JPH09254875A - 双胴型清掃船 - Google Patents
双胴型清掃船Info
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- JPH09254875A JPH09254875A JP7155496A JP7155496A JPH09254875A JP H09254875 A JPH09254875 A JP H09254875A JP 7155496 A JP7155496 A JP 7155496A JP 7155496 A JP7155496 A JP 7155496A JP H09254875 A JPH09254875 A JP H09254875A
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- support shaft
- horizontal shaft
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 双胴型清掃船は、航走することにより、水面
に浮遊する浮遊物を胴体間に導き回収するが、狭隘な場
所では航走できないので、浮遊物を回収することができ
ない。 【解決手段】 掻寄せ装置５は、両胴体船首部間に渡さ
れた水平軸体６と、その周面に９０°置きに設けられた
４個の浮遊物掻寄せ体７とを備え、各浮遊物掻寄せ体７
は、水平軸体６の両端に立設されたアーム体８と、両ア
ーム体８の対向面に取付けた水平支軸部材間に揺動自在
に渡した杆体と、この杆体の外周部に取付けられて船幅
方向に連続した凹凸形状を有する掻寄せ爪部材１１とか
ら構成され、一方の胴体４に取付けられて水平軸体６を
その軸心回りに回転させるための回転用モータ１２が設
けられ、この回転用モータ１２の出力軸は、伝達ベルト
１３を介して水平軸体６に連結されている。
に浮遊する浮遊物を胴体間に導き回収するが、狭隘な場
所では航走できないので、浮遊物を回収することができ
ない。 【解決手段】 掻寄せ装置５は、両胴体船首部間に渡さ
れた水平軸体６と、その周面に９０°置きに設けられた
４個の浮遊物掻寄せ体７とを備え、各浮遊物掻寄せ体７
は、水平軸体６の両端に立設されたアーム体８と、両ア
ーム体８の対向面に取付けた水平支軸部材間に揺動自在
に渡した杆体と、この杆体の外周部に取付けられて船幅
方向に連続した凹凸形状を有する掻寄せ爪部材１１とか
ら構成され、一方の胴体４に取付けられて水平軸体６を
その軸心回りに回転させるための回転用モータ１２が設
けられ、この回転用モータ１２の出力軸は、伝達ベルト
１３を介して水平軸体６に連結されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、水面に浮遊する浮
遊物（ごみ）を回収するための双胴型清掃船に関する。
遊物（ごみ）を回収するための双胴型清掃船に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の双胴型清掃船では、低速で航走す
ることにより、水面に浮遊する浮遊物を胴体間に導き、
胴体間に配置したコンテナー式の回収網籠で捕獲した
り、胴体間に設けたコンベアーで船体に設置した回収容
器まで搬送するようにしている。
ることにより、水面に浮遊する浮遊物を胴体間に導き、
胴体間に配置したコンテナー式の回収網籠で捕獲した
り、胴体間に設けたコンベアーで船体に設置した回収容
器まで搬送するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の清掃船では、航
走することにより浮遊物を回収するので、広い水域には
適している。
走することにより浮遊物を回収するので、広い水域には
適している。
【０００４】しかし、水面に浮遊する浮遊物は、例えば
風下に吹きよせられて、狭隘な場所に密集して溜まるこ
とも多く、上記清掃船は航走することにより浮遊物を回
