JPH09250992A - 異物検査装置 - Google Patents

異物検査装置

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Publication number
JPH09250992A
JPH09250992A JP5771596A JP5771596A JPH09250992A JP H09250992 A JPH09250992 A JP H09250992A JP 5771596 A JP5771596 A JP 5771596A JP 5771596 A JP5771596 A JP 5771596A JP H09250992 A JPH09250992 A JP H09250992A
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conveyor
radiation
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foreign matter
surface portion
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Application number
JP5771596A
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Inventor
Masaji Fujii
正司 藤井
Kiichiro Uyama
喜一郎 宇山
Masaya Yoshida
雅也 吉田
Kazuo Sasaki
和雄 佐々木
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Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】放射線遮蔽体の開口部に鉛入りゴムを設けなく
ても、散乱放射線が外部に漏れるのを少なくでき、また
被検査物を搬送する搬送手段等の清掃が容易な異物検査
装置を得ること。 【課題解決手段】X線を被検査物10に照射したとき生
ずる一次散乱点と、第2のコンベア11の傾斜面部11
bと水平面部11aの交叉する部分ならびに第1のコン
ベア12の終端側をそれぞれ結ぶ直線の延長線が開口部
の上縁の下端部近くにぶつかり、かつ第2のコンベア1
1と第3の放射線遮蔽手段21の開口部の間ならび第1
のコンベア12の傾斜面部と第3の放射線遮蔽手段21
の開口部の間に被検査物10が通過可能に構成したも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検査例えば食品
材料、食品に混入する異物を非破壊検査により検査可能
な異物検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の異物検査装置の一例とし
て、図6に示すように、水平ベルトコンベア1により食
品を搬送しながら、放射線源例えばX線管2からのX線
をX線コリメータ3を介して食品に照射して食品から透
過するX線をXセンサ4により検出し、これにより該食
品内に混入している異物を検査するものがある。この場
合、X線管2、X線コリメータ3、X線センサ4および
コンベア1は、X線遮蔽体5からなる容器内に収納さ
れ、該容器に形成されている食品が通過するための開口
部6には、散乱X線遮蔽用の鉛入りゴム7が配設されて
いる。コンベア1で囲まれた空間内に、コンベア1のベ
ルトをスムーズに週でう案内させるための部材を兼ねる
共に、X線管2からのX線がX線センサ4のみに導かれ
るようにX線板8が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の異物
検査装置を、被検査物として鉛入りゴム7が触れること
を嫌う用途に使用する場合には、開口部6から鉛入りゴ
ム7を取り外した状態とし、被検査物を開口部6から通
過させる必要がある。そして、この場合であっても、開
口部6から外部に散乱する散乱X線を遮蔽する構成が必
要である。しかも、コンベア1を清掃のために水洗いす
る必要があり、X線遮蔽体5からなる容器内に収納され
た状態では、作業性が悪い場合があるので、コンベア1
を該容器うから取り出せる構成が望ましい。
【0004】本発明の目的は、以上のような要望を満足
するためなされたもので、放射線遮蔽体の開口部に鉛入
りゴムを設けなくても、散乱放射線が外部に漏れるのを
