JPH09257712A - 穀物の品質判定装置 - Google Patents

穀物の品質判定装置

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JPH09257712A
JPH09257712A JP9316696A JP9316696A JPH09257712A JP H09257712 A JPH09257712 A JP H09257712A JP 9316696 A JP9316696 A JP 9316696A JP 9316696 A JP9316696 A JP 9316696A JP H09257712 A JPH09257712 A JP H09257712A
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grain
box
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JP9316696A
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Michio Kawanaka
道夫 川中
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Shizuoka Seiki Co Ltd
Original Assignee
Shizuoka Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、試料穀物を測定する際の測定モー
ドによる測定後に、測定後の試料穀物を、残留試料受箱
に戻すことなく、残留試料受箱以外の所定の選別試料箱
に全て戻し、測定結果と測定された穀物との両方を保管
可能とし、後日、内容の再確認する場合に、測定結果と
測定された穀物との両方によって測定作業の内容を確認
し得ることを目的としている。 【構成】 このため、回転円板と、検知部と、判定制御
部と、エア選別機構と、タイミング検出部と、選別試料
箱とを有する穀物の品質判定装置において、試料穀物を
測定する際の測定モードによる測定後の試料穀物を、残
留試料受箱に戻すことなく残留試料受箱以外の所定の選
別試料箱に全て戻すべく制御する機能を判定制御部に付
加して設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は穀物の品質判定装
置に関し、特に試料穀物を測定する際の測定モードによ
る測定後に、測定後の試料穀物を、残留試料受箱に戻す
ことなく、残留試料受箱以外の所定の選別試料箱に全て
戻し、測定結果と測定された穀物との両方を保管可能と
し、後日、内容の再確認する場合に、測定結果と測定さ
れた穀物との両方によって測定作業の内容を確認し得る
穀物の品質判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】穀物の品質を判定する方策としては、従
来、例えば特開昭56−125644号公報、特開昭5
7−153249号公報、特開昭62−15014号公
報等に開示のものがある。これらの公報に開示の発明
は、玄米の1粒毎に光を照射してその透過光や反射光等
を検知し、この検知値により良質粒や不良粒あるいは胴
割粒等の判定を行うものである。
【0003】また、穀物の品質判定に関しては、特公平
3−60382号公報に開示されるものがある。この公
報に開示される玄米の品質判定方法は、各品質分類の混
入割合やランクを決定し、測定試料玄米の格付を可能と
する方策が記載されている。
【0004】そして、従来の穀物の品質判定装置として
は、例えば図3及び図4に示すものがある。図3及び図
4において、1は穀物の品質判定装置の判定機構部、2
は回転円板、3は検知部である。
【0005】この検知部3は、例えば2波長の透過光量
を検知する透過反射ヘッド4と穀物の長軸方向前後の透
過光量を検知する胴割ヘッド5とからなる。
【0006】前記回転円板2は、穀物を一粒毎に検知部
3へ移送するものであり、その外周縁6の円周方向等間
隔に複数の試料採取孔7を有し、モータ9により矢印a
方向に回転可能に支持されている。また、この回転円板
2は、第9図の如く角度θだけ傾斜させて設けられてい
る。
【0007】前記回転円板2の下面には試料採取孔7に
嵌入して移送される試料穀物8が下方に落下するのを阻
止する円環状の試料受板11を設けている。回転円板2
