JPH09244517A - 記録装置 - Google Patents
記録装置Info
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- JPH09244517A JPH09244517A JP8055799A JP5579996A JPH09244517A JP H09244517 A JPH09244517 A JP H09244517A JP 8055799 A JP8055799 A JP 8055799A JP 5579996 A JP5579996 A JP 5579996A JP H09244517 A JPH09244517 A JP H09244517A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 紙の搬送性を損なうことなく、定着ローラの
表面の温度が低下するのを防いで定着性能を高水準に保
ち、記録装置が正確に、かつ、安定して機能するように
する。 【解決手段】 プロセスユニット20により画像転写済み
の転写紙１が、定着ユニット50に到達する前の搬送経路
の途中で、該転写紙１の画像転写面に送風空気を吹き付
ける送風ユニット41を有し、送風空気の風速または風量
と、温度とを複数の段階にわたって調整できるように
し、紙の搬送性を維持しながら定着ローラの表面の温度
が低下するのを防止して、定着性能を高水準に保つよう
にしている。さらに、紙の種類を入力する操作装置と紙
の厚さを測定する紙厚センサ30とを備えて、入力した紙
種に最適の温度と、測定した紙の厚さに最適の風速また
は風量および温度を自動調整し、消費エネルギーの最適
化と操作の簡素化を行い、より正確に、かつ、より安定
して、記録装置が機能できるようにしている。
表面の温度が低下するのを防いで定着性能を高水準に保
ち、記録装置が正確に、かつ、安定して機能するように
する。 【解決手段】 プロセスユニット20により画像転写済み
の転写紙１が、定着ユニット50に到達する前の搬送経路
の途中で、該転写紙１の画像転写面に送風空気を吹き付
ける送風ユニット41を有し、送風空気の風速または風量
と、温度とを複数の段階にわたって調整できるように
し、紙の搬送性を維持しながら定着ローラの表面の温度
が低下するのを防止して、定着性能を高水準に保つよう
にしている。さらに、紙の種類を入力する操作装置と紙
の厚さを測定する紙厚センサ30とを備えて、入力した紙
種に最適の温度と、測定した紙の厚さに最適の風速また
は風量および温度を自動調整し、消費エネルギーの最適
化と操作の簡素化を行い、より正確に、かつ、より安定
して、記録装置が機能できるようにしている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式にお
ける定着装置および画像形成装置を有する記録装置、さ
らに詳しくは、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の記
録装置に関する。
ける定着装置および画像形成装置を有する記録装置、さ
らに詳しくは、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の記
録装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】今日の電子写真方式による記録装置にお
いては、転写位置から定着ローラの定着位置にいたる転
写紙の搬送経路を垂直方向に配置するとともに、該定着
ローラに対して加圧ローラを水平に対向させて配置し、
前記転写位置から前記定着位置にいたる搬送経路の途中
に、画像の転写を終えた前記転写紙の非画像転写面に接
触して前記転写紙を支えるガイド板を配置するととも
に、その反対側の画像転写面に送風空気を吹き付ける送
風手段を配置して、搬送経路を進行中の前記転写紙の倒
れを防止している。さらに、該送風手段により吹き付け
る送風空気を加熱して、前記転写紙の画像転写面に通例
として付着する余分な溶剤を効率よく吹きとばして、定
着時の像流れまたは像崩れを防止している。
いては、転写位置から定着ローラの定着位置にいたる転
写紙の搬送経路を垂直方向に配置するとともに、該定着
ローラに対して加圧ローラを水平に対向させて配置し、
前記転写位置から前記定着位置にいたる搬送経路の途中
に、画像の転写を終えた前記転写紙の非画像転写面に接
触して前記転写紙を支えるガイド板を配置するととも
に、その反対側の画像転写面に送風空気を吹き付ける送
風手段を配置して、搬送経路を進行中の前記転写紙の倒
れを防止している。さらに、該送風手段により吹き付け
る送風空気を加熱して、前記転写紙の画像転写面に通例
として付着する余分な溶剤を効率よく吹きとばして、定
着時の像流れまたは像崩れを防止している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】また、今日の電子写真
方式による記録装置においては、稼動時の生産性を向上
させるために転写紙の搬送速度を高めた結果、定着ロー
ラが定着時に前記転写紙により奪われた熱量を、該定着
ローラ内のヒータにより補給されて元の温度を回復する
前に、次の定着が作動してしまい、前記定着ローラが一
連の前記転写紙により更に熱量を奪われる事態が繰り返
されて、前記定着位置の温度が低下し、よって、定着性
能に悪影響を及ぼす傾向がある。これを解決するため
に、前記定着ローラの径を大きくして前記定着ローラの
表面と前記転写紙との接触頻度を減らし、もって、前記
定着ローラの表面の温度の低下を防止する工夫をし、ま
たは、前記ヒータの電力を上げて熱の補給力を大きくす
ることにより前記定着ローラの表面の温度の低下を防止
する工夫をしているが、前者は前記記録装置を大型化さ
せることになり、後者は消費電力を増大させることにな
って、好ましい結果を得ていない。
方式による記録装置においては、稼動時の生産性を向上
させるために転写紙の搬送速度を高めた結果、定着ロー
ラが定着時に前記転写紙により奪われた熱量を、該定着
ローラ内のヒータにより補給されて元の温度を回復する
前に、次の定着が作動してしまい、前記定着ローラが一
連の前記転写紙により更に熱量を奪われる事態が繰り返
されて、前記定着位置の温度が低下し、よって、定着性
能に悪影響を及ぼす傾向がある。これを解決するため
に、前記定着ローラの径を大きくして前記定着ローラの
