JPH09255109A - 自動倉庫の走行用レールの敷設構造 - Google Patents

自動倉庫の走行用レールの敷設構造

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JPH09255109A
JPH09255109A JP6290596A JP6290596A JPH09255109A JP H09255109 A JPH09255109 A JP H09255109A JP 6290596 A JP6290596 A JP 6290596A JP 6290596 A JP6290596 A JP 6290596A JP H09255109 A JPH09255109 A JP H09255109A
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JP
Japan
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support
bolt
nut
traveling rail
traveling
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JP6290596A
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Kenji Shimizu
賢二 清水
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行用レールの固定位置を高くすることな
く、走行用レールの位置調整時の作業性を良くする。 【解決手段】 床面G上に固定されたベースプレート8
にはナット11が固着され、中間部に支持部12aが突設さ
れた支持ボルト12がナット11の雌ネジ部11aに螺合され
ている。支持ボルト12には支持部12aを挟んで上下両側
に雄ねじ部12b,12cが形成され、支持ブラケット14
は、雄ねじ部12bが貫通孔14aを貫通した状態で支持部
12a上に載置され、雄ねじ部12bに螺合されたナット15
を介して、締め付け固定されている。走行用レール4は
支持ブラケット14上に載置されるとともに、ナット16及
びボルト17により支持ブラケット14に締め付け固定され
ている。ナット15を弛めた後、支持ボルト12の上面に形
成された嵌合穴12dにレンチ13を嵌合させ、ナット15を
回動することにより、走行用レール4の位置調整が行わ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動倉庫の走行用レ
ールの敷設構造に係り、詳しくは自動倉庫に装備された
クレーン装置が走行する走行用レールの敷設構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動倉庫で荷の入出庫を行うクレ
ーン装置が走行する走行用レールを床面に敷設する敷設
構造として、特開平5−162816号公報に示す自動
倉庫用出し入れ装置の床レール敷設構造が提案されてい
る。
【0003】図6に示すように、この敷設構造によれ
ば、床面G上に定着されたアンカーベース51上に、螺
合操作により上下調整自在な連結具を介して支持用ブラ
ケット52が支持され、その支持用ブラケット52上に
床レール53が固定されている。連結具はアンカーベー
ス51上に立設された左右一対の筒体54を有し、筒体
54の外周には外ねじ54aが形成され、内部には内ね
じ54bが形成されている。筒体54にはナット55が
螺着され、ナット55の上面に支持用ブラケット52が
載置されるようになっている。そして、支持用ブラケッ
ト52の上面から筒体54内にボルト56を螺入するこ
とにより、支持用ブラケット52が床面Gに対して固定
されている。
【0004】この場合、床レール53の高さ又は傾斜
(水平)を調節する作業はボルト56を弛めた状態でナ
ット55を回転させ、ナット55を筒体54に対して上
下動させることにより行われる。そして、この調節作業
が完了後、ボルト56を締め付け、支持用ブラケット5
2をボルト56とナット55との間に固定する。
【0005】一般に自動倉庫においては1台のクレーン
装置(スタッカクレーン)により、通路の両側に配設さ
れた枠組棚に対して荷の入出庫作業を可能とするため、
クレーン装置の昇降キャリッジに装備された荷の移載装
置は昇降キャリッジ上を水平移動してどちらの枠組棚に
対しても荷の移載が可能となっている。また、クレーン
装置の走行用レール(床レール)は製造工場から自動倉
庫が設置される使用現場までの輸送のし易さを考慮し
て、通常3m程度の長さのものを複数本接続した状態で
敷設して所定の走行範囲をカバーするようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】自動倉庫の枠組棚はそ
の上部までの高さが高く、クレーン装置の走行輪が転動
する走行用レールの上面が特に左右方向において正確に