の傾斜方向には、外周縁6に沿って壁体12を配設し、
この壁体12と回転円板2の下方斜面2−1との間に試
料穀物8を溜める試料供給部14を形成している。
【0008】この試料供給部14に溜められた試料穀物
8は、回転円板2の回転に伴い一粒毎に試料採取孔7に
嵌入し、試料受板14により落下を阻止されて矢印a方
向に移送される。
【0009】前記検知部3は移送されている試料穀物の
各一粒毎に光線を照射し、その透過反射光量を検出す
る。そして、検出された検知値は、別途に設けた判定制
御部に入力し、例えば整粒、未熟粒、被害粒、着色粒等
の品質ランクの判定を行うためのデータとなる。
【0010】なお、検知後の試料穀物8は、試料供給部
14に至るまでの移送過程にて試料受板11の一部に開
口した排出口(図示せず)より試料受板11の下面方向
に設けられた排出径路13に排出されていた。
【0011】しかし、穀物の品質判定装置の性能確認の
ために、判定結果に対応して各試料穀物を品質ランク別
に選別して収容する選別機構を設けることがユーザー側
から要望されていた。
【0012】このために、一旦試料受板11の下面方向
に設けられた排出径路13に排出された試料穀物8を排
出径路13途中にて排出ランク別に選別する選別機構を
別途設置することが考えられた。
【0013】ところがこの場合、選別機構を判定機構部
の回転円板下方のスペースに追加設置する必要があり、
このため判定機構部の全高が増加して大型化する傾向に
あった。更に判定する品質ランクを複数設定する場合に
は、排出径路を複数箇所で分岐し、分岐した各径路をそ
れぞれ切り換えるシャッタを設け、且つこのシャッタを
判定制御部が品質ランクを決定するタイミングに同期さ
せて駆動制御する必要が生じ、この結果選別機構の構造
及び駆動制御等が複雑になる等の不具合があった。
【0014】また、そのような複雑な構成とすれば、判
定処理にも時間を要することとなる不都合が生じてい
た。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の不具
合を解消すべく、判定結果に対応して各試料穀物を品質
ランク別に選別して収容する選別機構を設けたものがあ
る(実開昭63−103784号公報参照)。
【0016】図5は、穀物、例えば米粒の光学式品質判
定装置であり、別体に形成した制御部15と判定機構部
1とからなる。そして、これら制御部15と判定機構部
1とは信号線17と動力線18とによって接続する。
【0017】また、前記制御部15の操作面19には、
品質判定結果をデジタル表示する液晶表示部(LCD)
20と、試料の粒数を表示する粒数表示部21と、電源
スイッチ22及び測定モード選択スイッチ23と、試料
の品質ランクを格付けして表示する格付け表示部24
と、各種測定指令をキー操作によって入力するキー入力
部25とを設ける。更に、前記制御部15の上面15−
1には判定結果を出力するプリンタ26を設ける。
【0018】更に、前記判定機構部1には、試料穀物8
を投入する試料投入口16と、選別した試料を品質ラン
ク別に収容する選別試料箱27と、別途排出した未測定
試料を受ける残留試料受箱28とを設ける。
【0019】図6に示すものは、制御部15内に内蔵さ
れた判定制御部29のブロック図である。
【0020】この判定制御部29には、マイクロコンピ
ュータ(CPU)30、及びインタフェイス(I/Fボ
ード)31を中心に前記プリンタ26、キーボード2
5、LCD20を夫々接続する。
【0021】更に、このI/Fボード31には入出力部
32を介して選別駆動部33、搬送駆動部34、タイミ
ング検出部35及びピークホールド回路36が接続さ
れ、このピークホールド回路36に分光部37と前記I
/Fボード31に接続されるA/D返還部38とが接続
されている。
【0022】前記判定機構部1には、光源39、前記選
別駆動部33に接続するソレノイドバルブ40、前記搬
送駆動部44に接続するモータ9、前記タイミング検出
部35に接続するタイミングセンサ41、前記光源39
に接続するとともに前記ピークホールド回路36に接続
する透過反射ヘッド4、そして同様にピークホールド回
路36に接続する胴割ヘッド5を有する。
【0023】また、図7〜図9に示すものは、判定機構
部1に内蔵された選別機構であり、図3及び図4に提示
したものと同一機能を果たす箇所には同一符号を付して
説明を省略する。