表面と前記転写紙との接触頻度を減らし、もって、前記
定着ローラの表面の温度の低下を防止する工夫をし、ま
たは、前記ヒータの電力を上げて熱の補給力を大きくす
ることにより前記定着ローラの表面の温度の低下を防止
する工夫をしているが、前者は前記記録装置を大型化さ
せることになり、後者は消費電力を増大させることにな
って、好ましい結果を得ていない。
【０００４】前記記録装置においては、前述したように
前記転写紙の画像転写面に送風空気を吹き付けて前記転
写紙の倒れを防ぐとともに、該送風空気を加熱して画像
転写面に通例として付着する余分な溶剤を効率よく吹き
飛ばして像流れまたは像崩れを防いでいるが、その効果
として前記転写紙の表面の温度を上げることになり、も
って、前記定着ローラが定着時に前記転写紙により奪わ
れる熱量を小さくする利点をも得ている。
前記転写紙の画像転写面に送風空気を吹き付けて前記転
写紙の倒れを防ぐとともに、該送風空気を加熱して画像
転写面に通例として付着する余分な溶剤を効率よく吹き
飛ばして像流れまたは像崩れを防いでいるが、その効果
として前記転写紙の表面の温度を上げることになり、も
って、前記定着ローラが定着時に前記転写紙により奪わ
れる熱量を小さくする利点をも得ている。
【０００５】他方、必要以上に前記転写紙の表面の温度
を上げると、前記転写紙にカールが生じる。カールが生
じると前記転写紙の搬送性能に悪影響が生じるだけでな
く、カールの度合いによっては前記転写紙の画像転写面
が送風ユニットに接触して像擦れを生じる原因になる。
を上げると、前記転写紙にカールが生じる。カールが生
じると前記転写紙の搬送性能に悪影響が生じるだけでな
く、カールの度合いによっては前記転写紙の画像転写面
が送風ユニットに接触して像擦れを生じる原因になる。
【０００６】本発明は、上述のような諸問題の状況に鑑
みて、前記転写紙の厚さや種類に応じて最適な前記送風
空気の風速または風量と、温度とを、調整できるように
して、搬送性能を損なうことなく、前記定着ローラの表
面の温度が低下するのを防止し、もって、定着性能を高
水準に維持し、併せて消費エネルギーの最適化を行い、
簡素化された操作のもとで、前記記録装置が、より正確
に、かつ、より安定して、機能するようにするものであ
る。
みて、前記転写紙の厚さや種類に応じて最適な前記送風
空気の風速または風量と、温度とを、調整できるように
して、搬送性能を損なうことなく、前記定着ローラの表
面の温度が低下するのを防止し、もって、定着性能を高
水準に維持し、併せて消費エネルギーの最適化を行い、
簡素化された操作のもとで、前記記録装置が、より正確
に、かつ、より安定して、機能するようにするものであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、感光
体を有し、該感光体の表面に電子写真方式により静電潜
像を形成し、該静電潜像を湿式の現像部により現像し、
転写ベルトにより転写紙を前記感光体の転写位置に搬送
して現像された画像を該転写紙に転写し、転写画像を定
着ローラにより加熱して定着し、定着済み転写紙を排紙
トレーもしくは両面給紙トレーに搬送する画像形成装置
で、前記感光体の転写位置と前記定着ローラの定着位置
とを垂直方向に配置するとともに、前記定着ローラに対
して加圧ローラを水平に対向させて配置し、前記転写位
置から前記定着位置にいたる搬送経路に、画像転写を終
えた前記転写紙の非画像転写面に接触して前記転写紙を
支えるガイド板と、その反対側の画像転写面に空気を吹
き付ける送風手段と、送風空気を加熱する送風空気加熱
手段とを有する記録装置において、前記送風空気加熱手
段が、複数の段階にわたって、送風空気の温度を変更／
調節できるようにして、前記転写紙の搬送性能を損なう
ことなく、前記定着ローラの表面の温度が低下するのを
防止できるようにし、もって、定着性能を高水準に維持
できるようにしたものである。
体を有し、該感光体の表面に電子写真方式により静電潜
像を形成し、該静電潜像を湿式の現像部により現像し、
転写ベルトにより転写紙を前記感光体の転写位置に搬送
して現像された画像を該転写紙に転写し、転写画像を定
着ローラにより加熱して定着し、定着済み転写紙を排紙
トレーもしくは両面給紙トレーに搬送する画像形成装置
で、前記感光体の転写位置と前記定着ローラの定着位置
とを垂直方向に配置するとともに、前記定着ローラに対
して加圧ローラを水平に対向させて配置し、前記転写位
置から前記定着位置にいたる搬送経路に、画像転写を終
えた前記転写紙の非画像転写面に接触して前記転写紙を
支えるガイド板と、その反対側の画像転写面に空気を吹
き付ける送風手段と、送風空気を加熱する送風空気加熱
手段とを有する記録装置において、前記送風空気加熱手
段が、複数の段階にわたって、送風空気の温度を変更／
調節できるようにして、前記転写紙の搬送性能を損なう
ことなく、前記定着ローラの表面の温度が低下するのを
防止できるようにし、もって、定着性能を高水準に維持
できるようにしたものである。
【０００８】請求項２の発明は、請求項１に記載の記録
装置において、前記転写紙の厚さを入力する手段を有
し、入力された前記転写紙の厚さに適合させて前記送風
空気加熱手段により加熱して得られる送風空気の温度を
自動的に設定するようにし、もって、定着や紙搬送の状
況を見極めながら行うためし印刷を不要にすることによ
り操作を簡素化し、記録装置の稼動時の生産性が向上す
るようにしたものである。
装置において、前記転写紙の厚さを入力する手段を有
し、入力された前記転写紙の厚さに適合させて前記送風
空気加熱手段により加熱して得られる送風空気の温度を
自動的に設定するようにし、もって、定着や紙搬送の状
況を見極めながら行うためし印刷を不要にすることによ
り操作を簡素化し、記録装置の稼動時の生産性が向上す
るようにしたものである。
【０００９】請求項３の発明は、請求項１に記載の記録
装置において、前記転写紙の種類を入力する手段を有
し、入力された前記転写紙の種類に適合させて前記送風
空気加熱手段により加熱して得られる送風空気の温度を
自動的に設定するようにし、もって、定着や紙搬送の状
況を見極めながら行うためし印刷を不要にすることによ
り操作を簡素化し、記録装置の稼動時の生産性を向上す
るようにしたものである。
装置において、前記転写紙の種類を入力する手段を有
し、入力された前記転写紙の種類に適合させて前記送風
空気加熱手段により加熱して得られる送風空気の温度を