少なくでき、また被検査物を搬送する搬送手段等の清掃
が容易な異物検査装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、始端側が終端側に比べ
て低くなるように傾斜した状態で配設され、上面に被検
査物を載置して搬送する第1のコンベアと、この第1の
コンベアに近接して配置され、前記被検査物を検査する
ための水平面部と、この水平面部に連結され、該水平面
部より終端側が低くなるように形成された傾斜面部を有
し、上面に前記被検査物を載置して搬送する第2のコン
ベアと、前記第2のコンベアの水平面部を挟んでそれぞ
れ配設され、前記被検査物に放射線を照射する放射線源
および前記被検査物を透過する放射線を検出する放射線
検出器と、前記第1および第2のコンベアの内部側にそ
れぞれ配設される第1および第2の放射線遮蔽手段と、
前記第2のコンベアの傾斜面部の一部、前記第1および
第2の放射線遮蔽手段、前記放射線源、前記放射線検出
器および前記第1のコンベアの一部を包囲すると共に、
前記被検査物を搬入搬出する開口部を互いに対向する位
置に有し、放射線を遮蔽する第3の放射線遮蔽手段とを
具備したことを特徴とする異物検査装置である。
【0006】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、始端側が終端側に比べて低くなるように傾
斜した状態で配設され、上面に被検査物を載置して搬送
する第1のコンベアと、この第1のコンベアに近接して
配置され、前記被検査物を検査するための略水平面部
と、この略水平面部に連結される中間部を含むと共に、
該略水平面部より終端側が低くなるように形成された傾
斜面部を有し、該略水平面部の始端が前記中間部より低
く、かつ前記第1のコンベアの終端部に比べて低くなる
ような状態に傾斜し、該傾斜面部の終端が前記第1のコ
ンベアの始端とほぼ同一高さになるように配設され、上
面側に前記被検査物を載置して搬送する第2のコンベア
と、前記第2のコンベアの水平面部を挟んでそれぞれ配
設され、前記被検査物に放射線を照射する放射線源およ
び前記被検査物を透過する放射線を検出する放射線検出
器と、前記第1および第2のコンベアの内部側にそれぞ
れ配設され、前記被検査物を透過する放射線のみを前記
放射線検出器に導く第1および第2の放射線遮蔽手段
と、前記第2のコンベアの傾斜面部の一部、前記第1お
よび第2の放射線遮蔽手段、前記放射線源、前記放射線
検出器および前記第1のコンベアの一部を包囲すると共
に、前記被検査物を搬入搬出する開口部を互いに対向す
る位置に有し、放射線を遮蔽する第3の放射線遮蔽手段
とを具備したことを特徴とする異物検査装置である。
【0007】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、前記第1および第2のコンベアは、それぞ
れベルトコンベアで構成され、各ベルトコンベアの内部
に前記第1および第2の放射線遮蔽手段とし放射線の透
過しにくいスリ板がそれぞれ配設され、前記第2のコン
ベアの始端側および中間側に配設されるローラをそれぞ
れ放射線の透過しにくい材料で形成し、該両ローラは被
検査物から発生する放射線散乱線を遮蔽できる位置に配
設したことを特徴とする請求項2記載の異物検査装置で
ある。
【0008】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、前記第1および第2のコンベアは、それぞ
れベルトコンベアで構成され、各ベルトコンベアの内部
に前記第1および第2の放射線遮蔽手段とし放射線の透
過しにくいスリ板がそれぞれ配設され、前記第2のコン
ベアの始端側および中間側に配設されるローラをそれぞ
れ放射線の透過しにくい材料で形成し、前記第1のコン
ベアと前記第2のコンベアの重なる位置であって該両コ
ンベアに近接した位置にほぼ水平に、放射線の透過しに
くい材料からなる放射線遮蔽板を配設し、該放射線遮蔽
板と前記両コンベアにより、前記被検査物から発生する
放射線散乱線を遮蔽できる位置に配設したことを特徴と
する請求項2記載の異物検査装置である。
【0009】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、前記第3の放射線遮蔽手段の側面の所望の
位置に、コンベア引出用開口部を形成し、このコンベア
引出用開口部に放射線遮蔽材料からなる遮蔽扉を開閉可
能に設け、前記第1のコンベアおよび前記第2のコンベ