【0024】先ず、42は回転円板2の回転位置をタイ
ミングセンサ41で検出するためのタイミング孔であ
り、図8に示すように、回転円板2の外周縁6に円周方
向等間隔に設けた試料採取孔7の夫々に対応する如く円
周方向等間隔(=等角度)に前記試料採取孔7と同数設
けている。
【0025】なお符号43は、試料受板11を支持する
とともに透過反射ヘッド4、胴割ヘッド5、タイミング
センサ41等を高精度に位置固定する固定板である。
【0026】符号44は、回転円板2の外周縁に位置す
る試料採取孔7のA、B、C、D、E位置の上面に近接
して設置した選別ガイド体であり、前記A、B、C、
D、E位置に対応して開口する試料受入口45−1、4
5−2、45−3、45−4、45−5とこれらに独立
して対応接続する選別ガイド通路46−1、46−2、
46−3、46−4、46−5と排出口47−1、47
−2、47−3、47−4、47−5とを有する。
【0027】符号48は各排出口47に対応する位置の
固定板43に夫々開孔した排出路である。
【0028】符号49は試料穀物8の移送軌跡に沿う各
試料受口45の下面を凹状に切り欠いた切欠き部であ
り、試料穀物8と各試料受口45の下面が接触しないよ
うにするためのものである。
【0029】符号50は前記A、B、C、D、E位置に
対応して固定板43、試料受板11に夫々独立開孔した
エア吐出口であり、各エア吐出口50−1、50−2、
50−3、50−4、50−5は対応するソレノイドバ
ルブ(SOL)40−1、40−2、40−3、40−
4、40−5(図示せず)を介してエア源51にパイプ
接続する。
【0030】このため、各ソレノイドバルブ40のON
・OFFを制御することにより、前記エア吐出口50−
1、50−2、50−3、50−4、50−5に所定圧
力、量のエアを独立して吐出することができる。
【0031】このエアの吐出により回転円板2の試料採
取孔7に嵌入している試料穀物8は試料受口45に吹き
飛ばされて排出され、さらに選別ガイド通路46、排出
口47、排出路48、排出パイプ52を恵与して各選別
試料箱27に選別収容される。
【0032】このように、前記選別ガイド体44を主体
として品質ランク別に試料穀物を選別するエア選別機構
を形成する。
【0033】次に参考までに、図10の品質判定用フロ
ーチャート及び図11のエア選別機構のタイミングチャ
ートに沿って作用を説明する。
【0034】先ず、前記穀物品質判定装置の判定機構部
1の試料投入口16から試料穀物8を供給し、キーボー
ド25により測定粒数、測定モードを入力した後、測定
開始指令を入力する。そして、測定開始指令を受けた判
定制御回路29はCPU30のメモリに内蔵する測定プ
ログラムをスタート(100)させる。
【0035】次に、CPU30は入力した測定モードに
より被測定試料を品質ランク別に選別する「選別モー
ド」YESか、品質ランクの決定のみで選別を行わない
「測定モード」NOかを判定(101)する。
【0036】この判定(101)で「測定モード」の場
合には、モータ9の回転数を高速回転(102)にし
て、以後の判定を高速処理する。
【0037】前記判定(101)で「選択モード」の場
合、または前記高速回転処理(102)の後、CPU3
0は検知部3を通過する一粒毎の試料穀物の測定データ
をA/D変換部38から順次入力(103)する。
【0038】次に、(103)で入力して測定データと
予めメモリにセットしておいた判定レベルとを比較し、
前記一粒毎の試料穀物の品質ランクを順次決定(10
4)する。
【0039】例えば、試料国領が玄米で、品質を5分類
に決定する場合には、整粒を品質ランク1、未熟粒を品
質ランク2、被害粒を品質ランク3、着色粒を品質ラン
ク4、胴割粒を品質ランク5と夫々品質ランク付けす
る。
【0040】次に、(101)と同様に、選別モードか
否かを判定(105)し、YESの場合には、回転円板
2によって選別ガイド体44に移送されてくる試料穀物
を前記(104)で決定して品質ランクに従って選別す
る。つまり、図10に呈示するようにCPU30には、
所定の品質ランクを決定した後の試料穀物8の回転円板
2上の位置をタイミング検出部35から順次入力される
タイミングパルス(Tn)によって更新カウントするプ
ログラムカウンタが設けられており、品質ランク1、
2、3、4、5に対応する回転円板2のA、B、C、
D、Eの位置(選別位置)に試料穀物が移送されたとき