収するものであって、このような狭隘な水域では航走で
きないので、浮遊物を回収することができない。
風下に吹きよせられて、狭隘な場所に密集して溜まるこ
とも多く、上記清掃船は航走することにより浮遊物を回
収するものであって、このような狭隘な水域では航走で
きないので、浮遊物を回収することができない。
【０００５】そこで本発明は、上記課題を解決し得る双
胴型清掃船の提供を目的とする。
胴型清掃船の提供を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明における課題を解
決するための手段は、双胴型船体の両胴体船首部間に、
水面に浮遊する浮遊物を胴体間に向けて回収するための
掻寄せ装置が設けられ、掻寄せ装置は、両胴体船首部間
に渡された水平支軸部材の周面に設けられた複数個の浮
遊物掻寄せ体と、水平支軸部材をその軸心回りに回転さ
せるための回転用モータとを備え、浮遊物掻寄せ体は、
水平支軸部材に放射方向に取付けたアーム体と、このア
ーム体に取付けられるとともに水平支軸部材に沿って配
置された杆状部材と、この杆状部材に取付けられて船幅
方向に連続した凹凸形状を有する掻寄せ爪部材とから構
成され、掻寄せ装置の船尾側に掻寄せ装置で掻寄せた浮
遊物を所定の場所まで搬送するためのコンベヤが設けら
れたものである。
決するための手段は、双胴型船体の両胴体船首部間に、
水面に浮遊する浮遊物を胴体間に向けて回収するための
掻寄せ装置が設けられ、掻寄せ装置は、両胴体船首部間
に渡された水平支軸部材の周面に設けられた複数個の浮
遊物掻寄せ体と、水平支軸部材をその軸心回りに回転さ
せるための回転用モータとを備え、浮遊物掻寄せ体は、
水平支軸部材に放射方向に取付けたアーム体と、このア
ーム体に取付けられるとともに水平支軸部材に沿って配
置された杆状部材と、この杆状部材に取付けられて船幅
方向に連続した凹凸形状を有する掻寄せ爪部材とから構
成され、掻寄せ装置の船尾側に掻寄せ装置で掻寄せた浮
遊物を所定の場所まで搬送するためのコンベヤが設けら
れたものである。
【０００７】掻寄せ爪部材は杆状部材の軸心回りに揺動
自在に設けられ、水平支軸部材に、掻寄せ爪部材を水平
支軸部材の掻寄せ周方向に付勢するばねが設けられたも
のである。
自在に設けられ、水平支軸部材に、掻寄せ爪部材を水平
支軸部材の掻寄せ周方向に付勢するばねが設けられたも
のである。
【０００８】さらに、水平支軸部材が双胴型船体に対し
て昇降自在に設けられたものである。
て昇降自在に設けられたものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図１
〜図７に基づいて説明する。本発明の実施の形態に係る
双胴型清掃船２は、水面の浮遊物１を回収するためのも
ので、双胴型船体３の各胴体４船首部に、浮遊物１を回
収するための掻寄せ装置５が設けられている。
〜図７に基づいて説明する。本発明の実施の形態に係る
双胴型清掃船２は、水面の浮遊物１を回収するためのも
ので、双胴型船体３の各胴体４船首部に、浮遊物１を回
収するための掻寄せ装置５が設けられている。
【００１０】この掻寄せ装置５は、図１および図２の全
体図に示すように、両胴体船首部間に渡された水平軸体
６と、その周面に９０°置きに設けられた複数個の浮遊
物掻寄せ体７とを備えている。
体図に示すように、両胴体船首部間に渡された水平軸体
６と、その周面に９０°置きに設けられた複数個の浮遊
物掻寄せ体７とを備えている。
【００１１】この各浮遊物掻寄せ体７は、図３および図
４の拡大図に示すように、水平軸体６の両端に立設され
たアーム体８と、両アーム体８の対向面に取付けた水平
支軸部材９間に揺動自在に渡した杆体１０と、この杆体
１０の外周部に取付けられて船幅方向に連続した凹凸形
状を有する掻寄せ爪部材１１とから構成されている。
４の拡大図に示すように、水平軸体６の両端に立設され
たアーム体８と、両アーム体８の対向面に取付けた水平
支軸部材９間に揺動自在に渡した杆体１０と、この杆体
