JPH0923266A - 留守番電話機 - Google Patents

留守番電話機

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JPH0923266A
JPH0923266A JP16902195A JP16902195A JPH0923266A JP H0923266 A JPH0923266 A JP H0923266A JP 16902195 A JP16902195 A JP 16902195A JP 16902195 A JP16902195 A JP 16902195A JP H0923266 A JPH0923266 A JP H0923266A
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tone signal
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signal
answering machine
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JP16902195A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Mizumoto
裕和 水本
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続されている回線が、ビジートーン信号の
検出が可能であるかどうかを判断することによって音声
信号を記憶する領域を有効に利用することができる留守
番電話機を提供する。 【解決手段】 留守番電話機1は、留守応答時の応答メ
ッセージの送出終了後に、前回の留守応答の終了方法を
記憶したメモリ23を参照する。前回の留守応答がビジ
ートーン信号の検出によって終了していた場合は、待機
時間を設けてビジートン信号の検出を行う。待機時間に
ビジートーンが検出される、すなわち相手が応答メッセ
ージの送出中で電話を切ったときには音声信号の記録を
行わないので、音声信号を記憶する領域を有効に利用す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発呼者側から送出
される音声信号を記録する留守番電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的な留守番電話機では、電話
回線を介して着信信号が入力されると、自動的に電話回
線を捕捉し、予め記録されている「ただいま、留守に
…」といった応答メッセージを電話回線に出力し、応答
メッセージの出力が終了するとすぐに電話回線を介して
送られてくる発呼者の用件メッセージを記録する。用件
メッセージの記録中に発呼者が電話を切って電話回線を
解放すると、交換機からビジートーン信号が送られる。
留守番電話機は、このビジートーン信号を検出すると用
件メッセージの記録を終了し、電話回線を解放する。電
話回線を捕捉してから解放するまでに行われる処理を留
守応答処理と称する。
【0003】たとえば交換機から出力されるビジートー
ン信号の出力が弱く、留守番電話機側でビジートーン信
号が充分に検出できない場合であっても記録を終了する
ことができるように、予め定める規定時間以上用件メッ
セージが記録された場合、および電話回線から送られて
くる音声が無音である状態が一定時間以上続いた場合に
は記録を終了して電話回線を解放するようにしている留
守番電話機もある。
【0004】交換機から送られてくるビジートーン信号
は、周波数が400Hzの信号であり、500msのO
N期間と500msのOFF期間とが繰返し出力されて
いる。一般的な留守番電話機におけるビジートーン信号
の検出方法は、電話回線からの特定周波数の信号を40
0ms〜600ms範囲内のON期間、400ms〜6
00ms範囲内のOFF期間とを4回連続で検出するこ
とによってビジートーン信号であると判断している。す
なわち、ビジートーン信号の検出には、少なくとも4秒
程度の時間が必要となる。
【0005】ビジートーン信号の検出は、特定の周波数
の信号のみを検出して判断するので応答メッセージを送
出している間はビジートーン信号の検出を行うことがで
きない。したがって、応答メッセージの送出が終了して
からビジートーン信号の検出を行うこととなり、応答メ
ッセージの送出中に発呼者が電話を切った場合には、応
答メッセージの送出終了後すぐに音声信号の記録が開始
されていると、検出に必要な4秒程度の間ビジートーン
信号のみが記録され、留守番電話機における記憶装置の
容量が無駄に使われることとなる。
【0006】上述のような記憶装置の容量の無駄を防ぐ