水平に配置されていないと、クレーン装置の上部ではク
レーン装置と枠組棚との距離が左右で大きく差ができ、
昇降キャリッジ上を移動する移載装置による荷の移載作
業に支障を来す場合がある。また、隣接する走行用レー
ルの上面の高さが異なると、クレーン装置が走行用レー
ルの継ぎ目を通過する際に振動が生じたり、走行用レー
ルあるいは走行輪の摩耗の進行が早くなる。従って、走
行用レールを敷設する場合には正確に高さ及び水平調整
を行う必要がある。
【0007】前記従来の敷設構造ではナット55の上面
に支持ブラケット52が載置されており、床レール53
の高さ及び水平調整、即ちナット55の上下調整を行う
には、支持ブラケット52より下方においてスパナをナ
ット55に嵌合させてナット55を回動操作しなければ
ならず、床面Gあるいはアンカーベース51とスパナと
の間隔が狭く調整時の作業性が悪かった。また、一般に
アンカーベース51は床面Gに基部が埋設されたアンカ
ーボルトに貫通され、アンカーボルトに螺合されたナッ
トにより締め付け固定されて所定位置に配置されてお
り、アンカーボルト及びナットがスパナを操作する際の
邪魔になる場合が多い。
【0008】この作業性の悪さを改善するため、筒体5
4を長くしてナット55の筒体54に対する螺合位置を
高くし、スパナをナット55に嵌合させてナット55を
回動する際の、スパナと床面Gあるいはアンカーベース
51との間隔を大きくすることが考えられる。しかし、
その場合は支持ブラケット52の固定位置も高くなり、
床レール53の位置も高くなる。床レールの位置が高く
なると枠組棚の最下段の収納部の位置をその分高くしな
ければならず、自動倉庫全体の高さが高くなり、クレー
ン装置の揚高が高くなるという問題がある。
【0009】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は走行用レールの固定位置を高く
することなく、走行用レールの位置調整時の作業性を良
くすることができる自動倉庫の走行用レールの敷設構造
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、自動倉庫の枠組棚に沿
って走行するクレーン装置の走行輪を案内する走行用レ
ールの敷設構造であって、床面に設置されたベースプレ
ート上に雌ねじ部を設け、中間部に支持部が突設された
支持ボルトを前記雌ねじ部に螺合し、前記支持ボルトの
前記支持部より上側が挿通される貫通孔を備えた支持ブ
ラケットを前記支持部上に載置した状態で支持ボルト上
に配置し、かつ前記支持ボルトを該支持ボルトに支持さ
れた前記支持ブラケットより上側で回動操作可能に構成
し、前記支持ブラケット上に走行用レールを固定した。
【0011】請求項2に記載の発明では、前記支持ボル
トには前記支持部を挟んで両側に雄ねじ部が形成され、
上側の雄ねじ部には支持ブラケットを固定するナットが
螺合されている。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、前記支持ボルトにはそ
の上面にレンチが嵌合可能な嵌合穴が形成されている。
請求項4に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記
載の発明において、前記支持ボルトには頭部周面にスパ
ナと嵌合可能な係合面が形成されている。
【0013】請求項1に記載の発明では、床面に設置さ
れたベースプレート上に形成された雌ねじ部に支持ボル
トが螺合され、その支持ボルトの中間部に突設された支
持部上に支持ブラケットが載置される。そして、支持ブ
ラケット上に走行用レールが固定される。走行用レール
の位置調整(高さ及び水平調整)は、支持ボルトの雌ね
じ部への螺合量を変更することにより行われる。支持ボ
ルトは、該支持ボルトに支持された前記支持ブラケット
より上側で回動操作可能に構成されているため、走行用
レールの位置調整をする際、支持ボルトを回動するため
のスパナやレンチ等と、ベースプレート及び床面との間
隔が広くなる。その結果、支持ブラケットの高さを変更
せずに、走行用レールの位置調整時の作業性が良くな
る。
【0014】請求項2に記載の発明では、支持部上に支
持ブラケットが載置された状態で上側の雄ねじ部にナッ
トが螺合され、支持ブラケットが支持部とナットとに挟
持されて支持ボルトに固定される。
【0015】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、支持ボルトはその上面
に形成された嵌合穴に嵌合されるレンチを介して回動操
作される。
【0016】請求項4に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、支持ボルトは頭部周面
に形成された係合面に嵌合されるスパナを介して回動操
作される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図4に従って説明する。図2に示すよう
