JPH09257282A - 加湿器とその運転システム - Google Patents

加湿器とその運転システム

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JPH09257282A
JPH09257282A JP9345696A JP9345696A JPH09257282A JP H09257282 A JPH09257282 A JP H09257282A JP 9345696 A JP9345696 A JP 9345696A JP 9345696 A JP9345696 A JP 9345696A JP H09257282 A JPH09257282 A JP H09257282A
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幸彦 赤松
Yasushi Nabeshima
恭 鍋島
Tomohiro Kida
友宏 来田
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Shinko Electric Industries Co Ltd
Sinko Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 加湿器を備え、その臭気・雑菌の発生防止の
為の制御運転を付加したシステム。 【解決手段】 空気調和装置において、熱交換器の通風
吹出し側に設置する加湿器であって、その加湿ユニット
はコルゲート溝を多数備えた単位板をコルゲート溝が相
互に交差する様に組み合わせたもので、通風は該溝に沿
った方向に行わせる様に設置し、加湿ユニットの上方か
ら給水する、そして単位板は非含水性材質であるが、そ
の表面は親水性であるるものであり、この加湿器は、空
気調和装置の運転開始の時間以前から稼動を始め、空気
調和装置の運転停止時には、空気調和装置の運転停止の
後も所定時間、加湿器を稼動する制御システムによって
制御されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和装置に関し、更
に具体的には、ビルデイング内部等を循環し空気調和を
計る為の空気の熱交換器に隣接して配置される空気の加
湿装置に関する。
【0002】
【関連技術の説明と発明の概要】従来から、空気調和装
置の熱交換器と後位置で、送風機の前位置に、設置され
る加湿器はあるが、その加湿エレメントはポリエチレン
不織布の様な高分子多孔質の物が使用されていた。この
為、エレメントの上方から供給される水がエレメント内
部に入り、残留して、それが長期間同じエレメントを使
用する場合の臭気発生の原因となっていた。これに対し
て、本発明は、エレメントとして水を吸収しない材質で
あるが、その表面は親水性である物を使用する。
【0003】更に、水と空気との接触を促進する為、加
湿ユニットはコルゲート溝を多数備えた単位板をコルゲ
ート溝が相互に交差する様に組み合わせたもので、通風
は該溝に沿った方向に行わせる様に設置し、加湿ユニッ
トの上方から給水する構成である。そしてこの加湿器は
空気調和装置の運転開始の所定時間以前から稼動を始
め、空気調和装置の運転停止時には、空気調和装置の運
転停止の後も所定時間、同様に洗浄の為、加湿器を稼動
するシステムにより運転される様にした。これにより、
同じエレメントを長期間使用しても、その臭気等の障害
の発生は最小限に抑制し得る。
【0004】
【発明実施の態様】具体例を図面により説明すると、図
1は、一般の空気調和(空調)装置における、本発明の
存在を概念的に示すものであるが、1が空気調和装置の
全体、2は空気フィルター、10は熱交換器、20は本
発明の対象である加湿装置、3は送風ファン、Mは通風
方向を示す。尚、4は空気調和装置1の制御装置であ
り、10aは熱交換器10への信号線、20aは加湿器
への信号線、3aはファンへの信号線である。
【0005】図2により、コルゲート溝を多数有するエ
レメント単位板を説明すると、図2A及びBにおいて、
50、60が各単位板であり、50a,50bが溝51
の表と裏の稜線をなす線である。同様に60a、60b
が溝61の表と裏の稜線をなす線である。図2Cは、単
位板2枚50、60をコルゲート溝51、61が(”稜
線が相互に”と言っても同じであるが)交差する様に張
り合わせた状態を示すもので、図示では、稜線50a
(板50の表稜線)と60b(板60の裏稜線)が点接
触することになる。
【0006】図2Cに示すものは以上の様に2枚の張り
合わせであるが、この交差張り合わせを多数繰り返して
(図示してないが)エレメントEが構成され、これが枠
体に収容されたものを図3に示す。図2Dに示す単位板
70は、コルゲート溝が、板50、60の場合の様に丸
くなっておらず、角溝となっている例である。単位板を
身近な例で例えると、単位板は簡易屋根材として用いら
れる”波板”の波(コルゲート)を波方向に平行又は直
角でなく、斜行する様に切断したものを想像すればよ
い。
【0007】図3は、加湿器20の、一部断面を含む簡
略斜視図で、絵画的なものであるが、同図において、8
0は枠体、81は給水槽、82は水、83は水滴、Eが
エレメント(前記単位板の集合体)、Mが通風方向を示
す矢印である。エレメントEは含水しない材料である
が、その表面は親水性であること。
【0008】例えば、エレメントEは硝子繊維強化プラ
スチックであって、その表面に親水性塗料を塗布したも
のである。給水槽からの給水能力は、加湿運転時には、
蒸発水量の約3倍の水量をエレメントEに給水し得るも
のとする。前記した親水性塗料のエレエメントへの塗布
乃至塗布の更新の場合は、給水槽から塗料を流し、熱交
換器10の温度を一時的に上げて焼き付ける等の方法で
達成し得る。そしてこの塗料に防黴防菌の為の薬剤を混
入し得る。
【0009】しかし長期に亘って同じエレメントを使用
する場合は、異物、雑菌の為に、臭気を発生する事があ
り得るので、本発明では空気調和装置1を始動する時
に、直ちにファン3を動かさず、加湿エレメントEの洗
浄作業を実行するシステム(手段)を、空気調和装置1
に付属して導入するものとする。このシステムが、図1
(1)に、制御装置(4)及び、これと、熱交換器(1
0)、加湿器(20)、ファン(3)との間の信号線1
0a,20a,3aで示されている。この様なシステム
による、加湿器20のシーケンス制御を図4(1)と4
(2)で示す。