ために従来の他の留守番電話機においては、留守応答時
に、応答メッセージ送出終了後から予め定める一定時間
の間、待機時間として用件メッセージの記録を開始せず
に電話回線から送られてくる信号をモニタし、ON期間
とOFF期間とが有効範囲内で繰返されているビジート
ーン信号が検出されると用件メッセージの記録を行わず
に留守応答を終了して電話回線を解放する。ON期間と
OFF期間とが有効範囲内であるビジートーン信号が検
出できない場合は、前記待機時間経過後、電話回線から
送られるたとえば用件メッセージの記録を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような他の従来
例である留守番電話機においては、留守応答時に電話回
線に応答メッセージを送出した後、必ず予め定める一定
時間電話回線からの信号をモニタすることにしている。
しかしながら交換機の不良などで発呼者が電話を切って
もビジートーン信号が送出されない電話回線に留守番電
話機が接続されている場合、またはビジートーン信号が
交換機から出力されているが電話回線を介して入力され
るノイズレベルが高いためにビジートーン信号が検出で
きない電話回線に接続されている場合などでは、応答メ
ッセージ送出後にビジートーン信号検出のための時間を
設けることは無意味となる。上述のような場合では、ビ
ジートーン信号を検出することができないのにビジート
ーン信号を検出するための時間を設けることとなり、発
呼者の待ち時間が増え、煩わしさを感じるようになる。
【0008】本発明の目的は、発呼者に煩わしさを感じ
させずに音声信号のための記憶容量を有効に利用するこ
とができる留守番電話機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、回線からの着
信を検出すると応答メッセージを送出し、予め定める一
定時間回線からの信号をモニタし、ビジートーン信号が
検出されなければ、回線を介する相手側からの音声信号
をビジートーン信号が検出されるまで、または無音期間
が予め定める基準時間以上継続するまで、記録する留守
応答を行う留守番電話機において、ビジートーン信号検
出の有無を記録するメモリと、回線からの着信検出時
に、メモリを参照し、前回の留守応答終了時にビジート
ーン信号を検出していると判断されるときは、応答メッ
セージ送出後に予め定める待機時間経過後に音声信号の
記録を開始し、前回の留守応答終了時にビジートーン信
号を検出していないと判断されるときは、応答メッセー
ジ送出直後から音声信号の記録を開始するように制御す
る留守応答制御手段とを含むことを特徴とする留守番電
話機である。 本発明に従えば、留守番電話機は留守応答として回線か
らの着信信号を検出すると応答メッセージを送出し、応
答メッセージの送出終了後、留守応答制御手段がメモリ
を参照して前回の留守応答がビジートーン信号の検出に
よって終了したかどうかを判断する。前回の留守応答が
ビジートーン信号の検出によって終了していた場合に
は、応答メッセージの送出終了後、待機時間の間回線を
介して送られてくる信号をモニタして、待機時間におい
てビジートーン信号が検出されなかった場合には相手側
から送られる音声信号の記録を開始する。前回の留守応
答の際に、ビジートーン信号を検出していなかった場合
は、応答メッセージの送出終了後直ちに音声信号の記録
を開始する。音声信号の記録は、相手が電話を切ってビ
ジートーン信号が検出されるようになるか、無音期間が
予め定める基準時間以上継続されるまで行われる。音声
信号の記録を行っている際に、ビジートーン信号が検出
されたことによって音声信号の記録を終了する場合に
は、たとえば留守応答制御手段がビジートーン信号を検
出したことをメモリに記憶する。また、無音期間が予め
定める基準時間以上継続したことによって音声信号の記
録が終了した場合には、留守応答制御手段はメモリにビ
ジートーン信号を検出しなかったと記憶する。したがっ
て、前回の留守応答の終了方法によって応答メッセージ
の送出終了直後から音声信号の記録を開始するか、応答
メッセージの送出終了後にビジートーン信号を検出する
ための待機時間を設けてビジートーン信号を検出したか
どうかを判断してから音声信号の記録を行うので、留守
番電話機がビジートーン信号の検出が可能な回線に接続
されている場合、音声信号の記録を行う記憶領域を節約
することができる。
【0010】また本発明の前記ビジートーン信号の検出
の判断は、予め定める規定回数以上の留守応答にわたっ
てビジートーン信号の検出があるか否かで行うことを特
徴とする。 本発明に従えば、留守応答がビジートーン信号を検出し
たことによって終了した回数が、留守番電話機が回線に
