JPH09258087A - 移動機構および光学機器 - Google Patents

移動機構および光学機器

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JPH09258087A
JPH09258087A JP9599096A JP9599096A JPH09258087A JP H09258087 A JPH09258087 A JP H09258087A JP 9599096 A JP9599096 A JP 9599096A JP 9599096 A JP9599096 A JP 9599096A JP H09258087 A JPH09258087 A JP H09258087A
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JP
Japan
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feed
feed screw
rack
screw
teeth
Prior art date
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Pending
Application number
JP9599096A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Iwasaki
陽一 岩崎
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH09258087A publication Critical patent/JPH09258087A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラック3が可動範囲端に移動した後、さらに
同方向への移動力が加えられた場合、ラックの送り歯3
aと対向歯3c,3dが送りネジ2のネジ山に圧接して
くいつき現象が生じるとの課題があった。 【解決手段】 送りネジ2の少なくとも一端部にネジの
無い領域2aを設け、前記ラック3は送りネジに常時接
する複数の送り歯3aと、この送り歯を送りネジに押し
付ける押し付け部3bと、常時は前記送りネジに接して
おらず、前記送り歯が送りネジ面を乗り越えるときにの
み、送りネジ歯と当接するように送りネジを挟んで前記
送り歯の反対側に設けた複数の対向歯3c,3dを有
し、この対向歯は前記送り歯に対して移動方向にオフセ
ットした位置に設け、前記ラックの可動範囲端で前記対
向歯が前記ネジの無い領域にくるように構成したもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は回転する送りネジ
とそれにかみ合うラックによって構成された移動機構お
よび該移動機構を備えた光学機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の移動機構は図5に示すよ
うに構成されている。図において、1はステッピングモ
ーター等のアクチュエーター、2はアクチュエーター1
によって回転駆動される送りネジ、3は送りネジ2と噛
み合い該送りネジの回転によってA・B方向に直進運動
するラック、5は支持台であり、両端部の垂直支持壁5
a,5b間に送りネジ2が軸受け部材6を介して、回転
自在に支持されている。また、一方の垂直支持壁5bに
アクチュエーター1がねじ7で取り付けられている。
【0003】上記ラック3は図5のZ方向から見た図6
乃至図8に示すように、送りネジ2に接する送り歯3
a、不図示のバネ部材によるバネ圧によって送り歯3a
を送りネジ2押し付ける押し付け部3b、ラック移動方
向の衝撃が加わったとき、送り歯3がネジ山を乗り越え
ないように設けた対向歯3cを備えている。4はラック
3の可動範囲を制限するストッパー(メカ端)であり、
図示例は左端のストッパーのみを図示したが、不図示の
右端のストッパーも存在する。
【0004】次に動作について説明する。
【0005】図6は送りネジ2が矢印(イ)方向に回転
し、ラック3が左方向に移動して、ストッパ4に当接し
た瞬間を示している。この状態からさらに、送りネジ2
が矢印(イ)方向に回転すると、図7に示すように、送
りネジ2のネジ山は左に進むが、ラック3はストッパ4
に当たって動けないため、送りネジ2のネジ山にその斜
面に沿ってのりあがっていく。このとき、対向歯3cも
送りネジ2のネジ山に接触し、ネジ山にその斜面に沿っ
てのりあがり、ラック3の送り歯3aと対向歯3cの間
隔が弾性変形して広がり、ついには、図8に示すように
送りネジ2のネジ山頂点と、ラック3の送り歯3aの頂
点が接し、且つ、送りネジ2のネジ山頂点と対向歯3a
の頂点とが接するところまでラック3の送り歯3aと対
向歯3cの間隔が広がる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、対向歯が送りネジをはさんで送り歯の正面に
あり、常に送りネジの谷部に位置しているため、図8の
状態位置で送りネジ2の回転が一度止まると、再起動時
にアクチュエータ1の力だけでは動けなくなるというく
いつき現象が生じるとの課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、「くいつき現象」を起こしにく
い、送りネジとラックとによって構成された移動機構お
よび該移動機構を備えた光学機器を得ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る移動機構は、回転する送りネジとそれにかみ合うラッ
クによって構成された移動機構において、前記送りネジ
の少なくとも一端部にネジの無い領域を設け、前記ラッ
クは送りネジに常時接する複数の送り歯と、この送り歯
を送りネジに押し付ける押し付け部と、常時は前記送り
ネジに接しておらず、前記送り歯が送りネジ面を乗り越
えるときにのみ、送りネジ歯と当接するように送りネジ
を挟んで前記送り歯の反対側に設けた複数の対向歯を有
し、この対向歯は前記送り歯に対して移動方向にオフセ
ットした位置に設け、前記ラックの可動範囲端で前記対
向歯が前記ネジの無い領域にくるように構成したもので
ある。
【0009】請求項2記載の発明に係る光学機器は、請
求項1記載の移動機構を用いて、レンズを光軸方向に移
