JPH09254054A - 打撃工具の把持部構造 - Google Patents

打撃工具の把持部構造

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JPH09254054A
JPH09254054A JP6401796A JP6401796A JPH09254054A JP H09254054 A JPH09254054 A JP H09254054A JP 6401796 A JP6401796 A JP 6401796A JP 6401796 A JP6401796 A JP 6401796A JP H09254054 A JPH09254054 A JP H09254054A
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JP
Japan
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striking
support shaft
vibration
cylinder
impact
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JP6401796A
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Inventor
Yoshiyuki Nakajima
善行 中島
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TOYO KUKI SEISAKUSHO KK
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TOYO KUKI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性がよく、かつ、確実に防振することの
できる打撃工具の把持部構造を提供すること。 【解決手段】 一端に把持部(3) を設けたシリンダケー
シング(2) 内に打撃ピストン(1) を配設し、同打撃ピス
トン(1) の両側に形成される第一・第二空気室(21),(2
2) に圧縮空気等の流体を交互に供給して打撃ピストン
(1) を往復動させ、前記シリンダケーシング(2) から先
端を突出させたピックハンマ(6) の基端部を打撃するこ
とによりコンクリート等の硬質面を打撃破砕する打撃工
具において、前記把持部(3) を支軸(8) 回りに回動可能
に取付けるとともに、同支軸(8)と把持部(3) との間に
弾性体を介設し、打撃ピストン(1) 及びピックハンマ
(6)からの振動を吸収可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリートや
岩石等の硬質表面を破砕したり、穿孔、削孔するための
コンクリートブレーカ等、手持ち式打撃工具の把持部構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】土木建築現場、構内工事、地下工事等に
おいては、コンクリートや岩石等の硬質表面を破砕した
り、穿孔、削孔するための打撃工具として、手持ち式の
コンクリートブレーカが多く使用されている。
【0003】かかるコンクリートブレーカは、一般に、
一端に把持部を設けたシリンダケーシング内に打撃ピス
トンを配設し、同打撃ピストンの両側に形成される第一
・第二空気室に圧縮空気を交互に供給して打撃ピストン
を往復動させ、前記シリンダケーシングから先端を突出
させたピックハンマの基端部を打撃するように構成され
ている。
【0004】そして、同コンクリートブレーカの把持部
構造としては、従来、図4に示すように、何ら防振処理
を施したものではなかった。
【0005】すなわち、上記したコンクリートブレーカ
Xの把持部構造は、内部にシリンダ室110 を形成した長
尺筒体状のシリンダケーシング100 の上端に、把持部と
なるヘッド体200 をボルト等で連設した構造としてお
り、同ヘッド体200 に左右の把手210,210 を一体的に設
けている。220 は軟質の把手カバーである。
【0006】なお、図4において、300 はヘッド体200
に連設したエア供給部230 とシリンダ室110 との間に介
設されたオートマチックバルブであり、バルブチェスト
310と、同バルブチェスト310 に上下移動自在に取付け
られたバルブ本体320 、同バルブ本体320 の上部に配設
されたバルブカバー330 等から構成されている。
【0007】400はバルブボールであり、オートマチッ
クバルブ300 の上流側に設けたエア供給孔240 を圧縮空