アは移動可能な構成とし、該コンベア全体を前記遮蔽扉
を開放した状態で、前記コンベア引出用開口部から引出
可能に構成したことを特徴とする請求項1〜請求項4の
いずれかに記載の異物検査装置である。
【0010】前記目的を達成するため、請求項6に対応
する発明は、前記第1および第2のコンベアの出入り口
部に、前記被検査物内の金属を検出する金属検出手段
と、前記被検査物の重量を測定する重量測定手段の少な
くとも一方を配設したことを特徴とする請求項1〜請求
項5のいずれかに記載の異物検査装置である。
【0011】請求項1〜6のいずれかに記載の発明によ
れば、放射線遮蔽体の開口部に鉛入りゴムを設けなくて
も、散乱放射線が外部に漏れるのを少なくでき、また被
検査物を搬送する搬送手段等の清掃が容易な異物検査装
置を提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。ここで用いる放射線として
はX線を例にあげて説明が、これに限らず他の放射線で
もよい。 <第1の実施形態>図1に示すように、概略第1のコン
ベア12、第2のコンベア11、X線管13、X線セン
サ(X線検出器)14、画像化手段16、第1の放射線
遮蔽手段19、第2の放射線遮蔽手段17,18、第3
の放射線遮蔽手段例えばX線遮蔽体21から構成されて
いる。
【0013】第1のコンベア12は、例えばベルトコン
ベアからなり、始端側に有するローラ12pが、終端側
に有するローラ12rに比べて低くなるように傾斜した
状態で配設され、上面に被検査物10を載置して搬送す
るものである。第2のコンベア11は、例えばベルトコ
ンベアからなり、第1のコンベア12に近接して配置さ
れ、被検査物10を検査するための水平面部11aと、
この水平面部11aに連結され、第1のコンベア12の
傾斜角度とほぼ同一になるように形成された傾斜面部1
1bを有し、上面に被検査物10を載置して搬送するも
のである。
【0014】この場合、被検査物10は第1のコンベア
12側から第2のコンベア11側に搬送されるようにな
っている。第1のコンベア12は図示しない駆動手段に
より回転駆動される端部側プーリ12pと、プーリ12
pの外周面に摩擦接触するようにベルト12btが配設
されている。そして、第1のコンベア12のベルト12
btは、被検査物10としては滑りやすいものがあるた
め、接触抵抗の高いものを使用することが望ましい。第
2のコンベア11は図示しない駆動手段により回転駆動
される端部側プーリ11pおよび中間プーリ11qを有
すると共に、プーリ11p,11qに摩擦接触するよう
にベルト11btが配設されている。
【0015】X線管13は、第2のコンベア11の水平
面部11aの上方に、スリット15aを有するX線コリ
メータ15を挟んで配設されている。X線センサ14
は、第2のコンベア11の水平面部11aの下方に配設
され、X線管13から照射することで被検査物10を透
過するX線を検出するものであり、画像化手段16はX
線センサ14で検出されたX線に基づいて画像化するも
のである。
【0016】また、第1および第2の放射線遮蔽手段1
9および17,18は、以下に述べるX線遮蔽体からな
っている。すなわち、コンベア12の内側であって、ベ
ルト12btをスムーズに摺動案内させるための部材を
兼ねた板状のX線遮蔽体(第2の放射線遮蔽手段を構成
する)19を備えている。また、第2のコンベア11の
内側であって、水平面部11a、傾斜面部11bにそれ
ぞれ対応して配設され、被検査物10を透過するX線の
みをX線センサ14に導くと共に、ベルト11btをス
ムーズに摺動案内させるための部材を兼ねると共に、一
部にX線を通すためのスリット17aを有する板状のX
線遮蔽体(第2の放射線遮蔽手段を構成する)17と、
またベルト11btをスムーズに摺動案内させるための
部材を兼ねるX線遮蔽体(第2の放射線遮蔽手段を構成
する)18を備えている。
【0017】さらに、第2のコンベア11の傾斜面部1
1bの一部、X線遮蔽体18,19、X線管13、X線
センサ14および前記第1のコンベア12の一部を包囲
すると共に、被検査物10を搬入搬出する開口部21a
を互いに対向する位置に有し、X線を遮蔽するX線遮蔽
体(第3の放射線遮蔽手段を構成する)21とを備え、
X線を被検査物10に照射したとき生ずる一次散乱線2
0と、第1のコンベア11の傾斜面部11bと水平面部
11aの交叉する部分ならびに第2のコンベア12の終
