JPH09255079A - テーピング包装体のキヤリアテープ - Google Patents

テーピング包装体のキヤリアテープ

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JPH09255079A
JPH09255079A JP8110021A JP11002196A JPH09255079A JP H09255079 A JPH09255079 A JP H09255079A JP 8110021 A JP8110021 A JP 8110021A JP 11002196 A JP11002196 A JP 11002196A JP H09255079 A JPH09255079 A JP H09255079A
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carrier tape
bending
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tape
taping package
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Katsunori Fujiwara
勝則 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納部の曲げ変形を抑制し、部品を損傷させ
ることなく装填する。 【解決手段】 テーピング包装体1は、電子部品2をキ
ャリアテープ4の凹状の収納部6に装填し、収納部6を
覆うようにトツプカバーテープ5をキャリアテープ4に
熱溶着して形成され、形成されながら格納リール(図示
せず)等に巻き取られて格納される。キャリアテープの
収納部6を連結する連結部8には、円形の曲げ応力吸収
用穴部9がキャリアテープ4の幅方向に一定間隔で形成
されており、これにより連結部8の曲げ剛性が低くなつ
ている。テーピング包装体1を格納リール等に巻き取る
時、保管・運搬する時等にはキャリアテープ4に曲げモ
ーメントが作用するが、曲げ応力吸収用穴部9が形成さ
れている部位において連結部8が容易に湾曲又は折れ曲
がり、収納部6の曲げ変形を抑制する。これにより、電
子部品のリード3を損傷させることなく、巻き取り、保
管・運搬し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器、小型精
密機器等の実装に使用されるテーピング包装体に関し、
詳細には、部品を装填する凹状の収納部を有するキヤリ
アテープの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器、小型精密機器等の実装技術に
おいて、自動実装機が広く採用されており、自動実装機
への部品の供給を円滑に行うためにテーピング包装体が
重用されている。テーピング包装体は、IC、LSI、
抵抗等の電子部品、モータ、フアン、リンク等の機械部
品等の部品を一定間隔に装填したテープ状の包装体で、
部品を装填するキヤリアテープと、部品の脱落を防止す
るトツプカバーテープとを備えている。キヤリアテープ
は、テープ状の樹脂製長尺材からなり、この樹脂製長尺
材の長手方向に一定間隔で部品を装填する凹状の収納部
がエンボス加工により形成され、上記樹脂製長尺材の長
手方向に平行な少なくとも一方の端部寄りに一定間隔で
送り穴が形成されている。トツプカバーテープは、テー
プ状の樹脂製長尺材からなり、キヤリアテープに部品を
装填した後に収納部を塞ぐように長手方向に平行な両端
をキヤリアテープに熱溶着により固着されている。
【0003】テーピング包装体は、部品をキヤリアテー
プの収納部に装填し、収納部を覆うようにトツプカバー
テープをキヤリアテープに熱溶着することにより形成さ
れ、格納リール等に巻き取つてロール状に格納されてい
る。使用時には、格納リール等を自動実装機に装着し、
供給スプロケツトでテーピング包装体を引き出し、部品
を順次取り出し位置まで供給するようになつている。例
えば、電子機器を実装する場合には、回路基板にIC、
LSI、抵抗等の電子部品を装着するが、これらの電子
部品を装填したテーピング包装体の格納リール等を自動
実装機に装着し、キヤリアテープの送り穴を供給用スプ
ロケツトのピンに係合する。供給用スプロケツトの駆動
により間欠的にテーピング包装体を引き出すとともに、
トツプカバーテープをキヤリアテープから剥離する。こ
れにより、キヤリアテープの各収納部を電子部品を取り
出し得る状態で順次取り出し位置に供給する。そして、
自動実装機の部品取り出し部材でキヤリアテープの収納
部から電子部品を取出し、回路基板に装着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のテーピング
包装体によれば、格納リール等への巻き取り時、保管・