に、各選別位置に対応するソレノイドバルブ40−1、
40−2、40−3、40−4、40−5を所定時間だ
けON作動させる。
【0041】ソレノイドバルブ40をON作動される
と、エア吐出口50より所定の圧力、量のエアが吐出さ
れ、このとき回転円板2の試料採取孔7に対応する各選
別ガイド体44の試料受口45に向かって放出される。
排出された試料穀物8は、夫々の選別ガイド通路46、
排出口47、排出路48、排出パイプ52を経由して、
品質ランク別に設けられた各選別試料箱27に選別収容
される。
【0042】次に、前記(105)でNOの場合と同様
に、所定の測定粒数を測定したか否かを判定(107)
し、NOの場合には再び前記(103)に戻り、YES
の場合には測定結果をプリンタ26により出力(10
8)し、測定動作を終了(109)する。
【0043】つまり、従来の穀物の品質判定装置におい
ては、測定モード時に、粒分類に応じて判定された試料
穀物の全てが残留試料受箱に戻されることとなる(図1
2参照)。これは、測定結果のみが解れば良いという考
え方から、試料穀物の後処理を容易としたものである。
【0044】しかし、穀物の品質判定装置のユーザーに
おいては、実際に測定された穀物を結果とともに保管す
る必要があり、改善が臨まれていた。
【0045】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の要因を除
去するために、外周縁の円周方向等間隔に複数の試料採
取孔を有する回転円板と、前記試料採取孔により移送さ
れる試料穀物の各一粒毎に光線を照射しその透過反射光
量を検出する検知部と、前記検知部から入力された検出
信号を所定値と比較して前記試料穀物の品質ランクを決
定する判定制御部と、前記検知部から回転円板の回転方
向前方の外周縁の所定位置にて前記判定制御部からの品
質ランク信号に基づいて、試料穀物を試料採取孔の上方
に排出して品質ランク別に選別するためのエア源とソレ
ノイドバルブと前記品質ランク数に対応する選別ガイド
通路を有する選別ガイド体とを含むエア選別機構と、前
記エア選別機構にエア排出のタイミング信号を送るため
前記回転円板の回転位置を検出するタイミング検出部
と、前記エア選別機構が選別した試料穀物を品質ランク
別に収容する選別試料箱とを有する穀物の品質判定装置
において、試料穀物を測定する際の測定モードによる測
定後の試料穀物を、残留試料受箱に戻すことなく残留試
料受箱以外の所定の選別試料箱に全て戻すべく制御する
機能を前記判定制御部に付加して設けたことを特徴とす
る。
【0046】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
試料穀物を測定する際の測定モードによる測定後には、
判定制御部によって測定後の試料穀物を、残留試料受箱
に戻すことなく、残留試料受箱以外の所定の選別試料箱
に全て戻すべく制御し、測定結果と測定された穀物との
両方を保管でき、後日、内容の再確認する場合には、測
定結果と測定された穀物との両方によって測定作業の内
容を確認することができ、作業の信頼性の向上に寄与し
ている。
【0047】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0048】図1及び図2はこの発明の実施例を示すも
のである。
【0049】この発明の実施例において、穀物の品質判
定装置の構成は上述した図5〜図11のものと同様であ
るので、説明は省略する。
【0050】試料穀物を測定する際の測定モードによる
測定後の試料穀物を、残留試料受箱228に戻すことな
く残留試料受箱228以外の所定の選別試料箱227に
全て戻すべく制御する機能を前記判定制御部(図示せ
ず)に付加して設けた構成を有する。
【0051】詳述すれば、この発明の実施例おいては、
前記判定制御部のプログラムのみを変化させるととも
に、試料穀物を測定する際の測定モードによる測定後の
試料穀物を、残留試料受箱228に戻すことなく、所定
の選別試料箱227、つまり良質粒用選別試料箱227
−1と未熟粒用選別試料箱227−2と被害粒用選別試
料箱227−3と死米用選別試料箱227−4と着色粒
用選別試料箱227−5との中の、例えば良質粒を戻す
良質粒用選別試料箱227−1に全て戻すものである。
【0052】つまり、測定モードが選択された場合に
は、1粒毎に所定の分類に応じた判定を行い、この判定