気の力により自動的に閉塞している。
【0008】上記構成により、ヘッド体200 の上端に設
けたレバー500 を操作すると、プッシュロッド410 を介
してバルブボール400 が押されてエア供給孔240 が開
き、図示しない圧縮空気供給源からの圧縮空気がオート
マチックバルブ300 を介してシリンダ室110 の第一空気
室120 及び第二空気室(図示せず)に交互に供給され、
打撃ピストン(図示せず)がシリンダ室110 内を往復摺
動し、シリンダケーシング100 から先端を突出させたピ
ックハンマ(図示せず)の基端部を打撃して駆動するよ
うにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンクリートブレーカXは、上述したように何ら防振処
理を施していないので、打撃ピストン及びピックハンマ
の激しい往復運動による振動、特に、ピックハンマがコ
ンクリート表面等を破砕する際の衝撃による振動は、シ
リンダケーシング100 を介して直接左右の把手210,210
に伝わることになる。
【0010】したがって、同把手210,210 を直接握って
いる作業者に激しい振動が伝わり、作業者は振動疲労を
強いられることになり、かかる作業が長時間に及ぶと、
神経障害を来したり、白蝋病等を引き起こすおそれがあ
った。
【0011】そこで、振動を低減するように、エアクッ
ションやOリング型の弾性体を組み込む等の様々な試み
がなされたりもしたが、いずれも芳しい効果を上げるに
は至らなかった。
【0012】本発明は、上記課題を解決することのでき
る打撃工具の把持部構造を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、一端に把持
部を設けたシリンダケーシング内に打撃ピストンを配設
し、同打撃ピストンの両側に形成される第一・第二空気
室に圧縮空気等の流体を交互に供給して打撃ピストンを
往復動させ、前記シリンダケーシングから先端を突出さ
せたハンマ体の基端部を打撃することによりコンクリー
ト等の硬質面を打撃破砕する打撃工具において、前記把
持部を支軸回りに回動可能に取付けるとともに、同支軸
と把持部との間に弾性体を介設し、打撃ピストン及びハ
ンマ体からの振動を吸収可能に構成したことを特徴とす
る打撃工具の把持部構造に係るものである。
【0014】また、本発明は、上記把持部は、対向状態
に設けた左右の把手からなり、各把手の基端に形成した
連結孔内に、円筒状に形成した弾性体を具備する振動吸
収ユニットを圧入し、同振動吸収ユニットを介して、各
把手を支軸回りに回動可能に取付けたこと、さらに、上
記振動吸収ユニットは、シリンダケーシング側に回転不
能に取付けて支軸の一部を構成する内側金属筒と、同内
側金属筒の外側に同心円的に配設し、各把手の連結孔に
圧入した外側金属筒と、両金属筒間に固着した円筒状の
ゴム体とから構成したことにも特徴を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、一端に把持部を設けた
シリンダケーシング内に打撃ピストンを配設し、同打撃
ピストンの両側に形成される第一・第二空気室に圧縮空
気等の流体を交互に供給して打撃ピストンを往復動さ
せ、前記シリンダケーシングから先端を突出させたピッ
クハンマ等のハンマ体の基端部を打撃することによりコ
ンクリート等の硬質面を打撃破砕する打撃工具におい
て、前記把持部を支軸回りに回動可能に取付けるととも
に、同支軸と把持部との間に弾性体を介設し、打撃ピス
トン及びハンマ体からの振動を吸収可能に構成したもの
である。
【0016】打撃工具としては、圧縮空気により駆動す
るコンクリートブレーカに好適に用いることができ、振
動を大幅に低減することにより、作業者の負担を著しく
軽減することが可能となる。
【0017】すなわち、上記把持部は、対向状態に設け
た左右の把手からなり、各把手の基端に形成した連結孔
内に、円筒状に形成した弾性体を具備する振動吸収ユニ
ットを圧入し、同振動吸収ユニットを介して、各把手を
支軸回りに回動可能に取付けている。
【0018】したがって、左右の手で確実に把手を握
り、打撃工具を下方に押さた状態で保持しながらコンク
リート表面等の破砕作業が行えるので、打撃工具の取り
扱いが容易で作業性が良好となる。
【0019】また、上記振動吸収ユニットは、シリンダ
ケーシング側に回転不能に取付けて支軸の一部を構成す
る内側金属筒と、同内側金属筒の外側に同心円的に配設
し、各把手の連結孔に圧入した外側金属筒と、両金属筒
間に固着した円筒状のゴム体とから構成することができ
る。