運搬時等にキヤリアテープの収納部が曲げ変形し、部品
を損傷させるため、実装不良を生じる恐れがある。すな
わち、格納リール等への巻き取り時、保管・運搬時に
は、キヤリアテープに曲げモーメントが作用し、この曲
げモーメントによつてキヤリアテープが曲げ変形し、格
納リール等に巻き取られ又は巻回状態に保持される。と
ころが、キヤリアテープは、収納部間の連結部のみでは
なく収納部をも含めて曲げ変形し、収納部がキヤリアテ
ープの長手方向に長いものほど収納部の曲げ変形が大き
くなつている。その結果、収納部に装填された部品は、
収納部の壁に当接し、損傷されることになる。例えば、
電子部品については、4方向に端子(以下、リードとい
う)を有するIC等の電子部品が使用されているが、こ
の電子部品についてはキヤリアテープの長手方向のリー
ドが収納部の壁に当接し変形する。その結果、この電子
部品を回路基板に適切に装着できず、電子機器の実装不
良を生じている。
【0005】また、キヤリアテープの収納部が曲げ変形
し、収納部がキヤリアテープの長手方向に長くなるほど
曲げ変形が大きくなるため、比較的寸法の大きい部品、
例えば液晶板等についてはテーピング包装体とすること
ができず、トレーにより供給することが行なわれてい
る。その結果、比較的寸法の大きい部品の実装速度を高
めることができない状況である。
【0006】そこで、キヤリアテープの収納部の曲げ変
形を防止するために、軟質樹脂からなるベーステープ上
に硬質樹脂からなる箱型の収納部を接合してなる電子部
品を装填するキヤリアテープが提案されている(例、特
開平4−102559号参照)。ところが、このキヤリ
アテープは、製造工程及び構造が複雑であり、高価なも
のとなる。また、トツプカバーテープが収納部の開口部
に熱溶着されるが、トツプカバーテープがベーステープ
から収納部の高さ相当離れているため、格納リール等に
巻き取る時にトツプカバーテープが異常に伸びる。その
結果、使用時においてトツプカバーテープを円滑に剥離
することが難しく、実用上の使用は困難と考えられる。
【0007】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、その課題は、収納部の曲げ変形を抑制し、部
品を損傷させることなく装填するとともに、比較的寸法
の大きい部品をも装填し得る、簡単な構造で安価なテー
ピング包装体のキヤリアテープを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、キヤリアテープの収納部間の連結部に
その曲げ剛性を低下させる低剛性化部を形成することに
より、テーピング包装体の格納リール等への巻き取り時
及び保管・運搬時等に作用する曲げモーメントによる曲
げ応力を上記低剛性化部に集中させるようになつてい
る。これにより、キヤリアテープに作用する曲げモーメ
ントにより上記連結部が湾曲又は折れ曲がり、収納部の
曲げ変形が抑制される。
【0009】すなわち、本発明は、部品を装填する凹状
の収納部がテープ状の樹脂製長尺材の長手方向に一定間
隔で形成され、送り穴が上記樹脂製長尺材の長手方向に
平行な少なくとも一方の端部寄りに一定間隔で形成され
たテーピング包装体のキヤリアテープであつて、各収納
部間の連結部にその曲げ剛性を低下させる低剛性化部が
形成され、曲げモーメントが作用する時には上記低剛性
化部が形成されている部位において上記連結部が湾曲又
は折れ曲がるようになつている。
【0010】低剛性化部は、各収納部間の連結部に形成
された曲げ応力吸収用穴部、又は上記連結部におけるキ
ヤリアテープの長手方向に平行な少なくとも一方の端部
に形成された曲げ応力吸収用切欠部でもよい。また、各
収納部間の連結部に形成された曲げ応力吸収用薄肉部又
は曲げ応力吸収用屈曲部でもよい。さらに、上記各低剛
性化部又は他の低剛性化部を2種以上組み合わせて形成
したものでもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の各実施の形態を図に基づ
いて説明する。図1〜4は、第1実施の形態を概念的に
説明する説明図で、1は4方向にリード3を有するIC
等の電子部品2を装填したテーピング包装体である。こ
のテーピング包装体1は、電子部品2を装填するキヤリ
アテープ4と、装填された電子部品2の脱落を防止する
トツプカバーテープ5とを備えている。キヤリアテープ
4は、電子部品2を装填する凹状の収納部6がテープ状
の樹脂製長尺材の長手方向に一定間隔でエンボス加工に
より形成され、送り穴7が上記長尺材の長手方向に平行
な両端部寄りに一定間隔で打抜加工により形成されてい
る。キヤリアテープの各収納部6を連結する連結部8に
は、打抜加工により幅方向に一定間隔で円形の曲げ応力
吸収用穴部(以下、穴部という)9が形成されている。
これにより、上記連結部8は、その曲げ剛性が低下し、