自動的に設定するようにし、もって、定着や紙搬送の状
況を見極めながら行うためし印刷を不要にすることによ
り操作を簡素化し、記録装置の稼動時の生産性を向上す
るようにしたものである。
【００１０】請求項４の発明は、感光体を有し、該感光
体の表面に電子写真方式により静電潜像を形成し、該静
電潜像を湿式の現像部により現像し、転写ベルトにより
転写紙を前記感光体の転写位置に搬送して現像された画
像を該転写紙に転写し、転写画像を定着ローラにより加
熱して定着し、定着済み転写紙を排紙トレーもしくは両
面給紙トレーに搬送する画像形成装置で、前記感光体の
転写位置と前記定着ローラの定着位置とを垂直方向に配
置するとともに、前記定着ローラに対して加圧ローラを
水平に対向させて配置し、前記転写位置から前記定着位
置にいたる搬送経路に、画像転写を終えた前記転写紙の
非画像転写面に接触して前記転写紙を支えるガイド板
と、その反対側の画像転写面に空気を吹き付ける送風手
段と、送風空気を加熱する送風空気加熱手段とを有する
記録装置において、前記送風手段が、複数の段階にわた
って、風速または風量を制御できるようにして、前記送
風空気加熱手段の熱源を調整することなく、送風空気の
温度が調整できるようにして、前記転写紙の搬送性能を
損なうことなく、前記定着ローラの表面の温度が低下す
るのを防止し、定着性能を高水準に維持できるようにし
たものである。
体の表面に電子写真方式により静電潜像を形成し、該静
電潜像を湿式の現像部により現像し、転写ベルトにより
転写紙を前記感光体の転写位置に搬送して現像された画
像を該転写紙に転写し、転写画像を定着ローラにより加
熱して定着し、定着済み転写紙を排紙トレーもしくは両
面給紙トレーに搬送する画像形成装置で、前記感光体の
転写位置と前記定着ローラの定着位置とを垂直方向に配
置するとともに、前記定着ローラに対して加圧ローラを
水平に対向させて配置し、前記転写位置から前記定着位
置にいたる搬送経路に、画像転写を終えた前記転写紙の
非画像転写面に接触して前記転写紙を支えるガイド板
と、その反対側の画像転写面に空気を吹き付ける送風手
段と、送風空気を加熱する送風空気加熱手段とを有する
記録装置において、前記送風手段が、複数の段階にわた
って、風速または風量を制御できるようにして、前記送
風空気加熱手段の熱源を調整することなく、送風空気の
温度が調整できるようにして、前記転写紙の搬送性能を
損なうことなく、前記定着ローラの表面の温度が低下す
るのを防止し、定着性能を高水準に維持できるようにし
たものである。
【００１１】請求項５の発明は、請求項４に記載の記録
装置において、前記転写紙の厚さを入力する手段を有
し、入力された厚さに適合させて送風空気の風速または
風量を制御できるようにして、倒れが生じ難い厚紙に対
しては風速または風量を下げて送風温度を高くし、送風
温度が低くても前記定着性能に問題を生じ難い薄紙に対
しては風速または風量を上げて倒れを防止するととも
に、送風温度を下げることにより紙のカールを防止し、
もって、エネルギーのより効率的な使用を可能にしたも
のである。
装置において、前記転写紙の厚さを入力する手段を有
し、入力された厚さに適合させて送風空気の風速または
風量を制御できるようにして、倒れが生じ難い厚紙に対
しては風速または風量を下げて送風温度を高くし、送風
温度が低くても前記定着性能に問題を生じ難い薄紙に対
しては風速または風量を上げて倒れを防止するととも
に、送風温度を下げることにより紙のカールを防止し、
もって、エネルギーのより効率的な使用を可能にしたも
のである。
【００１２】請求項６の発明は、感光体を有し、該感光
体の表面に電子写真方式により静電潜像を形成し、該静
電潜像を湿式の現像部により現像し、転写ベルトにより
転写紙を前記感光体の転写位置に搬送して現像された画
像を該転写紙に転写し、転写画像を定着ローラにより加
熱して定着し、定着済み転写紙を排紙トレーもしくは両
面給紙トレーに搬送する画像形成装置で、前記感光体の
転写位置と前記定着ローラの定着位置とを垂直方向に配
置するとともに、前記定着ローラに対して加圧ローラを
水平に対向させて配置し、前記転写位置から前記定着位
置にいたる搬送経路に、画像転写を終えた前記転写紙の
非画像転写面に接触して前記転写紙を支えるガイド板
と、その反対側の画像転写面に空気を吹き付ける送風手
段と、送風空気を加熱する送風空気加熱手段とを有する
記録装置において、前記転写紙の厚さと種類とを入力す
る手段を有し、前記送風手段が、複数の段階にわたっ
て、風速または風量を制御することができ、かつ、前記
送風空気加熱手段が、複数の段階にわたって、送風空気
の温度を変更／調節することができるようにして、入力
された前記転写紙の厚さに応じて前記送風空気の風速ま
たは風量を制御し、さらに、入力された前記転写紙の種
類に応じて送風空気の温度を調整し、前記転写紙の搬送
性を損なうことなく、前記定着ローラの表面の温度が低
下するのを防止し、もって、定着性能を高水準に維持す
るとともに、エネルギーのより効率的な利用ができるよ
うにしたものである。
体の表面に電子写真方式により静電潜像を形成し、該静
電潜像を湿式の現像部により現像し、転写ベルトにより
転写紙を前記感光体の転写位置に搬送して現像された画
像を該転写紙に転写し、転写画像を定着ローラにより加
熱して定着し、定着済み転写紙を排紙トレーもしくは両
面給紙トレーに搬送する画像形成装置で、前記感光体の
転写位置と前記定着ローラの定着位置とを垂直方向に配
置するとともに、前記定着ローラに対して加圧ローラを
水平に対向させて配置し、前記転写位置から前記定着位
置にいたる搬送経路に、画像転写を終えた前記転写紙の
非画像転写面に接触して前記転写紙を支えるガイド板
と、その反対側の画像転写面に空気を吹き付ける送風手
段と、送風空気を加熱する送風空気加熱手段とを有する
記録装置において、前記転写紙の厚さと種類とを入力す
る手段を有し、前記送風手段が、複数の段階にわたっ
て、風速または風量を制御することができ、かつ、前記
送風空気加熱手段が、複数の段階にわたって、送風空気
の温度を変更／調節することができるようにして、入力
された前記転写紙の厚さに応じて前記送風空気の風速ま
たは風量を制御し、さらに、入力された前記転写紙の種
類に応じて送風空気の温度を調整し、前記転写紙の搬送
性を損なうことなく、前記定着ローラの表面の温度が低
下するのを防止し、もって、定着性能を高水準に維持す