端部をそれぞれ結ぶ直線の延長線が開口部21aの上縁
の下端部近くにぶつかり、かつ第1のコンベア12と第
3のX線遮蔽体21の開口部21aの間ならび第1のコ
ンベア11の傾斜面部11bと第3のX線遮蔽体21の
開口部21aの間に被検査物10が通過可能に構成され
ている。
【0018】なお、第2のコンベア11の傾斜面部11
bの傾斜角度と、第1のコンベア12の傾斜角度は、被
検査物10が落下しない程度に構成され、具体的には1
0度前後になっている。
【0019】このような構成のものにおいて、X線管1
3から発生するX線のほとんどは、X線コリメータ15
のスリット15aを介して被検査物10に照射すること
により、被検査物10および第2のコンベア11の水平
面部11bに位置するベルト11btおよびX線遮蔽体
17のスリット17aを透過し、X線センサ14に入射
される。
【0020】一方、X線管13から発生するX線の残り
は、被検査物10に照射されることにより一次散乱X線
20が発生するが、この1回の散乱で、X線管13から
入射するX線入射時の約0.1%に減衰する。
【0021】そして、一次散乱X線20がX線遮蔽体2
1の開口部21aの上縁部の下端部近くに照射されるの
で、一次散乱X線20が二次散乱X線となる。この結
果、X線管13から入射するX線の約百万分の1に減衰
する。この結果、X線遮蔽体21の両側に開口部21
a,21aがあっても、法定のX線の漏れをクリアする
X線システムを構成することができる。
【0022】なお、被検査物10が金属箔に包装されて
いる場合であっても、X線を照射する方式であるため、
異物を検出できる。また、第1のコンベア12すなわち
被検査物10を上昇させるためのコンベアと、これ以外
の被検査物10を検査するための第2のコンベア11
を、それぞれ独立した構成とすることにより、第1およ
び第2のコンベアが同一構成となっているものにあって
は、影響があると考えられるデータ収集時の影響を無く
すことが可能で、また第1のコンベア12の搬送速度は
データ収集と関係なく選定できる。
【0023】<第2の実施の形態>図2に示すように、
第1および第2のコンベア12,11を以下のように構
成したものである。第1のコンベア12は図1とほぼ同
じ構成で、始端側のローラ12pが終端側のローラ12
rに比べて低くなるように傾斜した状態で配設され、上
面に被検査物10を載置して搬送するものである。
【0024】第2のコンベア11は、第1のコンベア1
2に近接して配置され、被検査物10を検査するための
略水平面部11cと、この略水平面部11cに連結され
た傾斜面部11bを有し、該略水平面部11cの始端側
のローラ11sが中間部側のローラ11qより低く、か
つ第1のコンベア12の終端側に比べて低くなるような
状態に傾斜し、該傾斜面部11bの終端側のローラ11
pが、第1のコンベア12の始端側のローラ12rとほ
ぼ同一高さになるように配設され、上面側に前記被検査
物10を載置して搬送するものである。
【0025】この場合、X線を被検査物10に照射した
とき生ずる一次散乱線20が、第2のコンベア11の始
端のローラ11sおよび第2のコンベア11の略水平面
部11cの中間部のローラ11qにぶつかるようにし、
X線遮蔽体21の開口部から直接外部に出ないように構
成されている。
【0026】このように、第2のコンベア11の始端側
のローラ11sを、第1のコンベア12の終端側のロー
ラ12rより低い位置に配設することにより、異物を検
査する際の被検査物10が下がるため、X線の散乱点を
下げることができる。また、第2のコンベア11のほぼ
水平面部11cは緩やかな傾斜を持たせることで、中間
部に有するローラ11qの位置を上方に位置させること
ができるので、X線散乱線20に対応する開口部21a
側の遮蔽条件を保つことができる。
【0027】図2の実施形態は、以上述べた構成以外に
次のような構成を備えている。X線遮蔽体21は図3に
示すように、X線遮蔽体21の側面の所望の位置に、コ
ンベア引出用開口部21bを形成し、このコンベア引出
用開口部21bに放射線遮蔽材料からなる開閉遮蔽扉2
2を開閉可能に設け、第1のコンベア12および第2の
コンベア11は移動可能な構成、すなわちキャスタ23
を有する台車24に載置したものである。このように構
成することにより、台車24に載置されている該コンベ
ア全体を開閉遮蔽扉22を開放した状態で、コンベア引
出用開口部21bから引出可能に構成されている。