テーピング包装体1を格納リール(図示せず)等に巻き
取る時及び保管・運搬時において作用する曲げモーメン
トによつて容易に曲げ変形し、上記曲げモーメントが収
納部6にほとんど作用しないようになっている。すなわ
ち、上記曲げモーメントによつて生じる曲げ応力が穴部
9に集中し、この穴部9の部位において連結部8が湾曲
又は折れ曲がり、キヤリアテープ4が全体として巻回さ
れるようになつている。なお、穴部9の形状は、キヤリ
アテーブ4の幅方向に長い形状、菱形、星形、円形と長
細い形状とを組合わせた形状等の複合形状、各種形状の
切り目等のいずれであつてもよい。穴部9の分布は、キ
ヤリアテープ4の幅方向及び長手方向のいずれにおいて
も単数又は複数形成されていてもよく、また規則的に配
置されていることが好ましいが、必ずしも規則的に配置
されていなくてもよい。トツプカバーテープ5は、テー
プ状の樹脂製長尺材からなり、電子部品2をキヤリアテ
ープの収納部6に装填した後に長手方向に平行な両端側
を熱溶着により収納部6を覆うようにキヤリアテープ4
に固着されている。
【0012】テーピング包装体1は、キヤリアテープの
収納部6に電子部品2を装填し、各収納部6を覆うよう
にトツプカバーテープ5をキヤリアテープ4に熱溶着す
ることにより形成されるが、形成しながら格納リール
(図示せず)等に巻き取ってロール状に格納される。格
納リール等に巻き取る際、キヤリアテープ4に曲げモー
メントが作用するが、連結部8が曲げ剛性の低い構造と
なつているため、例えば図4に示すように連結部8に形
成された穴部9の部位において湾曲又は折れ曲がり、収
納部6及び収納部6に沿う送り穴7の形成領域について
はほとんど曲げ変形を受けない。すなわち、連結部8が
湾曲又は折れ曲がることにより、テーピング包装体1が
格納リール等に巻き取られる。また、テーピング包装体
1が格納リール等に格納された状態で保管・運搬される
時にもキヤリアテープ4に曲げモーメントが作用するこ
とがあるが、上記と同様にして連結部8が湾曲又は折れ
曲がり、上記曲げモーメントによる曲げ応力を吸収す
る。これにより、収納部6及び収納部6に沿う送り穴7
の形成領域についてはほとんど曲げ変形を受けない。
【0013】以上により、キヤリアテープの収納部6に
装填された電子部品2は、4方向にリード3を有してい
るが、キヤリアテープ4の長手方向に向いたリード3に
ついても損傷されることがなく、適切な状態で格納され
る。また、収納部6に沿う送り穴7の形成領域も曲げ変
形を受けないことにより、送り穴7のピツチに変化を生
じない。これにより、テーピング包装体1を自動実装機
(図示せず)に装着した際には、供給用スプロケツトの
ピン(図示せず)が送り穴7に適切に係合し、キヤリア
テーブの収納部6に装填された電子部品2を取り出し位
置に正確に位置決めするため、自動実装機の部品取り出
し部材による電子部品2の取り出しを円滑かつ確実に行
うことができる。従つて、電子部品2を回路基板に正確
に装着し、キヤリアテープの収納部6の曲げ変形に起因
する実装不良を防止し得る。
【0014】図5及び図6は、第2実施の形態を概念的
に説明する説明図である。図5及び図6に示すテーピン
グ包装体1は、キヤリアテープの収納部6間の連結部8
における両端部に打抜加工により曲げ応力吸収用切欠部
(以下、切欠部という)10が形成されている点を除い
て、図1〜4に示すテーピング包装体1と同一の構造と
なつている。なお、図1〜4における符号と同一の符号
は、同一の機能部材を意味している。切欠部10は、連
結部8における一方の端部に形成されていてもよい。そ
の形状は、弧状、角状等のいずれの形状でもよく、各種
形状の切り目等でもよい。
【0015】図5及び図6に示すテーピング包装体1
は、上記のように構成されていることから、格納リール
等への巻き取り時及び保管・運搬時等においては、キヤ
リアテープ4に作用する曲げモーメントによる曲げ応力
が切欠部10に集中し、切欠部10が形成されている部
位において連結部8が湾曲又は折れ曲がる。これによ
り、図1〜4のものと同様に、収納部6及び収納部6に
沿う送り穴7の形成領域を曲げ変形させることなく、テ
ーピング包装体1を巻き取るとともにロール状に巻回し
て保管・運搬することができる。
【0016】図7及び図8は、第3実施の形態を概念的
に説明する説明図である。図7及び図8に示すテーピン
グ包装体1は、キヤリアテープの収納部6間の連結部8
に曲げ応力吸収用薄肉部(以下、薄肉部という)11が
形成されている点を除いて、図1〜4に示すテーピング
包装体と同一の構造となつている。なお、図1〜4にお
ける符号と同一の符号は、同一の機能部材を意味してい
る。薄肉部11は、連結部8における長手方向の中央に
幅方向の全体に渡つて型加工により凹部又は筋目を設け
ることにより形成されているが、上記長手方向の中央以