るとともに、エネルギーのより効率的な利用ができるよ
うにしたものである。
【００１３】請求項７の発明は、請求項２、または５、
または６に記載の記録装置において、給紙位置から前記
転写位置にいたる搬送経路の途中に前記転写紙の厚さを
検知する装置を有し、前記転写紙の厚さを前記入力手段
により入力することを不要にすることにより操作を簡素
化して、記録装置の稼動時の生産性を向上させるととも
に、記録装置が、より正確に、かつ、より安定して、機
能するようにしたものである。
または６に記載の記録装置において、給紙位置から前記
転写位置にいたる搬送経路の途中に前記転写紙の厚さを
検知する装置を有し、前記転写紙の厚さを前記入力手段
により入力することを不要にすることにより操作を簡素
化して、記録装置の稼動時の生産性を向上させるととも
に、記録装置が、より正確に、かつ、より安定して、機
能するようにしたものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】図１は、本発明における画像形成
装置の１実施例を説明するための要部概略構成図で、給
紙ユニット10により給紙された転写紙１は横レジストユ
ニット11により水平方向の位置を調整された後、先端レ
ジストセンサ12を通過する。このタイミングにより、プ
ロセスユニット20は、それぞれ光書き込みユニット21に
より画像データを書き込まれて作像を開始する。前記転
写紙１は転写ベルト13により静電的に吸着されて搬送さ
れ、前記プロセスユニット20の各々を通過する時に転写
ローラ22により、画像を、順次、重ね合わせて転写され
る。その後、分離チャージャ14の働きにより、前記転写
ベルト13から分離した前記転写紙１は、定着ユニット50
において定着ローラ51の熱と加圧ローラ52の圧力とによ
り転写された画像が定着され、搬送ユニット15へ進み、
切り替えガイド板16により排紙トレー18か、あるいは両
面給紙ユニット17かのいずれかが選択される。該両面給
紙ユニット17が選択された場合には、前記転写紙１はス
イッチバックされて、再び給紙される。さらに付記すれ
ば、前記分離チャージャ14の働きにより前記転写ベルト
13から分離された位置から前記定着ユニット50にいたる
前記転写紙１の搬送経路には、前記転写紙１の非画像転
写面に接触して前記転写紙１を支えるガイド板40と、そ
の反対側の画像転写面に送風空気を吹き付ける送風ユニ
ット41とを有し、これによって前記転写紙１の倒れを防
止している。
装置の１実施例を説明するための要部概略構成図で、給
紙ユニット10により給紙された転写紙１は横レジストユ
ニット11により水平方向の位置を調整された後、先端レ
ジストセンサ12を通過する。このタイミングにより、プ
ロセスユニット20は、それぞれ光書き込みユニット21に
より画像データを書き込まれて作像を開始する。前記転
写紙１は転写ベルト13により静電的に吸着されて搬送さ
れ、前記プロセスユニット20の各々を通過する時に転写
ローラ22により、画像を、順次、重ね合わせて転写され
る。その後、分離チャージャ14の働きにより、前記転写
ベルト13から分離した前記転写紙１は、定着ユニット50
において定着ローラ51の熱と加圧ローラ52の圧力とによ
り転写された画像が定着され、搬送ユニット15へ進み、
切り替えガイド板16により排紙トレー18か、あるいは両
面給紙ユニット17かのいずれかが選択される。該両面給
紙ユニット17が選択された場合には、前記転写紙１はス
イッチバックされて、再び給紙される。さらに付記すれ
ば、前記分離チャージャ14の働きにより前記転写ベルト
13から分離された位置から前記定着ユニット50にいたる
前記転写紙１の搬送経路には、前記転写紙１の非画像転
写面に接触して前記転写紙１を支えるガイド板40と、そ
の反対側の画像転写面に送風空気を吹き付ける送風ユニ
ット41とを有し、これによって前記転写紙１の倒れを防
止している。
【００１５】図２は、本発明における前記送風ユニット
41の構成をより詳しく説明するための送風方向概略断面
図で、前記送風ユニット41は、空気を送風するファン42
と、棒状（直線状）になっていて前記転写紙１の幅方向
に均一な送風空気の温度を保つヒータ43と、送風空気の
流れを整える整流板44と、前記ヒータ43に対応して同じ
く棒状になっていて送風空気の温度を測定するための温
度センサ45とを含み持っている。
41の構成をより詳しく説明するための送風方向概略断面
図で、前記送風ユニット41は、空気を送風するファン42
と、棒状（直線状）になっていて前記転写紙１の幅方向
に均一な送風空気の温度を保つヒータ43と、送風空気の
流れを整える整流板44と、前記ヒータ43に対応して同じ
く棒状になっていて送風空気の温度を測定するための温
度センサ45とを含み持っている。
【００１６】図３は、請求項１の発明の１実施例を説明
するためのブロック図で、この実施例は、送風空気に温
度を設定するための設定温度を入力する操作装置60（記
録装置に組み込まれた操作部にある場合もあり、記録装
置に接続されている分離独立した制御装置の場合もあ
る）と、制御部46、該制御部46から発せられる信号に従
ってヒータ43に流れる電流を調整する電源47とを有す
る。前記温度センサ45による送風空気の測定温度と前記
操作装置60により入力された設定温度との比較により、
前記制御部46が前記電源47を介して前記ヒータ43により
加えられる熱量を調整する。また、入力される設定温度
を調整しながらためし印刷を行うこともできる。定着不
良による像流れまたは像崩れが発生している場合には設
定温度を上げ、紙のカールによる画像擦れが観察される
場合には設定温度を下げる。この設定温度に応じて前記
ヒータ43に流れる電流が調整され、もって、送風空気の
温度を制御し、定着性能を高水準に維持する。
するためのブロック図で、この実施例は、送風空気に温
度を設定するための設定温度を入力する操作装置60（記
録装置に組み込まれた操作部にある場合もあり、記録装
置に接続されている分離独立した制御装置の場合もあ
る）と、制御部46、該制御部46から発せられる信号に従
ってヒータ43に流れる電流を調整する電源47とを有す
る。前記温度センサ45による送風空気の測定温度と前記
操作装置60により入力された設定温度との比較により、
前記制御部46が前記電源47を介して前記ヒータ43により
加えられる熱量を調整する。また、入力される設定温度