【0010】図4(1)は、空調装置を運転開始する
(ONにする)以前に行う、加湿器の臭気・雑菌除去処
理の制御チャートである。即ち、臭気・雑菌除去制御4
(1)の開始の指令があると、次のステップである空調
運転実行スケジュール4(1)aにおいて、図1に示す
制御装置4で与えられる除去処理時間(t)、空調運転
開始時間(ts)、除去処理開始時間(tw)を読みと
る。
【0011】次いで、ステップ4(1)bにおいて、t
s−t≦twの時間を待ち時間として、次のステップ4
(1)c除去運転開始、即ち加湿器の運転を開始する
(ONとする)。そして前記除去設定時間(t)の間、
加湿器が運転される。時間tを経過した後、ステップ4
(1)eで除去運転を継続したまま、即ち加湿器ON状
態で、次のステップ4(1)f空調運転開始、即ち送風
機の運転開始(ON)へ進み、この制御を終わるステッ
プ4(1)gへ至る。
【0012】図4(2)は、空調機を停止する際に行う
臭気・雑菌防止処理の制御チャートである。この制御4
(2)は空調運転(送風機ON)を確認するステップ4
(2)aから、次のステップ4(2)bで運転停止指令
の有無を知る。運転停止指令が出た事が判ると、送風機
はONのまま、次のステップ4(2)cで加湿器を運転
して(ONにして)防止処理運転を開始する。この設定
時間(t’)はステップ4(2)dで制御され、時間経
過後、防止運転終了ステップ4(2)eで加湿器を停止
する(OFFにする)ついで、ステップ4(2)fで空
調静止、即ち送風機を停止する(OFFにする)こと
で、この制御の終了4(2)gを確認する。
【0013】この発明の加湿器及びそれが上記の運転シ
ステムにつながっているので、その特徴として、エレ
メントの表面を大きく構成したこと。水を上部から流
しエレメントの表面を濡らすこと。上記エレメントへ
の通風で風圧の損失が少ない。温風により水の気化が
早い。空気の加湿が達成され易い。エレメントの表
面が親水性であるから、均一に濡れ易い。エレメント
への含水現象がないので、臭気雑菌の発生が少ないが、
本発明では加湿器が更に空調機の運転開始時及び停止時
に予備運転を実施するシステムで制御されるので、発生
が最小限に抑えられる、等を挙げることができる。
【0014】尚、エレメントEの素材としては、前記の
ガラス強化プラスチック以外のプラスチック類も使用可
能であり、又例えば、不錆性表面処理鉄板等の金属材料
も使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は一般の空気調和装置の簡略化した断面
図で、本発明加湿器の配置位置、及びその運転システム
の存在を概念的に示すもの。
【図2】 図2は加湿器エレメントの単位板の斜視図で
あり、加湿エレメントの構成を説明するもの。
【図3】 図3は加湿器の構成を簡素化して絵画的に
し、一部断面で構成を示すもの。
【図4】 図4は空調装置の運転開始、停止時に行う加
湿器の保守運転を制御するシステムのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 空気調和装置 2 空気フィルター 3 送風ファン 4 制御装置 10 熱交換器 20 加湿器 10a,20a,30a 信号線 50、60 加湿器の単位板 50a,60a 単位板の表稜線 50b,60b 単位板の裏稜線 70 単位板 E 加湿エレメント M 通風方向 80 枠体 81 給水槽 82 水 83 水滴
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】尚、エレメントEの素材としては、前記の
ガラス強化プラスチック以外のプラスチック類も使用可
能であり、又例えば、不錆性表面処理鉄板等の金属材料
も使用可能である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は一般の空気調和装置の簡略化した断面
図で、本発明加湿器の配置位置、及びその運転システム
の存在を概念的に示すもの。
【図2】 図2は加湿器エレメントの単位板の斜視図で
あり、加湿エレメントの構成を説明するもの。
【図3】 図3は加湿器の構成を簡素化して絵画的に
し、一部断面で構成を示すもの。
【図4】 図4は空調装置の運転開始時に行う加湿器の
保守運転を制御するシステムのフローチャートである。
図示(1)
【図5】 図5は空調装置の停止時に行う加湿器の保守
運転を制御するシステムのフローチャートである。図示
(2)
【符号の説明】 1 空気調和装置 2 空気フィルター 3 送風ファン 4 制御装置 10 熱交換器 20 加湿器 10a,20a,30a 信号線 50、60 加湿器の単位板 50a,60a 単位板の表稜線 50b,60b 単位板の裏稜線 70 単位板 E 加湿エレメント M 通風方向 80 枠体 81 給水槽 82 水 83 水滴
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 1】
【図 2】
【図 3】
【図 4】
【図 5】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気フィルター、熱交換器、送風ファン
    の順に、これらを通風方向に配置した空気調和装置にお
    いて、熱交換器の通風吹出し側に設置する加湿器であっ
    て、その加湿ユニットはコルゲート溝を多数備えた単位
    板をコルゲート溝が相互に交差する様に組み合わせたも
    ので、通風は該溝に沿った方向に行わせる様に設置し、
    加湿ユニットの上方から給水する構成であり、前記単位
    板は非含水性材質であるが、その表面は親水性であるこ
    とを特徴とするもの。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の加湿器は、空気調和の
    開始時間以前から運転を始め、空気調和の終了時には、
    空気調和の停止の後も所定時間、加湿器を運転するシス
    テムによって制御されていることを特徴とするもの。 【0001】
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001527203A (ja) * 1997-12-22 2001-12-25 マンタース アーベー 空気処理ユニット
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