接続されてから予め定める規定回数に達した場合には、
以後の留守応答時にはビジートーン信号を検出するため
の待機時間を設けて、待機時間においてビジートーン信
号が検出されなければ音声信号の記録を開始するように
し、ビジートーン信号を検出したことによって終了した
回数が予め定める規定回数未満である場合には、待機時
間を設けずに応答メッセージの送出終了後すぐに音声信
号の記録を開始する。したがって、ビジートーン信号が
予め定める回数の留守応答において検出されたときに
は、留守番電話機が接続されている電話回線がビジート
ーン信号の検出が可能な回線であると判断し、留守応答
終了後に待機時間を設けるので、音声信号の記録を行う
記憶領域を節約することができる。
【0011】また本発明は、ビジートーン信号のONと
OFFとの繰返しエッジを検出するエッジ検出手段と、
ビジートーン信号のエッジ間の時間を計測するタイマ
と、ビジートーン信号のONとOFFとの繰返し回数を
計数するカウンタとを備え、前記留守応答制御手段は、
エッジ検出手段からの出力に応答し、前回のエッジ検出
時からの経過時間をタイマから読出し、経過時間が予め
定める規定時間内であればカウンタの計数値を1だけ増
加させ、その計数値が予め定める規定回数に到達したら
ビジートーン信号検出と判定することを特徴とする。 本発明に従えば、エッジ検出手段によってビジートーン
信号のエッジが検出されると、検出されたビジートーン
信号の一方のエッジから他方のエッジまでの経過時間が
タイマによって計測される。経過時間が予め定める規定
時間内であれば、ビジートーン信号のONとOFFとの
繰返し回数を計測するカウンタによる計数値を1増加さ
せ、計数値が予め定める規定回数に到達した場合にはビ
ジートーン信号が検出されたと判定する。したがって、
エッジ検出手段によって検出されたエッジに基づいて、
タイマとカウンタとによって経過時間と繰返し回数とが
検出されるのでビジートーン信号の検出を確実に行うこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の第1の形
態である留守番電話機1の構成を示すブロック図であ
る。留守番電話機1は、制御装置2と、回線インタフェ
ース3と、着信検出装置4と、ビジートーン信号検出装
置5と、無音検出装置6と、音声記憶装置7と、録音再
生装置8と、スピーカ9と、送受器10と、操作ボタン
群11とを含んで構成される。操作ボタン群11は、数
字、記号などのボタンによって構成されるダイヤルキー
15と、再生キー16と、停止キー17と、留守キー1
8と、応答メッセージ記録キー19とを含む。また、制
御装置2は、留守応答制御回路21と録音再生制御回路
22と、メモリ23と、記憶制御回路24と、キー検出
回路25と、タイマ26とを含んで構成される。
【0013】制御装置2は留守番電話機1を構成する各
装置と接続されており、各装置から与えられる信号を処
理し、制御を行う。回線インタフェース3は、留守番電
話機1において電話回線41との接続状態を制御する。
回線インタフェース3は、電話回線41を介して入力さ
れる信号を着信検出装置4と、ビジートーン信号検出装
置5と、無音検出装置6とに供給し、留守応答制御回路
21から入力される信号などを電話回線41へと出力す
る。
【0014】着信検出装置4は、回線インタフェース3
を介して入力される着信信号を検出し、予め定める回数
連続して着信信号が入力されると留守応答制御回路21
に着信信号を検出したことを示す信号を与える。留守応
答制御回路21は、前記信号が入力されることによって
留守応答を開始する。
【0015】ビジートーン信号検出装置5は、相手が電
話を切ったときに交換機から出力されるビジートーン信
号を検出し、予め定める回数ビジートーン信号を検出し
たときには、ビジートーン信号を検出したことを示す信
号を留守応答制御回路21に与える。留守応答制御回路
21は、前記信号が入力されることによって留守応答を
終了する。
【0016】無音検出装置6は、たとえば交換機から出
力されるビジートーン信号の出力が弱く、相手が電話を
切ってもビジートーン信号が検出されないときに入力さ
れる信号のレベルが一定のレベル以下である無音状態を
検出し、一定時間以上無音状態を検出すると留守応答制
御回路21に無音状態を検出したことを示す信号を与え
る。留守応答制御回路21は、前記信号が入力されるこ
とによって留守応答を終了する。
【0017】留守番電話機1においては、使用者が送受
器10を取上げるなどしてオフフック状態とした後に、
使用者がダイヤルキー15を用いて電話番号を入力する
と、キー検出回路25によっていずれのキーが押された
か判断され、押されたキーに基づく信号が、留守応答制