【0020】かかる構成により、シリンダケーシングの
上下方向への振動は、把手が支軸回りに回動できること
から大きく減じられるとともに、支軸と把手との間に介
設した振動吸収ユニットの弾性体、すなわち、円筒状の
ゴム体の捩じれにより、シリンダケーシングからの振動
は吸収されることになる。
【0021】このように、左右の把手を直接握って作業
する者にとって、手に伝わる振動が大幅に低減すること
から振動疲労がなくなり、神経障害や白蝋病等を引き起
こすことを防止することができる。
【0022】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づき以下に説明
する。
【0023】図1に本発明に係る把持部構造を有する打
撃工具としてのコンクリートブレーカAの全体を、図2
には要部の拡大図を示しており、先ず、本実施例におけ
るコンクリートブレーカAの全体構成について説明す
る。
【0024】図1に示すように、コンクリートブレーカ
Aは、内部に打撃ピストン1を配設するシリンダ室20を
形成したシリンダケーシング2の上端に把持部3を有す
るバックヘッド4を設けるとともに、シリンダケーシン
グ2の下端に筒状のフロントヘッド5を連設し、同フロ
ントヘッド5には、先端を突出させた状態でハンマ体と
してのピックハンマ6を摺動自在に取付けている。
【0025】24はシリンダケーシング2に設けた排出口
であり、シリンダ室20と大気とを連通している。また、
40はシリンダケーシング2とバックヘッド4とを連結す
るボルト、61はハンマー保持金具、62は同保持金具61を
付勢するスプリングである。
【0026】シリンダ室20は、前記打撃ピストン1の両
側に第一空気室21及び第二空気室22を形成している。
【0027】また、バックヘッド4には、エア供給部41
を突設しており、同エア供給部41の先端開口は、図示し
ない圧縮空気供給源(コンプレッサ等)に連通連結して
おり、圧縮空気は、エア供給部41の下流側に設けたオー
トマチックバルブV、及びシリンダケーシング2の周壁
内に形成したエア流路23を通って、交互に前記第一空気
室21及び第二空気室22と連通可能となっている。
【0028】また、エア供給部41の先端開口とオートマ
チックバルブVとを連通する流路の中途にはエア供給孔
42が形成されており(図2参照)、同供給孔42を開閉す
るように、バルブボール43を配設している。
【0029】そして、同バルブボール43を押してエア供
給孔42を開くように、プッシュロッド44を介して操作レ
バー7をバックヘッド4に取付けている。45はバルブボ
ール43を付勢するスプリング、46はエア供給部41に連設
した連結チューブである。
【0030】オートマチックバルブVは、シリンダケー
シング2とバックヘッド4との間に内蔵されており、環
状のバルブチェスト11内に、ベルマウス状に形成したバ
ルブ本体12を上下移動自在に取付け、同バルブ本体12の
上方には、わずかな隙間を開けてバルブカバー13を設け
ている。14はバルブカバー13を下方に付勢する皿ばねで
ある。
【0031】上記構成により、操作レバー7を操作する
と、プッシュロッド44を介してバルブボール43が押され
てエア供給孔42が開く。
【0032】圧縮空気供給源からの圧縮空気は、先ず、
オートマチックバルブVのバルブ本体12とバルブカバー
13との隙間を通り、シリンダ室20から排出口24を通って
排気されるとともに、バルブ本体12の上下受圧面積の差
によって、バルブ本体12を上昇させる。
【0033】バルブ本体12が上昇すると、圧縮空気は、
バルブ本体12とバルブチェスト11との隙間を通り、さら
に、エア流路23を通って第二空気室22に至り、打撃ピス
トン1の下面に作用してこれを上昇させる。
【0034】打撃ピストン1が上昇し、前記排出口24を
通過すると、第二空気室22の圧縮空気は大気へ排出され
て同第二空気室22は大気圧となり、また、バルブ本体12
の上面には常に圧縮空気が作用しているために、バルブ
本体12は下降する。
【0035】バルブ本体12が下降すると、圧縮空気は、
バルブ本体12とバルブカバー13との隙間から第一空気室
21内に流入し、打撃ピストン1の上面を加圧して同ピス
トン1は加速して下降する。
【0036】このときに、打撃ピストン1の下端に連設
した打撃杆1aがピックハンマ6の上端を強く打撃するこ
とになる。
【0037】この作用が繰り返されて、圧縮空気が第一
空気室21及び第二空気室22に交互に供給され、打撃ピス
トン1がシリンダ室20内を往復摺動し、ピックハンマ6
を駆動してコンクリート等の表面を打撃破砕することが
できる。