動させるレンズ鏡筒を備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。
【0011】実施の形態1.図1はこの発明の実施の形
態1による移動機構を示す構成である。図において、2
は両端部(図で左端のみ示す)にネジ山の無い領域2a
が設けられた送りネジであり、前記図5に示すように、
軸受け部材6を介して回転自在に垂直支持壁5a,5b
(図1では垂直指示壁5bは図示せず)に支持され、不
図示のアクチュエーターによって回転駆動される。3は
ラックであり、このラック3は送りネジ2に接する送り
歯3a、バネ圧等で送り歯3aを送りネジ2に押し付け
る押し付け部3b、ラック3にラック移動方向の衝撃力
が加わったときに、送り歯3aが送りネジ2のネジ山を
乗り越えないようにするために、送り歯3aからラック
3の一方の移動方向に所定量Dだけオフセットさせた
(ズレた)位置に設けた第1の対向歯3c、送り歯3a
からラックの他方の移動方向に所定量Dだけオフセット
させた(ズレた)位置に設けた第2の対向歯3dを備え
ている。
【0012】そして、上記ラック3がストッパ4に当接
する可動範囲の一方の端に来たとき、第1の対向歯3c
が送りネジ2の一方のネジの無い領域2aに来るように
しておき、ラック3が他方の端に来たとき、第2の対向
歯3dが送りネジの他方のネジの無い領域(図示せず)
に来るようにしておく。なお、ラック3の可動範囲を制
限する上記ストッパー(メカ端)4は、送りネジ2の両
端に設けられているが、図示例はその一端側のみを示
す。
【0013】次に動作について説明する。図1は送りネ
ジ2が矢印(イ)方向に回転し、ラック3が左方向に移
動してストッパ4に当接した瞬間を示している。この状
態からさらに送りネジ2が矢印(イ)方向に回転する
と、図2に示すように、送りネジ2のネジ山は左に進む
が、ラック3はストッパ4に当たって動けないため、送
りネジ2のネジ山の斜面に沿ってのりあがっていく。こ
のとき、第1の対向歯3cは、送りネジ2のネジ山の無
い領域2aに位置するため「乗り上がり現象」は起きな
いが、第2の対向歯3dでは、「乗り上がり現象」を生
じ、ラック3の送り歯3aと第2の対向歯3dは送りネ
ジ2のネジ山の斜面に沿って乗り上がり、送り歯3aと
第2の対向歯3dの間隔が弾性変形して広がっていく。
このため、第2の対向歯3dに近い送り歯3aと該第2
の対向歯とは、送りネジ2から図示した矢印方向の力F
aと力Fcを受け、ラック3は点Pを中心に右回りに動
くことになる。
【0014】例えば、送りネジ2の外径は2.50mm
で、送り歯3aと第2の対向歯3dとのクリアランスは
2.65mmとなっているので、ラック3が点P中心に
右回りに回転していくと、約10°回転したところで、
ラック3は図3に示すように、点Pを中心に傾き、第2
の対向歯3dが送りネジ山の頂上をスリ抜ける。
【0015】以上のように本実施の形態1によれば、ラ
ック3が可動範囲の端に移動し、さらに同方向への移動
力が加えられた場合、対向歯3dが送りネジ2の送りネ
ジ山をすり抜けるため「くいつき現象」は生じない。図
示例はラック3が図面の左方向に移動して、左側のスト
ッパー4に当った場合のみの説明であったが、ラック3
が右方向に移動して右側のストッパー(図示せず)に当
った場合も同様の動作となる。
【0016】なお、図示例は送りネジ2の両端側にネジ
のない領域を設けたことを前提に説明したが、ラック3
が一方向にしか移動しない構成の場合は、そのラックが
移動する方向の送りネジ2の端にのみネジのない領域を
設ければよい。
【0017】実施の形態2.図4は実施の形態1による
移動機構をレンズの移動に用いたレンズ鏡筒11を備え
た光学機器本体12を示す外観図であり、レンズの移動
を円滑に行うことができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、送りネジの少なくとも一端側にネジのない領域を設
け、ラックの送り歯の両側位置から該ラックの移動方向
に所定量オフセットさせた位置に第1、第2の対向歯を
設け、ラックが可動範囲端に達したとき前記一方の対向
歯がネジのない領域に位置するように構成したので、送
りネジとラックの形状を変更するだけで、部分点数を増
やすことなく、「くいつき現象」の発生しにくい移動機
構を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による移動機構を示す
構成図。
【図2】この実施の形態1の動作を説明する図。
【図3】この実施の形態1の動作を説明する図。
【図4】この発明の実施の形態2による光学機器の外観
図である。
【図5】従来の移動機構の取付け状態を示す斜視図。
【図6】従来の移動機構の要部を示す構成図。
【図7】従来の移動機構の動作を説明する図。
【図8】従来の移動機構の動作を説明する図。
【符号の説明】
2 送りネジ 3 ラック 3a 送り歯 3b 押し付け部 3c 第1の対向歯 3d 第2の対向歯 11 レンズ鏡筒 12 光学機器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する送りネジとそれにかみ合うラッ
    クによって構成される移動機構において、前記送りネジ
    の少なくとも一端部にネジの無い領域を設け、前記ラッ
    クは送りネジに常時接する複数の送り歯と、この送り歯
    を送りネジに押し付ける押し付け部と、常時は前記送り
    ネジに接しておらず、前記送り歯が送りネジ面を乗り越
    えるときにのみ、送りネジ歯と当接するように送りネジ
    を挟んで前記送り歯の反対側に設けた複数の対向歯を有
    し、この対向歯は前記送り歯に対して移動方向にオフセ
    ットした位置に設け、前記ラックの可動範囲端で前記対
    向歯が前記ネジの無い領域にくるように構成したことを
    特徴とする移動機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動機構を用いて、レン
    ズを光軸方向に移動させるレンズ鏡筒を備えたことを特
    徴とする光学機器。
JP9599096A 1996-03-26 1996-03-26 移動機構および光学機器 Pending JPH09258087A (ja)

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