１０の外周部に取付けられて船幅方向に連続した凹凸形
状を有する掻寄せ爪部材１１とから構成されている。
【００１２】また一方の胴体４に取付けられて水平軸体
６をその軸心回りＫ１に回転させるための回転用モータ
１２が設けられ、この回転用モータ１２の出力軸は、伝
達ベルト１３を介して水平軸体６に連結されている。
６をその軸心回りＫ１に回転させるための回転用モータ
１２が設けられ、この回転用モータ１２の出力軸は、伝
達ベルト１３を介して水平軸体６に連結されている。
【００１３】掻寄せ爪部材１１を、掻寄せ方向Ｋ２に付
勢するためのばね１４が設けられ、このばね１４は、一
端がアーム体８に取付けられ、他端が杆体１０に取付け
られ、その途中が水平支軸部材９に巻回されている。
勢するためのばね１４が設けられ、このばね１４は、一
端がアーム体８に取付けられ、他端が杆体１０に取付け
られ、その途中が水平支軸部材９に巻回されている。
【００１４】また水平軸体６は、各胴体４船首部に形成
した昇降案内溝（図示せず）に昇降自在に取付けられて
いる。上記のように構成した掻寄せ装置５では、航走中
は水抵抗を少なくするために水平軸体６を上動して、掻
寄せ装置５全体を水面から回避させておく。
した昇降案内溝（図示せず）に昇降自在に取付けられて
いる。上記のように構成した掻寄せ装置５では、航走中
は水抵抗を少なくするために水平軸体６を上動して、掻
寄せ装置５全体を水面から回避させておく。
【００１５】ところで、双胴型清掃船２を所定の場所
（例えば狭隘な水域）に航走させた後、浮遊物１を胴体
４間の後方に回収する場合は、水平軸体６を下動させ、
回転用モータ１２を駆動する。そうすると、各浮遊物掻
寄せ体７が水平軸体６の軸心回りＫ１に回転し、ばね１
４によって掻寄せ方向Ｋ２に付勢されている掻寄せ爪部
材１１が、図３に示すように水抵抗によって反掻寄せ方
向に倒れて水面を掻き、浮遊物１を船尾側に掻寄せる。
（例えば狭隘な水域）に航走させた後、浮遊物１を胴体
４間の後方に回収する場合は、水平軸体６を下動させ、
回転用モータ１２を駆動する。そうすると、各浮遊物掻
寄せ体７が水平軸体６の軸心回りＫ１に回転し、ばね１
４によって掻寄せ方向Ｋ２に付勢されている掻寄せ爪部
材１１が、図３に示すように水抵抗によって反掻寄せ方
向に倒れて水面を掻き、浮遊物１を船尾側に掻寄せる。
【００１６】そして掻寄せ装置５の船尾側に、掻寄せ装
置５で掻寄せた浮遊物１を所定の場所まで搬送するため
のコンベヤ２７が設けられている。このコンベヤ２７
は、船体３の甲板上に取付けた一対の支持台２８（タン
ブラー）に、途中が揺動軸３０を介して揺動自在（船首
側が双胴型船体に対して昇降自在）に支持されたコンベ
ヤフレーム３１と、このコンベヤフレーム３１の前後端
に回転自在に支持されたローラ３２，３３に巻回される
比較的目の細かいエンドレスネット３４と、各ローラ３
２，３３の端部に配置するとともにエンドレスネット３
４の両側部に設けた駆動チェーン３６に噛合するチェー
ン駆動用スプロケット３５と、後方のローラ３３を駆動
させるための搬送用モータ３７とから構成されている。
置５で掻寄せた浮遊物１を所定の場所まで搬送するため
のコンベヤ２７が設けられている。このコンベヤ２７
は、船体３の甲板上に取付けた一対の支持台２８（タン
ブラー）に、途中が揺動軸３０を介して揺動自在（船首
側が双胴型船体に対して昇降自在）に支持されたコンベ
ヤフレーム３１と、このコンベヤフレーム３１の前後端
に回転自在に支持されたローラ３２，３３に巻回される
比較的目の細かいエンドレスネット３４と、各ローラ３
２，３３の端部に配置するとともにエンドレスネット３
４の両側部に設けた駆動チェーン３６に噛合するチェー
ン駆動用スプロケット３５と、後方のローラ３３を駆動
させるための搬送用モータ３７とから構成されている。
【００１７】そして、船首側甲板上に立設した支柱３８
にシリンダー部４０ａが回動自在に取付けられるととも