に、自動倉庫1には、通路を挟んでその両側に一対の枠
組棚2a,2bが配設され、枠組棚2a,2bには複数
の収納部3が形成されている。通路には、走行用レール
4が直線状に敷設され、走行輪5aを備えたクレーン装
置としてのスタッカクレーン5が走行用レール4上を往
復走行する。スタッカクレーン5は昇降キャリッジ6を
備え、昇降キャリッジ6上には昇降キャリッジ6と収容
部3との間で荷(図示せず)の受渡しを行う移載装置と
してのフォーク装置7が装備されている。
【0018】図1に示すように、走行用レール4は断面
I字状に形成され、その上面4aを走行輪5aが転動す
るようになっている。走行用レール4の第1の側面(図
1の左側面)にはスタッカクレーン5の走行制御用に使
用するドグや反射板(図示せず)を取り付けるための複
数の溝部4bが走行用レール4の長手方向に沿って延び
るように形成されている。走行用レール4の第2の側面
(図1の右側面)にはスタッカクレーン5に給電するた
めの給電ユニット(図示せず)を取り付けるための溝部
4cが、走行用レール4の長手方向に沿って延びるよう
に形成されている。走行用レール4の底面には、その中
央部に幅広の溝4dが、溝4dの両側に一対の溝4e,
4fがそれぞれ走行用レール4の長手方向に沿って延び
るように形成されている。
【0019】次に走行用レール4の敷設構造を説明す
る。図1に示すように、ベースプレート8は床面Gから
突出するアンカーボルト9に嵌挿された状態で床面G上
に載置され、ナット10により締め付け固定されてい
る。床面Gとベースプレート8との間には必要に応じて
スペーサやシム(いずれも図示せず)が配置され、ベー
スプレート8はほぼ水平となる状態で設置されている。
【0020】ベースプレート8上の所定位置には雌ネジ
部11aがベースプレート8と直交する方向に延びる状
態でナット11が溶接により固着されている。図1及び
図4に示すように、ナット11には中間部に環状の支持
部12aが突設された支持ボルト12が螺合されてい
る。支持ボルト12には支持部12aを挟んで上下両側
に雄ねじ部12b,12cが形成され、支持ボルト12
の上面にはレンチ(六角レンチ)13が嵌合可能な嵌合
穴12dが形成されている。
【0021】支持ボルト12には、支持ボルト12の支
持部12aより上側が挿通される貫通孔14aを備えた
支持ブラケット14が、支持部12a上に載置された状
態で支持されている。支持ブラケット14はその平面形
状が長方形状に形成され、図1及び図3に示すように、
支持ブラケット14にはその上面中央に走行用レール4
の溝4dと係合する突部14bが形成され、溝4e,4
fと対向する位置に一対の孔14cが形成されている。
【0022】支持ブラケット14は一対の貫通孔14a
に貫通された支持ボルト12の雄ねじ部12bに螺合さ
れたナット15を介して、支持ボルト12の支持部12
aとナット15との間に締め付け固定されている。走行
用レール4は支持ブラケット14の突部14bに溝4d
が嵌合された状態で支持ブラケット14上に載置されて
いる。そして、走行用レール4は、走行用レール4の溝
4e,4f内に配設されたナット16と、支持ブラケッ
ト14の底面側から孔14cに挿通されるとともにナッ
ト16に螺合するボルト17とにより支持ブラケット1
4に締め付け固定されている。
【0023】次に、前記のように構成された走行用レー
ルの敷設構造の作用について説明する。走行用レール4
の高さ及び水平調整を行う場合は、作業者は先ずスパナ
(図示せず)を用いてナット15を弛め、次にレンチ1
3の先端を支持ボルト12の嵌合穴12dに嵌合させ、
レンチ13を操作して支持ボルト12を回動させる。支
持ボルト12はその回動に伴って上下方向に移動し、支
持ボルト12に支持された支持ブラケット14が一体的
に上下動する。そして、支持ブラケット14に固定され
た走行用レール4も支持ブラケット14と一体的に上下
動する。従って、左右両側の支持ボルト12の雌ねじ部
11aに対する螺合量を調整することにより、走行用レ
ール4の高さ及び水平調整が行われる。即ち、調整作業
時に使用するレンチ13やスパナは、支持ブラケット1
4より上側において回動操作される。
【0024】作業者は走行用レール4の高さ及び傾斜の
度合いを確認しながら、前記調整作業を行う。水平の確
認には例えば水準器を使用する。そして、走行用レール
4が所定の高さにおいて水平となったと判断した後、作
業者がナット15を締め付けることにより高さ及び水平
調整作業が完了する。
【0025】この実施の形態は以下の効果を有する。 (イ) 走行用レール4の位置調整(高さ及び水平調
整)は、支持ボルト12の雌ねじ部11aに対する螺合
量を変更することにより行われ、支持ボルト12が支持
ブラケット14より上側で回動操作可能に構成されてい
る。従って、走行用レール14の位置調整をする際、支
持ボルト12を回動するための用具とベースプレート8
及び床面Gとの間隔が広くなり、支持ブラケット14の