を調整しながらためし印刷を行うこともできる。定着不
良による像流れまたは像崩れが発生している場合には設
定温度を上げ、紙のカールによる画像擦れが観察される
場合には設定温度を下げる。この設定温度に応じて前記
ヒータ43に流れる電流が調整され、もって、送風空気の
温度を制御し、定着性能を高水準に維持する。
【００１７】図４は、請求項２の発明の１実施例を説明
するためのブロック図で、この実施例は、転写紙１の厚
さを入力する前記操作装置60と、前記制御部46と、前記
電源47とを有し、紙の厚さに応じた最適設定温度を選択
するためのテーブル48を事前に格納しており、入力され
た紙の厚さに対する最適の設定温度が選択され、前記温
度センサ45による送風空気の測定温度との比較により、
前記制御部46が前記電源47を介して前記ヒータ43に流れ
る電流を調整し、よって、送風空気の温度を制御し、定
着性能を高水準に維持する。他の実施例では、前記テー
ブル48に代えて、入力された紙の厚さに最適の設定温度
を算出する計算式を事前に格納しておき、その算出値を
用いて同様な結果を得ている。
するためのブロック図で、この実施例は、転写紙１の厚
さを入力する前記操作装置60と、前記制御部46と、前記
電源47とを有し、紙の厚さに応じた最適設定温度を選択
するためのテーブル48を事前に格納しており、入力され
た紙の厚さに対する最適の設定温度が選択され、前記温
度センサ45による送風空気の測定温度との比較により、
前記制御部46が前記電源47を介して前記ヒータ43に流れ
る電流を調整し、よって、送風空気の温度を制御し、定
着性能を高水準に維持する。他の実施例では、前記テー
ブル48に代えて、入力された紙の厚さに最適の設定温度
を算出する計算式を事前に格納しておき、その算出値を
用いて同様な結果を得ている。
【００１８】図５は、請求項３の発明の１実施例を説明
するためのブロック図、この実施例は、転写紙１の種類
を入力する前記操作装置60と、前記制御部46と、前記電
源47とを有し、紙の種類に応じる最適の設定温度を選択
するための前記テーブル48を事前に格納しており、入力
された紙の種類に対して最適な設定温度が選択され、前
記温度センサ45による送風空気の測定温度との比較によ
り、前記制御部46が前記電源47を介して前記ヒータ43に
流れる電流を調整し、よって、送風空気の温度を制御
し、定着性能を高水準に維持する。この場合、具体的な
紙の種類を入力するのが望ましいが、他の実施例では、
操作を簡便にするために、紙の種類を、「塗工紙」、「非
塗工紙」の２種類だけに分類して入力し、同様な結果を
得ている。
するためのブロック図、この実施例は、転写紙１の種類
を入力する前記操作装置60と、前記制御部46と、前記電
源47とを有し、紙の種類に応じる最適の設定温度を選択
するための前記テーブル48を事前に格納しており、入力
された紙の種類に対して最適な設定温度が選択され、前
記温度センサ45による送風空気の測定温度との比較によ
り、前記制御部46が前記電源47を介して前記ヒータ43に
流れる電流を調整し、よって、送風空気の温度を制御
し、定着性能を高水準に維持する。この場合、具体的な
紙の種類を入力するのが望ましいが、他の実施例では、
操作を簡便にするために、紙の種類を、「塗工紙」、「非
塗工紙」の２種類だけに分類して入力し、同様な結果を
得ている。
【００１９】図６は、請求項４の発明の１実施例を説明
するためのブロック図で、この実施例は、設定温度を入
力する前記操作装置60と、前記制御部46と、前記制御部
46から発せられる信号に応じて前記ファン42による送風
空気の風速または風量を制御する駆動回路49とを有す
る。風速が遅い、または、風量が少ない場合には、前記
転写紙１の表面に当たる送風空気の温度は上昇し、風速
が速い、または、風量が多い場合には、送風空気の温度
は低下する。前記温度センサ45による送風空気の測定温
度と前記操作装置60から入力された設定温度との比較に
より、前記制御部46が前記駆動回路49を介して前記ファ
ン42による送風空気の風速または風量を調整して送風空
気の温度を制御し、定着性能を高水準に維持する。ま
た、前述した請求項１の発明の実施例と同様に、出力画
像の状態を見極めながらためし印刷を行って送風空気
の、風速または風量を調整し、もって、送風空気の温度
を制御することもできる。
するためのブロック図で、この実施例は、設定温度を入
力する前記操作装置60と、前記制御部46と、前記制御部
46から発せられる信号に応じて前記ファン42による送風
空気の風速または風量を制御する駆動回路49とを有す
る。風速が遅い、または、風量が少ない場合には、前記
転写紙１の表面に当たる送風空気の温度は上昇し、風速
が速い、または、風量が多い場合には、送風空気の温度
は低下する。前記温度センサ45による送風空気の測定温
度と前記操作装置60から入力された設定温度との比較に
より、前記制御部46が前記駆動回路49を介して前記ファ
ン42による送風空気の風速または風量を調整して送風空
気の温度を制御し、定着性能を高水準に維持する。ま
た、前述した請求項１の発明の実施例と同様に、出力画
像の状態を見極めながらためし印刷を行って送風空気
の、風速または風量を調整し、もって、送風空気の温度
を制御することもできる。
【００２０】図７は、請求項５の発明の１実施例を説明
するためのブロック図で、この実施例は、転写紙１の厚
さを入力する前記操作装置60と、前記制御部46と、前記
駆動回路49とを有し、紙の厚さに応じた最適設定温度を
選択するための前記テーブル48を事前に格納しており、
入力された紙の厚さに対して最適な設定温度が選択さ
れ、前記温度センサ45による送風空気の測定温度との比
較に従って、前記制御部46が前記駆動回路49を介して前
記ファン42による送風空気の風速または風量を調整し
て、送風空気の温度を制御し、定着性能を高水準に維持
する。他の実施例では、前記テーブル48に代えて、紙の
厚さに対応する最適な設定温度を算出する計算式を事前
に格納しておき、その算出値を用いて同様な結果を得て
いる。
するためのブロック図で、この実施例は、転写紙１の厚
さを入力する前記操作装置60と、前記制御部46と、前記
駆動回路49とを有し、紙の厚さに応じた最適設定温度を
選択するための前記テーブル48を事前に格納しており、
入力された紙の厚さに対して最適な設定温度が選択さ
れ、前記温度センサ45による送風空気の測定温度との比