にコンベヤフレーム３１の前部にロッド４０ｂが回動自
在に取付けられた一対の揺動用シリンダー装置４０によ
って、コンベヤフレーム３１が前記揺動軸３０回りに揺
動できるよう構成されている。
にシリンダー部４０ａが回動自在に取付けられるととも
にコンベヤフレーム３１の前部にロッド４０ｂが回動自
在に取付けられた一対の揺動用シリンダー装置４０によ
って、コンベヤフレーム３１が前記揺動軸３０回りに揺
動できるよう構成されている。
【００１８】また本発明の実施の形態における双胴型清
掃船２は、掻寄せ装置５で胴体４間に回収した浮遊物１
をコンベヤ２７側（船尾側）に導くための水車２５を備
え、この水車２５は、船首尾方向に直角な水平軸４１回
りに回転自在に支持されるとともに、水平軸４１周囲に
放射状に配置されてエンドレスネット３４とほぼ同じ幅
を有した複数枚の翼４２と、この翼４２の両側に取付け
られて周囲に駆動チェーン３６に噛合する歯部４３を有
する歯車４４とから構成されている。
掃船２は、掻寄せ装置５で胴体４間に回収した浮遊物１
をコンベヤ２７側（船尾側）に導くための水車２５を備
え、この水車２５は、船首尾方向に直角な水平軸４１回
りに回転自在に支持されるとともに、水平軸４１周囲に
放射状に配置されてエンドレスネット３４とほぼ同じ幅
を有した複数枚の翼４２と、この翼４２の両側に取付け
られて周囲に駆動チェーン３６に噛合する歯部４３を有
する歯車４４とから構成されている。
【００１９】このように構成された水車２５は、水平軸
４１の両端部をコンベヤフレーム３１の途中に支持する
ためのＶ字形の支持脚４５によってコンベヤフレーム３
１に支持されている。
４１の両端部をコンベヤフレーム３１の途中に支持する
ためのＶ字形の支持脚４５によってコンベヤフレーム３
１に支持されている。
【００２０】また水車２５の下方には、水車２５の駆動
によって発生する水流Ｗの水路を形成するとともに効率
よく水流Ｗを発生させるための水路形成用のトレー４６
が配置され、このトレー４６は上方および前後部が開放
され、船首側にコンベヤ２７の前部が入り込む凹部４７
が形成され、このトレー４６は取付け柱部材４７ａを介
してコンベヤフレーム３１に取付けられている。
によって発生する水流Ｗの水路を形成するとともに効率
よく水流Ｗを発生させるための水路形成用のトレー４６
が配置され、このトレー４６は上方および前後部が開放
され、船首側にコンベヤ２７の前部が入り込む凹部４７
が形成され、このトレー４６は取付け柱部材４７ａを介
してコンベヤフレーム３１に取付けられている。
【００２１】このように構成したコンベヤ２７において
は、航走中は水抵抗を少なくするために、各揺動用シリ
ンダー装置４０を駆動して揺動軸３０回りにコンベヤ２
７を上動させ、水面から離した状態としておく。
は、航走中は水抵抗を少なくするために、各揺動用シリ
ンダー装置４０を駆動して揺動軸３０回りにコンベヤ２
７を上動させ、水面から離した状態としておく。
【００２２】ところで、掻寄せ装置５で掻寄せた浮遊物
１を回収するには、まず、揺動軸３０回りにコンベヤ２
７を上動させた状態から先端部を下動させて着水させ
る。そうすると、水車２５およびトレー４６は、コンベ
ヤ２７とともに着水する。そして搬送用モータ３７を駆
動すると、駆動チェーン３６およびエンドレスネット３
４が回転し、駆動チェーン３６の回転とともに水車２５
が回転し、水面に、船尾側へ移動する水流Ｗが発生し、
掻寄せ装置５で胴体４間に掻寄せた浮遊物１が、胴体４
間を船尾側に移動してコンベヤ２７の先端部に到り、コ
ンベヤ２７のエンドレスネット３４上に移送される。
１を回収するには、まず、揺動軸３０回りにコンベヤ２
７を上動させた状態から先端部を下動させて着水させ
る。そうすると、水車２５およびトレー４６は、コンベ
ヤ２７とともに着水する。そして搬送用モータ３７を駆
動すると、駆動チェーン３６およびエンドレスネット３
４が回転し、駆動チェーン３６の回転とともに水車２５
