JPH09239687A - 多関節ロボットのツールへのケーブル処理方法およびケーブル処理装置 - Google Patents

多関節ロボットのツールへのケーブル処理方法およびケーブル処理装置

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JPH09239687A
JPH09239687A JP4939996A JP4939996A JPH09239687A JP H09239687 A JPH09239687 A JP H09239687A JP 4939996 A JP4939996 A JP 4939996A JP 4939996 A JP4939996 A JP 4939996A JP H09239687 A JPH09239687 A JP H09239687A
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JP
Japan
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cable
tool
joint
arm
robot
Prior art date
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Pending
Application number
JP4939996A
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English (en)
Inventor
Noriaki Shinohara
紀昭 篠原
Yukio Saito
幸男 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多関節ロボットの先端ツールへのケーブルの
絡まりを防止する。 【解決手段】 ケーブル11の基端部と塗装ガン5の間の
第4〜第6関節D〜Fの回転角度検出し、第3アーム部
4Cに対する塗装ガン5の相対回転角が所定以上になっ
た時に、第5関節部Eを駆動して第3アーム部4C〜第
6アーム部4F(塗装ガン5)を一直線にした後、さら
に第4および第6関節部D,Fを原点位置まで戻すこと
により、ケーブル11の絡まりを解放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボット本体また
は基端側アームから直接先端部アームのツールに原料供
給用や駆動源供給用のホース等を含むケーブルが接続さ
れた作業用の多関節ロボットのツールへのケーブル処理
方法およびケーブル処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロボット本体または基端側アーム
から直接先端部アームのツールに原料供給用や駆動源供
給用のホース等を含むケーブルが接続された多関節ロボ
ットにおいて、先端ツールが360°以上回転する場合
は、一般的にアームが特異点を通過した時に生じる。し
たがって、ロボット本体または基端側アームから直接ツ
ールに原料供給用や駆動源供給用のホース等を含むケー
ブルが接続されている場合に、この特異点を通過しない
ようにロボットを操作していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特異点を
通過できない場合、作業空白部が生じるため、ロボット
位置を移動させた後、再度作業空間の作業を行う必要が
生じるため、多関節ロボットの作業プログラムが複雑化
するという問題があった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、プログ
ラムが複雑化することなくケーブルの絡まりを未然に防
止できる多関節ロボットのツールへのケーブル処理方法
およびケーブル処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の多関節ロボットのツールへのケーブル処理方
法は、関節を介して回動自在に連結された複数アームの
先端部にツールが保持され、ロボット本体または基端側
アームから前記ツールにケーブルが直接接続された多関
節ロボットのツールへのケーブル処理方法であって、ケ
ーブルの基端部とツールとの間の各関節の回動角度を検
出し、ケーブルの基端のロボット本体または基端側アー
ムに対するツールの相対回転角が所定以上になった時
に、関節部を駆動して各アームを一直線上に伸ばした
後、さらに関節部を原点位置まで戻すことにより、ケー
ブルの絡まりを解放するものである。
【0006】また本発明の多関節ロボットのツールへの
ケーブル処理方法は、関節を介して回動自在に連結され
た複数アームの先端部にツールが保持され、ロボット本
体または基端側アームから前記ツールにケーブルが直接
接続された多関節ロボットのツールへのケーブル処理装
置であって、前記各関節に原点からの回転角を検出する
角度検出手段を設け、これら角度検出手段の検出値に基
づいて、ケーブルの基端のロボット本体または基端側ア
ームに対するツールの相対回転角が所定以上になった時
に、関節部を駆動して各アームを一直線上に伸ばした
後、さらに関節部を原点位置まで戻すロボットコントロ
ーラを設けたものである。
【0007】上記構成によれば、作業途中にケーブルが
絡まる恐れがある時に、ロボットコントローラにより各
関節を操作して先ず直線上に伸ばし、アームの関節を原
点に戻すことにより、アームの旋回半径も小さく、ケー
ブルの絡みつきもなくケーブルを解放することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る塗装ロボッ
トの実施の形態を図面に基づいて説明する。この塗装ロ
ボット設備は、図3に示すように、ロボットコントロー
ラ1によりプレーサコントローラ2を介して走行移動自
在に操作されるプレーサ3と、このプレーサ3に昇降自
在に設けられた可動台3aに、ロボットコントローラ1
により操作され6軸まわりに回動可能な多関節アーム4
および多間接アーム4の先端部にツールである塗装ガン
5を備えた塗装用多関節ロボット6と、塗料タンク7内
の塗料を塗装ガン5に供給する塗料供給装置8とが具備
されている。塗料供給装置8からロボット本体6aにヒ
ータ9aが介在された塗料ホース9により塗料が送られ
る。
【0009】塗装用多関節ロボット6は、図4に示すよ
うに、ロボット本体6aに第1軸心a〜第6軸心fをそ
れぞれ中心として回動自在な第1関節部A〜第6関節部
Fを介して連結された第1〜第6アーム部4A〜4Fが
装備され、先端の第6アーム部4Fに塗装ガン5が設け
られている。前記塗料ホース9から供給された塗料は第
1〜第6アーム部4A〜4Fおよび第1関節部A〜第6
関節部Fを介して形成された塗料供給路(図示せず)を
介して塗装ガン5に供給され、また図示しないコンプレ
ッサから供給された塗装用高圧空気は、第3アーム部4
Cから直接ケーブル11内のエアホースを介して第6ア
ーム部4Eの塗装ガン5に供給されるように構成されて
いる。第4関節部Dと第6関節部Fは、アーム軸に沿う
第4軸心dと第6軸心fを中心に回動され、第5関節部
Eはアーム軸と直交する第4軸心eを中心に回動され
る。
【0010】ロボットコントローラ1は、塗装作業中に
前記ケーブル11の絡まりを防止するように構成されて
いる。すなわち図1に示すように、ロボットコントロー
ラ1には、第4関節部Dの回動角を検出する関節角度検
出手段である第4ロータリーエンコーダ12Dと、第5
関節部Eの回動角を検出する関節角度検出手段である第
5ロータリーエンコーダ12Eと、第6関節部Fの回動
角を検出する関節角度検出手段である第6ロータリーエ
ンコーダ12Fの検出信号がそれぞれ入力されている。
そして第4ロータリーエンコーダ12Dと第6ロータリ
ーエンコーダ12Fの検出値から、第3アーム部4Cに
対する第6アーム部4Fすなわち塗装ガン5の相対回転
角を検出し、所定の値、たとえば360°以上になると
ケーブル11がアーム部に絡まる危険性があると判断し
て、第4〜第6アームモータ駆動部13D〜13Fを操
作して第4〜第6アームモータ14D〜14Fを駆動
し、ケーブル11の絡まりを未然に防止するケーブル処
理動作が行われる。
【0011】このロボットコントローラ1によるケーブ
ル処理動作を説明する。 .図2(a)に示すように、第4ロータリーエンコー
ダ12Dと第6ロータリーエンコーダ12Fの検出値が
比較器15に入力されて、第4アーム部4Dに対する塗
装ガン5の相対回転角が360°を越えると、リレー1
が通常操作側からケーブル処理側に切替えられる。
【0012】.これにより、第5関節部Eの第5アー
ムモータ駆動部13Eが操作されて第5アームモータ1
4Eが駆動され、図2(b)に示すように、第4関節部
Dと第6関節部Fが直線上に並ぴ第5関節部Eの回動角
0°となる原点方向に戻される。
【0013】.第5角度検出センサ12Eの検出値が
比較器16に入力されて第5関節部Eが0°の原点に戻
されたのが確認されると、リレー2がそれぞれ通常操作
側からケーブル処理側に切替えられる。
【0014】.これにより、第4関節部Dの第4アー
ムモータ駆動部13Dが第4アームモータ14Dを操作
するとともに、第6関節部Fの第6アームモータ駆動部
13Fが第6アームモータ14Fを操作して、図2
(c)に示すように、第3アーム部4Cに対して塗装ガ
ン5に対して相対回転角が0°となる原点位置に戻され
る。これにより、ケーブル11のアーム部への絡まりは
解放され、ケーブル11の絡まりによる事故は未然に防
止される。
【0015】
【発明の効果】以上に述べたごとく、本発明によれば、
作業中に先端部ツールが回転して基端側アームとの相対
回転角が所定以上になると、先端部ツールと基端側アー
ムとをまず直線上に伸ばし、さらに他の関節部を回動し
て原点位置に戻すことにより、ケーブルも元の絡まりの
ない状態に復帰させるので、圧力の減衰や漏れなどの危
険のある高圧エアーや高電圧電力などの供給源を安全且
つ確実に多関節アームの先端ツールに供給することがで
き、複雑なプログラムも不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗装ロボットの実施の形態を示す
ロボットコントローラのブロック図である。
【図2】(a)〜(c)はそれぞれ先端側アーム部の概
略構成を示し、ケーブル処理動作の説明図である。
【図3】塗装ロボットの構成を示す斜視図である。
【図4】同塗装ロボット設備の構成図である。
【符号の説明】
1 ロボットコントローラ 4 多関節アーム 4A〜4F 第1〜第6アーム部 5 塗装ガン 6 多関節ロボット 6a ロボット本体 11 ケーブル 12D〜12F 第4〜第6ロータリーエンコーダ(角
度検出手段) 13D〜13F 第4〜第6アームモータ駆動部 14D〜14F 第4〜第6アームモータ A〜F 第1〜第6関節部 a〜f 第1〜第6軸心