較に従って、前記制御部46が前記駆動回路49を介して前
記ファン42による送風空気の風速または風量を調整し
て、送風空気の温度を制御し、定着性能を高水準に維持
する。他の実施例では、前記テーブル48に代えて、紙の
厚さに対応する最適な設定温度を算出する計算式を事前
に格納しておき、その算出値を用いて同様な結果を得て
いる。
【００２１】図８は、請求項６の発明の１実施例を説明
するためのブロック図で、この実施例は、転写紙１の厚
さおよび種類を入力する前記操作装置60と、前記制御部
46と、前記電源47と、前記駆動回路49とを有し、紙の厚
さおよび種類に応じた最適の設定温度を格納した温度テ
ーブル48ａと、紙の厚さに応じた最適の設定風量を格納
した風量テーブル48ｂとを備えている。前記転写紙１が
塗工紙や厚紙である場合には、通常、送風空気の温度を
高くする必要があるが、厚紙の場合は倒れの心配はない
から風量は少なくてよい。そのため入力された紙の厚さ
に応じて風量が設定された後、前記温度センサ45による
送風空気の測定温度に基づいて信号を発する前記制御部
46と、その信号により前記ヒータ43の温度を調整する前
記電源47とにより、送風空気の温度を制御し、定着性能
を高水準に維持する。他の実施例では、前記温度テーブ
ル48ａに代えて紙の厚さに最適な設定温度を算出する計
算式を事前に格納しておき、その算出値を用いて同様な
結果を得ている。さらに、他の実施例では、前記風量テ
ーブル48ｂに代えて風量計測装置を備え、送風空気の測
定風量によるフィードバック制御を行い、同様な結果を
得ている。
するためのブロック図で、この実施例は、転写紙１の厚
さおよび種類を入力する前記操作装置60と、前記制御部
46と、前記電源47と、前記駆動回路49とを有し、紙の厚
さおよび種類に応じた最適の設定温度を格納した温度テ
ーブル48ａと、紙の厚さに応じた最適の設定風量を格納
した風量テーブル48ｂとを備えている。前記転写紙１が
塗工紙や厚紙である場合には、通常、送風空気の温度を
高くする必要があるが、厚紙の場合は倒れの心配はない
から風量は少なくてよい。そのため入力された紙の厚さ
に応じて風量が設定された後、前記温度センサ45による
送風空気の測定温度に基づいて信号を発する前記制御部
46と、その信号により前記ヒータ43の温度を調整する前
記電源47とにより、送風空気の温度を制御し、定着性能
を高水準に維持する。他の実施例では、前記温度テーブ
ル48ａに代えて紙の厚さに最適な設定温度を算出する計
算式を事前に格納しておき、その算出値を用いて同様な
結果を得ている。さらに、他の実施例では、前記風量テ
ーブル48ｂに代えて風量計測装置を備え、送風空気の測
定風量によるフィードバック制御を行い、同様な結果を
得ている。
【００２２】図９は、請求項７の発明の１実施例を説明
するためのブロック図で、この実施例は、転写紙１の紙
の種類を入力する操作装置60と、前記制御部46と、前記
電源47と、前記駆動回路49と、図１に示された前記横レ
ジストユニット11の中に紙厚センサ30とを有し、搬送中
の前記転写紙１の厚さを検知して、前記温度テーブル48
ａと、前記風量テーブル48ｂと、前記温度センサ45によ
る送風空気の測定温度とに基づいて、前記制御部46が前
記駆動回路49を介して前記ファン42による送風空気の風
速または風量を調整するとともに、前記電源47を介して
前記ヒータ43による送風空気の温度を調整し、もって、
送風空気の風速または風量と温度を制御し、定着性能を
高水準に維持する。これを他の観点から説明すると、図
９は、図８を参照しながら前述した請求項６の発明の１
実施例の中の入力された前記転写紙１の厚さに代えて、
前記紙厚センサ30により測定された紙の厚さの値を用い
るようにしたものである。また、前述した請求項２と５
の発明の各々の１実施例に対する他の実施例では、前記
転写紙１の厚さを入力する代わりに前記紙厚センサ30を
用いて紙の厚さを測定し、その測定値を用いて同様な結
果を得ている。
するためのブロック図で、この実施例は、転写紙１の紙
の種類を入力する操作装置60と、前記制御部46と、前記
電源47と、前記駆動回路49と、図１に示された前記横レ
ジストユニット11の中に紙厚センサ30とを有し、搬送中
の前記転写紙１の厚さを検知して、前記温度テーブル48
ａと、前記風量テーブル48ｂと、前記温度センサ45によ
る送風空気の測定温度とに基づいて、前記制御部46が前
記駆動回路49を介して前記ファン42による送風空気の風
速または風量を調整するとともに、前記電源47を介して
前記ヒータ43による送風空気の温度を調整し、もって、
送風空気の風速または風量と温度を制御し、定着性能を
高水準に維持する。これを他の観点から説明すると、図
９は、図８を参照しながら前述した請求項６の発明の１
実施例の中の入力された前記転写紙１の厚さに代えて、
前記紙厚センサ30により測定された紙の厚さの値を用い
るようにしたものである。また、前述した請求項２と５
の発明の各々の１実施例に対する他の実施例では、前記
転写紙１の厚さを入力する代わりに前記紙厚センサ30を
用いて紙の厚さを測定し、その測定値を用いて同様な結
果を得ている。
【００２３】
【発明の効果】請求項１の発明によると、送風空気加熱
手段による加熱を介して得られる送風空気の温度を複数
の段階にわたって調整するようにしたので、転写紙の搬
送性能を損なうことなく、定着ローラの表面の温度が低
下するのを防止でき、転写された画像の定着性能を高水
準に保つことができる。
手段による加熱を介して得られる送風空気の温度を複数
の段階にわたって調整するようにしたので、転写紙の搬
送性能を損なうことなく、定着ローラの表面の温度が低
下するのを防止でき、転写された画像の定着性能を高水
準に保つことができる。
【００２４】請求項２の発明によると、転写紙の厚さを
入力するようにして転写紙の厚さに適合する送風空気の
温度を自動的に設定するようにしたので、転写された画
像の定着や前記転写紙の搬送の状況を見極めながら行う
ためし印刷を不要にでき、記録装置の操作を簡素化する
とともに、記録装置の稼動時における生産性を向上させ
ることができる。
入力するようにして転写紙の厚さに適合する送風空気の
温度を自動的に設定するようにしたので、転写された画
像の定着や前記転写紙の搬送の状況を見極めながら行う
ためし印刷を不要にでき、記録装置の操作を簡素化する
とともに、記録装置の稼動時における生産性を向上させ