が回転し、水面に、船尾側へ移動する水流Ｗが発生し、
掻寄せ装置５で胴体４間に掻寄せた浮遊物１が、胴体４
間を船尾側に移動してコンベヤ２７の先端部に到り、コ
ンベヤ２７のエンドレスネット３４上に移送される。
【００２３】また本実施の形態における双胴型清掃船２
は、コンベヤ２７で搬送した浮遊物１を積載するための
コンテナー式の網籠２６（上側開放で平面視矩形）が胴
体４間の船尾側に配置され、この網籠２６を、例えば岸
壁側に設置したクレーン装置の吊持索５０で吊持可能な
位置まで、船尾側に移動させるための案内装置５１が設
けられている。
は、コンベヤ２７で搬送した浮遊物１を積載するための
コンテナー式の網籠２６（上側開放で平面視矩形）が胴
体４間の船尾側に配置され、この網籠２６を、例えば岸
壁側に設置したクレーン装置の吊持索５０で吊持可能な
位置まで、船尾側に移動させるための案内装置５１が設
けられている。
【００２４】この案内装置５１は、胴体４間に配置され
て船首側に向けて下傾斜された左右一対の案内レール５
３と、これら案内レール５３に車輪５４を介して移動自
在に載置されるとともに、中央に網籠２６を挿入する開
口を有したフレーム状の台車５５と、この台車５５を案
内レール５３上で往復移動させるための往復移動装置５
６とから構成されている。
て船首側に向けて下傾斜された左右一対の案内レール５
３と、これら案内レール５３に車輪５４を介して移動自
在に載置されるとともに、中央に網籠２６を挿入する開
口を有したフレーム状の台車５５と、この台車５５を案
内レール５３上で往復移動させるための往復移動装置５
６とから構成されている。
【００２５】この往復移動装置５６は、船尾側で胴体４
間に支持された取付け台５９上に軸受け５７を介して回
転自在に支持されたシャフト５８と、このシャフト５８
の途中に嵌合したスプロケット６０と、このスプロケッ
ト６０に巻回するチェーン６１を駆動させるための台車
移動用モータ６２と、シャフト５８の両側に嵌合した一
対のプーリ６３と、このプーリ６３と台車５５の端部に
張設されたワイヤーロープ６４とから構成されている。
間に支持された取付け台５９上に軸受け５７を介して回
転自在に支持されたシャフト５８と、このシャフト５８
の途中に嵌合したスプロケット６０と、このスプロケッ
ト６０に巻回するチェーン６１を駆動させるための台車
移動用モータ６２と、シャフト５８の両側に嵌合した一
対のプーリ６３と、このプーリ６３と台車５５の端部に
張設されたワイヤーロープ６４とから構成されている。
【００２６】また前記網籠２６の側部には、台車５５に
上方から係合する係合フレーム６５が取付けられてい
る。上記のように構成した案内装置５１において、網籠
２６を船体３に設置する場合は、まず台車移動用モータ
６２を駆動してワイヤーロープ６４を巻上げ、台車５５
を上方へ移動しておき、クレーン装置の吊持索５０で網
籠２６を吊持し、網籠２６を、その係合フレーム６５が
台車５５の上面に係合するまで下降させることによって
行う。
上方から係合する係合フレーム６５が取付けられてい
る。上記のように構成した案内装置５１において、網籠
２６を船体３に設置する場合は、まず台車移動用モータ
６２を駆動してワイヤーロープ６４を巻上げ、台車５５
を上方へ移動しておき、クレーン装置の吊持索５０で網
籠２６を吊持し、網籠２６を、その係合フレーム６５が
台車５５の上面に係合するまで下降させることによって
行う。
【００２７】そして航走中は水抵抗を小さくするため
に、台車５５の位置は船体３の上部に位置させておき、
所定の場所に到着したら台車移動用モータ６２を駆動し
てワイヤーロープ６４をプーリ６３から導出し、台車５
５をその重さで案内レール５３に沿って前方に移動させ
ることによって、網籠２６がコンベヤ２７の後部下方に
位置させる。
に、台車５５の位置は船体３の上部に位置させておき、
所定の場所に到着したら台車移動用モータ６２を駆動し