御回路21および回線インタフェース3を介して交換機
に与えられ所望の相手に電話をかけることができる。通
話中は、回線インタフェース3を介して送受器10のマ
イク36によって相手に音声を送り、また相手の音声を
スピーカ37で聴く。
【0018】また、相手から電話がかかってきた場合に
は、電話回線41を介して入力される着信信号に基づい
て呼出し音が留守番電話機1の、例えばスピーカ9から
出力される。使用者の操作によって回線インタフェース
3と電話回線41との接続が有効とされた後、送受器1
0によって音声の授受を行う。
【0019】留守番電話機1における留守番機能につい
て説明を行う。使用者によって留守キー18が押される
と、留守番電話機1は応答メッセージの送出および用件
メッセージの記憶が可能な留守番状態となる。留守番状
態となった留守番電話機1に電話回線41を介して着信
信号が予め定める回数入力されると、留守応答制御回路
21は、回線インタフェース3に電話回線41との接続
を有効とさせる。
【0020】留守番状態において電話回線41が捕捉さ
れたので、制御装置2において留守応答制御回路21は
記憶制御回路24に応答メッセージの読出しを指示す
る。記憶制御回路24は、音声記憶装置7から応答メッ
セージを読出し音声信号として回線インタフェース3を
介して電話回線41に出力する。
【0021】応答メッセージを電話回線41に送出した
後、留守応答制御回路21はメモリ23を参照して前回
の留守応答時におけるビジートーン信号の検出の有無を
判断する。前回の留守応答時にビジートーン信号を検出
していた場合には、応答メッセージの送出終了後、予め
定める時間である待機時間を設けてビジートーン信号の
検出を行う。ビジートーン信号の検出方法については後
述する。
【0022】待機時間において、ビジートーン信号検出
装置5からビジートーン信号を検出したことを示す信号
が留守応答制御回路21に送られると、留守応答制御回
路21はメモリ23にビジートーン信号を検出したこと
を記憶し、回線インタフェース3に電話回線41の解放
を指示して留守応答を終了する。
【0023】待機時間において、ビジートーン信号検出
装置5でビジートーン信号を検出していない場合には、
留守応答制御回路21は録音再生制御回路22に記録開
始を指示する信号を送出し、音声信号の記録を開始させ
る。録音再生制御回路22は、録音再生装置8に発呼者
からの用件メッセージを供給する。録音再生装置8は、
与えられた用件メッセージを記憶装置31に記憶する。
【0024】用件メッセージを記憶し始めると同時にタ
イマ26による計時動作を開始する。タイマ26は予め
定める第1時間の測定を行い、前記第1時間を経過する
と留守応答制御回路21は録音再生制御回路22に記憶
を終了するように指示する。また、用件メッセージの記
憶中に発呼者が電話を切ると電話回線41を介してビジ
ートーン信号が入力される。ビジートーン信号検出装置
5においてビジートーン信号が検出されると、留守応答
制御回路21はメモリ23にビジートーン信号を検出し
たことを記憶し、録音再生制御回路22に記録を終了す
るように指示し、留守応答を終了する。
【0025】前回の留守応答時にビジートーン信号を検
出していなかった場合には、応答メッセージの送出終了
後すぐに留守応答制御回路21は録音再生制御回路22
に用件メッセージの記録を開始させる。用件メッセージ
の記録時に行われる処理については前述の場合と同一で
ある。
【0026】さらに用件メッセージの記録中に、予め定
める第2時間無音状態である期間が続いた場合には、用
件メッセージの記憶を終了する。メモリ23にはビジー
トーン信号を検出していないことが記憶される。
【0027】上述のようにして記憶された用件メッセー
ジを再生するときの動作について説明する。用件メッセ
ージの再生は、使用者がたとえば留守キー18を押すこ
とによって留守番状態が解除された後に、再生キー16
を押すことによって開始される。用件メッセージの再生
が指示されると、録音再生装置8において記憶装置31
から用件メッセージを読出す。読出された用件メッセー
ジは、スピーカ9から音響出力として出力される。記録
されている用件メッセージをすべて再生し終えるか停止
キー17が押されるまで用件メッセージの再生を行う。
【0028】留守応答時に出力される応答メッセージに
ついて説明する。応答メッセージを入力する際には、留
守番電話機1の使用者が操作ボタン群11の応答メッセ
ージ記録キー19を押すと、当該キーに対応付けられた
信号がキー検出回路25へと送られる。キー検出回路2
5は、入力された信号を解析して応答メッセージの記録
を行うことを留守応答制御回路21に入力する。留守応