外に形成されていてもよく、凹部又は筋目を複数列設け
ることにより形成されていてもよい。また、上記幅方向
の一部に形成されていてもよく、その際には複数個所に
形成されていてもよい。薄肉部11の形状は、凹部又は
筋目の形状に基づくが、凹部又は筋目の形状が上記幅方
向に向かつて直線状、曲線状等のいずれであつてもよ
く、凹部又は筋目の太さいいかえれば上記長手方向の幅
が不均一であつてもよい。薄肉部11の厚味は、不均一
であつてもよく、例えば凹部又は筋目の上記長手方向に
おける断面形状が円錐状又は角錐状に対応した状態であ
つてもよい。薄肉部11は、キヤリアテープ4の表面側
すなわち収納部6が開放している側に設けられている
が、キヤリアテープ4の裏面側又は中間に設けられてい
てもよい。
【0017】図7及び図8に示すテーピング包装体1
は、上記のように構成されていることから、格納リール
等への巻き取り時及び保管・運搬時等においては、キヤ
リアテープ4に作用する曲げモーメントによる曲げ応力
が薄肉部11に集中し、薄肉部11が形成されている部
位において連結部8が湾曲又は折れ曲がる。これによ
り、図1〜4のものと同様に、収納部6及び収納部6に
沿う送り穴7の形成領域を曲げ変形させることなく、テ
ーピング包装体1を巻き取るとともにロール状に巻回し
て保管・運搬することができる。
【0018】図9及び図10は、第4実施の形態を概念
的に説明する説明図である。図9及び図10に示すテー
ピング包装体1は、キヤリアテープの収納部6間の連結
部8に曲げ応力吸収用屈曲部(以下、屈曲部という)1
2が形成されている点を除いて、図1〜4に示すテーピ
ング包装体1と同一の構造となっている。なお、図1〜
4における符号と同一の符号は、同一の機能部材を意味
している。屈曲部12は、連結部8における長手方向の
中央に幅方向の全体に渡つて型加工により溝部を設ける
ことにより形成されているが、上記長手方向の中央以外
に形成されていてもよく、溝部を複数列設けることによ
り蛇腹状に形成されていてもよい。また、上記幅方向の
一部に形成されていてもよく、その際には複数個所に形
成されていてもよい。屈曲部12の形状は、溝部の形状
に基づくが、溝部の形状が上記幅方向に向かつて直線
状、曲線状等のいずれであつてもよく、溝部の太さいい
かえれば上記長手方向の幅が不均一であつてもよい。
【0019】図9及び図10に示すテーピング包装体1
は、上記のように構成されていることから、格納リール
等への巻き取り時及び保管・運搬時等においては、キヤ
リアテープ4に作用する曲げモーメントによる曲げ応力
が屈曲部12に集中し、屈曲部12が形成されている部
位において連結部8が湾曲又は折れ曲がる。これによ
り、図1〜4のものと同様に、収納部6及び収納部6に
沿う送り穴7の形成領域を曲げ変形させることなく、テ
ーピング包装体1を巻き取るとともにロール状に巻回し
て保管・運搬することができる。
【0020】なお、本発明は、上記各実施の形態に限定
されるものでないことはいうまでもなく、例えばキヤリ
アテープの長手方向の一方の端部寄にのみ送り穴が形成
されたものであつてもよい。低剛性化部としては、各実
施の形態におけるものを組み合わせてもよく、例えば収
納部間の連結部におけるキヤリアテープの長手方向に平
行な両端に切欠を設けるとともに、上記連結部の幅方向
の中間に幅方向に延びる細長穴を設けてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、キヤリアテープの収納
部間の連結部に低剛性化部が形成されていることによ
り、従来のものには期待できない次の効果を奏する。 テーピング包装体を巻き取る時、保管・運搬時等に
作用する曲げモーメントによる曲げ応力が低剛性化部が
形成されている部位において吸収され、キヤリアテープ
の連結部が容易に湾曲又は折れ曲がるため、キヤリアテ
ープの収納部の曲げ変形が抑制される。これにより、収
納部に装填された部品を損傷させることがなく、巻き取
り、保管・運搬し得る。その結果、使用時には損傷のな
い状態で部品を供給することができ、従来よりもはるか
に良好に実装することができる。 キヤリアテープの収納部に沿う送り穴の形成領域の
曲げ変形も抑制されるため、送り穴のピツチに変化を生
じない。これにより、使用時には送り穴が供給スプロケ
ツトのピンに適切に係合し、部品を正確に取り出し位置
に供給することができる。その結果、自動実装機の部品
取り出し部材による部品の取り出し不良を生じることが
なく、部品をキヤリアテープの収納部から確実に取り出
すことができ、従来よりもはるかに良好に実装すること
ができる。 上記,のように、部品を損傷させることなく装
填することができ、しかも送り穴のピツチが変化しない
ことから、従来よりも実装不良が低下し、結果的に実装
速度を高めることができる。 キヤリアテープの収納部の曲げ変形が抑制されるこ