てワイヤーロープ６４をプーリ６３から導出し、台車５
５をその重さで案内レール５３に沿って前方に移動させ
ることによって、網籠２６がコンベヤ２７の後部下方に
位置させる。
【００２８】また、コンベヤ２７で搬送されて落下した
浮遊物１が網籠２６内に溜まった場合（清掃作業が終了
した場合）は、台車移動用モータ６２を駆動してワイヤ
ーロープ６４を巻上げ、台車５５を上方へ移動して水抵
抗を小さくし、岸壁に到着したらクレーン装置の吊持索
５０で網籠２６を吊持し、網籠２６を岸壁に揚げて浮遊
物１を回収する。
浮遊物１が網籠２６内に溜まった場合（清掃作業が終了
した場合）は、台車移動用モータ６２を駆動してワイヤ
ーロープ６４を巻上げ、台車５５を上方へ移動して水抵
抗を小さくし、岸壁に到着したらクレーン装置の吊持索
５０で網籠２６を吊持し、網籠２６を岸壁に揚げて浮遊
物１を回収する。
【００２９】なお、コンベヤフレーム３１に取付けた各
揺動用シリンダー装置４０、掻寄せ装置５の各回動用シ
リンダー装置１６、各旋回用シリンダー装置１５、コン
ベヤ２７の搬送用モータ３７および案内装置５１の台車
移動用モータ６２の駆動操作は、船体３の甲板に配置し
た操舵室６６内に設置した制御装置（図示せず）を操作
することによって行うようにしている。
揺動用シリンダー装置４０、掻寄せ装置５の各回動用シ
リンダー装置１６、各旋回用シリンダー装置１５、コン
ベヤ２７の搬送用モータ３７および案内装置５１の台車
移動用モータ６２の駆動操作は、船体３の甲板に配置し
た操舵室６６内に設置した制御装置（図示せず）を操作
することによって行うようにしている。
【００３０】そして上記のような双胴型清掃船２では、
狭隘水域まで航走して停止した後、掻寄せ装置５で水面
の浮遊物１を胴体４間に掻寄せ、コンベヤ２７を駆動し
て水車２５を回転させて船尾方向へ水流Ｗを発生させ、
この水流Ｗによって胴体４間に流れ込んだ浮遊物１をコ
ンベヤ２７で網籠２６に積載するようにして清掃作業を
行うようにしたので、従来のように航走できないような
狭隘な水域であっても浮遊物１のを回収することができ
る。
狭隘水域まで航走して停止した後、掻寄せ装置５で水面
の浮遊物１を胴体４間に掻寄せ、コンベヤ２７を駆動し
て水車２５を回転させて船尾方向へ水流Ｗを発生させ、
この水流Ｗによって胴体４間に流れ込んだ浮遊物１をコ
ンベヤ２７で網籠２６に積載するようにして清掃作業を
行うようにしたので、従来のように航走できないような
狭隘な水域であっても浮遊物１のを回収することができ
る。
【００３１】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、双胴型船体の両胴体船首部間に、両胴体船首部間に
渡した水平支軸部材の周面に設けた複数個の浮遊物掻寄
せ体と、水平支軸部材をその軸心回りに回転させるため
の回転用モータとを備えた掻寄せ装置を設け、浮遊物掻
寄せ体は、水平支軸部材に放射方向に取付けたアーム体
に取付けられるとともに水平支軸部材に沿って配置され
た杆状部材と、この杆状部材に取付けられて船幅方向に
連続した凹凸形状を有する掻寄せ爪部材とから構成した
ので、船を航走させることのできない狭隘な水域であっ
ても、回転用モータを駆動することにより、掻寄せ爪部
材で浮遊物を掻き寄せて回収し、また掻寄せ装置の船尾
側に設けたコンベヤで、浮遊物を所定の場所まで搬送
し、回収することができる。
は、双胴型船体の両胴体船首部間に、両胴体船首部間に
渡した水平支軸部材の周面に設けた複数個の浮遊物掻寄
せ体と、水平支軸部材をその軸心回りに回転させるため
の回転用モータとを備えた掻寄せ装置を設け、浮遊物掻
寄せ体は、水平支軸部材に放射方向に取付けたアーム体
に取付けられるとともに水平支軸部材に沿って配置され
た杆状部材と、この杆状部材に取付けられて船幅方向に
連続した凹凸形状を有する掻寄せ爪部材とから構成した
ので、船を航走させることのできない狭隘な水域であっ
ても、回転用モータを駆動することにより、掻寄せ爪部