答制御回路21は、記憶制御回路24に音声信号を記憶
するための制御を行うように指示する。マイク36を介
して入力される応答メッセージである音声信号は、音声
記憶装置7に記憶される。
【0029】図2は、ビジートーン信号検出装置5にお
いて行われるビジートーン信号の検出処理を示すフロー
チャートである。ステップq1では、ビジートーン信号
検出装置5によってビジートーン信号がローレベルから
ハイレベルあるいはハイレベルからローレベルになる際
のエッジを検出したかどうか判断する。ビジートーン信
号のエッジを検出している場合にはステップq2に進
む。なお、ビジートーン信号のエッジを検出した際にタ
イマ26を起動させエッジを検出してからの時間を測定
する。
【0030】ステップq2では、タイマ26からエッジ
を検出してからの時間を読出す。続くステップq3で
は、ステップq2でタイマ26から読出した時間が、ビ
ジートーン信号のハイレベルまたローレベルである期間
の規定時間内であるかどうかを判断する。規定時間内で
あればステップq4に進む。ステップq4では、ビジー
トーン信号のエッジ検出回数を記録しているエッジカウ
ンタの値を1増加させステップq5に進む。ステップq
5では、タイマ26の値をクリアして本フローチャート
の処理を終了する。なおビジートーン信号の検出中であ
る場合は再びステップq1からの処理が行われる。
【0031】ステップq1において、ビジートーン信号
のエッジを検出していない場合には本フローチャートの
処理を終了する。また、ステップq3において、ビジー
トーン信号のハイレベルまたはローレベルである期間が
規定時間以上である場合にはステップq6に進む。ステ
ップq6では、ビジートーン信号のエッジカウンタの値
をクリアする。カウンタの値をクリアした後はステップ
q5以降の処理を行う。
【0032】ビジートーン信号のエッジカウンタの値が
1以上であるときはビジートーン信号の検出途中である
とし、ビジートーン信号のエッジカウンタの示す値が8
以上になったとき、すなわちビジートーン信号のONと
OFFとが4回以上繰返されたときにはビジートーン信
号の検出完了となる。
【0033】図3は留守番電話機1において留守応答を
行う際の処理を示すフローチャートであり、図4は留守
番電話機1において用件メッセージを記録する処理を示
すフローチャートである。図3に示すフローチャートに
おいては、ステップs1では、留守応答制御回路21は
着信検出装置4から着信したことを示す信号が入力され
るのを待ち合わせる。すなわち、留守番電話機1は留守
番状態である場合、電話回線41を介して着信信号が回
線インタフェース3に入力されるまではステップs1の
処理を繰返し行い、着信信号が入力されて着信するとス
テップs2に進む。
【0034】ステップs2では、留守応答制御回路21
は着信検出装置4から着信したことを示す信号が入力さ
れたことによって、回線インタフェース3において電話
回線41を捕捉する。電話回線41を捕捉した後、留守
応答制御回路21は記憶制御回路24に応答メッセージ
の送出を指示する。記憶制御回路24は、音声記憶装置
7に記憶されている音声メッセージを読出し、回線イン
タフェース3を介して電話回線41へと送出する。音声
記憶装置7において、記憶されている音声メッセージの
再生が終了した場合には、記憶制御回路24に応答メッ
セージの送出が終了したことを知らせる信号を送出す
る。
【0035】続くステップs3では、記憶制御回路24
において音声記憶装置7からの再生終了を知らせる信号
の入力を待ち合わせる。再生終了すなわち応答メッセー
ジの送出が終了していなければ再度ステップs3に戻
り、応答メッセージの送出が終了していればステップs
4に進む。
【0036】ステップs4では、留守応答制御回路21
はメモリ23を参照することによって前回の留守応答時
にビジートーン信号を検出したかどうかを判断する。前
回の留守応答時にビジートーン信号を検出していた場合
にはステップs5に進む。ステップs5では、留守応答
制御回路21からの信号によりタイマ26を起動し、ビ
ジートーン信号検出のためのタイマをクリアする。
【0037】ステップs6では、ビジートーン信号検出
装置5に電話回線41から送られるビジートーン信号を
入力してステップs7に進む。ステップs7では、ビジ
ートーン信号検出装置5によって、応答メッセージの送
出終了後からタイマ26によって測定される予め定める
期間の間にビジートーン信号の検出が終了したかを判断
し、ビジートーン信号の検出が終了していなければステ
ップs8に進む。ステップs7においては、前述の図2
に示すフローチャートと同一の処理がビジートーン信号
の検出に必要な回数だけ行われる。