【0028】従って、コンベア11,12を水洗いなど
により清掃する際等に、X線遮蔽体21内からコンベア
11,12を引き出すことができるので、作業が行いや
すい。
【0029】さらに、図2の実施形態で、第1のコンベ
ア12と第2のコンベア11の重なる位置であって該両
コンベア12,11に近接した位置にほぼ水平に、X線
の透過しにくい材料からなる放射線遮蔽板25を配設
し、該放射線遮蔽板25と両コンベア12,11によ
り、被検査物10から発生する放射線散乱線を遮蔽でき
る位置に配設されている。このように構成することによ
り、散乱X線20がX線遮蔽体21内から外部に出るの
を防ぐことができるばかりでなく、コンベア12,11
からの搬送物例えば被検査物10の落下を防止できる。
なお、図中27はコンベアフレームを示している。
【0030】<第3の実施の形態>図4に示すように、
図2のようなコンベア12,11の構成において、X線
管13とX線センサ14の配置を逆にしたジオメトリに
した例である。この場合も図2の作用効果と同様な効果
が得られる。
【0031】<第4の実施の形態>図5に示すように、
概略図2のような構成において、金属検出器31と重量
測定器(ウェイトチェッカ)32を追加したものであ
る。すなわち、前述した例に例えば磁界を利用し、被検
査物10内の異物の内の金属を検出するための金属検出
器31及び被検査物10の重量を測定するための重量測
定器32を組合せた異物検査装置である。
【0032】このように構成することにより、金属検出
器31の検出信号により異物が金属であるか、非金属で
あるかが判断され、図示しない中央演算処理装置から異
物検出信号が出力される。この異物検出信号が出力され
たとき、下部コンベア12に隣接して配設されている図
示しない跳ね出し装置に対して動作指令が与えられ、異
物の入っている被検査物10が自動的にコンベアの搬送
ラインから外される。
【0033】この動作は、重量測定器32からの重量が
超過しているという検出信号が、図示しない中央演算処
理装置に入力されたときも同様に、前記跳ね出し装置に
対して動作指令が与えられ、重量が超過している被検査
物10が自動的にコンベアの搬送ラインから外される。
【0034】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、放射線遮蔽
体の開口部に鉛入りゴムを設けなくても、散乱放射線が
外部に漏れるのを少なくでき、また被検査物を搬送する
搬送手段等の清掃が容易な異物検査装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異物検査装置の第1の実施の形態を示
す概略構成図。
【図2】本発明の異物検査装置の第2の実施の形態を示
す概略構成図。
【図3】図2の実施の形態の側面図。
【図4】本発明の異物検査装置の第3の実施の形態を示
す概略構成図。
【図5】本発明の異物検査装置の第4の実施の形態を示
す概略構成図。
【図6】従来の異物検査装置の一例を示す断面図。
【符号の説明】
11,12…コンベア、 10…被検査物、 11a…水平面部、 11s,11p,11q,12p,12r…ローラ、 11b…傾斜面部、 13…X線管、 14…X線センサ、 15…画像化手段、 17,18,19…X線遮蔽体、 20…散乱X線、 21…X線遮蔽体、 22…開閉扉、 24…台車、 31…金属検出器、 32…重量測定器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 雅也 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 佐々木 和雄 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始端側が終端側に比べて低くなるように
    傾斜した状態で配設され、上面に被検査物を載置して搬
    送する第1のコンベアと、 この第1のコンベアに近接して配置され、前記被検査物
    を検査するための水平面部と、この水平面部に連結さ
    れ、該水平面部より終端側が低くなるように形成された
    傾斜面部を有し、上面に前記被検査物を載置して搬送す
    る第2のコンベアと、 前記第2のコンベアの水平面部を挟んでそれぞれ配設さ
    れ、前記被検査物に放射線を照射する放射線源および前
    記被検査物を透過する放射線を検出する放射線検出器
    と、 前記第1および第2のコンベアの内部側にそれぞれ配設