材で浮遊物を掻き寄せて回収し、また掻寄せ装置の船尾
側に設けたコンベヤで、浮遊物を所定の場所まで搬送
し、回収することができる。
【図１】本発明の実施の第一形態を示す双胴型清掃船の
全体構成を示す側面図である。
全体構成を示す側面図である。
【図２】同じく全体構成を示す平面図である。
【図３】同じく掻寄せ装置の拡大側面図である。
【図４】同じく掻寄せ装置の拡大正面図である。
【図５】同じくコンベヤと水車の拡大側面図である。
【図６】同じく水車の拡大側面図である。
【図７】同じく案内装置の拡大斜視図である。
【図８】同じく案内装置を用いて網籠を船体に設置した
状態の拡大斜視図である。
状態の拡大斜視図である。
１ 浮遊物 ２ 双胴型清掃船 ３ 双胴型船体 ４ 胴体 ５ 掻寄せ装置 ６ 水平軸体 ７ 浮遊物掻寄せ体 ８ アーム体 ９ 水平支軸部材 １０ 杆体 １１ 掻寄せ爪部材 １２ 回転用モータ １３ 伝達ベルト
Claims (3)
- 【請求項１】 双胴型船体の両胴体船首部間に、水面に
浮遊する浮遊物を胴体間に向けて回収するための掻寄せ
装置が設けられ、掻寄せ装置は、両胴体船首部間に渡さ
れた水平支軸部材の周面に設けられた複数個の浮遊物掻
寄せ体と、水平支軸部材をその軸心回りに回転させるた
めの回転用モータとを備え、浮遊物掻寄せ体は、水平支
軸部材に放射方向に取付けたアーム体と、このアーム体
に取付けられるとともに水平支軸部材に沿って配置され
た杆状部材と、この杆状部材に取付けられて船幅方向に
連続した凹凸形状を有する掻寄せ爪部材とから構成さ
れ、掻寄せ装置の船尾側に掻寄せ装置で掻寄せた浮遊物
を所定の場所まで搬送するためのコンベヤが設けられた
ことを特徴とする双胴型清掃船。 - 【請求項２】 掻寄せ爪部材が杆状部材の軸心回りに揺
動自在に設けられ、水平支軸部材に、掻寄せ爪部材を水
平支軸部材の掻寄せ周方向に付勢するばねが設けられた
ことを特徴とする請求項１記載の双胴型清掃船。 - 【請求項３】 水平支軸部材が双胴型船体に対して昇降
自在に設けられたことを特徴とする請求項１または請求
項２記載の双胴型清掃船。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7155496A JPH09254875A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 双胴型清掃船 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7155496A JPH09254875A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 双胴型清掃船 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09254875A true JPH09254875A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13464074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7155496A Pending JPH09254875A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 双胴型清掃船 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09254875A (ja) |
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-
1996
- 1996-03-27 JP JP7155496A patent/JPH09254875A/ja active Pending
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