JPH09229958A - 発音装置を備えた超音波流速計 - Google Patents

発音装置を備えた超音波流速計

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JPH09229958A
JPH09229958A JP3600796A JP3600796A JPH09229958A JP H09229958 A JPH09229958 A JP H09229958A JP 3600796 A JP3600796 A JP 3600796A JP 3600796 A JP3600796 A JP 3600796A JP H09229958 A JPH09229958 A JP H09229958A
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JP
Japan
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measurement
flow velocity
ultrasonic
pair
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP3600796A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Satou
真充 佐藤
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Kaijo Corp
Original Assignee
Kaijo Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流速測定を長期に渡って安定して行うことの
できる超音波流速計を実現すること。 【解決手段】 超音波パルスの発射および受信が可能で
あり、海中に対向配置される1対の振動子と、流速測定
時に前記1対の振動子のそれぞれを交互に送信側および
受信側となるように切り換えるとともにその送信時刻お
よび受信時刻を計測データとして採取する制御部とを具
備する超音波流速計において、前記1対の振動子近傍に
配備される発音生装置を有し、前記制御部は流速測定に
先立って前記発音生装置に鳴音動作を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は海中に配備され、超
音波を用いて海洋の流速を測定する超音波流速計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は、超音波流速計の従来例の設置状
態を示す図、図5はその構成を示すブロック図である。
【0003】超音波流速計は、測定系本体部500と超
音波振動可能な振動子4021,4022およびこれらを
結ぶケーブル401から構成される。振動子4021
4022はその間の流速を測定するために相対するよう
に1対設けられる。図4には1組分のみ符号が付されて
示されているが、X方向およびY方向についてそれぞれ
1組づつ設けられる。
【0004】測定系本体部500は、図5のブロック図
に示されるように、制御部501、流速演算部502、
送波器503,505、受波器504,506から構成
されている。送波器503および受波器504は振動子
4021に対して設けられ、送波器505および受波器
506は振動子4022に対して設けられている。
【0005】振動子4021,4022のそれぞれは、送
波器能および受波器能を有するもので、制御部501は
各送波器503,505へ送信指令を出力することによ
り、振動子4021,4022に送信動作を行わせる。各
振動子4021,4022は送信動作を行わないときには
受信動作を行うが、制御部501は一方の振動子が送信
を行っているときには対となる他方は送信を行わないよ
うに、すなわち、受信を行うように制御し、1対の振動
子間で超音波パルスによる送受を行わせ、その受信結果
を受波器504,506を介して受信する。
【0006】各振動子4021,4022間で送受される
超音波の伝搬時間は、流れが無い場合には伝送方向に関
わらずに等しいものとなるが、流れがある場合には伝送
方向に応じて変化する。送受の方向を変えた往復伝送動
作を行い、往路と復路の伝搬時間の差を求めることによ
り、各振動子が配置された方向に関する流速が求められ
る。また、複数の方向の流速から、海流の流れる方向を
同定することができる。
【0007】制御部501は上記の各振動子における送
信動作および受信動作を交互に切り換え、1往復分の送
受を行わせ、1回分の各送信時刻および受信時刻を示す
測定データを採取する。
【0008】上記の各振動子の送信動作および受信動作
の切り換えは具体的には、受信が行われた側の送波器に
送信指令を送ることにより行われる。制御部501は、
例えば振動子4021を送信側として送波器503へ送
信指令を送り、これを受けた振動子4021から超音波
パルスが発射される。該超音波パルスは振動子4022
で受信され、受波器506で増幅されて制御部501へ
送られる。制御部501では該受信パルスにより新たな
送信指令を発生し、受信が行われた側の送波器505へ
送出する。このような動作を繰返し行うことにより、往
復の送信動作が所定回数(例えば32回)行われ、所定
回数分の送出指令を発生した時刻および超音波パルスの
受信時刻を示す測定データがを流速演算部502へ送ら
れる。流速演算部502では、これらの測定データに示
される振動子4021,4022が設けられた方向に関す
る流速を求めて平均化し、不図示の外部装置へ出力す
る。
【0009】上記のように構成される超音波流速計の設
置場所としては海上および周囲に構造物が無く、真の流
速が得られる海底が選定され、取り付け台404が設置
され、振動子が取り付けられて測定が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように超音波
流速計は振動子が海底に設置されるが、この振動子およ
びその取り付け台が時間の経過とともに漁礁のような役
割を果たすようになり、多くの魚が住み着いてしまう。
対となる振動子の間に魚が入り込むと、超音波が魚によ
り反射されてしまい、正確な測定を行うことができなく
なってしまう。
【0011】上述した従来の超音波流速計では、このよ