結果において、分類毎の割合を求め、その程度に応じて
格付けを行う。
【0053】そして、1粒毎に判定に応じた選別試料箱
に分けることをせず、残留試料受箱228とは異なる良
質粒を戻す良質粒用選別試料箱227−1に戻す。
【0054】また、上述の動作を実施させる際には、測
定モードが選択された場合に、選別信号を良質粒用選別
試料箱227−1に対応した値として図示しない選別機
構に強制的に出力する。
【0055】次に図1の制御用フローチャートに沿って
作用を説明する。
【0056】前記判定制御部のプログラムがスタート
(300)すると、測定モード、判定レベルなどの初期
値の設定を行い(302)、測定開始、つまり測定モー
ドが選択されたか否かの判断(304)を行う。
【0057】そして、この判断(304)がNOの場合
には、判断(304)がYESとなるまで繰り返し行
い、判断(304)がYESとなった場合には、測定が
行われる(306)。
【0058】この測定(306)の後に、選別するか否
かの判断(308)を行い、判断(308)がYESの
場合には、モードに応じた選別を行う(310)。
【0059】このモードに応じた選別処理(310)
は、図2に示す如く、測定モードの場合には、測定した
試料穀物を良質粒用選別試料箱227−1に戻し、その
他のものは、残留試料受箱228に戻す。
【0060】また、選別2モードの場合には、選別した
試料穀物を良質粒用選別試料箱227−1と未熟粒用選
別試料箱227−2とに夫々戻し、その他のものは、残
留試料受箱228に戻す。
【0061】更に、選別5モードの場合には、選別した
試料穀物を良質粒用選別試料箱227−1と未熟粒用選
別試料箱227−2と被害粒用選別試料箱227−3と
死米用選別試料箱227−4と着色粒用選別試料箱22
7−5とに夫々戻し、その他のものは、残留試料受箱2
28に戻す。
【0062】そして、上述のモードに応じた選別処理
(310)の後に、このプログラムを終了させるか否か
の判断(312)に移行するとともに、上述の選別する
か否かの判断(308)がNOの場合にも、プログラム
を終了させるか否かの判断(312)に移行し、判断
(312)がNO、つまりプログラムを終了させない場
合には、上述の測定(306)に戻り、判断(312)
がYESの場合には、プログラムをエンド(314)さ
せる。
【0063】これにより、測定モード時に、測定された
試料穀物が残留試料受箱228に戻されることなく、所
定の選別試料箱227、例えば良質粒を戻す良質粒用選
別試料箱227−1に全て戻されることとなり、測定結
果と測定された穀物との両方を保管することができ、後
日、内容の再確認する場合には、測定結果と測定された
穀物との両方によって測定作業の内容を確認することが
でき、作業の信頼性の向上に寄与し得る。
【0064】また、前記判定制御部のプログラムの変更
のみで対処し得ることにより、構成が複雑化する惧れが
全くなく、製作が容易であり、コストを低廉に維持し得
て、経済的に有利である。
【0065】なお、この発明は上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用可変が可能である。
【0066】例えば、この発明の実施例において、測定
モードによる測定後の試料穀物を、残留試料受箱に戻す
ことなく、良質粒を戻す良質粒用選別試料箱に全て戻す
構成としたが、良質粒用選別試料箱以外の未熟粒用選別
試料箱や被害粒用選別試料箱、死米用選別試料箱、着色
粒用選別試料箱に戻すことが可能である。
【0067】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、外周縁の円周方向等間隔に複数の試料採取孔を有す
る回転円板と、試料採取孔により移送される試料穀物の
各一粒毎に光線を照射しその透過反射光量を検出する検
知部と、検知部から入力された検出信号を所定値と比較
して試料穀物の品質ランクを決定する判定制御部と、検
知部から回転円板の回転方向前方の外周縁の所定位置に
て判定制御部からの品質ランク信号に基づいて、試料穀
物を試料採取孔の上方に排出して品質ランク別に選別す
るためのエア源とソレノイドバルブと品質ランク数に対
応する選別ガイド通路を有する選別ガイド体とを含むエ
ア選別機構と、エア選別機構にエア排出のタイミング信
号を送るため回転円板の回転位置を検出するタイミング