とにより、比較的寸法の大きな部品についてもテーピン
グ包装体とすることが可能になつた。特に、電子部品に
ついては、4方にリードを有するIC、比較的寸法の大
きな液晶板等であつても、トレーに替えてテーピング包
装体とすることができ、これらのものについても実装速
度を高めることが可能になつた。 キヤリアテープの収納部間の連結部に低剛性化部を
形成したものであつて、従来のベーステープに箱型の収
納部を接合したものに比べて製造工程も構造もはるかに
簡単であり、安価に提供することが可能になつた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を概念的に説明する説
明図で、部品を装填した状態における平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う拡大断面図である。
【図4】本発明の第1実施の形態の作用を概念的に説明
する説明図で、巻回された状態におげるテーピング包装
体の一部を示す正面図である。
【図5】本発明の第2実施の形態を概念的に説明する説
明図で、部品を装填した状態における平面図である。
【図6】図5のC−C線に沿う拡大断面図である。
【図7】本発明の第3実施の形態を概念的に説明する説
明図で、部品を装填した状態における平面図である。
【図8】図8のD−D線に沿う拡大断面図である。
【図9】本発明の第4実施の形態を概念的に説明する説
明図で、部品を装填した状態における平面図である。
【図10】図9のE−E線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
1 テーピング包装体 2 電子部
品 3 電子部品の端子(リード) 4 キヤリ
アテープ 5 トツプカバーテープ 6 収納部 7 送り穴 8 収納部
間の連結部 9 曲げ応力吸収用穴部(穴部) 10 曲げ
応力吸収用切欠部(切欠部) 11 曲げ応力吸収用薄肉部(薄肉部) 12 曲げ応
力吸収用屈曲部(屈曲部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品を装填する凹状の収納部がテープ状
    の樹脂製長尺材の長手方向に一定間隔で形成され、送り
    穴が上記樹脂製長尺材の長手方向に平行な少なくとも一
    方の端部寄りに一定間隔で形成されているテーピング包
    装体のキヤリアテープにおいて、各収納部間の連結部に
    その曲げ剛性を低下させる低剛性化部が形成され、曲げ
    モーメントが作用する時には上記低剛性化部が形成され
    ている部位において上記連結部が湾曲又は折れ曲がるよ
    うになつていることを特徴とするテーピング包装体のキ
    ヤリアテープ。
  2. 【請求項2】 低剛性化部は、各収納部間の連結部に形
    成された曲げ応力吸収用穴部である請求項1記載のテー
    ピング包装体のキヤリアテープ。
  3. 【請求項3】 低剛性化部は、各収納部間の連結部にお
    ける長手方向に平行な端部に形成された曲げ応力吸収用
    切欠部である請求項1又は2記載のテーピング包装体の
    キヤリアテープ。
  4. 【請求項4】 低剛性化部は、各収納部間の連結部に形
    成された曲げ応力吸収用薄肉部である請求項1,2又は
    3記載のテーピング包装体のキヤリアテープ。
  5. 【請求項5】 低剛性部は、各収納部間の連結部に形成
    された曲げ応力吸収用屈曲部である請求項1,2,3又
    は4記載のテーピング包装体のキヤリアテープ。
JP8110021A 1996-03-25 1996-03-25 テーピング包装体のキヤリアテープ Pending JPH09255079A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008110789A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Tokiwa Corp 緩衝機能付き包装体
JP2011225256A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Shin Etsu Polymer Co Ltd エンボスキャリアテープ及びその製造方法ならびに包装部品巻回体
JP2014043028A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Shin Etsu Polymer Co Ltd エンボスキャリアテープ形成用金型およびエンボスキャリアテープ
KR101437069B1 (ko) * 2012-11-01 2014-09-02 (주)코스탯아이앤씨 접는 방식에 적합한 반도체 패키지용 캐리어 테이프

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