【0038】ステップs8では、ビジートーン信号検出
装置5において、現在ビジートーン信号の検出途中であ
るかどうかを調べる。すなわち、前述のエッジカウンタ
が8以下の場合は検出途中であるとしてステップs6へ
戻り新たにビジートーン信号の入力を行う。ビジートー
ン信号の検出途中でない場合はステップs9に進む。ス
テップs9では、留守応答制御回路21はタイマ26に
よって行われているタイムカウント値を調べ、予め定め
る一定時間経過している場合にはステップs10に進
む。ステップs10では、録音再生制御回路22によっ
て録音再生装置8の記憶装置31に、電話回線41から
送られる用件メッセージを記録させる。用件メッセージ
の記録処理については図4のフローチャートにおいて説
明する。
【0039】ステップs7において、ビジートーン信号
の検出が終了した場合にはステップs11に進む。ステ
ップs11では、回線インタフェース3を制御して電話
回線41を解放する。ステップs9において、タイマ2
6によって行われているタイムカウント値が予め定める
時間以下である場合にはステップs6に戻る。ステップ
s4において、前回の留守応答時にビジートーン信号を
検出していなかった場合にはステップs10に進み、用
件メッセージの記録を開始する。
【0040】図4に示すフローチャートにおいて、ステ
ップp1では、回線インタフェース3を介して電話回線
41から送られてくる信号を無音検出装置6に入力す
る。ステップp2では、無音検出装置6において用件メ
ッセージの記録中に予め定める一定時間以上の無音であ
る期間を検出したかを判断する。前記一定時間以上無音
である期間を検出していなければステップp3に進む。
【0041】ステップp3では、回線インタフェース3
を介して電話回線41から送られてくる信号をビジート
ーン信号検出装置5に入力する。続くステップp4で
は、ビジートーン信号検出装置5によって用件メッセー
ジの記録中にビジートーン信号を検出したかを判断す
る。ビジートーン信号を検出した場合にはステップp5
に進む。ステップp5では、ビジートーン信号を検出し
たことをメモリ23に記憶する。続くステップp6で
は、録音再生制御回路22は用件メッセージの記録の中
止を録音再生装置8に指示し、回線インタフェース3に
おいて電話回線41を解放する。電話回線41の解放後
本フローチャートの処理を終了する。
【0042】ステップp4において、ビジートーン信号
を検出していない場合にはステップp7に進む。ステッ
プp7では、用件メッセージの記録を開始してから予め
定める一定時間経過したかどうかを判断する。前記一定
時間以上経過している場合はステップp6に進む。ま
た、一定時間以上経過していない場合にはステップp1
に戻る。また、ステップp2において、無音である期間
を予め定める一定期間検出した場合にはステップp6に
進む。
【0043】以上のように本発明の実施のこの形態によ
れば、留守番電話機1は、留守応答中にビジートーン信
号検出装置5が、ビジートーン信号を検出したかどうか
をメモリ23に記憶する。次回の留守応答の際には、留
守応答制御回路21がメモリ23を参照して前回の留守
応答がビジートーン信号の検出によって終了していた場
合には、応答メッセージの送出終了後にビジートーン信
号の検出を行う待機時間を設ける。前回の留守応答にお
いてビジートーン信号を検出していなかった場合には応
答メッセージの送出終了直後から、音声信号の記録を開
始する。
【0044】待機時間にビジートーン信号を検出したと
きは、音声信号の記録を行わないので、音声信号を記憶
する領域にビジートーン信号のみが記録されることがな
く記憶領域を有効に利用することができる。また、応答
メッセージの送出終了直後から音声信号の記録を開始す
る場合において、相手が用件を話そうとしているときに
は待ち時間がないので相手に煩わしさを感じさせること
がない。
【0045】本発明の実施の第2の形態である留守番電
話機51は、前述の本発明の実施の第1の形態である留
守番電話機1と同一の構成要素によって構成されるので
同一の参照符を付して各構成要素についての説明を省略
し、留守番電話機51の特徴となる点について説明を行
う。
【0046】本実施例における留守番電話機51の特徴
は、ビジートーン信号を検出することによって留守応答
を終了したことをメモリ23に記憶しておき、ビジート
ーン信号の検出回数に応じて応答メッセージ送出終了後
に行う処理を定めていることである。
【0047】留守番電話機51では、ビジートーン信号
を検出することによって用件メッセージの記録が中止さ
れると、留守応答制御回路21がメモリ23に記憶され
ているビジートーン信号を検出することによって留守応