【0038】上記構成のコンクリートブレーカAにおい
て、本発明の要旨となるのは、前記把持部3を支軸8回
りに回動可能に取付けるとともに、同支軸8と把持部3
との間に弾性体を介設し、打撃ピストン1及びピックハ
ンマ6からの振動を吸収可能に構成したことにある。
【0039】本実施例では、上記把持部3を対向状態に
設けた左右の把手30,30 から構成しており、図2及び図
3に示すように、各把手30の基端に形成した連結孔31内
に、円筒状に形成した弾性体を具備する振動吸収ユニッ
トUを圧入し、同振動吸収ユニットUを介して、各把手
30を支軸8回りに回動可能としている。30a,30a は把手
30,30 を被覆した軟質のグリップカバーである。
【0040】そして、上記振動吸収ユニットUは、シリ
ンダケーシング側に回転不能に取付けて支軸の一部を構
成する内側金属筒91と、同内側金属筒91の外側に同心円
的に配設し、各把手30の連結孔31に圧入される外側金属
筒92と、両金属筒91,92 間に焼き付けて固着した円筒状
のゴム体9とから構成している。
【0041】両把手30,30 は、具体的には、それぞれ、
バックヘッド4に平面断面視コ字状に形成した連結耳部
47,47 間にその基部を回動自在に支持されている。
【0042】すなわち、各把手30の基部に設けた連結孔
31に圧入した振動吸収ユニットUの内側金属筒91に係合
部91a を設け、同係合部91a を連結耳部47,47 に設けた
係合段部48,48 に係合させて回転不能とするとともに、
同内側金属筒91の内孔と連結耳部47,47 に設けたピン挿
通孔49とを通して支軸8を構成するスプリングピン80を
圧入している。
【0043】したがって、実質的には、振動吸収ユニッ
トUの内側金属筒91と、前記スプリングピン80とで支軸
8を構成しており、把手30は外側金属筒92の回りをゴム
体9の捩じれ分だけ回動することになる。
【0044】かかる捩じれがシリンダケーシング2から
把手30、すなわち、把持部3へ伝わる振動を吸収するこ
とになり、左右の把手30,30 を直接握って作業する者の
手に伝わる振動を大幅に低減させることができ、作業者
に与える振動疲労が著しく軽減され、神経障害や白蝋病
等を引き起こすことを防止することができる。
【0045】しかも、振動吸収ユニットUは、簡単な構
成で低コストで製作可能でありながら、振動吸収の機能
を充分に果たすことができるものとなっている。
【0046】また、本実施例では、上記した振動吸収ユ
ニットU回りに、前記操作レバー7を回動自在に連結し
ている。
【0047】すなわち、図2及び図3に示すように、右
側の把手30(図面においては向かって左側)の基部側に
スリット部32を設け、同スリット部32内に操作レバー7
の取付基部70を介装するとともに、振動吸収ユニットU
の外側金属筒92に遊嵌している。
【0048】そして、取付基部70にプッシュロッド44を
バルブボール43側に押すための押圧部71を形成してい
る。72はレバー復帰用スプリング、73はレバーストッパ
ーである。
【0049】かかる構成により、本コンクリートブレー
カAでは、左右の手で確実に把手30,30 を握りながら操
作レバー7を容易に操作することができる。
【0050】しかも、把手30,30 は振動吸収ユニットU
を介して回動可能に支持されているので、作業中には、
コンクリートブレーカAを把手30,30 を介して下方にし
っかりと押さた状態で保持しながらコンクリート表面等
の破砕作業が行え、取り扱いが容易で作業性が良好とな
る。
【0051】ここで、本実施例に係るコンクリートブレ
ーカAのその他の構成について説明すると、図1及び図
2において、51はバックヘッド4に設けた潤滑油室であ
り、同潤滑油室51の上面を蓋体52で塞いでいる。
【0052】そして、潤滑油室51とオートマチックバル
ブVの配設個所とを潤滑油路53で連通連結しており、同
潤滑油路53の中途に、フェルトを詰めたオイルコントロ
ール部54を設け、オートマチックバルブVの各作動部位
に、適当量の潤滑油を供給可能としている。
【0053】なお、潤滑油の潤滑油室51への補給は、蓋
体52に設けたプラグ55を取り外して行うことができるも
のである。
【0054】
【発明の効果】 一端に把持部を設けたシリンダケーシング内に打撃ピ
ストンを配設し、同打撃ピストンの両側に形成される第
一・第二空気室に圧縮空気等の流体を交互に供給して打
撃ピストンを往復動させ、前記シリンダケーシングから
先端を突出させたハンマ体の基端部を打撃することによ
りコンクリート等の硬質面を打撃破砕する打撃工具にお
いて、前記把持部を支軸回りに回動可能に取付けるとと