検出部と、エア選別機構が選別した試料穀物を品質ラン
ク別に収容する選別試料箱とを有する穀物の品質判定装
置において、試料穀物を測定する際の測定モードによる
測定後の試料穀物を、残留試料受箱に戻すことなく残留
試料受箱以外の所定の選別試料箱に全て戻すべく制御す
る機能を判定制御部に付加して設けたので、測定モード
時に、測定された試料穀物が残留試料受箱に戻されるこ
となく、所定の選別試料箱に全て戻されることとなり、
測定結果と測定された穀物との両方を保管することがで
き、後日、内容の再確認する場合には、測定結果と測定
された穀物との両方によって測定作業の内容を確認する
ことができ、作業の信頼性の向上に寄与し得るものであ
る。また、前記判定制御部のプログラムの変更のみで対
処し得ることにより、構成が複雑化する惧れが全くな
く、製作が容易であり、コストを低廉に維持し得て、経
済的に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す穀物の品質判定装置の
制御用フローチャートである。
【図2】測定、選別2、選別5の各モードにおける測定
後の試料穀物の所定の選別試料箱及び残留試料受箱への
流れを示す概略図である。
【図3】この発明の従来技術を示す図4の矢視〓による
判定機構部の内部の概略図である。
【図4】判定機構部の内部の側面図である。
【図5】穀物の品質判定装置の制御部及び判定機構部の
斜視図である。
【図6】制御部内に内蔵された判定制御部のブロック図
である。
【図7】図4の矢視〓による判定機構部に内蔵された選
別機構の概略拡大図である。
【図8】選別ガイド体と回転円板の位置関係を示す説明
図である。
【図9】図7の〓X−〓X線による断面図である。
【図10】測定選別用のフローチャートである。
【図11】エア選別機構の動作タイミングチャートであ
る。
【図12】測定、選別2、選別5の各モードにおける測
定後の試料穀物の所定の選別試料箱及び残留試料受箱へ
の流れを示す概略図である。
【符号の説明】
227 所定の選別試料箱 227−1 良質粒用選別試料箱 227−2 未熟粒用選別試料箱 227−3 被害粒用選別試料箱 227−4 死米用選別試料箱 227−5 着色粒用選別試料箱 228 残留試料受箱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周縁の円周方向等間隔に複数の試料採
    取孔を有する回転円板と、前記試料採取孔により移送さ
    れる試料穀物の各一粒毎に光線を照射しその透過反射光
    量を検出する検知部と、前記検知部から入力された検出
    信号を所定値と比較して前記試料穀物の品質ランクを決
    定する判定制御部と、前記検知部から回転円板の回転方
    向前方の外周縁の所定位置にて前記判定制御部からの品
    質ランク信号に基づいて、試料穀物を試料採取孔の上方
    に排出して品質ランク別に選別するためのエア源とソレ
    ノイドバルブと前記品質ランク数に対応する選別ガイド
    通路を有する選別ガイド体とを含むエア選別機構と、前
    記エア選別機構にエア排出のタイミング信号を送るため
    前記回転円板の回転位置を検出するタイミング検出部
    と、前記エア選別機構が選別した試料穀物を品質ランク
    別に収容する選別試料箱とを有する穀物の品質判定装置
    において、試料穀物を測定する際の測定モードによる測
    定後の試料穀物を、残留試料受箱に戻すことなく残留試
    料受箱以外の所定の選別試料箱に全て戻すべく制御する
    機能を前記判定制御部に付加して設けたことを特徴とす
    る穀物の品質判定装置。
JP9316696A 1996-03-22 1996-03-22 穀物の品質判定装置 Pending JPH09257712A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6906796B2 (en) * 2001-08-17 2005-06-14 Foss Analytical Ab Device and method for irradiation
CN110496798A (zh) * 2019-09-17 2019-11-26 通道福香米业有限公司 精米生产工艺中的坏米粒色选装置及色选方法

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