答処理が終了したことを示すカウンタの値を1増加させ
る。また、留守応答制御回路21は予め定められメモリ
23に記憶されている規定回数と前記カウンタの値との
比較を行いカウンタに記憶されている値が規定回数未満
である場合には、応答メッセージの送出終了後すぐに電
話回線41を介して送られる信号の記録を行う。前記カ
ウンタに記憶されている値が規定回数と等しくなった場
合には、応答メッセージの送出終了後に待機時間を設け
ビジートーン信号の検出処理を行う。次回以後の留守応
答時には、応答メッセージの送出終了後必ず待機時間を
設ける。
【0048】図5は留守番電話機51において留守応答
時の処理を示すフローチャートであり、図6は留守番電
話機51において用件メッセージを記録する際の処理を
示すフローチャートである。
【0049】図5に示すフローチャートは、第1実施例
において説明した図3に示すフローチャートのステップ
s4の処理をステップs21の処理に置換えたフローチ
ャートである。本フローチャートの特徴となる処理の説
明を行い、他の処理については図3に示すフローチャー
トと同一のステップ番号を付して説明を省略する。
【0050】図5に示すフローチャートにおいて、ステ
ップs21の処理はステップs3の応答メッセージの送
出が終了した後に行われる。ステップs21では、留守
応答制御回路21がメモリ23に記憶されているビジー
トーン信号を検出したことによって終了したことを示す
カウンタの値と規定回数との比較を行う。ビジートーン
信号を検出したことによる留守応答の終了が規定回数に
達している場合にはステップs5以降の処理を行う。
【0051】また、ビジートーン信号を検出したことに
よる留守応答の終了が規定回数未満である場合にはステ
ップs10以降の処理を行う。
【0052】図6に示すフローチャートは、第1実施例
において説明した図4に示すフローチャートのステップ
p5の処理をステップp11の処理に置換えたフローチ
ャートであるので、本フローチャートの特徴となる処理
の説明を行い、他の処理については図4に示すフローチ
ャートと同一のステップ番号を付して説明を省略する。
【0053】ステップp4において、ビジートーン信号
を検出することによってステップp11に進む。ステッ
プp11では、ビジートーン信号を検出することによっ
て留守応答が終了した回数を示すメモリ23に記憶され
ているカウンタのカウント値を1増加させる。前記カウ
ント値を1増加させた後はステップp6に進む。
【0054】以上のように本発明の実施のこの形態によ
れば、留守番電話機1は、留守応答中にビジートーン信
号検出装置5がビジートーン信号を検出した場合には、
メモリ23におけるカウンタのカウント値を1増加させ
る。カウント値が予め定められる規定回数未満である間
は応答メッセージの送出終了後から音声信号の記録を行
う。カウント値が規定回数以上となると応答メッセージ
の送出終了後に待機時間を設けてビジートーン信号の検
出を行う。
【0055】待機時間にビジートーン信号を検出したと
きは、音声信号の記録を行わないので、音声信号を記憶
する領域にビジートーン信号のみが記録されることがな
く記憶領域を有効に利用することができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、留守応答
の際にビジートーン信号を検出したかどうかをメモリに
記憶しておく。次回の留守応答時には、メモリを参照し
て、前回の留守応答がビジートーン信号の検出によって
終了していた場合には、応答メッセージの送出終了後に
待機時間を設けてビジートーン信号の検出を行う。相手
が電話を切っていないのを確認してから音声信号の記録
を開始することとなるので、音声信号を記憶する領域を
節約することができる。また、前回の留守応答において
ビジートーン信号が検出されていない場合には、ビジー
トーン信号を検出するための待機時間を設けずに、応答
メッセージの送出終了後直ちに相手側からの音声信号の
記録を開始するので、意味のない待ち時間が発生せず、
相手に煩わしさを感じさせることがない。
【0057】また本発明によれば、ビジートーン信号の
検出によって留守応答が終了した回数が、予め定める規
定回数以上となったときには、留守番電話機が接続され
ている電話回線がビジートーン信号の検出が可能である
と判断する。以後の留守応答時には応答メッセージの送
出終了後に待機時間を設けるので、音声信号を記憶する
領域を節約することができる。
【0058】さらに本発明によれば、エッジ検出手段に
よって検出される一方のエッジと他方のエッジとの間の
経過時間をタイマによって計測する。経過時間が予め定
める規定時間以内であると、カウンタによってビジート
ーン信号のONとOFFとの繰返し回数を計測する。計