    される第1および第2の放射線遮蔽手段と、 前記第2のコンベアの傾斜面部の一部、前記第1および
    第2の放射線遮蔽手段、前記放射線源、前記放射線検出
    器および前記第1のコンベアの一部を包囲すると共に、
    前記被検査物を搬入搬出する開口部を互いに対向する位
    置に有し、放射線を遮蔽する第3の放射線遮蔽手段とを
    具備したことを特徴とする異物検査装置。
  2. 【請求項2】 始端側が終端側に比べて低くなるように
    傾斜した状態で配設され、上面に被検査物を載置して搬
    送する第1のコンベアと、 この第1のコンベアに近接して配置され、前記被検査物
    を検査するための略水平面部と、この略水平面部に連結
    される中間部を含むと共に、該略水平面部より終端側が
    低くなるように形成された傾斜面部を有し、該略水平面
    部の始端が前記中間部より低く、かつ前記第1のコンベ
    アの終端部に比べて低くなるような状態に傾斜し、該傾
    斜面部の終端が前記第1のコンベアの始端とほぼ同一高
    さになるように配設され、上面側に前記被検査物を載置
    して搬送する第2のコンベアと、 前記第2のコンベアの水平面部を挟んでそれぞれ配設さ
    れ、前記被検査物に放射線を照射する放射線源および前
    記被検査物を透過する放射線を検出する放射線検出器
    と、 前記第1および第2のコンベアの内部側にそれぞれ配設
    され、前記被検査物を透過する放射線のみを前記放射線
    検出器に導く第1および第2の放射線遮蔽手段と、 前記第2のコンベアの傾斜面部の一部、前記第1および
    第2の放射線遮蔽手段、前記放射線源、前記放射線検出
    器および前記第1のコンベアの一部を包囲すると共に、
    前記被検査物を搬入搬出する開口部を互いに対向する位
    置に有し、放射線を遮蔽する第3の放射線遮蔽手段とを
    具備したことを特徴とする異物検査装置。
  3. 【請求項3】前記第1および第2のコンベアは、それぞ
    れベルトコンベアで構成され、各ベルトコンベアの内部
    に前記第1および第2の放射線遮蔽手段とし放射線の透
    過しにくいスリ板がそれぞれ配設され、前記第2のコン
    ベアの始端側および中間側に配設されるローラをそれぞ
    れ放射線の透過しにくい材料で形成し、該両ローラは被
    検査物から発生する放射線散乱線を遮蔽できる位置に配
    設したことを特徴とする請求項2記載の異物検査装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2のコンベアは、それ
    ぞれベルトコンベアで構成され、各ベルトコンベアの内
    部に前記第1および第2の放射線遮蔽手段とし放射線の
    透過しにくいスリ板がそれぞれ配設され、前記第2のコ
    ンベアの始端側および中間側に配設されるローラをそれ
    ぞれ放射線の透過しにくい材料で形成し、前記第1のコ
    ンベアと前記第2のコンベアの重なる位置であって該両
    コンベアに近接した位置にほぼ水平に、放射線の透過し
    にくい材料からなる放射線遮蔽板を配設し、該放射線遮
    蔽板と前記両コンベアにより、前記被検査物から発生す
    る放射線散乱線を遮蔽できる位置に配設したことを特徴
    とする請求項2記載の異物検査装置。
  5. 【請求項5】 前記第3の放射線遮蔽手段の側面の所望
    の位置に、コンベア引出用開口部を形成し、このコンベ
    ア引出用開口部に放射線遮蔽材料からなる遮蔽扉を開閉
    可能に設け、前記第1のコンベアおよび前記第2のコン
    ベアは移動可能な構成とし、該コンベア全体を前記遮蔽
    扉を開放した状態で、前記コンベア引出用開口部から引
    出可能に構成したことを特徴とする請求項1〜請求項4
    のいずれかに記載の異物検査装置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2のコンベアの出入り
    口部に、前記被検査物内の金属を検出する金属検出手段
    と、前記被検査物の重量を測定する重量測定手段の少な
    くとも一方を配設したことを特徴とする請求項1〜請求
    項5のいずれかに記載の異物検査装置。
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