高さを従来装置に比較して高くせず(即ち変更せず)
に、走行用レール4の位置調整時の作業性が良くなる。
【0026】(ロ) 支持ボルト12の回動操作が、支
持ボルト12の上面に形成された嵌合穴12dと嵌合す
るレンチ13を使用して行われる。従って、支持ボルト
12が同じ長さの場合、スパナを使用する場合に比較し
て回動用具とベースプレート8及び床面Gとの間隔が広
くなり、より作業性が良くなる。
【0027】(ハ) 支持ブラケット14は支持部12
a上に載置された状態で、支持ボルト12の上側の雄ね
じ部12bに螺合されるナット15により支持部12a
に締め付け固定されるため、スタッカクレーン5の走行
時における走行用レール4の振動が抑制される。
【0028】(ニ) 支持ボルト12の回動操作が支持
ボルト12の上面に形成された嵌合穴12dを介して行
われるため、支持ブラケット14を締め付けるナット1
5の螺合部より上側に支持ボルト12の頭部を突出させ
る必要がなく、支持ボルトの長さを短くできる。その結
果、走行用レール4の側面に取り付けられるドグ等を検
出するセンサあるいは給電ユニットと支持ボルト12が
干渉し難くなり、センサや給電ユニットの取り付け位置
の自由度が大きくなる。
【0029】(ホ) 支持ボルト12が上下方向への移
動可能に螺合される雌ねじ部11aが、ナット11をベ
ースプレート8の上面に固着することにより構成されて
いる。従って、必要な長さの雌ねじ部11aを有するナ
ット11を使用することにより、ベースプレート8の厚
さを厚くせずに必要な雌ねじ部11aの長さを確保する
ことができる。
【0030】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば次のように具体化してもよい。 (1) 支持ブラケット14をナット15で締め付け固
定する代わりに、ナット15を支持ブラケット14の抜
け止め用として使用し、ナット15と支持ブラケット1
4との間に所定の隙間を有する状態でナット15を雄ね
じ部12bに螺合させてもよい。支持ブラケット14及
び走行用レール4は床面Gから浮いた状態で支持されて
いるため、スタッカクレーン5の走行時に走行用レール
4あるいは支持ブラケット14が撓む場合があるが、ナ
ット15と支持ブラケット14との間に隙間を設けるこ
とにより、支持ブラケット14の端部が支持ボルト12
の雄ねじ部12bに沿って移動できる。従って、ナット
15で支持ブラケット14を支持部12aとの間に締め
付け固定している場合に比較して、ナット11,15及
び支持ボルト12に無理な力がかかることを防止でき
る。
【0031】(2) ナット15を省略するとともに、
支持ボルト12の上側の雄ねじ部12bを無くして、支
持ブラケット14を支持ボルト12の支持部12aより
上側に嵌挿する構成としてもよい。支持ブラケット14
には走行用レール4が固定されているため、ナット15
がなくても支持ブラケット14は支持ブラケット14及
び走行用レール4の自重により支持ボルト12から離脱
することはない。この場合、支持ボルト12の構造が簡
単になるとともに、走行用レール4の位置調整時にナッ
ト15を回動操作する手間がなくなり、作業工数が減少
する。
【0032】(3) 支持ボルト12を回動操作する手
段として支持ボルト12の上面に嵌合穴12dを形成す
る代わりに、図5(a),(b)に示すように、支持ボ
ルト12の頭部周面にスパナと嵌合可能な係合面12e
を形成する。頭部は六角柱状に形成され、係合面12e
が6個形成されている。なお、図5(b)は支持ボルト
12の平面図である。走行用レール4の位置調整時に
は、支持ボルト12の頭部にスパナを嵌合させてスパナ
を回動することにより、支持ボルト12が回動されてナ
ット11に対する螺合量が調整される。この場合、支持
ボルト12に嵌合穴12dが形成されていないので、支
持ボルト12の外径が同じ場合に嵌合穴12dが形成さ
れたものに比較して支持ボルト12の強度が向上する。
また、頭部の形状は六角に限らず三角、四角、五角等の
多角形としてもよい。
【0033】(4) 支持ボルト12の上側の雄ねじ部
12bより上側に係合面12eを形成する代わりに、図
5(c)に示すように、雄ねじ部12bを形成する円周
面の一部を切り欠いて互いに平行な係合面12eを形成
してもよい。この場合、ナット15を取り外すか、スパ
ナが係合面12eと嵌合可能な位置までナット15を移
動させた状態で支持ボルト12をスパナで回動させれ
ば、支持ボルト12を長くせずにスパナで支持ボルトを
回動できる。また、係合面12eは3個以上であって
も、互いに平行でなくてもよい。
【0034】(5) ナット15で支持ブラケット14
を締め付ける場合、ナット15と支持ブラケット14と
の間に座金を介装してもよい。座金を介装するとナット
15の締め付け力が弛み難くなる。
【0035】(6) 支持ボルト12が螺合する雌ねじ
部を、ナット11をベースプレート8に固着して形成す