もに、同支軸と把持部との間に弾性体を介設し、打撃ピ
ストン及びハンマ体からの振動を吸収可能に構成したこ
とにより、作業する者の手に伝わる振動を大幅に低減さ
せることができ、作業者に与える振動疲労が著しく軽減
され、神経障害や白蝋病等を引き起こすことを防止する
ことができる。
【0055】上記把持部は、対向状態に設けた左右の
把手からなり、各把手の基端に形成した連結孔内に、円
筒状に形成した弾性体を具備する振動吸収ユニットを圧
入し、同振動吸収ユニットを介して、各把手を支軸回り
に回動可能に取付けたことにより、左右の手で確実に把
手を握り、打撃工具を下方に押さた状態で保持しながら
コンクリート表面等の破砕作業が行えるので、打撃工具
の取り扱いが容易で作業性が良好となる。
【0056】上記振動吸収ユニットは、シリンダケー
シング側に回転不能に取付けて支軸の一部を構成する内
側金属筒と、同内側金属筒の外側に同心円的に配設し、
各把手の連結孔に圧入した外側金属筒と、両金属筒間に
固着した円筒状のゴム体とから構成したことにより、簡
単な構成で低コストで製作可能でありながら、振動吸収
の機能を充分に果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る把持部構造を具備する打撃工具の
全体説明図である。
【図2】同把持部構造を示す要部拡大図である。
【図3】同把持部構造の平面視による一部断面説明図で
ある。
【図4】従来の打撃工具としてのコンクリートブレーカ
の把持部構造を示す説明図である。
【符号の説明】
A コンクリートブレーカ U 振動吸収ユニット V オートマチックバルブ 1 打撃ピストン 2 シリンダケーシング 3 把持部 4 バックヘッド 5 フロントヘッド 6 ハンマ体(ピックハンマ) 7 操作レバー 8 支軸 9 ゴム体 30 把手 91 内側金属筒 92 外側金属筒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に把持部(3) を設けたシリンダケーシ
    ング(2) 内に打撃ピストン(1) を配設し、同打撃ピスト
    ン(1) の両側に形成される第一・第二空気室(21),(22)
    に圧縮空気等の流体を交互に供給して打撃ピストン(1)
    を往復動させ、前記シリンダケーシング(2) から先端を
    突出させたハンマ体(6) の基端部を打撃することにより
    コンクリート等の硬質面を打撃破砕する打撃工具におい
    て、 前記把持部(3) を支軸(8) 回りに回動可能に取付けると
    ともに、同支軸(8) と把持部(3) との間に弾性体を介設
    し、打撃ピストン(1) 及びハンマ体(6) からの振動を吸
    収可能に構成したことを特徴とする打撃工具の把持部構
    造。
  2. 【請求項2】上記把持部(3) は、対向状態に設けた左右
    の把手(30),(30) からなり、各把手(30)の基端に形成し
    た連結孔(31)内に、円筒状に形成した弾性体を具備する
    振動吸収ユニット(U) を圧入し、同振動吸収ユニット
    (U) を介して、各把手(30)を支軸(8) 回りに回動可能に
    取付けたことを特徴とする請求項1記載の打撃工具の把
    持部構造。
  3. 【請求項3】上記振動吸収ユニット(U) は、シリンダケ
    ーシング(2) 側に回転不能に取付けて支軸(8) の一部を
    構成する内側金属筒(91)と、同内側金属筒(91)の外側に
    同心円的に配設し、各把手(30)の連結孔(31)に圧入した
    外側金属筒(92)と、両金属筒(91),(92) 間に固着した円
    筒状のゴム体(9) とから構成したことを特徴とする請求
    項2記載の打撃工具の把持部構造。
JP6401796A 1996-03-21 1996-03-21 打撃工具の把持部構造 Pending JPH09254054A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7676890B2 (en) 2005-10-25 2010-03-16 Black And Decker, Inc. Vibration dampening handle for a powered apparatus
CN112243470A (zh) * 2018-07-25 2021-01-19 罗贝尔铁路建筑机械有限责任公司 用于压实轨道的道床的振动捣固机

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