数値が予め定める規定回数に到達することによってビジ
ートーン信号が検出されたと判定するので、ビジートー
ン信号を確実に、また正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1および第2の形態である留
守番電話機1,51の構成を示すブロック図である。
【図2】ビジートーン信号検出装置5において行われる
ビジートーン信号の検出処理を示すフローチャートであ
る。
【図3】留守番電話機1において留守応答を行う際の処
理を示すフローチャートである。
【図4】留守番電話機1において用件メッセージを録音
する際の処理を示すフローチャートである。
【図5】留守番電話機51における留守応答時の処理を
示すフローチャートである。
【図6】留守番電話機51における用件メッセージを録
音する際の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 留守番電話機 2 制御装置 3 回線インタフェース 4 着信検出装置 5 ビジートーン信号検出装置 6 無音検出装置 7 音声記憶装置 8 録音再生装置 9 スピーカ 10 送受器 11 操作ボタン群 15 ダイヤルキー 16 再生キー 17 停止キー 18 留守キー 19 応答メッセージ記録キー 21 留守応答制御回路 22 録音再生制御回路 23 メモリ 24 記憶制御回路 25 キー検出回路 26 タイマ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線からの着信を検出すると応答メッセ
    ージを送出し、予め定める一定時間回線からの信号をモ
    ニタし、ビジートーン信号が検出されなければ、回線を
    介する相手側からの音声信号をビジートーン信号が検出
    されるまで、または無音期間が予め定める基準時間以上
    継続するまで、記録する留守応答を行う留守番電話機に
    おいて、 ビジートーン信号検出の有無を記録するメモリと、 回線からの着信検出時に、メモリを参照し、前回の留守
    応答終了時にビジートーン信号を検出していると判断さ
    れるときは、応答メッセージ送出後に予め定める待機時
    間経過後に音声信号の記録を開始し、前回の留守応答終
    了時にビジートーン信号を検出していないと判断される
    ときは、応答メッセージ送出直後から音声信号の記録を
    開始するように制御する留守応答制御手段とを含むこと
    を特徴とする留守番電話機。
  2. 【請求項2】 前記ビジートーン信号の検出の判断は、
    予め定める規定回数以上の留守応答にわたってビジート
    ーン信号の検出があるか否かで行うことを特徴とする請
    求項1記載の留守番電話機。
  3. 【請求項3】 ビジートーン信号のONとOFFとの繰
    返しエッジを検出するエッジ検出手段と、 ビジートーン信号のエッジ間の時間を計測するタイマ
    と、 ビジートーン信号のONとOFFとの繰返し回数を計数
    するカウンタとを備え、 前記留守応答制御手段は、エッジ検出手段からの出力に
    応答し、前回のエッジ検出時からの経過時間をタイマか
    ら読出し、経過時間が予め定める規定時間内であればカ
    ウンタの計数値を1だけ増加させ、その計数値が予め定
    める規定回数に到達したらビジートーン信号検出と判定
    することを特徴とする請求項1または2記載の留守番電
    話機。
JP16902195A 1995-07-04 1995-07-04 留守番電話機 Pending JPH0923266A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2006051A2 (en) 2004-04-21 2008-12-24 Toray Industries, Inc. Abrasive cloth and method for producing nanofiber structure
CN101804689A (zh) * 2010-02-12 2010-08-18 井志田 一种塑料护栏板模具和采用该模具的塑料护栏板成型工艺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2006051A2 (en) 2004-04-21 2008-12-24 Toray Industries, Inc. Abrasive cloth and method for producing nanofiber structure
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