うな問題点については特に考慮されておらず、時間の経
過につれて住み着いた魚が多くなって振動子間に入り込
んでしまい、正確な測定が困難になるという問題点があ
った。
【0012】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、流速測定を長
期に渡って安定して行うことのできる超音波流速計を実
現することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の発音装置を備え
た超音波流速計は、超音波パルスの発射および受信が可
能であり、海中に対向配置される1対の振動子と、流速
測定時に前記1対の振動子のそれぞれを交互に送信側お
よび受信側となるように切り換えるとともにその送信時
刻および受信時刻を計測データとして採取する制御部と
を具備する超音波流速計において、前記1対の振動子近
傍に配備される発音生装置を有し、前記制御部は流速測
定に先立って前記発音生装置に鳴音動作を行わせること
を特徴とする。
【0014】「作用」上記のように構成される本発明に
おいては、測定に先立って前記発音生装置による発音が
なされるので、流速測定時には振動子の周囲にいる魚は
発音により威嚇されて追い払われる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の低周波音発生装置を備えた
超音波流速計の一実施例の設置状態を示す図、図2はそ
の構成を示すブロック図である。
【0017】本実施例は図4および図5に示した従来例
に低周波音発生装置103を設けたものであり、図1お
よび図2中のケーブル101、振動子1011,10
2、取り付け台104、測定系本体部200、制御部
201、流速演算部202、送波器203,205およ
び受波器204,206のそれぞれの構成および動作
は、図4および図5中のケーブル401、振動子401
1,4012、取り付け台404、測定系本体部500、
制御部501、流速演算部502、送波器503,50
5および受波器504,506と同様であるために説明
は省略する。
【0018】本実施例において、低周波音発生装置10
3は振動子1011,1012の取り付け台104に付設
され、制御部201によって低周波音を発生するもの
で、制御部201は流速測定を行う前に低周波音発生装
置103を動作させる。
【0019】図3(a)は低周波音発生装置103の外
観を示す図であり、図3(b)はその内部構造を示す断
面図である。
【0020】低周波音発生装置103は、筒上部材30
4の開口部に2つの振動板301を対向配置させたもの
である。各振動板301の内壁面にはリング状のコイル
302がそれぞれ設けられ、また、各コイル302の中
軸に挿通され、図面左右方向のいずれにも移動可能なプ
ランジャー303が収容されている。コイル302およ
びプランジャー303はソレノイドを構成するもので、
制御部201は低周波音を発生させるときには配線30
5を介してプランジャー303を収容していない側のコ
イルに電流を流すことによりプランジャー303を引き
付けて移動させる。この移動時に、プランジャー303
が振動板301にあたり、低周波音が発生する。
【0021】上記のように低周波音を発生させて、振動
子1011,1012の周囲の魚を威嚇して追い払うこと
が可能となり、その後行われる流速測定時に振動子10
1,1012間には魚が存在しなくなり、正確な測定が
行われる。
【0022】なお、以上説明した実施例においては、発
音装置として、衝撃発音により低周波音を発生する低周
波音発生装置103について説明したが、これは、海中
での音の伝送が効率良く行われることを考慮したもので
ある。使用状況や棲息する魚の種類によって発音装置は
当然変更してもよく、上記実施例に限定されるものでは
ない。例えば、圧電ブザーやスピーカ等を用いることに
より、棲息する魚が特に嫌う周波数音を用いることが可
能となり、このように構成してもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明は上述したように流速測定を行う
ために海中に設置される振動子とともに、魚を威嚇する
ための低周波音発生装置を設け、流速の測定に先立って
該低周波音を発生させることにより、正確な測定の邪魔
になる振動子間の魚を追い払うことができ、正確な流速
測定を長期に渡って安定に行うことができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の設置状態を示す図である。
【図2】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】(a)は図1中の低周波音発生装置103の外
観を示す図であり、(b)はその内部構造を示す断面図
である。
【図4】従来例の設置状態を示す図である。
【図5】従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 ケーブル 1021,1022 振動子 103 低周波音発生装置 104 取り付け台 200 測定系本体部 201 制御部 202 流速演算部 203,205 送波器 204,206 受波器 301 振動板 302 コイル 303 プランジャー 304 筒状部材 305 配線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波パルスの発射および受信が可能で
    あり、海中に対向配置される1対の振動子と、流速測定
    時に前記1対の振動子のそれぞれを交互に送信側および
    受信側となるように切り換えるとともにその送信時刻お
    よび受信時刻を計測データとして採取する制御部とを具
    備する超音波流速計において、 前記1対の振動子近傍に配備される発音生装置を有し、 前記制御部は流速測定に先立って前記発音生装置に鳴音
    動作を行わせることを特徴とする発音装置を備えた超音
    波流速計。
JP3600796A 1996-02-23 1996-02-23 発音装置を備えた超音波流速計 Pending JPH09229958A (ja)

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