ることができる。
【００２５】請求項３の発明によると、転写紙の種類を
入力するようにして転写紙の種類に適合する送風空気の
温度を自動的に設定するようにしたので、転写された画
像の定着や前記転写紙の搬送の状況を見極めながら行う
ためし印刷を不要にでき、記録装置の操作を簡素化する
とともに、記録装置の稼動時における生産性を向上させ
ることができる。
入力するようにして転写紙の種類に適合する送風空気の
温度を自動的に設定するようにしたので、転写された画
像の定着や前記転写紙の搬送の状況を見極めながら行う
ためし印刷を不要にでき、記録装置の操作を簡素化する
とともに、記録装置の稼動時における生産性を向上させ
ることができる。
【００２６】請求項４の発明によると、送風手段による
送風を介して得られる送風空気の風速または風量を複数
の段階にわたって制御するようし、送風空気加熱手段の
熱源を調節することなく、送風空気の温度を調整するよ
うにしたので、転写紙の搬送性能を損なうことなく、定
着ローラの表面の温度が低下するのを防止でき、転写さ
れた画像の定着性能を高水準に保つことができる。
送風を介して得られる送風空気の風速または風量を複数
の段階にわたって制御するようし、送風空気加熱手段の
熱源を調節することなく、送風空気の温度を調整するよ
うにしたので、転写紙の搬送性能を損なうことなく、定
着ローラの表面の温度が低下するのを防止でき、転写さ
れた画像の定着性能を高水準に保つことができる。
【００２７】請求項５の発明によると、転写紙の厚さを
入力するようにして転写紙の厚さに適合する送風空気の
風速または風量を調整するようにしたので、転写紙が厚
いときは転写紙の倒れがないので送風空気の風速または
風量を小さくして温度を上げ、転写紙が薄いときは前記
転写紙の倒れを防止するために送風空気の風速または風
量を大きくして温度を下げるようにすることができ、エ
ネルギーの効率的な利用が可能になる。
入力するようにして転写紙の厚さに適合する送風空気の
風速または風量を調整するようにしたので、転写紙が厚
いときは転写紙の倒れがないので送風空気の風速または
風量を小さくして温度を上げ、転写紙が薄いときは前記
転写紙の倒れを防止するために送風空気の風速または風
量を大きくして温度を下げるようにすることができ、エ
ネルギーの効率的な利用が可能になる。
【００２８】請求項６の発明によると、送風手段による
送風を介して得られる送風空気の風速または風量を複数
の段階にわたり調整し、かつ、送風空気加熱手段による
加熱を介して得られる送風空気の温度を複数の段階にわ
たり調整するとともに、転写紙の厚さと種類を入力でき
るようにして転写紙の厚さに応じて送風空気の風速また
は風量を調整し、さらに、転写紙の種類に応じて送風空
気の温度を調整するようにしたので、転写紙の厚さなら
びに種類に応じて送風空気の風速または風量、および温
度を調整でき、エネルギーの効率的な利用が可能にな
る。
送風を介して得られる送風空気の風速または風量を複数
の段階にわたり調整し、かつ、送風空気加熱手段による
加熱を介して得られる送風空気の温度を複数の段階にわ
たり調整するとともに、転写紙の厚さと種類を入力でき
るようにして転写紙の厚さに応じて送風空気の風速また
は風量を調整し、さらに、転写紙の種類に応じて送風空
気の温度を調整するようにしたので、転写紙の厚さなら
びに種類に応じて送風空気の風速または風量、および温
度を調整でき、エネルギーの効率的な利用が可能にな
る。
【００２９】請求項７の発明によると、転写紙の搬送経
路の途中で前記転写紙の厚さを自動的に測定するように
して転写紙の厚さの入力を不要にしたので、データ入力
を最小限にして記録装置の操作を簡素化し、記録装置の
稼動時の生産性を向上させるとともに、消費エネルギー
を最適化し、記録装置が、より正確に、より安定して、
機能するようにすることができる。
路の途中で前記転写紙の厚さを自動的に測定するように
して転写紙の厚さの入力を不要にしたので、データ入力
を最小限にして記録装置の操作を簡素化し、記録装置の
稼動時の生産性を向上させるとともに、消費エネルギー
を最適化し、記録装置が、より正確に、より安定して、
機能するようにすることができる。
【図１】 本発明における画像形成装置の１実施例を説
明するための要部概略構成図である。
明するための要部概略構成図である。
【図２】 定着前の転写済み転写紙に送風空気を吹き付
ける送風ユニットの構成を説明するための送風方向概略
断面図である。
ける送風ユニットの構成を説明するための送風方向概略
断面図である。
【図３】 請求項１の発明の１実施例を説明するための
ブロック図である。
ブロック図である。
【図４】 請求項２の発明の１実施例を説明するための
ブロック図である。
ブロック図である。
【図５】 請求項３の発明の１実施例を説明するための
ブロック図である。
ブロック図である。
【図６】 請求項４の発明の１実施例を説明するための
ブロック図である。
ブロック図である。
【図７】 請求項５の発明の１実施例を説明するための
ブロック図である。
ブロック図である。
【図８】 請求項６の発明の１実施例を説明するための
ブロック図である。
ブロック図である。
【図９】 請求項７の発明の１実施例を説明するための
ブロック図である。
ブロック図である。
１…転写紙、10…給紙ユニット、11…横レジストユニッ
ト、12…先端レジストセンサ、13…転写ベルト、14…分
離チャージャ、15…搬送ユニット、16…切り替えガイド
板、17…両面給紙ユニット、18…排紙トレー、20…プロ
セスユニット、21…光書き込みユニット、22…転写ロー
ラ、30…紙厚センサ、40…ガイド板、41…送風ユニッ
ト、42…ファン、43…ヒータ、44…整流板、45…温度セ
ンサ、46…制御部、47…電源、48…テーブル、48ａ…温
度テーブル、48ｂ…風量テーブル、49…駆動回路、50…
定着ユニット、51…定着ローラ、52…加圧ローラ、60…
操作装置。
ト、12…先端レジストセンサ、13…転写ベルト、14…分
離チャージャ、15…搬送ユニット、16…切り替えガイド
板、17…両面給紙ユニット、18…排紙トレー、20…プロ
セスユニット、21…光書き込みユニット、22…転写ロー
ラ、30…紙厚センサ、40…ガイド板、41…送風ユニッ
ト、42…ファン、43…ヒータ、44…整流板、45…温度セ
ンサ、46…制御部、47…電源、48…テーブル、48ａ…温