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】関節を介して回動自在に連結された複数ア
    ームの先端部にツールが保持され、ロボット本体または
    基端側アームから前記ツールにケーブルが直接接続され
    た多関節ロボットのツールへのケーブル処理方法であっ
    て、 ケーブルの基端部とツールとの間の各関節の回動角度を
    検出し、ケーブルの基端のロボット本体または基端側ア
    ームに対するツールの相対回転角が所定以上になった時
    に、関節部を駆動して各アームを一直線上に伸ばした
    後、さらに関節部を原点位置まで戻すことにより、ケー
    ブルの絡まりを解放することを特徴とする多関節ロボッ
    トのツールへのケーブル処理方法。
  2. 【請求項2】関節を介して回動自在に連結された複数ア
    ームの先端部にツールが保持され、ロボット本体または
    基端側アームから前記ツールにケーブルが直接接続され
    た多関節ロボットのツールへのケーブル処理装置であっ
    て、 前記各関節に原点からの回転角を検出する角度検出手段
    を設け、これら角度検出手段の検出値に基づいて、ケー
    ブルの基端のロボット本体または基端側アームに対する
    ツールの相対回転角が所定以上になった時に、関節部を
    駆動して各アームを一直線上に伸ばした後、さらに関節
    部を原点位置まで戻すロボットコントローラを設けたこ
    とを特徴とする多関節ロボットのツールへのケーブル処
    理装置。
JP4939996A 1996-03-07 1996-03-07 多関節ロボットのツールへのケーブル処理方法およびケーブル処理装置 Pending JPH09239687A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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