 1997-01-28

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ID=16425929

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JP20053595A Pending JPH0925903A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 同調駆動装置

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JP (1) JPH0925903A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105478639A (zh) * 2014-09-16 2016-04-13 青岛德盛机械制造有限公司 滚丝机及其进给控制***
JPWO2021070828A1 (ja) * 2019-10-07 2021-04-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105478639A (zh) * 2014-09-16 2016-04-13 青岛德盛机械制造有限公司 滚丝机及其进给控制***
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