度テーブル、48ｂ…風量テーブル、49…駆動回路、50…
定着ユニット、51…定着ローラ、52…加圧ローラ、60…
操作装置。
Claims (7)
- 【請求項１】 感光体を有し、該感光体の表面に電子写
真方式により静電潜像を形成し、該静電潜像を湿式の現
像部により現像し、転写ベルトにより転写紙を前記感光
体の転写位置に搬送して現像された画像を該転写紙に転
写し、転写画像を定着ローラにより加熱して定着し、定
着済み転写紙を排紙トレーもしくは両面給紙トレーに搬
送する画像形成装置で、前記感光体の転写位置と前記定
着ローラの定着位置とを垂直方向に配置するとともに、
前記定着ローラに対して加圧ローラを水平に対向させて
配置し、前記転写位置から前記定着位置にいたる搬送経
路に、画像転写を終えた前記転写紙の非画像転写面に接
触して前記転写紙を支えるガイド板と、その反対側の画
像転写面に空気を吹き付ける送風手段と、送風空気を加
熱する送風空気加熱手段とを有する記録装置において、
前記送風空気加熱手段が、複数の段階にわたって、送風
空気の温度を変更／調節することが可能であることを特
徴とする記録装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の記録装置において、前
記転写紙の厚さを入力する手段を有し、入力された厚さ
に応じて前記送風空気加熱手段により加熱して得られる
送風空気の温度を自動的に設定することを特徴とする記
録装置。 - 【請求項３】 請求項１に記載の記録装置において、前
記転写紙の種類を入力する手段を有し、入力された種類
に応じて前記送風空気加熱手段により加熱して得られる
送風空気の温度を自動的に設定することを特徴とする記
録装置。 - 【請求項４】 感光体を有し、該感光体の表面に電子写
真方式により静電潜像を形成し、該静電潜像を湿式の現
像部により現像し、転写ベルトにより転写紙を前記感光
体の転写位置に搬送して現像された画像を該転写紙に転
写し、転写画像を定着ローラにより加熱して定着し、定
着済み転写紙を排紙トレーもしくは両面給紙トレーに搬
送する画像形成装置で、前記感光体の転写位置と前記定
着ローラの定着位置とを垂直方向に配置するとともに、
前記定着ローラに対して加圧ローラを水平に対向させて
配置し、前記転写位置から前記定着位置にいたる搬送経
路に、画像転写を終えた前記転写紙の非画像転写面に接
触して前記転写紙を支えるガイド板と、その反対側の画
像転写面に空気を吹き付ける送風手段と、送風空気を加
熱する送風空気加熱手段とを有する記録装置において、
前記送風手段が、複数の段階にわたって、風速または風
量を制御することが可能であることを特徴とする記録装
置。 - 【請求項５】 請求項４に記載の記録装置において、前
記転写紙の厚さを入力する手段を有し、入力された厚さ
に応じて送風空気の風速または風量を制御することを特
徴とする記録装置。 - 【請求項６】 感光体を有し、該感光体の表面に電子写
真方式により静電潜像を形成し、該静電潜像を湿式の現
像部により現像し、転写ベルトにより転写紙を前記感光
体の転写位置に搬送して現像された画像を該転写紙に転
写し、転写画像を定着ローラにより加熱して定着し、定
着済み転写紙を排紙トレーもしくは両面給紙トレーに搬
送する画像形成装置で、前記感光体の転写位置と前記定
着ローラの定着位置とを垂直方向に配置するとともに、
前記定着ローラに対して加圧ローラを水平に対向させて
配置し、前記転写位置から前記定着位置にいたる搬送経
路に、画像転写を終えた前記転写紙の非画像転写面に接
触して前記転写紙を支えるガイド板と、その反対側の画
像転写面に空気を吹き付ける送風手段と、送風空気を加
熱する送風空気加熱手段とを有する記録装置において、
前記転写紙の厚さと種類とを入力する手段を有し、前記
送風手段が、複数の段階にわたって、風速または風量を
制御することが可能であり、かつ、前記送風空気加熱手
段が、複数の段階にわたって、送風空気の温度を変更／
調節することが可能であって、入力された前記転写紙の
厚さに応じて前記送風空気の風速または風量を制御し、
さらに、入力された前記転写紙の種類に応じて送風空気
の温度を調整することを特徴とする記録装置。 - 【請求項７】 請求項２、または５、または６に記載の
記録装置において、給紙位置から前記転写位置にいたる
搬送経路の途中に前記転写紙の厚さを検知する装置を有
することを特徴とする記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8055799A JPH09244517A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8055799A JPH09244517A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09244517A true JPH09244517A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=13008970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8055799A Pending JPH09244517A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09244517A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1156399A2 (en) * | 2000-05-19 | 2001-11-21 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus |
| JP2012194339A (ja) * | 2011-03-16 | 2012-10-11 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 湿式画像形成装置 |
| JP2013182107A (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置および画像形成装置 |
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1996
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