る代わりに、ベースプレート8に直接雌ねじ部を形成し
てもよい。
【0036】(7) 走行用レール4の形状は断面I字
状に限らず、断面コ字状であってもよい。 前記実施の形態及び変更例から把握できる請求項記載以
外の発明について、以下にその効果とともに記載する。
【0037】(1) 請求項2に記載の発明において、
支持ボルトには上側の雄ねじ部を切り欠いてスパナと嵌
合可能な係合面が形成されている。この場合、支持ブラ
ケットを固定するナットが存在しても、支持ボルトの長
さを短くすることができる。
【0038】(2) 請求項1〜請求項4に記載及び
(1)の発明において、雌ねじ部はナットをベースプレ
ートの上面に固着することにより形成されている。この
場合、所望の高さのナットを使用することにより、ベー
スプレートの厚さを厚くせずに必要な雌ねじ部の長さを
確保することができる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項4
に記載の発明によれば、走行用レールの固定位置を高く
することなく、走行用レールの位置調整時の作業性を良
くすることができる。
【0040】請求項2に記載の発明によれば、支持ブラ
ケットはナットにより支持部に締め付け固定されるた
め、クレーン装置の走行時における走行用レールの振動
が抑制される。
【0041】請求項3に記載の発明によれば、支持ボル
トの回動操作が、支持ボルトの上面に形成された嵌合穴
と嵌合するレンチを使用して行われるため、支持ボルト
が同じ長さの場合、スパナを使用する場合に比較してベ
ースプレート及び床面との間隔が広くなり、より作業性
が良くなる。また、支持ブラケットを締め付けるナット
の螺合部より上側に支持ボルトの頭部を突出させる必要
がなく、支持ボルトの長さを短くできる。
【0042】請求項4に記載の発明によれば、支持ボル
トに嵌合穴が形成されていないので、支持ボルトの外径
が同じ場合に嵌合穴が形成されたものに比較して支持ボ
ルトの強度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の走行用レールの敷設構造を示
す一部破断正面図。
【図2】 自動倉庫を示す概略斜視図。
【図3】 支持ブラケットを示す平面図。
【図4】 図1の部分拡大図。
【図5】 (a)は変更例の部分断面図、(b)は同じ
く支持ボルトの平面図、(c)は別の変更例の支持ボル
トの平面図。
【図6】 従来例の走行用レールの敷設構造を示す一部
破断正面図。
【符号の説明】
1…自動倉庫、2a,2b…枠組棚、4…走行用レー
ル、5…クレーン装置としてのスタッカクレーン、8…
ベースプレート、11a…雌ねじ部、12…支持ボル
ト、12a…支持部、12b,12c…雄ねじ部、12
d…嵌合穴、12e…係合面、13…レンチ、14…支
持ブラケット、14a…貫通孔、15…ナット、G…床
面。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動倉庫の枠組棚に沿って走行するクレ
    ーン装置の走行輪を案内する走行用レールの敷設構造で
    あって、床面に設置されたベースプレート上に雌ねじ部
    を設け、中間部に支持部が突設された支持ボルトを前記
    雌ねじ部に螺合し、前記支持ボルトの前記支持部より上
    側が挿通される貫通孔を備えた支持ブラケットを前記支
    持部上に載置した状態で支持ボルト上に配置し、かつ前
    記支持ボルトを該支持ボルトに支持された前記支持ブラ
    ケットより上側で回動操作可能に構成し、前記支持ブラ
    ケット上に走行用レールを固定した自動倉庫の走行用レ
    ールの敷設構造。
  2. 【請求項2】 前記支持ボルトには前記支持部を挟んで
    両側に雄ねじ部が形成され、上側の雄ねじ部には支持ブ
    ラケットを固定するナットが螺合されている請求項1に
    記載の自動倉庫の走行用レールの敷設構造。
  3. 【請求項3】 前記支持ボルトにはその上面にレンチが
    嵌合可能な嵌合穴が形成されている請求項1又は請求項
    2に記載の自動倉庫の走行用レールの敷設構造。
  4. 【請求項4】 前記支持ボルトには頭部周面にスパナと
    嵌合可能な係合面が形成されている請求項1又は請求項
    2に記載の自動倉庫の走行用レールの敷設構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102318670B1 (ko) * 2021-01-05 2021-10-29 주식회사 라이브러리엔 슬라이딩 서가의 레일부재

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KR102318670B1 (ko) * 2021-01-05 2021-10-29 주식회사 라이브러리엔 슬라이딩 서가의 레일부재

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